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【アンケート結果】漫画の新刊が発売されたら、すぐにその巻から読めますか?

 2月23日に取ったアンケートの結果です。
 投票締切日を設定し忘れるという失態を犯したため、発表するのが遅くなってしまいました。

 【アンケート】漫画の新刊が発売されたら、すぐにその巻から読めますか?

chart.png
◇ すぐにその巻から読み始める
 65.5% (38票)
◇ 区切りのいいところや、1~2冊前の巻から読み返す
 19.0% (11票)
◇ 1巻から通して読み返す
 13.8% (8票)
◇ 完結している漫画しか買わない
 0% (0票)
◇ そもそも漫画の単行本を買わない
 1.7% (1票)


 予想通り「すぐにその巻から読み始める」が1位で過半数を占めているのですが、
 「そもそも漫画の単行本を買わない」という人を除けば、「数巻前から読み返す」と「1巻から読み返す」を合わせた人数がちょうど3分の1で、「すぐにその巻から読み始める」人が残りの3分の2と、キレイな比率となりました。3分の1が「すぐにその巻からは読み始めない」と言い換えると、ちょっと意外な結果かなと思います。


 コメントの傾向としては、「すぐにその巻から読み始める」派の人は「読んでいる作品数が少ないので忘れるということはありません」という意見が多かったです。「連載されている雑誌でも追いかけているので、単行本はむしろ“ちょっと前の話を振り返る”カンジ」という意見もあって、確かに記事を書く際にそのケースを忘れていました。

 また、「すぐにその巻から読み始める」派の人で興味深かったのは、「最新刊を読んだ後に、前の巻を読み返す」という意見も多かったことです。
 これは昔ネタバレに関しての記事を書いた際に触れた、例えば推理小説なんかでは「犯人が分かってて読み返す2周目が面白い」みたいなことで、最新刊を読んでから前の巻を読み返すことで「あー、あのキャラはここで出てきていたのかー」とか「あの展開の伏線はここにあったのかー」と分かる楽しさがあるってことなのかなと思いました。

(関連記事:世の中には、「ネタバレをして欲しい人」がいるという大切な事実



 あと、少し話題になったのは「前巻までのあらすじ」について。
 これが最初に載っているとわざわざ前の巻を読み返さなくても記憶が呼び起こされるという意見がありましたし、「登場人物紹介」の欄があると私の「キャラの名前を覚えていられない」という問題も解決されるんじゃないかと思うのですが……基本的に「前巻までのあらすじ」や「登場人物紹介」が載っているのって、少年誌の漫画の単行本だけですよね。私が最近買っているのは青年誌の漫画の単行本がほとんどなのですが、「前巻までのあらすじ」や「登場人物紹介」はあまり見かけません(ゼロではないですけど)。

 それが何故なのかを考えると……恐らく少年誌の漫画は「子どもが買う」ことを想定しているため、子どものお小遣いでは1巻から全冊そろえることがムリで1巻、5巻、12巻みたいに飛び飛びに買う子どもがいると考えて、途中から読んでも大丈夫なようにしているのかなと思ったのですが。
 大人は大人で「前の巻までの内容を覚えていない」ことや「何度も同じ本を読み返す時間がない」ことも多いと思うので、青年誌の漫画にも「前巻までのあらすじ」や「登場人物紹介」を入れてくれないかなぁと思いました。




 芳文社系の4コマ漫画とかだと、「登場人物紹介」が冒頭のカラーページに載っていることが多いですね。

kinmosa.jpg
<画像は『きんいろモザイク』3巻より引用>

 これはキャラ推しの狙いが大きいのかも知れませんが、しょっちゅうキャラの名前を混同してしまう私はたびたび冒頭に戻って名前を確認することが出来て助かっています。


 ちょっと話が逸れますけど……キャラの名前を忘れないのが本当に苦手なので、アニメを観て感想をTwitterに投稿しようとしても「アニメを観終わって」から「Twitterを開く」までの数秒の間にキャラの名前を忘れますからね私。だから、アニメの感想を書くときはいつも公式サイトを開いて確認していますし、公式サイトに載っていないキャラだった場合は録画を巻き戻してEDクレジットを見ながら書きますもの。

 漫画や映画の感想は、非公開にしているメディアマーカーにメモしているのですが、どんなに大好きな作品であってもキャラの名前を覚えていられないから「主人公が」とか「ヒロインが」とかしか書いていなかったりしますし(笑)。その割に声優さんの名前は憶えているから、「アニメ版で○○さんがやっていたコ」と書いてあったりしますし(笑)。


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| 漫画読み雑記 | 17:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【アンケート】漫画の新刊が発売されたら、すぐにその巻から読めますか?

 恐らく「作品によるよー」「出ている巻数によるよー」と思われるでしょうから、「続き物のストーリー漫画」で「発売された新刊は5巻」で「まだまだ完結しそうにない」という“架空の作品”に条件を統一しましょうか。

 楽しみにしている漫画の新刊が発売された際――――
 アナタはそれを心待ちにしていて、発売日に買って、「さあ読むぞ!」という時に、すぐに5巻から読み始めますか?それとも1巻から通して読み返しますか?


※ 投票の受付は終了しました



 私は、自分が少数派だと予想しているのですが、私は「1巻から通して読み返さないと気が済まない」んです。何故なら「前巻までの内容を覚えていられない」から。
 一番キツイのはキャラクターの名前で、当然知っているでしょというテンションで語られるキャラの名前が一体誰だか分からないまま読み進めて「その内また出てくるだろう」と思ったらその後に出ないままその巻が終わっちゃって「結局誰だったんだ、ソイツは!」と悶々としてしまったり。

 こういうことを書くと、「おじいちゃん、おひるごはんはもう食べたでしょ?」とか「本当に頭が悪いんですねー、早く死んでください」とか言われそうですが。
 今、自分の本棚(電子書籍も含む)にある「まだ完結していない漫画」でかつ「続きを買う意志のある漫画」を数えてみたら、全部で44作品ありました。その上、現在観ている今季のアニメが6本、Amazonプライムで観ているアニメ・特撮が3本、ハードディスクに溜まっている映画も観なきゃいけないし、積みゲーが70本以上あるし、続きものの小説も読んでいるし。


 そんなにたくさんのストーリーとかキャラとか、覚えていられないんですよっ!!

 メディアマーカーに感想をメモっておけば、1つ前の巻までの記憶がよみがえるかなと思ったのですが……「感想をメモする」ことに時間を割けないので、感想がどんどんどんどん「面白かった」「次も読みたい」と簡略化していって、数か月後にそれを読み返しても全く内容が分からなくて(笑)。


 だからもうイイや!と覚悟を決めて、新刊を読む際には1巻から読み返すことにしました。
 例えば『ダンジョン飯』の4巻は2月15日に発売ということが分かっていたので、2月13に1巻から読み返してちょうど2月15日に4巻が読めるように調整していました。そのおかげで「あぁ!あの時のあのキャラがここでこうなってこうなっているのか!」と分かって、1巻から読み返して本当に良かったなーなんて思ったのですが。

 しかし、当然のことながら1巻から読み返すのは時間がかかるので……電子書籍版が2月17日に発売された『かぐや様は告らせたい』の4巻は、買ったはイイけど1巻から読み返す時間がないのでまだ読んでいません。刊行ペースの早い作品なので、今ではもう「5巻が発売された時に1巻から読み返せばイイかなー」なんて考えていて。


 4巻とか5巻ならまだマシな方で……連載が続いていって20巻や30巻と出てしまっている作品は、1巻から読み返すには1か月まるまる費やすくらいの時間がかかってしまうので容易に読み返せず、新刊が出て買っても読まないことが続いて、最終的に「俺は何巻まで読んだんだっけ」「ここに並んでいるのは最新刊までそろっているんだっけ」が分からなくなって。

 もういっそのこと完結したら1巻から全部一気に読もう!と考えて――――
 それで実際に完結したのに、全巻揃えてはいても、読む時間がなくて読めていない作品も多くて。




 こんな風に悩んでいる人は世の中にどれくらいいるのかな、と思ってアンケートを取ってみたくなったのです。

 私とは逆に「すぐにその巻から読み始める」という人は、長期連載の作品の細かい伏線とかを覚えていられずに読んでいることも多いと思うんですね。古い話ですけど、『20世紀少年』が完結した際、最後に明かされた真相に「え……?誰?」とキョトンとした人が多かったという話を聞いて「やっぱそうなのかー」と思ったことがありました。私は巻数が増えた辺りから「1巻から読み返す時間」がなくて追いかけられなくなって、完結してから1巻から全部一気に読んだので「あー、やっぱりあの時の○○が真相だったかー」と思ったのですが、最終回だけとか最終巻だけを読んだ人はそんな伏線を覚えていなかったのだろうし。

 「全巻一気に読む人」と「最新刊だけ読む人」では、評価が変わるってことがあるのかなーなんて思ったのです。


※ 3月15日追記:
 結果が出たので、記事を書きました。

 【アンケート結果】漫画の新刊が発売されたら、すぐにその巻から読めますか?


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| 漫画読み雑記 | 18:05 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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漫画を「読むかどうか」決める際に、事前に知りたい情報は何ですか?

 事の始まりは「本家サイトを閉鎖する」という話から、本家サイトのコンテンツの中で「残してほしいものはありますか?」という意見を募ったところからです。

 かなり熱心に読んでくださっている複数の方々から「ゲーム紹介の記事は消さないでください!」という意見をいただいてちょっと驚きました。というのも……ゲーム紹介の記事は「本家サイト」と「ブログ」の両方に同じ記事をコピペして載せているため、「本家サイト」の方を消しても「ブログ」には残るのです。「ブログ」の方にも載せていることが意外に知られていなかったのか!と。


 考えてみれば、「ブログ」の方には今まで書いた「ゲーム紹介の目次」がないため、今までにどんな作品を紹介してきたのかが分かりづらいです。なので、この機会に「ゲーム紹介およびゲームのファーストインプレッション」の記事の目次と、「漫画紹介およびこの漫画が面白い!」の記事の目次を作成することにしました。
 
 先に漫画のリストを作ってみてビックリ。
 『テレキネシス』の紹介記事、2回書いているのね……(笑)。過去に一度紹介記事を書いたことを忘れて、もう一回書いていたという。書いた本人すら過去にどの作品を紹介したのかを調べづらいんだから、読む人はもっと調べづらかったことでしょう。目次があればそれも解消できるでしょうし、そのきっかけになればなぁと思います。



 ただ、少し自分として気になることがありました……

 「漫画紹介」「この漫画が面白い!」で紹介した作品リスト

 あの……ちょっとお聞きしたいんですけど、このリストを見て「読んでみよう」って思いますかね?


 私は正直思いません。
 私が読者の立場だったら、このリストを眺めても「漫画」どころか「漫画を紹介した記事」も読まないんじゃないかと思います。読もうと思わせるための情報がちっとも足りていないと思うのです。


 2016年6月9日の時点で―――
 このリストには、「作品名」「全○巻、もしくは記事が書かれた時点での巻数」「記事を書いた日」「記事タイトルに付けたキャッチコピー」を載せたんですけど。なんだろう……これだけだと全然興味を惹かないと思うんですね。知っている作品がリストにあったなら、「あの作品をどんな風に紹介しているのかな?」と気になるかも知れませんが……全く知らない作品を、このリストから興味を持って読んでもらえるとは思えないのです。





 例えば、「ゲーム」のリストだったら「対応ハード」とか「ジャンル」とかで分類していると探しやすいと思うんです。「私は3DSを持っているから、3DSのゲームで何か面白そうなソフトないかな」とか、「私はRPG好きだから、RPGでオススメされているソフトないかな」と探す人が多いと思うんです。


 でも、「漫画」のリストはどう分類すればイイんでしょう。
 「出版社」で分類されても、漫画を読む人は特に「出版社」で作品を選びませんよね。「掲載された雑誌」もそうです。単行本を紹介された時に、「へぇ……この漫画はビジネスジャンプで連載されていたんだ。読んでみよう」なんて思いませんよね。

 ゲーム同様に「ジャンル」ごとに分類すればイイんじゃないかとも思ったのですが……「漫画のジャンル」って何?どう分類すればイイの?
 例えば『ヴォイニッチホテル』はどういうジャンルになるんです?Wikipediaを見たら「ギャグ漫画、人間ドラマ」と書いてあるのだけど、「面白いギャグ漫画ないかなー」と探している人に勧める漫画なのかな『ヴォイニッチホテル』。


 なので、みなさんの意見を聞きたいのです。

 漫画を「読むかどうか」決める際に、事前に知りたい情報は何ですか?

 「漫画」のリストにどんな情報が載っていたら、「その作品」および「その作品を紹介した記事」に興味を持ってもらえます?

 私の場合……最近はもう「キンドルでセールになっているからとりあえず買おう」とか「Twitterで絶賛している人がいたから買おう」とか「表紙の女の子が可愛いから買おう」とか、すっごい気軽にとりあえず1巻だけ買っちゃうことが多いんですけど。恐らく、大多数の人はもっと「知らない漫画を買う」ことのハードルが高いと思うんですね……

 そのハードルを越えてもらうためには、リストにどんな情報を書いておけば興味を持ってもらえるのでしょう?


 「表紙の絵」があると印象が変わるだろうから、Amazonの画像リンクをリストに載せるのも手かなと思ったのですが……そうするとあまりにアフィリエイト臭が強くなってしまうか。
 あとは、2014年の3月以降、私が漫画やゲームを紹介する際に「三つのオススメポイント」を書くようにしているので、これをリストの方にも書いてしまうとか。
 メディアマーカーに読み終わった作品を記録する際には、テキトーに自分が考えた自分だけの分類のタグを一つの作品にいくつもペタペタくっつけているので……「ジャンルとして一つのカテゴリーに入れる」のではなく、「タグをいくつも付ける」というのも手ですかね。「女主人公、超能力バトル、女子中学生、百合」みたいな……しかし、これはタグをつけるセンスも要りますよねぇ。


 この話……「好きなものを“好き”と紹介してもアクセス数を稼げない」問題にも通じる話だと思うんです。Twitterに「ブログ更新しました!」と、「作品名」「全○巻、もしくは記事が書かれた時点での巻数」「記事タイトルに付けたキャッチコピー」だけ載せてもほとんど読んでもらえていないのは、必要な情報が足りていなかったからだとも思うんですね。


 なので、みなさんの意見を聞かせてほしいです。
 漫画を「読むかどうか」決める際に、事前に知りたい情報は何ですか?


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| 漫画読み雑記 | 17:55 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

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「漫画紹介」「この漫画が面白い!」で紹介した作品リスト

 このブログで書いてきた漫画レビューに目次を作ることにしました。
 今後、「もっと興味を持ってもらえるように」改良していくかも知れません。

 基本的には、「完結した作品を全巻読んだ」上で書かれたのが『○○紹介』と記述してあって、「まだ連載中の作品をその当時の既刊全部を読んだ」上で書かれたのが『○○が面白い!』と記述してあるのですが……その分類をハッキリしていない頃に書いたものは、完結していなくても『○○紹介』となっているものもあります。



『百万畳ラビリンス』上下巻紹介(2017.5.27)
<作者:たかみち/掲載誌:ヤングコミックチェリー→ヤングコミック/連載時期:2013年~2015年>
・「見ていられない」けど、見ていたくなる主人公:礼香の魅力
・超人気イラストレーターの画力によって描かれた世界
・ミステリーでもあり、SFでもあり、大冒険でもあり

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『三ツ星カラーズ』1~3巻が面白い!(2017.2.2)
<作者:カツオ/掲載誌:月刊コミック電撃大王/連載時期:2014年~>
・上野の街を舞台に、女子小学生3人が走り回る!
・クソガキだけど、女子小学生ってやっぱりかわいい!
・大人たちも楽しそうでワクワクする!

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『かぐや様は告らせたい』1~3巻が面白い!(2016.12.11)
<作者:赤坂アカ/掲載誌:ミラクルジャンプ→週刊ヤングジャンプ/連載時期:2015年~>
・“恋愛”を描くからこそ、面白いネタが尽きない!
・「主人公がヒロインを好きすぎる」のも「ヒロインが主人公を好きすぎる」のも好きだ!
・天才、ボンボン、お嬢様だらけなのに、どうしてこんなにキャラが愛おしいのか

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『ダンジョン飯』1~3巻が面白い!(2016.09.28)
<作者:九井諒子/掲載誌:ハルタ/連載時期:2014年~>
・このファンタジー世界は「リアル」でなくても「リアリティ」がある!
・ファンタジー作品の有名モンスター達との“ザコ戦”にスポットライトをあてた作品!
・RPGの定番“4人パーティ”、一人一人のキャラがしっかり魅力的に描かれる!

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『おおきく振りかぶって』1~27巻が面白い!(2016.07.27)
<作者:ひぐちアサ/掲載誌:月刊アフタヌーン/連載時期:2003年~>
・あたかも「もう一つの世界」があるかのような描写の細かさ
・野球漫画の面白さって「読者だけが全てを知っている」情報戦なんだ!
・描かれているのは実は「負け犬たちのワンスアゲイン」

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『イチゴーイチハチ!』1~2巻が面白い!(2016.05.11)
<作者:相田裕/掲載誌:ビッグコミックスピリッツ/連載時期:2014年~>
・「高校入学」から始まる、ど真ん中な学園青春物語!
・「実際にこの高校があるんじゃないのか」と思わせる圧倒的な実在感
・“夢に敗れた者”だからこそ、高校生活では負けずに楽しむ!

イチゴーイチハチ!(1) (ビッグコミックス) イチゴーイチハチ!(2) (ビッグコミックス)
第1話無料公開中


『ひとりぼっちの○○生活』1~2巻が面白い!(2016.03.06)
<作者:カツヲ/掲載誌:コミック電撃だいおうじ/連載時期:2013年(?)~>
・超コミュ障だからこそ、主人公は「友達」を否定しないのがイイ!
・「友達」になろうとするからこそ見えてくるクラスメイト達の色んな一面
・侮れない画力!構成力!

ひとりぼっちの○○生活(1)<ひとりぼっちの○○生活> (電撃コミックスNEXT) ひとりぼっちの○○生活(2)<ひとりぼっちの○○生活> (電撃コミックスNEXT)
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『ヴォイニッチホテル』全3巻紹介(2015.07.14)
<作者:道満晴明/掲載誌:ヤングチャンピオン烈/連載時期:2006年~2015年>
・南国のホテルを舞台に、様々な登場人物が躍動する群像劇
・本当ならグロイはずなのに、コミカルな作風ゆえに、爽やかさまで感じられる
・風刺と、パロディと、テンポの良さが光るテキスト

ヴォイニッチホテル(1) (ヤングチャンピオン烈コミックス) ヴォイニッチホテル(2) (ヤングチャンピオン烈コミックス) ヴォイニッチホテル(3) (ヤングチャンピオン烈コミックス)
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『P.S.すりーさん』1~4巻紹介(2015.05.13)
<作者:IKa/掲載サイト:作者のブログ等/連載時期:2006年~2012年>
・激動だった2006年~2012年のゲーム業界を切り取った作品
・擬人化したからこそ、彼女達の健気さに心を打たれる
・変なキャラ達と、4コマ漫画としての上手さ

P.S.すりーさん (マイクロマガジン・コミックス) P.S.すりーさん・に (マイクロマガジン・コミックス) P.S.すりーさん・さん (マイクロマガジン・コミックス) P.S.すりーさん・よん (マイクロマガジン・コミックス)


『星川銀座四丁目』全3巻紹介(2014.11.08)
<作者:玄鉄絢/掲載誌:コミックアンソロジー「つぼみ」/連載時期:2009年~2012年>
・これぞ文句なしの「禁断の愛」
・一緒にゴハンを食べて、お風呂に入って、寝る―――同棲だから描けるもの
・金髪・碧眼のスーパー美少女・乙女ちゃんが心底かわいい

星川銀座四丁目 (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ) 星川銀座四丁目 (2) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ) 星川銀座四丁目 (3) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)


『テレキネシス 山手テレビキネマ室』全4巻紹介(2014.10.15)
『テレキネシス山手テレビキネマ室』全4巻(2007.07.11)
<原作:東周斎雅楽、作画:芳崎せいむ/掲載誌:ビッグコミックスピリッツ/連載時期:2004年~2007年>
・「昔の映画」を題材にした、「昔の映画」に詳しくない人に向けた漫画
・クリエイターでもあり、サラリーマンでもある「テレビ局の社員」の物語
・1話完結で読みやすい、けど大きな流れもある漫画

テレキネシス 001―山手テレビキネマ室 (ビッグコミックス) テレキネシス 002―山手テレビキネマ室 (ビッグコミックス) テレキネシス 003―山手テレビキネマ室 (ビッグコミックス) テレキネシス 004―山手テレビキネマ室 (ビッグコミックス)


『銀河パトロール ジャコ』全1巻紹介(2014.04.19)
<作者:鳥山明/掲載誌:週刊少年ジャンプ/連載時期:2013年>
・「これぞ鳥山明の漫画!」という世界観
・過去を変えようとする主人公「大盛博士」が何を意味するのか
・徹頭徹尾ムダのない“完成度の高いエンターテイメント作品”

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『機動戦士クロスボーン・ガンダム』全6巻紹介(2014.03.04)
<原作:富野由悠季、作画:長谷川裕一/掲載誌:月刊少年エース/連載時期:1994年~1997年>
・「ガンダム」シリーズを知らない人でも大丈夫
・「ガンダム」生みの親である富野由悠季監督が漫画原作を担当した貴重な作品
・「人間」とは何か、「ニュータイプ」とは何だったのか

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『おっとり捜査』全10巻紹介(2014.02.12)
<作者:小手川ゆあ/掲載誌:週刊ヤングジャンプ増刊・漫革等/連載時期:1995年~2000年>
…犯罪者はどこから生まれるのか―――
[まとめ買い] おっとり捜査(角川コミックス・エース)


『鋼の錬金術師』全27巻紹介(2013.09.01)
<作者:荒川弘/掲載誌:月刊少年ガンガン/連載時期:2001年~2010年>
…今ならばラストまで一気に読める幸せ。
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『この世界の片隅に』全3巻紹介(2013.08.12)
<作者:こうの史代/掲載誌:漫画アクション/連載時期:2006年~2009年>
…この国の70年前に生きていた人達の物語。
この世界の片隅に : 上 (アクションコミックス) この世界の片隅に : 中 (アクションコミックス) この世界の片隅に : 下 (アクションコミックス)


『けいおん!college』『けいおん!highscool』(2012.11.05)
<作者:かきふらい/掲載誌:まんがタイムきらら・まんがタイムきららキャラット/連載時期:2011年~2012年>
…終わった物語の“その後の話”―――
けいおん!college (まんがタイムKRコミックス) けいおん!highschool (まんがタイムKRコミックス)


『とめはねっ!』1~4巻紹介(2009.03.28)
<作者:河合克敏/掲載誌:週刊ヤングサンデー→ビッグコミックスピリッツ/連載時期:2007年~2014年>
…『帯ギュ』が好きだった人にこそ読んで欲しい
とめはねっ! 鈴里高校書道部(1) (ヤングサンデーコミックス) とめはねっ! 鈴里高校書道部(2) (ヤングサンデーコミックス) とめはねっ! 鈴里高校書道部(3) (ヤングサンデーコミックス) とめはねっ! 鈴里高校書道部(4) (ヤングサンデーコミックス)


『ONE OUTS』全19巻(2007.08.07)
<作者:甲斐谷忍/掲載誌:ビジネスジャンプ/連載時期:1998年~2006年>
※ アニメ化に伴い、2008年~2009年に外伝が短期集中連載されて20巻が発売されました
…スポーツ漫画の到達点
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『ルナハイツ』全4巻(2007.04.10)
<作者:星里もちる/掲載誌:ビッグコミックスペリオール/連載時期:2003年~2004年>
ルナハイツ(1) (ビッグコミックス) ルナハイツ(2) (ビッグコミックス) ルナハイツ(3) (ビッグコミックス) ルナハイツ(4) (ビッグコミックス)

| 漫画読み雑記 | 17:55 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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名作漫画に雨は降るのか?

 電子書籍で発売する用の漫画を描いていて、ふと思ったことがありました。

 「あれ……?ひょっとして俺、雨のシーンを描くのって初めてか?」と。

 スプリンクラーのようなものでびしょ濡れになるシーンを描いたことは覚えているのですが、雨を描いた記憶はありません。今回「傘」を描きながら「傘ってこんな形状だったのか!描きづらっ!」と戸惑ったので、仮に雨を描いたことがあっても「キャラクターが傘をさして歩いている」シーンは今まで描いたことがなかったように思えます。



 で、思い出したことがありました。
 20年くらい前に、『○○の謎』といったカンジの人気漫画を斜めからの視点で掘り下げて分析する「非公式な考察を行う本」が流行ったことがありました。Wikipediaを読むと、今でもあるんですねそういう本。『ONE PIECE』とか『進撃の巨人』でも出ているのか。

 そのブームの頃、好きだった漫画のそうした本を読んでいたら「この漫画には雨が降っているシーンがない。この世界では雨が降らないのか」といった考察をされていることがありました。
 当時の私は「嫌なイチャモンのつけかただなー」としか思わなかったのですが、自分で漫画を描くようになって、「今まで(多分)一度も雨のシーンを描いたことがなくて」「今回初めて雨のシーンを描いた」現在の私としては新たに思うことが出来ました。




 雨のシーンなんか、意識しなきゃ描かないですよ!!!

 私達の生きている世界では、意味もなく雨が降ります。
 特に日本は雨が多い国だそうですし、日本を舞台にした漫画・アニメを描くのなら数回に1回は雨の日がなければリアルではないと言えるのかも知れません。しかし、漫画・アニメに描かれるものには全て意味があります。食べ物を描けば‟FOOD理論”という演出になるし、踏切を描けば‟FUMIKIRI理論”という演出になるし、朝起きるシーンから始まれば‟OHAYOU理論”になります。

 生きるためには食べなくてはならない!『境界の彼方』の食事シーンを読み解く
 『一週間フレンズ。』4話の“FUMIKIRI理論”に痺れる
 『ハナヤマタ』は「踏切」に始まり「踏切」に終わる「踏切アニメ」だった!
 「主人公が朝起きて始まるアニメ第1話」は本当に多いのか、検証してみました

 雨を描くのにも、雨を描くだけの演出意図があるのです。
 言わば‟AME理論”です。語呂がめっちゃ悪い。


 ということで、思い立って「名作漫画をサンプルとして」雨のシーンがどれくらいあるのか?そうした雨のシーンにはどういう演出意図があるのか?を考えてみることにしました。
 サンプルとして使う名作漫画は『ドラゴンボール』『幽遊白書』『スラムダンク』の三作品です。理由は「ほぼ全部のシーンを私が覚えているので、時間がない中でもチェックが可能」なのと、「手元に紙の本が全巻あるのでチェックに時間がかからない」のと、「完結している作品の方が今後の展開などを気にしなくてもイイ」のと、「みんなも知っている有名どころの方がイイだろう」という判断からです。


 サンプルにするのは原作漫画版です。
 アニメ版は短時間でチェックするのが不可能なので、考えていません。

 巻数は「通常版のコミックス」です。「トビラ絵」などのイラストは考慮していません。
 なるべくチェック漏れがないように頑張りましたが、もし漏れているシーンがありましたらコメント欄にでも優しく指摘してくださると助かります。また、演出意図を語る分だけ、どうしても前後のシーンなどのネタバレを含む記事になることはご容赦ください。



◇ 『ドラゴンボール』(全42巻)
○ 14巻
db-ame1.jpg
<画像は『ドラゴンボール』通常版14巻166話「それぞれの再会」より引用>

 どうやら『ドラゴンボール』内で雨が降るシーンは、この1か所だけみたいです。
 ネットで検索してみたところ、「鳥山明先生が手抜きをしたいため、前作『Dr.スランプ』にも雨のシーンはほとんどなかった」という話が出てきました。ただ……これはどうでしょうね。雨を描くのはアシスタントの仕事でしょうし、見てもらえば分かるように雨を描くことで背景が省略できるというメリットもあります。そして何より鳥山先生の漫画は、雨なんかよりももっともっともっと描くのが大変そうなメカとか建物が出てくるのに、雨を描かないのが手抜きだっていうのは納得できないです。

 ちなみにアニメ版『ドラゴンボール』の方では、ここ以外にも何度か「キャラクターの無念さを表現する」雨のシーンが出てきたみたいですが……どうも鳥山先生はそういう「分かりやすい演出アイテムの雨」を使いたくなかったんじゃないかなぁと思いました。


 では、どうしてこの14巻に1度だけ雨のシーンが出てくるのでしょう?
 シーンとして必ずしも「雨」が必要なワケではないように思えますし、しかもすぐに雨は収まります。

db-ame2.jpg
<画像は『ドラゴンボール』通常版14巻166話「それぞれの再会」より引用>

 私が推測するに、ここは「傘をさしている悟空」を描きたかったのかなと思います。
 この回は、初代ピッコロ大魔王を倒し、悟空が神様のところで修業をして、3年後の天下一武道会でみんなが再会するという回です。とにかくこの回は「子どもだった悟空が大人になった」というインパクトが大きいのですが、単純にいきなり大きくなった悟空を見せるのではなく……傘をさしていることで顔がよく見えない→ 雨が止むので傘を閉じる→ターバンを巻いていることで髪型が分からない→ ターバンをとっていつもの髪型だと分かる、といったカンジに徐々に「これが悟空か!」と思わせる登場シーンになっているんですね。

 あと、「あの悟空が傘なんかさしている!マトモな人みたいだ!」と人間的成長が感じられますしね。傘をさしているだけで(笑)。


 つまり、「雨」を演出アイテムとして使いたかったのではなく、「傘」を演出アイテムとして使いたかったんじゃないかと私は推測します。



◇ 『幽遊白書』(全19巻)
○ 9巻
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<画像は『幽遊白書』通常版9巻「最大の試練」より引用>

 これは割と「教科書通り」の雨の使い方かなと思います。演出に教科書なんかないですけど。

 このシーンは、戸愚呂(弟)を倒す力を手に入れるためには師匠である幻海を殺さなければならないと幽助が告げられた後のシーンです。びしょ濡れになっている姿で、雨が降り始めても雨宿りなんかせず「ただひたすら迷っていた」という描写にもなっていますし。漫画やアニメで雨が描かれる時は、こういった「迷い」「悩み」「苦悩」「哀しみ」といった心理描写に使われることが多々あります。

 キャラが悩んだから雨が降るだなんて非現実的だ!と思う人もいるかも知れませんが、それを言ったら‟FOOD理論”も‟FUMIKIRI理論”も‟OHAYOU理論”だって現実的ではないし、現実的ではないことを敢えて描写するからこそそこに意味が生まれることを「演出」と呼ぶとも言えると思います。



○ 14巻
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<画像は『幽遊白書』通常版14巻「探していた男!!」より引用>

 『幽遊白書』には、もう1か所「雨のシーン」が出てきます。
 14巻のこの前の回からこの次の回までの3話の間、雨が降っています。雨が降り始めるタイミングは「幽助と桑原がケンカをし始める」タイミングなので、先の心理描写的な意味もあるのかも知れませんが……

 ここは何といっても、水を使う能力者の敵‟水兵(シーマン)”が出てくるから雨が降っているのです。いや、作中の順序は逆なんですけどね。雨が降るタイミングで‟水兵(シーマン)”が襲ってくるだけなんですけどね。作者としては、水を操る能力者の恐怖を最大限に発揮させるために、雨の日の戦いに敢えてしているということなんだと思います。

 バトル漫画の中でも「能力者バトル」系の漫画では、能力者の力を引き出したり弱めたりするために雨を降らせることがあるかなと思います。『ジョジョの奇妙な冒険』第4部でも、水を利用するスタンド使いは「雨の日」を狙って攻撃してきますし。逆に、『鋼の錬金術師』では炎を操る味方キャラが「雨の日」では役に立たないみたいなことがありました。

 こういう「能力者バトル」って何でもありになりがちで、読者にとって‟遠くの出来事”になってしまいがちなのですが……私達の身近にある「雨の日」が能力に影響を与えるとなるとグッと身近に感じられたりするんですね。



◇ 『スラムダンク』(全31巻)
○ 2巻
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<画像は『スラムダンク』通常版2巻15話「ある雨の日」より引用>

 名作『スラムダンク』の中でも特に印象的な場面でもないので、「どこだ…このシーン」と思われる人も多いかも知れません。柔道部からの刺客が桜木花道を待ち伏せしているシーンです。この回はずっと雨が降っているのですが、今日の記事でとりあげた雨のシーンの中でも最も「特に雨でなくても構わない」シーンのように思えます。心理描写に使われているワケでもなければ、水を使う能力者も出てきません。

 強いて考えるなら、「雨の中での待ち伏せ」というのがどことない「事件」のにおいを感じさせるのかなぁと思います。雨が降っているとなんとなく人通りが少なくて、血なども流れてしまって事件の証拠も残りづらいですし、この画像の後に彼らは傘を放り投げて桜木花道の前に立ちふさがりますし。

 後にも書きますが、「雨」というのは「この後に不穏なことが起こるような気がする」という演出にもよく使われるのでその一つだったのかなと推測します。


○ 15巻
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<画像は『スラムダンク』通常版15巻133話「責任問題」より引用>

 これは分かりやすい演出。
 海南戦の後にこれ以上ないほど落ち込んでしまった桜木花道が、彷徨うように学校に戻ってきてしまうシーンです。傘もささずにずぶ濡れになって、そのことを気にする余裕もなく、ひたすら落ち込んでいる姿が分かります。先の幽助のシーンにも通じる演出で、「迷い」「悩み」「苦悩」「哀しみ」といった心理描写を感じさせるために雨が降っているのだと思われます。

 この後、桜木花道が「迷い」から脱して前を向くと、雨があがっていて空が晴れているというのが分かりやすいですね。


○ 21巻
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<画像は『スラムダンク』通常版21巻183話「メガネ君」より引用>

 木暮の回想シーンより。
 言うまでもなく、部員がどんどんいなくなってしまった木暮君の「不安」を描写している雨だと思うのですが……もう一つ、この回のように次々とカットが変わって過去を回想する際、「さっきのカットとこのカットは別の時期だ」と分からせなくてはなりません。そのため、カットとカットの切り替わりには「空を描くコマ」が入っているのと、服装や髪型が変わっていることで、時間が経っていることを読者に分かりやすくさせているのですが……

 「雨が降っている」のも、前後のカットとは違う時期を回想していると一目で分かるようにしているのかなぁと思います。


○ 26巻~30巻
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<画像は『スラムダンク』通常版26巻233話「怒涛の後半」より引用>

 山王工業戦の後半に入る回です。
 これは先の2巻のところにも書いたように「この後に不穏なことが起こるような気がする」という演出の雨だと思われます。最強の敵である山王工業との試合も、前半は味方チームが予想外の健闘をしたのだけど……というところにこの演出から始まるため、「ここから先は一筋縄ではいきそうにないぞ」と思わせる効果がありました。


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<画像は『スラムダンク』通常版26巻233話「怒涛の後半」より引用>

 その回のラストのコマ。
 あっという間に沢北のスリーポイントが決まって逆転された後、この土砂降りの雨でこの回は締められます。この後、とてつもなく大変なことになりそうだぞと読者に思わせて終わるんですね。



 そして、この山王工業戦では、要所要所で「外は土砂降り」なことが描かれます。27巻の魚住が来るシーン、28巻の三井のスリーポイントが決まったシーンの後にも描かれています。味方チームに反撃ムードが生まれたタイミングでも、まだ雨は降っているんですね。しかし、


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<画像は『スラムダンク』通常版30巻264話「救世主」より引用>

 沢北のシュートを桜木と赤木の連携でブロックした次の回、あれだけ降っていた土砂降りの雨がやんでいることを見せるシーンから始まります。「この後に不穏なことが起こるような気がする」と降り始めた雨がすっかりあがっていて、逆に晴れている空を描くことでここからの晴れやかな未来を予感させる演出になっています。

 そして、とうとうこの回から「観客も味方チームを応援し始める」という。



 まとめてみると……
 『ドラゴンボール』は全42巻で1か所。
 『幽遊白書』は全19巻で2か所。
 『スラムダンク』は全31巻で4か所。

 こんな感じだと思われます。
 まぁ……『スラムダンク』の最後はコミックス4冊分ずっと雨が降っていたとも言えるのですが。

 今回は時間がない中でもチェックできる三作品だけを調べましたが、いろんな年代・掲載誌・ジャンルの作品を調べて比較するのも面白そうですね。
 同じスポーツ漫画であっても、室内競技であるバスケ漫画と違って、野球漫画やサッカー漫画は「試合中の雨」が使われることが多々あると思いますし。例えば『よつばと!』みたいな日常系の漫画ならば、雨が降っている・降ってくる回も「雨が降っている日常」として描写されると思います。

 興味があったらみなさんも調べてみてください。


 ‟FOOD理論”にも‟FUMIKIRI理論”にも言えることなんですけど、演出アイテムは「これはこう使わなければならない」という決まりがあるワケではなく、このアイテムをどう使えば読者に伝えられるだろうと描き手のセンスが問われるところだったりするんですね。だから、今日の記事で書いたことが全てではなく、いろんな演出を発明して使っていってほしいのですが……


 とりあえず今日の記事で紹介した例をまとめると――――

・「迷い」「悩み」「苦悩」「哀しみ」といった心理描写に使う
・「この後に不穏なことが起こるような気がする」という演出にも使われる
・時間経過などの表現にも使う


 こんなところですかね。
 あと、「雨に濡れて服が透けて下着が見えている女性がエロイと思う」という誰かの声が聞こえた気がしましたが、聞こえなかったことにします。

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| 漫画読み雑記 | 17:56 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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「漫画」と「アニメーション」のスピード感の違い

 ちょっと前の話題ですが、ようやく自分の中で整理がついて文章化できると思ったので。

 アニメや映画やドラマを楽しむ素養が欠けている不倒城さん)

 詳しい話は上のリンクから記事を読んでもらいたいのですが……
 要約すると、「漫画」や「ゲーム」が大好きなしんざきさんが、「アニメ」や「映画」や「ドラマ」は楽しめない。それは何故かと言えば、「自分のペースで話を進められない」ことに理由があるのではないか?といった話でした。メディアの形によって楽しめるかどうかの素養が違うのは確かで、逆に「漫画を読まない人に向けて実写映画化などのメディアミックスが行われる」ことがあったりしますものね。


 ただ、私……この記事を読んで、何かもやもやするものがあったんです。
 私は「漫画」も「ゲーム」も「アニメ」も「映画」も好きです。「ドラマ」は最近は観ていませんが、10代の頃はガッツリ観ていました。しんざきさんは挙げていませんが「小説」も読みますし、メディアによる好き嫌いはそんなにありません。
 だから、本来は「自分とは違う意見」として「へーそんな人もいるんだー」で終わるような話なのですが、自分の中にずっとある何か得体の知れない謎の現象を解明するかも知れない妙な気分になるのです。でも、それが何かは分からなくて1ヶ月以上もやもやしていました。



 そんなある日、Twitterのタイムラインを眺めていたら「あ」と思うことがありました。ようやく一本の線に繋がったぞというヒントを手に入れたのです。

 正直その人のツイートへの批判っぽくなってしまうのでリンクは貼りませんし、ひょっとしたらその人もこの記事を読んでいるかも知れないので「私がイラッとした」と書くとショックを受けるかも知れないのですが……まぁ、ツイートを読んでイラッとしてしまったのだからしゃあない。
 その人のツイートは、とある春アニメの感想だったのですが……「このアニメはダメだ。原作の漫画に比べてテンポが悪い」とバッサリぶった斬っているものでした。






 はああああああああああああああああああ!?
 「漫画」に比べて?「アニメ」のテンポが悪い?

 そんなの当たり前なことじゃねえか!
 そんなのは白熊を見て「白いねー」と言うようなものじゃねえのか!!


 で、1ヶ月前のしんざきさんの記事を思い出したんですね。
 あー……そうか。「自分のペースで話を進められない」というのは、このことか。

 「漫画」というのは、ページをめくるスピードだけでなく、コマからコマに視線を動かすスピード、台詞を読むスピード、読まなくていいコマを読み飛ばすスピード――――全て自分の思ったようにペースを握れます。つまり、言ってしまえば「漫画」とは“読者が最も楽しめるスピード”に各々がペースをコントールして楽しむことが出来る娯楽なんですね。

 一方の「アニメ」……というか、「映画」も「ドラマ」も「芝居」もそうなのですが。「漫画」と「アニメ」の比較が一番分かりやすいと思うので、ここでは「アニメ」を主語にしますが。
 「アニメ」は作り手がスピードをコントロールします。「ここのシーンに何秒使うのか」「ここの台詞はどのくらいの時間をかけて言われるのか」「この台詞とこの台詞の“間”は何秒で、その間の絵はどうするのか」を決めるのは演出家の仕事です。もちろん「決められた尺と使える枚数で1話を作らなければならない」という制限はあると思いますが、その制限の中で“演出家が思うベストなスピード”に演出家がペースをコントロールして提供する娯楽なのが「アニメ」だと思うんですね。


 そりゃ、「自分専用の、自分が最も楽しめるスピードで読める漫画」と比較すれば、「演出家が万人に向けたスピードで提供するアニメ」のテンポが悪いなんて当然のことだと思うんです。漫画を読むのが速い人からすれば「アニメはテンポが遅い」ということもあるでしょうし、逆に漫画を読むのが遅い人からすれば「アニメはテンポが速すぎてついていけない」ということもあるでしょう。

 しんざきさんの記事のコメント欄を読むと、しんざきさんと同じように「アニメが楽しめない人」の意見で、「アニメは(テンポが遅くて)退屈になってしまうから苦手」という人もいれば、「アニメは(テンポが速くて)どんどん進んでしまって話が理解できなくて苦手」という人もいるというのが象徴的だと思うんですね。
 アニメは「テンポが遅いからダメ」でも「テンポが速いからダメ」でもなくて、アニメは「自分でペースをコントロールできないからダメ」な人がいるんです。それはもう作品の問題ではなく、漫画とアニメの違いだと思うのです。


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 「ゲーム」に関しては、「漫画」「アニメ」「映画」などと同じ土俵で語るのは難しいと思うので今日は触れません。それこそ以前にしんざきさん自身が仰っていたように「ゲーム」は「遊び」の一つであって、私は「玩具」の一つだと思っています。『かくれんぼ』とか『ジェンガ』とかをアニメや映画と比較して語るのは、流石に片手間では出来ないと思うので今日はしません。



 「小説」と「アニメ」の違いというのは以前に書いています。

 「小説」と「アニメーション」の違い

 そうそう。今思い出したけれど、この記事の冒頭で「「アニメ」に限らず、実写の「ドラマ」とか「映画」とかでも「原作小説」まで読んだものはないんじゃないかと思います。」と書いていますが、これ嘘です。
 高校時代に「海外の名作小説」と「その映画化された作品」を両方観てレポートを書くという授業を受けたことがありました。なんだその授業はと思うのだけど、今自分がブログでやっていることと同じようなことですよね。あの頃の骨肉が今の自分に繋がっているのだと考えると感慨深いです。



 しかし、「漫画」と「アニメ」の違いって、当たり前すぎるせいか、あまり言語化されていないような気がしたのです。それこそ「漫画に比べてアニメはテンポが悪くてダメだ」と言う人がいるくらいですからね。

 以前にも何度も書いていることなので繰り返しになってしまいますが、私は「好きな漫画がアニメ化されて観たとしてもまず楽しめない」のです。食わず嫌いとかじゃなくて、恐らく20~30作品中1作品も楽しめなかったくらいの低打率です。オープン戦あれだけ打ちまくってもシーズン開幕した途端に1安打も出来ずに0割0分0厘のまま2軍に落ちていった山川穂高と同じです。今年こそはと期待していたのになぁ……

 それは何故かという話で、「原作に比べてアニメはシーンが足されたり削られたりするから」とか「既に知っている話ではワクワクできないから」といった理由を今までの自分は書いてきました。それらも理由の一つとして嘘ではないのだけど、今まで語ってこなかった理由として「スピードをコントロールする権利を誰が握っているのか」というものもあるのかと思いました。

 最初に漫画を読んでしまうと、自分専用の“自分が最も楽しめるスピード”でコントロールして読んでしまって「超面白えええええ!」となってしまうので。その後にアニメを観ると、“演出家が決めたスピード”に「俺が原作を読んでいた頃のスピードの方が面白かったのに!」とイライラしてしまうのですが。
 先にアニメを観ておくと、“演出家が決めたスピード”で「超面白えええええ!」となれるので。その後に漫画を読んだ時も、漫画の同じシーンも“演出家が決めたスピード”で読んでいるんですね。

 スピードに関してあまり考えたことがない人は「そうか?」と思うかも知れませんが、例えば「キャラクターの声や演技」で言えば。「漫画→アニメ」の順だと「俺の思ってたのと違う!」となってしまいがちですが、「アニメ→漫画」の順だと「漫画を読んでいる時も声優さんの声が聴こえる!」となったりするじゃないですか。それに似たような話だと思います。



 なので、私は「好きな漫画がアニメ化されても観ない」ことにしています。最初から楽しめないことが分かっているのにわざわざ観て「やっぱり楽しめなかった」と文句を言うのは、アニメを作った人にもアニメを楽しんでいる人にも失礼ですし、もっというと「原作ファンはごちゃごちゃうるせえ」とアニメから入ったファンの印象を悪くしてしまうかも知れないし、自分にとっても時間の無駄な上に敵が増えるだけですからね。

 でも、世の中には「好きな漫画がアニメ化されても両方楽しめる人」はたくさんいますよね。文句を言いながらとかじゃなくて、純粋に「あの漫画がアニメとして完全に再現されてる!ありがとう!」と楽しめる人はいます。そういう人は恐らく「その人がベストだと思う漫画を読むスピード」と「演出家が提供したアニメのスピード」が近いんじゃないのかなと思います。



 逆に、冒頭で紹介した記事を書いたしんざきさんや、しんざきさんに共感しているコメント欄の方々――――「漫画は楽しめるけどアニメは楽しめない」という人は、(原作を読んでいるかどうかに関係なく)この差が大きいんじゃないかと思います。漫画を読むのが速い人は、アニメのスピードは「退屈だ」「引き伸ばしに感じる」と思うし。漫画を読むのが遅い人は、アニメのスピードは「話を理解する前にどんどん進んでしまってついていけない」と思ってしまうし。

 更に逆に、世の中には「漫画は上手く読めないけど、映画化してもらえれば観られる」という人もいます。そういう人は恐らく「漫画を自分のスピードで読む」ことが上手くなくて、アニメや映画やドラマなど作り手がスピードをコントロールしてくれるメディアの方が「演出家が思うベストなスピードを提供してもらえる」から楽に楽しめるんじゃないのかなと思います。




 しかし、この「誰がスピードをコントロールする権利を握っているかが漫画とアニメでは違う」という話、上手く言語化されていないと思いますし、それ故になかなか伝わらない話だとも思うんですね。例えば今日の記事のタイトルをどうしようかと考えた際、一行で簡潔にそれを伝えられる言葉が思いつきませんでした。
 恐らくこの記事を読んでもなおピンと来ない人はたくさんいるでしょうし、「漫画は楽しめるけどアニメは楽しめないという人」も「漫画は上手く読めないけど、映画化してもらえれば観られるという人」も、なかなか他人に分かってもらえないという経験を多くしてきたんじゃないかなぁと思います。


 自分は比較的どのメディアでも楽しめるので、その点ではとても恵まれているんだなーと思いますし……そうでない人にとって、例えば今まで自分がほとんどチェックしてこなかった「オリジナルアニメのコミカライズ版」とか「人気漫画の実写映画版」なんかも大切な展開なんだなあと思ったりしました。
 「漫画は楽しめるけどアニメは楽しめないという人」に向けて、好きなアニメのコミカライズ版をチェックしてオススメしていったらコミカライズ版だけでも興味持ってもらえるかしら。

(関連記事:「小説から入る人」「漫画から入る人」「アニメから入る人」「実写映画から入る人」

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| 漫画読み雑記 | 17:55 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

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漫画の「レビュー」は、どのタイミングで書くべきか?

 最近の自分は「買ったけど読んでいなかった本」を片っ端から読んでいるのですが、最近ちょっと“漫画”について考えていることがあります。

 リアルタイムに読む楽しさと、完結してから一気に読む楽しさと

 これは2013年に書いた記事です。
 漫画を読む楽しみ方には、「まだ完結していない漫画を、続きを待ちながら楽しむ方法」「既に完結した漫画を最初から最後まで一気に読んで楽しむ方法」があるという話でした。私が片っ端から読んでいる「買ったけど読んでいなかった本」には、「まだ完結していない漫画」もあれば、「既に完結している漫画」もあるので、両方の楽しみ方を今の私は味わっているとも言えるのですが……


 私がこのブログで「漫画の紹介記事」として話題に出してきたのは、「既に完結している漫画」ばかりだったんですね。
 それは意図的にそうしてきたのですが、理由はシンプルにたった一つ「まだ完結していない漫画」はこれから先につまんなくなる可能性もあるからでした。例えば、とある漫画の1巻が発売されたとします。それを読んだ私はその面白さに感動して、ブログで「超面白いからみんなも読むんだ!」とオススメしたとします。しかし、そこから数ヵ月後に発売された2巻が全然面白くなかった時、私はそこに責任を持てない―――と思ってしまうんですね。

 同じようなことで、「ゲームの紹介記事」を書いていた頃は私は「最後までクリアしなければレビューは書いてはいけない」と思ってプレイしていました。
 例えば全10面のゲームがあって、自分は8面までしかプレイしていないのに「超面白い!」というレビューを書いてしまえば、その後の9面・10面がそれまでのことを台無しにするくらい超つまらなかったとしても責任が取れないと思うんですね。だから、しっかり最後までプレイしてからレビューを書くべきだろうと思っていました。


 「最終巻までちゃんと読んだ漫画」「クリアまでちゃんと遊んだゲーム」ならば、しっかりと責任を持って「面白かった!みんなにもオススメ!」と言えますから――――だから、私は「既に完結している漫画」だけを「漫画の紹介記事」として取り上げてきましたし、「まだ完結していない漫画」はどんなに面白くても完結するまでは紹介してきませんでした。



 でも、それだと「漫画の楽しみ方」の一つしか提案できていなかったとも思うんです。
 面白い漫画であっても「完結するまではブログで話題に出せない」という制約をつけてしまうと、ブログで話題に出せる作品は限られてしまうし、完結してから紹介される方も「もっと早く知りたかった」と思われるかも知れません。何より、作者や出版社からすれば「連載中に応援してくれないと打ち切りになっちゃうんですけど!?」ということもあるかも知れません。

 「そこから先につまらなくなるかも知れない」という可能性には目をつぶって、今後は「まだ完結していない漫画」も面白かったものはガンガン取り上げて応援していくべきかなと考えています。いや、別にウチのブログ程度でプッシュしたところで売上げがどーのこーのなんて変わらないと思うんですけど、このブログを読んでくださっている方々にとっても「今からなら、まだみんなで一緒に新刊を楽しみにする輪の中に追いつける」と思えると思うんですね。



 アニメの場合は、ウチのブログでも「まだ完結していない」のに「面白いからみんな観ようぜ!」と言っていたワケですからね。それは、アニメは後から追いかけるのが大変なのと、(テレビやネット環境があれば)アニメはリアルタイムに観るのならお金を払わなくても観られるというのもあるんですけど……例えば『がっこうぐらし!』の記事であんなに盛り上がったのは、「みんなで一斉にアニメ作品を観ている」リアルタイムの一体感があったからと思うのです。


 ゲームについてもちょっと思うことがあって……クリア後に「紹介記事」を書こうとすると、クリアまでに1ヶ月とかかかっちゃって、「紹介記事」を書いた頃には旬を過ぎてしまうことも多々ありました。それにクリア後に「紹介記事」を書く場合、私は「紹介記事」を書いた時点でそのゲームを辞めてしまうから、「紹介記事」を読んでからそのゲームを始めた人がいても、その頃にはもう私はそのゲームを辞めているんです。
 それならば、そのゲームを始めた直後に「ファーストインプレッション記事」を書いた方が、その記事を読んでからそのゲームを始めた人も私も、同じ時にそのゲームを楽しめるワケで……特に最近のゲームはMiiverseみたいに「みんなで一緒にゲームを遊ぶ共有体験」を重視しているのだから、そっちの方が大事かなと思うのです。



 ということで、今後は漫画についても「リアルタイムの一体感」を大事にして、「まだ完結していない漫画」も面白かったものはどんどんオススメしていこうかなと考えています。

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