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変わらない価値のあるもの

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【告知】8月20日(日曜日)20時頃~『Splatoon2』のリーグマッチに挑むので参加者求ム!

【お知らせ】8月20日(日曜日)20時頃~21時00分頃の間、『Splatoon2』のリーグマッチに参戦&Youtube Liveで実況します!


 配信ページはたぶんココ


 今週末にはフェスが来ないみたいなんで、『Splatoon2』のリーグマッチに挑みます!
 リーグマッチは仲間とともにガチマッチを行うモードで、前作のタッグマッチにあたる遊びですね。前作のタッグマッチは「自分のせいでフレンドのウデマエが下がったら申し訳ない」ため、私は1回も試しませんでした。今作のリーグマッチはウデマエが下がることもないので、気楽な気持ちで1時間フレンドを集ってガチな戦いに挑んで&それを配信しようと思います!

 腕に自信のない人もどうぞ!私もない!
 ちなみに私のウデマエは8月17日現在、「ガチエリア」がBに上がれないB-で、「ガチホコバトル」がC+に落ちそうなB-で、「ガチヤグラ」がCに落ちそうなC+です。その時間帯のルールがガチヤグラだったらゴメンナサイ!


-8月19日22時30分追記-
IMG_0766.png

 その時間帯のルールとステージが発表されました。
 ルールは「ガチエリア」で、ステージは「ホッケふ頭」と「タチウオパーキング」。



 これを機にフレンド登録したいという方は、フレンドコードを晒しておくんでどうぞ。



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 この記事は『Splatoon2』用の告知です。
 Youtube Liveでの生配信のお知らせや、そのログの格納だけでなく、生配信をしない場合でもプライベートマッチやリーグマッチで一緒に遊んでくれる人を募集するために事前に告知する時なんかにも使おうと思います。

↓ ログは格納しています。

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| ゲーム実況 | 20:00 | comments:16 | trackbacks:0 | TOP↑

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『Splatoon2』のプライベートマッチで遊ぶ「オリジナルルール案」(仮)

 『1』の時にも書いて、実際に幾つか実施した「『Splatoon』のプライベートマッチでオリジナルルールを考えて遊ぼう」案です。

 『1』の時はまだ私はキャプチャーボードを導入していなかったので録画環境や配信環境がなくて、文章のみでルールや結果を説明しなくてはならずに大変だったのですが……『2』の今回はキャプチャーボードがありますから録画できるしスクショも後から好きなだけ撮れるし、生配信を利用したアレコレも出来ます!
 また、ウチで使うかは分かりませんが『2』にはボイスチャットもありますし、実現させるのは難しいでしょうが人数分のNintendo Switch本体と『Splatoon2』があればローカル対戦も可能です。


 自分の環境としても、ソフトの仕様としても、色んな遊びの提案がしやすくなったと思うんで……今回もまた考えてみたいと思います!
 幾つか提案してみますので、その中から「これやってみたい!」とか「これを配信してくれるなら観てみたい!」という反応が大きかったものをもっとルールを煮詰めて考えて、生配信でプレイしてみましょうかね。


◇ ストック制
 ガチ度:☆☆☆☆☆
 おきらく度:☆

【大まかな概要】
 塗ったエリアの面積なんて関係ない!
 各自がそれぞれ「3つの残機」を所持して戦い合い、相手チームを全滅まで追い込んだ方が勝ち!



【細かい説明】
 『Splatoon』の理念を全否定するオリジナルルールです(笑)。
 『スマブラ』の「タイム制」「ストック制」にかけてこういう名前にしましたが、ゲーム好きに分かりやすく言うなら「残機制」って言葉で十分な気もしますね。「3回」死んだら終わり。

 設定するルールは「ガチヤグラ」。
 ですが、決着がつくまではヤグラに乗ってはダメです。ただ純粋に殺し合いをして、5分間の中で相手チーム全員の残機をゼロにする戦いです。それぞれ自分が何回やられたかをカウントして、「3回」やられてしまったら“スタート地点”で「私はやられましたよ」と分かるようにピョコピョコ跳ねていてください。生配信で遊ぶ場合は、「全滅しましたー」みたいなコメントを打ってもらえると分かりやすいですね。

 無事に全員やっつけられたら、勝ったチームがヤグラに乗って決着。
 「ナワバリバトル」や「ガチマッチ」3種よりももっと純粋に殺し合いに特化したルールですが、どんだけエリアを塗られていても相手さえ殺せば勝ちだから逆転も起こりやすいし、普段はモラル的にやりたがらない人も「暗殺」や「待ち伏せ」みたいなプレイも遠慮せずにやりましょう。
 友達同士なら、ボイスチャットを使って連携しながらプレイすると面白そう!


【考えられる長所】
・ルールがシンプルで分かりやすい
・「ナワバリバトル」や「ガチマッチ」3種とはちがった能力を求められるのが新鮮

【考えられる短所】
・「ナワバリバトル」や「ガチマッチ」3種以上に、実力差がハッキリ出そう
・自分が3回やられたことをカウントし忘れる人がいそう(笑)。




◇ 1on1×4
 ガチ度:☆☆☆☆
 おきらく度:☆☆

【大まかな概要】
 指定されたエリアをリングにした1対1の殺し合いバトル!
 インターバルに他のメンバーが塗り合うのも大事なので、塗りブキか殺しブキかどっちを持っていくか!


【細かい説明】
 設定するルールは「ガチヤグラ」。
 ですが、こちらも決着がつくまではヤグラに乗ってはダメです。

 このルールは時間によって「塗りパート」と「バトルパート」が分かれています。

splaorigin-1.jpg
splaorigin-2.jpg
<画像はNintendoSwitch用ソフト『Splatoon2』から引用>

 予め、各ステージの「バトルパート」に使うリングの範囲を決めて発表しておき、1on1で戦う2人はこの中で戦います。ブキは何を使っても構いませんが、スペシャルウェポンは使用禁止。



 「バトルパート」が開始される前の15秒間は「塗りパート」。全員でリングの外から自軍のインクでリングを塗って、これから戦う仲間が動きやすいように援護しよう!
 「塗りパート」中に塗っている敵を攻撃するのは禁止、「バトルパート」中に外から攻撃or援護するのももちろん禁止。


 流れとしてはこんなカンジ。

残り5分00秒:スタート!リングの周りに移動して待機
残り4分15秒:「塗りパート」開始。リングの中を自軍の色で塗ろう!
残り4分00秒:先鋒戦開始。両チームの1人目がリングに降りて戦う
残り3分15秒:再び「塗りパート」開始。次鋒戦の準備をします
残り3分00秒:次鋒戦開始。両チームの2人目がリングに降りて戦う
残り2分15秒:みたび「塗りパート」開始。副将戦の準備をします
残り2分00秒:副将戦開始。両チームの3人目がリングに降りて戦う
残り1分15秒:四度目の「塗りパート」開始。大将戦の準備をします
残り1分00秒:大将戦開始。両チームの4人目がリングに降りて戦う

 勝ち数の多かったチームがヤグラに乗って決着。

 「先鋒」「次鋒」「副将」「大将」の順番は、ボイスチャットありならチーム内で相談して決めて、ボイスチャットなしなら生配信などをしている“親”がサイコロなどで決めていくのがイイかな。
 45秒以内に決着がつかなかった場合でも、「塗りパート」は行います。つまり、45秒経てば「1on1」ではなくなり、「両チームの塗りパートから耐える戦い」に変わるので、これを狙うのも手かも。更にその「塗りパート」すら耐えた場合、次の選手が降りてくるので「2on2」になります(笑)。

 両方とも死んでしまった場合は「引き分け」扱いになるので、引き分け覚悟で自爆攻撃を仕掛けるのもアリですね。
 4戦行っても勝利数が同じだった場合、各チームの「1回勝った人」が降りて戦う真の大将戦を残り0秒(延長戦)から行います。


【考えられる長所】
・逃げ場のない1on1を遊べるだけでなく、それを傍から観戦できる
・多種多様な作戦が考えられるし、1on1に自信のない人も「塗りパート」で貢献という戦い方もできる

【考えられる短所】
・予め各ステージのリングを設定して、それを参加者全員に周知徹底させなくちゃならない
・「塗りパート」と「バトルパート」の切り替えなど、ちょっとルールが複雑かも
・各チームの順番決めも、もうちょっとスマートに決められる方法があればイイんだけど




◇ 49:49
 ガチ度:☆
 おきらく度:☆☆☆☆☆

【大まかな概要】
 このルールは「対戦」ではなく、8人で「協力」して行う遊び。
 両チームの塗りのパーセントを、全く同じ「50%:50%」にすることを目指すのだ!


【細かい説明】
 一人では、とてもじゃないけど塗りきれなかったよ……
splaorigin-3.jpg
<画像はNintendoSwitch用ソフト『Splatoon2』から引用>

 使うルールは「ナワバリバトル」。
 エリアのちょうど半分のところでキレイに区切って、それぞれが自陣をきっちり塗れば……「50%:50%」というのだって夢ではない!
 と、言いたいのですが、『Splatoon』にはどうやら「引き分け」は存在せず、前作で「両チームが全く塗らなかった」場合を試してみたら「0.5%vs.0.4%」という疑惑の判定がされたというネタもありましたし……現実的には「50%:50%」にはならないみたいなんですね。

 ならば、両チームの塗り範囲が「49.0%~50.0%」の間に収められたら成功ということで、ルールの名前も『49:49』にしました。
 今現在ある『Splatoon2』のステージごとの難易度を考えると……「海女美術大学」や「ホッケふとう」は比較的易しそうだけど、「コンブトラック」や「バッテラストリート」は難しそう。前作の「アロワナモール」が一番簡単そうなんですけどねぇ。


【考えられる長所】
・上手い人も下手な人も、一緒になって遊べるルール
・エリアの隅々までキッチリ塗るということを意識できそう

【考えられる短所】
・“「49.0%~50.0%」の間に収める”という難易度がどれくらいなのか想像もつかない
・敵チームともボイスチャットしながら「ここの境界線が……」みたいに話し合いたい
・流石に何戦もやったら飽きそう(笑)




◇ 帰ってきた「かくれんぼ」
 ガチ度:☆☆☆
 おきらく度:☆☆☆

【大まかな概要】
 片方のチームは、2分半で塗って隠れる!
 もう片方のチームは、残り2分半で塗り返して隠れている相手を探す!



【細かい説明】
 前作でも遊んだ「かくれんぼ」のルール改訂版です。

 選ぶルールは「ガチホコ」。
 ですが、こちらも決着がつくまではガチホコを持ってはダメです。

 アルファチームが「隠れるチーム」で、ブラボーチームが「見つけるチーム(鬼)」です。
 最初の2分半は「見つけるチーム(鬼)」はスタート地点で後ろを向いて、マップも見ないで時間を潰してください(じっとしているとエラーになる可能性があるのでピョンピョン跳ねているのが良いかと)。その間に「隠れるチーム」はマップ上を塗りまくって、自身が隠れる場所を決めてください。
 後半の2分半になったら、「見つけるチーム(鬼)」は前を向いて塗り返してください。ただし、使ってイイのはメインウェポンのみです。「隠れるチーム」は「見つけるチーム(鬼)」に対して攻撃してはいけませんが、自分が逃げ回る道を作るためのブキ使用は可とします。パブロで逃げ回るのも可。見つかっても逃げ回って生き延びればイイのです。イカニンジャ推奨。

 時間内に「隠れるチーム」を全員見つけられたら、「見つけるチーム(鬼)」がガチホコを持って終了。
 逆に、残り時間0秒まで「隠れるチーム」が一人でも生き残っていたら、「隠れるチーム」が勝ちで、そこからはブキを使用してガチホコを獲りに行ってください。「見つけるチーム(鬼)」はただそれを眺めてください。

 2年前に行った「かくれんぼ」は3分半・1分半という配分だったのですが……「見つけるチーム(鬼)」が暇すぎるのと、1分半で見つけるのは無理ゲーすぎたので、2分半・2分半という配分にしました。
 これだとかなり「見つけるチーム(鬼)」が有利だと思うんですけど、その代わり「サブウェポン」と「スペシャルウェポン」を一切禁止にして、「隠れるチーム」も逃げ回るためにはブキを使ってイイことにしました。かくれんぼ要素だけじゃなくて、鬼ごっこ要素もありますね。


【考えられる長所】
・そこそこ分かりやすいルールと、上手い・下手があまり関係なさそうな難易度
・これもエリアの隅々までキッチリ塗るということを意識できそう

【考えられる短所】
・2分半に減ったとは言え、やはり待ち時間は暇そう(笑)
・「相手を何人見つけたか」の判断が分かりづらそう
・「逃げ回るためのブキ使用」で、うっかり敵を攻撃してしまわないかが心配




◇ スプリンクラーのナワバリ争い
 ガチ度:☆☆
 おきらく度:☆☆☆☆

【大まかな概要】
 使えるブキが「スプリンクラー」のみのナワバリバトル!
 どこに設置するか、どのタイミングで別の場所に移すかが悩みどころ!



【細かい説明】
splaorigin-4.jpg
<画像はNintendoSwitch用ソフト『Splatoon2』から引用>

 もはやこれ以上に細かい説明など出来ようもないくらいにシンプルなルールです。
 サブウェポン「スプリンクラー」のみで戦うナワバリバトルです。「スプリンクラー」以外のブキは一切使用禁止なので、相手の「スプリンクラー」を破壊するためには自分の「スプリンクラー」を投げて潰すしかない……?

 どこに「スプリンクラー」を設置すれば効率よく塗れるのか、どのタイミングで他に移せば相手が嫌がるのか、普段とは全然ちがうナワバリバトルになりそうです!
 「スプリンクラー」をサブウェポンにしたブキで最も低ランクで買えるものは「バレルスピナー」みたいですが、あんなイカツいガトリング砲みたいなブキを抱えた8人が一切それは使わずにスプリンクラーだけで戦うというのもビジュアル的に面白そう(笑)。


【考えられる長所】
・アクション要素よりも、戦略要素が強くなるのが面白そう
・普段とはちがうナワバリバトルの風体になるのが新鮮

【考えられる短所】
・陸上競技における「競歩」みたいに、我慢を強いる戦いになりそう
・2~3戦やればもう飽きそう(笑)


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 とりあえず5つ考えました。
 次の週末にでも開催してみようかなと思うので(フェスがなければね)、「自分もやってみたい!」「配信でやるなら観てみたい!」というものを投票してくださったらありがたいです。








 実際に開催する場合は、やりこんでいる人と始めたばっかの人の差をなくすために「追加ギアパワーなし」の設定にした方がイイかもですね。あんまり考えすぎると、ランク1の人は「わかばシューター」しか持っていないんだから、「わかばシューター」で1on1ってどうなんだろうとかの問題も出てきてしまいますけど(笑)。

 あと、配信でやる場合、例えば「ストック制」で待ち伏せ暗殺を狙っている私の姿とか、「1on1」で私のチームのメンバーがどのブキを選んだのかとか、「かくれんぼ」で隠れている私のチームの場所だとか、配信の情報がカンニングになりかねないので「試合が始まったら配信の視聴を止めてもらう」みたいな決めごとも必要ですね。




 それと『Splatoon2』からは、「プライベートマッチ」に観戦機能が付いたのですが……
 試合には8人までしか参加できないのに入室は10人までできちゃうくせに、「観戦」役をランダムで決めることが出来ないのをどうするのか……前回開いたプライベートマッチでは問題になったので、秘密兵器を用意しました!

dice.jpg

 10面ダイスと、8面ダイス!
 部屋を作る私が“親”となって、10面ダイスは観戦する人を選ぶ際に、8面ダイスは1on1などの順番を決める際に使おうかと思います!観戦も楽しいけど、私が毎回必ず観戦になるのは流石に寂しいですしね!




--おまけ--
没になった案 2D版『Splatoon』
 ガチ度:☆☆☆
 おきらく度:☆☆☆☆☆

【大まかな概要】
 試合開始時にXボタンを押してマップを表示!そのまま戦う、だけ!
 これなら3Dアクションゲームが苦手な人でも楽しく遊べるね!



【細かい説明】
 「ナワバリバトル」でも楽しそうだけど、「ガチエリア」が一番無難かな。
 『Splatoon2』はWii Uゲームパッドの画面がなくなったので、マップを見るにはXボタンを押す必要が出来ました。これを逆手にとって、常にマップ表示をしたまま全員戦うという変則ルールです。段差が分かりづらいけど、そこは記憶力でカバーだ!


【考えられる長所】
・普段とはちがう操作性にアタフタする新鮮な体験が楽しめる
・マップの情報量に改めて気付けそう

【考えられる短所】
・酔う。3D酔いにそこそこ強いと思ってた自分でも30秒くらいでつらくなった

・1試合だけなら面白そうだけど、これを1時間続ける気にはならない(笑)

| ゲーム雑記 | 17:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『Splatoon2』でちっとも勝てない人に向けた「塗り」講座

 こういう記事を書くのは勇気が要るんですけどね。
 私も「下手くそ」な部類だと思いますし、そんな自分のアドバイスが役に立つ「私より下手な人」がどれだけいるのかと思うのですが……「下手くそ」な人にしか分からない「下手くそな人が詰まるポイント」もあると思ったので、書くことにしました。

 ゲームが上手い人がくれるアドバイスって「下手くそ」な人間からすると、それはもうちょっと先に進まないと意味がないものだってことがあります。
 こっちはレベル1で「たけざお」と「こんぼう」のどっちを買うか悩んでいるって言うのに、「○○にロトの剣がありますよ」みたいなことを言ってこられても!みたいな話で、アクションゲームでも「そのアドバイスはもうちょっと俺の腕が上がらないと意味ないんだよなぁ」ということがありますからね。

 だから今日は、本当にレベル1の人のため―――「たけざお」よりも「こんぼう」がオススメだよ!みたいなことを書いていけたらイイなと思います。

(関連記事:『ドラゴンクエスト1』のレベル1→レベル2→レベル3の「強くなった」感は半端ない



 『Splatoon』の『1』の頃からあったことなんですが……
 『Splatoon』は「4人vs.4人」のチーム戦なため、「下手くそな人」がいるとその人のせいで負けたと思って、それをついついSNSなどで愚痴っちゃう人が結構いるんですね。そのことについての是非は置いといて、そういう時によく「相手を倒すほどの腕がないのなら、せめて塗ってくれ」「敵に突っ込んでいって死にまくるとか何考えてんの」と言われているのを読んで私は驚くのです。


 「上手い人」というのは、どうして「下手な人」がそういう動きをするのかが分からないのか……と。


 2014年のE3で『Splatoon』の1作目の映像が初公開された頃から、武器が「インクの銃」なことから「このゲームは人を狙い撃つ技術がなくても床を塗ることで貢献できるゲームなんだろう」と推測されてきました。確かにそれは部分的には合っているのですが、『Splatoon』というゲームは別に「撃ち合い」と「塗り」が分かれているゲームではありません。

 「相手を倒すほどの腕がないのなら、せめて塗ってくれ」という言葉をそのまま鵜呑みにすると、上手い人が敵と撃ち合っている間、下手な人は誰もいないところをせっせと塗っておいてくれ―――と受け取ると思うのですが、このゲームには「誰もいないところ」なんてないんですよ。


nuri1-2.jpg
<画像はNintendoSwitch用ソフト『Splatoon2』のものを一部加工しました>

 これ、ナワバリバトルが始まって50秒後のマップです。
 私が特に「自陣を塗る」プレイスタイルだからそういう人とマッチングするのかも知れませんが、ほぼ自陣は塗り終わっちゃっていることが分かると思います。試合が始まった直後ならともかく、50秒も経てばマップ上のほとんどのところは「自陣のインク」か「敵陣のインク」のどちらかで塗られてしまうのですよ。

 この状況で「相手を倒すほどの腕がないのなら、せめて塗ってくれ」と言われても、塗れるところと言ったら「敵陣のインク」しかありませんよね。ということで、「敵陣のインク」を塗りに行くと、そこは言ってしまえば戦闘の最前線なワケです。アドバイス通りに「敵を倒すほど上手くないから塗りに行こうっと」とノコノコ出て行っても、相手はこっちの事情なんて知らないからあっという間に撃ち殺されるのです。

 もちろんゲームが下手な人もバカじゃありませんから、わざわざ敵が固まっているところに単独でツッコむケースばかりではないでしょう。「敵陣のインク」で塗られているけど「敵がいないところ」を狙って塗りに行くこともあると思います。
 しかし、このゲーム……「敵陣のインク」で塗られているところは敵が自由に隠れられるんで、「誰もいないー!塗り放題だー」と突っ込んだらそこに潜んでいた敵に殺されるとか。あと、こっちのインクで塗っていることはマップを見れば一目瞭然なので、「あ、あそこに敵がいる」とバレてあっという間に追い詰められて殺されるとか。


 「相手を倒すほどの腕がないのなら、せめて塗ってくれ」と言うのは、相手を倒すほどの腕もない&敵がどこにいるかも分からない素人を丸腰で敵陣のど真ん中に飛び込ませるようなものなので、そりゃー集中砲火を浴びまくって死にまくって当然ですよ!



 そもそもこのゲーム、「敵と撃ち合うこと」と「床を塗ること」は別のことではありません。
 「敵を倒す&敵に倒されないためには床を塗る必要がある」し、「安全に床を塗るためには敵を倒す必要がある」のです。その2つが別のことではなくて、相互に作用しているからこそ『Splatoon』は面白いのです。

 「自陣のインク」で塗られた場所は、味方の進路にも退路にもなりますし、味方の動きを自由にさせて敵の動きを制限させます。
 私もそうですが、自分で敵と撃ち合って勝つ自信のない人は「味方が敵を倒す&味方が敵に倒されないためにサポートとして床を塗る」意識を持つのがイイんじゃないかと思います。RPGで言えば、全員が戦士や武闘家を目指す必要はなく、「味方の攻撃力を上げる」「敵の動きを鈍らせる」「相手を毒状態にする」みたいな補助魔法を使う魔法使いや僧侶だって大事ですよね。


 ということで、今日は『Splatoon2』でちっとも勝てない人に向けた「塗り」講座です!



1.逃げ道を確保しておく
 次の項で説明しますが、基本的にはこのゲーム「なるべく死なない」ことが大事です。
 「敵と撃ち合って勝つ自信のない人」は、敵に狙われたらまず逃げることを意識しましょう。


 しかし、何も考えていないと「ヤバイ!逃げなきゃ!」と思った時に、逃げ道がないということもあります。


 これは「さんぽ」モードで歩いたフジツボスポーツクラブの動画です。
 逃げ道の確保に大切なことは「床をしっかり自陣のインクに塗っておくこと」「段差や塗れないカベを覚えておくこと」です。この動画の場所のように、いったん降りてしまうと引き返せない場所がどのステージにもあって、こういうところに降りたタイミングで敵に狙われたらもう逃げ場がないんですね。

 こっちとしては「よーし!塗るぞー!」というテンションでも、あっちからすると「わざわざ追い詰めやすい場所に降りてきたヤツがいるぞ」なのです。


 もちろん、じゃーそこは降りちゃダメだし塗らなくてイイのかというとそうでもなくて、敵がいないことを確かめられたら降りて塗ってイイのですが……重要なのは、「さんぽ」モードでステージの壁を塗れるか塗れないかを調べておいて、敵に追い詰められた際に「どっちに逃げられるのか」を予め考えておくことなのです。



2.「敵を倒す」こと以上に、「生き延びる」ことを優先する

 執拗にチャージャーを殺そうと何度も攻め込んでいるのは、私は前世でチャージャーだったため世界中のチャージャーを駆逐しないとならない業(カルマ)を背負っているだけなんでそこは参考にしないでください(笑)。
 この動画のポイントとしては、上の項の「逃げ道を確保しておく」を踏まえた上で、「敵わなさそうだったらすぐに退く」「敵の侵攻をなるべく食い止める」ことに徹しているところです。


 上級者のガチマッチともなるとまたちがうのかも知れませんが、少なくとも自分くらいのレベルのナワバリバトルの場合「生き延びること」がとても重要です。RPGで言えば、戦士や武闘家が死んでしまってもまだ生き返らせれば挽回できますが、回復役の僧侶が死ぬと一気に崩れかねませんからね。

【「生き延びる」ことのここがすごい!】
・復活→ スタート地点まで戻らされるタイムロスがない
・その間、ずっと塗っていられる
・生きているだけで敵を引き付けられたり、敵を食い止められたりもする
・味方がスーパージャンプで飛んでくるポイントになるので、味方の活動時間が増える
・塗り時間が増えて、ゲージも減らされないから、スペシャルを使える回数が増える
・スペシャルを使うとインク残量がフル回復するので、その分また塗れる


 3分間のナワバリバトルで1回も死なないというのは現実的ではありませんが、例えば現在平均して6~7回殺されているのならそれを3~4回に減らすことをまずは目指してみましょう。



3.仲間と連携して敵を倒すための「塗り」

 サムライとかガンマンの世界では「1人vs.1人」が鉄則でしょうし、『Splatoon』も上手い人ならば「1人vs.1人」で相手を撃ち負かすことに誇りを持っている人もいるかも知れませんが……こちとらゲームが下手な人ですよ!「1人vs.1人」では敵わないから、「塗り」で貢献しようとしているのですよ!

 で、この“「塗り」で貢献”の部分ですけど……
 『Splatoon』における「塗り」というのは、単に試合終了時にたくさん塗っていた方が勝つというスコア的な意味だけでなく。「1人vs.1人」で撃ち合っている敵味方の足元を塗ることで、相手の動きを封じる、味方の動きを自由にするという効果があるんですね。

 上の動画で言うと、私はボムを投げて1人目を倒すのにインクを使いきっているので、やってきた2人目を仕留めるほどのインクがありませんでした。ですが、敵の足元を塗っていくことで敵が前にしか進めなくなり、追い詰められた敵を味方が仕留めてくれたんですね。
 「1.」の項で「逃げ道を確保しておく」ことが大事だと書きましたが、逆に言えば「敵の逃げ道を潰す」ことが敵にとっては脅威になりますし、味方への強力なサポートになるのです。


 なので、『Splatoon』は基本的に「味方多数vs.敵1人」のシチュエーションを作って各個撃破していくのが大事です。上の動画を「私以外の味方の動き」に注目して観返してもらえれば分かると思うのですが、私以外の味方も味方のサポートに動き回っているんですね。だから、常に数的優位の状況を作れて局地戦に勝てているという。


 ただし、だからと言って常に味方と一緒に固まって動けというワケではありません。
 固まっている味方は敵からすればまとめて攻撃しやすいマトになってしまいますから、敵が同時に攻撃できないように横や後ろから回り込むように攻撃するのが良いと思います。
 あとは、上からとかね。私はもう他のブキを使っているんでチャージャーの勘はなくなっちゃいましたけど、前作でチャージャーを好んで使っていたのは、上からの射撃で敵の動きを封じて味方に仕留めさせるのが「戦場を制圧している」みたいで楽しかったからです。『ラストストーリー』のギャザリングみたいな。



4.「安全圏から遠距離攻撃で塗る」のか「危険を顧みず敵陣で塗る」のか
 「安全圏」というのは、「逃げ道が確保されている」自陣のインクのことです。
 敵から狙われたとしてもいつでも逃げられるようにしていて、それ以上の侵攻を食い止められる位置から遠距離攻撃で塗るというのも一つの手だと思います。「2.」の項に書いた「なるべく生き延びる」ためには一番確実な方法です。

 ですが、それだけでは勝てません。
 SRPGで例えれば、「防御力は高いけれど攻撃力はそんなにない」アーマーナイトを壁役にして耐え続けても、アーマーナイトのHPが減り続けるだけでジリ貧です。どこかのタイミングで攻撃力の高い魔導士や傭兵の連続攻撃で攻勢に出なければ、ナワバリバトルの3分間は終わってしまうのです。


 「敵を倒す自信はないけれど、塗りで貢献したい」という人には、この「安全圏から遠距離攻撃で塗る」時と「危険を顧みず敵陣で塗る」時の切り替えこそが一番大事なポイントかなと思います。


 今日の記事に載せている動画、「全然ゲームが下手じゃないじゃん」と思われるかも知れませんが、それはもちろんブログの記事に使えるように「ちゃんと自分が活躍している部分」のみを切り取っているだけですからね!

 ですが、チャージャーとローラーに関しては碌に「ちゃんと自分が活躍している部分」がなかったため、しっかりと「ゲームが下手な人だ!」と分かる動画になっております(笑)。



 失敗している動画もまぁ、それはそれで反面教師になってくれると思うんですけど……
 要は「どのタイミングで攻め込むのか」が大事で、そこを正しく判断できるかで勝敗は決するということが言いたかったのです。



 こちらの動画は発売から1週間が経った中で「自分が一番理想的に立ち回れた最後の1分間」です。

 まず「味方と撃ち合っている敵を横から撃破」、その後は「安全な位置からキッチリ塗っている」のだけど味方のローラーが来たので何かあっても味方が骨を拾ってくれるだろうと下に降ります。たまたま運が良くて敵を二人連続で撃破、スペシャル発動して一気に自陣のインクを広げたところで「今近くに敵はいないな」と判断して高架下の敵陣インクを塗りにいきます。
 自陣のインクを広げたところで敵がやってきたので、今度は敵の侵攻を食い止める動きに切り替えました。ボムを投げて牽制したところでマルチミサイルが飛んできたので退避しつつインク回復、味方が健在なことを確認して橋上の敵を倒しに、インクアーマーを使われてるとは思ってなかった(笑)。自陣のインクがそこそこ塗れていたことで動き回れて相手も倒せて、残り数秒はひたすら塗りまくれー!で、逆転です。


 敵を倒せたのはただの運で、ポイントとしては「敵がいないと判断して塗りに行ったタイミング」と、「自陣のインクを広げたと判断して敵の侵攻を食い止める動きに切り替えた」ところだと思います。


 前者は「敵が3人死んで守りが崩れたことで敵陣を塗りに行けた」のだし、後者は「自分が生き延びることで自陣を塗られることを食い止めた」のだし、いずれにせよ「2.」に書いた「生き延びること」の重要性が分かると思いますし。「撃ち合い」と「塗り」は無関係でないことも分かってもらえるんじゃないかと思います。



5.オススメのブキは?
 プレイスタイルやステージ、味方の立ち回りなんかで“合っているブキ”は変わるので……自分が使いやすいブキや、デザインが気に入ったブキとか、そういうものを使い込んでいくのが一番だと思います。
 私達はみんながみんな世界大会での優勝を目指しているワケじゃありませんからね。「そのブキ、全然人気なくて誰も使っていませんよー」なんて言われても、「うるせえ!俺は気に入ってんだよ!」とぶん殴ってやればイイんですよ。『ストII』で私が使っていたのはザンギエフだし、『ストIIターボ』ではバイソンでした。だって、気に入っていたんですもの!

 私が今作で気に入っているのは、今のところ「プロモデラーMG」「N-ZAP85」「わかばシューター」あたりかなぁ。
 前作で使っていたチャージャーは、「チャージャー以外を使うとチャージャーの動きが出来なくなる」と前作で私が言っていた通りになって全く勝てなくなっちゃいました。カーボンローラーも前作とはスペシャルウェポンが変わったせいか、あまり勝てなくなりましたねー。


 「好きなものを使えばイイ」と言われても何の目安にもなりませんから、一つブキを選ぶ際の参考になればイイと思って書いておくと……「スペシャルウェポンで選ぶ」のがイイかなぁと思います。必殺の切り札のはずのスペシャルウェポンですが、自分の腕によって使いやすい・使いづらいがあって、せっかくのスペシャルなのにほとんど意味がないみたいなことがありますからね。

 私はハイパープレッサーやジェットパックは苦手です。
 上手く立ち回れず、敵のマトになってしまいます。サーモンランだと活躍してくれるんですけどね。

 逆に、インクアーマーは「敵を狙い撃つみたいな難しい操作は要らず、味方を補助してくれるのでありがたく使っています。使うタイミングを考えるのは大事ですけど。アメフラシやボムピッチャーも「局面を変える」のに有効だから好きかな。チャクチはどう使うのがイイのか分からん。


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 あと、これは前作でも最初は気付かなかったことで今作にも言えることだと思うのですが……
 『Splatoon』の「ナワバリバトル」は自分と同じような実力・似たようなプレイスタイルの人とマッチングされることが多いです。下手は下手なりに同じような人の部屋に入れてもらえるんですけど、「フレンドとの合流」をするorされると自分とは全然ちがう実力・全然ちがうプレイスタイルの人と同じ部屋になるので、あれ?俺、突然下手になった!?みたいなことも起こるんですね。

 「下手・上手い」だけじゃなくて、プレイスタイルも変わってくるので……「フレンドとの合流」先のマッチングだと、「俺以外は誰も自陣を塗ってねえ!」とか「待ち伏せ暗殺上等!」とか普段と全然ちがうゲームへと変わって、友達の友達はヤンキーばっかみたいな新鮮な気持ちにもなったりもしますが(笑)。


 ということで……あまりに勝てないことが続く人は、「その部屋が自分の実力に見合っていない」んじゃないかと疑ってみてください。


 とは言いつつ、私のフレンドの人は気にせず合流してきてくださってイイですよ。あまりにレベルがちがったらサクッと抜ければイイだけなんで。
 まぁ、でもアレか……「やまなしに合流すれば、周りみんな下手くそどもだから思う存分虐殺ができるぜー」みたいなシリアルキラーな人は困るか……と思ったけど、そういう人がどんどん合流して来れば私以外全員シリアルキラーという地獄の果てみたいな部屋になるからそれはそれで面白そうか(笑)。


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| ゲームプレイ日記 | 17:54 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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「家電になんかならなくてイイ」と呪縛から解放されたゲーム機:Nintendo Switch

 待望の『Splatoon2』が発売されたことで、それが遊べる本体Nintendo Switchの争奪戦の苛烈さもピークを迎えているんじゃないかと思います。

 個人的な見解を述べると、今のNintendo Switchの品薄状態は「需要に供給が追い付いていない」だけで手放しに誉められたものではないと思いますし、同じようにスタートダッシュに成功しつつもサードメーカーがソフトを出さなくなって急失速したWiiというゲーム機を知っているので「同じ道を進まなきゃイイんだけど……」と思わなくもないのですが。

 まぁ、でも「こんなに売れるとは思わなかった」と任天堂ファンですら言っているくらいなので、需要に追いつけるほどの出荷量を用意できなかった任天堂や、ソフトを出さないサードメーカーのことも、責められないかなとも思っています。東京ゲームショウあたりで日本のサードメーカーからソフトが発表されるとイイんですけどね。



 思い返すにNintendo SwitchがNXと呼ばれていたほんの10ヶ月くらい前までは、「ゲームなんてスマホで遊べるんだから今更ゲーム機を買うようなヤツはそうそういない」とか「本当のゲーム好きはPCで遊ぶからゲーム機なんて見向きもしない」といったゲーム機不要論がネット上では大勢を占めていました。

 任天堂がどうこうではなく、「もはやゲーム機の時代ではない」

 もちろん、そうは言っても海外市場を見ればPS4はバカ売れしていたのですが、「PS4が売れているからNintendo Switchも売れるはずだ」なんて考える人はいなくて「PS4が売れているからもうNintendo Switchに売れる余地は残っていないのでは」と考えるのがフツーですから……
 Nintendo Switchは発表前から大逆風が吹き荒れていたんですね。



 しかし、発売してみたらずーっと品薄状態。
 PS4も売れた、Nintendo Switchも売れた、そう言えばニンテンドークラシックミニだって売れていた―――そう考えると、スマホがあればPCがあればなんてネット上での意見なんて関係なく、「ゲーム機でゲームを遊びたいという需要」がちゃんとあったってことなんですよね。

 逆に、Nintendo Switchは「みんなもうスマホを持っているはず」「詳しい人はPCも持っているはず」と割り切って、スマホで出来ること・PCで出来ることはそちらに任せているのが特徴です。
 ボイスチャットはスマホ用アプリで行いますし、任天堂が近年許可をし始めて大きな成果をあげているユーザーの動画配信も「PCを持っている人が勝手にやってね」と任天堂自身はサポートしませんし、Twitterなどの既存SNSでつながっている人をオンライン対戦に招待したり出来る仕組みもそもそもNintendo Switchにはインターネットブラウザがないので「みんなスマホかPCでSNSをやっているよね?」という前提の仕様なんですね。


 これ、地味なようですけど……
 「PCに取って替わる存在になりたい」とか「スマホの進出を防ぎたい」みたいな意識だったらこういう仕様にはならなかったと思いますし、Nintendo SwitchがWiiや3DSと決定的にちがうところだと思うのです。

 ということで、今日は「ゲーム機」における「ゲーム以外の機能」についてのお話です。




◇ リビングに置いてもらえるゲーム機を目指して
 確かWii発売前後の2006年~2007年あたりだったと思うんですけど、任天堂の宮本茂さんが前世代機ゲームキューブ(2001年発売)の敗因の一つに「DVDが観られなかったこと」を挙げていて驚いたことがありました。
 私の周囲に「DVDが観られないからゲームキューブは買わない」なんて言っている人は一人もいませんでした。「PS2が勝った理由」にはなっても「ゲームキューブが負けた理由」にはならないだろうに、任天堂はそういう意識だったのかと驚いたのです。



 振り返ってみると、1993~1994年発売の3DO REAL、1994年発売のプレイディア、1996年発売のピピンアットマーク辺りの時期は「マルチメディア」という言葉がもてはやされていて、「ゲームが出来るだけに留まらないゲーム機」「ゲーム機を超えた機械」みたいなものが次々と現れました。
 ゲーム機として成功したプレイステーションやセガサターン(ともに1994年発売)にもCD再生機能がついていましたし、セガサターンは周辺機器があればフォトCDやビデオCDが再生できたんですよね確か(プレステでも非公式な機器を用いれば観られたはず)。

 検索したらTwitterで相互フォローをさせてもらっている大沢与一さんのブログで詳しい記事が出てきました!2015年にもなってセガサターンのフォトCDについて記事を書いている人がいるのか、と思ったら知っている人だった!

 【フォトCDオペレーター】フォトCDの儚い時代

 今にして思えば、初期のセガサターンは18禁のゲームなんかもありましたし、「色んなことが出来るゲーム機」という「マルチメディアプラットフォーム」の位置を最も確立していたのはセガサターンだったのかも知れません。電子ブックまで出していたのは私も知らんかった。

 セガサターンに続いてセガが1998年に発売したドリームキャストが、「デフォルトでインターネット接続機能を備えている」「メールやチャットも出来る」「末期には通信カラオケソフトも発売される」といったオーパーツ仕様だったのも、その流れから考えると分からなくはないですね。



 しかし、市場を制したのは2000年発売のプレイステーション2でした。
 インターネット接続機能は後回しで、PS2の売りは「DVDが観られる」というものでした。PS2の1年目はハッキリ言って話題になったゲームソフトは大してなかったのですが、DVDプレイヤーが10万円近くしていた当時に4万円前後でDVDも再生できるゲーム機が出てきたインパクトはトンデモありませんでした。当時「PS2最大のキラーソフトは『マトリックス』のDVD」なんて言われてましたもんね。

 3DO REALやら何やらが散っていった1990年代は「ゲームとマルチメディアの融合」みたいなワケの分からないフレーズは半笑いで語られていたのに、2000年代になってPS2が初めて「ゲーム以外の機能」で覇権を取ってしまったのです。言ってしまえば、史上最も成功したマルチメディアプラットフォーム機とも言えて、その意味ではPS2は3DO REALやセガサターンの後継機と言えなくもないのです!

 ナ ナンダッテー!!
 Ω ΩΩ

 続くソニー(SCE)のプレイステーション3は2006年に発売されて、今度はDVDだけでなくブルーレイディスクの再生にも対応していました。かくいう私も、『けいおん!』のブルーレイディスクを観るためと、その年のE3で発表された『人喰いの大鷲トリコ』が遊びたくて2009年にPS3を買いましたからね。
 あれ?おかしいな、それから8年も経つのにPS3用ソフトとして『人喰いの大鷲トリコ』が発売されていないぞ……どうした?新手のスタンド攻撃か?おかげで我が家のPS3はほぼ「ブルーレイディスクを再生する家電」として使われてきました。





 ゲームキューブが発売された2001年というのは、PS2の1年半後でした。
 前述したように「DVD目当てでPS2を買った人」がたくさんいた時期でしたから、「DVDが観られればゲームキューブも売れたかも知れない」と思ってしまうのかも知れませんが……2001年は、そうして「DVD目当てでPS2を買った人」という圧倒的な普及率を持ってPS2に『鬼武者』や『ファイナルファンタジーX』といったミリオンセラータイトルが出ていた時期です。この状況でゲームキューブにDVD再生機能があろうがなかろうが、既に時遅しだと私は思っていたんですが。

 任天堂はこの「DVDが再生できる機能」を重視していたのか、ゲームキューブから3ヶ月遅れで「DVDも再生できるゲームキューブ」であるQがパナソニックから発売されましたし(※1)。結局発売はされませんでしたが、Wiiにも「DVDが再生できるモデル」が発売される予定だと当初はアナウンスされていました。

(※1:価格は大体4万円だったけど、1年半早く発売したPS2は約3万円に値下げされていたので、その点でもQは不利でした。それはそうと、当時のGAME Watchのインプレッション記事を読むと「ゲームを遊んでいる時間が設定した分を超えるとブザーが鳴る」という機能があって、まさにNintendoSwitchのみまもりスイッチじゃねえか!と驚きました)



 ゲームキューブに続く任天堂の据置ゲーム機は2006年発売のWiiでしたが、このゲーム機は開発コンセプトからして「リビングに置いてもらえるゲーム機」「インターネットにつないでもらうゲーム機」を目指していました。DVD再生機能は結局つかなかったのですが、ゲームに興味がない家族にも触ってもらえるようにと任天堂のゲーム機の中では「ゲーム以外の機能」を数多く持っているゲーム機でした。
 本体に標準搭載されている機能が、他のWiiから送ってもらった写真やSDカードに入っている写真をみんなで見られる『写真チャンネル』ですからね。本体発売前から予告されていた無料配信ソフトが、世界中の天気を見ることが出来る『お天気チャンネル』、世界中のニュースを見ることが出来る『ニュースチャンネル』でしたからね。

 スマホやタブレット端末が普及した現在では「なんでそんなものをわざわざ任天堂が作ったんだ……?」と思われるかも知れませんが。当時インターネットにつながる端末と言えば、デスクトップ型パソコンは個人の部屋に置かれてリビングに置かれるケースは少なく、ノートパソコンや携帯電話は家族みんなでのぞき込むには画面が小さいという弱点がありました。
 そう考えるとWiiのそれらの機能は、リビングに置いてもらえる&インターネットにつながる端末として、それなりに理に適っていたんですよ。

 映像配信ソフト、出前が取れるソフト、カラオケができるソフト……任天堂が出したものもあればサードメーカーが出したものもありますが、ゲームにさほど興味がない家族にも受け入れられてもらうための「ゲーム以外の機能」が充実していて。「DVDが観られるから」とゲームにさほど興味がない人にも買われたPS2よりも更に、家電としての側面が強化されたように思えます。


 それにしても、写真が見られる、映像が見られる、電子ブックはちょっとしか出ませんでしたが……インターネットももちろん出来るし、カラオケソフトも発売された――――こう考えると、真の意味でセガサターンやドリームキャストの遺志を受け継いだマルチメディアプラットフォームはWiiだったのかも知れません!


 ナ ナンダッテー!!
 Ω ΩΩ




 しかし、そうして「家電のようなゲーム機」としてリビングに置かれることの多かったWiiは、家族みんなで遊べるゲームソフトは売れるのだけど一人用のゲームソフトが売れないという問題を抱えてしまいました。
 2012年に発売したWii Uはその反省から、リビングに置いてもらって家族がテレビを観ている時も「Wii Uゲームパッドでゲームが遊べるよ」とゲーマーにアピールするゲーム機になっていました。しかし、それでもリビングに置いてもらって家族で使ってもらうために「ゲーム以外の機能」も充実させるしかなく……2画面を用いたカラオケが本体に標準搭載されている上、本体発売と同時にYoutube・ニコニコ・Huluがダウンロード開始になるなど映像配信ソフトが充実していて、発売2ヶ月後にはWii Uゲームパッドを使った『Wii Street U powerd by Google』なんかも配信されていましたね。

 ゲーマー向けでありながら、ファミリー向けの路線も捨てきれなかった。
 スマホやタブレット端末とガチで戦いに行ってしまった。

 それなのに肝腎のゲームソフトが初期には全然出てこなくて、ゴールデンウィーク前には仕方なくカラオケのTVCMを流すような状況で。2010年代にもなって、「マルチメディアを謳っていろんなことが出来るよとアピールしたのはイイのだけど肝腎のゲームソフトが出なかった」とか言われてしまうとは……その意味ではWii Uは3DO REALやピピンアットマークの精神的後継機と言えるのかも知れないっ!!!


 ナ ナンダッテー!!
 Ω ΩΩ


 まぁ、Wii Uの資産があったから『ブレスオブ ザ ワイルド』も『マリオカート8DX』も『Splatoon2』も生まれたんで、Nintendo Switchの成功は8割くらいWii Uのおかげだと言っちゃってもイイと思いますし、Wii Uに存在価値がなかったとは決して思わないんですけど。




 こうして「ゲーム機」と「ゲーム以外の機能」の歴史を振り返ると、Nintendo Switch(2017年発売)の割り切り方ってすごいと思うんですよ。ゲームしか出来ない。ゲーム以外の機能がほとんどないんですもの。
 インターネットブラウザもなければ、見られる写真はスクショだけで、映像配信ソフトも最近ようやく『ニコニコ』が出たばかりです。プレイ履歴を見るのもスマホ経由ですし、マイクが付いていないのでボイスチャットもスマホ用アプリを使います。WiiやWii Uが標準的に備えていた機能がばっさりカットされているのです。

 それでも別に問題なく売れているという。
 Wiiの時代とちがって、現在はスマホやタブレット端末が大きく普及しましたから……わざわざゲーム機でインターネットを見なくてもイイやって考えてそうなったんじゃないかと思います。まぁ、映像配信ソフトは出てくれたらありがたいと正直思うんですけど(笑)、ゲーム機に求められているのはあくまで「面白いゲームが遊べること」なんだと、スマホやタブレット端末が普及したことで明確になったのかなと思います。



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 たまたま、Wii UとNintendo Switchそれぞれの本体発売直前に配布されていたパンフレットが家にありました。


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 Wii Uのパンフレットは、リビング(居間)に置かれて家族や親戚が一緒になって遊ぶ写真がデカデカと載っているのですが。


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 Nintendo Switchは「TVモード」「テーブルモード」「携帯モード」と様々な場所・シチュエーションで遊べるゲーム機をウリにしていることもあってか、WiiやWii Uの頃に多かった「リビングで家族一緒に遊ぶ」写真がパンフレットにはほとんど載っていないんです。『マリオカート8DX』を遊んでいるであろう1枚くらい。

 家で一人で『ゼルダ』を遊んでいたり、飛行機の中で遊んでいたり、友達の家に持ち寄って遊んでいたり、旅館みたいなところで遊んでいたり、パーティ会場みたいなところで遊んでいたり……


 Nintendo Switchは真なる意味でテレビに縛られない据置ゲーム機になりましたから、リビングに縛られることもなくなって、ゲームにさほど興味がない家族に受け入れられてもらうための「ゲーム以外の機能」を入れる必要もなくなって、家電的な側面が完全になくなりました。


 フォトCDが見られたり、ビデオCDが見られたり、CDが聴けたり、インターネットが見られたり、カラオケが出来たり、DVDが見られたり、写真が見られたり、お天気を調べられたり、ニュースを見られたり、出前を取れたり、映像が見られたり、ストリートビューが見られたり―――思えばゲーム機も色んな道をたどってきましたが、行き着くところはここだったのです。

 家電になんかならなくて良い。ゲーム機はゲームが出来ればイイんだ。




◇ 多機能端末であろうとし続けてきた携帯ゲーム機
 もういいかげん長文にも程があるので、今日の記事はここで終わりにしたかったんですが……「携帯ゲーム機の話はしないのかよ!」というクレームも来そうなので軽く書きます。


 こないだバーチャルコンソールについての記事を書いて、改めて思ったんですけど……
 2005年~2007年辺りの大ブームの頃のニンテンドーDSって、今でいうスマホみたいな立ち位置の多機能端末だったんですよね。

 ゲームが出来るのと、『脳トレ』や『えいご漬け』のような勉強ゲームが出来るのはもちろんなのですが……2006年には『ニンテンドーDSブラウザー』を発売してインターネットが見られるようになったり、2007年には『ワンセグ受信アダプタ DSテレビ』を発売してテレビが見られるようになったり、辞書だったり、文庫本だったり、外国語会話のサポートだったり……ソフトを差し替えることで色んなことが出来る端末だったんです。



 これは別にニンテンドーDSだけが画期的だったということではなくて、先ほどまで敢えて書かないようにしてきたのですが実はファミリーコンピュータの頃からずっと任天堂はそうだったんですね。ソフトを差し替えたり、周辺機器を付けたりすれば、ベーシックも打てる、株式取引も出来る、光線銃も繋げられるし、ロボットも動かせる―――そういう“コンピュータ”だったんですね。
 『スーパーマリオブラザーズ』以前だと、父親にファミコン本体を買わせる殺し文句の一つに「麻雀もできるんだよ」というのがあったって話ですしね。ゲームに興味がない人にもDVDを見るためにPS2が買われたり、ゲームに興味がない家族を巻き込むためにWiiでお天気が見られたりするように、ゲームに興味がない父親に買ってもらうために『麻雀』がキラーコンテンツになっていたという。

 続くスーパーファミコンでも、『マリオペイント』でお絵描きしたり作曲したり、サテラビューで色んな番組が観られたり(そのハードルは恐ろしく高かったので自分含めて周りに持っていた友達は一人もいませんでしたが……)。
 NINTENDO64も、64DDは3DCGをイジッたり、パラパラ漫画を作ったり、作品をアップロード・ダウンロード出来たり―――こう見ると、ファミコン~64時代の任天堂の据置ゲーム機は「パソコンを買えない(パソコンが難しい)子ども」にパソコンみたいなことが出来る面白さを提供するという側面もあったんですね。んで、WiiやWii Uの時代になると、その対象が「子ども」ではなく「お母さん」とか「おじいちゃん・おばあちゃん」になるという。Wiiだけが突然変異でそうなったワケではないという。



 話を戻します。
 ということで、「マルチメディア」だなんだって騒がれる以前から、ゲーム機はずっと「ゲーム以外の機能」を(別売りではあるけど)提供していて、ゲーム機には「色んなことが出来る端末」という側面がファミコンの時代からあったんですね。

 先ほどの項では触れなかった携帯ゲーム機の「ゲーム以外の機能」ですが……
 1990年発売のセガのゲームギアには、TVチューナーパックというテレビが観られる周辺機器がありましたし(ということは、ニンテンドーDSは精神的にはゲームギアの後継機だと言えるのではないだろうか!ナ、ナンダッテー)。
 同じく1990年発売のNECのPCエンジンGTもTVチューナーが出ていました(ちょっと話がズレますがPCエンジンGTは据置ゲーム機PCエンジンのソフトがそのまま携帯機で遊べるというゲーム機で、これぞまさしくNintendo Switchの以下略)

 1989年発売のゲームボーイにはTVチューナーなどはありませんでしたが、1998年にポケットカメラを発売していますね。携帯電話に初めてカメラが付いたのが1999年らしいので、実は携帯ゲーム機の方が先にカメラ機能を備えていたのです!

 1999年発売のバンダイのワンダースワンは、企画に横井軍平さんが入っていたことの影響なのか―――ロボットの動きをプログラミングできる『ワンダーボーグ』、ワンダースワンのゲームが自作できる『ワンダーウィッチ』など、冗談抜きでファミコンの精神的後継機と言えるんじゃないのかワンダースワンと言いたくなるゲーム機でした。


 ニンテンドーDSと同期の2004年発売プレイステーション・ポータブルの「ゲーム以外の機能」と言えば、ユニバーサル・メディア・ディスク(UMD)の再生機能でした。DVD目当てでPS2が買われた成果に倣ってなのか、ゲームに留まらずにアニメや映画などの映像ソフトにもなるUMD規格を作ってそれを再生できるようにしたんですね。
 まぁ、UMD自体は失敗した規格となってしまいましたが、PSPはメディアプレイヤーとして活用されることもありましたし……発売された周辺機器を見るとGPSを付けてカーナビになったり、カメラを付けたり、ワンセグチューナーでTVが見られたり。DSとはちがった方向性の多機能端末になっていたんですね。



 DSやPSPの時代になるとゲーム機同士のシェア争いもありましたが、それ以上に「誰もが携帯電話を持っている時代」になっていて(スマホじゃなくてガラケーね)、そうした携帯電話でゲームも遊ぶことも出来たため「みんなが持っている携帯電話でゲームが遊べるんだから携帯ゲーム機なんて誰も買わなくなるのでは」みたいな声も大きかったのです。
 そのためDSやPSPはそれぞれ多機能端末化していって、「ゲーム以外の機能」によって常に持ち歩いてもらえるポジションを確保しようとしたのでしょう。実際、DSやPSPの時代は「ゲーム機なんてもう要らないよね」とは言わせず、「色んなことができるゲーム機」のポジションを確立させていたと思います。



 が、黒船がやってきます。
 2007年アメリカでiPhoneが発売され、2008年に日本に上陸。
 ライバルとなるAndroid OSが搭載された機種は2008年にアメリカで発売され、2009年には日本でも発売されます。一気にスマートフォンの時代の幕開けです。

 2005年~2007年辺りに大ブームを起こして圧倒的な普及率を誇っていたニンテンドーDSですが、2008年にバージョンアップ版とも言えるニンテンドーDSiを投入します。このDSiはカメラ機能やサウンド再生機能を持っているだけでなく、インターネットブラウザも無料配信され、当時Wiiでも行われていた「ソフトのダウンロード販売」機能を採用しているのが特徴です。
 その「ソフトのダウンロード販売」機能ではもちろんゲームソフトも販売されましたが、「時計」とか「電卓」とか「路線図」「クロスワードパズル」「るるぶ」「メトロノーム」「楽器チューナー」「めざまし時計」といった実用アプリも多数販売されました。パッケージソフトしか売っていなかった旧DSではどうしてもソフトが数千円する規模のものしか出せませんでしたが、ダウンロードソフトも売れるようになったDSiでは数百円の実用アプリをたくさん投入して「ゲーム以外の機能」を更に充実させたんですね。

 それは、恐らく「多機能端末」としてのポジションをスマートフォンから死守するため。


 ニンテンドーDSの後継機ニンテンドー3DS(2011年発売)は、DSiのこの路線を更に推し進め、カメラ機能・サウンド機能・インターネットブラウザ機能はもちろん標準搭載、3D映像が配信される無料アプリや、フレンドと交換日記ができるソフトなども配信されました。
 「ゲーム以外の機能」を充実させてガチでスマホと殴り合う気満々マンみたいな機種になっていて、実際スマホをまだ買ってもらえない年頃の子どもなんかはスマホ代わりに3DSで写真を撮ったり、ニコニコ動画やYoutubeを観たり、『みんなのおしゃべりチャット』という無料チャットや無料通話ができるダウンロードソフトが密かにヒットしたりしていました。




 この流れを見ると、2017年発売のNintendo Switchの割り切り方はビックリします。
 カメラ機能はありません、マイクも付いていません、サウンド再生機能やインターネットブラウザなども少なくとも現在はありません、フレンドにメッセージを送るようなことも出来ませんし、実用アプリと言えるものは最近『ニコニコ』が配信されたくらいです。ほぼゲームしか出来ません。

 外に持ち歩いて、友達と一緒に「おすそ分けプレイ」をしてもらいたい……って発想なら、外に持ち歩きたくなるような様々な「ゲーム以外の機能」を付けてしまいそうなのですが、そういうものは一切ないのです。確かに、スマホが既に普及した前提でゲーム機を作るのなら、「そういうのはスマホでやればイイでしょ」と任せた方がイイってことなんだと思います。

 私としては、カメラ機能を活かしたゲーム―――『写真で格闘!フォトファイターX』みたいなゲームはもう出てこないのかなとちょっと寂しいんですけどね。まぁ、ゲーム機にカメラを付けると碌なことにならないと、3DSで痛い目を見たというのもあるのでしょうが……ごにょごにょごにょ。



 こう考えていくと、Nintendo Switchというゲーム機は、家電のようにリビングに置かれなくてはならない&携帯電話のように常に持ち歩いてもらわなければならないという呪縛で「ゲーム以外の機能」がどんどんどんどん追加されていったゲーム機の歴史の中で。
 「そういうのは全部スマホに任せちゃえばイイんだよ!」と、全部切り捨てて「ゲーム」にのみ特化したゲーム機になれた幸運な存在なのかなーと思いました。


 西武ライオンズのファンの人だけに分かりやすい例えをすると、長年レギュラーが固定できなかったショートのポジションに新人の源田壮亮が固定されたことで、内野手だった外崎修汰を外野手に転向させたらこっちも見事にハマってレギュラーに定着できたみたいな話です。源田壮亮がスマホで、外崎修汰がゲーム機ですね。とっても分かりやすい!


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| ゲーム雑記 | 17:51 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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後方互換がなかったからこそのNintendo Switchのソフトラインナップ

 株式会社ポケモンは6月6日にポケモンダイレクトを公開して、Nintendo Switch用ソフト『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX』を発表しました。



 『ポッ拳』は元々2015年に稼働開始したアーケードゲームが最初で、2016年にWii U版が発売され、2017年9月に要素を追加したNintendo Switch版が発売されるということです。
 株式会社ポケモンも加えた任天堂のNintendo Switch用ソフトの展開は分かりやすく、「Wii U用ソフトの移植・完全版」が多いです。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』はWii U用に開発していたものを、Nintendo Switch版も作って同時発売にしたものですし。『マリオカート8DX』や『ポッ拳DX』はWii U版に追加要素を加えた完全版ですし。『Splatoon2』は続編ですが、1作目の資産があったからこそこんなに早い続編が作れたんじゃないかと思われます。

・3月3日:『1-2-Switch』
・3月3日:『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』 ※ Wii U版と同時発売
・4月28日:『マリオカート8 デラックス』 ※ Wii U版に要素を追加した完全版
・6月16日:『ARMS』
・7月21日:『Splatoon2』 ※ Wii U版の続編
・9月22日:『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX』 ※ Wii U版に要素を追加した完全版


 これについては伏線もあって、2014年1月の「経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会」質疑応答(A5)で当時の社長だった岩田さんはこう仰っていました。前半は「携帯機と据置機について」の話なので色を変えて、今日の記事に関係のある部分のみ赤い字にして表示します。

<以下、引用>
 任天堂は昨年、開発組織を再編し、今まで独立していた携帯ゲーム機とコンソールゲーム機のチームを一つの部門にして、今、竹田の下にあります。これまでは(携帯ゲーム機とコンソールゲーム機は)バラバラにつくる必要があり、携帯型ゲーム機で使える技術とコンソールゲーム機で使える技術というのは、「電池で動くか」、「電源をいつでも供給できるか」で、技術的に大きな違いがあった関係で、全くアーキテクチャーが異なります。アーキテクチャーが異なるということは、コンピューターのソフトのつくり方の作法が違うということです。ところが、かなり技術が進歩し、両者の考え方をかなり揃えられるメドが立ってきましたので、「チームを統合するのは今ではないか」ということを話し合って、そのようにしました。

 それができると何ができるかといいますと、例えば今、Wiiで動いていたソフトをニンテンドー3DSに載せようとすると、解像度が違うだけではなく、ソフトのつくり方の作法が全部違って、かなりの労力がかかります。また、ニンテンドー3DSで動いていたものをWii Uで動かそうとすると、またかなりの労力がかかります。もしソフトをあるプラットフォームから別のプラットフォームに簡単に載せることができていたら、(ハード発売後の)序盤のソフト不足という問題をどれほど解決できるでしょうか。

 世代をまたぐときにも、これまでは技術の進歩の段階が非常に激しかった関係で、コストの制約の中でビデオゲームに最適な技術を選ぶと、毎回ハード自体が全く違うものになりました。全く違わなかったのは、ゲームキューブからWiiに行ったときだけです。ゲームキューブからWiiは、ある意味コントローラーは全面的に変えましたが、コンピューターやグラフィックチップは、かなり共通の考え方でつくりましたのでスムーズでしたが、それ以外のハードは全部ゼロからつくり直しの状態でした。ただ、今は、もうそのようなことをしなくてもできるだけの前提が整ったのではないかと思います。ですから、その意味で言いますと、この次にハードをご提案するときからになりますが(※ これがNintendo Switchのこと)、そこでは「Wii Uでやってきたことをいかに的確に活かすか」ということがポイントになります。これはWii Uと全く同じアーキテクチャーにするという意味ではなくて、十分に吸収できるだけの仕組みをつくり上げるという意味ですが、
一旦そうなりますと、コンソール機と携帯機というのは全く別々の二つのものではなくて、もっと近い兄弟のような存在になると思います。
</ここまで>
※ 改行や強調など一部引用者が手を加えました

 私はここの説明を読んで、「NX(仮)にはWii U互換機能があるのでは?」とか「NX(仮)ではバーチャルコンソールのようにWii Uのソフトがダウンロード販売されるのでは?」といった予測をこのブログに書いたこともありました。
 みなさん御存知のとおり、Nintendo Switchには「Wii Uのような二画面」がありませんから、その予測はものの見事に外れました。そのことについて厳しいお叱りの意見もいただきましたし、真に申し訳ありませんでした。




 しかしまぁ、Nintendo Switchが出た今これを読み返すと、この岩田さんの説明は2017年のNintendo Switchのソフトラインナップを説明していたとすら思えますね。
 かつてWiiが発売された時、ゲームキューブからスムーズに移行できるように設計したため、Wiiも初期のラインナップには「ゲームキューブで開発されていたもの」が多かったんですね。『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』『スーパーペーパーマリオ』『ドンキーコング たるジェットレース』なんかはそうですし、『ファイアーエムブレム 暁の女神』はゲームキューブ版の前作を下地にしていたからこそWii初期に発売できたんじゃないかと思われます。

・12月2日:『Wii Sports』
・12月2日:『はじめてのWii』
・12月2日:『おどるメイド イン ワリオ』
・12月2日:『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』 ※ GC版と同時発売
・12月14日:『ポケモンバトルレボリューション』
・1月18日:『エキサイト トラック』
・2月22日:『ファイアーエムブレム 暁の女神』 ※ GC版の続編
・3月8日:『アイシールド21 フィールド最強の戦士たち』
・4月19日:『スーパーペーパーマリオ』 ※ GC用に開発していたものをWii用に変更
・4月26日:『Wiiでやわらかあたま塾』
(6月28日:『ドンキーコング たるジェットレース』 ※ GC用に開発していたものをWii用に変更


 Wiiと同様にNintendo Switchも、「十分に吸収できるだけの仕組みをつくり上げる」という2014年の言葉の通りWii U用に作っていたものをスムーズに移行できる仕組みを作り上げたからこその、この初期ラインナップになったんじゃないかと思われます。

 しかし、逆に考えると……
 もしNintendo Switchに後方互換機能があって「Wii Uのソフトがそのまま遊べる」というゲーム機だった場合、こんなラインナップにはならなかったと思うんですね。まだ発売されていなかった『ブレス オブ ザ ワイルド』や、続編である『Splatoon2』は別ですけど、完全版である『マリオカート8DX』や『ポッ拳DX』は「Wii Uソフトが動く互換機能があるんだからそっちで遊べばイイじゃん」と発売されなかったんじゃないかと思うのです。


 例えば、そのWii Uが発売された初期の頃は――――
 Wii Uは「Wiiのソフトがそのまま遊べる」互換機能を持っていたこともあって、Wiiからの移植とかWiiソフトの完全版とかは出なかったんですね。Nintendo Switchと同じように、Wii Uの本体発売から6ヶ月後までの任天堂のソフトを見ていきましょうか。

・12月8日:『Nintendo Land』
・12月8日:『New スーパーマリオブラザーズ U』 ※ Wii版の続編
・3月28日:『ゲーム&ワリオ』

 3本!

 これにはSD画質からHD画質に変わったことだとか、Wiiの「体感路線」を否定したラインナップにしたがったとかの理由もあるのですが、とにかくWii Uはスタートから「任天堂すらソフトを出さないゲーム機」でした。この後の秋から『Wii Sports』や『Wii Fit』や『Wii Party』を出していくことを考えると、もうちょっと「Wiiの資産を活かして初期にソフトを揃える」ことを意識するべきだったんじゃとは思うんですが……

 Nintendo Switchだって「Wii Uの資産」がなければ、同じような初期ラインナップになっていたかもって思うんですね。
 ディスクスロットもないしゲームパッドもなくなったから後方互換を付けられない→ じゃあ『マリオカート8』の完全版を出そう!→ それが世界中で大ヒット―――この流れを見ると、Nintendo Switchがスタートダッシュに成功したのは「後方互換機能を付けなかったから」とすら言えるんじゃないかと思ってしまいます。




 個人的には、「完全版」はあまり好きじゃないんですけど。
 『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』→ 『暁の女神』とか、『Splatoon』→ 『Splatoon2』のように、「前作の資産」を活かした続編はもっともっと歓迎したいです。1つゲームを作るたびにゼロから作るのは効率が悪いし、そのせいでソフトが全然出なかったら会社も困るし、遊ぶ側も選択肢が狭まるワケですし。

 『ゼルダ』も、『ブレス オブ ザ ワイルド』の資産を使ってもう1本作ってくれてイイんですよ。『トワイライトプリンセス』のグラフィックを使った『リンクのボウガントレーニング』的なソフトを。

(関連記事:ゲーム作りはもっと「使いまわし」をして欲しい

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 そして、いよいよE3の時期なんですけど……
 『ポッ拳』のNintendo Switch版が発表されたことで、「あのWii UソフトもNintendo Switchに移植されるのでは?」と期待される声もチラホラ目にします。『スマブラ』とか、『幻影異聞録#FE』とか、『ベヨネッタ2』とか……ただ、『スマブラ』移植するなら『ポッ拳』同様に事前に発表して、E3で大会とか開きそうな気もするんですけどね。

 個人的には『マリオ3Dワールド』とかは「おすそ分けプレイ」に向いているんじゃないかと思いますし(『マリオオデッセイ』があるので発売時期を被らせない必要はあるけど)、『スーパーマリオメーカー』の続編に期待していますが。



 あと、今日の「Wii Uの資産を活かしたNintendo Switchのソフトラインナップ」という話からはズレますが、Wiiのポインター操作を活かした『グーの惑星』のNintendo Switch版が快適に遊べたことから、「Wii用ソフトもNintendo Switchにバシバシ移植してほしい」という声も多く見かけますね。これは任天堂に限らず、サードのソフトとかも。

 この場合、グラフィックが違ったりジャイロ操作の調整だったり、Wii U用ソフトを移植するよりかは手間がかかると思うんですけど……『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』の移植とかはその内に来そうな気がしますねぇ。
 個人的には、移植よりも「ジャイロ操作が標準搭載されたことを活かしたWiiソフトの続編」が増えて欲しいとは思いますけど。『GO VACATION2』とか、『GO VACATION2』とか、『GO VACATION2』とか、『GO VACATION2』とか、『GO VACATION2』とか、『GO VACATION2』とか!


 でもまあ、一番気になるのは「Wii Uで開発していなかったはずがないソフト」がNintendo Switch用に出てくるかというとこなんですけどね。『どうぶつの森』なんかはまさかスゴロクしか作っていなかったはずがないですし、Wii U用の新作を出そうと開発していた資産を活かしたNintendo Switch版が出てくるんじゃないかなと期待しています。


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| ゲーム雑記 | 17:52 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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『バトルスポーツ めく~る』は「パーティゲームの定番」になれそう!だけど……

 2017年5月18日に配信開始されたNintendo Switch用ダウンロードソフト『バトルスポーツ めく~る』を買いました。価格は税別980円。メーカーはOVER FENCEという、これまではスマホ向けアプリやPC用ソーシャルゲームなどを作っていた会社みたいですね。




◇ ゲームモード
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<画像はNintendo Switchソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 ゲームは、ストーリーなど何もなく、キャラクターも他のゲームのモブキャラみたいな無個性っぷりで、完全に「対戦」に特化したゲームとなっています。遊べるモードも、「オフラインで4人までで対戦できるモード(足りない分はCOMに出来る)」「オンラインで4人までで対戦できるモード」のみ。フレンドとのオンライン対戦や、ランキングに合わせたオンライン対戦などは今後の無料アップデートで追加されていくそうです。

 個人的には、ダウンロード専売ソフトはこれくらいでイイと思っています。
 パッケージソフトがそのビジネスモデル上どうしても「長く遊べるようにモードを増やす」とか「手に取ってもらえるように魅力的なキャラクターを付ける」とかしなければならないのに比べて、ダウンロード専売のソフトは「作り手が一番自信のあるところだけで勝負すればイイ」と私は思っています。

 このゲームの場合、それは「ストーリー」とか「キャラクター」とかではなく、「対戦ゲームとしての面白さ」だと思いますし。作り手からの「新しいパーティゲームの定番を作ってやるぞ!」という志を感じるので、これでイイと思います。


◇ 操作方法
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<画像はNintendo Switchソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 操作方法は超シンプルです。
 アナログスティックで移動、Aボタン(に該当するボタン)でジャンプ後ヒップドロップ。
 これだけ。

 以前に、「マリオのジャンプ」や「ボンバーマンの爆弾」は“一つのアクションに複数の機能を持たせている”という記事を書きましたが、このゲームにおける「ジャンプ後ヒップドロップ」もまさに“一つのアクションに複数の機能を持たせている”アクションです。

・攻撃=ヒップドロップ後にめくれたパネルで相手を吹っ飛ばせる
・陣取り=ヒップドロップ後にめくれたパネルは自分の色になる
・探索=ヒップドロップ後にめくれたパネルからパワーアップアイテムが出る
・回避=ジャンプ中は、敵からのパネルめくりの攻撃を避けられる


 「めくる」アクションで攻撃や探索が出来るのは『クインティ』っぽいし、攻撃操作が陣取りも兼ねているのは『Splatoon』っぽいです(『Splatoon』同様、自分の色になったパネルの上は速く移動できます)が、このゲームの肝はこうしたアクションが「回避」アクションとワンセットなことだと思われます。

 こちらがアイテムでガンガン強化して、パネルもほとんど取って相手を追い詰めたとしても、相手のジャンプ中には攻撃が当たりません。闇雲に攻撃を仕掛けてもタイミングが合わなければ敵を倒せない上に、ヒップドロップ直後は動きが止まってしまうのでカウンターを浴びせられてしまう可能性も高い―――逆に考えれば、どんな不利な状況からでも「ジャンプ後ヒップドロップ」のワンアクションで逆転が可能だと言えるのです。


 コントローラは、Joy-Con、Proコンだけでなく「Joy-Con横持ち」にも対応しているので「おすそ分けプレイ」が出来ますね。ゲームモードを選ぶ画面で「+ボタン」か「-ボタン」を押して、使うコントローラのLR同時押しでコントローラを登録できます。私は4人対戦用にJoy-Conをもうワンセット買うか悩み中です。



◇ アイテム
 パワーアップアイテムは5種類。

【パワーアップ】
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 めくれるパネルの数が上下左右1つずつ増えます。

【スピードアップ】
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 移動速度が上がります。

【エックス】
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 めくれるパネルの方向が、+ではなく×になります。

【ダブルジャンプ】
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 ジャンプ中にボタンを押すと二段ジャンプが出来るようになります。

【ムテキ】
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・敵の攻撃を食らわなくなります。
・自分の色ではないパネルの上もスイスイ移動できるようになります。
・ヒップドロップ時に、自分の周囲8つのパネルが全てめくれます。

 「ムテキ」以外のアイテムの数は有限で、「パワーアップ」「スピードアップ」はそこそこの数が出ますが、「エックス」「ダブルジャンプ」は(恐らく)1ゲームに1つずつしか出ないっぽいです。
 予想外の方向から攻撃が来る「エックス」や、カウンター返しのカウンターが出来る「ダブルジャンプ」は、“誰が持っているのか”を把握しないと意外なところで攻撃を食らいかねません。誰がどのアイテムを持っているのかの把握と、自分がそのアイテムを持っていることがバレないように一撃で仕留めるのが大事だと思われます。

 また、「パワーアップ」「スピードアップ」「エックス」「ダブルジャンプ」のアイテムは、どんなにたくさん所持していても吹っ飛ばされてしまうと全て落としてしまうというのがポイントです。いきなり丸腰になって、持っていたアイテムは他の人に拾われてしまうので、一気に逆転される可能性があるのです。


 更に、「ムテキ」アイテムは効果が切れるとどこかのパネルに隠れるそうで、終盤なのにアイテムを何も持っていないような大ピンチの状況からでも逆転できる切り札のように作用します。どのパネルの上もスイスイ移動できるので遠くのアイテムを取りに行ったり、敵の攻撃を食らわないので混戦の中に突っ込んでみんなを吹っ飛ばしたり、好き放題できます。
 「ムテキ」アイテムは、『スマブラ』におけるスマッシュボール→最後の切りふだとか、『マリオカート』におけるカミナリとかのような、下位からでも大逆転できるアイテムだと意識して取った方が良さそう。見た目は超地味なんですけどね(笑)。


◇ ルール
 遊べるルールは3つで。
・制限時間(デフォルトは2分)が終わった時に、自分の色のパネル数が多い人が勝ちの「たくさんめく~る」
・制限時間(デフォルトは2分)が終わった時に、相手を吹っ飛ばした回数が多い人が勝ちの「とばしまく~る」
・指定されたライフ数(デフォルトは3)だけ吹っ飛ばされた人が脱落していく「かちのこ~る」


 1番目のルールが一番「逆転が起こりやすい」ので、パーティゲーム向きだと思われます。2番目と3番目は似たようなルールに思えますが、2つ目が「攻撃特化」、3つ目が「防御特化」ってカンジですかね。オフラインモードなら、それぞれ制限時間やライフ数を選べます。



 「シンプルな操作」に複数の機能を持たせて、4人が入り乱れることでハチャメチャなことが起こるゲーム―――ということで、Nintendo Switchでまさかのヒット中の『ボンバーマン』なんかに通じる「パーティゲームの定番」になれそうなポテンシャルを感じています。
 現在ステージが「草原」と「海」の2種類×ギミックが「なし」「ビームキャノン」「電撃」の3種類×ルールが上述の3種類ですが、無料アップデートでステージは追加予定だそうです。個人的には、ステージにしろギミックにしろ「時間経過による変化」があればイイのになぁと思いました。例えば残り1分になると解放されるエリアがあるとか、残り30秒になるとキャノンが使えるようになるとか。

 あと、オフライン対戦での「パーティゲームの定番」を目指すのならば、ハンデとかチーム戦の機能も欲しいところですね。



◇ オンライン
 とまぁ……「これからの期待値」も含めて、個人的にはかなり好きなゲームなのですが。
 唯一最大であり致命的な弱点が、オンライン周りです。

 このゲーム……「2人対戦より3人対戦の方が面白い」し、「3人対戦より4人対戦の方が面白い」と思います。
 2人対戦だとどうしても実力差が出てしまうだけでなく、「相手が何のアイテムを持っているか」が分かりやすいので予想外のことがあまり起きないんですね。まぁ、『スマブラ』を終点・アイテムなし・1vs.1で遊びたがる人もいるので2人対戦にも需要があるのかも知れませんが。
 3人対戦だともう少し色んな予想外なことが起こるのですが……「たくさんめく~る」のルールだと特に、「他の2人が潰しあっている間に逃げ回ってパネルを自分の色にしていく」のが有効になってしまいますし。
 4人対戦の、「何が起こるか分からないハチャメチャ感」に比べると2人対戦・3人対戦はちょっと地味なんですね。「とばしまく~る」のルールだと特に、4人対戦だと上手くいけば一気に3P取れるので大逆転もしやすいでしょうし。


 しかし、現状、オンラインだとなかなか「4人対戦」が出来ません。

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<画像はNintendo Switchソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 このゲームのオンライン対戦は、「たくさんめく~る」「とばしまく~る」「かちのこ~る」の3つの部屋のどれに入るかを選んで、他の人が来るのを待ちます。しかし、この「他の人が来るの待つ」時間が最大19秒と短く、19秒間誰も来ないか、赤の人が「もうゲームを始める」を選ぶかすると4人揃わなくてもゲームが始まってしまうのです。

 こっちとしては「4人揃うのを待とうよ……」と思っているのに。


 そもそも、こう言っちゃなんですけど無名の新規ソフトのオンライン対戦なんてそうそう人が集まらないのに、「たくさんめく~る」「とばしまく~る」「かちのこ~る」と入口を3つに分けちゃって人が分散しているせいか、「とばしまく~る」「かちのこ~る」のルールだと全然人が来ないんですね……
 『Splatoon』ですら最初は「レギュラーマッチ」のみで始めて、徐々に「ガチマッチ」「プライベートマッチ」と追加していったくらいなんですから……この「めく~る」も、入口は一つにして、集まった4人で「どのルールで遊びたいか」を投票して決めるとかでも良かったんじゃないかと思います。



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<画像はNintendo Switchソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 また、せっかく4人対戦が実現したとしても、どうしてかこのゲーム……恐ろしく通信が切断されやすく、試合の最後まで4人全員残っているというケースの方が珍しいくらいです。最初は4人いたのに、通信エラーで3人、2人と減っていくことがほとんどです。

 もちろんオンラインプレイに「途中で通信が切れちゃう」ことはよくあることで、『Splatoon』でも『ガールズバンドパーティ』でも悩まされたのですが、この『めく~る』はそれら以上にしょっちゅうしょっちゅう切れます。こんなに切断されやすいゲームがあったのかというくらいに切れます。
 ニコ生で一緒にプレイしようとした人の話によると、わざと切断したワケではもちろんないし、他のゲーム(Splatoonなど)でも普通にオンラインプレイが出来たのにどうしてかこのゲームだけ切断されてしまうとのことでした。そう考えるとやっぱりゲームの仕様上、他のゲームより通信エラーが起こりやすいのかなぁという結論になってしまいます。


 「4人で遊べば超面白いゲーム」なのに、なかなか「4人で遊べるケースが少ない」という……長所が一転して短所になってしまったようなゲームで。非常に惜しいです。これは無料アップデートで改善できるようなレベルのことなのかなぁ。
 もし、「通信エラーが起こらないようにする」みたいなアップデートが難しいのなら、「通信エラーでいなくなった人は、そこからコンピュータになる」とかでも構わないんで4人対戦が維持できる仕組みが欲しいです。これは『Splatoon』にも思うことですが。



 現状、「パーティゲームの定番」になれそうなポテンシャルは感じますし、応援していきたいのですが、オンライン・オフラインともに「あと一歩」が足りないとは思ってしまいます。無料アップデートで改善されることを期待しています。


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↓ 以下は、初プレイ時の実況プレイです。
 「文章を読んでもどういうゲームかよく分からない……」という人は、こちらをどうぞ。



| 1stインプレッション | 17:53 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

Nintendo Switchのバーチャルコンソールはいつ始まるのか

 『リンクの冒険』のゲーム実況中にコメントで質問されたのだけど、アクションが苛酷な状況で断片的にしか答えられなかったのでここで整理して語ろうと思います。


 「Nintendo Switchのバーチャルコンソールはいつ始まると思います?」

 これがコメントでいただいた質問です。
 「バーチャルコンソール」のことを知らない人がこのブログを読んでいるだろうかとは思うものの、一応説明しますと……「バーチャルコンソール」とは任天堂がWii・3DS・Wii Uで展開していた「ファミコンやスーファミなど昔のゲーム機のソフトをダウンロード購入して遊べるサービス」のことです。全部のゲームソフトが販売されているワケではなく、「今週はこれとこれ!」「来週はこれ!」とちょっとずつ追加されていくカンジですね。

 「Wiiで販売されているバーチャルコンソールのソフト」
 「3DSで販売されているバーチャルコンソールのソフト」
 「Wii Uで販売されているバーチャルコンソールのソフト」

 この3つはバラバラで、かつ基本的には別ソフト扱いなので、Wiiで一度買ったソフトだから3DSでも(新たに買わなくても)遊べるということはありません。
 ただし、「Wiiで販売されているバーチャルコンソールのソフト」でかつ「Wii Uで販売されているバーチャルコンソールのソフト」ならば、Wiiで購入した記録をWii Uに引っ越して「Wii U用の同じソフト」を優待価格で買うことは出来ました



 ここまでがNintendo Switch発売前の状況です。
 3月に発売された任天堂の新型ゲーム機Nintendo Switchですが、現在までにバーチャルコンソールのサービスは始まっていません。自分も含めてWii以降のバーチャルコンソールをたくさん買っていた人間は、「これをNintendo Switchに引き継げるのだろうか?」「また買い直しになるのだろうか?」「また『マリオブラザーズ』とかから1本ずつ配信するのだろうか?」と心配していたと思うのですが、それ以前にバーチャルコンソールが始まらないというオチでした(笑)。


 しかし、未来永劫ずっとこのままNintendo Switchでバーチャルコンソールが始まらないというワケではなく、色んなインタビューでバーチャルコンソールのことは語られているんですね。


【Nintendo Switchカウントダウン特集】世界でいちばん人を巻き込める、いちばんゲーム漬けになれるゲーム機。任天堂のふたりのキーマンに訊く開発秘話(2/3)
ファミ通.comさん)

<以下、引用>
――楽しみにしています。今後、本体のアップデートで、現在発表されている以外の機能が追加されることはあるのでしょうか?

高橋「もちろん、あります。我々が考えているロードマップもありますし、ユーザーさんの声を受けて入れるものもあるかもしれない。そこは、これまでのハードと同じと思っていただければ。」

――アップデートと言えば、バーチャルコンソールの展開も気になりますが……。

高橋「現時点ではまだ確定していないことも多いので、また決まり次第、お話ししたいと思います。もちろん、いろいろ考えていますのでお待ちください。」

</ここまで>
※ 引用者が一部手を加えました


任天堂は今,何を“Switch”しようとしているのか。取締役常務執行役員の高橋伸也氏と,Nintendo Switch総合プロデューサーの小泉歓晃氏に聞く4Gamer.netさん)

<以下、引用>
4Gamer「パッケージで買うか,ダウンロード版を買うかも,プレイヤーが選択できるようにしている,ということでもありますね。
 そういえば,ニンテンドーeショップには対応するんですよね?」

小泉氏「ニンテンドーeショップはNintendo Switchの発売日にアップデートをします。そこでNintendo Switchからのダウンロード購入にも対応させていただきます。」

4Gamer「バーチャルコンソールのタイトルも購入できますか?」

小泉氏「そこについてはまだお伝えできる状態ではないんですが,さまざまなことを“Switch”しようと考えています。

4Gamer「廃止するというわけではないですよね?」

小泉氏「あれだけの資産がありますからね。それをNintendo Switchではどのようにお届けするべきか,現在も検討中です。

4Gamer「これまで,バーチャルコンソールの同一タイトルを異なる機種で遊ぶには,その都度買い直さなければいけないケースもありました。このあたりは改善されるんでしょうか?」

小泉氏「そういったご要望もきちんと届いていますので,そこも含めてさまざまなことを検討しています。」

4Gamer「それでは,バーチャルコンソールという言い方が正しいのか分かりませんが,Wii世代,Wii U世代のゲームをNintendo Switchで遊べるようになる可能性はありますか?」

小泉氏「例えば「マリオカート8 デラックス」のような形はあり得るでしょうね。ただ,WiiもWii Uもそのハード固有の機能がありますから,単純にエミュレートするというわけにはいきません。ちゃんと新しいものとしてお伝えできる形になるのであれば,可能性はあると思います。
 バーチャルコンソール含め,ここでさまざまなものを“Switch”しますので,その伝え方が決まるタイミングまで,もう少しお待ちください。」

</ここまで>
※ 引用者が一部手を加えました

 これらのインタビューはNintendo Switchが発売される前に取られたものでしょうが、その時点でまだ正式決定しておらず、任天堂の中でも「今まさに話し合っている」というカンジでした。
 逆に考えると、その段階でもバーチャルコンソールをどうするかが確定していないということは、Wiiや3DSやWii Uとはちがう方式でバーチャルコンソールを展開することを模索しているように思えるんですね。「同じように展開しよう」と最初から決まっていれば、そんなに話し合うこともなさそうですし。バーチャルコンソールについて訊かれて「さまざまなことを“Switch”しようと考えています。」と答えているというのも、「今までにはない方式を検討している」ように読み取れますしね。




 Nintendo Switch向けオンラインサービス

 任天堂はNintendo Switch向けのオンラインサービスを、2017年秋から正式スタート&そのタイミングで有料化すると発表していました。オンライン対戦やオンライン協力プレイをするためには有料会員になる必要があります。しかし、今までは無料で出来ていた「オンライン対戦やオンライン協力プレイ」を有料にするワケですから、有料会員だけの新たな特典も提供されることになります。

 それが、「スマートフォンで友だちと待ち合わせやボイスチャット」だったり。
 「友だちとオンラインプレイできるようになった懐かしのソフトを月替わりで遊べる」だったりするのです。



 ファミコンやスーファミなどのソフトを、有料会員のみオンライン対応にして1か月好きなだけ遊び放題―――というこのサービスが「バーチャルコンソール」と呼ばれるのかは分かりませんが、今までの「バーチャルコンソール」と被るサービスなのは間違いないですよね。

 例えば、今までの「バーチャルコンソール」は『スーパーマリオブラザーズ』を1本514円で販売していました。
 この新たな「1か月好きなだけ遊び放題サービス」は、指定されたソフトに入っていれば『スーパーマリオブラザーズ』だろうが『レッキングクルー』だろうが『アーバンチャンピオン』だろうが、月額の有料会員費だけで遊べてしまうのです、たぶん。

 これでは「バーチャルコンソール」でたくさんソフトを買っている人ほど、「お得感」のない有料会員サービスになってしまうでしょう。なので、私は「バーチャルコンソール」で過去のソフトを販売する前に、「1か月好きなだけ遊び放題サービス」が始まるんじゃないのか―――言い換えれば、Nintendo Switchのバーチャルコンソールは、この「1か月好きなだけ遊び放題サービス」の後に始まるんじゃないかと「ザ・YOSOU」するのです。


 任天堂アメリカのレジー社長は1月のインタビューでこう言っています。

 Nintendo’s Boss Promises the Switch Won’t Have the NES Classic’s Supply IssuesWIREDさん)

<以下、引用>
―――Nintendo’s online service for Switch will charge a monthly fee and one of the incentives is one free classic game “per month.” Does that mean you lose access to that game after a month?

Reggie Fils-Aime「Correct. It means that essentially you’ve got access to that game for a period of time, and then after the month there’s a new selection. You’ll have the opportunity to buy it, but [after] that month we’ve moved on to another game.

I think it would be helpful maybe to step back. Because I think it’s important there’s an understanding of the bigger vision. The bigger vision is that we are going to provide an overall online service, subscription-based, that not only will capture the multiplayer opportunity, but also the voice chat capability that we’re going to provide through a global app. We think that that’s just as important as access to Virtual Console content.」

</ここまで>
※ 引用者が一部手を加えました

 「1か月好きなだけ遊び放題サービス」で指定されるソフトは毎月変わるのだけど、変わってしまったら「先月まで遊び放題だったソフトを買う」という選択肢も考えているみたいです。



 これまでに出てきた情報を統合していくと……
 私はこんなカンジに「ザ・YOSOU」しています。

・2017年秋 Nintendo Switch向けオンライン有料サービスがスタート
 1か月ごとに昔のゲームが4~5本遊び放題になる
 (例、スーパーマリオブラザーズ、ゼルダの伝説、テニス、ぷよぷよ、PC原人)

→ 翌月また遊び放題のソフトが切り替わる
 (例、アイスクライマー、リンクの冒険、ファイアーエムブレム 紋章の謎、ソニック・ザ・ヘッジホッグ、ボンバーマン'94)
→ 先月遊び放題だったソフトは、以降「購入」することも可能になる
 (例、スーパーマリオブラザーズ、ゼルダの伝説、テニス、ぷよぷよ、PC原人)



 ソフトはテキトーなのを見繕っただけです。
 サードメーカーのソフトや、任天堂機以外のソフトを入れたのは願望です。
 流石に「月1本ずつ」ではなくて「月4~5本ずつ」ペースになってくれると思うのですが、いずれにせよ「遊び放題」でなくなったソフトが「購入できる」ソフトになり、この「購入できる」ソフトが今でいうバーチャルコンソールのようなサービスになるんじゃないかと私はYOSOUします(名称もバーチャルコンソールから別のものに変わるかも)。

 つまり、「Q.Nintendo Switchのバーチャルコンソールはいつ始まるのか」と言うと……「Nintendo Switch向けオンライン有料サービスがスタートした翌月」というのが私のYOSOUなのです。

 だから……今年の11月、12月、来年の1月あたり?



 こういう方向性のYOSOUとなると、「今まで買っていたバーチャルコンソールのソフト」も(優待価格になるかも知れないけど)買い直しになりそうで、その代わりに「遊び放題」対象でなくなったソフトもオンラインプレイが出来るようになる―――けど、その分「毎月追加されるソフト」の数は限定的になるってカンジですかね。

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◇ 余談
 ただ、「オンラインプレイが出来るようになる」と言っても一人用のゲームにはオンラインプレイが出来る恩恵はありませんし、あともう一つ大きな問題としておすそ分けプレイをしたくても「コントローラのボタン数」が足りないんですね。

joikon.jpg

 ジョイコンを分割する「おすそ分けプレイ」の場合、使えるボタンは「アナログスティック」「ABXYに該当する4ボタン」「LRに該当する2ボタン」「スタートボタンに該当する+か-ボタン」です。
 ホームボタンと撮影ボタンはゲームには使えないと思うので除外して考えます。RボタンとZRボタン(もしくはLボタンとZLボタン)も横持ちで持ってもらえれば分かりますが、任意に押すのは難しく「ついウッカリ」握りこんだ時に押してしまいそうな配置なので考えないことにしました。


 では、バーチャルコンソールで再現しようとする過去のゲーム機のボタン数はというと…
 ファミコンは、1コンが「十字キー」「Aボタン・Bボタン」「スタートボタン・セレクトボタン」、2コンが「十字キー」「Aボタン・Bボタン」「マイク」です。
 「十字キー」が「アナログスティック」になるのは仕方ないですし、「スタートボタン・セレクトボタン」は「Lボタン・Rボタン」で代用するとして、「マイク」はどうするか……これも「+ボタン」とかで代用しますか。Nintendo Switchにはマイクがないんでしゃあない。ファミコンはまだマシですね。

 スーファミは、1コンも2コンも一緒です。「十字キー」「Aボタン・Bボタン・Yボタン・Xボタン」「Lボタン・Rボタン」「スタートボタン・セレクトボタン」です。
 そうなんです。ジョイコンって片方だとスーファミのコントローラよりボタンが一つ少ないんです。「セレクトボタン」がないんです。そんなに使わないボタンのように思えるかも知れませんが、『スーパーマリオワールド』のステージから抜ける操作などが出来なくなりますし。セレクトボタンは色んなゲームの裏技にも使われています。

 NINTENDO64は、「3Dスティック」「十字キー」「Aボタン・Bボタン」「Cボタンユニット4つ」「Lボタン・Rボタン・Zボタン」「スタートボタン」……言うまでもなく全然足りませんね(笑)。まぁ、ジョイコンをおすそ分けプレイせずに一人で左右を使えば足りるのは足りるのですが、Nintendo Switch最大の魅力である「ジョイコンを分割してどこでもおすそ分けプレイ」が64のバーチャルコンソールでは出来ないのは残念。

 ゲームキューブは、噂レベルで「Nintendo Switchでゲームキューブのバーチャルコンソールが始まるのでは?」という声もあるのですが、コントローラが「コントロールスティック」「十字キー」「Aボタン・Bボタン・Yボタン・Xボタン」「Cスティック」「Lボタン・Rボタン・Zボタン」「」「スタートボタン」と、こちらもおすそ分けプレイでは全然足りず、じゃあ一人で左右のジョイコンを使えば大丈夫かというと「ゲームキューブのLボタン・Rボタンはアナログ入力」なのでジョイコンじゃ操作に対応できないんですね。


 4Gamerさんのインタビューに「WiiやWii UのソフトはNintendo Switchで遊べる可能性はありますか?」という質問があって、小泉さんは「WiiもWii Uもそのハード固有の機能がありますから,単純にエミュレートするというわけにはいきません。」と答えていました。Nintendo SwitchではWiiリモコンは動きませんし、Wii Uゲームパッドも動きません。しかし、それはWiiやWii Uだけでなく、ゲームキューブや64やスーファミにだって言えることなのです。



 この問題をどうするのか。
 Wiiの時は「バーチャルコンソールのソフトが遊べるクラシックコントローラ」を別売で発売していましたし、Wii Uの時は『スマブラ』のためだけにゲームキューブのコントローラを繋げられる端子を別売りで発売していましたし。それ用のコントローラを発売するか、過去のコントローラをNintendo Switchに接続させるのか。

 もしくは、ソフト側で「ジョイコンのボタン数でも遊べる」ように調整するのか。


 「どうして任天堂はさっさとNintendo Switchのバーチャルコンソールを始めないんだよ」と言うのは簡単なんですけど、実は結構ややこしい問題を抱えていると思うんですね。
 個人的には、バーチャルコンソールこそおすそ分けプレイで遊びたいと思うので、何とかして「ジョイコン横持ち」で遊べるようにしてほしいなぁと思います。だってほら、専用のコントローラを幾つも持ち歩くのなんてかさばるじゃないですか……あの小ささこそがNintendo Switchの武器なワケですし。

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| ゲーム雑記 | 17:57 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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