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やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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月額600円でアニソン聴き放題なサービス「ANiUTa」に入会しました!

 私にとって今年の8月は、LINEノベル用に「1ヶ月で10万文字の小説を書く」月です。
 1日1話ずつ、平均して「4000文字」ずつ書ければ目標到達だと思って始めたのですが……文字数を意識して小説を書いたことがなかったため、2話が「7500文字」、3話が「6900文字」と予定より大幅に文字数オーバーしてる!もちろん文字数が多ければそれだけ書くのに時間がかかるワケで、むっちゃ大変!


 ということで、8月のブログは「更新頻度」はともかく「長文記事」は書けません。
 まぁ、正直「新しいゲームを遊んだり」「新しい漫画を読んだり」という余裕もないので、ブログに書けるネタそのものがあんまりないと思いますしね。



 さてさて。
 漫画やイラストを描く際に、やる気を保たせるために私はいつもラジオを聴いていました。つらいつらいつらいつらい作画作業を、楽しいラジオで緩和して何とか乗り切るのです。

 しかし、小説のような文章を書くのには、ラジオってあんまり向いていないんですね。文章を書きながら言葉を聞いて理解しようとすると、どうしても書いている文章が生きた文章にならなくなっちゃうんです。なので、テンションの上がる元気な歌なんかを聴くことが多いのですが、普段ラジオばっかり聴いていると曲のストックが何年も増えていなかったりするもので……


 よし、月額課金で音楽聴き放題のサービスに加入しようと考えました。
 大変に大変で大変な執筆作業も、何か一つ新しいご褒美があれば乗り越えられるんじゃないかと思いましたんでね。

 それで7月の内に、世にたくさんある「月額課金で音楽聴き放題のサービス」をチェックして比較してどこに入会するか考えているみたいな記事を書こうとしたのですが……「月額課金で音楽聴き放題のサービス」って、入会前にどんな曲がラインナップにあるのか検索したり出来ないんですね。比較記事を書こうとしたら、比較することすら許されなかったという。

 その代わりと言っちゃなんですが、どのサービスにも「無料体験期間」みたいなのがあって。その期間中に退会してしまえば月額料金がかからないのです。「無料体験期間」は各サービスによってまちまちですが、大体1ヶ月間というところが多かったですね。私がそのサービスを使うのは「小説を書く間の1ヶ月間」だけですから、1ヶ月で無事に小説を書き終えれば正真正銘の実質無料ですよ!



 ANiUTa

 ということで、「ラインナップが分からないまま」どれか一つを選ぶのならここかなと―――2017年3月に立ち上がった日本発のアニソン聴き放題サービス「ANiUTa」に入会しました。とりあえずの30日間の無料期間ですけど。


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 ホーム画面はこんなカンジ。
 スマホ向けアプリなので、PCから聴くことは出来ず、契約は端末1台ずつになります。「外ではスマホで聴いて、家ではタブレットで聴こう」みたいなことをしたいなら、2台ともに契約をしなくちゃいけないんですね。海外の超大手資本の会社のサービスと比較すると、どうしても融通が利かないなぁと思ってしまうところはあります。


 最大の魅力は、なんといっても「アニソン特化」なところです。
 Wikipediaによると、アニメ関連の円盤の売上低下に危機感を抱いたレコード会社が共同で立ち上げたサービスなため、初期から参加しているレコード会社の楽曲は相当充実しているのだとか。ランティス、フライングドッグス、ポニーキャニオンなんかは多い印象です。

 逆に、レコード会社自体が参加していないとラインナップには入らないので、ソニー系、キングレコード、日本コロンビアなんかは全然ないみたいです。目当ての声優さんの曲が全然入っていなくてガッカリしたのだけど、それはそういう事情だったのね。そこは今後に期待です、切実に。


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 ランキング上位を見ると「現在放送中の最新アニメ」の楽曲がズラリと並んで壮観です。
 「フルバージョン」ではなく「テレビサイズ」のものも多いのは残念なのだけど、ランキング上位から一気に流す「聴き放題」なら割とこれも楽しい気がします。

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 10位以下のラインナップを見ると、なかなか懐かしいラインナップですね。『メイドラゴン』に『ゾンビランドサガ』に『グリッドマン』に『マクロスΔ』に『ゆるきゃん△』……Δと△がまさかの夢の競演。


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 地味に嬉しいのが、「この曲は○○というアニメのOPですよー」という表記があることです。この曲、聴いたことあるけど何の主題歌だっけーみたいに悩まなくて良いですし、検索する際にもアニメのタイトルから楽曲を逆引きすることも出来ます。


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 歌詞を表示することが出来るのも、嬉しい人が多そうな機能ですね。



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 個人的に超楽しいのが、「他の人が作ったプレイリストを聴ける」機能です。
 この機能自体は「聴き放題サービス」だったらどこでも搭載されている機能だと思うのですが、「ANiUTa」だと流れてくる楽曲がアニメ作品とセットになるので「あぁ!このアニメ観てたなぁ!」とか「この曲、このアニメの曲だったのか!」とか、アニメの思い出や話題とワンセットでプレイリストになっているのがイイのです。

 『グラスリップ』、アニメ自体は「なんじゃこりゃあ」と言いたくなる終盤だったのだけど、オープニングは映像も曲も最高 of 最高だったんですよ。これぞ青春アニメだ!ってカンジでね。



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 ということで、私も「プレイリスト」作ってみましたー。
 その名も「バンドリがカバーした曲」。

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 『バンドリ!ガールズバンドパーティ』は、新旧たくさんのアニソンやボカロ曲をキャラクター達がカバーして歌ってくれるというのが一つの魅力です。『バンドリ!』オリジナル曲は「ANiUTa」でもものすごーくたくさん配信されているのですが(今調べたら134曲も出てきた……同じ曲だけど収録CDがちがうと両方カウントされちゃったりするみたいだけど)、カバー曲のほうは「聴き放題」どころか「ダウンロード販売」すらされておらず「CD販売」以外での提供をしていないんですってね。

 ならば、この際「元の曲」を集めたプレイリストを作ってしまえ!と、調べてまとめてみました。「この曲、あのアニメの主題歌だったのか」というものも結構ありますね。観てたアニメのオープニングをカバーした曲を、「この曲、初めて聴いたけど良い曲だな!」とプレイしていたよ……(笑)。

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 先に書いたように、レコード会社自体が参加していないとどんなに有名な曲でも配信されていません。そういう曲はプレイリストに入れることは出来ないのですが、抜け道として「別の人がカバーしている曲」があって、そちらが配信されている場合はそちらを入れました。
 カバー曲がないから元の曲を集めようとしたプレイリストで、また別の人のカバー曲を入れるというややこしさ(笑)。

 でも、緒方恵美さんがカバーした『残酷な天使のテーゼ』とか、めっちゃ熱くない?
 カバー曲はカバー曲で「この人がこれ歌っていたのか?」という面白さがあります。




 てなカンジで、「自分なりのプレイリスト」を作るだけで時間が消し飛ぶ楽しさです。
 この記事の最初に「時間がない」って書いてなかったっけ?

 小説を書き終えたら退会するつもりなのは変わりませんが、次に小説を書く際にはまた入会したいなと思うくらいには気に入りました。その頃にはソニー系とかキングとかも参加してくれているとイイなぁ。特にソニー系がいないとアニプレのアニメが入らないので、「思い出のアニメでリストを作りたいのにアレとアレとアレがない!」ってなっちゃうんですよねぇ。


 ということで、みなさんにもオススメ。
 「入会する前に○○の曲が入っているか知りたいんですが……」みたいな人は言ってくれれば調べるんで、みんなも入会しよう!



| ひび雑記 | 17:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「一番好きな作品」って質問は困るけど、「オールタイムベスト10」なら楽しく答えられる

 1年半前にこんな記事を書いていました。

 「一番好きな作品」を訊かれ、昔のものを挙げる人と最近のものを挙げる人

 漫画でもアニメでもゲームでも映画でも小説でも音楽でも、何ならエロビデオとかでもイイんですけど……「今までで一番好きな○○は何ですか?」という質問をされた際、恐らく多くの人は「昔好きだったもの」「青春時代に好きだったもの」「そのジャンルにハマるきっかけになったもの」を挙げると思うのですが、私は「つい最近触れたもの」とか「現在進行形で触れているもの」を挙げるという話でした。

 この傾向は今でも変わりません。
 漫画だったら『ステラのまほう』を挙げるし、アニメだったら『荒ぶる季節の乙女どもよ。』を挙げるし、ゲームだったら『Downwell』を挙げます。


 そんな私の意見は誰一人とて賛同されなかったんで、もうこの話題をするのはやめようと思っていたのですが……後にバレンタインのプレゼントでいただいた本に書かれていた「宇宙飛行士」と「天文学者」の話を踏まえると、自分の中で腑に落ちたんですね。合点がいったというか。

 あなたは、「一つのゲーム」を何周もプレイしますか?

 「宇宙飛行士」タイプの私は、星から星へと旅を続けます。
 宇宙にただよう星は2種類、「行ったことのある星」と「これから行く星」だけです。

 今まさに探索しているこの星や、これから行くであろう星に夢中なので……今まで行ったことのある星の中で一番好きな星なんて決める気が起きないんですね。「一番好きな星」が決まっちゃったら、もうそこに住めよって話じゃないですか。「天文学者」タイプの人は「一番好きな星」を決めてひたすらその研究をしたりもするのでしょうが、「宇宙飛行士」タイプの人は「これからもっと好きな星が見つかるにちがいない」と旅を続けているのです。だから、今までの中の一番なんて決めないのです。




 でも、「今まで行ったことのある星の中で好きな星を10コ教えて」って言われたら、喜んで10コを考えようと思います。

 「そこになんの違いもありゃしねぇだろうが!」のコラ画像を貼りたい(笑)。
 でも、私の中では「違うのだ!!」なのです。


 例えば今まで読んだことのある漫画や遊んだことのあるゲームが600本だとして、「600本の中の1位を決めること」と「600本の中から10本選ぶこと」はまったく別のことだと思うんですね。カレーライスとケーキとブラックコーヒーを並べて「どれが一番好きか」を決めることは出来ないけど、「昼食部門」「デザート部門」「朝目覚めたときに飲みたいもの部門」としてそれぞれを選ぶことは出来るのです。




 また、「どんな10本を選ぶのか」を考えると、流石の私も「つい最近触れたもの」や「現在進行形で触れているもの」で10本選ぼうとは思わず、「小学生の頃に好きだったもの」「中学生の頃に好きだったもの」「大人になってからハマったもの」「今ハマっているもの」といったカンジに幅広いものを選んでいくと思います。

 あと、ジャンルとかシリーズとかもなるべく幅広いものから選びたいなと思うんですね。その10本が名刺代わりになるワケですから。


 例えば、「今まで遊んだゲームから好きなのを10本選んで」って言われて

・スーパーマリオブラザーズ
・スーパーマリオブラザーズ2
・スーパーマリオブラザーズ3
・スーパーマリオワールド
・スーパーマリオコレクション
・Newスーパーマリオブラザーズ
・NewスーパーマリオブラザーズWii
・Newスーパーマリオブラザーズ2
・NewスーパーマリオブラザーズU
・NewスーパーマリオブラザーズU デラックス


 って答えられたら、「この人マリオしかゲームやったことないの?」って思っちゃうじゃないですか。確かにマリオは全部面白いけどさ!
 それを避けるため、同一シリーズは「マリオは1~2本」「ゼルダは1~2本」「ドラクエは1~2本」みたいに決めていくと―――厳密には「600本をランキング形式に並べた際の1~10位」とはまたちがう10本になると思うんですね。敢えてインディーゲームを入れようとか、敢えてフリーゲームを入れようとか、10本に何を入れるかでその人の個性が出るのが面白くて。「一番好きな作品」よりも考えるのが楽しいし、訊くのも楽しいと思います。




 ということで、名刺代わりに「私のオールタイムベスト10」を書いておこうと思います。
 もちろん現時点での10本なので、来年どころか来月にも変わる可能性はあります。「10本に入るような作品」に出会いたくて現時点でも星をめぐっているワケですからね。また、10本並べますけど、一番上の位置に書かれているものが1位みたいなことではないです。



【私の漫画オールタイムベスト10】
・『機動戦士クロスボーン・ガンダム』
・『夕凪の街 桜の国』
・『ステラのまほう』
・『ワールドトリガー』
・『SLAM DUNK』
・『かぐや様は告らせたい』
・『死刑囚042』
・『きれいなあのこ』
・『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS U149』
・『火の鳥』


 「この10本が名刺代わりになる」ことを考えると、自分を象徴する作品をまずは出そうと『クロスボーンガンダム』と『夕凪の街 桜の国』をチョイス。野球のオーダーも、4番バッターよりも1番バッター&2番バッターを誰にするのかで監督の色が出るって言いますもんね。
 次に、唯一の4コマ漫画枠で『ステラのまほう』を持ってきました。4コマ漫画は『けいおん highschool』とか『ひとりぼっちの○○生活』とか好きな作品がたくさんあるんですけど、今一番好きな漫画に挙げるくらいなので『ステラのまほう』は外せないなと。「萌え4コマに擬態した激熱青春群像劇」ですからね!

 『ステラ』同様、連載中の作品は「今後どう展開していくのか」で評価がガラッと変わっちゃうので選ぶの怖いんですけど、ジャンプのバトル漫画枠は『ワールドトリガー』にしました。『ドラゴンボール』も『ジョジョの奇妙な冒険』も『ダイの大冒険』も『ハンター×ハンター』も大好きだけど、ジャンプのバトル漫画ばっかになってもアレなんで今回は『ワールドトリガー』のみで。
 スポーツ漫画は別腹でイイよね?と、これまたジャンプ作品だけど『SLAM DUNK』をスポーツ漫画枠にしました。「好きなスポーツ漫画」は世代がバレるんですよね(笑)。ある世代によっては『ドカベン』だったり『キャプテン』だったり『キャプテン翼』だったりするものが、自分には『SLAM DUNK』なんだろうなと。

 『かぐや様』はアニメ2期があることを期待してアニメ1期でやったらへんまでしか読んでいないんですけど、ラブコメ枠を考えると唯一と言ってイイ「自分がハマったラブコメ漫画」なんで入れないワケにはいきません。『ワールドトリガー』もそうでしたけど、初めて読んだとき「新しい時代の漫画が出てきた!」って思いましたもんね。そしたら、アニメが80~90年代風でしたが(笑)。
 『死刑囚042』はリアルタイムで読んでいてボロボロ泣きながら読んだ漫画なんですが、年齢を重ねて読み返したら「そんなでもなかったな」となってしまうのが怖くて本棚にしまったまま読み返せられない作品です。「一番好きな作品」だとそういう作品を入れるのは怖いのだけど、「オールタイムベスト10」ならアリかなと入れました。

 「自分の名刺代わりになる10本」なら百合漫画は1つは入れたいと考え、『きれいなあのこ』をチョイス。ビックリしたことにブログで話題にしたことなかったのねこれ(検索しても出てこない)。一見すると短編集なんだけど、それぞれの話が「かつてあったアイドルグループ」にまつわる話で、群像劇っぽくも読めるところがお気に入り。「コミックス1冊でキレイに完結している作品」としても、『夕凪の街 桜の国』とともに選びたい1本でした。
 『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS U149』は「かわいい」枠。4コマ部門を「ただのかわいい漫画」ではない『ステラのまほう』にしちゃったので、非4コマ漫画で女のコがかわいい漫画を考えてこの作品にしました。『アイドルマスターシンデレラガールズ』の小学生キャラだけを集めた部署の話で、とにかく絵がかわいい!単に原作を再現できているだけじゃない、漫画としてのプラスアルファのかわいさがあるのです。

 んで、最後にこれを出されたら誰も異論を唱えられない歴史的名作『火の鳥』を挙げてフィニッシュ。



【私のアニメオールタイムベスト10】
・『聖戦士ダンバイン』
・『ゆるキャン△』
・『SHIROBAKO』
・『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』
・『プラネテス』
・『氷菓』
・『ガールズ&パンツァー』
・『荒ぶる季節の乙女どもよ。』
・『四畳半神話大系』
・『てさぐれ!部活もの』


 開幕は『ダンバイン』。
 富野監督の作品では『ガンダム』も『イデオン』ももちろん大好きなのだけど、ガンダム枠は後に『0080』を入れるし、壮絶さとエンタメのバランスが一番好みな『ダンバイン』を選びました。

 きららアニメ枠は迷わず『ゆるキャン△』をチョイス。私のきららアニメ歴は『けいおん!』でハマったところから始まり、『かなめも』も『きんモザ』も『ごちうさ』も『ハナヤマタ』も『がっこうぐらし』も『スロウスタート』も『こみっくがーるず』も大好きなのだけど、どうしても『けいおん!』と比較してしまうところがあったところ。『ゆるキャン△』は、『けいおん!』と同じ方向性ながら新しい境地を見せてくれた作品としてようやく『けいおん!』と比べてしまう呪いから解放してくれた作品でした。

 大好きなP.A.Works作品も、好きな作品はたくさんあるけど『SHIROBAKO』に。
 ガンダム枠も迷わず『0080』を選びました。『SHIROBAKO』と『0080』は、咄嗟に涙を流さないと地球が滅亡する事態になったらこの二作品を思い出すであろうくらい、「思い出しただけで泣ける」作品です。唐突すぎるQだよ!

 シリアスな作品が流行ったゼロ年代前半からは『プラネテス』をチョイスしました。主人公をどんどん追い詰める脚本は半ばテンプレ化してしまい、サンライズ作品は特にどの作品も終盤似たような展開ばかりになってしまって、何なら2010年代になっても『ラブライブ!』の1作目にもそれを感じるのだけど……その初期作品の『プラネテス』は今観ても色あせない圧倒的なパワーがあります。

 アニメの歴史を語る上では欠かせない京アニ作品からは悩んだ末に『氷菓』にしました。
 シリアスな作品が流行ったゼロ年代前半から一転、ゼロ年代後半は「オマエが退屈だと言った日常はこんなにも刺激的で愉快なものにあふれてるんだぞ!」と描いた『涼宮ハルヒの憂鬱』に始まり、『らき☆すた』、『けいおん!』と日常の楽しさを描いていったのが京アニでした。その中から1本を選ぶとなると悩むのですが、「日常を描く京アニ作品」の集大成として『氷菓』を選ぶことに。ストーリーもそうですが、キャスティングも「それまでの京アニ作品のメインキャスト」がチョイ役で出ていたりなどのオールスター感がありますし。

 んで、2010年代になると「日常を守るために戦う女のコ達」のアニメがトレンドになっていって、『とある科学の超電磁砲』も『魔法少女まどか☆マギカ』も『ラブライブ!』も『けものフレンズ』もざっくりこの系統だと思うのですが……その中から1本を選ぶなら『ガールズ&パンツァー』にしました。富野監督作品は1作に絞ったのに、水島努監督作品は2作入れるんかいというのはあるんですけど(笑)。

 このメンツの中に「現在放送中の作品」を入れるのは、今後どうなるのかという不安もあるんですけど―――『荒ぶる季節の乙女どもよ。』は3話まで観た上で、オールタイムベスト級だなと思ったので迷った末に入れました。
 最後までどっちを入れるか悩んだんですけど、『宇宙よりも遠い場所』に割と近い作品だと思うんですね。主人公の髪型が似ているとかじゃなくて、「はぐれものの女のコ達が世間の荒波に抗うアニメ」という意味で。実は『ハナヤマタ』とか『がっこうぐらし!』とかもそうだったと今なら思うのですが。

 ノイタミナ枠の中から1本という狙いと、毛色のちがう作品を入れたいという狙いで、9本目には『四畳半神話大系』を入れました。
 そして、最後は『てさぐれ』。『火の鳥』とは別の意味で、文句を言いづらい作品をラストにチョイスしました。でも、この作品は後のVtuberブームなんかに通じる作品だとも思うんですよねぇ。


 テレビアニメだけじゃなくて劇場版アニメとか、海外のCGアニメとかも入れようかと悩んだのですが……この10本に匹敵するくらいハマった作品はなかったので、「劇場版アニメが1本も入っていない」のも私の名刺代わりになるかなと思いました。
 音楽アニメが1本も入っていないのは自分でも意外だけど、突き詰めて自分の好みを振り返ってみると、私は音楽にあんま興味ないのかも……演奏シーンとか割と退屈に観てるし。



【私のゲームオールタイムベスト10】
・『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』
・『トガビトノセンリツ』
・『オクトパストラベラー』
・『ルーンファクトリー3』
・『ダウンタウン熱血物語』
・『ファイアーエムブレム 紋章の謎』
・『ラビラビ外伝 Witch's Cat』
・『Wii Sports』
・『いつの間に交換日記』
・『バンドリ!ガールズバンドパーティ』


 ゲームの場合は他のメディアとちがって「体験する」要素が強いので、どうしても「そのシリーズで初めて遊んだもの」「そのジャンルにハマるきっかけになったもの」が印象深くなりますね。
 ということで、ゼルダシリーズの中では「私が初めて遊んだゼルダ」神々のトライフォースを選びました。このゲームを遊んだ当時は「こんなゲームが世の中にはあるのか!」と思いました。立て看板を読むだけじゃなく、引っこ抜いて敵にぶつけることが出来るとか。草を刈れるとか。ゲームの中の世界が現実にあるかのようの感覚がありました。

 ノベルゲームというかアドベンチャーゲーム枠からはケムコの『トガビトノセンリツ』をチョイス。ストーリーを追うだけのゲームでも、ちゃんと「ゲームでしか出来ない体験」が味わえるんだと教えてくれた作品です。たまちゃん、ノベルゲームでもゲームならではの体験が作れるんだよ!
 コマンドバトルRPG枠は、『ファイナルファンタジーV』とか『MOTHER2』といったスーファミ時代の名作達を抑えて『オクトパストラベラー』を選びました。スーファミ時代のRPGをリスペクトしつつも、今の時代に合った自由度だったりバトルシステムを追求した「最新のコマンドRPG」というスタイルが素敵でした。クソ強い裏ボス戦も、今となっては良い思い出ですねー。

 4番バッターの位置には『ルーンファクトリー』を。
 私は『3』しかやっていないんですけど、「楽しすぎて生活に支障が出るレベルなので新作を買うのをためらう」という決断をしたほどでした。でも、『5』は買うか検討中。同性婚が出来るようになってたらイイな!

 アクションゲーム枠は今現在プレイ中の『Downwell』とどっちにしようか最後まで悩んだのですが、このラインナップに入れるなら「私の原点」を入れたいなと思って『ダウンタウン熱血物語』にしました。このゲームの好きなところは、「公園」とか「学校」みたいな私達の身近な生活空間が冒険の舞台になっているところです。『River City Girls』も楽しみ!
 シミュレーション枠は『ファイアーエムブレム 紋章の謎』。というか、このゲームのせいで以後SRPGをプレイしてもこのゲームと比較してしまってそこそこしか楽しめなくなったという罪なゲームです。ファミコン版のリメイクの第1部と、新作の第2部が収録されていて、同じキャラが数年後には全然別の立場になっているところに壮大な世界を感じたものです。

 大好きなアクションパズル枠は、『ラビ×ラビ』シリーズから敢えて外伝を選びました。
 アクションパズルはどうしたってマンネリとネタ詰まりになっていくものなのですが、主人公キャラを変えた外伝は本編では出来ないような多彩なアクションで、こんなの無理やでというステージを突破していくのがとても楽しかったのです。

 スポーツゲーム枠というかパーティゲーム枠では『Wii Sports』が外せませんでした。本当の意味で「年齢」「性別」「ゲーム経験の有無」を問わないゲームで、ゲームを普段遊ばないような家族や友達とも大はしゃぎで遊んだものです。続編は大ボリュームでやりこみ要素満載になっていっちゃうのだけど、私くらいのへっぽこゲーマーには1作目くらいでちょうど良かったです。
 そして、「自分の名刺代わりになる10本」ならば外せないのが『いつの間に交換日記』です。感圧式のタッチパネルといつの間に通信を活かしたソフトで、当時は毎日イラスト付きの日記を書いていましたね。なんかまぁ色々あって配信終了になった後、『イラスト交換日記』として復活したのですが……復活したことすら今日の今日まで忘れていました!3DS久々に起動してみようかな。

 そして、ラストは唯一ゲーム機で出ていないゲーム『バンドリ!ガールズバンドパーティ』を選びました。理由は「百合ゲー」枠です。女のコ同士の様々な関係性を描き、プレイヤーの分身となる主人公(?)は後日「こんなことがあったんですよ~」と道端でノロケ話を聞かされるだけなのが最高!俺は、女のコ同士がイチャイチャしている部屋の壁になりたいを実現してくれるゲームだ!


 ということで、10本を考えたら任天堂ハードに寄ってしまった上に、『マリオ』も『ドラクエ』も『FF』も入らない、海外産のゲームも1本も入らないラインナップになってしまいました。対戦ゲームが『Wii Sports』だけで、ほぼ1人用ゲームというのも私を象徴する10本らしいですね。『スマブラ』も『Splatoon』も悩んだんですけど、アレらは「楽しい」と「つらい」が交互にやってくるようなゲームですからね……


         

  
  
  


        

| ひび雑記 | 17:51 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

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「知っている役者さん」が出ていること、嬉しいですか?

 色んなことに合点がいった話。


 人間って、基本的には「知っていること」から「興味」を広げていくものだと思うんですね。
 
 例えば「スポーツ中継」とかも、どちらのチームの選手も一人も知らないとなると「日本代表」の試合であっても観る気が起きないけれど、一人でも知っている選手がいるならちょっと観てみようかなと思うもので……なので、スポーツニュースなんかでも「スター選手」を作り出そうとするし、サッカー日本代表の試合中継とかでも右上に「香川・長友出場中」みたいに比較的有名な選手が出ていることをずっと表示するのでしょう。

 「知っている」と「知らない」のでは天と地ほどの差があって、どんな人だって「まったく知らない」ものにはなかなか手を出せないものだと思うんです。
 『ドラゴンクエスト』の新作が発売されたら「ドラゴンクエスト!知っている!買ってみようかな」と思ってもらえるけど、『ぺちょまにゃーがりゃぐにょにょ』という聞いたこともないタイトルの新作が発売しても「全然聞いたことない!面白そう!」とは思ってもらえないですよね。
 でも、ゲームに詳しい人になれば、「タイトル」だけじゃなくて「メーカー」とか「開発会社」とか「開発者」とかまでチェックするので、実はその『ぺちょまにゃーがりゃぐにょにょ』は昔『ドラゴンクエスト』を開発した人の新作らしいぞみたいなことを突き止めて興味を持ったりしますが、それも「知っているもの」から興味をつなげているだけですからね。(※1)
 インディーゲームとかだと、開発者は全然関係がないのだけど「ロックマンに影響を受けている」とか「MOTHERに影響を受けている」みたいにリスクペクト先を明らかにすることで「自分の知っているものに近いものだ」と思ってもらおうとしたりしますね。

(※1:一応言っておきますけど、実在しないゲームを喩えとしてでっち上げただけですからね)


 引用したツイートで話されていたことは「洋画の吹き替え」のことだと思うんですが、「アニメの吹き替え」にしても同じようなことはよく話題になります。

 「『君の名は。』の監督の最新作だよ」と言われたら、『君の名は。』を観た人には「知っている!」→「興味がある!」と思ってもらえるけど、(その人にとって)全く聞いたことのない監督の最新作と言われても「知らない」し、「興味がない」となってしまうと思うんですね。
 そこで、アニメに詳しい人が「この監督は知っている」「この作画監督は知っている」「この脚本家は知っている」「この声優さんは知っている」と言っても意味がないのです。アニメに詳しくない人にとっては『ぺちょまにゃーがりゃぐにょにょ』と一緒なんです。だから、「バラエティ番組とかでおなじみのあの人が出ていますよ」で「その人なら知っている!」→「興味が出てきた!」としたいのでしょう。そして、実際にそれで観に行く層が一定の数はいる……


 要は「知っているもの」の分野と広さがちがうだけだと思うんですね。
 アニメファンだって「知っている声優さんが出ているから観る」とか「あの監督の過去作は観たことあるから今作も観よう」みたいなカンジで「知っているもの」から興味をつなげているだけで、アニメファンもアニメに詳しくない人も「知っているものから興味を持つ」のは一緒だと思います。




 ということを前提にして、ここからが私の話なんですが……
 私、「知っている役者さんが出ているか」どうかってあまり気にしないんですよ。むしろ「知らない役者さん」の方が嬉しいときまであります。これは「アニメ」でも「実写」でもそうです。

 「実写」の映画の方がイメージしやすいでしょうから、「実写」で説明しましょうか。
 他の映画とかでもよく見かける俳優さんとか、バラエティ番組でよく知った顔が出てくると、もうその映画は「作りもの」だと私は思ってしまうんですね。だって、この人の職業は本当は警察官じゃないじゃんとか、この人ホントは死んでないじゃんとか、この人プライベートでは○○さんと結婚して幸せな家庭を築いているのに映画の中で「俺は不幸だ」みたいに言われても困るわとか思ってしまうのです。

 逆に言うと、例えば『カメラを止めるな!』みたいに全然知らない役者さんばかりだと、「役」と「役者」の境界線があいまいになって没入度が増していきます。怖い役の人は本当に怖く見えるし、情けない役の人は本当に情けなく見えてきます。


 とは言え、この記事の冒頭に書いたように「人間は知っているものにしか興味を持たない」ものなので、興行的なことを考えたら有名な役者さんをズラリと並べた方がイイというのは分かります。「全然知らない役者さんばかり」で映画を撮り続けるのは難しいですよね。
 なので、私は日本の映画を観るのは程々にして、「昔の映画」とか「外国の映画」とかをキャストを知らずに観て、「全然知らない役者さんばかりだ!」「本当に悪い人にしか見えない!怖い!」と没入度を楽しんだりするという。これはまぁ、私は特に外国人の顔を覚えられないというのも大きいのですが(あと、没入度が高い=楽しいというワケでもないんですけどね)


 んで、アニメの声優さんについてもそうで―――
 私は「知っている声優さんが出ている」ことをあまりプラスに捉えられないんですね。もちろん「好きな声」とか「好きな演技」とかで好きな声優さんがいないことはないんですが、好きな声優さんが出ていると「キャラクター」というよりも「声優さん」の方に気が取られて、「この人、本当にこういう演技が上手いなー」とか「こういう声も出せるようになったのか!」みたいに“演技”として見ちゃうんですね。

 だから、芸能人の吹き替えとかも「演技の上手い/下手」以前の問題で……
 「キムタクが声優初挑戦!」みたいな作品に対して、感想が「キムタクの演技、思ったほど悪くなかった」みたいになっちゃうの、何その授業参観みたいな感想って思っちゃうんですよ。“演技”として見ちゃった時点で、もうその映画は「作りもの」じゃん!


 ということは、私の理想的なアニメの楽しみ方は「キャストを全く知らずに観る」で、観終わった後にEDクレジットで「えー、あの人って○○さんがやっていたんだ!気付かなかった―」と確認するのがイイんでしょうけど、キャストの情報は真っ先に入ってきちゃうのでなかなか「知らずに観る」ってのは難しいんですよね……


 「知っている役者さん」が出ていること、みなさんは嬉しいですか?


| ひび雑記 | 17:56 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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大人になって鈍感になる舌と、敏感になってしまった感情

 漫画『甘々と稲妻』にこういうシーンがあります。

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<画像は漫画『甘々と稲妻』2巻その6「きらいな野菜とコロコログラタン」より引用>

 この漫画は、男手一つで幼稚園児の娘を育てている父親が、娘のために今までしてこなかった料理に取り組んでいく作品で―――「娘はどうしてピーマンを嫌いなのだろう」と相談した際に出てきた会話です。小鳥ちゃん曰く「子供の舌が敏感だから」とのこと。


 この話、私にとって天地がひっくり返るくらいの衝撃だったのです。
 子供の頃は「コーヒーにはたっぷり砂糖を入れなければ飲めない」くらい苦いものが苦手だったり、わさびが苦手だったり、カレーは甘口じゃないと食べられなかったり、強烈な「苦さ」や「からさ」が苦手だったじゃないですか。そういうことを「舌がお子ちゃまだ」と、未成熟なものかのように言っていて。

 大人になって苦いものが食べられるようになったり、からい物が食べられるようになったりすると、「これは大人の味だ」とあたかも自分が成長したかのように言い出すこともあって。


 でも、実際は年をとって舌が鈍感になって「苦さ」や「からさ」を感じづらくなったから食べられるようになっただけで、克服したワケでも成長したワケでもなかったのか!むしろ老化というか、退化しただけだったのかと驚いたのです。
 この話は「漫画の中だけで語られている俗説」ではなくて、「子供の舌 敏感」とかでネット検索してみると山のように解説記事が出てくるので、ある程度信ぴょう性のある話なんでしょう。「コーヒーに砂糖を入れて飲むのはダセエ」と言われて、必死にこらえてブラックコーヒーを飲めるようにがんばった日々は何だったのだ(むしろ、その努力で舌がバカになった結果が今と言える)。




 さて、この話……
 漫画でもアニメでも小説でも映画でも、「作品」を楽しむ際にも言えることだと思うんですね。

 分かりやすい例を出すと、「年を取ると涙腺が緩くなる」が挙げられます。
 オッサンになってくると些細なことでも泣けるようになるのだけど、これは「人生経験を重ねた」ことと「想像力が鍛えられた」ことによって、相手だったりキャラだったりの気持ちがより分かるようになって「つらさ」や「嬉しさ」が2倍・3倍も伝わるようになるからだって言われています。「大人になると舌が鈍感になる」の逆パターンで、「大人になると感情移入が敏感になる」とでも言いますかね。

 「泣ける作品で泣けるようになる」だけなら別に構わないと思うのですが、「つらい作品はよりつらく感じるようになる」こともあるので……大人になったら「つらいストーリー展開をしていく作品」に耐えられなくなって、『ごちうさ』とか『ゆるキャン△』みたいな平和な世界の作品しか観られなくなるのは、こういう原理だと思うんですね。


 逆に言えば、碌な人生経験を積まず、想像力もない人だったら、年齢を重ねたところで特にその辺の感性が敏感になることもないので……「舌がバカになっている私の味覚」のように、より刺激的に「味の濃いもの!味の濃いものが正義だ!」とジャンクフードのような作品をいつまでも求め続けるということかな……?

 「ジャンクフードのような作品」が、どの辺の作品のことを指すのかはみなさんのご想像にお任せしますが。




 突然なんでこんな話を書きたくなったかというと、私ここ数年「本棚にしまってあった本を自炊(スキャン)して読み返している」のですが……先週、十数年ぶりに『サユリ1号』という漫画を読み返して、昔に読んだとき以上に打ちのめされてしまったのです。

sayuri1gou.jpg
<画像は漫画『サユリ1号』2巻1話「祭りの夜7」より引用>

 この漫画は2002年~2003年にビッグコミックスピリッツで連載されていた村上かつら先生の作品で、リアルタイムに読んだというよりは完結してからしばらく経ってからこの作者の別の短編にハマって遡って集めたくらいだったので、当時は「たくさんある面白い作品の一つ」くらいに思っていました。

 内容を簡単に説明すると……大学3年生の主人公の頭の中には、子供の頃から「妄想でするオナニーの相手」としてサユリという理想の女性がずっといたのだけど、彼が部長を務めるサークルの後輩に「サユリそっくりの顔をした」コが入ってきて―――から始まる壮絶な話です。
 このあらすじだけ読んで「男の願望を形にした都合のイイ漫画かな」なんて思った人がいるかも知れませんが、そんなもの木っ端みじんに打ち砕く展開の連続です。みんなが心のどこかに抱えているけど、決して他人には見せないものが、次から次へと暴かれていくみたいな作品で―――紹介しておいてアレなんですけど、心の弱い人は読まない方がイイと言いたくなる作品です。


 でも、昔に読んだときはそこまで壮絶に思わなかったんですね。
 大体のストーリーは覚えていたし、最後こうなるということも覚えていたのだけど、読んでて「こんなすごい作品だったっけ!?」と心がグラグラしてきました。
 昔好きだった漫画を読み返すのって、「ストーリーを覚えている」分だけあまり楽しめないことが多いし、好みも変わるから「どうして昔の俺はこんなものに夢中になっていたんだ」と思うことも多いのですが……この作品は、逆に「どうして昔の俺はこの作品を落ち着いて読んでいられたんだ!?」と思ってしまったくらいです。


 多分これが、「年を取って舌が敏感になった」ことだと思うんですね。

 昔の自分にとってフィクションの中で起こっていることは他人事で、キャラが苦悩しているのも「自分ではない誰か」が苦悩しているものだったのですが……今の自分は、苦しんでいるキャラがいるとついつい「これは俺だ」と思って読んでしまうのです。
 いや、まぁ冷静になるとこの主人公は俺より全然モテてるんだから、「よく考えるとちっとも共感できねーぞ」とも思うのですが(笑)。自分とは全然ちがう境遇のキャラの気持ちになりきれてしまうことが、昔より多くなったのかなと思うのです。特に『サユリ1号』の場合は、主人公よりも悲惨な末路に進むキャラも少なくないですし、その辺がダメージになったのかも。




 人間、長く生きていれば好みは変わるし、考え方も変わるものです。
 「子供の頃に比べて舌がバカになった」と先ほどは書きましたが、おかげさまでコーヒーを飲めるようになったし、ピーマンも大好きになったし、辛口のカレーもキムチもわさびも喜んで食べるようになりました。「昔の自分」と「今の自分」、好みが変化していくことで「昔は美味しいと思わなかったものを美味しいと思えるようになった」のならそれはイイことだと思うんですね。その逆に、「昔は美味しいと思っていたものを美味しいと思えなくなった」としても。

 同じように、年を取って感情が敏感になってしまったことで「楽しめるようになった作品」「楽しめなくなった作品」があることも、長い人生を俯瞰的に見れば悪くないことだと思うのです。十数年前の自分には『サユリ1号』の本当の凄さは分からなかったので、それが分かるようになった今読んでみて良かったと思います。その分だけ、心に深くダメージを喰らいましたけど(笑)。


 逆に考えると、「今の自分が楽しめないもの」も十数年経てば楽しめるようになるってこともあるのかも知れませんし、自分が十数年前に通過したようなものを若者が楽しんでいるのを見て「あんなものを楽しんでいるのか」なんて言っちゃいけないよななんて思いました。


 

| ひび雑記 | 17:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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『タッチ』、知っていますか?

 「知ってて当然」という話じゃなくて、「知ってて当然、だと思っていた自分にビックリ」という話ね。





 『タッチ』という作品は、1981年~1986年に少年サンデーにて連載されていたあだち充先生の大ヒット作です。甲子園を目指す「高校野球漫画」と、幼馴染との三角関係を描く「ラブコメ漫画」を融合させたような作品なため、野球にあまり興味のない女の子とかでも好きな人が多かったそうです。『金魚屋古書店』に、好きな女の子に『タッチ』の単行本を1巻ずつ貸す話があって、すごい好きだったなぁ。




 テレビアニメは1985年~1987年にフジテレビ系列で放送、昔はゴールデンタイム(19時~)にアニメが放送されていたこともあって、Wikipediaによると視聴率は常時20%越えは当たり前、30%を超えたこともある人気番組だったそうです。
 テレビアニメ放送期間に合わせて劇場版アニメが3本作られ、その後は放送局を変えて再放送されることも多く(自分の印象では日テレのアニメだった)、その再放送に合わせてなのか1998年と2001年に日本テレビ系列の金曜ロードショーの枠で「原作のその後」を描くオリジナルアニメも放送されました(あだち先生は制作にはノータッチなので、原作とはパラレルワールド的な話なんでしょうけど)





 んで、そんな『タッチ』から30年が経ち―――
 『タッチ』の30年後を舞台にした漫画『MIX』が2012年からゲッサンで始まります。
 『タッチ』の時代には強かった明青学園の野球部が、30年経ってすっかり落ちぶれてしまったため、古豪復活を目指していく話だそうです。今のところ『タッチ』の主人公達の30年後が描かれているワケではないみたいですね(浅倉南の30年後は、あまり見たくないと思ってしまう自分がいる……)




 そして、この4月から『MIX』も読売テレビ・日本テレビ系列でテレビアニメ化されます。

 私は新しいアニメが始まる前に、そのシーズンに始まる全作品を紹介する記事を書いて、その記事を元にアレコレ語る生配信をしているので、『MIX』のことももちろん紹介したのですが……「(『MIX』の元ネタである)『タッチ』のことはみんな知っているだろうから説明しなくてイイよね」と言ったところ、視聴者の誰一人『タッチ』を読んだことも観たこともなかったのです。

 「え~~、『タッチ』も知らないでやんすか~~」と煽るつもりは毛頭なかったんですが、まさか「自分以外誰も知らない」だなんて思わなかったので、知らない人に対して失礼なリアクションになっちゃって申し訳ないなと反省しています。どんなにメジャーなものでも知らない人はいるだろうからちゃんと説明するがコンセプトのブログなんだから、その覚悟は持っていなければならなかったですね。
 ただ、私の中では『タッチ』を説明するのって「『スーパーマリオブラザーズ』ってヒゲのオッサンが右に進むゲームがあって……」と説明するくらいのイメージで、「それくらい知ってるわボケエ!」と言われそうだなと思っていたんですよ。



 どうして私が「『タッチ』くらいみんな知っているよね」と思っていたかというと、流石に全員がリアルタイム世代だと思っていたワケではなくて、ずっと再放送でやっているイメージだったんですね。特に夏休みの時期には再放送が延々とループしているので、野球に興味のない小中高生もついつい観ちゃって知っていると思っていました。
 あと、最近もそういう番組があるのかは知りませんが「みんなが選ぶアニメの名場面50!」みたいな番組をやると、大抵『タッチ』のあのシーンとあのシーンが入って、実際にはアニメ観ていない人でも「最後どうなるのか」は知っちゃっているイメージがありました。私も『フランダースの犬』は最後のシーンしか知らない。トンデモないネタバレだよね、あれ……



 しかし、調べてみると『タッチ』が夏休みに再放送されていた時期ってそんなに長くないんですってね。

 何を観ていたかで年代バレ!「夏休み子供スペシャル」の変遷を振り返るしらべえより)

 この記事によると夏休みの午前中に『タッチ』の再放送がされていたのは1993年と1994年、2002年、2005年だけみたいです。マジで?「毎年やっている」くらいのイメージでしたが、4年間だけだったの?
 Wikipediaだとまたちがう情報が書かれていて、「1996年前後」「2002~2005年」とのことで微妙にズレてはいるけど、比較的近い時期ではありますね。「最後に再放送されたのは14年前」なのは衝撃的な情報だわ……


 いずれにせよこの時期に(夏休みのある)子供時代を過ごしていなければ再放送を観ていないだろうから、「夏休みに『タッチ』の再放送を観ていた」というのは割とピンポイントの世代だけの現象なんですね。しかも、もちろんこの再放送枠というのは関東ローカルの枠でしょうから、地域によってはまたちがう番組をやっていたでしょうし、そもそも野球に興味がないから観なかったという人も多いでしょうし。

 自分にとっての「知ってて当然」が、ちっとも当然ではないことを改めて思い知ったのです。



 そうすると、今の時点でもなお自分が「みんな知ってるよね?」と思っているものも、実は誰にも知られていないってこともあるのかなぁって思いますねぇ。
 例えばさっき例に出した『スーパーマリオブラザーズ』も、このブログを読んでいる人の誰も知らないんじゃないかと心配になってきました。『スーパーマリオブラザーズ』というゲームは、まず1980年にニンテンドーオブアメリカという会社が出来て、『レーダースコープ』というアーケードゲームをアメリカに輸出したら大失敗して、大量に余った基盤で何かを作れないのかということで当時まだゲームデザインをしたことのない宮本茂さんが『ドンキーコング』という大ヒット作を作って、その主人公マリオは色んなゲームに出演するようになって、「対戦タイプのゲームを作ろう」という企画で『マリオブラザーズ』が生まれて、その『マリオブラザーズ』のファミコン版が長く売れていたことで「やっぱりマリオのゲームは人気なんだな」とファミコンROMカセット最後のゲームのつもりで開発していた横スクロールアクションゲームの主人公にマリオが抜擢された―――ということも、「知ってて当然」じゃなくて「知らない人もいる」かも知れませんよね!!



 では、どの辺りなら「みんな知ってるよね?」と言って良いラインなのか。

 『ドラえもん』は「みんな知ってる」でOK?
 『ルパン三世』はちょっと微妙?
 『浦島太郎』でも、ひょっとして「みんなは知らない」?
 「椅子」ももしや「知らない人がいる」?その人は人生の半分くらい損していますよ!
 「米」はみなさん知っています?美味しいですよ!
 「りんご」は?もちろん知っています?
 じゃあ、「アップルパンチ外崎修汰」も知っていますよね?内外野が守れて走攻守の三拍子が揃ったイイ選手ですよ!万が一知らなかったという人がいたら覚えて帰ってくださいね!


| ひび雑記 | 17:49 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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「令和○年=西暦×年」を簡単に導きだす方法

 新元号が「令和」と発表されましたね。

 さて、元号が変わると発表された時から私が気になったのは、「2019年が新元号1年となると計算が大変そうだなー」ということでした。
 例えば「2021年が新元号1年」とかだったら計算は楽だったのでしょうが、「2019年が新元号1年」だったら咄嗟に「2034年は新元号で何年だっけ?」とか聞かれても答えられる自信がありません。「2018を引けばイイんだよ。簡単じゃん?」とか言ってくる人は、金輪際もう私に話しかけてこなくて結構です!暗算できるか、んなもん!

 平成の時は、例えば2000年が平成12年だったこともあって……「午後4時=16時」ということは時計を読める年齢以降の子供なら誰でも分かるように、2004年が平成16年だなといったことは瞬時に導き出せたので。それと似たような「簡単に導き出す方法」が令和にもないものかと考えてみました。


・令和元年=2019年
・令和2年=2020年
・令和3年=2021年
・令和4年=2022年
・令和5年=2023年
・令和6年=2024年
・令和7年=2025年
・令和8年=2026年
・令和9年=2027年
・令和10年=2028年
・令和11年=2029年


 まずは「令和11年まで」。
 令和元年は置いといて、令和2年以降は面白い法則があって……「西暦の下2桁の数字を足すと、令和の年になる」んですね。例えば2023年の場合、「23年」の「2+3」で「令和5年」となるのです。
 逆に令和から西暦を導き出すのは、2020年代の間は「2を引けば」OK。令和5年だったら、5から2を引いて3で2023年ということですね。ここまでは分かりやすいです。


・令和12年=2030年
・令和13年=2031年
・令和14年=2032年
・令和15年=2033年
・令和16年=2034年
・令和17年=2035年
・令和18年=2036年
・令和19年=2037年


 厄介なのはここから。
 しかし、「咄嗟に分からなくなる」のは2桁になってからだと思うので、「簡単に導き出す方法」が必要なのもここからなんですよね。

 2020年代の「西暦の下2桁の数字を足すと、令和の年になる」が分かっていれば、要はそこから十の位が1つ増えただけなので、「西暦の下2桁の数字を足すと、令和の2桁の合計になる」のは一緒と導き出すことが出来ます。
 例えば、2037年の場合……下2桁は「37」なので、「3+7=10」。令和の方も「1+9=10」です。下2桁の合計が一緒と覚えていれば、咄嗟の時に間違えなくて済むんじゃないかと思います。



・令和20年=2038年
・令和21年=2039年


 が、厄介なことにその法則は「西暦の下2桁の合計が11以上」になると当てはまらないという(笑)。


・令和22年=2040年
・令和23年=2041年
・令和24年=2042年
・令和25年=2043年
・令和26年=2044年
・令和27年=2045年
・令和28年=2046年
・令和29年=2047年


 ここも「西暦の下2桁の数字を足すと、令和の2桁の合計になる」のは一緒です。
 例えば、2044年の場合「4+4=8」ですし、令和26年の「2+6=8」と一緒になります。


・令和30年=2048年
・令和31年=2049年


 でも、ここも計算がおかしくなるんですねー。
 令和の方の下1桁が「0」と「1」の時はバグが起こるのです。


<厄介なやつらまとめ>
・令和元年=2019年

・令和10年=2028年
・令和11年=2029年

・令和20年=2038年
・令和21年=2039年

・令和30年=2048年
・令和31年=2049年


 これらは「西暦の下2桁の数字を足すと、令和の2桁の合計になる」の法則が当てはまらないのですが、実は「西暦の下2桁の数字を足して出来た2桁の数字を合計すると、令和の2桁の合計になる」という法則があります。
 例えば、2038年の下2桁「38」の合計は「3+8=11」で、この「11」を合計すると「1+1=2」で、令和20年の「2+0=2」と一緒になるのです。こここここれなら、簡単に導き出せまままままっますよねねねねねねねねねね?よし!分かりやすい!解散!


| ひび雑記 | 17:55 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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Amazonの「ほしい物リスト」を通じていただいた「バレンタインデーのプレゼント」を開封する配信を行いました!(3年目)

 1年目に書いた企画の意図などはこちらをどうぞ。

 Amazonの「ほしい物リスト」を公開しようかと考えています
 Amazonの「ほしい物リスト」を公開する際&公開している人に贈る際に気を付けたいこと
 Amazonの「ほしい物リスト」を通じていただいた「バレンタインデーのプレゼント」を開封する配信を行いました!


 Amazonには一つ一つの商品を「今はまだ買わないけど、忘れないようにリストに加えておこう」という機能があるのですが、このリストを公開リストに設定することで他の人に買ってもらうことが出来る上に、なんならリストに入っていない商品も贈れるため「貴方のおすすめの商品を贈ってください」みたいな使い方も出来るのです。

 これを使えばいわゆる「福袋開封配信」みたいなことが出来て面白いなと思ったのと、「リア充のためのイベント」「だから爆発しろ」みたいに言われがちなクリスマスとかバレンタインを妬むんじゃなくてもっと面白いイベントに出来ないかと考えたのと、ブログとか配信とか創作活動をしている人達はもっともっとAmazonの「ほしい物リスト」を公開した方がイイんじゃないかとこの企画を考えました(ここまで一昨年のコピペです!)


 昨年は「ほしい物リストに入っていないもの“だけ”を贈る」ことが出来なかったのですが、今年は仕様が再度変更になったみたいで、「ほしい物リストに入っていないもの“だけ”を贈る」ことが出来ると1月4日に確認した上で企画を行いました。
 今年も本気で嬉しいものばかりをもらった上に、ゲラゲラ笑える楽しい開封配信を行うことが出来ました。プレゼントをくださった皆様、本当にありがとうございました。こういう想いに支えられているんだと兜の緒を締めて、もっともっと楽しいブログ記事を書いたり、もっともっと下手なゲーム実況をしたりしていきたいと胸に刻みました。

 今回も、開封する様子は生放送で開封したものの動画と、その後にブログ用に書いたテキストの両方でお届けしますので、お好きな方でご覧ください。



 ↓ テキスト版はこの後です。

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| ひび雑記 | 17:50 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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