やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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「クリアにかかる時間=ゲームのボリューム」ではないと思うんですよ!

 クリア後のやりこみ要素なんかは無視しても、クリアまでに60時間近くかかってしまいました。

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 『不思議の国の冒険酒場』とは、元々は携帯電話のアプリから始まり、それがPSPやスマホアプリに移植され、更に3DSにはキャラクターの立ち絵などを一新して移植されたダウンロード専用ソフトです。自分がプレイしたのは3DS版
 初期『アトリエ』シリーズに関わっていた人が関わっているため、『アトリエ』シリーズに近いゲーム性で――――仲間を連れてダンジョンに向かってモンスターを狩ったり採集をしたりして材料を集め、お店に帰って料理を作る、それをお店に出せば売上になるし自分達で食べればレベルが上がる、といったコマンドRPGになっております。

 私はこの手の「素材を集めて」「組み合わせて加工して」「売ってお金を稼ぐ」みたいなゲームが大好きなので、最初の10時間くらいまでは「今まで遊んだ3DSダウンロードソフトの中で一番」くらいに楽しんだのですが……中盤からはなかなかお店のランクが上がらず、お店のランクが上がらないと新しいイベントも起こらず、そうするとずっと同じダンジョンで同じ雑魚モンスターを延々と狩って同じような料理を出していくしかなくなって……後半はすっかり飽きてしまって「クリアのために仕方なく続けている」という惰性のプレイになってしまいました。
 「お店のランク」が上がるシステムが、ゲーム内の日数を経過させなきゃ上がらない仕様なんですけど、何もせずに日数を進めるのはもったいないと貧乏性が発動して毎日荷物が限界になるまでダンジョンに潜っていたのが時間がかかった原因―――と考えると、自分にも問題があるのかもですが。

 でも、クリア後に色んな人のレビューを読み漁ってみたら、高評価を付けている人も「中盤のテンポが悪い」と書いていたので、このゲームのあるあるじゃないかなとは思います。もっとガンガンお店のランクが上がるようにしてくれるか、終盤の展開をお店のランクが上がりきる前から始まるようにしてくれたら傑作になったのに!



 しかし、「ゲームのボリューム」って何なんですかね。
 このゲームに対して「(数百円のダウンロードソフトなのに)フルプライスのゲーム並のボリューム」と評している記事もあったんですけど、町の数・ダンジョンの数、敵の種類、攻撃のバリエーション、町の人々との会話の量、イベントの数などはフルプライスのコマンドRPGと比較すれば正直そこままででもないと思いますし。

 匹敵するのは「クリアまでに必要な時間」くらいだと思うのですが、それが多いからって「ボリュームたっぷりだった」と表現することには私は断固反対です。
 だって、私の60時間の内のほとんどはずーーーーーーーーーーっとひたすら同じ雑魚モンスターを殺して材料を集めていただけですもの。そうしなければクリア出来ないから仕方なくそうしていただけで、それって「ここのレストランは、お水のおかわりが自由で満腹になるまで飲めるからボリュームたっぷりだ」みたいなことじゃないですか。味を、味のあるものを求めて私はゲームを遊んでいるんですよ!!

 そもそもパッケージソフトのコマンドRPGが「クリアまでにかかる時間」を引き延ばしているのは中古に売られないための対策なんだから、ダウンロードソフトでそれを真似するんじゃないよ!と思ってしまいます。

(関連記事:DL専売ゲームでさえボリューム病に蝕まれるのか




 これとは逆の話で……
 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の発売直後、「95分でクリア出来た」という話題が出てきていて(それ自体はデマでしたが、後に40分ちょっとでクリアするという猛者が現れました「すぐにクリアできてしまう中身スカスカなゲーム」とか「ボリュームなさすぎ」みたいに煽る人が出てきました。

 40分ちょっとでクリアした人も、何も初見でそのタイムを達成できたワケではなくて、ゲームのすべてを知り尽くした上で何度も何度も挑戦してようやく達成した1回の神プレイだと思うので……『ブレス オブ ザ ワイルド』を「40分で終わるゲーム」と評するのは、レースゲームを「このコースは2分がベストタイム、このコースは1分半がベストタイム……全コースのベストタイムを合計しても1時間半だから、1時間半ですべて走り終えてしまうボリュームしかない」と言うようなものだと思うんですけど。

 そもそも『ゼルダ』シリーズは、『トワイライトプリンセス』も『スカイウォードソード』もクリアまでにかかる時間が50時間とか70時間とか膨大になったことで気軽に手に取ってもらえなくなっていて。
 それを打破するために『ブレス オブ ザ ワイルド』は「チュートリアルが終わればすぐにラスボスのところに行ける(その状態で倒すのは超大変だけど)」「広い世界には色んな遊びが詰め込まれているけど、それらは全部やってもイイしやらなくてもイイ」としたのに、やらなければならない必須イベントが少ないからボリュームが少ないと叩かれるということは―――ゲームの中身なんて一切見てもらえず、「ゲームのボリューム」=「クリアまでの最短時間」としか考えられていないということで。



 そりゃ、クリアまでの時間を無駄に引き延ばして、やりたくもない作業を延々と繰り返させるゲームばっかになるわけだよ!!

 ひたすら同じダンジョンで、同じ雑魚モンスターを延々と何百匹と狩って、何百皿と同じような料理を出していく―――20時間でクリア出来ちゃったら「ボリュームが少ない」と叩かれるから、60時間かけないとクリア出来ないゲームにするしかなくなっちゃうワケですよ!

(関連記事:『ブレス オブ ザ ワイルド』は、どの「ゼルダのアタリマエ」を見直したのか



 「ゲームのボリューム」=「クリアまでの最短時間」だというのならば、延々と雑魚戦を繰り返すコマンドRPGなんかは簡単にボリュームを増やせますよね。エンカウント率を上げるとか、雑魚モンスターのHPを高くするとか、大量の雑魚敵が時間のかかる魔法攻撃を連発してくるとかすればボリュームが増やせますよね!
 いや、もっと言えば「読み込み時間を長くする」とか「キャラクターの移動速度を遅くする」とかだけでも、塵も積もれば山となる方式でプレイ時間は引き延ばせるから、簡単にボリュームが増えますよ!魔法のテクニック!!いぇーーーーーい!!


 まぁ、マジメに作ってる場合でもコマンドRPGは比較的プレイ時間が長くなるもので(その大半が雑魚モンスターとの戦闘ですけど)、それと比較してアクションゲームはクリアまでにかかる時間が短いからボリュームが少ないみたいなことを言う人は昔も今もいました。
 プレステの『メタルギアソリッド』にそう言っている人がいたし、PS2の『鬼武者』にもそう言っている人がいたし、最近ではWii Uの『ピクミン3』にもそう言っている人がいたし―――でも、アクションゲームってそういうものじゃないの?1周あたりはそんなに時間がかからないけど、遊びの密度が濃ければ何周も遊びたくなって、その結果トータルのプレイ時間が長くなっていくもので。


 でも、そこで「ゲームのボリューム」=「クリアまでの最短時間」なんて考えてしまうような人達がアクションゲームを作ると、「ボリュームが少ないと思われたらイヤだから短い時間ではクリア出来ないようにしよう」と恐ろしい凶悪難易度のゲームとか、運が絡まないとクリア出来ないような理不尽ゲームが生まれてしまうんじゃないんですかね?





 戦後間もない食糧が少なかった時代をひもじく生きてきたおばあちゃんが、孫にはそんな思いをさせたくないと大量のふかし芋を食卓に並べてくることに――――ばあちゃん!もう戦後は終わったんだよ!この飽食の時代に「味のしない大量のふかし芋」でお腹をいっぱいにする必要なんてないんだよ!!と言いたくなるみたいな話で。

 娯楽が大量にあふれているこんな時代に、「ボリュームが少ないと思われたらイヤだから短い時間ではクリア出来ないようにしよう」と延々とプレイ時間を引き延ばされるゲームに出会うと、まだ戦後だと思ってんのかよ!!と言いたくなります。
 子どもだってYoutubeの動画を「長い動画は最初から再生しない」「開始10秒でつまらなさそうと判断したら観るのをやめる」時代ですよ!味のしない大量のふかし芋でプレイ時間を引き延ばされて喜ぶ人がどこにいるんですか!



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 えーっと……
 一応、「ふかし芋」業界の人に謝っておきます。ゴメンナサイ。
 別に「ふかし芋」自体をディスりたかったワケでなくて、味のしない大量の料理の例えが欲しかっただけなのです。美味しいふかし芋なら歓迎ですよ!というか、「ふかし芋」って大抵は美味しいですよね!!

 あと、『不思議の国の冒険酒場』も別にダメなゲームではないので、ディスったみたいになってメーカーやファンの方々にはゴメンナサイ。「無駄にプレイ時間を引き延ばそうとしなければ傑作になったのに……」と惜しい気持ちが強かったので、敢えて強い言葉で書きました。

 戦後間もない食糧が少なかった時代をひもじく生きてきたおばあちゃんにも謝りましょう。ゴメンナサイ。良かれと思って大量のふかし芋を用意してくれたんですよね。生きてきた時代がちがえば価値観も変わるというだけの話です。でも、「味のあるものが食べたい」という孫の気持ちも分かって欲しいのです。あと、このエピソードは全部架空なんで、こんなおばあちゃんは実在しません。非実在おばあちゃんです。実在すると思ってしまった人、ゴメンナサイ。


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| ゲーム雑記 | 17:57 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ニンテンドー3DSをテレビ画面で遊べる公式機器は出ないのか?

 先週からニコニコ生放送で、『Newスーパーマリオブラザーズ』の実況プレイを始めました。
 その配信で何をしたいのかみたいな話はこちらの記事に書いてありますんで、そちらを読んでもらうとして……私がプレイしているのは、Wii Uのバーチャルコンソール版なんですね。つまり、携帯ゲーム機ニンテンドーDSのソフトを、据置ゲーム機Wii Uでプレイしているのです。

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 ニンテンドーDSのバーチャルコンソールは、このように画面表示を自分で選ぶことが出来ます。二画面のどちらがメイン画面なのか、タッチパネルを使うゲームなのか、横持ちのゲームか縦持ちのゲームか、DSのソフトには様々なタイプのソフトがあったため、ソフトによって画面表示を切り替えられるようにしたということだと思います。

 例えば、バーチャルコンソールソフトの各ページに書かれている任天堂の“おすすめの画面レイアウト”を見ても、『Newマリオ』『マリオカートDS』は「大きい画面レイアウト」、『おいでよ どうぶつの森』は「縦レイアウト」、『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』は「下画面 重視レイアウト」、『脳トレ』は「縦もちDSソフト用レイアウト」といったカンジに様々です。




 んで、ちょっと思い出した記事がありました。

 DSをテレビ画面で遊べる日は?

 これは10年前に書いた記事です。
 Wiiを使ってニンテンドーDSをテレビ画面に出力して遊べるようにならないのか?と思いつつも、ニンテンドーDSの「二画面」「タッチパネル」が障壁になってしまうからムリそうだと書いていました。Wiiでは「二画面」も「タッチパネル」も上手く再現できませんでしたからね。

 しかし、その5年後に現れたWii Uは「二画面」も「タッチパネル」も備えていたため、まさかの「ニンテンドーDSをテレビ画面に出力して遊べるようになった」という。バーチャルコンソールという形ですけど。おかげで私は『Newスーパーマリオブラザーズ』をテレビ画面で遊びつつ、それを生配信することも出来たワケですからね。



 んで、ここでふと思ったことがあるのです。
 じゃあ、「ニンテンドー3DSもテレビ画面に出力して遊べる」ようにはならないの?


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 任天堂の「携帯ゲーム機の画面を、テレビ画面に出力する」機器と言えば、1994年に発売されたスーパーゲームボーイがあります。
 今となっては想像できない話かも知れませんが、ゲームボーイの液晶画面は残像があったりモノクロだったり、そもそも「そんな小さい画面でゲームを遊んだら目が悪くなる」と子どもに買い与えたくないと叩かれたりしていた時期です。だから、スーパーファミコンにスーパーゲームボーイを挿せば、ゲームボーイ本体がなくてもテレビ画面でゲームボーイのソフトが遊べるという機器に必然性があったのですね。しかもカラーになるんですよ!

 ただ、ゲームボーイ本体の発売は1989年でしたから、1994年というのは当時の感覚としては「ハード末期」でした。Wikipediaで見ても、発売されるソフトの数は1990~1992年をピークに下り坂傾向にありました。
 3DO、ネオジオCD、プレイディア、PC-FX、そしてセガサターンとプレイステーション……第5世代と呼ばれるこれらの据置ゲーム機は全て1994年に発売されました。この時期に「ゲームボーイのソフトがテレビ画面で遊べるよ」というのは、ちょっと遅かったんじゃ……と思っちゃいますよね。


 が、歴史の歯車というのは面白いもので……
 1996年、『ポケットモンスター』という超超超超大ヒットソフトがゲームボーイに現れたことで、ゲームボーイ市場は息を吹き返します。そして、1998年1月……『ポケットモンスター』を遊ぶために必須とも言える「通信対応コネクタ」を搭載したスーパーゲームボーイ2が発売されるのです。
 が、1998年10月にはゲームボーイの新型機ゲームボーイカラーが発売され、スーパーゲームボーイ2はゲームボーイカラー専用ソフトに対応していませんでした。ゲームボーイカラー専用ソフトにも対応したスーパーゲームボーイ3も開発されたそうなんですが、結局は発売されませんでした。


 しょうがないことなんですけど、「ゲームボーイの盛り上がり」と「それをテレビ画面で遊べるスーパーゲームボーイの投入」の時期が微妙にズレていたため、上手くハマらなかった印象はありますね。



 そうした反省を活かしたのか、2003年発売のゲームボーイプレーヤーはちょっとちがいました。
 前述のゲームボーイ、ゲームボーイカラー対応/専用ソフトだけでなく、2001年3月に発売されたゲームボーイアドバンス用のソフトを(動きセンサーを使ったソフトなど一部のものを除いて)、2001年9月発売のゲームキューブで遊べるようにするという機器でした。
 ゲームボーイアドバンス発売から2年後という割と早い時期での投入で、ゲームボーイシリーズ全てのソフトに対応と、スーパーゲームボーイで上手くいかなかったところをしっかり潰してきた展開でした。


 が、こちらも運命のいたずらというか何というか……
 当時、据置ゲーム機で圧倒的な強さを誇っていたプレイステーションが携帯ゲーム機にも参入すると発表、任天堂も対抗するためにニンテンドーDSを発表、2004年末にはニンテンドーDSとPSPが発売されることになりました。正直このスケジュールは「本来の予定よりも前倒しされたもの」だったんじゃないかと思いますし、当初任天堂は「ゲームボーイアドバンスとニンテンドーDSは別の柱」みたいに言っていましたが、結果的にゲームボーイアドバンスはたった3年9ヶ月で「前世代機」になってしまったのです。これはWii U → Nintendo Switchの4年3ヶ月よりも短い期間です。


 そして、ニンテンドーDSには「テレビ画面に出力する機器」は最後まで発売されず、ニンテンドー3DSも公式には未だに発売されていません。
 DSや3DSの時代になると、逆に「据置ゲーム機離れ」が起こっていたこともありますし(特に日本国内では)、前述したように「二画面」や「タッチパネル」の問題もありましたから……任天堂としては特にそうした機能は必要ないと思われたのかも知れませんが。


 ライバル機のPSPの方は、2007年発売のPSP-2000シリーズ以降はテレビ画面への出力が可能になりましたし。プレイステーションVitaにはテレビ出力機能はありませんでしたが、テレビに出力できるVita TVというモデルが発売されました。





 私は「ニンテンドー3DSをテレビに出力できる」公式機器が出て欲しいと思っています。
 そうすれば生配信なんかも出来ますし、キャプチャーボードでプレイ動画も録画できるしスクショも簡単に撮れるし、そして何よりこれから来るであろう老眼に脅えなくて済むようになります!「ニンテンドー3DSをテレビに出力できる」ようになったら、ニンテンドー3DSのソフトだけじゃなくてバーチャルコンソールになっていないニンテンドーDSのソフトもテレビの大きな画面で遊べるようになるワケですしね。

 しかし、現状では「ニンテンドー3DSをテレビに出力する」ためには、非公式の改造を行うしかありません。


 任天堂にとっても、プレイ動画や生配信の効果を把握しているからこそニンテンドークリエイターズプログラムなんてものを始めたのでしょうし、利用可能タイトルには3DSやDSのソフトもたくさん入っています。
 3DS初期の頃は「裸眼立体視」を売りにしていたから出せなかったのかも知れませんが、今は2DSやNew2DSLLなんてものを出しているのだから、選択肢の一つとして公式に「テレビに出力できる」機器を発売してもイイんじゃないかと思うのです。需要は結構ありそうじゃないですか。


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<画像はWii Uバーチャルコンソール版『Newスーパーマリオブラザーズ』より引用>

 画面レイアウトもWii Uのバーチャルコンソールみたいに選べるようにしてくれれば問題ないですし、3DSは「裸眼立体視」の関係で上画面メインのゲームが多いので「テレビに出力して遊べる」メリットも大きいと思いますし。



 Nintendo Switchでのバーチャルコンソールが始まるかはまだ分かりませんけど、Nintendo SwitchはWii Uのような二画面は出来ないので少なくとも「ニンテンドーDSソフトのバーチャルコンソール」や「ニンテンドー3DSソフトのバーチャルコンソール」は期待できません。

 なら、ニンテンドー3DSに取り付けるような機器でも構いませんし、ゲームボーイプレイヤーみたいにWii U(もしくはNintendo Switch)に取り付ける機器でも構いませんし、PSP-2000みたいなテレビ出力機能を持った新型でも構いませんし(New2DSLLが出たばっかですけど)、Vita TVみたいなテレビに出力する専用機でも構いませんから――――公式から、3DSの画面をテレビに出力できる機器を発売して欲しいなぁと切に願います。



 それが難しくても……もし仮に「ニンテンドー3DSの後継機」を出すことがあるのならば、Nintendo Switchとは逆に、「気軽にテレビ画面に出力できる携帯ゲーム機」になって欲しいなぁと思います。


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| ゲーム雑記 | 17:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ランダム要素と理不尽さ

 3DSダウンロードソフト『ソリティ馬』を始めました。
 「10時間以内で終わるゲーム」ではないのですが、2Dアクションゲームを2つ同時にプレイすると操作がごっちゃになってしまうため、『スペランカー』挑戦中は「2Dアクションゲーム以外で積んでいるゲーム」を重点的に崩そうかなと思って始めました。


 ビックリするくらい勝てません。

 1頭目・2頭目・3頭目・4頭目と、まー酷い成績のまま引退してしまって。
 公式ブログの攻略情報を読んで、どうも「気合を溜めたいからといって、無闇に気合レベル3のゾーンに入るとソリティアが激ムズになる」ので「気合レベル2のゾーンのソリティアでパーフェクトを取ってスタミナを温存しつつ、イザという時に気合レベル3のゾーンに入るのがイイっぽい」と思い(※1)、5頭目は「引退までにG1を5つ獲る」というなかなかの成績をあげましたが、6頭目は一転して過去最低の成績で、今始めた7頭目もなかなか勝てない状況です……

(※1:私が読んだ限りはなので、もし違っていたらゴメンナサイ。『ソリティ馬』に詳しい人、「それ全然違うよ!!」と思ったなら教えてくだされば助かります。)


 『ソリティ馬』はレースで勝てないと「何が悪くて負けたのか」「どうすれば良かったのか」を毎回ソリティバくんが教えてくれるのですが、私が言われるのは大抵「スタミナがもたなかった」か「気合いが足りなかった」かのどっちかで、教えてもらえるアドバイスが……

【スタミナをもたせる方法】
・気合レベル2か3のゾーンで、ソリティアのパーフェクトを決める

【気合を溜める方法】
・山札をたくさん残した状態でソリティアのパーフェクトを決める
・気合レベル3のゾーンで、ソリティアのパーフェクトを決める


 それが出来れば苦労しないんじゃい!!と、言いたくなるアドバイスしかくれません(笑)。こちらがわざとパーフェクトにならないようにミスしているとでも思ったか!



 で、思ったんですけど……私どうもソリティアが苦手みたいなんですね。
 「気合レベル3のソリティアは激ムズだから、パーフェクトの取りやすい気合レベル2でスタミナを温存しよう」と言われても、レベル2でもパーフェクトなんてめったに取れません。5回に1回くらい。レベル1でも2回に1回くらいしかパーフェクトが取れないし、レベル3は10回に1回くらいかなぁ。

 みんなそんなにパーフェクト取れるもんなの?と、素朴に疑問です。



 ソリティアって、結局のところは「運次第」ではないのかなぁ。

 例えば「山札から2か6か10かJ・Q・Kが来れば場を崩せる……!」という状況で、5→5→5→3→3→7→8→3→A→9→4→4→4みたいに「ちっとも出ねええええ!」と1枚も場を崩せずに山札が減っていくことなんてしょっちゅうじゃないですか。それって「運」じゃないんですかね。それとも「こういう待ちにしておけば崩しやすい」みたいな定石とかがあるんですかね。



 んで、思い出したこと。
 今、私は毎週末のニコニコ生放送で『スペランカー』に挑戦していて、『スペランカー』についてTwitterのフォロワーさんとも喋っていたんですが……「『スペランカー』ってランダム要素がほとんどないため、死んだ時にちゃんと“自分の操作ミス・判断ミスで死んだ”と思える」んですね。
 プレイしたことのない人は「すぐ死ぬ理不尽ゲー」みたいに誤解しているかも知れませんし、私も「自分で打ち上げた花火が落ちてきたのに当たって死んだ」時は何のためのヘルメットだよ!!と思いましたが(笑)。ゲームのルールをしっかり理解すれば理不尽なことがほとんど起こらないゲームなんです。

 かといって、「じゃー、毎回同じプレイになっちゃうんじゃないか」というと、「お化けの出現タイミング」と「何がもらえるのかは分からないアイテム」は毎回変わるので適度に緊張感はあるのですが。



 『ソリティ馬』と『スペランカー』。
 この二つを比較して考える人なんて、たまたまこの二つのゲームを並行してプレイしている私くらいでしょうけど……「ランダム要素」に対する考え方が対局にあるようなゲームで、ゲームにおける「ランダム要素の強さ」がそのゲームの骨格となるんだと考えさせられたのです。

 「ランダム要素」が強すぎると、「運次第」のゲームになっちゃうし、負けた時に「自分のせいだ」ではなく「理不尽だ」と思ってしまう。
 しかし、「ランダム要素」がなさすぎると、毎回同じことが起こるので「最適なプレイだけをすればイイ」覚えゲーになってしまう。



 例えば、2D格闘ゲームは元々「ランダム要素」がほとんどないジャンルでしたが、『スマッシュブラザーズ』はアイテムの出現などの「ランダム要素」を強めることで「弱い人でもたまには強い人に勝てる」ゲームになりました。
 しかし、そうなると敵の目の前にスマッシュボールが出現して負けたみたいな「理不尽さ」も起こるので、「ランダム要素」をなくした「終点・アイテムなし」で『スマッシュブラザーズ』を遊ぶ人もたくさんいて、「ランダム要素」をどれだけ強くするのかによって別のゲームになる分かりやすい例だと思うのです。それを調整できる幅広さが『スマブラ』にはある、とも言えますが。


 『ドラゴンクエスト』などのコマンドバトル式RPGも、「同じ攻撃力のキャラ」が「同じ守備力の敵」を攻撃しても与えるダメージは変動します。これはTRPG時代の「ダイス」による変動をゲームに引き継いでいるからで、この「ランダム要素」があるからこそ何が起こるか分からないハラハラ感があるのですが。

 『ファイアーエムブレム』シリーズを初めてプレイした時、こういう「ランダム要素」を廃止していて「同じ攻撃力のキャラ」が「同じ守備力の敵」を攻撃した場合の与えるダメージが一定だったことに驚いたものです。これにより『ファイアーエムブレム』で勝負を決めるのは「運」ではなく「自分の作戦」次第となっていて、負けた時は自分のせいと思えるのですが、「命中」と「クリティカル」の確率には「ランダム要素」があるので何が起こるか分からないハラハラ感は残っているという。
 でも、同じ開発会社の『ファミコンウォーズ』は「命中」と「クリティカル」の「ランダム要素」もないんですよね。更にストイックな詰将棋的なゲームになるという。





 「ランダム要素」も完全に運ならば諦めもつくのですが、コンピュータゲームの「ランダム要素」にはコンピュータ側の調整が入っているんじゃないかと疑ってしまって更に理不尽に思える時があります。

 いわゆる“マーフィーの法則”というもので、『スーパーロボット大戦』シリーズにおける「敵の攻撃は命中率5%でも当たる」し、「こっちの攻撃は命中率95%でも外れる」みたいな話です。
 気のせいだと言われればそうなのだけど、絶対に調整が入っているだろと言いたくなる時があって……『ソリティ馬』もダービーみたいな大きなレースだと、場札を見た時点で「これは絶対にパーフェクト取れんわ」というイジワルな配置に思えてしまうんですよねぇ。スタートソリティアでQかKかAが出れば5つ玉が取れるのに4→4→4→8→8→8と続いて見事にスタート失敗、レース後に「今回の敗因はスタートに失敗したことです」とドヤ顔で言われて「オマエのせいだろうがっ!」と言いたくなるとか。

 実際、『マリオカート』シリーズでは、アイテムは「ランダム要素」のようで「順位が低い方が一発逆転のアイテムが出やすい」ため、わざと中盤まで順位を上げない走り方をした方が勝てたりすることもあって―――それは一見すると「ランダム要素」に見えるけど、実際には「ランダム要素」ではないと言えるのかもと思ったりします。

 いわゆる「ガチャ」と呼ばれるものも……いや、うん、今のは何でもない。読まなかったことにしてください。




 パズルゲームで考えれば、「ランダム要素」の強い『テトリス』のような落ちものパズルゲームは延々と遊び続けられる一方、「ランダム要素」のほとんどない『ラビ×ラビ』のようなアクションパズルは1回クリアしてしまったらもうおしまいという側面はあって。まぁ、『スペランカー』は周回で内容が少しずつ変わって6周して初めてクリアと呼べるという恐ろしい話も聞いたのですが(笑)。

 反面、『テトリス』よりも『ラビ×ラビ』の方が「このステージをようやく解いたった!」という攻略の楽しさはあるし――――どちらがイイというよりかは、「ランダム要素」の強さによって提供する楽しさの種類が変わるというカンジかなと思います。


 私は、「ランダム要素」の強いゲームよりも「ランダム要素」の薄いゲームの方が好みなのかなーと思いました。「好み」だからといって「上手い」ワケではないけれど、「ランダム要素」が強いとクリアしてもゲームオーバーになっても自分の力じゃなくてコンピュータの匙加減だと思ってしまうんですね。
 とは言いつつ、友達とワイワイ遊ぶゲームの場合は「ランダム要素」があった方がイイと思うので、どちらか片方だけが生き残ればイイって話じゃなくて、時と場合によるって話ですけど。


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<画像は3DSダウンロードソフト『ソリティ馬』より引用>

 それはそうと、先ほど終わったオークスの結果です。
 気合は金の王冠が出るくらいに貯まっていたのですが、ソリティアでパーフェクトが取れなかったために直線に入る前にスタミナが0になっていて、全員に抜かれてビリでゴール。


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<画像は3DSダウンロードソフト『ソリティ馬』より引用>

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<画像は3DSダウンロードソフト『ソリティ馬』より引用>

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<画像は3DSダウンロードソフト『ソリティ馬』より引用>

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<画像は3DSダウンロードソフト『ソリティ馬』より引用>

 それが出来れば苦労しないんじゃい!!



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| ゲーム雑記 | 17:57 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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『思い出きろく帳』から消えた思い出たち

 今月2月26日でニンテンドー3DSは5周年ですね。
 Wii U3周年の時に書いた「今まで自分が遊んだソフトをプレイ時間順に並べて3行レビュー」という記事を3DSでもやろうと思っていたのですが、不可能なことが分かりました。


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 写真は3DS内蔵ソフト『思い出きろく帳』からです。
 私はこれまで(体験版やDSのソフトも含めてですが)247本のソフトをこの3DSでプレイしてきたと表示されていますね。


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 しかし、「遊んだ時間ランキング」には97位までしか載っていないのです。
 247-97=150本のソフトがこのランキングからは消滅してしまっているのです。


 「247本のソフトの内、上位97位までがランキングされているのでは?」と思われるかもですが、「毎日のきろく」の方で2011年のランキングを見てみると10時間以上遊んでいるソフトでも「????」と表示されているものがたくさんあります。プレイ時間は記録されているのだけれど、何のソフトか分かりません。


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 2011年は、6位・7位・10位・13位・16位・20位・24位・26位が「????」となっていて。2012年は、7位・11位・27位・29位が「????」となっています。


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 「最近起動していないソフト」から順番に記録が消えている―――というワケではなく、2011年に友達から借りてそれ以降は起動していない『マリオ3Dランド』は消えていなくて、2012年に20時間以上プレイしている7位『????』というソフトは消えているので……どういう基準で消えているのかよく分かりません。そもそも『思い出きろく帳』の公式サイトには「最大256本までソフトを登録できます」と書かれています。

 自分が覚えていないだけで、寝ぼけて「ソフトの記録を片っ端から消してってやるぜーーーー!」と削除していったんじゃないかと思うくらい不可思議な事態です。




 というワケで、3DSでの「今まで自分が遊んだソフトをプレイ時間順に並べて3行レビュー」は無理なのです。この企画は「今まで遊んだ全ソフト」をレビューするから面白いのであって、その中の97本(しかもどういう基準で選ばれた97本なのかは不明)だけをレビューしても面白くならないでしょう。期待していた人がいらしたら申し訳ありません。

 それはさておき、この「記録が消えたソフト達」が何なのか気になりますね……2012年の7位のソフトなんか、20時間以上プレイしているのに何のソフトだか思い出せないワケですからね……






 しかし、それを調べる術はもうないのです……

 と、思いきや!!


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 『いつの間に交換日記』があるじゃないか!!
 というのも、『いつの間に交換日記』では年末にフレンドさん達と一緒に「その年のプレイ時間トップ10」を投稿しあって、それを集計してランキングにして発表するということをしていました。当然私も「その年のプレイ時間トップ10」を投稿しているので、『いつの間に交換日記』を起動すれば自分の「2011年のプレイ時間トップ10」「2012年のプレイ時間トップ10」は振り返ることが出来ます!


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<2011年>
 1位:3DSサウンド 66:04
 2位:インターネットブラウザー 46:55
 3位:3DSカメラ 30:55
 4位:いきものづくり クリエイトーイ 22:10
 5位:いつの間に交換日記 21:43
 6位:ピクロスe 15:53
 7位:DS文学全集 15:52
 8位:ニンテンドーeショップ 13:06
 9位:睡眠記録 めざまし時計 12:01
 10位:熱血硬派くにおくんすぺしゃる 11:09

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<2012年>
 1位:牧場物語 はじまりの大地 667:33
 2位:いつの間に交換日記 168:23
 3位:カルチョビット 77:59
 4位:ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング 40:29
 5位:引ク押ス 30:28
 6位:3DSサウンド 22:35
 7位:ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 22:31
 8位:カルチョビット体験版 22:10
 9位:ニンテンドーeショップ 17:49
 10位:すれちがいMii広場 17:12


 太字が「????」になっていたソフト達です。
 こう見ると「クリア後は一度も起動していないソフト」から優先して消えていっているように思えます。『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』を私がプレイしていたのは、確か2012年の1月頃です。『カルチョビット体験版』も製品版にセーブデータを移してからは一度も起動していないと思いますが、製品版の発売が2012年の7月です。
 最後に起動したのが2012年の1月の『夢幻の砂時計』が消えて、2012年7月の『カルチョビット体験版』が残っているということから考えると……単純に最後に起動したのが古いものから消えていっているのかなと推測できます。


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 「最後に遊んだ日ランキング」で並び替えれば一目瞭然でした。
 2012年7月の『カルチョビット体験版』より以前のソフトがごそっと消えています。ただし、『ARゲームズ』『ダウンロードプレイ』のような内蔵ソフトや、『ポケモン立体図鑑』『いつの間にテレビ』のような初期ダウンロードソフトは内蔵ソフト扱いなのか消えていません。

 『マリオ3Dランド』だけが特別浮いているのですが……これも考えてみれば理由が分かりました。


omoide9.jpg

 「すれちがい通信」の枠に入れたまま放置していたため、この12枠に入っているソフトはどうやら『思い出きろく帳』からは消えないみたいです。「すれちがい通信」はすれちがったままずっと放置していたので、すっかり忘れていました。





 ということで……謎は解決しました!スッキリ!
 しかし、それでも3DSでの「今まで自分が遊んだソフトをプレイ時間順に並べて3行レビュー」は労力的に無理そうです。

 「ソフト図鑑から消えたソフトも1回起動すればソフト図鑑に戻る」という話も聞いたことがあるのですが、150本もある消えたソフトがどれなのか予想して全て起動するのはとてもしんどいですし……そもそもパッケージソフトは、もう既に持っていないソフトもあります。こういう企画は2~3年ごとにやっておかないと、こうやって消えてしまうものもあるんだと今回の件で学びました。

 20時間も遊んだゲームのことを忘れるなよ、という自分へのツッコミは封印しておきます。


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| ゲームプレイ日記 | 17:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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「隠しコマンド」って分かります?「裏技」って分かります?

 ゲームの最序盤の話なのでそんなに気にしなくてもイイとは思うのですが、一応「隠し要素」ではあるので……この記事では3DSダウンロードソフト『ナゾのミニゲーム ちょいがえ』の序盤の“隠し要素”に関するネタバレを含みます。気になる人は、ここで引き返してください。




 さて、今日は画像から。

nazo1.jpg
nazo2.jpg
<画像は3DSダウンロードソフト『ナゾのミニゲーム ちょいがえ』より引用>

 みなさんは、この「コマンドを入力せよ」「YBYBXXX」というメッセージの意味が分かりますか?
 人によっては「意味が分かりますか?」と聞かれていることが意味分からないかも知れません。私も「意味が分からない人がいる」だなんて思っていなかったのですが、Miiverseを見ていたら「何を指示されているのかさっぱり分からない」と言っている人を複数人ほど見かけてハッとしました。

 最近のゲームには……ひょっとして「隠しコマンド」なんてないのか!?と。




 「隠しコマンド」について語る前に、まずはこのメッセージがどういう文脈で出てくるのかを説明するために『ナゾのミニゲーム ちょいがえ』についての話を書きます。

 『ナゾのミニゲーム ちょいがえ』とは2016年1月27日に甲南電機製作所から500円で3DS用ダウンロードソフトとして発売されたゲームで、2013年1月30日にDSiウェアで発売された『ナゾのミニゲーム』の3DS移植版となっています。

 このDSiウェア『ナゾのミニゲーム』は「DSiウェア末期の傑作」と評判だったのですが、絶賛する人はみな「完璧なゲームではないけど俺は好きなんだ!!」といったカンジな薦め方をしているのが気になっていました。
 んで、私は3DS版から始めてみて、ちょっと前にクリアをしていたのですが……今では「完璧なゲームではないけど俺は好きなんだ!!」と私も言っています(笑)。言っちゃえば「ダメなところ」もあるんだけど、それを補って余りある「大好きなところ」のあるゲームなんですよねぇ……

 このゲームを一行で説明するのなら、「シンプルなRPGの、レベル上げ作業を“ミニゲームを遊ぶこと”に置き換えたゲーム」です。ベースはRPG、だけど戦闘では経験値が一切入らず、レベル上げをするためにミニゲームを遊ぶ―――

 開発者のいのぽさんのブログによると、元々は新聞記者になって世界中のUMAを探し出すという世界観のゲームだったそうな。なので、収録されているミニゲームは、「雪男」とか「UFO」などの不思議なものを題材にしたものが多いのでしょう。

<雪男投げ>
ナゾのミニゲームちょいがえ (7)

<UFOミサイル>
ナゾのミニゲームちょいがえ (2)
<画像は3DSダウンロードソフト『ナゾのミニゲーム ちょいがえ』より引用>

 しかし、UMAを題材にしたミニゲームを多数収録するだけでは「繰り返し遊んでもらう」モチベーションにならず、すぐに飽きられてしまうんじゃないかと方向性が二転三転されたそうな。

 この話だけでも1つ記事に出来そうな面白い話ですね。DS&Wii時代に多かった「ミニゲーム集」って、単に「ミニゲームを集めること」よりも「そのミニゲームをどう遊ばせるのか」が重要だったと私は思います。
 例えば『脳を鍛える大人のDSトレーニング』は、ミニゲームを「脳を鍛えるトレーニングなんだ」と定義づけて、毎日プレイをさせて「それぞれのゲームは1日1回しか成績を残せず」数日間の成績が折れ線グラフになって比較されるという工夫がされていました。ミニゲーム自体はどこの会社でも作れそうなシンプルなものだったのですが、「遊ばせ方」がとても上手かったんですね。
 例えば『レイトン教授』シリーズは「クイズ」や「パズル」を集めたゲームと分析することも出来るのですが、レイトン教授達が訪れた町の人々がみんな「ナゾ」好きで、それらを解いていくことで町の人々との交流にもなるしストーリー進行にもなるという「遊ばせ方」が上手いゲームでした。

 逆に、あまり上手くなかった例なので具体名は出しませんが……「このミニゲームをクリアすればこっちのミニゲームが遊べるようになる」という「遊ばせ方」をしたゲームは、苦手なゲームや遊びたくないゲームもクリアしないといけないため、せっかく面白いミニゲームを多数収録していても「収録されているゲームを全部出せずに終わってしまった」と言われることもありました。



 では、『ナゾのミニゲーム』は最終的に「遊ばせ方」をどうしたのかと言うと……RPGをまるまる1本作ってしまって、そのミニゲームを遊べば遊ぶほどRPGの方のレベルが上がっていくので一石二鳥!としたのです。これならばミニゲームは繰り返し遊んでもらえるし、苦手なミニゲームをムリヤリ遊ばせることなく好きなミニゲームだけを遊んでもらえます。このアイディアはスゴイ!スゴイ、のだけど……


 「レベル上げ」は所詮「レベル上げ」で、仕方なくやらされるものなんですよね……
 新しいミニゲームがどんどん手に入る序盤は「どんなミニゲームだろう!」とワクワクして遊びに1階に戻るのですが、難易度違いのものしか手に入らなくなる中盤以降は、「あー、敵に勝てなくなってきた……仕方ない、1階に戻ってミニゲームでレベル上げしなきゃ……」と作業のようにミニゲームをするしかなくて。

 そうすると、どうしても「効率よく経験値を稼げるもの」を作業的にこなすだけになっちゃうんですね。具体的に言うと「全種目でS評価を目指すぞ!と苦手なミニゲームに挑戦する」よりも「確実にS評価が取れる得意なミニゲームだけを延々とプレイする」方が効率がイイのです。
 恐らく3DS版はそこからの改善策として、「この1回だけ特定のミニゲームの経験値が2倍になるフィーバータイム」や「連続で同じミニゲームを遊んでいると取得経験値にボーナスが付く」といった措置が取られていて、苦手なミニゲームも遊んでもらおうという意図は感じるのですが……ゲームデザインとしてチグハグな印象はどうしても受けてしまいました。



 ただ、じゃあダメなゲームなのかと言うとそうでもなく……
 後から追加したと言われているRPG部分はとてつもなく面白くて、グイグイ引っ張られるストーリー、敵も含めて魅力的なキャラクター達、1対1しかないシンプルなシステムなのに大量の装備品による「属性」や「状態異常」を考えたバトルは奥深く、敵キャラの位置が固定されているシンボルエンカウントなので探索の邪魔にもならず。

 そもそも「ミニゲーム」自体も別につまらないワケではなくて、作業のように遊ばされることだけがネックなだけなので……「すっごい美味いラーメン」と「すっごい美味いカレーライス」が同時に出てきて、「食い合わせがあんまり良くない……」のだけど、別々に食えば「美味いものが2つも食べられるじゃん!」みたいなゲームだなーというのが最終的な私の感想になりました。

 なので、「完璧なゲームではないけど俺は好きなんだ!!」と言いたくなるです。




 んで、ここからが本題。
 私は別にゲームレビューが書きたいワケではありませんし、私ごときがゲームの良し悪しをジャッジ出来るなんて思っていません。私が書きたいのは、あくまで「ゲームの隠しコマンド」の話です。

 この『ナゾのミニゲーム』の「RPG要素」で私が一番好きなのが、冒頭で紹介した「隠しコマンド」の探索だったのです。

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 再びいのぽさんのブログによると、元々のDSiウェア版に「隠しコマンド」の要素を入れたのは「ダウンロード数が落ちてくるなど下火になった際に発表して話題を作るため」だったそうです。つまりは販促のため。しかし、実際にソフトを発売したら「隠しコマンド」を発表する前に自力で見つけてしまう猛者達が現れて、見つけられたからにはしゃーないと公式サイトでの公開に踏み切ったそうです。

 このゲームにおける「隠しコマンド」とは、特定の場所で、特定のコマンドを入力すると、主人公が隠し部屋にワープして、そこのナゾを解くと「そこでしか手に入らない装備品」が手に入るというやりこみ要素です。クリアには必須ではありません。私はエンディング後に、攻略サイトを見て存在を知ったくらいです。



 最近のゲームだったら、発売後にインターネットを通してアップデートデータを送って更新したり、有料DLCで販売したりして、「新たなステージ」を追加するゲームも珍しくはありませんが……
 昔のゲームにはそういうことが出来なかったため、「散々遊びつくされたように見えるこのゲームにも実は隠し要素や隠しステージがあるんじゃないのか」みたいな都市伝説が生まれたりしていました。最近ちょうど当事者達のインタビューが記事になった『ゼビウス』における「ゼビウス星に行ける」という都市伝説だとか、『スーパーマリオブラザーズ』における「9-1に行ける」バグ技だとか(ファミコン本体を破壊しかねないという噂でした)。

 『ナゾのミニゲーム』のRPG部分は見た目からしてクラシックなドット絵ですし、1980年代のゲームが持っていた「このゲームにはまだまだ隠し要素や隠しステージがあるんじゃないのか」というワクワク感を再現しようとして、こういう「隠しコマンド」を入れていたんじゃないかと思います。

 私はDSiウェア版が出た頃には遊んでいなかったのですが、クリアしたと思ったら「隠しコマンド」が次々と発見されて隠し部屋が見つかるという経験をリアルタイムにしていた人達はそりゃあもう大興奮だったんじゃないでしょうか。



 さて、ここまではDSiウェア版の話でした。
 ここからは3DSダウンロードソフト版の話です。

 DSiウェア版では「一部の猛者」達に解析されてしまったことを受けてか、3DSダウンロード版では「隠しコマンド」を全てDSiウェア版から変更にして、ヒントをダンジョン内の「壁」に書くようにしたみたいです。冒頭の画像はその様子です。
 どの「壁」に書かれているかはノーヒント、冒頭の画像はずばりコマンドそのまま書いてありますがどんどん暗号化していきますし、コマンド入力をして隠し部屋に行ってもそこでもナゾ解きがあって、そこまで全部クリアすると「そこでしか手に入らない装備」がようやく1つ手に入る――――こういう隠し部屋が幾つもあるんですね。


 つまり……DSiウェア版では「誰にも見つけられない」ように仕込んで(結果的に猛者達に見つけられてしまったけど)、公式発表することで販売促進に繋げようとした隠し要素を。
 3DSダウンロード版では「頑張れば誰でも見つけられる」ようにしたけど、見つけるのと暗号を解くのとで「隠しコマンドを探す&考える」という新しい遊びに変えてしまったということですね。

 「探索」&「ナゾ解き」大好きな私としてはコレが楽しくて楽しくて、エンディング後もせっせとメモ取って暗号の解読に勤しんでいました。ゲーム以外の知識を必要とするところもあって、11階の暗号は「意味は分かるのだけど解読が自分には出来ない」と私はそこで詰んでしまっているのですが……隠し要素なので、これはこれでイイかなと思っています。
 恐らく、Miiverse対応ということで「分からないところはみんなで教えあってね」という狙いもあるんでしょうしね。現代版『ドルアーガの塔』です。Miiverseで総出になってもまだ解決できていない「死神」というナゾもあって、まだまだ終わらないぜ『ナゾのミニゲーム』。




 ですが、「コマンド入力って何ですか?何をすればイイんですか?」という人がMiiverseには何人もいたというのが冒頭の話です。ようやくここに戻ってきました。
 また、説明したように「隠し要素」はあくまで「隠し要素」であってクリアには必須ではないオマケ要素なんですが、「探すのが面倒くさい」「ナゾ解きが難しい」「ファミコン時代のような理不尽さを感じる」「CERO:Aなんだから子どもに解けないようなナゾはどうかと思う」といった批判的な書き込みもMiiverseではチラホラ見かけます。

 「CEROってそういうところじゃないような……」というのは置いといて。
 こういう「隠しコマンド」とか「裏技」みたいな「隠し要素」って1980年代~1990年代は「ゲームの華」だったと思うんですが、今ではそうでもないのかなぁと思ったのです。

 例えば、ファミコン&スーファミくらいの時代のゲーム雑誌には必ず「裏技のコーナー」がありました。色んなゲームの「裏技」を見つけたことが投稿されて、それを写真付きで紹介するというコーナーが何ページにも渡って載っていたんですね。
 恐らくコンピューターゲーム初期の「裏技」はスタッフが意図していない偶発的なものだったと思うのですが(『スーパーマリオブラザーズ』の無限1UPとかね)、「裏技」が人気になって「裏技のコーナー」が人気になっていくに従って、わざと「裏技」を入れるゲームも増えていったんじゃないかと考えられます。
 メーカー側からの情報提供もあったという話も聞きますし、そうでなかったとしても「裏技を紹介してもらう」ということはみんなが見ている「裏技コーナー」に商品の名前が載るという絶大な宣伝効果があったとも言えるのですから、じゃあ雑誌で大々的に紹介してもらえる大きな「裏技」を入れようと考えるのは自然な流れだと思います。

 「隠しコマンド」というのは特にその「裏技」の中でもメジャーなものでした。
 コナミの多数のゲームには「コナミコマンド」という隠しコマンドが採用されているのが有名でしたし、『ストII』の同キャラ対戦や『ストIIターボ』の速度を更に上げるためには「隠しコマンド」の入力が必須でした。スーファミ時代の格闘ゲームは「隠しコマンド」率が高かったような……

 だから、「コマンド入力って何ですか?」という人を見た時にはものすごく衝撃を受けてしまったんですね。私の中では「鉛筆って何ですか?」とか「醤油って何ですか?有名なんですか?」と聞かれたくらい、それを知らない人もいるのか!と驚くことでした。



 しかし、最近のゲーム雑誌―――例えばこないだ自分が買ったニンテンドードリームには「裏技のコーナー」がありませんでした。
 色んなゲームの情報が載っているゲーム雑誌の「裏技コーナー」と違い、インターネットの攻略サイトには「そのゲームのことしか」書かれていません。ゲーム雑誌の「裏技コーナー」があった時代に比べて、メーカーにとっても「裏技」を入れるメリットは少なくなったのかなと思いますし、そうして「裏技」を入れるソフトが減れば「裏技を楽しむ文化」もなくなっていくので……
 どれが卵でどれが鶏かは分かりませんが、「裏技のコーナー」も「裏技」も「裏技を楽しむ文化」もいつの間にか廃れてしまったのかなと思ったのです。

 そう考えると「コマンド入力って何ですか?」という人が出てくるのも当たり前なことのように思えます。



 そう言えば、今のゲームって「どこからが裏技か」がもうよく分かりませんものね。
 『どうぶつの森』なんて一人で遊んでいるだけでは分からない要素がたくさんあるので、「全部が裏技」のようでもあるし「全部が表技」のようでもあります。『スマブラ』の隠しキャラとか、メテオとか、説明書に書かれていないことは「裏技」なのかというとそうでもないでしょうし。
 例えば、スーファミの『第3次スーパーロボット大戦』の「真の最終面」を私が知ったのは「裏技のコーナー」だったのですが(今考えればすげえネタバレだな…)、最近のゲームに入っている「真の最終面」「隠しボス」「真のエンディング」を「裏技」と認識している人は少ないと思うんですね。それが珍しくなくなったことで、かつては「裏技」扱いだったものも「裏技」ではなくなる―――という。


 さてさて、記事を書くくらいなら検索もしてみようと「最近のゲームには“隠しコマンド”がないのかどうか」を調べてみました。結果的には「ないことはない」ように思います。

 例えば私が昨年クリアしたWii Uの『The Wonderful101』(2013年発売)にも、「特定の場所でコマンド入力をすると隠しキャラを購入できる(ゲーム内通貨でね)」隠し要素が入っていたとのことです。クリアしたけど知らんかった!
 これが「コマンド入力」かどうかはかなり微妙ですが、2015年を代表したソフト『Splatoon』のバトルドージョーで2P側もジャイロ操作ができる「裏技」は工作感があふれてて私は結構好きでした。実際に一人で試してみたところ、思った以上にゲームパッドの操作感覚に近くて「コレはコレで」と思ったものでした。

 検索して出てきたものにはPS3やDSのソフトのものあるので、「最近のゲームにはない」というワケでもないみたいです。



 しかし、検索するとそれ以上にわんさか出てくるのが「最近って裏技がなくなったよね」とか「最近って隠しコマンドってなくなったよね」という話題。実際にはないワケでもないと思うのですが、私も含めて「最近なくなったよね」と思っている人が多い模様です。
 考えてみれば、『The Wonderful101』も『Splatoon』も公式ブログや公式Twitterでコマンドを公開していて、『ナゾのミニゲーム』も元々は公式サイトで順次公開する予定でした。しかし、公式ブログや公式Twitterや公式サイトを見る人は「そのゲームに興味がある人」の中の一部でしょうし、ましてや発売から時間が経過してしまえば書かれたことすら気付かれなかったりするでしょうし……「なくなった」と思われても仕方がないのかも。

 インターネットが普及したことにより、攻略情報や裏技情報は「ゲーム雑誌」よりも「攻略wiki」などが速報性に優れているということでそちらがメインになり、ゲーム雑誌から「裏技のコーナー」がなくなり、「裏技のコーナー」がなくなったことでプレイヤーが「裏技」もなくなったものだと思うようになった―――こんなところですかね。



 で……書くのをすっかり忘れていたので、最後に書きますけど。
 「コマンドを入力せよ」「YBYBXXX」という指示は、その場所で「YボタンBボタンYボタンBボタンXボタンXボタンXボタン」の順に押すと何かが起こる―――という意味なんです。余計に分かりづらい気がする!

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『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』1stインプレッション/現代に蘇ったファミコン探偵倶楽部

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 2時間半ほどプレイした感想になります。
 ちなみに私は『ポケモン』はゲームもアニメもほぼ未体験ですが、『ポケモン』を全く知らない人でも問題なく楽しめると思います。



  『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』は2016年2月3日に発売された3DSダウンロードソフトです。発売は株式会社ポケモン、販売は任天堂、開発はクリーチャーズです。定価は1500円ですが2月29日までは20%オフの1200円にて販売されています


◇ 任天堂と「アドベンチャーゲーム」の歴史(読み飛ばし可)
 公式サイトに書かれているジャンルは「シネマティックアドベンチャー」とのことですが、ゲームのベースは「コマンド選択式のアドベンチャーゲーム」だと思ってもらえれば分かりやすいと思います。古くはファミコン版『ポートピア連続殺人事件』とか、最近では『逆転裁判』なんかが有名なジャンルですね。
 情報を集めてストーリーを進めるというゲームの構造はそれらの作品と同じなのだけど、『名探偵ピカチュウ』はストーリーの進行に合わせてCGムービーが流れるので「シネマティック」+「アドベンチャー」ということなんだと思います。



 任天堂のアドベンチャーゲームと言えば『ゼルダの伝説』シリーズに代表される「アクションアドベンチャー」が有名ですが、アクション要素の薄い「コマンド選択式のアドベンチャーゲーム」も昔から作っていて、なかなか歴史があります。
 1986年に任天堂はファミコンの周辺機器として、「大容量」で「セーブ可能」「500円で書き換え可能」なディスクシステムを発売します。詳しい話は省きますが、このディスクシステムは「コマンド選択式のアドベンチャーゲーム」に非常にマッチしていたため、1987年~『新・鬼ヶ島』、1988年~『ファミコン探偵倶楽部』、1989年~『遊遊記』、1991年~『タイムツイスト』と複数の「コマンド選択式のアドベンチャーゲーム」を発売していました。

 しかし、1986年にエニックスが『ドラゴンクエスト』を大ヒットさせて以降、国内のゲーム市場はすっかり「和製RPGブーム」になっていたので、「コマンド選択式のアドベンチャーゲーム」自体がかなり下火になってしまっていたと思います。
 1992年、スーパーファミコン用ソフトとしてチュンソフトが『弟切草』をヒットさせた後は、アドベンチャーゲームは「サウンドノベル」「ビジュアルノベル」と形を変えて再興していきますが……任天堂はこの波に全く乗りませんでした。


 1995年、任天堂は「サテラビュー」を使ったスーパーファミコン向け衛星データ放送サービス「スーパーファミコンアワー」を始めます。自分は未プレイなのですが「番組の放送時間内のみプレイできるゲーム」の配信を行っていたそうで、今で言う『Splatoon』の試射会とか3DSの『リアル脱出ゲーム』みたいなカンジだったのかなぁと思います。このサービスの中で、任天堂は1996年に『BS新・鬼ヶ島』、1997年に『BS探偵倶楽部 雪に消えた過去』を配信しています。

 サテラビューの作品は「その時間でしかプレイできない」「そもそもサテラビュー自体の普及率が低かった」ことから人気シリーズであってもプレイしたことのない人も多く、リメイクやバーチャルコンソール化を望む声も未だにありますね。『BSゼルダの伝説』『BSドラゴンクエストI』『BSファイアーエムブレム アカネイア戦記』……錚々たるメンツの中に『新・鬼ヶ島』や『ファミコン探偵倶楽部』といった「コマンド選択式のアドベンチャーゲーム」が入っていたというのは興味深い話です。


 1997年、任天堂はコンビニエンスストア大手のローソンと手を組んでスーパーファミコン用ソフトの書き換えサービス「ニンテンドウパワー」を始めます(2000年からはゲームボーイも書き換え可能に)。「ディスクシステムの再来」のようにも思えますし、「後のバーチャルコンソール」に繋がっているようにも思えますね。
 任天堂はここでもアドベンチャーゲームを複数投入していて、1997年には『BS新・鬼ヶ島』のリメイクとなる『平成 新・鬼ヶ島』、1998年にはディスクシステム版のリメイクである『ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女』、2000年にはHAL研究所がファミコン用ソフトとして発売していた『メタルスレイダーグローリー』のリメイクを発売、完全新作のソフトとしては1999年に『はじまりの森』を発売していました。



 「何の話をしてるんだ、ピカチュウの話はいつ始まるんだ」と思っている人も多いことでしょう。しかし、この話で任天堂が「コマンド選択式アドベンチャー」をディスクシステムとかサテラビューとかニンテンドウパワーといった「普通にゲーム屋さんに行って1本のソフトとして買ってくるビジネスモデル」とは違う方法で販売してきたことが分かると思います。
 アクションゲームやシューティングゲームは上達するために「何度も何度も繰り返し遊ぶ」ことが多かったのに対して、「コマンド選択式アドベンチャー」は遊び終わったらおしまいで他のゲームと同じ値段で売るのは割高なジャンルだったと言えます。書き換えではないパッケージソフト版も発売されていたのでそういう意図があったのかは分かりませんが、中古対策の意味合いもあったのかも知れませんね。
 500円で書き換えが出来たディスクシステム、放送時間のみに遊べたサテラビュー、2000円で書き換えが出来たニンテンドウパワー……これらはビジネスとして大成功したサービスだったとは思いませんが、最近のゲーム機がインターネットに繋いで出来ることとかなり共通しているんですね。

 なので、私は任天堂が2008年にWiiウェアで「ダウンロード専売のゲーム」を発売し始めた時に、「これでコマンド選択式アドベンチャーが復活するに違いない!」と思いました。『ファミコン探偵倶楽部』に続く『Wiiウェア探偵倶楽部』の始まりだ―――っ!と思ってから8年が経ちました。


 2001年、ゲームボーイアドバンス用ソフトとしてカプコンが発売した『逆転裁判』は当時既にとっくに下火だった「コマンド選択式アドベンチャー」を復活させます。アクションゲームなどが苦手な人でも『逆転裁判』は遊ぶという人も多く、「ゲーム人口の拡大」に大貢献したシリーズとなりました。
 また、2004年に発売されたニンテンドーDSのタッチパネルによる操作は「コマンド選択式アドベンチャー」に新たな遊びを盛り込んだことで、DSの前半くらいは「アクション要素のないアドベンチャー」はちょっとしたブームになっていて、色んな会社が作っていたんですよね。サクセスの『おさわり探偵 小沢里奈』、D3の『THE 鑑識官』、SNKプレイモアの『どきどき魔女神判』(ボス戦はアクションだけど)、レベルファイブの『レイトン教授』シリーズなどなどなど……「コマンド選択式アドベンチャー」も多方面に進化していて、非常にバラエティ豊かになっていた時期です。

 任天堂もこの時期、珍しく「普通にゲーム屋さんに行って1本のソフトとして買ってくるゲーム」として「アクション要素のないアドベンチャー」を発売していて……2005年に『アナザーコード 2つの記憶』、2006年に『プロジェクトハッカー 覚醒』、2007年に『ウィッシュルーム 天使の記憶』、2009年の『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』もそうかな、2010年に『ラストウィンドウ 真夜中の約束』、Wii用ソフトは2009年に『アナザーコード: R 記憶の扉』を出していますし……1年に1本くらいのペースで発売していたんですね。

 が、2010年『アナザーコード』『ウィッシュルーム』『ラストウィンドウ』を開発していたCINGが破産……言ってしまえば任天堂のアドベンチャーゲームを最もコンスタントに作っていた開発会社がなくなってしまい、それ以降は任天堂は「アクション要素のないアドベンチャー」を発売しなくなりました。
 もしCINGが健在だったら、3DSダウンロードソフトあたりで「安価で楽しめる推理アドベンチャー」をコンスタントに発売していたのかなーなんて最近まで夢想する日々でした。



 ということで!ようやくピカチュウの話ですよ!
 ディスクシステム、サテラビュー、ニンテンドウパワーと「時代を先取りしすぎたサービス」で展開されてきて、DS時代に花開いたかと思ったら開発会社がなくなってしまうなど、ずっと不遇だった任天堂の「コマンド選択式アドベンチャー」が、ダウンロード専売ゲームがメジャーになった現代にてようやく戻ってきたのです!

 しかも、主人公がピカチュウということで、こんなに話題になっているんですから……こんなに嬉しいことはありません!この火を絶やさないようにファーストインプレッション記事を気合入れて書きますよ!前置き長すぎるだろ!


◇ 遊びやすくなった「現代のアドベンチャーゲーム」
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<画像は3DSダウンロードソフト『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』より引用>

 ゲームはキャラクターを操作するタイプのアドベンチャーゲームです。
 スライドパッドで移動(十字キーでも歩けるけど走れない)、Aボタンで「話す」か「調べる」だけ。プレイヤーが操作するのは人間のティム君で、ピカチュウはそれを追いかけてくるのだけど、障害物などに上手く引っ掛けて追いかけてこられないように嫌がらせすることも出来ます(笑)。

 アドベンチャーゲームを全くやったことがない人に説明するのなら、『ドラゴンクエスト』のようなRPGから「戦闘」や「育成」の要素を抜いて「ストーリー」に特化したゲームと言えば伝わりやすいですかね。というか、『ドラゴンクエスト』が『ポートピア連続殺人事件』などのアドベンチャーゲームに「戦闘」や「育成」を足したゲームなんですけどね。


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<画像は3DSダウンロードソフト『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』より引用>

 マップにいるキャラクターに話しかけたり、マップにあるものを調べたりして、条件を満たせば「状況」が変わり、集めた証言や証拠を使って「推理」をするとストーリーが進行するというゲームになっています。
 キャラクターに話しかけると「何について聞くか」を選べるところが、「コマンド選択式アドベンチャー」らしいところですね。普段の台詞はフルボイスではありませんが、アドベンチャーゲームとしてのテンポを考えるとコレでイイと私は思います。


 「推理」をするゲームということで難しく思われるかも知れませんが、まだ自分が序盤ということを差し引いても難易度は低めかなと思います。マップにいるキャラクター全員に話しかけて調べられるところを全部調べるなど、面倒くさがらずに出来ることを全部やる「コマンド総当り」で先に進めます。『逆転裁判』のような「何回ミスしたらゲームオーバー」というシビアな要素もないそうなので、この手のアドベンチャーゲームを全くやったことのない人にも気軽に手を出して欲しいですね。


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<画像は3DSダウンロードソフト『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』より引用>

 ゲームとしてプレイヤーがやっていることは『ファミコン探偵倶楽部』の頃と変わりがないのですが、当然昔のゲームに比べて遊びやすくなっているところもたくさんあります。上の画像は「3DSの下画面」です。

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<画像は3DSダウンロードソフト『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』より引用>

 「捜査リスト」をタッチするか、Lボタンで、ティム君がまとめてくれたメモを読むことが出来ます。「証拠」「証言」「人物」「ポケモン」の情報が細かくアップデートされて、今がどんな状況だったかを読み返すことが出来ます。


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<画像は3DSダウンロードソフト『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』より引用>

 「推理メモ」をタッチするか、Rボタンで、「推理」をする画面になります。この画面は「自分達が今から何をしなければならないのか」という目的をいつでも確認できることと、実際に集めた情報から「推理」することでストーリーを進めることという二つの側面がありますね。

 ゲームの流れは、「推理メモ」に「しなければならないこと」が提示される→ 聞き込みをしたり、周囲を調べたりして「捜査リスト」の情報を集める→ 集めた情報を元に「推理」して解決→ ストーリーが進むってカンジですね。
 このサイクルが10分くらいで、それらを幾つか重ねて30~40分くらいでその場所をクリア→ 新たな場所に進むくらいの一区切りですかねぇ。この辺の時間は個人差があるでしょうから、難しいですけど……


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<画像は3DSダウンロードソフト『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』より引用>

 下画面のピカチュウをタッチするか、Xボタンで、いつでもピカチュウに話しかけることが出来ます。何か特別なことが起こる場合はあちらからサインが出るので、そこで話しかけるとそこでしか聞けない話が聞けます。この部分はフルボイス。


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<画像は3DSダウンロードソフト『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』より引用>

 「会話ログ」をタッチすると直前の会話も見られます。

 最近のアドベンチャーゲームとして考えると「あって当たり前」の機能と言えばそうなのですが……『ファミコン探偵倶楽部』の頃を思い出すと、最近のアドベンチャーゲームは本当に遊びやすくなったなぁと思います。メモとか取らなくてもイイし、久々にプレイしても何をしていたのか忘れて先に進めないなんてこともないし、メッセージの表示やロードに時間がかかることも少ないから「コマンド総当り」も面倒くさくないし。


 セーブは「ストーリーが進んだ後」や「マップを移動した後」にオートセーブされて、自分の好きなときにはセーブ出来ません。ここは割と明確な不満点かなー。3DSだから蓋閉じてスリープモードにしておけばイイとも言えるのですが、複数のソフトを同時並行で遊んでいる人は区切りのイイところまで進めないとセーブ出来ないのは不便だろうし、「区切りのイイところ」がよく分かりません。あとどれくらい進めればストーリーが進行するのかは、遊んでいる側には分かりませんからね。

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<画像は3DSダウンロードソフト『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』より引用>

 ストーリーが進む際には、「フルボイス」のムービーになります。


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<画像は3DSダウンロードソフト『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』より引用>

 ところどころに「タイミングよくAボタンを押す」といったQTE(クイックタイムイベント)もあって、「タイミングを合わせてボタンを押す」という行為が超超超超超苦手な自分にとっては鬼門と言えるのですが、今のところは「失敗しても問題なくストーリーが進む」みたいです。
 今後どうなるのかは分かりませんが、QTEは「ストーリーが最高に盛り上がっている」のに「QTEに失敗してキャラクターがずっこけたりしてグダグダになる」だけという姿を見てきた自分としては、「QTE入れるくらいなら黙ってムービー観てるだけの方がマシなんですけど……」といつも思っています。



◇ ポケモンが生活に溶け込んでいる世界観
 冒頭にも書いた通り、私は『ポケットモンスター』シリーズをゲームもアニメもほぼ通過したことがなく、私のポケモン知識は『ポケモンスナップ』と『スマブラ』シリーズくらいしかありませんでした。
 しかし、恐らくこのゲームはそういう人もターゲットにした作品なんじゃないのかなと思います。任天堂が近年の主要戦略としている「自社IPに触れる人を増やす」試みに近いもので、本編とはまた違った『ポケモン』の魅力を引き出すことで、今までは『ポケモン』に興味がなかった人も取り込もうという狙いがあるのかなーと。

 登場するポケモンも「知ってて当たり前でしょ?」ということではなく、「捜査リスト」でいつでも見返せるようになっているし、ストーリーの中で「こういう特徴を持ったポケモンなのか」と知ることも出来ます。



 この作品の主人公は、失踪した父親を探しにきたティムという人間と、記憶を失っている名探偵ピカチュウの2人(1人と1匹)です。人間とポケモンは言葉が通じないのだけど、何故かティムとこのピカチュウだけは言葉が通じるので、それを利用して2人は「人間への聞き込みはティムが」「ポケモンへの聞き込みはピカチュウが」行うコンビとして事件を解決していくのです。

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<画像は3DSダウンロードソフト『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』より引用>

 ポケモンが普通に生活の中にいるという世界観なので……
 例えば、公園では黒人の男の子がズルッグというポケモンとサッカーボールを蹴って遊んでいます。男の子がポケモンと遊んであげているのかなと思って聞いてみると、ズルッグ曰く「自分が少年をコーチしてやっている」とのこと。人間とポケモン両方の話を聞けることで、「人間が見ている世界」だけでなく「ポケモンが見ている世界」も知ることが出来るのがとても良いですね。


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<画像は3DSダウンロードソフト『名探偵ピカチュウ~新コンビ誕生~』より引用>

 このゲームに出てくるポケモンで、自分が「前から知っている」ポケモンは(今のところ)ピカチュウくらいしかいなかったのですが……こんなポケモンがいるのか!と知れて面白いです。公園には鳩みたいなポケモンがいて、木によってナワバリにしているポケモンが違っていたり。カフェに入ったら手伝いをしているポケモンがいたり、前述したようにサッカーボールを蹴っているポケモンがいたり……行く場所によって違うポケモンが「そこで暮らしている」のが見えてすごく楽しいです。



 自分はまだクリアまで進めていませんが、早い人は発売日の夜には「もうクリアしたー」と報告をしていたのでボリュームはそんなにないみたいで。そもそも『~新コンビ誕生~』という副題が付いているのだから、この1本で終わらせるのではなくシリーズ化していくことを前提に作っているのだと思いますが……
 『ファミコン探偵倶楽部』のように何作も出して、1作目では行けなかった場所に行き、1作目では出せなかったポケモンをどんどん登場させていって欲しいなぁと思います。ダウンロードソフトという市場は、それが出来る場所だと思いますから。

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NX(仮)の発売で、バーチャルコンソールの今後はどうなる?

 御存知ない人もいらっしゃると思うので、「バーチャルコンソール」の説明から始めます。
 「バーチャルコンソール」とは、任天堂がWii、ニンテンドー3DS、Wii Uで行っているサービスで、ファミコンやスーパーファミコンなど「過去に発売されていたゲーム機」用のソフトをダウンロード販売するというものです。Wiiの中にファミコンやスーパーファミコンなどのゲーム機を仮想的に再現するから「バーチャルコンソール」という名称になったのだと思います。


 私は「ありとあらゆる娯楽作品は、インターネットを通して気軽にデジタル配信で楽しめるようになって欲しい」と思っているので……任天堂の「バーチャルコンソール」に限らず、プレステの「ゲームアーカイブス」や、過去の名作をスマホに移植する試みとか、ゲーム以外の分野で言えば「電子書籍」や「映像コンテンツのストリーミング配信」なんかも心の底から応援しているし、もっともっと利用者が増えればイイなと思っています。

 特に「過去に発売されたゲーム」は、現物を入手しようとすると「中古ゲーム屋」や「ネットオークション」に頼らざるを得ないので、小額ではあってもメーカーにお金が入るデジタル販売を利用したいと思っていますし、ラインナップがもっともっと増えて欲しいです。



 さて、その中から今日は「バーチャルコンソール」の話です。
 任天堂は今年の6月に開催されるE3で、新型ゲーム機「NX(開発コードネーム)」の詳細を発表するだろうと言われています。それ自体も非常に気になるのですが、現行機(3DSとWii U)のユーザーで、「買ってはいるけどまだプレイしていない積みゲー」をたくさん抱えている自分が気になるのは後方互換機能です。3DSやWii Uで買っているダウンロードソフトはNX(仮)に引き継げるのだろうか?

 特に「バーチャルコンソール」のソフトは、「ゲームの歴史のアーカイブ」という側面も持っていると思うので……既に購入済のバーチャルコンソールのソフトは引き継げるのか、そもそもNX(仮)でも「バーチャルコンソール」は継続されるのか、されたとしてまた『ドンキーコング』などのお馴染みのソフトから配信開始されるのか―――とても気になっています。

 なので、今日はその辺のことを「ザ・YOSOU」していこうかなと思います。



◇ Wii・3DS・Wii Uにおけるバーチャルコンソール
 任天堂がバーチャルコンソールのサービスを始めたのはWii本体発売と同時で、本体発売前からそのサービスは告知されていました。大々的な売りにはしていなかったと思いますが、私は『Wii Sports』などの新しいゲームと同じくらいバーチャルコンソールを楽しみにしていました。

 それまでにも「過去の名作をパソコン等で遊べるサービス」はあったと記憶していますが、参加するメーカー&機種の数が段違いでしたからね。
 日本では2006年12月から始まり、「ファミコン」「スーパーファミコン」「NINTENDO64」「メガドライブ」「PCエンジン」の5機種のソフトが並びました。もちろん全ての過去ソフトが販売されたワケではなく、「来月に販売開始になるのはコレ!」と徐々にラインナップが増えていったのですが、それ故に追加されるラインナップに一喜一憂する日々でした。

 2007年9月には「ネオジオ」、2008年2月には「マスターシステム」、2008年5月には「MSX」、2009年3月には「アーケード」が加わり―――Wikipediaのページを参照したところ、675タイトルがWiiのバーチャルコンソールで配信されたそうです。


 次々と色んなメーカーや機種が参加していったのはWii本体の普及台数と、実際に売れた本数が多かったからだろうと予想するのですが……サードメーカーが2013年4月までラインナップを追加していたのに対して、任天堂は2010年11月の『マリオパーティ2』を最後にそれ以降はソフトを追加しませんでした。

 当時の私は「4年もラインナップを追加していったから、任天堂にはもう配信できるソフトがなくなったのかな?」と思っていたのですが、よくよく考えると2011年の2月にニンテンドー3DSが発売されるワケですから、このタイミングで任天堂のバーチャルコンソール担当チームがWiiから3DSに移行したのかなとも思えます。




 ということで、Wiiから引き継がれるようにニンテンドー3DSのバーチャルコンソールが始まります。日本では、本体発売から3ヵ月後の2011年6月に「ゲームボーイ」および「ゲームボーイカラー」のソフトが並びました。

 私はこの頃はまだ、「Wiiはファミコンやスーパーファミコンなど据置機のバーチャルコンソール」「3DSはゲームボーイなど携帯機のバーチャルコンソール」に棲み分けるのかなと思っていました。
 しかし、今となっては懐かしい話ですが、ニンテンドー3DSは本体価格を25000円という強気の価格に設定したためにスタートダッシュに失敗、2011年8月に15000円に値下げする代わりに、値下げ前に本体を買ってくれていた人にはお詫びのような形で「ファミコンのバーチャルコンソールソフト10本」と「ゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールソフト10本」を配るというアンバサダー・プログラムを実施しました。思わぬ形で、「3DSでも据置機のバーチャルコンソール」が始まってしまったのです。

 アンバサダー・プログラムでの「ファミコン」用ソフトの配信は2011年9月に行われ、2011年12月から正式に「ファミコン」のバーチャルコンソールも3DSで始まります。
 当時はまだNNIDがありませんでしたから、ダウンロードソフトの購入履歴は本体に紐付けされていてユーザー単位で管理することは出来ませんでした。なので、Wiiで既に買っている人も3DSで遊びたい場合は「買い直し」になってしまい、同じソフトをWiiと3DSの両方で買っているという人も出てきてしまいました。これ……「NX(仮)にバーチャルコンソールは引き継げるのか」を考えると厄介な問題だと思うんですね。『スーパーマリオブラザーズ』をWiiと3DSの両方で買っている人がNX(仮)に引き継ごうとしたら、2本になっちゃうじゃんみたいな。

 しかし、その後も3DSのバーチャルコンソールは少しずつラインナップを増やしていき、2012年3月には「ゲームギア」、2013年12月には「PCエンジン」のソフトが追加されます。Wikipediaのページによると、2016年2月1日現在、配信が発表されたタイトルも含めれば229本が3DSでのバーチャルコンソールのラインナップに並んだそうです。


 任天堂も2013年7月までは毎週ペースでソフトを追加していたのですが、それ以降はガクッとペースが落ちます。最近では「3DSのバーチャルコンソールはどうしたんだよ!」と言われるのが定番になってしまいましたが……
 後述するWii Uのバーチャルコンソールが2013年4月に正式スタートしたことで任天堂のバーチャルコンソール担当チームが3DSからWii Uに移行したとも思えますし、2013年9月の『ジョイメカファイト』を最後にファミコンのソフトを追加しなくなり、それ以降は2013年12月の『ヨッシーのパネポン』、2014年4月の『スーパードンキーコングGB』『ドンキーコングランド』、2014年5月の『ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング』、2014年12月の『ポケモンカードGB』、そして今月配信される『ポケットモンスター』4作と全てゲームボーイ(カラー)のソフトとなっています。「同じソフトをWii Uと3DSの両方で買っている」ということが起こらないように、ラインナップを棲み分けているように私には思えます。



 ということで、現在のバーチャルコンソールの主流はWii Uに移っています。
 Wii Uのバーチャルコンソールが始まったのは、日本では本体発売1ヵ月後の2013年1月、「ファミコン生誕30周年記念 Wii U バーチャルコンソール 体験キャンペーン」として1ヶ月に1本ずつ30円でソフトを販売するという試みが行われました。2013年4月に正式サービス開始。この辺の後手後手っぷりは、3DSのアンバサダー・プログラムを思い出しますね。

 当初は「ファミコン」と「スーパーファミコン」の2機種でしたが、2013年12月に「PCエンジン」「MSX」が、2014年4月に「ゲームボーイアドバンス」が、2015年4月に「NINTENDO64」と「ニンテンドーDS」が追加されました(DSは2014年6月に『脳トレ』が先行配信されていました)。

 Wikipediaのページによると2016年2月1日現在、配信が発表されたタイトルも含めれば388タイトルがWii Uでのバーチャルコンソールのラインナップに並んだそうです。この数はこれからも増えていくと思われます。


 Wii Uは全世界的に見ても本体普及が上手くいかなかったゲーム機なんですが、バーチャルコンソールのソフトは順調に増え続けています。普及台数では圧倒的に勝っている3DSでは配信がほぼ止まっているのに、Wii Uでは出続けるのは何故か―――「3DSは持っているけれどWii Uは持っていない」という人がこの状況を不満に思っているという話をよく聞きますが、ビジネスとして考えても普及台数の少ないWii Uを優先するのは不可解に思います。

 なので、これが「NX(仮)」に繋がる鍵なんじゃないのかと私は思うのです。



◇ NX(仮)のバーチャルコンソール

 今度こそ任天堂の次世代機「NX(開発コードネーム)」を大胆予想する!

 これは、2016年の実質1本目に書いた記事で、「どうせお正月なんて誰もブログ読みに来ないんだから普段書いたら炎上しそうなことを書いてやるぜ!」と踏み込んだ予想(ザ・YOSOU)を書いています。この時点でNX(仮)の販売価格まで予想していますからね!

 この予想が当たるかどうかは正直どっちでも構わないんですが、この記事を書いた後にTwitterでもらった反応で面白いものがありました。それは「3DSのバーチャルコンソールが(ほぼ)止まっていて、Wii Uのバーチャルコンソールがどんどんラインナップを追加しているのは、Wii UのバーチャルコンソールならNX(仮)にそのまま引き継げるからではないかと予想しています」というもの。


 上述の記事でも引用した、2014年1月の「経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会」質疑応答(A5)での岩田さんの回答をどうぞ。

<以下、引用>
 世代をまたぐときにも、これまでは技術の進歩の段階が非常に激しかった関係で、コストの制約の中でビデオゲームに最適な技術を選ぶと、毎回ハード自体が全く違うものになりました。全く違わなかったのは、ゲームキューブからWiiに行ったときだけです。ゲームキューブからWiiは、ある意味コントローラーは全面的に変えましたが、コンピューターやグラフィックチップは、かなり共通の考え方でつくりましたのでスムーズでしたが、それ以外のハードは全部ゼロからつくり直しの状態でした。

 ただ、今は、もうそのようなことをしなくてもできるだけの前提が整ったのではないかと思います。
 ですから、その意味で言いますと、この次にハードをご提案するときからになりますが(※ 恐らくNXのこと)そこでは「Wii Uでやってきたことをいかに的確に活かすか」ということがポイントになります。これはWii Uと全く同じアーキテクチャーにするという意味ではなくて、十分に吸収できるだけの仕組みをつくり上げるという意味ですが、一旦そうなりますと、コンソール機と携帯機というのは全く別々の二つのものではなくて、もっと近い兄弟のような存在になると思います。

</ここまで>
※ 改行・強調など一部引用者が手を加えました


 ここでの質問の主題は「据置機(コンソール機)と携帯機の統合について」なのですが、ついでのように「Wii UとNX(仮)の繋がり」についても語られています。もちろん当時は「NX(仮)」なんて言葉は使われていませんが、この時点で「NX(仮)」にあたるもののコンセプトは既に定まっているように読み取れます。

 Wii U→NX(仮)の繋がりは、「DSでゲームボーイアドバンスのソフトも遊べる」とか「Wii UでWiiのソフトも遊べる」といった単純な後方互換機能ではなく、「Wiiはゲームキューブ用ソフトの開発ノウハウがそのまま使える」に近い繋がり方になるように思えます。
 元々はゲームキューブ用に開発されていた『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』が、「Wiiリモコンの操作」に対応したWii版との同時発売になった―――とか。ゲームキューブ用に発売された『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』の続編『ファイアーエムブレム 暁の女神』が、早い段階でWii用ソフトとして発売された―――とか。

 NX(仮)がどういう特徴を持ったゲーム機になるのかはまだ分かりませんが、例えば『ゼルダの伝説』最新作はWii U版とNX版の二つが同時発売されるとか、Wii Uで大人気だった『Splatoon』の続編が早い段階でNX(仮)でも発売されるとか、そういう可能性が予想(ザ・YOSOU)できます。



 んで、話をバーチャルコンソールに戻しますと……
 Wii UのアーキテクチャをNX(仮)が吸収できるのならば、「Wii U用に増え続けているバーチャルコンソールのラインナップは、そのままNX(仮)に引き継げるんじゃないのか」とも思うのです。

 買い直しになるかとか、優待価格で買えるのかとか、Wii Uから引っ越せば追加料金は発生しないのかとか、NNIDを提携させればクラウドからそのまま即ダウンロードできるのかとか……我々ユーザー側にかかる負担はまだ分かりませんが、恐らくラインナップはそのまま引き継げるからこそWii Uのバーチャルコンソールはソフトが追加されつづけているのだろうと思うのです。


 そう考えると、色々と合点がいくところがあります。
 例えば「どうしてWii Uのバーチャルコンソールで、ゲームボーイアドバンスやDSのソフトが出るのか?」という点。据置機で携帯機のソフトを遊ぶのは不便だし、そもそもDSのソフトは3DSを持っていればそこで遊べてしまうワケで、バーチャルコンソールを始めるほどのことか?と疑問もあったんですね。

 しかし、前述の記事で私が予想した「NX(仮)は携帯機と据置機の両方が出て、遊べるソフトは一緒」説と組み合わせると……今Wii Uで追加されているバーチャルコンソールのソフトは、将来的に携帯機でも据置機でも遊べるようになるのだから、携帯機で発売されたソフトも据置機で発売されたソフトもWii Uのラインナップに追加していこうと考えられているのかなと思います。
 恐らく「NX携帯(仮)」では、DSのソフトを挿して遊べる後方互換機能は付いていないでしょうから、バーチャルコンソールでカバーしたいという狙いものあるのでしょう。そう考えるとDSのソフトももっともっとラインナップ増やして欲しくなります!特にサードのソフトよろしく!


◇ Wii Uで出ていないバーチャルコンソールのソフトは?
 ここまで書いてきたことはあくまで予想に過ぎませんが、「Wii UのラインナップをそのままNX(仮)で引き継げる」という予想はかなりいい線をいっているんじゃないかなと思っていますし。
 そして恐らく、「Wii U→NX(仮)の引越し作業をすれば追加料金なしで購入済ソフトも移せる」ようになるんじゃないかと予想しています。希望を言えば、「同じNNIDを登録すれば引越し作業せずにWii Uで買ったソフトをそのままダウンロード出来る」のが一番ですが、コピー問題の温床になりそうなので難しそうだなと。


 さて、では「Wii Uで出ていないバーチャルコンソールのソフト」はどうなるのでしょう?

<Wiiでは出ていたけど、Wii Uには出ていないソフト>
・メガドライブ
・ネオジオ
・アーケード
※ その他、「ファミコン」「スーファミ」「64」「PCエンジン」「MSX」にも「Wiiでは出ていたけど、Wii Uには出ていないソフト」はたくさんあります


 サードの機種およびソフトは、「本体がどれだけ普及しているか」次第で参加するかどうかが決まると思うので……もしNX(仮)が全世界で爆発的に普及したらこれらのソフトも復活されるかも知れません。しかし、そうなった場合「Wiiで買った」「Wii Uでは出ていない」「NX(仮)で新たに出た」ソフトを買うとしたらどういう扱いになるのでしょうか。

 Wii→Wii Uで引越し作業をすると「購入履歴」が引き継がれ、Wiiで買ったソフトは優待価格で買えるようになるのと同様に。恐らく、Wii→Wii U→NX(仮)で引越し作業をすれば「Wiiの購入履歴」も引き継がれ、Wiiで買ったソフトをNX(仮)でも優待価格で買えるようになるんじゃないかと予想しておきます。


 Wii時代のバーチャルコンソールを引っ張った「メガドライブ」はWii Uでは出ていませんし、「PCエンジン」もコナミとハドソンのソフト以外は数えるほどしか出ていないので、この辺もNX(仮)では復活して欲しいなーと思っています。


<3DSでは出ていたけど、Wii Uには出ていないソフト>
・ゲームボーイ(カラー)
・ゲームギア
※ その他、「ファミコン」にも「Wiiでは出ていたけど、Wii Uには出ていないソフト」はあるかなと思います


 アンバサダー・プログラムで配布されたゲームボーイアドバンスのソフト10本は全てWii Uのバーチャルコンソールにも出ているんですね。

 「Wii U→NX(仮)」の引継ぎに比べて、「3DS→NX(仮)」の引継ぎに関しては話題になっているところを見かけないので、3DSソフトの互換機能も搭載されるかはかなり微妙だと私は思っています。なので、今年に入ってから「3DSで遊べる10時間以内に終わる面白いゲーム」を片っ端からプレイし始めているのですが……

 気になるのは「バーチャルコンソール」の引継ぎです。
 新型ゲーム機となるNX(仮)で「ゲームボーイ」や「ゲームギア」のバーチャルコンソールを行うことはそんなに難しくないと思います。ただ、アーキテクチャを吸収するからラインナップを引き継げると予想したWii Uとは違うので、3DSのラインナップはそのまま引き継ぐことは出来ずにまた作り直しになるんじゃないかと予想されます。3DSのバーチャルコンソールのラインナップ追加が(ほぼ)止まっている理由もこれで説明できます。

 「購入履歴」自体は、3DSにNNIDを登録していればチェックできるはずなので……「3DSで購入したソフトはNX(仮)でもダウンロードできる(もしくは優待価格で買える)」ということも可能だとは思いますが、逆に言うと儲けがほぼ出ない「ゲームボーイ」のNX版バーチャルコンソール化にどれだけ労力を割いてくれるかという問題も出てきますね……


 「ありとあらゆる娯楽作品は、インターネットを通して気軽にデジタル配信で楽しめるようになって欲しい」と思っている自分としては、3DSが役目を終えた後でも、「ゲームボーイ」のソフトがバーチャルコンソールで気軽に遊べるようになって欲しいので、是非NX(仮)には1本でも多く引き継いで欲しいと思いますが。



<これまでどの機種でもバーチャルコンソール化されていないゲーム機のソフト>
・ゲームキューブ
・Wii
・Wii U
・ニンテンドー3DS
・バーチャルボーイ
・セガサターン
・ドリームキャスト
・PC-FX
・ワンダースワン(カラー)
・ネオジオポケット
・カセットビジョン
・ピピンアットマーク
・3DO


 プレステやXbox系統のソフトは可能性は限りなくゼロに近いと思ったのでそれらを除いて、有名どころの歴代ゲーム機を列挙してみました。列挙したところで出そうにないものばかりだな!

 気になるところを言えば……
 「Wii U」はアーキテクチャうんぬんの話もあったように、バーチャルコンソールという形にはならないと思いますが「Wii Uソフトのダウンロード販売」が行われてそのまま遊べる可能性は極めて高いかなと思います。
 逆に、危ういのは「Wii」のソフトです。現状Wii Uでは「Wiiソフトのダウンロード版」が販売されていますが、これはバーチャルコンソールという形ではなく「Wii UのWii互換機能」を使ったものです。NX(仮)がWii Uのアーキテクチャを引き継いでもWiiのアーキテクチャは引き継がないと思われるので、「Wiiソフトのダウンロード版」は切り捨てられる可能性が高そうです。

 そうなると、Wii Uのソフトを全てNX(仮)に移行した後も、Wiiソフトを遊ぶためにWii Uは片付けられない……?ややこしいな……いっそのこと「Wii」のバーチャルコンソールも始めてくれたら嬉しいんですけどね。

 「3DS」も互換機能がなかったとしたらバーチャルコンソールでカバーして欲しいんですけど、バーチャルコンソールで動くのなら互換機能付けろよと言われそうですね。
 「バーチャルボーイ」は、ないかな………

 「セガサターン」のバーチャルコンソール化は技術的に超難しいとは以前から言われていますね。ドリームキャストがセガサターンの互換機能を持てなかった理由でもあるので、バーチャルコンソール化は絶望的に難しそうです。
 「ドリームキャスト」は逆にPS3やVita、Xbox360で一部のソフトがダウンロード販売されているので、NX(仮)も普及さえすればバーチャルコンソール化もなくはないと思っています。

 「PC-FX」「3DO」は18禁タイトルの配信を是非期待したいですね!

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 「バーチャルコンソール」ってWiiの頃は夢いっぱいだったと思うんですね。確かに「あれもない、これもない」という不満もなくはなかったのですが、少しずつ少しずつラインナップが増えていくことにワクワク感がありました。

 しかし、3DSでまた一から「ファミコン」のソフトを配信し始めた時には「はぁ…」と思いましたし、Wii Uのラインナップは当初「ファミコン」と「スーファミ」のソフトしかなかったのにはガッカリしました。Wiiの時のラインナップを引き継げず、また一からラインナップが揃っていくのを見なければならないのか……と。


 NX(仮)はその反省からWii Uのラインナップを引き継いでくれると予想(期待)していますし、NX(仮)は単体のゲーム機というよりかはこれから先の任天堂機に共通のアーキテクチャになるんじゃないのかと思われるため、NX(仮)用のバーチャルコンソールのラインナップは任天堂がゲーム機事業を続ける限りは維持されるんじゃないかと期待しています。

 また、バーチャルコンソールのサービスそのものを見ても、3DSで「まるごとバックアップ」が加わり、Wii Uで「キーコンフィグ」が加わり、Wiiの時よりも使い勝手は向上していると思うので……この機能を維持したままラインナップが増え続けていったらなぁと思っています。
 あと要望があるとしたら、「ゲームボーイ」「ゲームボーイアドバンス」「ニンテンドーDS」のソフトは(今月の『ポケモン』を除いて)通信機能を再現していないため、対戦プレイなどが出来ないのを何とかして欲しいですねぇ。NX(仮)はWii Uの機能をそのまま引き継ぐという話からすると、通信機能を後から足すのは難しそうではあるのですが。

| ゲーム雑記 | 17:55 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

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