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『BanG Dream!3rd Season』3話でPoppin'Partyはどうしてライブハウスを満員に出来たのか

 今日はブログに書くことがないなぁ……と、今週のアニメを予約しようとしていたら「今週はバンドリのアニメが休み」ということを知って、金曜日もまたブログに書くことがなくなってしまいました!
 流石に毎日更新もキツくなってきたぜ!(誰に頼まれたワケでもないのだから、やめてもイイと思うんですけどね……)


 んで、ちょっとTwitterのタイムラインで見かけて気になったことを書いておきます。
 『バンドリ』アニメ3期3話で、主人公達Poppin'Party(以下ポピパ)がライブハウスを満員にしていたことで「高校生の一バンドがライブハウスを満員にできるものなのか」と疑問を書いていた人がいて……その人は別に私と面識のないRTで飛んできた人だったので特に何も言わなかったのですが、このブログを読んで「アニメ3期から観ている人」も同じような疑問を持っているかなと思って簡単に解説します。

 なので、テレビアニメ1~2期、ゲーム版のネタバレも含みますんでヨロシク。


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<画像はアニメ版『BanG Dream!3rd Season』第3話より引用>

 まず、『バンドリ』の世界では「ガールズバンド」がすごく人気ということ。
 作中でニュースになったり雑誌で取り上げられたりしていたように、私達の世界とちがって、『バンドリ』の世界では「ガールズバンド」がちょっとしたブームになっているのだと思われます。それは「バンドをする方」だけじゃなくて「ライブを観る方」にも言える話で、だからポピパに限らず「ガールズバンドのライブを観に行く文化」があるのだと思われます。

 その理由を考えると……そもそもあの世界には男がいないから
 アニメ第1期の舞台になったライブハウスSPACEは「ガールズバンドの聖地」と言われ、「バンドをする方」「ライブを観る方」両方のレベルを上げていたそうなんですね。あのライブハウスでライブをしていたバンドは高校生とかも多かった(というか作中に出てくるバンドはみんな高校生なんですが)、それでもみんな観に来るくらいの土壌があったんですね。

 SPACEはアニメ1期の最後で閉まっちゃいますが、あの町には特に「ガールズバンドのライブを観る文化」が根付いているのかなと思います(なので、六花もわざわざ東京から出てきた)。


 分かりやすい例えを言うと……
 『ラブライブ!』の世界だと「スクールアイドル」が人気みたいなことだと思います。私達の世界とは育まれた文化がちがうというか。



 Poppin'Partyはどのくらいの知名度のあるバンドなのか?

 実はこここそが解説しておかなくちゃいけないところだと思ったのですが……
 ポピパはテレビアニメ1期では「友達くらいしかやっていることを知らない」レベルのバンドでした。出たのは文化祭ライブと、オーディションに受かったSPACEのラストライブだけなので。

 んで、テレビアニメ2期になって出たライブは、例えばロゼリアの主催ライブだったり、逆にポピパの主催ライブにロゼリアが出たり、実はポピパ単独で出たライブってないんですね。だから、3期3話でポピパが単独でGalaxyをしっかり埋めたのには、私も「お」と思ったくらいです。「ロゼリアの力を借りなくても埋められるくらいに有名になったんだ」と。


 ただ、それにも理由はあって……時系列を考えるといろいろ矛盾も生まれてきてしまうのですが、一応「テレビアニメ1期」と「テレビアニメ2期」の間に「ゲーム版のシーズン1」のストーリーがあって……この間にポピパは商店街でライブをしたり、CiRCLEで5バンド合同のガールズバンドパーティを成功させたり、CiRCLE代表として合同の大きなライブイベントに出たり、商店街のテーマソングを作ったり。
 アニメ版しか観ていない人には見えないところで、実はむっちゃ知名度を上げる活動をしていたんだと思います。ぶっちゃけロゼリアとパスパレと一緒にライブをしたというだけでも、それなりに知名度は上がったでしょう。

 また、3期3話でライブをしたライブハウスGalaxyは商店街にあるライブハウスらしく、この商店街にはポピパが作曲したテーマソングが流れているくらいですし、香澄や紗綾は特に商店街のみんなから覚えられた顔だろうし(有咲ですら商店街を歩いていると声をかけられるとの話)、この商店街内でのポピパ知名度は特に高いのもあると思います。
 「商店街とポピパの関係」はゲーム版で特に描かれた話で、アニメ版ではアフターグロウと合同で出た2期6話くらいしか描かれなかったので、アニメ版だけ観ている人にはそこがちょっと分かりづらかったかもですね。


 要は、「地元のちょっとした人気者」というカンジなんだと思います。
 その点ではロゼリアやパスパレに比べれば知名度は高くないんじゃないかな。当人達はあまりこういう話題はしませんけど、パスパレの事務所の人がアフターグロウに作曲を依頼した際に「アフターグロウの知名度も上がると思います」と言ったシーンがあって(そして、ブチギレる蘭ちゃん)、「あ……やっぱ作中世界では5バンドって知名度に差があるんだな」と思ったものです。



 んでね、『バンドリ』はアニメ3期で行われるこの「BanG Dream!ガールズバンドチャレンジ」というイベントの架空の公式サイトを作って、架空の参加バンドとか、架空のランキングまで公開しているんですが……

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 1位と2位は、作中で出てきたようにロゼリアとRASなんですが……
 じゃあ、ポピパは何位かというと。


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 231位!
 「たこわさときゅうり」より下の順位ですよ!


 というか、「たこわさときゅうり」という名前のガールズバンドって何?
 この名前を付けるセンスの女子…女子高生か女子大生か知りませんが、やべえでしょ。
 2人組なのかな、片方がたこわさで、片方がきゅうり。いや、イヤでしょ、女の子で自分のニックネームが「たこわさ」なのも「きゅうり」なのも。RASのニックネームは「パレオ」とか「レイヤ」ですよ。こっちは「たこわさ」と「きゅうり」ですよ。
 もし「たこわさときゅうり」が大躍進して2位に入ったとして、RASと一緒に武道館に立っても、観客はどういうテンションで見ればイイの? 「たこわさー、かわいいよー」ってコールするの? もう悪口にしか聞こえなくない? チョココロネが好きとか、コロッケが好きとか、そういうキャラ付けを遥かに凌駕していない? 「名前がたこわさ」って。


 今日の記事、自分で書いていても「たこわさときゅうり」がどんなガールズバンドなのか気になって、他に何を書いたか覚えていない!



 まだ1回しかライブをしていないというのも大きいんでしょうが(投票はライブを観に来た人が、ライブ終了後1時間以内に1票だけ入れられるシステム)(このシステムだとポピパしか出ていないGalaxyに来た観客は全員ポピパに入れるんじゃない?)、ロゼリアやRASとポピパにはこれくらいの差があるってのはリアルだなぁ……と、アニメ1期からゲーム版ともども追いかけてきた身としては思いました。

 

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そして、彼女は走り出す。誰のために、何のために/『BanG Dream!3rd Season』アニメ第3話

 「3期は集大成になりますよー」という事前の話通り、出し惜しみせずに序盤からガンガン話が展開していってすごく楽しい!相変わらず今週も彩ちゃんの出番はなかったので、「リィちゃん先輩よりも出番がないだと……」とはなりましたが(笑)。


 「まだ観ていないんだけど」という人は、YouTubeAbemaTVでも1週間限定無料配信で観られますよ!

アニメ3期が始まる前に、“今からでも追いかけられる”初心者のための『BanG Dream!(バンドリ)』講座(前編)
アニメ3期が始まる前に、“今からでも追いかけられる”初心者のための『BanG Dream!(バンドリ)』講座(後編)
正真正銘、シリーズの集大成が幕を開ける!/『BanG Dream!3rd Season』アニメ第1話
『BanG Dream!』アニメ1期&2期がYouTubeで期間限定配信されているそうなので、オススメ回をチョイスします!
その道は、かつて通った道/『BanG Dream!3rd Season』アニメ第2話



 『BanG Dream!3rd Season』公式サイト

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<画像はアニメ版『BanG Dream!3rd Season』第3話より引用>

 先週「RASの物語」は「ロゼリアの物語」がかつて通った道だと書きました。
 ただ、「ロゼリアの物語」とちがうのは「一緒にセッションをした六花が不合格になる」ところ。これ、意図的にそうしていると思うんですが、「ロゼリアの物語」ではここであこもリサも燐子も合格になったんですね。バラバラだった一人一人が集まって、初めて一緒に楽器を演奏したとたんに「体験したことのない奇跡」が始まるのが「ロゼリアの物語」だったのです。


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<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>

 言うなれば、「この5人でなければダメだ」というメンバーが集まったのがロゼリアで―――この奇跡を体験していたからこそ、友希那は「自分一人が受けた事務所からのスカウト」ではなく「ロゼリアのメンバーでFUTURE WORLD FES.を目指す」ことを選んだのです。

 六花もそういうバンドを探していたし、チュチュもそんなギタリストを探していた……
 けど、一緒に音を合わせても「体験したことのない奇跡」は起こりませんでした。それが「RASの物語」なんです。



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<画像はアニメ版『BanG Dream!3rd Season』第3話より引用>

 そこでポピパの出番ですよ!
 ここの「ポピパを“こねる”」という誰にも伝わらなかった六花の独特の表現が、香澄には分かって、有咲が「あ?」と言うシーンがすごく好き(笑)。4コマでもネタになっていたけど、六花は香澄に影響されすぎて香澄語になっていることがあるので、香澄には普通に伝わっているという。

 1~3話はRASと六花が主人公だったと言えるので、ポピパあまり出番なかったですけど、こういう何気ない&説明しすぎない会話でキャラクターを描くのは『バンドリ』の魅力と言えます。


 にしても、「六花に元気になって欲しい」「新曲は六花に届ける曲にしたい」という提案に、誰も異を唱えないのがポピパらしいですよね。敵になるかも知れない、今までと関係性は変わってしまうかも知れない、それでも全員笑顔で送り出すのがポピパなんですよ。これが主人公力……!
 「アニメ2期」の同じ第3話目、「本当に自分達に主催ライブが出来るのか」と壁にぶち当たったポピパは“自分達に憧れる六花”からいろんなことを思い出させてもらいました。SPACEでのライブ、自分達もキラキラしたものを追いかけてきたこと、自分達の歌が聴いている人に勇気を与えていたこと―――

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<画像はアニメ版『BanG Dream!2nd Season』第3話より引用>


 だから、今度は私達が六花に思い出させる番だ―――
 そのために1曲作っちゃう、この青春ど真ん中っぷりがポピパなんですよ!



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<画像はアニメ版『BanG Dream!3rd Season』第3話より引用>

 そして、六花は走り出す。
 ライブが始まる前の明日香との会話、「それじゃあ誰と戦うんだろう?」「お……己と?」がここにかかってくるという。

 誰のためでもない、自分のために。何のためでもない、自分の夢のために。
 六花は走るんです。



 かつて、沙綾も走った。
 香澄も走った。
 おたえも走った。

 青春とは走ること。「ポピパの物語」が、今ここで六花に引き継がれるという。


 この1~3話、ムチャクチャ熱かったです。
 主人公であるはずのポピパのライブを3話までやらなかったのも、この展開のためかーと思いました。ありがとう、『バンドリ』!



◇ で、百合なの?
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<画像はアニメ版『BanG Dream!3rd Season』第3話より引用>

 ハイ、つぐみちゃん可愛い~~~。

 抱きつかれても全く動じていないあたり、この2人の今の関係性が見えてイイですよね。
 初期の頃だったら日菜ちゃんに振り回されてあわあわするつぐみちゃんだったろうに。

 ちなみに、ここのアフターグロウが何故3人しかいないのかを考察すると、もしここに蘭ちゃんがいたら友希那さんへの対抗心をメラメラ燃やして「別に、私達だってあれくらい出来るでしょ」とか言い出すだろうし、日菜ちゃん相手にも思うところがあるだろうし、「ここにいたら面倒くさいことになりそうだぞ」とライブを観に行かされなかったのかなと思いました。

 登場しないことで、むしろ百合を感じさせる……それが蘭ちゃん!
 ということで、今週は百合でした!


 

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その道は、かつて通った道/『BanG Dream!3rd Season』アニメ第2話

 2話もムチャクチャ面白かったです!
 1話を観た後に「彩ちゃんの出番ほとんどなかったですねー」みたいなことを笑って言っていたら、まさか2話にしてポピパの出番すらほとんどなくなるとは……(笑)

 しかし、群像劇好きな自分からすると溜まらない展開でした。


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正真正銘、シリーズの集大成が幕を開ける!/『BanG Dream!3rd Season』アニメ第1話
『BanG Dream!』アニメ1期&2期がYouTubeで期間限定配信されているそうなので、オススメ回をチョイスします!



 『BanG Dream!3rd Season』公式サイト

 私の「3期からでもアニメを観てください!」という呼びかけで3期から観始めた人からすると、「え?バンドリの主人公ってRAISE A SUILENじゃないの?」と思われたかも知れません。ぶっちゃけそれでイイと思うんです。

 『バンドリ』プロジェクトの仕掛人の木谷さんは「ガンダムのように40年・50年続けられるコンテンツにしたい」と語っていて……香澄達は今は高校生だけど、ひょっとしたら高校を卒業して大学、社会人になってもバンドを続けていて「伝説のバンド」みたいになっているかも知れない―――と、仰っているんですね。
 いつかは世代交代が起こってキャラクター達が入れ替わるかも知れないし、実際ゲーム版のシーズン2のメインストーリーはそういう話をやっています。「私達のライブを観て、バンドを始めたいと思ってくれるコ達がいたらイイ」という。


 なので、「RASが主人公」というのは間違っていないんですね。
 ポピパも主人公だし、ロゼリアも主人公、アフターグロウも、パスパレも、ハロハピも主人公なんです。

 アフターグロウは2話で「商店街の祭りと日程が被っちゃっているからバンドリ・ガールズバンドチャレンジには出ない」と言っていたし、パスパレなんて彩ちゃんまだ数秒しか映っていない(しかも回想シーンで)ですけど!
 ハロハピはそもそも「誰かと戦う」みたいなことを考えないバンドですし、パスパレは既にプロだからわざわざ戦いの場に出なさそうですから……現実的には3期は「ポピパ」と「ロゼリア」と「RAS」の3つのバンドが2つの席をめぐって戦い、あとの3バンドはそのサポートの役回りになるのかなと思います。



◇ 「ロゼリアの物語」と「RASの物語」
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<画像はアニメ版『BanG Dream!3rd Season』第2話より引用>

 さてさて。
 私が『バンドリ』を好きな理由は、一つにはいろんな人間(=自分とはちがう人間)との出会いで人間は成長できるし世界は面白いんだと描いているところです。香澄に出会って有咲やりみりんは変わったし、彩ちゃんに出会って千聖さんや日菜ちゃんは人生観を大きく変えられたし、こころに出会って花音さんは勇気をもらって美咲ちゃんは必死になることを覚えました。
 そして、その「出会い」は一つのバンドの中だけで完結するものではなく、他のバンドとの「出会い」もまた重要で、だから『バンドリ』には5つのバンドがあったんですね。



 しかし、RASはゲーム版には登場しない6つ目のバンドです。
 他のバンドとの絡みはほとんどなく、チュチュは「最高の音楽を自分達だけで作る」と言い、「ロゼリアとポピパをぶっ潰す」と逆恨みしている現状です。そんな彼女を見て、ロゼリアの友希那さんは出るつもりのなかったバンドリ・ガールズバンドチャレンジに出場してRASと戦いたいとメンバーに告げます。

 その理由が……


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<画像はアニメ版『BanG Dream!3rd Season』第2話より引用>


 「似てるから」なんですよ。

 たった五文字!
 たった五文字だけど、そこに込められた意味の重みがずっとロゼリアを追いかけてきた人達には分かるのです。


 そうなんです、今のチュチュはかつての友希那に似ているのです。


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<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>

 湊友希那の父親はミュージシャンで、父と娘と隣に住むリサの3人でセッションの真似事をしていたのが彼女の音楽の原点でした。しかし、メジャーデビューをして「売れる音楽」を作らねばならなかった父は、FUTURE WORLD FES.に切り捨てられたことで音楽を辞めてしまいます。
 友希那の家ではその後「音楽」についての話をすることすら禁句になってしまうのだけど、友希那は「FUTURE WORLD FES.への復讐」を誓うのです。


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<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>

 友希那はFUTURE WORLD FES.に出場するためのバンドメンバーを集めます。何故ならFUTURE WORLD FES.のコンテストは「3人以上」のユニットでなければ出場できないから。そのための演奏が出来る技術と高い意識を持ったメンバーのみを集め……言ってしまえば、「自分の復讐のための駒」になるメンバーを揃えたのです。


 チュチュも、自分の音楽を奏でられるメンバーだけを集め、ロゼリアやポピパをぶっ潰すと言っています。「音楽を復讐の道具に使い」、「メンバーを自分の目的のために集めた駒のように思っている」その姿は、かつての友希那にそっくりなのです(チュチュはそれを公言しているのが友希那との差ですが)。



 「アニメ2期」&「アニメ3期」だけを見るとロゼリアは、達観して成熟した人達が集まっているように見えるかもですが……ここに来るまで何度も何度も衝突し、空中分解し、それらを乗り越えてきた道があるのです。
 丸山彩がいるパスパレや、弦巻こころがいるハロハピとちがって、絶対的にブレないスーパースターがいるワケではないロゼリアは全員がコンプレックスを抱え、全員が悩み、答えを模索して、足掻き、苦しむしかないのです



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<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>

 バンドストーリー2章では、ロゼリアの音を見失ってしまった友希那が「互いを思い合って」ライブをするポピパに自分達に足りないものを見つけるシーンがあります。
 ロゼリアは、ロゼリアだけで完成したワケではなく―――彼女らが苦しんだ時、友希那はポピパから学んだし、紗夜は巴から学んだし、リサはモカから学んだし、他のバンドのメンバーとの「出会い」によって成長していったのです。それがロゼリアの物語だし、そんなロゼリアが「作中最強のバンド」として描かれているのむっちゃ熱くないですか!?


 彼女らは決して最初から「最強」ではありませんでした。
 間違った道を進んだこともあった、音を見失ったこともあった、惨めにもすがりつくしかない時もあった、そうしたことを乗り越えた上での「最強」なんですよ!



 友希那がチュチュを見て「似てるから」とバンドリ・ガールズバンドチャレンジに出たいと言ったのは……その姿に「かつての自分」の姿を重ね、かつて自分がポピパなどの他バンドから「自分に足りないもの」を見つけられたのと同じように、チュチュにも自分達から何かを見つけて欲しかったからだと思うのです。
 決して、チュチュのヘッドフォンがネコの耳に似ているからではないのです!(多分)


 と、いうことで……「RASの物語」は、ゲーム版で描かれた「ロゼリアの物語」の焼き直しになるのかなと思ったら。最後そうはならなかったという話は来週書けたらイイなと思います。
 「テレビアニメ1期」も「テレビアニメ2期」もスロースタートだった『バンドリ』だけど、「テレビアニメ3期」は序盤からフルスロットルでむっちゃ面白いわぁ……



◇ で、百合なの?

 RASは今のところあまり百合要素を感じないですけど……

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<画像はアニメ版『BanG Dream!3rd Season』第2話より引用>


 この六花、ムチャクチャ可愛くない?
 マスキングとの絡み、結構好きです。


 

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これぞ現代の『ロミオとジュリエット』!/『推しが武道館いってくれたら死ぬ』アニメ第2話

 『ゆるキャン△』のドラマと放送時間が2分被っていたためピッタリ録画ができず、スルーしようと思っていたのですが「絶対観た方がイイですよ!」と勧められ、FODで第1話が無料配信されていたので観たら面白く―――『ゆるキャン△』の録画を1時~1時29分、こちらの録画を1時29分~1時58分にセットして第2話も観ました!

 勧めてくれた人、ありがとう!




 『推しが武道館いってくれたら死ぬ』公式サイト

 端的に言ってしまえば、「地方の地下アイドル(女子)」を熱烈に応援するファン(女子)の話なんですが……原作を読んでいないので、放送開始前から「これは百合なのか?」「作者の前作は百合だったし、百合なのでは?」、第1話が放送されたときも「いや、これは百合なのか?」などなど―――『スマブラ』は果たして格闘ゲームなのか、みたいな議論をしてしまったのですが。


 第2話で確信できました。
 「これは百合だ」と。



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<画像はアニメ版『推しが武道館いってくれたら死ぬ』第2話より引用>

 第1話ではアイドルのファン側の視点ばかりが描かれていて、それももちろんコメディとしてものすごく面白かったんですけど「いや、これは百合なのか?」と聞かれると確かに微妙だなと思っていました。いや、ほら……だって、えりぴよさんの行動って割と気持ち悪いじゃないですか。



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<画像はアニメ版『推しが武道館いってくれたら死ぬ』第2話より引用>

 第2話からはアイドル側の視点も描かれるようになって、ファン側からの視点では見えてこなかったものがたくさん見えるようになりました。売れない地下アイドルだけど、このコたちみんなイイコだし、すっごいイチャイチャしてくれるんですよ。尊い!

 マジメな話、「地方の地下アイドル」という設定だけでイメージしていたものとはずいぶんちがっていて、一人一人しっかりと感情を持って生きているキャラクターなんだなと気付かされました。「今からバイトに行かなくちゃ」ってセリフがリアルだし、アイドルが偶像ではなくなる瞬間をしっかり描いているんですよね。



 そして、えりぴよさんから熱烈に応援されている舞菜もまた「一人の人間」として心情が描かれ、舞菜にとってもえりぴよさんが特別な存在なのだと明らかになります。それが恋愛感情なのかどうかは理系の方々に証明してもらわないとなりませんが、えりぴよさんにとって舞菜が特別な存在で、舞菜にとってもえりぴよさんが特別な存在ならば、これは両想いではないかっっ!


 古今東西、恋愛を描く物語は「高い障害に阻まれてそれを乗り越える」ものが王道です。
 決して好きになってはいけない相手を好きになってしまった『ロミオとジュリエット』が分かりやすいですが、教師と生徒だったり、兄妹や姉弟だったり、不倫関係だったり、狼と兎だったり……最近は「別に好き同士になっても誰にも咎められることもない関係」なのに、なかなかくっつかないラブコメも主流ですが(『高木さん』とか『かぐや様』とか、今季の『理系』とか)。


 かつては百合―――「女性同士の恋愛」も『ロミオとジュリエット』ばりに禁忌の関係として描かれていました。「女の子同士なのに」とか「親友を好きになってしまった」といった葛藤を描いた百合作品も多かったですよね。
 でも、最近では(少なくともフィクションの世界の中では)右を見ても左を見ても「女の子同士でイチャイチャするアニメ」で溢れていて、「女性同士の恋愛」を描いただけでは「高い障害」ではなくなっているんですね。なので、百合漫画や百合アニメは「新たな高い障害」をそれぞれ考えなくてはならないのですが……



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<画像はアニメ版『推しが武道館いってくれたら死ぬ』第2話より引用>

 この作品の場合、それが「ファン」と「アイドル」の距離感なんですね。

 決して好きになってはいけない関係だし、会えるのは握手会などのイベントの時だけだし、2人ともコミュ障だから(愛が重いだけという気もする)そんなイベントでもマトモな会話ができないし―――お互いに特別な存在だと思っているのに、近寄れない関係、これぞ現在の『ロミオとジュリエット』と言って何が問題あろう!


 あ……
 ということは、作品名の『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の『死ぬ』ってそういう……



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<画像はアニメ版『推しが武道館いってくれたら死ぬ』第2話より引用>

 あと、個人的にすごく好きなのは、「ファン視点で見えるもの」と「アイドル視点で見えるもの」がちがうところです。「ファン視点」ではスリートップの一角でしっかりものに見える空音ちゃんが、「アイドル視点」だと割とポンコツに見えるのが可愛かったです。視聴者だけは「ファン視点」と「アイドル視点」の両方が見られるというね。



 にしても、今季のアニメはレベル高すぎじゃないですか?
 どれもこれも無茶苦茶面白い……やはり冬アニメは豊作のシーズンだったか。



◇ で、「百合」なの?

 「百合」だって言ってんだろうがぁ!オラァ!

 でもまぁ、「やまなしさんってどれもこれも百合判定するから参考にならないよね」と思われていそうなので、マジメに解説しましょう。きらら系のアニメとか、『ラブライブ!』とか、『バンドリ』とかもそうなんですけど、それらは「女のコ同士でイチャイチャするところまでは描いたから続きはみなさんが自由に妄想してください!」ってスタンスなんですね。

 要は、「百合が嫌い」な人にも見てもらわないとビジネスとしては成り立たないので、「百合が好きな人には百合に見える」「百合が嫌いな人には単なる友情に見える」ギリギリのラインを攻めているというか。


 この作品は、更にそこから一線を超えていると思います。
 「友情」とかでは誤魔化せない関係性を描いていると思います。このブログを読んでいる人にも比較的分かりやすそうな作品名で例えるなら、『わたてん』以上『やがて君になる』未満くらいかなぁ。なので、まぁ……「百合が嫌い」という人には「苦手なシーンもあるかもよ」とは言っておくしかないのですが。

 百合好きならば、観ておけっ!


【ネット配信は…】
 と言いつつ、FOD独占配信なので今から追いかけるにはFODプレミアムに入会するしかないです。
 『映像研』もFOD独占配信ですし、FODプレミアムなら今季アニメの話題作は結構見れちゃいますね

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ファミ通よ、これがクロスレビューだぞ!/『異種族レビュアーズ』アニメ第1話

 アニメ全作品紹介なんて死ぬほど面倒くさいことをやっていると、「こういう作品が多く作られている」という最近のトレンドみたいなものが見えてくるもので……
 今季アニメのトレンドは、一つ目には「AR」とか「VR」といった“バーチャルと現実の境界を曖昧にした作品”が多く作られていることが挙げられます。『22/7』、『ARP』、『漂流兄弟』といった出役がバーチャルな作品はもちろん、VRMMOが舞台の作品も『インフィニット・デンドログラム』と『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』の2作品がありますからね。


 そして、今季アニメのもう一つのトレンドには「異なった種族の共存」をテーマにした作品が多いことがあります。
 前季の『旗揚!けものみち』や『BEASTARS』も「人間とけものの共存」「肉食獣と草食獣の共存」を描いていましたが、今季は「人間とゴーレムの親子が旅をする」『ソマリと森の神様』、「人間も動物も一緒に学園生活を送る」『群れなせ!シートン学園』、「人間みたいなネコと暮らす」『ネコぱら』、「イヌやネコが擬人化されている」『うちタマ』、「犬の中身が戦国大名」『織田シナモン信長』……最後の方は結構強引な気もするけど(笑)。

 「幽霊とともに生きる」「怪異とともに生きる」もカウントするなら、『地縛少年 花子くん』や『虚構推理』もそうか。


 「『けもフレ』ブームでけもの作品が増えたのかな?」と思われるかもですが、これらの作品の原作は実は『けもフレ』アニメより前に始まっているものも多く……そもそも『けもフレ』アニメ1期が放送された2017年の冬アニメの時点で、『小林さんちのメイドラゴン』や『亜人ちゃんは語りたい』といった「異種族との共存」をテーマにした作品が多かったんですね。

 つまり、2015年あたりからずっと漫画・アニメ・ゲームの分野で「いろんな人がいてイイんだ」「いろんな種族がいてイイんだ」と描かれる流れが続いているという。『ゆるキャン△』だって、『バンドリ』だって、『Splatoon』だって、言ってしまえばそういうテーマの作品ですからね。



 『異種族レビュアーズ』公式サイト

 という流れで紹介するのが、この作品。
 人間だけでなく、エルフや獣人など様々な種族が生きるファンタジー世界を舞台にしていて……この作品もまた、「いろんな人がいてイイんだ」「いろんな種族がいてイイんだ」と描かれるのだけど、更に一歩踏み出していて、「いろんな種族がいるからいろんな好みがあってイイんだ」と描いている作品なんです。


 「いろんな好み」というのは、つまり


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<画像はアニメ版『異種族レビュアーズ』第1話より引用>

 エロの好みも人それぞれ―――ということです。

 この世界にはいろんな種族が暮らしているから、いろんな種族の風俗店があって、「人間」「エルフ」「天使」「ハーフリング」といった種族のちがう男性陣が「俺はこっちが好き」「いや、俺はこっちが好きだ」という好みのちがいをクロスレビューしていくという話なのです。



 「え? やまなしさんって異種族もイケるの?」と思われたかも知れないので断っておきますが、私は異種族もケモノもイケません。そもそもアニメにエロ要素とか求めていないし、風俗店とかも興味がないです。私がこの作品を好きなのは、「人それぞれ好きなものがちがって当然なんだ」という前提でクロスレビューというものを扱っているところです。


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<画像はアニメ版『異種族レビュアーズ』第1話より引用>

 例えば、この「500歳のエルフの風俗嬢」をみんなで語るシーン―――
 人間からすると「500歳でもかわいいなんて最高じゃん!」と高評価になるだけど、同じエルフの男からすると「500歳なんて俺の母親より年上じゃん」と思えてしまって低評価になるという。

 言われてみれば、人間にとって「500歳」なんてピンとこない年齢だから「200歳」だろうが「500歳」だろうが「800歳」だろうが関係ないと思うのだけど、何百年と生きるエルフにとっては「500歳」という年齢のイメージが具体的に出来てしまうので「ババアじゃん!」となるという。確かに、「500歳」じゃなくて「母親と同い年」のエルフって言われるとかわいくても微妙な気がするもんな……



 そして、この作品……こういう「好みのちがい」を、「好みはちがうものだ」という前提に立って全員分の好みの差をクロスレビューという形で表現するんですね。
 1つの作品を複数人がレビューする「クロスレビュー」は、こうやって「人それぞれ好みはちがうものだ」という前提に立たなくてはいけないのです。人間は500歳のエルフを高評価にするけどエルフは500歳のエルフを低評価にするみたいな話で、アクションゲーム好きだからRPGは2点とかRPG好きだからRPGは10点としていくので本来は構わないはずなんです。読んでいるか、ファミ通? 全員のレビュー点数を合計して何点以上だから殿堂入りだなんてのは、クロスレビューとは言わないんだぞ!



 ということで、私は「異種族」にも「エロ」にも「風俗店」にもこれっぽっちも興味がないし、興味がないし、興味がないのだけど、クロスレビューをしっかりと「人それぞれ好みはちがうものだ」と描いているこの作品は応援していきたいと思いました。ホントですよ? クロスレビュー目当てで観るんですよ?


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<画像はアニメ版『異種族レビュアーズ』第1話より引用>

 大声で風俗通いの話をしている男どもを、「男って最低だな……」という目で見ているメイドリーちゃんはかわいいと思いましたけれども!



◇ で、「百合」なの?

 百合要素は皆無……のように見えて。
 状況に流されて風俗店通い&クロスレビューデビューするハメになった天使:クリムヴェールくんは、男子のように見えて実は両性具有なので―――「ふたなりもイケる!」という人からすれば百合と言えます!


 私はイケませんけど!





【ネット配信は…】
 の話をする前に、実はこの作品って内容が内容なだけに「通常版」「無修正版」「裏オプ版」の3種類があるそうなんですね。

 「無修正版」が観られるのはAT-Xのみ。
 地上波&BSで観られるのは「通常版」のみで、dアニメストアニコニコで現在観られるのも「通常版」です。

 ただ、約1週間後の金曜日から「裏オプ版」が同サイトで配信開始になるそうです。詳しくはこちら


 私は別にエロとか興味ないんで「通常版」で構わないですけどね!
 AT-X民が羨ましいだなんて、これっぽっちも思っていないですからね!


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神アニメから神アニメに受け継がれるもの/『映像研には手を出すな!』アニメ第1話

 私にとって湯浅政明監督と言えば、『四畳半神話大系』でした。
 「アニメーション」とはこんなに自由に好き放題世界を作って描いちゃってイイんだと心を奪われたものでした。後に原作小説も読むのだけど、「アニメーションの1話の時間」に合わせて原作を大胆に再構築していたのにも驚きました。


 『映像研には手を出すな!』公式サイト

 そんな湯浅政明監督の最新作となるこのアニメ―――「最強の世界」をアニメで作り上げていく女子高生達の物語なんだから、この監督にこの原作のアニメ化を任せることに決めたすべての人にスタンディングオベーションですよ。


 そして、これを冒頭に持ってくるのはズルイ。
 少年少女が「夢中になれる何か」を見つけるきっかけは、先人達の何かに触れるのがセオリーですよね。戸山香澄はGlitter*Greenのライブを見たことがきっかけだし、各務原なでしこはたまたまソロキャンしていた志摩リンと出会ったのがきっかけだし、宮森あおいは『アンデスチャッキー』の再放送がきっかけだし。「軽い音楽なら自分にも出来そう」がきっかけなのは平沢唯くらいで十分だ。


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<画像はアニメ版『映像研には手を出すな!』第1話「最強の世界!」より引用>

 それが!この作品の場合、『未来少年コナン』なんですよ!

 『未来少年コナン』とは……1978年にNHKで放送されたテレビアニメで、監督・シリーズ構成が宮崎駿さんでした。私も昔CSの再放送で観ましたわぁ。
 宮崎駿作品に触れてアニメ制作を目指すだなんて、ものすごくありふれたきっかけかも知れませんが、『ナウシカ』とか『ラピュタ』とかじゃなくて、『コナン』かよ!と。しかも、「NHKつながりで権利が使えたのがコレだったのかな?」と思いきや、原作からそうだったみたいですね。神アニメに触発されて神アニメを作ろうとする神アニメ!


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<画像はアニメ版『映像研には手を出すな!』第1話「最強の世界!」より引用>

 そして、この『コナン』に夢中になる幼少期の浅草氏。
 最初はソファに寝そべりながら観ていたんだけど、ソファに起き上がり、椅子に座り、椅子も近づけて―――と、どんどん画面に近づいていく演出が素敵(床に置きっぱなしのお菓子のカットもイイ)。



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<画像はアニメ版『映像研には手を出すな!』第1話「最強の世界!」より引用>

 さらに私が好きなのは、その“『コナン』を観る前段階”です。
 元々、主人公の浅草氏は冒険好きで、ダンジョンみたいな団地に大興奮して、あちこち走り回ってそれを「冒険日誌」としてスケッチブックに描いていたようなこどもだった―――という描写。

 「アニメを観たからアニメを好きになって、アニメを作ろうと思いました○」じゃなくて、「元々こういう子だったから『未来少年コナン』をきっかけにアニメを好きになって、アニメを作ろうと思いました○」と、しっかり描かれているのが私は好きなんです。キャラクターの設定が、ただの一文じゃなくてしっかり人生になっているというか。



 もう一人の主人公ともいえるアニメーター志望の水崎氏が、親が希望する「女優」ではなく「アニメーター」になりたい理由として「アニメーターだって役者なんだよ!」「表現力は実写より大きいときだってある!」と語るシーンもそうで―――
 「アニメが好きだからアニメを作りたい」じゃなくて、「冒険が好きだからアニメを作りたい」「いろんな表現をしたいからアニメを作りたい」と描かれているのが、厚みのあるキャラクターに感じられるのとともに“アニメ”というものへの敬意が感じられて好き。


 やはり冬アニメは大豊作のシーズンです、この作品も推していきたい1作になりそう。



◇ で、「百合」なの?
 「百合かどうか」にしか興味がない人にザッと紹介すると……

 「百合の定義」にも依りますが、百合を「女性同士の恋愛」とか「女性が女性を独占したいと思う感情」とかと考えるなら百合度は低いと思います。そもそも絵柄からしてそれを狙った作品ではないでしょうし、メインキャラは女子高生ばかりですが「同志」とか「仲間」といった感情でつながった関係だと思います。


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<画像はアニメ版『映像研には手を出すな!』第1話「最強の世界!」より引用>

 ただ、「ずっと一人で設定画を描いていた浅草氏の絵」と「ずっと一人でキャラクターの絵を描いていた水崎氏の絵」を、窓で重ねるシーンは非常にエモかったし、実質百合だなとも思いました。



 アナタが百合だと思えば、実質百合です!


【ネット配信は…】
 FOD独占配信で、月額888円(税抜)のFODプレミアムで全話見放題になるみたいですね。無料配信がないのは、仕方ないかな……

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「かわいい」と「たのしい」が詰まった王道きららアニメ開幕!/『恋する小惑星』アニメ第1話

 冬アニメは毎年「大豊作」になるシーズンです。
 昨年は『かぐや様』『わたてん』『バンドリ2ndシーズン』『どろろ』『ケムリクサ』なんかがあったし、一昨年は『宇宙よりも遠い場所』『ゆるキャン△』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『からかい上手の高木さん』など、その前は『けものフレンズ』『小林さんちのメイドラゴン』『バンドリ』など……こう見ると、『バンドリ』のアニメって冬やる決まりなのか?


 そんな期待をして開始を待っていた冬アニメ、1本目から「これは良いシーズンになりそうだ!」という作品に出会えました。

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<画像はアニメ版『恋する小惑星』第1話「二人の約束」より引用>


 『恋する小惑星(アステロイド)』公式サイト)。

 原作はまんがタイムきららキャラットで連載中の4コマ漫画で、コミックスはまだ2巻までしか出ていない作品です。「2巻までしか出ていないのにアニメ化?」と思うかも知れませんが、『けいおん!』だってアニメが始まった時は2巻までしか出ていなかったし、なんならオーディションがあった時には1巻しか出ていなかったからあずにゃん役に決まった竹達彩奈さんが「誰…?」と思ったほどだから大丈夫ですよ!(?)


 制作はコメディ作品に定評のある動画工房なので(代表作:『わたてん』や『ダンベル』など)、かわいいキャラが破綻なくぬるぬる動くだけじゃなく、「ギャグを詰め込む」ワケでもなく「だらだらと間延びしてしまう」ワケでもない絶妙のテンポなのが楽しかったです。


 キャラクター配置としては……

・みら……明るく元気で、ちょっとおっちょこちょいな主人公
・あお……ツリ目気味で、口数は少ない(見た目は)クールビューティキャラ
・部長……タレ目気味で、おっとりとしてておっぱいが大きい
・副部長……言動や行動が男の子っぽいボーイッシュキャラ

 ―――と、王道のきらら作品っぽい配置ですね。
 例えば、他のきらら作品で例えると……

【けいおん!】
・唯……明るく元気で、ちょっとおっちょこちょいな主人公
・澪……ツリ目気味で、口数は少ない(見た目は)クールビューティキャラ
・ムギちゃん……タレ目気味で、おっとりとしてておっぱいが大きい
・りっちゃん……言動や行動が男の子っぽいボーイッシュキャラ

【ごちうさ】
・ココア……明るく元気で、ちょっとおっちょこちょいな主人公
・チノ……ツリ目気味で、口数は少ない(見た目は)クールビューティキャラ
・千夜……タレ目気味で、おっとりとしてておっぱいが大きい
・リゼ……言動や行動が男の子っぽいボーイッシュキャラ

【ゆるキャン△】
・なでしこ……明るく元気で、ちょっとおっちょこちょいな主人公
・リン……ツリ目気味で、口数は少ない(見た目は)クールビューティキャラ
・あおい……タレ目気味で、おっとりとしてておっぱいが大きい
・千明……言動や行動が男の子っぽいボーイッシュキャラ


 リゼちゃんはりっちゃんというより澪ちゃんタイプだろみたいなツッコミどころはあるでしょうが、これらの作品はメインキャラの属性がかなり近いんですね。構造的に「こういうキャラにはこういうキャラを組み合わせるとイイ化学反応が起こる」みたいなセオリーがあって、それを踏襲しているというか。

 ただ、じゃあこれらの作品が全部似たような話なのかと言えば全然そんなことはありません。どの作品も4人目までは似たようなタイプなのですが、「5人目」にその作品独自のカラーを出すキャラを持ってくるのがきらら作品なんですね。
 『けいおん!』だったらあずにゃん、『ごちうさ』だったらシャロ、『ゆるキャン△』だったら斉藤さん―――では、この『恋する小惑星』の5人目はどんなキャラかというと。


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<画像はアニメ版『恋する小惑星』第1話「二人の約束」より引用>

 何この天使、かわいすぎるだろ。

 猪瀬舞ちゃん。高2。
 主人公たちより一つ年上の先輩なんだけど、一番背が小っちゃくて、見た目もロリで、でも一番しっかりしていて、「先輩」って呼ばれ慣れていないからこんな表情をしちゃう無垢さがあって、そしてCV.が『わたてん』の花ちゃんで初のメインキャラを務めた指出毬亜さんですよ!


 『恋する小惑星』の舞台は「地学部」。
 去年までは「天文部」と「地質研究会」だった2つの部活が合わせられた部活なので、「天文」班と「地質」班でやりたいことはちがう―――でも、せっかく同じ部になった仲間だから協力し合う展開にもなっていくのでしょうし、「5人目」を調和の取れるキャラにしてあるのもそういう狙いなのかなと思います。



◇ で、「百合」なの?
 「百合かどうか」にしか興味がない人にザッと紹介すると……

 きらら系アニメの平均値よりは、百合度は高めだと思います。
 きらら系の作品は基本「友情」ベースで、そこに読者・視聴者が「百合」を妄想する作品が多いと思うのですが……この作品は第1話の時点で「あお→みら」も「いの先輩→副部長」も、かなーりガチっぽく描かれているので、なかなか期待できますぜ!


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<画像はアニメ版『恋する小惑星』第1話「二人の約束」より引用>

 それと、「天文部には入らない主人公の親友ポジション」鈴ちゃん(CV.上田麗奈さん)が、みらに近づく男は片っ端から撃退してきたと言っていたので「あー、最近多いガチ百合幼馴染ポジションかー」と思ったら、「女のコ同士なら全然イイ」という百合好きポジションでした。

 変態っぽいセリフを言う上田麗奈さんは最高ですよね!(誉め言葉)


 カプ固定だと話が広がらないんじゃという心配はありますが、女のコ同士がイチャイチャするアニメとしても楽しみにしています!


【ネット配信は…】
 dアニメストアは地上波の放送より30分早く始まり、有料会員は全話見放題(多分)。
 AbemaTVは1月6日の22時30分~、6日間は無料で観られます。

 あとのサイトは公式サイトを参照してください。


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