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変わらない価値のあるもの

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壁を越えれば分かるスピード感と戦略性!『いけいけ!熱血ホッケー部』紹介(7点)

【三つのオススメポイント】
・「サッカー」とは違う、「アイスホッケー」ならではのスピード感
・倒した敵の「コスチューム」を奪って強くなる成長要素
・敵に合わせて様々なプレイスタイルを変えられる戦略性


『いけいけ!熱血ホッケー部 「すべってころんで大乱闘」』
 ファミリーコンピュータ用/アクション
 テクノスジャパン
 1992.2.7発売
 Wii Uバーチャルコンソール用
 アークシステムワークス/ミリオン
 2014.6.19配信開始/476円+消費税
 公式サイト
 ※ 3DSWiiのバーチャルコンソールでも配信されています

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※ この紹介記事はWii Uバーチャルコンソールにてダウンロード販売されたものをプレイして書いているので、オリジナルのファミコン版とは内容が異なっている可能性があります。

○ 「サッカー」とは違う、「アイスホッケー」ならではのスピード感
 くにおくんシリーズの「アイスホッケー」のゲームです。
 くにおくんシリーズは一つのゲームが多機種で展開されていてそれぞれ微妙に中身が違ったりするので、これを何作目と数えるのかは意見が分かれそうですが……大きな流れで考えれば、「ドッジボール」「サッカー」に続く「くにおくんのスポーツゲーム3作目」と言えますね。

 それまでの「くにおくんのスポーツゲーム」が、小学生が休み時間に遊ぶ定番競技「ドッジボール」「サッカー」だったのに比べると……恐らく「アイスホッケー」を実際にやったことのある日本人はそれほど多くないでしょうし、私は「アイスホッケー」のテレビ中継すら観たことがありません。ルールもほとんど分かりません。

 マイナー競技を題材にしたせいか……「ドッジボール」や「サッカー」が他機種に移植されまくったり続編が出たりしたのに比べて、この「アイスホッケー」は移植も続編もなくファミコン版の1作限りになってしまっています(※1)。故に、「くにおくんシリーズ」の中ではマイナーな知名度の作品かも知れませんね。

(※1:正確にはとてつもなく評判の悪いゲームボーイアドバンスの移植版もありますが)


 ゴールキーパーが守っているゴールネットにボールを撃ち込む競技―――と考えると、「サッカー」も「アイスホッケー」も似たようなものとも言えるので、自分はずっと「サッカーのような競技のゲーム化」と捉えて遊んでいました。しかし、それは間違いです。
 「アイスホッケー」は「サッカー」とは全然違う競技だし、このゲームは「アイスホッケーならではの魅力」を再現しているゲームです。「サッカーのような競技のゲーム」として遊んでしまうと、操作のしづらさにイライラしてしまうことでしょう。このゲームは「アイスホッケー」のゲームなんだと理解して遊ぶことが大事です。


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<写真は『いけいけ!熱血ホッケー部』(Wii Uバーチャルコンソール)より引用>

 『サッカー編』は1チーム「5人+ゴールキーパー」で、操作出来るキャラは1人だけで、他のキャラには指示を出すだけ―――というゲームだったのに比べると。
 この『熱血ホッケー部』は「3人+ゴールキーパー」で、キーパーも含めた全部のキャラを操作するゲームになっています。操作キャラの切り替えはオートで、ゴールキーパーだけは他のキャラを動かしている時にも同時に動きます。
 ファミコンのコントローラは「十字ボタン」と「Aボタン」「Bボタン」しかないから、キャラの切り替えが自分で出来ないんですね。2人協力プレイや4人対戦の際には一人はゴールキーパーを操作することになるみたいですが、それ……楽しいのかな。


 Wii版バーチャルコンソールのサイトを見ると、操作方法が書かれていますが……「十字ボタン」と「Aボタン」「Bボタン」しかないのに、多彩なアクションが可能で「何をどうしてイイか分からない!」と思ってしまうことでしょう。

 覚えるべきは
・「十字ボタン」を素早く2回押すとダッシュ
・「Aボタン」「Bボタン」同時押しでジャンプ
・攻撃時は「Bボタンでショット」「Aボタンを短く押すとパックを浮かせる」
・守備時は「Aボタン」でも「Bボタン」でも敵を吹っ飛ばす


 基本はこんなところです。



 『サッカー編』が、実際のサッカー同様に「スペースの奪い合い」が肝となっているゲームだったことは以前に書きました。なので、あのゲームは「ボールを持っていないキャラの操作」や「パスを要求するタイミング」が大事で、故に「操作出来るキャラは最初に決めた1人だけ」というシステムだったんですね。

 この『熱血ホッケー部』は、対照的に「パックを持ったキャラを操作する」ゲームです。
 なので、『サッカー編』のような「ボールを持っていないキャラの操作」や「パスを要求するタイミング」は重要ではなく、パックを持ったキャラがスピードに乗って敵のタックルをかいくぐりながら敵ゴールに迫るゲームなのです。パスワークよりも、カウンターの応酬が続くんですね。

 また、アイスホッケーなのでダッシュに強い慣性がかかりますし、ダッシュしたまま壁やゴールポストにぶつかると一定時間行動不能になってしまいます。そうしたリスクを制御して、華麗に氷上をかけめぐりゴールを決めていくスピード感がとてつもなく気持ちよいゲームなのです。

 サッカーゲームの感覚で「パスワークで崩そう」みたいに考えてしまうと、「動きに慣性がかかって操作しづらい…!」とイライラしてしまうのですが。ここは氷の上です。氷の上なのに陸と同じような感覚でプレイすることが間違っているのです。最初の壁は高いですが、それを乗り越えて思ったように動かせるようになるとスピード感が溢れるゲームに化けるのです。


○ 倒した敵の「コスチューム」を奪って強くなる成長要素
 『サッカー編』には「試合に勝っていくと、食中毒で倒れていたサッカー部員が次々と戻ってくる」展開がありました。
 今回の『熱血ホッケー部』にも「途中で入部してくる強力な新入生」はいるんですが、それ以上に目玉になっているのは「コスチューム」システムです。


 このゲームの大まかなストーリーを説明すると、「廃部寸前のアイスホッケー部を見かねたくにおが助っ人として参戦するだけでなく、くにおのツテで組まれた様々な練習試合に勝って自信と実力を付けていく」という話です。
 くにおのツテで組まれた練習相手はアイスホッケー部ではありませんが、それぞれの競技の特技を活かしたチームになっていて……そのチームに勝つと、そのチームが着ていた「コスチューム」を譲り受けて、それを着ることによって「その特性」を受け継ぐことが出来るのです。


 具体的に言うと、「剣道部」に勝つと「剣道着」が着られるようになって……
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<写真は『いけいけ!熱血ホッケー部』(Wii Uバーチャルコンソール)より引用>

 「剣道着」を着ているので、竹刀から衝撃波を出すことが出来ます。
 「剣道着」を着ているので当然ですね。



WiiU_screenshot_GamePad_0160A_201502141617376b1.jpg
<写真は『いけいけ!熱血ホッケー部』(Wii Uバーチャルコンソール)より引用>

 「野球部のユニフォーム」は攻撃力・守備力は低いのですが、ゴールキーパーが敵の必殺ショットを打ち返すことが出来るという特殊能力があります。「野球部」だから必殺ショットを打ち返せるのは当然ですね。


WiiU_screenshot_GamePad_0160A_2015021416202097a.jpg
<写真は『いけいけ!熱血ホッケー部』(Wii Uバーチャルコンソール)より引用>

 百合ヶ丘女子に勝つと「スカート」が手に入ります。
 可愛い。

WiiU_screenshot_GamePad_0160A_2015021416281590c.jpg
<写真は『いけいけ!熱血ホッケー部』(Wii Uバーチャルコンソール)より引用>

 「アメフト部の防具」は攻撃力・守備力ともにバランスが高く、アメフト部なので頭突きやバッグドロップが可能です。これもアメフト部だから当然ですね。「頭突き」が出来るということは豪田からもらうのかと思いきや、まさかのりきからもらうという(笑)。


 
 「コスチューム」は全部で8種類。特殊能力だけでなく、攻撃力・守備力も設定されているので……「攻撃力重視」か「守備力重視」か「特殊能力重視」か、プレイヤーのプレイスタイルと敵の能力を考えて選ぶ必要があります。

 “倒した敵の能力を奪って強くなる”ゲームは、『ロックマン』に代表されるようにゲームの王道システムではあるんですが……それが私達に馴染みのある「剣道着」や「野球部のユニフォーム」だったりする上に、ちゃんとストーリーに組み込まれているのも個人的にはポイントが高かったです。ストーリーとシステムが噛み合っている、ここ大事。



○ 敵に合わせて様々なプレイスタイルを変えられる戦略性
 このゲームで必殺ショットを撃つ方法は、「Bボタンで溜め撃ち」「Aボタンでチョンとパックを上げた後タイミングよくBボタンを押す」などがあるのですが……予備動作に時間がかかるので、相手のタックルを喰らってしまいがちです。
 私はこのページで書かれている「ダッシュ→Aボタンを短く押してパックを上げる→ABボタン同時押しで自分もジャンプ→空中でAボタンを押してジャンプマッハスイング」を使っていました。タイミングがシビアなので毎回必殺ショットが出せるワケじゃないですけどね。


 ただし、いずれの方法の場合も「パワーゲージが0だと必殺ショットは撃てない」のが基本らしいです。スクリーンショットを見てもらえれば分かる、HPゲージみたいなヤツです。敵に殴られたりすると、このゲージが下がってしまって必殺ショットが撃てなくなるんですね。

 そこで「コスチューム」の「攻撃力」「守備力」が大事なのです。
 「攻撃力重視」のコスチュームを着て、ピリオドが始まったらパックなど気にせずとにかく敵をぶん殴りまくってパワーゲージを0にして必殺ショットを封じるとか。
 「守備力重視」のコスチュームを着て、こちらが常に必殺ショットを撃てるようにするとか。
 相手に必殺ショットを撃たれることを覚悟して、「野球部のユニフォーム」で敵の必殺ショットを打ち返す作戦とか。


 こちらの布陣とプレイスタイルと敵の能力に合わせて、「コスチューム」を変えることで様々な戦い方が出来るんですね。バランスの良い「コスチューム」はありますが、最強の「コスチューム」はありません。自分と敵に合わせた「コスチューム」を選ぶ戦略性の高いゲームなのです。



 また、ゲームをやりこんだ人向けの裏技として、パスワードを「4728」と入力すると「メンバーはドッジボール部のまま」「コスチュームも最弱のまま」という戦略性も何もない裏モードも用意されています。

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<写真は『いけいけ!熱血ホッケー部』(Wii Uバーチャルコンソール)より引用>

 コンティニューは出来るけど、パスワードによる再開をするとメンバーはホッケー部に戻ってしまいます。
 全面クリア後に腕試しの目的で自分もやってみましたが、白金戦で力尽きました。どんだけ敵をぶん殴ってもパワーが減らないので、必殺ショットを撃たれまくるんですもの……



 とまぁ……ファミコン後期のゲームなだけあって「作りこみ」は凄まじいゲームですし、『サッカー編』とは全然違うことをやろうとした意欲作なのは間違いないです。『サッカー編』と違って対戦モードでほとんどのチームが選べることもgoodです。ただ、志は買うけどファミコンでコレをやらせるのは厳しいと思うところも残念ながらあります。
 途中でチラッと書きましたが、ファミコンのコントローラは「十字ボタン」と「Aボタン」「Bボタン」しかありません。「スタートボタン」と「セレクトボタン」は2コンには付いていなかったので、対戦ゲームでそれありきの操作方法に出来ないんですね。故に、プレイヤーが自分で操作キャラの切り替えが出来ないのが非常にイライラするのです。

 コンピューターがオートで操作キャラを切り替えてくれると言っても、パックに一番近いキャラが操作できるワケではありません。パックが目の前にあったり敵が溜め撃ちをしようとしたりしてても棒立ちなこともしばしば。
 また、味方のコンピューターがダッシュしている際に自分に操作が切り替わると急にダッシュが止まるみたいで、そのせいで敵に追いつけなかったりもします。一瞬の隙で必殺ショットを敵が撃ってきたり、味方が壁にぶつかって操作不能になったりするゲームでこれはキツイ。

 ダッシュに慣性が付くのはそれを使いこなせるようになる楽しさがあって「アイスホッケー」ならではの魅力だと言えますが、この操作キャラの切り替えのイライラは理不尽さしか感じません。


 『ドッジボール部』や『サッカー編』は後に色んな機種でも展開されるんだから、この『熱血ホッケー部』もスーファミ以降の機種で展開されて「LRボタンで操作キャラの切り替え」とか「操作キャラの切り替えのオン/オフ」「ゴールキーパーだけオートに出来る」とかの改良がされていれば万人にオススメできる傑作になったのになぁ……と思ってしまいます。このゲームこそが続編を出すべきだったと言いたいけど、「アイスホッケー」という題材ゆえにそんなに売れなかったんですかねぇ。

 現状だとやはり、「意欲は買うけど理不尽さも強い」ゲームかなぁと。


○ 総評
 ということで……クセの強いゲームですし、壁を乗り越えるまでが大変ですし、乗り越えてもまだ「ここさえ何とかなればなぁ」「続編で改良してくれないかなぁ」と思ってしまうゲームではあるのですが。
 続編が出ていないことで逆に、何十年経ってもまだ「このゲームにしかない魅力」を持っているとも言えて……私は、バーチャルコンソールで出ているファミコンの「くにおくんのスポーツゲーム」三作品『ドッジボール部』『サッカー編』『熱血ホッケー部』の中で、一番好きな作品になりました。

 もし、「昔遊んだことがあるんだけど、操作しづらいだけでよく分からなかったなぁ……」って人がいらしたら、その壁の向こうにこのゲームにしかない魅力があることを強く主張したいです!


 「くにおくんシリーズ」のバーチャルコンソール配信は、Wiiで出ていたものをWii Uでも出すだけになって久しいのですが……そろそろ『熱血!すとりーとバスケット』とか『くにおくんの熱血サッカーリーグ』も出して欲しいですね。「くにおくんのスポーツゲーム」、全作品制覇を目指したいです!
 それを言い始めると、『熱血格闘伝説』や『初代熱血硬派くにおくん』なんかも……いや、その前にアーケード版の『熱血高校ドッジボール部』を(キリがない)。


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| ゲーム紹介 | 17:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「このゲームはどうやって遊ぶのか」を教えてくれるサイトのありがたさ

 ゲームを遊ばないと、ブログに書くゲームの話題があっという間に尽きちゃうなーということで……2月に入ってからWii Uのバーチャルコンソールで『いけいけ!熱血ホッケー部』を始めました。くにおくんシリーズのアイスホッケーゲームです。

 このゲームは元々はファミコンのソフトなのですが、このゲームが発売された1992年はスーパーファミコンの大ヒットソフトが連発した年なのです。『ロマンシング サ・ガ』『弟切草』『ストリートファイターII』『マリオペイント』『スーパーマリオカート』『ドラゴンクエストV』『ファイナルファンタジーV』……
 くにおくんシリーズも『初代熱血硬派くにおくん』をスーパーファミコンで発売しているくらいで、みんなの遊ぶゲームがファミコンからスーパーファミコンに移行した時期と言えます。我が家がスーパーファミコン本体を買ったのも、『ストII』目当てでこの年でした。そういう時期だったので、この年の2月にファミコンで発売された『いけいけ!熱血ホッケー部』にはそれほど存在感がなく、遊ぶ機会がほとんどありませんでした。友達の家で1~2度遊んだくらい。


 このゲームがWiiのバーチャルコンソールで配信された時も「くにおくんシリーズはとりあえず応援のために買おう」と買ったのですが、面白いか面白くないか以前に「どうやって遊ぶゲームなのかが分からない」状態でした。
 いや、まぁ……ファミコンのゲームなのでボタン数は多くないし、「十字ボタンで移動」「Bボタンでショット」「Aボタンはパス?」「ABボタンでジャンプ」というのは触ってみれば分かるのですが……どうやれば必殺シュートが撃てるのかとか、どうやれば相手のシュートを防げるのかとかが全然分からなかったのです。


 なので、今度こそWii Uのバーチャルコンソールでリベンジだ!としたところ……
 やはりよく分からない。
 説明書を読んでも「特殊な操作がいっぱいある」ことは分かるのですが、それらをどう使えばイイのかが分かりません。Wiiのバーチャルコンソール公式サイトの「アドバイス」を読んでも、「このパスワードを入れるとサウンドテストが出来るよ!」というどうでもイイ情報しか載っていません(笑)。


 実は、くにおくんシリーズって「取っつきやすいようで取っつきにくい」シリーズだと私は思うのです。『ドッジボール部』の頃から「必殺シュートの撃ち方」なんてノーヒントですし、『熱血行進曲』だって「このキャラがこういう特徴を持っている」なんてことをいちいち教えてくれませんでした。

 ものすごく奥が深い要素を仕込んであるのに、一切説明せずに「さぁ!楽しむが良い!」と放り投げてくるだけなので……「どうやって遊ぶゲームなのかが分からない」ことも多く、それなのにキャッチコピーなんかだと「敵をぶん殴ったり出来るハチャメチャスポーツ!」と気軽に遊べるゲームとして紹介されていて。
 友達みんなで同じゲームを遊んでいる時期はそれでも「このキャラ実は強いらしいぞ」とか「あそこに秘密の店があるらしいぞ」みたいな情報がまわってきて問題なく楽しめたのですが、一人で遊ぶと「どうやって遊べばイイのか」がさっぱり分からないという。


 「ファミコンの頃のゲームはみんなそうじゃん」と思うかもしれませんが、『スーパーマリオブラザーズ』にしろ『ドラゴンクエスト』にしろ、最初の数分で「このゲームはどうやって遊ぶゲームなのか」を教えてくれていたことを考えると。
 くにおくんシリーズが行き詰ってしまった理由として、「スーパーファミコンに移行出来なかった」とか「テクノスジャパンがくにおくん一本になりすぎた」とか色々言われていますが、「奥が深い要素」に気付かれないまま「底の浅いゲーム」として思われてしまったからというのもあるんじゃないかと思いました。

(関連記事:私は(貴方は)そのゲームの魅力をちゃんと把握していますか?



 ということで、攻略方法が書かれているホームページを探しました。

 いけいけ!熱血ホッケー部の部屋MARKN'SHomepageさん)

 おぉ!すごく分かりやすい。
 「たくさんある特殊操作」の中で「特に覚えた方がイイ操作」を書いてくれているのがありがたい。また、「このゲームすげえ難しいんじゃ……」と途方に暮れた自分にとって、「このゲームは最初は難しいです」「操作に慣れてしまえば爽快感のあるゲームに変わります」と書いてくれているのが勇気付けられます。


 じゃあ、実際にここに書かれていることをやってみよう!と1試合プレイしたところ、全部が全部出来たワケではないのですが、見違えるように「このゲーム面白ええええええ!」と驚きました。
 このゲーム、「ダッシュ」が肝なんですね。守備時に使う「ダッシュ回転足払い」も、このページでテクニックとして紹介されている「ジャンプマッハスイング」も、ダッシュ時にしか使えません。しかし、このゲームはダッシュしたまま壁やゴールにぶつかると一定時間行動不能になってしまうので、「ダッシュ中ターン」などのテクニックでキャラの動きを制御しなくてはならないという。
 なので最初は「思ったように動かせない……」と戸惑ってしまうのですが、恐らく実際のアイスホッケーだって最初はそうでしょうし、慣れてきて自在に動かせるようになるとスピード感溢れるゲームに変わってくるという。


 このページを読まなければこんなことは分かりませんでしたし、このゲームが面白いことにすら気付きませんでした。23年越しに知る、このゲームの魅力。こういうサイトがWEBに残り続けてくれていることに感謝です。


 さて、この話……別にレトロゲームに限った話ではないですよね。
 ファミコン時代とは比べ物にならないほどゲームが複雑になった今、「このゲームはどうやって遊ぶゲームなのか」が分からないままゲームを辞めてしまう人はむしろ増えているんじゃないかと思うのです。

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 あれだけたくさんの人に遊ばれている『スマッシュブラザーズ』ですら、「ボタンをテキトーにガチャガチャ押していれば初心者でも上級者に勝てる底の浅いパーティーゲームでしょ?」と言う人はいます。
 私自身も3Dアクションゲームは世間でものすごく評価の高いゲームであっても、エンディングまで到達してもなお「何が面白いのか分からない……」ままだったりします。で、その感想をそのままブログに書いたら「オマエのようなヤツは二度とそのゲームについて語るんじゃない!」と炎上する日々。


 こういうのは「このゲームはどうやって遊ぶと楽しいのか」が分からずにプレイしているからではないかと思うのです。「そんなことも教えてもらわないと分からないのかよ!」とまた炎上しそうですけど……

 例えば、ゲーム内で「全部のテクニックをチュートリアルで説明してくれるゲーム」であっても、「この操作をするとこういうことが起こるんだ」は分かっても、「この操作はどういう時に使うのか」がサッパリ分からなかったりします。
 ファミコンの『いけいけ!熱血ホッケー部』ですら「ノーマルスケーティング」「ダッシュスケーティング」「ダッシュ中ストップ」「ダッシュ中ターン」「チョン!パス」「スラップショット」「フリップパス」「スラップショット」「あしばらい」「スティック振り抜き」「ショルダータックル」「どすこいパンチ」「ダッシュ回転あしばらい」「ジャンプマッハスイング」と特殊な操作がいっぱいあって、どれを使えばイイのかサッパリ分かりませんでした。あのページは、特に使うのはこの4つだ!と教えてくれたから実用的だったのです。


 また、最近のゲームは「買った人は全員クリアまでは出来るようにしよう」と、難易度選択とか稼ぎプレイでのパワーアップとかで下手くそな人でもクリアは出来るようになっているものも多く。そうしたゲームは、「このゲームはどうやって遊ぶと楽しいのか」が分からなくてもクリア出来ちゃったりするんですね。
 それこそ『スマッシュブラザーズ』も、難易度が低ければ「ボタンをテキトーにガチャガチャ押していれば初心者でもシンプルモードのクリアは出来るゲーム」です。難易度を上げたり、オンライン対戦でちゃんと上手い人と戦ったりすれば全然適わないのだけど、クリアだけして「底の浅いゲームだったなー」と辞めちゃう人もいるんです。前作『X』の時はそういうレビューもそこらで見ました。



 もし自分がプレイしているゲームの何が面白いのかが分からなかった場合―――
 今回私が「攻略方法が書かれているホームページ」を頼ったように、インターネットという集合知に頼るというのも手だったのかなと思うのです。攻略Wikiを読むでも、Miiverseみたいな場所でアドバイスを求めるでも、上手い人のプレイ動画を観るでもイイんですけど……
 23年間、私が『いけいけ!熱血ホッケー部』のことを「底の浅いゲームだ」と思っていたことを考えると、自力で攻略したり上達したりという楽しさを放棄したとしても、「このゲームはどうやって遊ぶと楽しいのか」を知ることは大事だったんじゃないのかなと思うのです。


 いや、もちろん……その上で「何にも面白くないゲーム」もありますし……
 世間でものすごく評価されていて、その楽しみ方を熟知してもなお「自分の肌には合わないゲーム」もあるとは思いますけど……




 で、逆に自分の好きなゲームが何が面白いのか分かってもらえていない場合―――
 「なんでこんな面白いゲームが売れないんだ!」とか「ヌルイ世代はこの程度で投げ出すのか!俺らの若い頃のゲームはもっと難しかったぞ!」とか愚痴るんじゃなくて、「このゲームはどうやって遊ぶと楽しいのか」を広めていくのが大事なんじゃないかなぁと思うのです。
 攻略サイトを作ったり、攻略Wikiを作ったり……というのが面倒くさいんだったら、Miiverseみたいな場所でアドバイスするとか、他の人が書いた「このゲームはどうやって遊ぶと楽しいのか」という記事をRTしていくとか、手は何だってあると思うのです。


 「上達」が楽しいのか、「攻略」が楽しいのかという話で考えると、「上達」が楽しいゲームはともかく、「攻略」が楽しいゲームはネタバレになってしまうとも思うのですが……

 くにおくんシリーズの話を思い出しても、友達同士でみんなで遊んでいる時は「集合知」によって「こうやると必殺技が出せるぞ」とか「このキャラ実は強いぞ」とかの情報が共有されていましたが、一人で遊ぶとそうしたものを全部自力で見つけなきゃいけないんですね。そりゃとっつきにくいよと思うのです。
 好きなゲームを本気で応援していきたいのなら、ウチのブログもそういう「このゲームはこうやって遊ぶと楽しい」みたいな情報を書いていくべきかなぁと思いました。自分がオススメしたゲームを買ってくれた人が「手も足も出ません!」とブン投げている様を見ると、オススメするだけじゃ無責任だとも思うんですね。


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リメイク作品の適正価格とは

 これについてはコメントせざるを得ない……!

 『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会~オールスタースペシャル~』24年の時を経ていま蘇る!ファミ通.comさん)

 PS3で「くにおくん」シリーズの代表作『ダウンタウン熱血行進曲』が発売されるそうです。
 現時点で明らかになっている情報だと「種目」「登場キャラクター」「マップ」いずれもがファミコン版と同じっぽいので、「続編」というよりは「リメイク」という立ち位置のソフトですかね。横に広いワイド画面に、やたらリアルな背景、背景の観客のゴチャゴチャ感に、オンライン対戦対応―――と、3DS以降の「くにおくん」の路線を継承しつつ、PS3版らしいパワーアップをしているかなぁと思ったのですが。


 4800円[税抜](5184円[税込])


 お、おう………
 マジか……これからたくさんの追加要素が発表されるのかも知れないけど……24年前のゲームのリメイクをこの価格で発売するのか。
 「オールスタースペシャル」って言われてもファミコン版の時点で「ほぼオールスター」だったので、追加キャラがあったとしても「みすず」「しんじ」「さぶ」とか、「もるどふ」とか、いつものメンバーでしょ!どうせ!



 と、第一印象は「高い!」だったんですが……
 3DSで発売した『熱血硬派くにおくんすぺしゃる』も、『熱血硬派くにおくん』の25周年リメイクで税別4200円でした。それを考えると今回の『熱血行進曲』のリメイクが特別高いというワケではないし、くにおくんシリーズ初のオンライン対戦モードが入っている(※1)とすればこのくらいの価格は妥当だろうとアークシステムワークスさんは考えているのかも。あとは追加要素次第ですかねぇ。

(※1:家庭用ゲーム機では、という話。黒歴史を掘り返してはならぬ)


 個人的には……「くにおくん」シリーズはアーケードで生まれ、ファミコンで育ち、スーファミで死んだシリーズなので。過去作品のダウンロード販売をしようとするとどうしても任天堂ハードのバーチャルコンソールになるし、最近の新作も任天堂ハードで出ることが多かったので。

 敢えて「PS3専用パッケージソフト」で発売する今作がどのくらい売れるのかは気になります。Twitterの反応を見る限り、好意的な反応も少なくないみたいですしね。私はオンライン対戦自体が大嫌いなので買いませんけど(笑)。




 そう言えば……と、思い出した話題が。

 高精細画像で蘇る「バイオハザード HDリマスター」発売決定GAME Watchさん)

 『バイオハザード』は元々1996年にPS用ソフトで発売され、2002年にゲームキューブ用ソフトとして大幅リメイクされ、2008年にはWii版も出たものを、今回HDリマスター化してPS4&PS3&Xbox One&Xbox360&PCで発売するそうです。『FF4』と「何回リメイク&移植されたか対決」でもやっているんですかね?(※2)

(※2:『FF4』の製品展開『バイオハザード1』の製品展開

 そして、定価。
 様々な機種から出るし、限定版とかダウンロード版とかややこしいんですが……

 PS3のパッケージ版は税別3990円、PS3とXbox360のダウンロード版は税別3694円だそうです。
 『熱血行進曲』の税別4800円からすると「安い!」と思いかねませんし。リメイク前の作品と比較するのは筋違いかも知れませんが、リメイク前のゲームアーカイブス版が税別571円で遊べることを考えると……流石に高いかなぁ、というところ。ちなみにWii版はBest Price版が出ているので税別2000円で販売されています。



 ゲームのリメイク作品なんて今に始まった話ではありません。
 スーファミの頃から「ファミコンのリメイク作品」はありましたし、10年くらい前までは「あの懐かしの名作が最新機種でよみがえるんだ!」という喜びは確かにあったと思います。でも、今って「懐かしの名作そのもの」を安価でダウンロード販売しちゃっていますもんね。

 『熱血行進曲』のファミコン版は、Wiiでも3DSでもWii Uでもバーチャルコンソールで販売されています。価格は税別476円。
 「どうしてバーチャルコンソールを展開している3DSやWii UじゃなくてPS3でリメイク作を出すんだろう?」と最初は思ったのですが、476円の横に4800円の商品を置いても誰も4800円を手にしないでしょうから、「リメイク前の作品をダウンロード販売していないPS3」という選択肢は必然だったのかもと。




 当たり前なことですが、「過去作品をそのままダウンロード販売する」ことよりも「過去作品をリメイクする」方が大変なワケです。だから、バーチャルコンソールやゲームアーカイブスでは500~600円で売っているものを、リメイクすると何千円という定価になるのは仕方がないことだと思います。

 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』だって、Wiiのバーチャルコンソールでは税込1200円で売っていましたが、3DS版のリメイクを税別4571円で発売してそこそこのヒットになっています。
 リメイクじゃないですけど『ロックマン9』や『みんなでスペランカー』は、過去作品が税込500円でダウンロード販売されていたのに合わせて、新作の定価は税込1000~1200円に抑えましたが。その代わり、追加コンテンツを有料DLCとして売っていました。




 手はないワケじゃないし、絶対に売れないワケでもない。
 しかし、「わーい!○○のリメイクだー!」「○○の新作が出たぞー!」と手放しで喜べた時代とちがって、過去作品のダウンロード購入が出来る現在だと“過去作品の活用”ってすごく難しくなったなと思うのです。大金かけてリメイクしても、「そんなに高いのなら別にイイや」って言われかねない。

 それこそ、『ファイナルファンタジー7』なんかは「今のグラフィックでリメイクして欲しい」という要望が国内外から挙がっているなんて話ですけど。“今のグラフィック”で作ったら新作を作るくらいの開発費がかかるのでしょうから……ゲームアーカイブスやPC版が税別1429円でダウンロード販売されている状況で、「リメイク版の定価は税別8800円です!」って言われたとしてもみなさん買うんですかね?



 今回の『ダウンタウン熱血行進曲』の価格で条件反射的に「高い!」と思ってしまったことって、何かゲームの未来に対して重要な危機が潜んでいるんじゃないかって思わなくもないのです。

| ゲーム雑記 | 17:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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意外にちゃんとサッカー!『熱血高校ドッジボール部 サッカー編』紹介

【三つのオススメポイント】
・「日本代表の選手」すら一人も有名でない時代のサッカーゲーム
・あの時代にちゃんと「サッカーの楽しさ」をゲームで表現していた!
・ゲームを理解するとガンガン攻略できる絶妙な難易度


『熱血高校ドッジボール部 サッカー編』
 ファミリーコンピュータ用/サッカー
 テクノスジャパン
 1990.5.18発売

 Wii Uバーチャルコンソール用
 アークシステムワークス/ミリオン
 2014.3.19配信開始/476円+消費税
 公式サイト
 3DSWiiのバーチャルコンソールでも配信されています

熱血高校ドッジボール部サッカー編熱血高校ドッジボール部サッカー編

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※ この紹介記事はWii Uバーチャルコンソールにてダウンロード販売されたものをプレイして書いているので、オリジナルのファミコン版とは内容が異なっている可能性があります。


○ 「日本代表の選手」すら一人も有名でない時代のサッカーゲーム
 移植作品を一つと考えるなら、「くにおくん」シリーズ第4作目。
 ベルトアクションだった『熱血硬派くにおくん』が第1作、その主人公だったくにおくんがドッジボールで世界一を目指す『熱血高校ドッジボール部』が第2作、第1作のベルトアクションにRPG的な要素を加えて二人協力プレイで遊べた『ダウンタウン熱血物語』が第3作―――すっかり人気を確立していた「くにおくん」の4作目はなんとサッカー!しかも『ドッジボール部サッカー編』!分かりづらいタイトル!!


 このゲームについては、ちょっと言いたいことがあるのです。
 色んなレビューサイトとか、バーチャルコンソールの公式サイトでさえ、このゲームのことを「くにおくんシリーズなのでルール無用のケンカサッカー」だとか「選手は6人だけでオフサイドもないのでサッカーを知らない人でも楽しめる」だとか書かれているのをよく目にします。


 いやいやいやいや!
 そりゃ確かに昨今の超リアルなサッカーゲームに比べれば、ものすごく「サッカーのルール」を無視していると思いますよ。でもそれは「1990年のファミコンのゲーム」ではスタンダードなことだったじゃないですか。

 あの時代は“リアルな選手の動き”どころか“11人vs11人を動かす”ことがそもそも至難の業でした。
 1985年の任天堂の『サッカー』も“6人vs6人”でしたし、1988年の『キャプテン翼』はアクションゲームというよりシミュレーションやアドベンチャーゲームの方向でサッカーを成立させていました。野球ゲームは『ファミスタ』のようにファミコンで人気のジャンルでしたが、サッカーゲームはファミコンでリアルに表現するのは難しかったんですよ。
 Jリーグブームになる1992年~1993年頃になると「ファミコンでも無理矢理リアルなサッカーを表現しようとするゲーム」も出てきましたけど、その頃の主戦場はスーパーファミコン等の次世代機に移っていて、サッカーゲームが人気のジャンルになっていくのはスーパーファミコン等の世代以降なんです。『フォーメーションサッカー』『プライムゴール』『エキサイトステージ』等々……


 今、サラッと書きましたけど……
 このゲームが発売された1990年はJリーグブームの前、まだ日本にプロのサッカーリーグはないんです。
 日本プロサッカーリーグの設立が1991年、第1回ナビスコ杯が1992年、Jリーグの開始が1993年―――日本代表の監督にハンス・オフトが就任してダイナスティカップとアジアカップを優勝するのも1992年。

 こういうことを書くと当時からのサッカーファンに怒られそうですけど、1990年の時点では自分の周りの子ども達は禄にサッカー選手の名前なんて知らないくらいでした。みんなが知っているのはマラドーナくらい。日本のサッカー選手となると……うーむ、というレベル。

 では、サッカーは全然人気がなかったのか?と言うと、そんなこともなく。
 1980年代を席巻した『キャプテン翼』の超人気で、サッカークラブに入る子ども達は多く、サッカークラブに入っていない子ども達も放課後集まって公園でサッカーをしているくらいでした。サッカー漫画やサッカーアニメはみんな知っているけど、現実のサッカーは観たことがないので、ルールも曖昧なままみんなでボールを蹴っているというカンジで。



 そういう子ども達にとって、このゲームの「サッカー」って決して「ハチャメチャなサッカー」じゃなかったんですよね。“6人vs6人”で、石だらけのフィールドや氷のフィールドの上で戦い、必殺シュートが飛び交って、タックルやスライディングではファウルにならない―――それらは全然おかしいことではなかったし、しっかりとサッカーのゲームだったと思います。




 ……とは言え、です。
 今はもう2014年です。

 リアルなサッカーゲームはどんどん進化しているし、本田圭佑や香川真司の名前なら子ども達だって知っているだろうし、1990年にこのゲームをプレイした時と違って2014年にこのゲームをプレイしたら私だって「ハチャメチャなサッカーだなぁ(笑)」と思うのかと思ってプレイしてみたら……驚きました。


 あれ?意外にちゃんとサッカーしているぞ……!




○ あの時代にちゃんと「サッカーの楽しさ」をゲームで表現していた!
 そもそもなんですけど……『熱血高校ドッジボール部』だって決してリアルなドッジボールゲームではありませんよね。「相手のHPが0になって死ぬまでボールをぶつける」のがリアルなドッジボールだったら危険極まりありません!

 でも、あのゲームはちゃんと「ドッジボールの楽しさ」をゲームで表現していました。
 敵のボールをキャッチする気持ちよさ、リスクのあるダッシュシュートやダッシュジャンプシュートを撃つ時のドキドキ感、味方が一人しか残っていない時に外野でパスを回される怖さ、ボールをキャッチしたら一番強いヤツに渡してシュートを撃たせるソ連こんにゃろう。


 この『サッカー編』も同様に、“6人vs6人”だったり、必殺シュートが飛び交うゲームになっていたり、後ろからスライディングしてもファウルにならなかったりしていて……けっしてリアルなサッカーとは言えないのですが、ちゃんと「サッカーの楽しさ」をゲームで表現しているんです。それは、サッカーとは“スペース”の奪い合いだということ。



 “スペース”というのは、簡単に説明すると「敵のいない場所」。
 敵がいない場所ならば、自分にマークが付かないので思うようにボールが蹴られます。現実のサッカーも、この「敵のいない場所」を如何に作って、如何に使ってゴールに結びつけるのかというスポーツなのです。

 んで、『熱血高校ドッジボール部 サッカー編』の話に戻します。
 このゲームを「ルール無用のケンカサッカー」と紹介する人が言う「後ろからスライディングやタックルをしてもファウルにならない」という部分なんですけど、この“ルール”があるおかげでむしろちゃんとしたサッカーゲームになっているのです。

 スライディングやタックルでボールが奪われやすい
→ 敵からスライディングやタックルを受けない位置でプレイをしなくてはならない
→ 「敵のいない場所=スペース」を如何に作るかというゲームになっている



 「後ろからスライディングやタックルをしてもファウルにならない」というゲームになっているから「ハチャメチャなサッカー」になっているワケではなくて、「後ろからスライディングやタックルをしてもファウルにならない」というゲームだからこそ「ちゃんとサッカーのゲーム」になっているのです。

 このゲームの特徴である「操作キャラは最初に一人を選んで、残りのキャラはコンピュータが動かす」であったり、“6人vs6人”というシステムであったりは、恐らくは当時のスペックとしてそういうものしか作れなかったということだとは思うんですが……
 こういうシステムのおかげで、「守備時に自分が敵のスペースを消す」プレイをしたり、「攻撃時に味方が作ったスペースに走りこむ」プレイが出来たりするので―――狙ってやったのか、結果的にそうなったのかは分かりませんが、「サッカーの楽しさ」の根源部分をしっかり楽しめるゲームになっているのです。


 これは、サッカーのルールを禄に知らなかった子どもの頃には気付きませんでした。
 サッカー大好きな大人になった今、プレイしてみてようやく気付けたことでした。



○ ゲームを理解するとガンガン攻略できる絶妙な難易度
 「くにおくん」シリーズは、「ルール無用のハチャメチャサッカー」みたいに表現されてしまうように「テキトーにガチャガチャやっていればクリア出来る」という誤解があるかも知れませんが、このゲームにはこのゲームなりのルールがちゃんとあって、それを理解することで攻略も楽になるしゲームとしても楽しくなるという特徴があります。


 Wiiのバーチャルコンソールで再プレイした時、どうやって遊ぶのかをすっかり忘れていてガチャガチャプレイしていて最初の敵にも勝てず、「何が面白いか分からねえや!」と投げてしまったのですが……
 今回Wii Uのバーチャルコンソールでリベンジを目指すため、各攻略サイトを熟読してからプレイしたところ、子どもの頃は倒せなかった服部学園も倒すことが出来て、「こんなに面白いゲームだったのか!」と発見することが出来ました。

 このゲームは「必殺シュート」以外の普通のシュートで得点を取るのは難しいです(※1)
 必殺シュートは、「空中のボールをオーバーヘッドかダイビングヘッドでシュートする」か「各キャラ固有の歩数時にシュートする」で出すことが出来ます。まずこれを知らないと最初の敵相手にすらどうしようもありません。

(※1:普通のシュートでも点が取れるパターンもありますが、一応ここでは伏せておきます)


 「くにおくん」シリーズではよくあることで、ついつい「主人公だから」という理由でくにおくんを使ってしまいがちなんですが、このゲームは操作キャラを他の部員にして、くにおくんはコンピュータに動かしてもらった方がイイです。
 初心者はこうじが楽らしいです。必殺シュートは上下がゴールからズレても入るし、“各キャラ固有の歩数”が3歩なので少しでもスペースがあると必殺シュートが撃てますし……あまりにも強力なので、慣れてきたら「操作キャラをこうじにするの禁止」という縛りプレイが必要なくらいです。


 序盤はキャラ性能が「味方>敵」なので、スペースなんて考えなくても敵を吹っ飛ばしたり引き離したり出来るのですが……
 後半は日本vsコートジボワールの身体能力の差が可愛く見えるくらい「味方<<<敵」というキャラ性能の差になるので、フィジカルとスピードに劣るチームで如何にしてスペースを消して敵にシュートを撃たせないか、一瞬のスキを狙ってこちらがシュートを撃つのか、という白熱の試合になっていきます。

kunio-soccer2.jpg
※ サッカーの試合の点数です



 とまぁ……ここまで絶賛してきましたが、
 欠点は「すぐ飽きる」ことです(笑)。

 得点パターンが限られているので、1周目は楽しいんですけど、操作キャラを変えて2周目をやろうとしてもやることは一緒なんですね。難易度調整もなくなっていますし。
 それは1人プレイで遊んだ場合であって、2人プレイは違うかも知れませんが……協力プレイはともかく対戦プレイは使えるチームが5チームしかないので、登場する全チームが使えた前作『ドッジボール部』からグレードダウンしている感は否めません。


 もちろんファミコンのゲームなんだから今のゲームみたいにボリュームたっぷりなワケがないし、バーチャルコンソールの500円だったらこれくらいのプレイ時間でも全然構わないと思うんですけど、他の「くにおくん」シリーズの傑作達に比べると物足りないかなとは思います。


○ 総評
 ということで、「みんなにもオススメ!」と言いたいワケでもないのですが、このゲームを「ハチャメチャなサッカー」だと誤解している人が多いのは「くにおくん」のファンでもあり「サッカー」のファンでもある自分には耐えられませんでしたし、1990年の時点でこういうゲームを出していたテクノスジャパンの凄さにもっと気付いてもらいたくて紹介記事を書きました。

 この『サッカー編』は、実は「くにおくん」シリーズの中で一番作品が出ていると言われていて……この後にゲームボーイで『熱血高校サッカー部 ワールドカップ編』、PCエンジン CD-ROM²で『熱血高校ドッジボール部 CDサッカー編』、PCエンジン Huカードで『熱血高校ドッジボール部 PCサッカー編』、メガドライブで『熱血高校ドッジボール部サッカー編MD』、ファミコン版の続編である『くにおくんの熱血サッカーリーグ』、そのDSリメイクである『くにおくんの超熱血!サッカーリーグぷらす ワールド・ハイパー・カップ編』が出ています。

 出すぎだっ!

 しかし、このゲームを遊んでいると「アイディアは素晴らしいからもっと煮詰めれば傑作になりそう」な予感がプンプンしてくるので。続編が出る度にブラッシュアップされていった可能性もありますし、メガドライブ版あたりは一度遊んでみたいなと思っているのですが、出してくれませんかねバーチャルコンソールに!

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≫ EDIT

まだバーチャルコンソールに出ていない「くにおくん」シリーズまとめ(2014春)

 E3の時期に敢えてこういう記事を書いているのが『やまなしなひび』!
 いや……書き始めたのが6月8日ってだけの話なんですけどね……

 前回の記事で「どうして自分はくにおくんシリーズを追いかけなくなったのか」を考えていたら、どうも無性に「くにおくん」シリーズのゲームが遊びたくなってWii Uのバーチャルコンソールで『ドッジボール部』を始めていました。

 しかし、Wii Uのバーチャルコンソールではまだまだ全然「くにおくん」シリーズのゲームが揃っていません。これは任天堂のバーチャルコンソール戦略にも原因があるんですけど、新しいゲーム機が出る度にラインナップが白紙に戻って一から配信し始めるから後期のソフトまでたどり着かないんですもの!!

 ということで、「お願いします、アークシステムワークスさん」という気持ちを込めて、「くにおくん」シリーズがどれくらいバーチャルコンソールで出ているのか、まだ出ていないのはどれなのかをまとめようと思います。リストはWikipediaのくにおくんシリーズのページを参考にしています。

 2014年6月9日時点で発表されているリストです。
 人力でまとめているリストなんで、抜けがあった場合はコメント欄などで知らせてくださるとありがたいです。

 3DSかWii Uでも配信済のソフトは「○」、Wiiでのみ配信済のソフトは「△」、まだどの機種でもバーチャルコンソールでは配信されていないのは「×」と分類しました。



△ 『熱血硬派くにおくん』(アーケード/1986年5月)
 Wiiのバーチャルコンソールアーケードでは配信中(2012年3月6日~)
 プロジェクトEGGでも配信中らしくて、PS4のアーケードアーカイブスでも配信予定だそうです。ファミコンのくにおくんシリーズはアークシステムワークスからの配信ですが、アーケード版はD4エンタープライズからの配信となっています。

 記念すべき1作目。
 当時は「アーケード版」と「ファミコンに移植した版」に大きな差のある時代です。グラフィックを見比べてもらえれば一目瞭然ですし、同時に出る敵の数も全然違います。ファミコン版は3DSやWii Uでも配信されていますが、3DSもWii Uもバーチャルコンソールアーケードがないのでアーケード版は配信されていません。Wii Uでも是非バーチャルコンソールアーケードを始めて、アーケード版を配信して欲しいなぁというところ。

 ちなみに3DSで出ている『熱血硬派くにおくん すぺしゃる』はアーケード版とファミコン版を合わせて「ディフォルメのグラフィック」に変えてリメイクしたようなゲームです。個人的にはイマイチな出来だと思いましたが……


○ 『熱血硬派くにおくん』(ファミコン/1987年4月17日)
熱血硬派くにおくん
 Wiiのバーチャルコンソールで配信中(2008年3月18日~)
 3DSのバーチャルコンソールでも配信中(2013年4月3日~)
 Wii Uのバーチャルコンソールでも配信中(2014年1月15日~)
 プロジェクトEGGでも配信中ですね。

 先ほど「ファミコン版はアーケード版とは別物」的なことを書きましたが、悪い面ばかりではなく、ファミコン版にはアーケード版にはないバイクチェイスの面が追加されているなど―――ファミコン版ならではの良さもあるんですよね。実はこれがこの後の「くにおくん」シリーズの大ブレイクの伏線になっているというのは後述します。


× 『熱血高校ドッジボール部』(アーケード/1987年11月)
 ファミコン版は何十回とプレイしたゲームですが、アーケード版は観たことなかったので今回検索して初めて映像を見ました。ファミコン版と全くの別物なんですね。グラフィックは置いといて、ファミコン版はアーケード版を煮詰めて完成度を高めた作品って評価みたいですね。

 現在のところ、このアーケード版はどこでもダウンロード購入して遊ぶということは出来ないみたいですね。PS2の「オレたちゲーセン族」では出ているのですが、移植度は高くなくて評判もあまり良くないみたい。
 Wii Uがバーチャルコンソールアーケードをやらないのなら、PS4がアーケードアーカイブスで配信してくれませんかしら。


○ 『熱血高校ドッジボール部』(ファミコン/1988年7月26日)
熱血高校ドッジボール部
 Wiiのバーチャルコンソールで配信中(2008年6月17日~)
 3DSのバーチャルコンソールでも配信中(2013年3月6日~)
 Wii Uのバーチャルコンソールでも配信中(2013年12月18日~)
 プロジェクトEGGでも配信中ですね。

 自分はこのゲームで「くにおくん」を知りました。
 アーケード版の完全移植ではなくグラフィックの劣化やチラツキなどもあるのですが、「各キャラクターの個性化」「敵もチームによって戦い方が変わる」などの特徴づけが見事で、後に「くにおくん」シリーズが友達とワイワイ遊ぶゲームの定番になる礎を築きました。

 この「アーケードの完全移植はムリだから別の魅力を出すぜ!」というのは前述の『熱血硬派くにおくん』もそうだったと思うのですが、今作はそれが見事に花開いた傑作と言えますね。私はこのゲームで「世界の国名」を覚えていたので、「あふりか」という国が現実にはないことを後に知った時は衝撃を受けました。んじょも。


○ 『ダウンタウン熱血物語』(ファミコン/1989年4月25日)
ダウンタウン熱血物語
 Wiiのバーチャルコンソールで配信中(2007年10月23日~)
 3DSのバーチャルコンソールで配信中(2012年11月28日~)
 Wii Uのバーチャルコンソールではまだ配信されていません。なんでだ!
 プロジェクトEGGでは配信中です。

 自分がこれまで遊んできた全てのゲームの中でTOP10に入れるくらいに大好きなゲームです。ベルトアクションにRPG的な要素が加わったのが特徴。
 スタート地点の花園高校から目的地の冷峰学園までの道中、公園があったり、町があったり、工場の中を突き抜けたり、確かにそこには“冒険”があるし。「薬屋」とか「本屋」とか私達にも馴染み深い商店街での買い物でのパワーアップにワクテカしたんでした。

 個性的な敵キャラクター達も魅力だし、二人協力プレイで遊べるだけでなく「味方同士の攻撃が当たる」設定にも出来るし、その辺に落ちている石でひたすら野球をするなどクリアとは無関係なことをやってもイイ自由度も魅力でした。Wiiのバーチャルコンソールでも延々と遊んでいましたが、Wii Uのバーチャルコンソールでも是非配信希望!


△ 『熱血高校ドッジボール部 PC番外編』(PCエンジン/1990年3月30日)
熱血高校ドッジボールPC番外編 【PCエンジン】
 Wiiのバーチャルコンソールでは配信されています(2008年9月30日~)
 ただし、公式サイトはハドソンがあんなことになったので消滅しているんですね。配信はnaxat soft。

 自分は全く知らなかったんですが、アーケード版とファミコン版を足したような内容だったんですってね。グラフィックはアーケード版に近いですが、ファミコン版で好評だった要素を加えゲームバランスも調整していて、「くえすともーど」という独自のモードも加えているので、ファミコン版ほど有名ではないけれどこちらの方を評価する人もしっかりいる名作だとか。

 3DS・Wii Uのバーチャルコンソールで配信されているPCエンジンのソフトは、コナミ(+ハドソン)以外は望み薄かも知れませんが……ファミコン版と別物ならばこちらも配信してもらいたいところ。


○ 『熱血高校ドッジボール部 サッカー編』(ファミコン/1990年5月18日)
熱血高校ドッジボール部サッカー編
 Wiiのバーチャルコンソールで配信中(2008年10月7日~)
 3DSのバーチャルコンソールで配信中(2013年5月22日~)
 Wii Uのバーチャルコンソールで配信中(2014年3月19日~)

 実はあまり愛着のないソフト。
 ファミコン実機の時は兄貴が買ったのであまりプレイせず、Wiiのバーチャルコンソールでも買ったはいいけど禄にプレイしませんでした。『ドッジボール部』に比べて「操作できるキャラが一人」というのが、あまり好きではなかった理由なんですが……せっかくWii Uのバーチャルコンソールで配信されているのだから、「まるごとバックアップ」と攻略サイトを駆使してクリアを目指そうかなと思っています。


○ 『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』(ファミコン/1990年10月12日)
ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会
 Wiiのバーチャルコンソールで配信中(2007年12月4日~)
 3DSのバーチャルコンソールでも配信中(2013年6月12日~)
 Wii Uのバーチャルコンソールでも配信中(2013年4月27日~)
 プロジェクトEGGでも配信中

 「くにおくん」シリーズを代表する作品。
 『ダウンタウン熱血物語』と同じ操作感覚で遊べて、『ダウンタウン熱血物語』で敵として登場したキャラクターも登場する4種目での対戦ゲームとなっていました。ファミコンは標準では2つしかコントローラが付いていませんが、別売りのコントローラやマルチタップを持っていれば4人プレイまで可能。とにかく対戦ツールとして盛り上がりました。

 各チームの戦力が不平等とか、露骨な点数稼ぎ方法があるとか、今のゲームと比較すると穴があるのも確かなのですが……当時はそれも踏まえて面白かったです。『ダウンタウン熱血物語』のシステムを使ってこんなことが出来るのかと感動しました。


○ 『熱血硬派くにおくん 番外乱闘編』(ゲームボーイ/1990年12月7日)
 3DSのバーチャルコンソールで配信中(2012年8月8日~)

 ゲームボーイは持っていなかったので、全く知らないソフトでした。
 レビューを見たカンジ、ディフォルメキャラではあるもののシステムは『熱血硬派くにおくん』のそれに近いんですかね。
 3DSのバーチャルコンソールでゲームボーイをプレイした場合、通信機能は使えないので同時プレイが出来ないのが難点。


○ 『熱血高校サッカー部 ワールドカップ編』(ゲームボーイ/1991年4月26日)
熱血高校サッカー部 ワールドカップ編
 3DSのバーチャルコンソールで配信中(2012年8月1日~)

 ファミコン版の続編。今度の舞台は世界です。
 アーケード版をファミコン版に移植した際に「独自要素」を加えていたように、ファミコンで人気だった「くにおくん」シリーズをゲームボーイで展開する際に、単なる「劣化ファミコン版」にならないように工夫している印象がありますね。

 元々はファミコン版の海外展開だった『NINTENDO WORLD CUP』が元になっているみたい。というか、任天堂が「くにおくん」シリーズを海外展開していたことがあるなんて知りませんでした……


○ 『くにおくんの時代劇だよ全員集合!』(ファミコン/1991年7月26日)
ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!
 Wiiのバーチャルコンソールで配信中(2009年5月12日~)
 3DSのバーチャルコンソールでも配信中(2013年7月10日~)
 Wii Uのバーチャルコンソールでも配信中(2013年12月4日~)

 『熱血物語』のシステムを使って、より自由度を上げたのが今作。
 いつものキャラクターを使いながら“時代劇”という特殊な設定にしたこともあり、「細かいことは気にするなよ!」というお祭り的なゲームになっていました。超多彩なアクションと必殺技、一人プレイでもコンピューターを連れて行けて+連れて行ける仲間を変えられるシステム、ストーリーの分岐などなど……「くにおくん」シリーズ最高傑作と評する人も多いソフトですね。

 個人的には、「完成度の高い熱血物語」から「自由度を上げた分だけハチャメチャになった時代劇」という印象があって、一長一短あるとは思っているんですけど……


○ 『熱血高校ドッジボール部 強敵!闘球戦士の巻』(ゲームボーイ/1991年11月8日)
熱血高校ドッジボール部 強敵!闘球戦士の巻
 3DSのバーチャルコンソールで配信中(2011年8月3日~)

 『ドッジボール部』のゲームボーイ版。
 しかし、ストーリーもチームも完全オリジナルで、ここも「独自色」を出そうとしていたソフトみたいですね。アーケード版やファミコン版などは世界の国々と戦っていましたが、こちらは「やくざ」「山賊」「モンスター」などといったチームと戦うらしい。


△ 『熱血高校ドッジボール部 CDサッカー編』(PCエンジン/1991年12月20日)
PCエンジン 熱血高校ドッジボール部サッカー編
 Wiiのバーチャルコンソールで配信中(2008年11月4日~)
 配信はnaxat soft。

 PCエンジンSUPER CD-ROM²システム専用ソフトです。
 ファミコン版よりもグラフィックが綺麗になり、ファミコン版は12試合で戦う全国大会なのですが、こちらはその後に世界大会があって全17試合となっています。今で言う“他機種完全版”のようなものなのかも知れませんが、CD-ROMによるロード時間が長かったために評判はあまり良くなかったみたい……?


○ 『いけいけ熱血ホッケー部』(ファミコン/1992年2月7日)
いけいけ熱血ホッケー部
 Wiiのバーチャルコンソールで配信中(2009年8月18日~)
 3DSのバーチャルコンソールで配信中(2013年8月7日~)

 この辺になると、ファミコンのソフトであっても自分は実は詳しくないです。リアルタイム時には「くにおくん」離れが始まっていた時期で、Wiiのバーチャルコンソールでも買ったのだけど「どう遊ぶのか」がイマイチ分からなかったので1~2回しか起動しませんでした。Wii Uでも出てくれれば優待価格で買えるので、攻略サイトなんかを見ながらリベンジしたいところ。Wii Uでも是非。


× 『熱血高校ドッジボール部 PCサッカー編』(PCエンジン/1992年4月3日)
熱血高校ドッジボール部サッカー編 【PCエンジン】

 どんだけサッカー出てるんだよ!と言いたくなるのだけど……
 こちらはPCエンジンのHuCARD版。CD-ROM²を持っていない人のためのソフトということで、試合数は減っています。ファミコン版の12試合+1試合の全13試合。しかし、CD-ROM²版はロードの問題があるため、こちらの方が高い評価を受けているとか。


○ 『びっくり熱血新記録 はるかなる金メダル』(ファミコン/1992年6月26日)
びっくり熱血新記録
 Wiiのバーチャルコンソールで配信中(2011年10月18日~)
 3DSのバーチャルコンソールでも配信中(2013年1月23日~)

 最近の展開を除けば、自分が買った最後の「くにおくん」シリーズ。
 バルセロナ五輪の直前に出たゲームなので、「運動会」から更に進んだ「五輪」競技になっているのが特徴です……が、操作体系が競技によって違い、個人戦や1vs1になったことでゴチャゴチャ感がなくなり(別売りのコントローラがなくても4人プレイが出来るようにという配慮ではあるのだろうけど)、『熱血行進曲』とは全くの別物でした。

 今思えば、「異なるスポーツゲームを“くにおくん”という枠で一つにまとめた」パッケージングだったと思いますし、一人用のゲームとしてはそこそこ遊べたような気もするのですが……その辺も踏まえて、Wii Uで出てくれれば優待価格で買ってリベンジしたいです。


○ 『ダウンタウン熱血行進曲 どこでも大運動会』(ゲームボーイ/1992年7月24日)
 3DSのバーチャルコンソールで配信中(2012年5月16日~)

 ゲームボーイ版の『熱血行進曲』。
 ファミコン版から「玉割り競争」がなくなった代わりに、「格闘パン食い」「爆弾鬼ごっこ」が追加されたり。隠しチームが存在したり。個人賞の点数がちゃんと加算されたり。そこそこの魅力をちゃんと出そうとしていたみたいですね。

 ただ、ゲームボーイのバーチャルコンソールは通信機能が削除されているので、一人用専用のゲームになっているのですが……


× 『初代熱血硬派くにおくん』(スーファミ/1992年8月7日)
初代熱血硬派くにおくん
 バーチャルコンソールとしての配信はありません。
 プロジェクトEGGでは配信中

 「くにおくん」シリーズ初のスーパーファミコン用ソフト。
 兄貴が友達から借りてプレイしていたのを後ろから眺めていて、羨ましかったのを覚えています。

 ディフォルメ頭身がずっと続いていたくにおくんが久々にリアル頭身に戻り、ゲーム全体としてリアル寄りになっているのが特徴。ファミコン→スーファミの移行で大きなキャラが動かせるようになったり、ファミコン世代も大人になったりしている時期なので、脱ディフォルメを図りたかったのかも知れませんが……

  シリーズの異色作として是非プレイしてみたいのですが、暴力描写のせいなのか、阪神タイガース関連の権利問題なのか、現在までにバーチャルコンソールでの配信はされていません。プロジェクトEGGでは配信されているんだから、出せないことはないと思うんですけどねぇ。


× 『熱血高校ドッジボール部 MDサッカー編』(メガドライブ/1992年8月7日)
熱血高校ドッジボール部サッカー編 MD 【メガドライブ】

 何本出ているの、サッカー編。これはメガドライブ版。
 ファミコン版、ゲームボーイ版、PCエンジンのCD-ROM²版、HuCARD版から比べて、「溜めシステム」などシステムからかなり変わっているらしいです。ファミコン版と同じ全12試合ですが、ところどころの調整がかなり手を加えられているようで、これこそが“他機種完全版”という形なのかなぁというところ。

 プレイしたことがないと何とも言えないので、是非バーチャルコンソールで配信を!


× 『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』(PCエンジン/1992年12月11日)
ダウンタウン熱血行進曲 ~大運動会 【PCエンジン】

 PCエンジンSUPER CD-ROM²システム専用ソフトです。
 基本的にはファミコン版と同じ内容だそうですが、音声が追加、アイテムやステージも増えて、競技間の応援ガールによる出し物が収録されるなど……ファミコン版からの追加要素もあるみたいです。

 映像を見た限りだと、グラフィックは綺麗になっているけれどやはりロード時間には難があるような……でもまぁ、バーチャルコンソールで配信されるとイイなぁと思います(定番の決まり文句と化している)。


× 『熱血格闘伝説』(ファミコン/1992年12月23日)
熱血格闘伝説

 この辺になると「存在も知らない」ゲームが多いですね……1992年12月というと、スーファミで『ファイナルファンタジーV』が出ている時期ですからね。ファミコンのゲームとなると、当時あまりチェックしていなかったと思います。
 自分自身でキャラクターを作って戦う「格闘」に特化したソフトだそうです。プレイしたことがない自分にとっては「面白そうじゃん」と思えるのだけど、『熱血物語』のシステムでそのまま遊べた『熱血行進曲』『時代劇』に比べて、随分と複雑になった分だけみんなで遊ぶのは難しそうかも。

 全くプレイしたことがないゲームなので、バーチャルコンソールでの配信を期待したいです。


× 『くにおくんの熱血サッカーリーグ』(ファミコン/1993年4月23日)
くにおくんの熱血サッカーリーグ

 まだ出るぜサッカー!
 ファミコン版としては2作目で、前作で敵として戦ったチームのキャプテン達と日本代表を組んで世界と戦うゲームだそうです。なんか、しょっちゅう世界と戦っている気がするんだけど、もうワケが分からない!!

 1993年と言いますと、Jリーグが開幕して、日本代表がアメリカW杯を目指してアジア予選を戦って、秋にドーハの悲劇と散った年です。日本のサッカーが世界に向かっていくんだという時期に合わせての発売だったので、「くにおくん」シリーズでどうしてこんなにサッカーが多いのかというと当時の時勢というのが大きいのかもですね。


○ 『びっくり熱血新記録 どこでも金メダル』(ゲームボーイ/1993年7月16日)
 3DSのバーチャルコンソールで配信中(2011年11月9日~)

 ファミコン版が『はるかなる金メダル』だったのに、ゲームボーイ版は『どこでも金メダル』って!随分と手軽になりましたね金メダルも!!
 ファミコン版から「水泳バトルロイヤル」がなくなり、「カサ争奪高跳び込み」が追加されているそうです。


△ 『くにおくんのドッジボールだよ全員集合!』(スーファミ/1993年8月6日)
くにおくんのドッジボールだよ全員集合!
 Wiiのバーチャルコンソールで配信中(2012年2月14日~)

 「くにおくん」シリーズの流れを決定付けた『熱血高校ドッジボール部』のスーパーパワーアップバージョン。スーファミでの展開に合わせて、アクション面の強化、選手の成長や、フィールドのギミックの強化など様々な追加要素があるだけでなく、『熱血物語』『熱血行進曲』等で人気のキャラクターからチームを編成することになるなど……まさに決定版のソフトとなっている模様です。

 まぁ……今ならWiiウェアでミラクルキッズ制作の『ダウンタウン熱血どっじぼーる』も出ているんですけどね。どちらもプレイしたことないので、どちらもプレイしたくなりましたが……とりあえず「ゲームパッドだけで遊ぶ」ことを考えると、『くにおくんのドッジボールだよ全員集合!』をWii Uバーチャルコンソールでも出してくれるように願うのが一番現実的ですかね。


× 『熱血!すとりーとバスケット』(ファミコン/1993年12月22日)
熱血すとりーとバスケット

 これはプレイしたことがないけど、名前は知っています。「プレミアが付いているソフト」として。
 1993年ということで、時代としては『スラムダンク』が大人気でNBAにも注目が集まっている時期でした。意外かも知れませんが、「くにおくん」シリーズって時代の流行にかなり乗っているんですよね。

 こういうソフトこそバーチャルコンソールで配信してこそありがたがられると思うんですけど、アークシステムワークスさんは頑なに初期の頃のソフトから配信開始するんですよね……3DSやWii Uでは「Wiiでは配信されなかったソフト」から配信していけばイイのに、っていつも思います。


○ 『くにおくんの時代劇だよ全員集合!』(ゲームボーイ/1993年12月22日)
 3DSのバーチャルコンソールで配信中(2011年6月7日~)

 ファミコンで人気だった『時代劇』のゲームボーイ版。
 検索してみたところ、差異はすごく細かいところだけみたいで……ファミコンの人気作をゲームボーイで展開する際には独自要素を加えていた「くにおくん」シリーズにしては工夫がなくなってしまったのかなぁというところ。


× 『ダウンタウン熱血物語』(PCエンジン/1993年12月24日)
ダウンタウン熱血物語 【PCエンジン】

 PCエンジンSUPER CD-ROM²専用のソフトです。
 検索してもあまり情報が出てこないですね……映像を見た限り、グラフィックの強化と音声追加が主な変更点なんですかね。ファミコン版を大大大好きだった自分にとっては、バーチャルコンソールで配信されたら「どんなものか」見てみたい一本ではあります。お願いしますナグザットさん!


× 『ダウンタウン熱血べーすぼーる物語』(スーファミ/1993年12月17日)
ダウンタウン熱血べーすぼーる物語

 この辺も検索してもなかなか情報が出てこないゲームです……
 映像を見たところ、『ファミスタ』や『パワプロ』のようなゲームというより、細かいプレイを指示するシミュレーション寄りの野球ゲームみたいですね。「くにおくん」シリーズでどうしてそんなことを……と思うのですが、スーファミでの「くにおくん」シリーズは試行錯誤四苦八苦というカンジなので、そうした苦悩が表れていると言えば表れているのかなと。


× 『新・熱血硬派くにおたちの挽歌』(1994年4月29日)
新・熱血硬派 くにおたちの挽歌

 開発はアルマニック。
 スーファミ版の『46億年物語』や『ワンダープロジェクトJ』で知られる開発会社ですね。

 第1作目『熱血硬派くにおくん』のようなステージ制のゲームで、どうも「しんじ」「みすず」「さぶ」など『熱血硬派くにおくん』に出てくるキャラクターも多数登場したようで……“原点回帰”を狙ったソフトだったみたい?スーパーファミコンでの「くにおくん」シリーズの展開は、迷走しているという印象だけが残りますねぇ。

 個人的には未プレイなのでちょっと遊んでみたいのですが、それならば『ワンダープロジェクトJ2』のバーチャルコンソール配信を期待したい(関係ない)。


× 『くにおのおでん』(スーファミ/1994年5月27日)

 これもある意味で有名なソフトですね。
 シリーズ初期の頃は、挑戦的なソフトをバンバン出して「新しい遊び」を我々に提供してくれていた「くにおくん」シリーズが―――流行っているからという理由で、『ぷよぷよ』もどきの落ちモノパズルゲームを出したという。しかも、「くにお」と「おでん」がどういう繋がりなのか分からないだけでなく、「おでん」と「パズル」もどう繋がっているのか分からないタイトルだというのが凄い(笑)。

 「くにおくん」シリーズ末期を象徴するソフトではあるんですが、プレイしたことはないんで実際にプレイするためにもバーチャルコンソール配信してくれたらイイですね。


○ 『熱血!ビーチバレーだよ くにおくん』(ゲームボーイ/1994年7月29日)
 3DSのバーチャルコンソールで配信中(2012年1月25日~)

 テクノスジャパン最後の「くにおくん」。
 他の機種では出ていないゲームボーイオリジナルの作品で、「シンプルだけどなかなか面白い」という評判のゲームなんですが、ゲームボーイソフトのバーチャルコンソールは「通信機能」が削除されているので……


× 『ダウンタウン熱血物語ex』(ゲームボーイアドバンス/2004年3月5日)
ダウンタウン熱血物語 ex

 「くにおくん」シリーズ再始動の1本。
 テクノスジャパンが倒産してしまい途絶えてしまっていた「くにおくん」シリーズだけれど、権利を取得したミリオンとアトラスのコンビでシリーズ復活を目指して『ダウンタウン熱血物語』のリメイクが作られました。
 自分はゲームボーイアドバンスを持っていなかったので未プレイですが、調べてみたところ……追加の必殺技や、多くのボス敵が『熱血行進曲』に出てきたような技を使い、好感度システムで仲間になるキャラが変るなど、かなり意欲的なリメイクだったように思えます。

 しかし、操作性の変化や、新システムの微妙さ故に……それほど評判も良くなかったみたい?ゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールはWii Uで始まったので、どんなものだったか見たい気もするのですが、この辺のソフトは出してくれそうにないですかねぇ。


× 『くにおくん熱血コレクション1』(ゲームボーイアドバンス/2005年8月25日)
× 『くにおくん熱血コレクション2』(ゲームボーイアドバンス/2005年10月27日)
× 『くにおくん熱血コレクション3』(ゲームボーイアドバンス/2006年2月16日)
くにおくん 熱血コレクション1くにおくん 熱血コレクション2くにおくん 熱血コレクション3

 ファミコンで出ていた「くにおくん」シリーズを2本ずつ収録してゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売しようという試みです。1が『ドッジボール部』『すとりーとバスケ』、2が『熱血行進曲』『サッカー編』、3が『時代劇』『ホッケー部』を収録しています。

 移植の際に使われたエミュレータに色々な問題があるとか、『時代劇』でセーブが出来ないとか、そもそもフルプライスでの発売って何考えているんだとか……これ以降、アトラスは「くにおくん」シリーズから撤退してしまい、「くにおくん」シリーズ復活をかけた第2シーズンはあっさり終わってしまったのであります。

 まぁ、そもそもこういう詰め合わせソフトはバーチャルコンソールでは出ないのかも知れませんが……


× 『超熱血高校くにおくん ドッジボール部』(DS/2008年3月19日)
超熱血高校くにおくん ドッジボール部

 「くにおくん」シリーズの第3シーズンの開始です。
 ここから発売がアークシステムワークスになります。

 『熱血高校ドッジボール部』のリメイク作品ですが、キャラクターの動きが遅くなり、相手を直接殴る蹴る出来るようになったので「ドッジボールそっちのけ」になりがちとあまり評判が良くありませんでした。自分も友達とのダウンロードプレイで一度だけプレイしましたが、確かに「うわぁ……」と思った記憶があります。

 ただ、こうして新作の「くにおくん」が作られることで、バーチャルコンソールで旧作が発売されるという循環が始まるワケですから、非常に意義のある1本だったのかも知れません(笑)。


× 『くにおくんの超熱血!大運動会』(DS/2010年2月4日)
くにおくんの超熱血! 大運動会

 『ダウンタウン熱血行進曲』の3Dリメイク化。
 舞台が3D空間になることで「奥にも走れる」など、「くにおくん」シリーズとして新境地を切り開こうとした意欲は分かるのですが……元々のシリーズの魅力である「ドット絵でそれぞれのキャラの顔と表情が分かりやすい」という要素がなくなってしまい、キャラ一人一人の魅力が伝わりにくくなってしまったのが非常にマイナス点だと思われます。

 これも友達と一度だけダウンロードプレイしたことがあったと記憶しているのですが、見た目からして「コレジャナイ」と思ってしまいました。


× 『くにおくんの超熱血!サッカーリーグぷらす ワールド・ハイパー・カップ編』(DS/2010年5月27日)
くにおくんの超熱血! サッカーリーグぷらすワールド・ハイパー・カップ編

 『くにおくんの熱血サッカーリーグ』の3Dリメイク作品。
 一応、前回の南アフリカW杯の直前の発売だったんですってね。

 ここらに来るとあまり売れていなかったのか、ネット上でもあまりレビューを見かけませんでした。自分もDS三作の中でこれだけプレイしたことがありませんでした。
 この後アークシステムワークスは、3DSで「ファミコン風の絵柄」に戻した「くにおくん」シリーズを展開していくので……やっぱり3Dリメイクはあまり評判良くなかったんじゃないかと思いますね。少なくとも「くにおくん」に求められているのはそれではなかったと自分も思います。


× 『くにおの熱血闘球伝説』(アーケード/日本では未発売)

 1996年頃に海外では発売された『ドッジボール』の新作で、日本でもアミューズメントマシンショーに出展されたもののテクノスジャパン倒産で発売されなかった幻の作品です。格闘ゲームのようなコマンド入力で必殺技を出すとか、「しんじ」「みすず」「さぶ」などが登場するとか、「幻の作品」ではあるものの迷走している感は否めませんし、実際にプレイした人の評判もさほどだったりします。

 こういう作品こそバーチャルコンソールで……と言いたいところですが、不謹慎なパロディネタなんかもあるそうなんで可能性は薄いかなと思います。


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 以上、バーチャルコンソールが行われている「アーケード」「ファミコン」「ゲームボーイ」「PCエンジン」「メガドライブ」「スーパーファミコン」「ゲームボーイアドバンス」「ニンテンドーDS」で発売された「くにおくん」シリーズのまとめでした。

 機種によって権利関係が違うからなのか、配信している会社が違って、バーチャルコンソールでの展開も違いが如実に表れていますね。

・アーケード ←『熱血硬派くにおくん』だけ配信
・ファミコン ←初期の作品から積極的に展開しているけど、後期まで追いつかない
・ゲームボーイ ←全作品が配信中(理由は後述)
・スーファミ ←原作の知名度の差なのか、配信は消極的
・PCエンジン ←最初の2本だけ。後期のも出して欲しいし、Wii Uにも出して
・メガドライブ ←そもそも1本しかなくて配信もなし
・ゲームボーイアドバンス ←まだサービスが始まったばかりなので配信なし
・ニンテンドーDS ←まだサービスが始まっていないので配信なし


 自分は「くにおくんと言えばファミコン!」と思っていたのですけど、今回の記事を書くにあたって調べてみたところ「PCエンジン版」や「メガドライブ版」はそのブラッシュアップ版のような位置付けにあったみたいで……これはこれでなかなか面白そうだなと思いました。Wii Uのバーチャルコンソールに出てくれると嬉しいんですけどねぇ。

 個人的に配信希望のTOP3を挙げると、『初代熱血硬派』(スーファミ)、『熱血物語』(PCエンジン)、『サッカー編』(メガドライブ)ってところです。この中だと『初代熱血硬派』はまだ可能性ありそうな気がするんですけど、ムリかなぁ(笑)。




 先ほど「ゲームボーイのくにおくんは全作品が配信されている」と書きました。
 これは恐らく、初期の3DSのバーチャルコンソールではファミコンのソフトが配信されていなかったことと、3DSで『熱血硬派くにおくん すぺしゃる』などの新作を展開するのに合わせて3DSでのバーチャルコンソールに積極的だったということだと思います。
 逆に言えば、アークシステムワークスさんが「くにおくん」の新作を出し続けてくれれば、旧作のバーチャルコンソール配信も積極的に行ってくれるということで。我々は旧作のために新作も買い支え続けるべきなのかも知れぬ!!


 ということで……アークシステムワークスが「くにおくん」シリーズの旧作配信と新作発売を始めた2007年以降の展開をまとめてみました。新作は赤で表示、アークシステムワークス以外の会社の展開は薄い字にしてあります。

【最近のくにおくんシリーズの展開】
・2007年10月23日Wiiでファミコン版『ダウンタウン熱血物語』配信開始
・2007年12月4日Wiiでファミコン版『ダウンタウン熱血行進曲』配信開始
・2008年3月18日Wiiでファミコン版『熱血硬派くにおくん』配信開始
★ 2008年3月19日DSで『超熱血高校くにおくん ドッジボール部』発売
・2008年6月17日Wiiでファミコン版『熱血高校ドッジボール部』配信開始
・2008年9月30日WiiでPCエンジン版『熱血高校ドッジボール部』配信開始 ※ナグザット
・2008年10月7日Wiiでファミコン版『サッカー編』配信開始
・2008年11月4日WiiでPCエンジン版『CDサッカー編』配信開始 ※ナグザット
・2009年5月12日Wiiでファミコン版『時代劇』配信開始
・2009年8月18日Wiiでファミコン版『熱血ホッケー部』配信開始
★ 2010年2月4日DSで『くにおくんの超熱血!大運動会』発売
★ 2010年5月27日DSで『くにおくんの超熱血!サッカーリーグぷらす』発売

・2011年6月7日3DSでゲームボーイ版『時代劇』配信開始
☆ 2011年6月28日Wiiで『ダウンタウン熱血どっじぼーる』 ※ミラクルキッズ
・2011年8月3日3DSでゲームボーイ版『熱血高校ドッジボール部』配信開始
・2011年10月18日Wiiでファミコン版『びっくり熱血新記録』配信開始
・2011年11月9日3DSでゲームボーイ版『びっくり熱血新記録』配信開始
★ 2011年12月15日3DSで『熱血硬派くにおくん すぺしゃる』発売
・2012年2月14日Wiiでスーファミ版『ドッジボールだよ全員集合』配信開始
・2012年3月6日Wiiでアーケード版『熱血硬派くにおくん』配信開始 ※ D4
・2012年5月16日3DSでゲームボーイ版『ダウンタウン熱血行進曲』配信開始
・2012年8月1日3DSでゲームボーイ版『サッカー部』配信開始
・2012年8月8日3DSでゲームボーイ版『熱血硬派くにおくん』配信開始
・2012年11月28日3DSでファミコン版『ダウンタウン熱血物語』配信開始
★ 2012年12月12日3DSで『りき伝説』配信開始
・2013年1月23日3DSでファミコン版『びっくり熱血新記録』配信開始
・2013年3月6日3DSでファミコン版『熱血高校ドッジボール部』配信開始
・2013年4月3日3DSでファミコン版『熱血硬派くにおくん』配信開始
・2013年4月27日Wii Uでファミコン版『ダウンタウン熱血行進曲』配信開始
・2013年5月22日3DSでファミコン版『サッカー編』配信開始
・2013年6月12日3DSでファミコン版『ダウンタウン熱血行進曲』配信開始
・2013年7月10日3DSでファミコン版『時代劇』配信開始
・2013年8月7日3DSでファミコン版『熱血ホッケー部』配信開始
★ 2013年8月8日3DSで『熱血硬派くにおくんSP 乱闘協奏曲』発売
・2013年12月4日Wii Uでファミコン版『時代劇』配信開始
・2013年12月18日Wii Uでファミコン版『熱血高校ドッジボール部』配信開始
・2014年1月15日Wii Uでファミコン版『熱血硬派くにおくん』配信開始
・2014年3月19日Wii Uでファミコン版『サッカー編』配信開始
★ 2014年4月30日3DSで『熱血魔法物語』配信開始

 気のせいかも知れませんが、3DS以後は特に「新作発売」の前に「旧作配信」を集めているような印象がありますね。ただ単にコンスタントに「旧作配信」を行ってくれているだけという見方も出来ますが(笑)。

 とりあえず自分は次は、優待価格なのにまだ買っていなかったファミコン版『サッカー編』Wii U版を買って、「まるごとバックアップ」を駆使してクリアを目指そうかなと画策中です。クイックスタート導入で手軽に起動できるようになったので、Wii Uの快適度が跳ね上がってヤバイ。

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何故ぼくはそのシリーズを追いかけなくなったのか

 先週書いた記事の第2弾です。

 何故ぼくはそのゲームを途中でやめてしまったのか

 この記事を書きながら、自分で自分に対して思ったことがありました。それは「俺ってちっとも『ファイアーエムブレム』ファンじゃなくね?」ということ。
 クリア出来たのはファミコンの『外伝』と、スーファミの『紋章の謎』だけ。その後の『聖戦の系譜』『トラキア776』『蒼炎の軌跡』は途中で挫折してしまいましたし、最近の作品には手を出してもいません。『覚醒』に関しては当初買うつもりだったのが有料DLCについて思うことがあって辞めたという経緯もありましたが、私にとって『ファイアーエムブレム』シリーズはもう「追いかけられなくなったシリーズ」になっているんだと痛感しました。


 前回の「何故ぼくはそのゲームを途中でやめてしまったのか」の記事を書いた時にも、たくさんのお叱りの言葉をいただきました。「その程度で投げ出すなんて」「もっと難しいゲームがあるのに」「逆にどんなゲームならクリア出来るんすか」等々。
 これは別にこのブログの読者が酷いということではなくて、同様の話題を書いていた他のブログのコメント欄を見てもそういう声は多かったです。

 好きなゲームを「クリアできなかった」「途中でやめた」と言われたらカチンと来るのが“ゲーム好き”という生き方なので、そういう反応が来るのは仕方がないことだと思いますし、だから私なんかは普段ゲームに対して「クリアできなかった」「途中でやめた」とは書かないようにしています。
 でも、それだと「何故クリアできなかったか」「どうして途中でやめたのか」というユーザーの声は挙がらず、「クリアできた人」「途中でやめなかった人」の声しか挙がらなくなってしまいます。だから、遠藤さんはわざわざ「調査」という形で消費者の声を募集したんでしょう。



 さて……そこから考えると、今日の第2弾はもっとカチンと来る人が多いだろうし、もっと「語りづらい」話題だと思います。でも、一番重要な話でもあると思うのです。
 熱心に追いかけていたゲームの「シリーズ作品」を追いかけなくなる瞬間はいつなのか―――言い換えれば、「私達がファンをやめる瞬間はいつなのか―――」



○ 『ファイナルファンタジー』シリーズ
ファイナルファンタジー5 ファイナルファンタジー6 ファイナルファンタジーX

 前回の記事にも書きましたが、『ファイナルファンタジー』シリーズはファミコン時代の『I』『II』『III』の頃はとにかく「難しいRPG」という印象がありました。メーカーもそれを自覚していたのか、スーファミに移った1作目『IV』は『イージータイプ』を発売していたくらいですからね。

 しかし、私がハマった『V』辺りから『ファイナルファンタジー』シリーズは「最先端のRPG」でありながら「万人が楽しめるRPG」になっていきました。それが売上と評価の両面で最も形になって出たのがプレステの『VII』だと思うのですが……それは置いといて。
 自分も『V』にハマって以降、『VI』にもハマり、プレステは本体を買うのが遅かったのでリアルタイムではありませんが『XI』『VIII』『VII』の順でプレイしてクリアして、ついでにリアルタイム時には友達に借りてクリア出来なかった『IV』もクリアして、PS2で出た『X』も発売日に買ってクリアして―――と、どっからどう見ても私は『ファイナルファンタジー』シリーズの大ファンだったと思います。

 私が思うこのシリーズの魅力は、「毎回違う成長システム」を採用することでシリーズ作品でありながら毎回異なる感覚でプレイ出来る点だと思います。シリーズ作品はつい前作と比較しちゃって楽しめない私ですが、『ファイナルファンタジー』シリーズは毎回「別物」という感覚でプレイしていたんですね。
 それでいて「遊びやすい」のは鉄板。『V』以降なら特にレベル上げをしなくても進める難易度調整になっていて、セーブポイントも欲しいところにあって、ストーリーは作品によって好き嫌いはありますけど「大崩れしないシリーズ」という安心感はありました。

 そんな大ファンだった私が何故シリーズを追いかけなくなったかと言うと……
 PS2がぶっ壊れたからです。
 レンズの読み込みが上手くいかなくなってしまって、SCEのサポートに電話したら「新しい本体を買ってください」と言われたので「ふざけんな!絶対に買わねえ!」と思い、『X-2』も『XII』も「本体がないから遊べない」状態でした。

 んで、『XIII』が出た時にはPS3は持っていたはずと記憶しているんですけど……当時あまりゲームを遊ぶ時間がなかったことと、PS3を繋いでいるテレビが10年以上前の古いテレビだったのでグラフィックを堪能できないだろうなーと思ったことと、もう『X-2』『XII』でシリーズ追いかけるのをやめたのだし今更『XIII』やってもなーという思いがあったことで、結局買いませんでした。

理由:PS2がぶっ壊れて「本体がないから遊べない」ことになり、シリーズへの熱も冷めてしまった


○ 『くにおくん』シリーズ
ダウンタウン熱血物語 びっくり熱血新記録 熱血硬派くにおくん すぺしゃる

 若い人の中には全く知らん人もいらっしゃるでしょうから、解説しますと……くにおくんシリーズというのはファミコン時代を席巻したテクノスジャパンの大ヒットシリーズです。第1作はリアル頭身のアーケードゲームでしたが、シリーズは後にデフォルメ頭身になり、ファミコン等の家庭用ゲーム機が中心になり、複数人で遊べるゲームがほとんどになりました。

 このシリーズは主人公の「くにお」やライバルの「りき」等といったキャラクターはシリーズで共通なのですが、毎回「違うゲームシステム」で「全く別のジャンルのゲーム」だったのが特徴ですね。


 1作目『熱血硬派くにおくん』はベルトアクション、2作目『熱血高校ドッジボール部』はドッジボール、3作目『ダウンタウン熱血物語』はベルトアクションにRPG的な成長要素を加えたゲーム、4作目『熱血高校ドッジボール部サッカー編』はサッカー……脈略がないにも程があるような(笑)。

 今ではマリオだってカートに乗るし医者にもなるしテニスもゴルフもやっていますし、人気キャラクターが様々なジャンルのゲームに出ることは珍しいことではありませんが……『くにおくん』シリーズはこれを「部活の助っ人として呼ばれる」と、一応の理由を付けていたのが面白かったです。
 ちょっと時代は前になりますが、『Dr.スランプ』とか『奇面組』といった漫画でもキャラクターが部活の助っ人に呼ばれるなんて人気の展開がありましたからねぇ。

 と、こんな風に毎回全く異なるゲームジャンルの『くにおくん』シリーズなんですけど、共通点もあって。『ドッジボール』以降は「二人以上のプレイで遊べる」のが普通で、また「難しくない操作で遊べる」という安心感もあって、友だちが集まって遊ぶゲームの定番になっていたんですね。


 さて、ファミコン時代に大人気だった『くにおくん』シリーズがどうしていきなり下火になって、挙句の果てにはテクノスジャパンが業務停止して消滅することになるのか……というと、一般的にはスーパーファミコンに移行した業界の流れについていけなくなったとか、『ファイナルファイト』や『ストリートファイターII』などのデカイキャラクターが動き回るゲームや『スーパーマリオカート』などの新しい対戦ゲームの定番が出てきたことで時代遅れになってしまったとか、色んな原因が言われていると思うのですが。

 自分がどうして『くにおくん』シリーズに興味がなくなってしまったを考えてみると……『くにおくん』シリーズって毎回「違うゲームシステム」で「全く別のジャンルのゲーム」過ぎて、どれが“本編”だか分からない状態だったというのが大きいのかなと思うのです。
 例えば、マリオだったら……アクションゲームの『マリオ』がしっかりと“本編”でした。テニスやゴルフや野球やサッカーをしてもそれらはマリオを使った他のゲームで、それらに興味がない人も待っていればアクションゲームの『マリオ』が出るからそれは遊びたいって人が多かったからこそDSの『Newマリオ』がヒットしたのでしょう。
 『ポケモン』だってそうです。“本編”の『ポケモン』があるからこそ、その他のスピンオフ作品が活きるのです。


 では、『くにおくん』シリーズの本編とは?
 スーパーファミコンで発売された『くにおくん』シリーズのソフトを振り返ると、リアル頭身路線の『初代熱血硬派くにおくん』、ドッジボールの続編『くにおくんのドッジボールだよ全員集合!』、新しいジャンルの野球の『ダウンタウン熱血べーすぼーる物語』、リアル頭身路線の『新・熱血硬派くにおたちの挽歌』、落ちモノパズル人気に乗った『くにおのおでん』の5作品です。

 私にとって『くにおくん』シリーズは、ファミコンの『ドッジボール』で知り、『熱血物語』にハマり、『サッカー』はそんなに、『熱血行進曲』はみんなで盛り上がり、『時代劇』は兄貴があまりやらせてくれなかった―――という経歴で、最後に買ったのはファミコンの『びっくり熱血新記録』でした。


 『くにおくん』シリーズの毎回「違うゲームシステム」で「全く別のジャンルのゲーム」なところが好きだった私ですけど、それが複雑化してきた『びっくり熱血新記録』の頃にはかなり歪んだ状態になっていることは感じていました。買った私はやりこんでいるから上手くなれるのだけど、友達の家でみんなで遊ぶ際、初めてこのゲームを遊ぶ人は手も足も出ないという。
 これ、格闘ゲームブームが「『ストII』やっていれば他の格闘ゲームもそこそこ遊べる」というシンプルさだったのとは対照的だったのです。


 この危機感はテクノスジャパンの人達だって持っていたでしょうから、スーファミで『ドッジボール』のアッパーバージョンなんかを発売したのでしょうが……例えばスーファミで『ダウンタウン熱血物語2』か『ダウンタウン熱血行進曲2』を出していたのなら、「くにおくんの新作がスーファミで出るんだ?」と思わせることが出来たと思うのです。

 というか……時代を経て、3DSで展開している現在の『くにおくん』シリーズってそうですもんね。新しいことをやるんじゃなくて、『熱血物語』『熱血行進曲』『時代劇』辺りの感覚で遊べることを目指している。そればっかなのも困るけれど、スーファミ時代にそれが出来ていたら『くにおくん』シリーズってまた違う形になっていたんじゃないかなぁって思うのです。


理由:毎回「新しいこと」にチャレンジし過ぎた結果、定番となる“本編”を失ってしまったから―――

 なので、私は未だにWiiウェアで予告されていた『ダウンタウン熱血物語2』を心待ちにしていますし、それとは別口でバーチャルコンソールで『初代熱血硬派くにおくん』を出してくれることを期待しています。お願いします。お願いします。


○ 『スーパーロボット大戦』シリーズ
スーパーロボット大戦F スーパーロボット大戦α(通常版) 第2次スーパーロボット大戦α(通常版)

 ファミコンの『第2次』、スーファミの『EX』を友達に借りてプレイしたことはありましたが(最後までは進めませんでした)、自分がこのシリーズにハマり始めたのはセガサターンの『F』からでした。ちょうど『ファイアーエムブレム』シリーズの『聖戦の系譜』にコレジャナイ感で脱落してポッカリ空いていた穴を、これなら埋められるかなーと手を出してみたらどっぷり沼にハマリました。

 『F』『F完結編』はセーブデータ破損という地獄を見たこともありましたが、そのおかげで2~3周分くらい遊び。プレステを購入してからは『コンプリートボックス』で『第2次』『第3次』のリメイク版をクリア、『α』も2周クリア、『α外伝』は友達に借りてそこまでハマらなかったのですが、『第2次α』は大好きなクロスボーンガンダムが参戦したのでPS2のレンズの調子が悪い中でもなんとかプレイしてクリアしました。


 んで、その後一切触れていません。
 PS2が壊れてしまったというのもありますが、DSでもWiiでもPS3でも3DSでも持っている機種で『スーパーロボット大戦』シリーズは発売していました。しかし、全くプレイする気が起きませんでした。あんなに楽しんでいたシリーズなのに。特に難しくてクリア出来なかったとかではないのに。


 その理由が前述したクロスボーンガンダムが参戦した『第2次α』でした。
 『スーパーロボット大戦』が生まれた頃には『ガンダム』やら『Zガンダム』やらが参戦しているのが当然で、それに何の不思議もなかったのですが、シリーズのファンになってからは「俺の大好きな○○がスパロボに参戦しないかなー」と妄想するようになって……
 『クロスボーンガンダム』というのは、言ってしまえば初めて自分が大好きな作品が『スパロボ』に参戦するという夢が適った作品だったのです。そのくらい私は『クロスボーンガンダム』が大好きなんです。

(関連記事:人間の価値とは。『機動戦士クロスボーン・ガンダム』全6巻紹介


 それくらい期待してプレイした『第2次α』―――SRPGとしては普通に面白かったんですけど、普通に面白かったんですけど。当たり前ですけど、『スパロボ』の中ではクロスボーンガンダムって“ただの一つの機体”でしかないんですよね。
 原作では地球の命運を託される唯一の希望だったし、そうした絶望的な状況で成長していく主人公達に目頭が熱くなっていったのですが、『スパロボ』ってそういう作品が幾つも参戦しているから「別にクロスボーンガンダムなくても地球救えるよね」という気持ちになっちゃって。実際、性能としても弱くもなく強くもなく。

 これ……『スパロボ』に限った話じゃなくて、ガンダムシリーズがたくさん集まったシミュレーションゲームでもアクションゲームもそうなんですけど。たくさんの作品が集まれば集まるほど、私の大好きな作品は「十数分の一」にしか過ぎなくなっちゃって。そのことを意識し始めてから、もう興味がなくなってしまったのです。

理由:ただのSRPGとして遊んでいる内は楽しかったのに、愛着のある作品が参戦しても「ただの一作品に過ぎない」と気付いた時に冷めてしまった


○ 『ウイニングイレブン』シリーズ
Jリーグ実況ウイニングイレブン2000 ワールドサッカー ウイニングイレブン6

 1本買ったら、その1本で何百時間と遊べてしまうので……「選手データが最新版になりました」くらいでは買う気が起きなくて、いつしか興味を失ってしまっていました。

理由:1本買えば何百時間も遊べるスポーツゲームは、わざわざ最新作を買う気にならなかった


◇ まとめ
 とりあえず、前の記事に書いた『ファイアーエムブレム』シリーズを除いて思いついたのを全部書きました。『マリオ』や『ゼルダ』はまだ追いかけていると言えるし、『ドラクエ』は(兄貴が好きで買っていたので)自分で買ったことは1作もないので省きました。

 並べてみて思ったことは……
 「シリーズ作品」でありながら「変わり続けること」が、シリーズ作品を追えるかどうかの裏表になっているのかなということ。

 私が『ファイナルファンタジー』シリーズや『くにおくん』シリーズを追いかけていたのは、「毎回「新しいゲームシステム」になっている」からでした。だから、毎回新鮮な気持ちで遊べたし、“単なる続編”ではない魅力を感じていました。
 しかし、ひとたび追いかけられなくなるとそこが“ハードル”になってしまいます。「面倒くさそう」「前作にちょっと付け足すだけで良かったのに」「俺の好きな○○じゃなくなってしまった」――――

 DS時代に『Newマリオ』とか『テトリス』とか『ドラクエ』のリメイクが大ヒットしたのを思い出すに、「毎回「新しいゲームシステム」になっている」ものよりも「安心して楽しめる」「今まで通り楽しめる」ことを重視する人が多いのだと思いますし……自分にだってそういう気持ちがあったことが分かりました。それこそ『聖戦の系譜』をコレジャナイと途中で辞めてしまったのもそういうことですしね。

 しかし、逆に『ウイニングイレブン』みたいなスポーツゲームは「選手データが変わっている以外に違いが分からないから別に新作買わなくてもイイや」と思ってしまったので、マンネリが必ずしも良いってワケでもないんですけどね(笑)。

(関連記事:延々と『ピクロス』をやり続けてしまう


 「私達がファンをやめる瞬間はいつなのか―――」という、この記事冒頭の文を思い出すに……これはやはり難しい問題で、「変わり続けても」「変わらなくても」ファンをやめてしまう瞬間が来るんだと自分のゲーム歴を見ると思いました。
 人気シリーズの新作が出る度に、「変わりすぎだ!これは俺の好きな○○じゃなくなった!」という人と「変わらなさすぎる!マンネリだ!」という人が同時に出てきたりするもので。その両方の理由でファンは離れていくのだから、「ファン全員が離れない続編」なんてものは不可能なんでしょうね。という身も蓋もない結論。


 とりあえず『ダウンタウン熱血物語2』の開発再開を、私は首をながーーーーくして待っておりますよ。

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≫ EDIT

くにおくんシリーズのエピソード1:『熱血硬派くにおくんすぺしゃる』紹介

『熱血硬派くにおくんすぺしゃる』
 ニンテンドー3DS用
 アークシステムワークス/開発:エイビット新潟
 2011.12.15発売
 定価:4410円(税込)
 セーブデータ数:2
 公式サイト

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※ このソフトはニンテンドー3DSの立体視機能に対応していますが、自分は視力の問題で立体視が出来ません。なので、この紹介記事内では立体視機能については言及しないことを御了承ください。


 まず最初に分かりやすく説明しますと……
 このゲームはアーケード版&ファミコン版『熱血硬派くにおくん』を、『ダウンタウン熱血物語』風にリメイクしたゲームです。


 『熱血硬派くにおくん』とは86年にアーケードゲーム版が販売開始され、87年にはファミコンへの移植がされた、リアルな頭身の不良が立ち回るステージクリア型のアクションゲームです(ファミコン版のVC公式サイト)。
 87年にはそうしたキャラが登場する『熱血高校ドッジボール部』アーケード版が販売開始(翌88年にファミコン版も発売)され、くにおやりき等が初めてデフォルメキャラクターとして登場しました(ファミコン版のVC公式サイト)。

 続いて89年に発売された『ダウンタウン熱血物語』は当時のRPGブームの要素を取り入れ、敵を倒して手に入れたお金で買い物をしてパワーアップする要素や、敵のセリフを読んで「○○に行く」といった要素があり。そして何といっても「二人同時協力プレイ」が出来たことで、くにおくんシリーズの一つの完成形が出来上がりました(VC公式サイト)。
 ここで登場した人気キャラクターや必殺技は後々のシリーズにも引き継がれ、90年の『ダウンタウン熱血行進曲』(VC公式サイト)、91年『くにおくんの時代劇だよ全員集合』(VC公式サイト)といった人気作が生まれていく――――のですが、


 例えば、『ファイナルファンタジー』シリーズのファンも「ファミコン時代が好きだった人」「スーファミ時代が最高だったよ派の人」「プレステ以降しか知らないよ派」などに分かれるみたいな話で。くにおくんシリーズのファンにも「ダウンタウン熱血物語以降しか知らないよ」という人が多く、自分もその一人でした。


 なので今作は、くにおくんシリーズのエピソード1となる『熱血硬派くにおくん』を、後のシリーズの原点となった『ダウンタウン熱血物語』風にリメイクした―――ということなんですね。
 また、「くにおくんと言えば2人協力プレイだろう!」という人のために、2人協力プレイが出来るミッションモードがあったり。「くにおくんと言えば4人対戦だろう!」という人のために、4人対戦が出来るバトルロイヤルモードもあります。

 くにおくんシリーズ25周年に相応しい「シリーズの良いところを全部集めた」スペシャルなソフトになっているのです!


 ………と、期待していたんですけどねぇ。


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