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やまなしなひび-Diary SIDE-

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一次創作をしていて地味に悩む、“キャラクターの名付け”について

 現在、LINEノベルにて公開する予定の小説のプロットを大急ぎで作っています。
 無事に8月だけで10万文字を書くことが出来たなら9月1日から毎日1話ずつ公開する予定ですが、7月も終わるというのにまだプロットがまだ終わっていない!LINEノベルの賞の期限が9月30日なので、これは9月29日あたりに「1時間ごとに1話ずつ公開します」みたいな状況になるかも知れない!


 さて、そんな小説制作で地味に悩んでいるのが「キャラクターの名前」です。
 「いやいや、そこを考えるのが一番楽しいんじゃないですか」という人もいらっしゃるでしょうし、確かにキャラクターに「名前」が入ったときの「新しい命が生まれた」感覚は創作活動ならではの喜びだと思うんですが……私の場合、漫画も小説も短編を中心にものすごい数を書いているので、自分でも過去にキャラクターに付けた名前かどうか忘れちゃっているんですね。

 いや、流石に主人公とかヒロイン級のキャラの名前なら覚えていますよ? 5分くらいかければ思い出すと思いますよ? イザとなった押し入れに資料があるはずですし!
 でも、例えば「『ちのしあ』の海ちゃんのお父さんの名前は何だったっけ?」と訊かれても全然思い出せません。それを忘れたまま例えば新作の主人公に同じ名前を付けちゃったら、「これはまさか!『ちのしあ』の海ちゃんのお父さんが若かった頃を描いたスピンオフ作品なのか!渋いとこ持ってきたな!」と勘違いされてしまうかも知れないのです。


 得てして、「作者より読者の方がよく覚えている」もので。
 『吠えろペン』にもそういうネタがありましたね。素性を隠して漫画カルトクイズの番組に出たら、自分の作品についての問題だけ答えられなかった―――みたいな回。

 というのも、“キャラクターの名前”って最初に付けたもののまま行かないで、世に出す前に変更することも多いので、決定稿よりも第1稿の方を覚えているってことがあるんですよ。『絵のない世界』の「ミリアム」は最初「サッシャ」という名前だったし、『Re:Survival』の死神の名前は最終的に「チナリー」と「チナミー」のどっちにしたのか記憶が曖昧だし。


 また、作中には出てこない「設定だけの名前」を作っていることも多いので、例えば『サッカー日和』なんかは登場する全部のキャラのフルネームを考えていたんですね。でも、キャラ数が多すぎてそれは作中では出てこないのです(その設定があったので、それを流用して書いたのが『オレは貧乳が好きなんだ』だったりするのですが)。
 そういう「設定だけの名前」であっても、被るのはイヤなんです!ろくに覚えていなくても、もしふと思い出して「あー、新作の主人公の名前は『サッカー日和』で相撲部だったヤツと同じ名前じゃないかー」ってなったらショックじゃないですか!私しか気が付かなかったとしてもイヤなんです!

 さらにさらに厄介な話だと、「構想はしたけど描かなかった作品」とかもあって、そうした作品のキャラとも名前が被ったらイヤなんです!だって、いつか描く機会があるかも知れないじゃないですか!
 『コマンド?→A/B/C』の登場人物の名前は1月から3月までをモチーフにした名前でしたが、その続きをいつか描けたらイイなと4月から12月までのキャラクターも考えてあったのですよ!いつかまた描く機会があるかも知れないから、これも使いたくない!ちなみに私のお気に入りは6月のコでした!


 流石に今はもう時間がないんですが、この小説が書きあがったら「今まで自分が描いた漫画・小説の全キャラクターの名前」をリスト化しておこうかな……自分が気付いていないだけで、実はすでに被っている名前とかありそう。



 そしてそして、これを気にするのは私だけなのか、一次創作をしている人に是非訊いてみたいんですけど……「有名人」とか「有名な漫画・アニメ・ゲームなどのキャラクター」とか「好きな漫画・アニメ・ゲームなどのキャラクター」と名前が被らないようにって気を付けません?

 例えば、「まどか」って名前の女のコを出したら、どうしたって魔法少女のあのコを連想してしまうじゃないですか。
 「よくある苗字」「よくある名前」ならしょうがないけど、その響きで連想される人物が限りなく少ない場合は特に避けたいと思うんですね。分かりやすい例を挙げると、「江頭」って苗字はお笑い芸人のあの人を連想してしまうから、ヒロインの苗字に付けづらいみたいなことです。

 あ……そんなことを言いつつ、『サッカー日和』の岸くんとか、『モテ学』の南野さんは、野球選手とかサッカー選手から付けてたわ(笑)。でもまぁ、元ネタの彼らはイケメンなんで、主人公やヒロイン格に付けてもイメージが損なわれることはないかなぁ。



 あと、自分や家族はもちろん、友達とか、「昔好きだった女のコ」の名前とかも使うのは抵抗がありますね。
 だってほら、「昔好きだった女のコと同じ名前のキャラ」と主人公が結婚する話とか描いていたら、なんかヤバイヤツなカンジしませんか(笑)。万が一同級生とかに知られたら「やまなしって自分の漫画の中で○○さんと結婚したらしいぜ」「ストーカーよりも怖いわ」って陰口叩かれそうじゃないですか!

 あと、1回付けた名前が「どうにもどこかで聞いたことある響きな気がする……」と考えたら、自分の娘の名前だった(『トモダチコレクション』での)ので没にしたこともあります。だってほら、自分の娘と同じ名前をヒロインに付けて主人公と結婚する話とか描いたら、ド変態野郎だと思われかねないじゃないですか!



 そう言えば、『海猿』の主人公の名前は「作者の弟の名前」で、ヒロインの名前は「作者の姉の名前」と1巻のカバーに書かれてて、この2人が後にセックスするシーンとか出てくるんですけど、弟と姉(と同じ名前のキャラ)がセックスするシーンなんてよく描けるなぁと思ったことがあります。


 あ……でも、これ面白いネタかも知れない。
 ものすごい良いアイディアが降ってきたので、ここには書かずに、今後の小説で使うかも!(笑)


| 小説創作 | 17:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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小説に挿絵があることは、プラスかマイナスか

 漫画(『その日 世界は…』の2巻)のネーム作業が終わったので、続いて小説のプロット作業に移行中です。やることが…やることが多い…!


 元日に書いた今年の抱負「ストーリーを多く届ける」でしたが、それを書いた時点では「春に小説短編集をキンドルで出す」「秋~冬くらいにもう1本新作の小説を書けたらイイ」くらいに思っていました。

 そのタイミングに渡りに船だったため、次回作は夏にオープンするLINEノベルに投稿しようと思います。
 9月30日まで「令和小説大賞」という賞金300万円のコンテストを受け付けているので、これに間に合わせるつもりで書きます。300万円もらえたらレトロフリーク買います!(夢が小さすぎる)

 8万~20万文字がどれくらいなのか分からなかったので、キンドル本で出した短編集の5本目『待つことしか俺には出来ないのか』をWordにコピーして文字カウントしてみたところ、スペースを含まないで5万4千文字でした。スケジュール的には1ヶ月でその倍を書くのか……まぁ、ラクショーラクショーですよ。


 LINEノベルという新しいプラットフォームに投稿することで「どれくらいの人が読んでくれるのか」分かりませんし、どうも現時点で出ている情報を見る限りは「投稿された小説を読むには専用アプリが必要」みたいで、小説を読んでもらうためにわざわざアプリを入れてもらうことをお願いするのは心苦しいのですが……
 いろんな小説投稿サイトに投稿していたらパブーとtaskeyが消滅するという経験を味わった身としては、新しく始まる小説投稿サイトをなるたけ応援したいなと思ったのと。「知る」欲求の強い自分としては、全部の小説投稿サイトをとりあえず経験しておきたいなと思ったので、今回はLINEノベルに投稿することに決めました。


 300万円とレトロフリークは夢物語ですが、締め切りがあることでモチベーションが保てるというのもありますしね。小説公開の際にはまたブログで告知するので、最低でも普段ブログを読んでくださっている皆様は読んでくださいね!マジで!冗談抜きで!死ぬ思いで執筆しているんで!



 さて、ここからが本題です。
 キンドル本で出した小説短編集は挿絵を付けたのですが、次回作の小説は挿絵を描かないつもりです。

 「挿絵を描く時間がものすごくかかるので、いちいち挿絵を描いているとストーリーが量産できない」と考えたのが最大の理由なのですが、そもそも以前から「挿絵があることが自分の小説にとってプラスになっているのか」は疑問だったんですね。


 例えば、みなさんが読んでいる小説の中に「絶世の美女」が出てきたら、みなさん思い思いの「絶世の美女」を頭の中で作り出すと思うんですね。人それぞれ好みはちがいますから、Aさんの思い描く「絶世の美女」、Bさんの思い描く「絶世の美女」、Cさんの思い描く「絶世の美女」はてんでバラバラだと思うのですが、それでも全員が「絶世の美女」を共有体験することが出来るのが小説という媒体だと思うのですね。


 もっと分かりやすい例を挙げると―――
 「彼女は理想的なおっぱいをしていた」という一文が書かれていたら、巨乳好きは「大きなおっぱい」を想像するし、貧乳好きは「小さなおっぱい」を想像するのだけど、両方とも「理想的なおっぱい」を頭の中に思い浮かべることが出来るのです。

 しかし、そこに挿絵があると……貧乳好きの私が書く理想的なおっぱいは「小さなおっぱい」なので、「小さなおっぱい」派の人は嬉しいかも知れませんが、「大きなおっぱい」派の人は「これのどこが理想なんだよ」となってしまうのです。何という分かりやすい説明!天才か!



 本来なら「読者が自由にイメージできる」小説という媒体を、自分が挿絵を描くことで「読者のイメージを限定している」んじゃないかと以前から思っていたんですね。
 もちろん挿絵の付いているライトノベルを全否定したいワケではなくて、プロのイラストレーターさんが凄いのは、「読者が自由にイメージした絶世の美女」を超える「読者がイメージできないほどの絶世の美女」を描いてしまえるからなんですけど……私の絵ではそれはムリじゃー!


 それは別に「私の絵なんて……」と卑下することで、「そんなことないですよ!」と慰めてもらいたくて書いているワケじゃなくて。
 「絵柄の合う合わない」で読む気にならない人だって世の中にはいるじゃないですか。読者の立場としての私は絵柄に関しては好き嫌いをあまりしないのですが、世の中には「どんなにオススメされてもその漫画は絵柄が合わないから読む気にならない」って人も多いじゃないですか。私の大好きなあの漫画とかあの漫画とか!何十回、何百回オススメしても「絵が好きじゃない」って言われて手に取ってもらえなかったのですよ!




 “読者の立場としての私は絵柄に関しては好き嫌いをあまりしない”と書きましたが、そんな私でもエロ漫画とかエロ同人ゲームとかでは絵柄が好みでないとエロく思えないし、さっきの例とは逆で「とてつもなく大きなおっぱい」の絵を見せられるとこれのどこが理想なんだよ」となってしまいます。
 エロビデオだって内容が良くても女優さんが好みじゃなかったらちっともエロく感じないし……最終的に、自分の理想を頭で思い浮かべられるエロ小説が一番だなと改めて思い至った2019年・夏!



 いや、別にLINEノベルにエロ小説を投稿するワケじゃないんですけど(笑)。
 今回は「挿絵がない」ことで、読者にそれぞれ「理想」をイメージさせる作品にしようと考えています。

 なので、例えばLINEノベルに挿絵なしで投稿した後、挿絵を追加してキンドル本で発売する―――みたいな予定はありません。私の中でイメージがブレないように一応キャラクターデザイン設定みたいなものは作りますが、それを公開することはないだろうと思います。みなさんが思い描く「絶世の美女」のイメージを崩さないためにも。



  

| 小説創作 | 17:55 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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小説を書きながら、小説って読めますか?

 プロだろうがアマだろうが「小説を書く人」がどうなのか気になるんですが、「自分の小説」を書きながら「他人の小説」って読めますか?

 あ、えーっと……
 「書きながら」という表現だと「右手で小説を書きながら、左手で小説を読む」みたいな奇人変人を想像されそうですが、私が言いたいのは「小説を書いている合間、休憩時間とかに他の人の小説を読む」ことが出来るかという話です。




 私はどうやらこれが著しく苦手みたいで、「ストーリーを考えている」と「他のストーリーが頭に入ってこない」傾向があることに最近気が付きました。漫画もそうで、作画中はそうでもないんですけど、ネーム中は「脳のキャパシティ」をストーリーに全振りしてしまっているみたいで、漫画も小説もまったく頭に入ってきません。

 これが、私が春アニメをあまり楽しめなかった一因なんじゃないかと思ったりもしますし。
 ゲームも、ストーリー性の強いアドベンチャーゲームとかRPGとかはちょっと遊ぶ気にならず、最近はストーリーも何もない『Downwell』をずっと遊んでいます。ずっと楽しみにしていた『じんるいのみなさまへ』が今週発売になるのだけど、どうしよう……



 しかし、漫画やゲームはそうでもないかも知れませんが、小説って「面白い作品を書く人」ほど「たくさん他の人の作品も読んでいる」イメージがあります。昔の作品だけじゃなくて、最近の作品もチェックしているのを見ると、「脳のキャパはどうなっているんだ?」と聞きたくなります。
 例えば、「自分で小説を書く時期」と「他人の小説を読む時期」をキッパリと分けているのか、それとも「小説を書いている合間、休憩時間とかに他の人の小説を読む」ことが出来るのか―――


 「ストーリーを考えている間は他の人の作品が読めない」ことの何が困るって、創作活動を熱心にやればやるほど世の中にある「面白い作品」との出会いが減るワケですよ!しかし、「面白い作品」との出会いを優先すれば創作活動が疎かになる!

 この「インプット」と「アウトプット」のバランスって、みんなどうしているんですかね……
 漫画を描いている時は「作画の時間」が長かったのでその隙に「インプット」していたんですけど、小説の場合は常にストーリーのことを考えていなくちゃいけないので「インプット」の余裕がないと思うんですよ。完成までに時間のかかるメディアの方がむしろ「インプット」している余裕があるってことか……?

| 小説創作 | 17:49 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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キンドル本を「最新データに更新」するのは、やり方さえ分かれば5分もかからなかった

 キンドル本の新刊、小説短編集『待たされている間は名探偵時間』が発売中です!
 定価250円!よろしくお願いします!




 さて……実はこの『待たされている間は名探偵時間』なんですが、iOS端末のキンドルアプリで読んだ場合に一部の表記がおかしくなるという報告がありまして。私の方でも確認しました。例えば、このシーン……という例を出すので、スクショには1作品目のネタバレがあるのはご容赦ください。 ↓クリックすると拡大するようにしてあります。

iOSban.jpg

 「………!?」の位置がおかしいのと、「かわいい」「ソーメン」「ジョッキ」「インテリ」の文字が何故か一文字にまとめられています。iOS端末で読んでいた人は「変わった演出だなー」と思っていたかも知れませんが、これは作者の意図しない不具合です。申し訳ありません。


Screenshot_2019-06-06-10-49-33.png
 
 キンドル系の端末……↑これはAmazonが出している「Fire」というタブレット端末ですが、こちらだと「かわいい」「ソーメン」「ジョッキ」「インテリ」がちゃんと表記されていることが分かると思います。


PCban.jpg

 PC版のアプリでもちゃんと表記されていますね。
 今のところ妙な表記が確認されたのはiOS版だけです。



 理由を調べてみたのですが、これは別にAppleが悪いワケではありませんでした。
 「!?」のように、本来は2文字である言葉を縦書きの1マスに収めることを「縦中横」というのですが、キンドル本を作成する時にはこれを「span class="tcy"」というタグで設定できるのです。

edita.jpg

 こんなカンジね。「!?」の前後に「span class="tcy"」というタグと「/span」というタグがありますね。


 iOS版の表記がおかしくなった原因は、この「/span」という閉じる側のタグの位置がズレてしまっていたからみたいです。「この文字だけ縦中横で表示してね」と設定するところ、「ここからず~~~~~~~~~っとその章の最後まで縦中横で表示してね」と設定してしまったため、「かわいい」「ソーメン」「ジョッキ」「インテリ」といった文字まで縦中横で表示されてしまったのです。


 しかし、厄介なことにこの縦中横で表示できるものがiOS版のキンドルアプリと、キンドル系端末の読書アプリと、PC版のキンドルアプリとで全部ちがっているみたいで、キンドル系端末の読書アプリやPC版のキンドルアプリでは問題なく表示されたのです。んで、発売前に「キンドル系端末の読書アプリ」で最終チェックをしていた自分は、タグの位置がズレていることに気付かずに発売してしまったという……

 申し訳ないです。今後はこのようなことがないように、ちゃんと発売前に念入りにタグをチェックしようと思います。




 さて、ここからが本題です。
 とは言え、「紙の本」とちがって「電子書籍」なら修正データを提出すれば解決するだろうと思っていました。あとから「最新データに更新」できるのが電子書籍の良さだろうと思っていました。
 急いで修正データを提出して、それがちゃんと反映されて、現在Amazonで買えるキンドル本はこの「修正版」になっているはずなのですが、私のiPadに入っているキンドル本は「修正版」になっていなかったのです。一旦端末から削除して再ダウンロードしてもダメですずっと無修正です。


 というのも、私、今までずっと勘違いしていたのですが……
 内容が抜本的に変わるみたいなことがない限り、キンドル本って「購入者が購入した時点のバージョン」で固定されて、端末から削除→再ダウンロードしても「最新のバージョン」ではなく「購入者が購入した時点のバージョン」がダウンロードされるんですって。

 ものすごく分かりやすい例えで説明すると、現在『JUDGE EYES』を新たに買おうとするとその中にピエール瀧さんはいないのですが、ピエール瀧さんがいる時期に『JUDGE EYES』ダウンロード版を買った人は、再ダウンロードしても「ピエール瀧さんがいるバージョン」がダウンロードされる―――みたいなことです。うむ、分かりやすい!


【著者&読者対象】購入済みKindle版書籍の更新方法・最新版の再ダウンロード方法

 「じゃあ、早期に購入した人はずっと「かわいい」が一文字で表示されるような珍妙なバージョンを読み続けなくちゃいけないの?」というと、面倒くさいですが解決方法はあります。↑の記事の「【著者&読者対象】購入済みのKindle書籍をAmazonにお願いして再ダウンロードする方法」という場所に書かれている通りにして、カスタマーサービスにEメールを送ると「最新バージョン」に差し替えてくれるみたいです。


 自分もやってみようとしたところ、この記事は2年前に書かれた記事だそうですから細かいところが現在は変更されていたりするみたいですね。なので、私がやった順番を改めて書きます。

 カスタマーサービスのページを開く
→ 「デジタルコンテンツとサービス」をクリック
→ お問い合わせ内容を「Kindle電子書籍」
→ 詳細内容を「Kindleコンテンツの問題」
→ さらに詳細を「Kindle本のダウンロードの問題」に設定

 時間帯とか曜日に依るのかも知れませんが、私が開いたときは「Eメール」での問い合わせはなかったので「チャット」での問い合わせにしました。普段ROM専の人は「えー、チャットー?」と思うかも知れませんが、予め文面を用意しておいてそれをコピペで送れば、あとは「お願いします」とか「ありがとうございました」とかだけで大丈夫です。

 今回の場合の文面は、先ほどのサイトを参考にこんなカンジにしました。

<文面>
以前に以下のKindle電子書籍を購入しました。
改めて最新版を再ダウンロードしたいので、ご対応をお願いいたします。

識別番号:ASIN: B07SMMTLLB
書籍名:待たされている間は名探偵時間: ーやまなしレイ小説短編集ー

再ダウンロードすると、現在のハイライト、ブックマーク、メモ、最後のページ番号等がが削除されることを十分に理解しており、それらを了解したうえで、最新版のダウンロードを申請します。

</ここまで>

 これをコピー&ペーストしてチャットを開始すると、あちらの方が迅速に手続きをしてくれるのであっという間に終わります。早期にダウンロードしてくださった人には手間をかけて申し訳ありませんが、5分もかからずに終わるので参考にしていただけたら幸いです。

iOSban2.jpg

 ハイ直った、かんぺきー!


 もちろん「別に表記がおかしくても問題ない」という人は最新版に更新しなくても読めなくはないですし、今のところiOS版以外では表示がおかしくなることは確認されていないのでiOS端末以外で読んでいるという人には関係がない話です。


 重ね重ね、みなさんにはご迷惑をおかけしました。

| 小説創作 | 17:52 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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「一人称の物語」と「三人称の物語」

 キンドルにて小説短編集が発売中です!
 定価250円!よろしくお願いします!




 この機会に書いておきたいのが、「一人称視点」と「三人称視点」の話です。

 このブログを読んでいる人にはゲーム好きの人が結構いると思うので、3Dアクションゲームや3Dアドベンチャーゲームにおける「一人称視点」と「三人称視点」のちがいは直感的に分かる人が多いかなと思います。

doraquesowrd-3.jpg
<画像はWii用ソフト『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』より引用>

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<画像はプレイステーション版『Dの食卓』より引用>

 ウチのブログで紹介したゲームで言うと、『ドラクエソード』や『Dの食卓』なんかは「一人称視点」のゲームです。有名どころで言えば『マインクラフト』は基本的には「一人称視点」ですし(「三人称視点」にも切り替えられるみたいですが)、VRのゲームなんかは「一人称視点」のものが多いですね。



spla2-23.jpg
<画像はNintendo Switch用ソフト『Splatoon2』より引用>

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<画像はNintendo Switch版『フォートナイト バトルロイヤル』より引用>

 それに対して『Splatoon』や『フォートナイト』はプレイヤーキャラの後ろにカメラがあるので「三人称視点」の3Dアクションシューティング(TPS)と呼ばれています。ゲームの分類においては、「カメラ=キャラクターの目線」なものを「一人称視点」、「カメラがキャラクターも映す」ものを「三人称視点」と言っているのだと思います。

 要は、「どこにカメラがあるのか」って分類なんですね。

 それによってゲームがどう変わるのかとか、例えば『スーパーマリオブラザーズ』とか『ドラゴンクエスト』とか『逆転裁判』とかはどうなんだという話も書いてみたいのですが、今日の記事で語りたいのは「小説」の話なので、「ゲーム」の話はまたの機会にしましょう。




 さて、ここからが「小説」について。
 「小説」を読む側の人はあまり意識しないかも知れませんが、「小説」には「一人称の小説」と「三人称の小説」があります。どこがちがうのかと言うと、これも「ゲーム」の話と一緒で「どこにカメラがあるのか」がちがうだけです。ただ、小説のカメラは「画面」だけでなく「気持ち」とか「情報」も映せるというのがポイント。


 例えば、超有名な『吾輩は猫である』の冒頭部分を見てみましょう(リンク先:青空文庫)。

<以下、引用>
 吾輩は猫である。名前はまだ無い。
 どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。

</ここまで>

 一行目から「主人公=猫」の視点で描かれる「一人称の小説」だと宣言するところから始まります。猫の目線から人間の生活を見ていくという作品ですが、例えば「どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」という表現から分かるように「主人公(=猫)が知らないことは描けない」というのが「一人称の小説」なんですね。これがもし「三人称の小説」だったら「親猫はこの猫を産んだ後、うんぬんかんぬんなのじゃ」みたいな説明が入ったかも知れませんが、「一人称の小説」ではそれは出来ないんですね。

 「読者」と「主人公」の知っていることがイコールになるので、没入度も増すというのが「一人称の小説」の特徴です。





 では次、こちらも冒頭部分が超有名な『走れメロス』を見てみましょう(リンク先:青空文庫)。

<以下、引用>
 メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
</ここまで>

 一行目から、主人公:メロスを客観的に見て「メロスは激怒した」と表現しているように、この作品は「三人称の小説」です。
 だから、「(メロスは)邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。」みたいなことが言えるんですね。一人称の小説でこれをやると「私は、邪悪に対しては人一倍に敏感である」と言い出すイタイ人になっちゃいますからね。まぁ、こういう人Twitterにはいっぱいいますけどね!


 「三人称の小説」の特徴は、「主人公が本来知らないことも描くことが出来る」ことにあります。例えば『走れメロス』にはこういう描写も出てきます。

<以下、引用>
 それを聞いて王は、残虐な気持で、そっと北叟笑んだ。生意気なことを言うわい。どうせ帰って来ないにきまっている。この嘘つきに騙された振りして、放してやるのも面白い。そうして身代りの男を、三日目に殺してやるのも気味がいい。人は、これだから信じられぬと、わしは悲しい顔して、その身代りの男を磔刑に処してやるのだ。世の中の、正直者とかいう奴輩にうんと見せつけてやりたいものさ。
</ここまで>

 これはメロスが王に「セリヌンティウスを置いていくから3日間待っててね」と言った際の描写です。主人公:メロスには分かるはずがない「王の思惑」が描写され、このおかげでラストシーンのカタルシスが増すのです。このため『走れメロス』は「メロスの物語」なだけでなく、「王の物語」とも言えるのです。

 “神の視点”で、主人公以外のキャラクターの「思惑」や「状況」も描けるので、読者が「全体」を把握できるのが「三人称の小説」の特徴でしょう。





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<画像は『その日 世界は…』1巻2話「ずいぶんと遠くにいっちゃったなぁ…」より引用>

 んで、基本的にマンガって「三人称視点」なんですよ。
 もちろん「カメラがずっと主人公を追いかける」タイプの漫画もあるし、「主人公以外の心情描写をしない」タイプの漫画もあって、それらは「一人称の小説っぽいマンガ」だと思うのですが……マンガである以上、カメラが三人称視点の位置にあるので、完全な形の「一人称視点」にはなりづらいのです。

 短編とかなら、「カメラ=主人公の目線」の実験的マンガというのもなくはないですが……一発ネタであって、それを長期的に描くのは難しいかなと思います。
 「主人公=作者」のドキュメンタリー漫画とかエッセイ漫画でも、作者をキャラクター化して「三人称視点」で描きますからね(映画なら、ドキュメンタリー映画だと監督の顔が映らないものも結構あるし、フィクションでも一人称視点のものがチラホラ出てきてるらしい)

 恐らくですけど、マンガって「表情でキャラクターの気持ちを描写する」文化なため、完全な「一人称視点のマンガ」だと主人公の気持ちが読み取れなくて怖くなってくると思うんですね。「一人称の小説」とは逆に「読者」が「主人公」に感情移入できなくなるので、むしろそれを利用して「主人公が読者の理解できない行動をとる」サイコホラーっぽい作品なら「一人称視点のマンガ」も面白く出来そうかな。ストーカー視点のマンガとか。



 こんなカンジに、私は長年マンガを描きながらこの「視点の限界」についてずっと考えてきました。例えば『朝が来る』なんかは、「主人公以外の心情描写をしない」ことで「一人称の小説っぽいマンガ」にしようとしましたし。例えば『たのしみのない家族』は、「カメラが追いかける主人公を次々と切り替える」ことで「心情描写を敢えてしないキャラの心理を推測させようとした」のだし。

manga-sannninsyou2.jpg
<画像は『春夏秋冬オクテット(冬)』「たのしみのない家族」より引用>



 「ライトノベルを書いてみたらどうでしょう?」とコメント欄で言われたとき、最初はピンと来なかったんですけど、マンガでは出来ない「完全な一人称視点」が小説なら出来るじゃないかと思ったのです。

 マンガより小説の方が優れた表現媒体だとか、マンガを描くのにもう疲れたから小説に逃げるとかじゃなくて、自分の思いついた作品で「マンガという表現媒体に向いているものはマンガで描いて」、「小説という表現媒体に向いているものは小説で書けば」イイじゃないか―――その選択肢が増えるのはイイことだと思って、今回初めて小説を書くことにしたのです。

 なので、もし「ゲームという表現媒体に向いている」という作品を思いついた場合は、BASICで作るのでしょう(笑)。



 というワケで、今回の小説短編集に収録している5本の作品は、「一人称の小説」であることを活かして出来ることを考えて生まれた作品です。キャラクターから作るとか、ストーリーから作るとかじゃなくて、まず構造から作っているんですね。んで、それを活かせるシチュエーションは何かと考えていっている……

 ネタバレにならない範囲で説明しますと、5作品目『待つことしか俺には出来ないのか』は「視点となる主人公キャラを切り替える」ことで全体像が見えてくることを狙った作品です。短編集のラストということで最も高度なことを読者にさせようという試みで、『たのしみのない家族』とかなり似た構造の作品になっています。

 「構造」から入っているため、最後までどっちを書くか悩んでたもう一つの候補は「ケンカしている女子中学生グループの一人一人に話を聞いてケンカが起こった本当の原因に迫る」というキャラクターもストーリーもシチュエーションもテイストもまったくちがう作品でした。ただ、「構造」だけは一緒なんです。
 ちょっとお話し的に地味だったのと、2本連続学園モノは飽きられそうだったのと、中学生ヒロインは亜希ちゃん一人でイイやと思ったのとで、連続殺人事件の方を5作品目に選んだのでした。「そんな理由で殺されたのか!」と被害者の人達から顰蹙を買いそう(笑)。


 ちなみに投稿サイトの段階でボツになった「幻の4作品目」は、お笑い芸人が主人公で「ドッキリを仕掛けられている」と思いこんだ人の「一人称視点」で「読者の全員が気付いていることに主人公だけが気付いていない」コメディでした。
 しかし、この「主人公が気付いていないことに読者全員が気付く」というのが、マンガだったら簡単に描けそうなのに、「一人称の小説」で書いたらすごく難しくて……んで、元々5作品目として考えていた(短編集では4作品目)『待ってるこっちの身にもなってくれ』が似たような構造で、こっちの方が分かりやすいじゃないかと思ったので「幻の4作品目」は幻に消えていったのでした。




 そんなカンジに「一人称の小説」を書くのは、「三人称視点のマンガ」を描くのとは別の楽しさがあって、機会があればまた書きたいなとネタもたくさんあるのですが……唯一「一人称の小説」を書くにあたって難しいなと思ったのが、「自分と語彙がかけ離れた主人公には出来ない」ということでした。

 自分より語彙が豊富な主人公にしようとしても、自分の知らない言葉はなかなか出てこないし。
 逆に、自分より語彙がない(例えば小さな子供とか)主人公にしようとしても、ついつい自分の知っている言葉を使ってしまいがちだし。

 「すごい天才」も、「すげー馬鹿」も、なかなか主人公にしづらいんですよね。
 だから、あの、『その日 世界は…』の夏央みたいな主人公は「一人称の小説」だと書くの難しいと思うんですよ。あのコ、語彙が10個くらいしかないので(笑)。マンガで描いてて良かった!

  

| 小説創作 | 17:51 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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小説短編集『待たされている間は名探偵時間』がキンドルにて発売されました!

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 短編の推理小説を5つ収録したキンドル本を発売しました!
 定価は250円で、キンドルオーナーライブラリーKindle Unlimitedで読むことも可能です。キンドル本は「キンドル」という名前の付いた端末を持っていなくても、iOSAndroidOSのスマホやタブレット端末、パソコンでも無料アプリを入れることによって読むことが出来ます。



 収録しているのは以下の作品です。

<過去に投稿サイトで公開した(現在は公開終了しています)
・『待つことには慣れている』
・『待つのももう限界だ』
・『待っている間にしなければならないことがある』
・『待ってるこっちの身にもなってくれ』

<このキンドル本のために書き下ろした新作>
・『待つことしか俺には出来ないのか』


 どの作品も、主人公が「待たされている」間にアレやコレやと考えを巡らせる「一人称視点」の「安楽椅子」タイプの推理小説です。基本的には「日常の謎」路線ですが、例えば5作品目の『待つことしか俺には出来ないのか』なんかは以前に「やまなしさんが書いた本格ミステリーを読んでみたいです」と言われたのを受けて考えた作品だったりするので、作品によってはヘビーな展開もあります。

 Amazonの商品ページには、「紙の本だったら517ページです」と書かれてますね……
 特に『待つことしか俺には出来ないのか』は短編の予定ではなかったのですが、短編集に入れる予定の作品を1つボツにしてしまったため、その1枠を埋めるために短編集にねじ込んだため。ボリューム的には『待つことしか俺には出来ないのか』は全然短編じゃないんですよね……


 また、「推理小説にはビジュアルのイメージがあった方が考えやすいだろう」という構想があったため、イラストをふんだんに入れてあります。ザっと数えたらおよそ80枚前後だったと思います。もう、イラストだけで漫画を描くのと変わらない労力では!?

sample1.png
sample2.png
sample3.png



 キンドルで本を読んだことがない―という初心者のために、超分かりやすい画像を用意しました。よろしくお願いします!

kaikata.jpg

| 小説創作 | 20:13 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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短編小説『待ってるこっちの身にもなってくれ』最終話「運命共同体」を各サイトで公開しました!

syousetu5-7-2.jpg

<公開しているサイト>
パブー ※イラスト付き
エブリスタ ※イラスト付き
・taskey ※イラスト付き
星空文庫 ※チャプター画像あり
Pixiv ※チャプター画像あり&縦書き
カクヨム

 途中休んだ時期もありましたが、1月から毎週続けていた「小説の更新」は今回で最後となります。ここまでお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。

 という感慨深い日に、taskeyに接続できないのでリンクが貼れないという……(笑)
 アップは出来たとは思うんですが、その後につながらなくなっちゃいました。


 まぁ、私自身の今の率直な気持ちを言うと……「まだキンドル本の書き下ろしを書かなくちゃいけないのでちっとも終わった気になれない」なんですが、毎週毎週締め切りがあるのは本当に大変でした。私はいくつもの作業を並行して進めるのが苦手なので、予定では漫画を描きながら小説も更新するつもりだったのですが全然できませんでしたね。


-各話リンク集-
「一.白髪三千丈」
「二.おすそわけ」
「三.絶望的観測」
「四.よびちしき」
「六.むせきにん」
「六-二.ねがうこと」
・「七.運命共同体」


 4作品目を公開し始めて、7週目の閲覧数・イイね!の数です。

・パブー
 4作品目(1話:6、2話:4、3話:1、4話:1、5話:10、6話:45)
・エブリスタ
 4作品目 PV:0、スター数:1
・taskey
 サイトがつながらないので集計できず
・星空文庫
 4作品目 PV:19、いいね!0
・Pixiv
 4作品目(1話:3、2話:4、3話:1、4話:4、5話:3、6話:35)
 4作品目いいね!(1話:0、2話:0、3話:0、4話:0、5話:0、6話:1)
・カクヨム
 4作品目 PV:15、★0、応援1


 これが最後の閲覧数集計です。
 先週「あまり読まれていない」と書いたからなのか、パブーは急上昇しました。
 カクヨムとエブリスタはほぼ横ばい……というか、エブリスタは閲覧されていないのにスターが届くという、やはり集計方法に謎が残るカンジで。星空文庫とPixivは露骨に落ちました。これは恐らくサムネイル画像があまりキャッチ―ではなかったことが原因かなと思われます。


 こうやって閲覧数を発表することは、「うわ、ホント大して読まれてないんだな」と恥をさらすことになりますし、実際に色々言われましたんで……次に小説を毎週更新する機会があったとしても、もうやらないと思います。



 あーーーーー!たくさんの人に読まれるような人気者になりたかった!!

| 小説創作 | 23:39 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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