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かつての人気作品が再アニメ化されていく流れ

 原作ファンの一人として、語らざるをえないニュースが来ました。

 「封神演義」再びTVアニメ化、太公望は小野賢章!“仙界大戦”を主軸に描く

 メインキャストの2番目に聞仲が来ていて“「仙界大戦」のエピソードを主軸”ということは、原作の最初から最後までをアニメ化するワケではなくて、原作の一エピソードだけをアニメ化するということなんですかね。「仙界大戦」だけならコミックス4~5冊分くらいだったはずなので、1クールでも収められそう。
 原作全部だと23冊もあるので、それを忠実にアニメ化すると3クールどころか4クールはないと尺が足りないと思われます。個人的には『封神演義』は最初から最後まで「話がつながっている」ことが魅力な作品だと思っていますから、一部分だけアニメ化というのは残念なんですけど、ビジネス的には仕方がないことなのかな……


 ネットでも有名なあのエピソードとかも、アニメでは恐らくやらなさそうですね。
 初見の人がどういう反応をするのか見たかったのに!(ゲス)



 『封神演義』って何?という若い人もいらっしゃると思うので、一応の解説をします。

 『封神演義』とは、元々は中国の明の時代(14世紀~17世紀)に生まれたファンタジー小説で、史実である殷周易姓革命(紀元前1000年代の出来事)に仙人や妖怪などが関わって大戦争を繰り広げていたといった話です。
 中国の娯楽小説の有名どころ『三国志演義』『西遊記』『水滸伝』などに比べると知名度が落ちる作品だったんですが、日本では1988年から安能務さんがこの作品をリライトした小説が発行されました。その小説を元に、更に大胆な改変を行って「少年漫画らしいファンタジーバトル漫画」として藤崎竜さんが1996年~2000年に少年ジャンプにて連載したのがこの作品です。

 「史実」があって、そこにファンタジー要素を加えた「古典」があって、それを「リライトした小説」があって、それを独自解釈して「少年漫画」にしてしまった―――と、この時点でかなりややこしい立ち位置の作品なんですけど。
 更にややこしいことに、1999年にはこの少年漫画版を原作とした『仙界伝 封神演義』というテレビアニメが2クール放送されて、こちらもその少年漫画版を大幅な改変をしていたことでファンの間では黒歴史的な扱いを受けているのですけど、そもそもの『封神演義』自体が改変に改変に独自解釈を付けていった作品ですから「原作と全然ちがうアニメ」というのもある意味で忠実なアニメ化だったのかもと思わなくもなくもないです。



 それはさておき。
 「約20年前に人気だった作品」で、「一度アニメ化された作品の再アニメ化」というのが今日の話題です。


 昔の名作漫画のアニメ化を、私が歓迎したい理由

 こちらは2年前に書いた記事です。
 『ジョジョ』『寄生獣』『レベルE』、そして『うしおととら』といった「90年代に人気だった作品」で「今までテレビアニメ化されていなかった作品のアニメ化」について触れた記事でした。かつての名作のリブートものは昔から多いけれど、それがもう「90年代の作品」になっていたんですね。


 この流れで言えば、実は『封神演義』の再アニメ化は妥当なところだったんですよね。
 「90年代に人気だった作品」なので当時この作品に熱狂した若者も30代くらいになってお金を持っているでしょうし、当時を知らない現若者には「名前は聞いたことのある名作」に触れる機会になりますし、ファンタジー作品なので設定などは古びれませんし、一度目のアニメ化が「原作を大胆に改変したアニメ化」だったために「原作を忠実に再現したアニメ化」も待望されていたでしょうし――――

 まぁ、それならば「原作の最初から最後まで」をアニメ化して欲しかったとは思わなくもないですけど……実際にどういう形でアニメ化されるのか楽しみにしたいと思います。
 自分は「原作が好きな作品のアニメ化はあまり楽しめない」んですけど、20年くらい前の作品が原作だと内容をほとんど覚えていないから新鮮に楽しめると『ジョジョ』4部のアニメを観た時に気付いたので、自宅にコミックス全巻ありますけど敢えて読み返さずにアニメを待ちます!



 『封神演義』同様、「20年くらい前に既にアニメ化された作品の再アニメ化プロジェクト」はここ数年のトレンドですよね。パッと思いついたのは……


・『美少女戦士セーラームーン』
 原作漫画:1992年~1997年に連載
 テレビアニメ:1992年~1997年に放送
 再アニメ化:2014年~2015年に配信、続編が2016年に放送、劇場用アニメ前後編も公開予定
※ 元のアニメが原作漫画とはちがう展開をしていくのに対して、再アニメ化は原作をベースにしている

・『魔法陣グルグル』
 原作漫画:1992年~2003年に連載
 テレビアニメ:1994年~1995年と2000年に放送
 再アニメ化:2017年現在放送中
※ 再アニメ化は原作の最初からアニメ化し直していることで、かなりスピーディな展開になっている

・『カードキャプターさくら』
 原作漫画:1996年~2000年に連載
 テレビアニメ:1998年~2000年に放送
 再アニメ化:2018年から放送予定
※ 2016年から原作の続きを描く新作漫画が連載開始され、アニメ化プロジェクトも発表されていた

・『キノの旅』
 原作小説:2000年から刊行
 テレビアニメ:2003年に放送、2005年と2007年には劇場版アニメ化も
 再アニメ化:2017年10月から放送予定
※ どういう再アニメ化になるのかはまだ不明だけれど、スタッフ・キャストは変更されている


 それぞれ事情はちがうのだけれど……「原作通りにアニメ化されなかった」「原作の最後まではアニメ化されなかった(アニメ化されていないエピソードがある)」ものをアニメ化しようという試みもありつつ、2000年前後と現在ではデジタル技術やCG技術がちがうので現代の技術で描きなおしたいという目論見もありつつ、「当時のファン」の経済力と「新規ファン」の獲得が見込めるという商業的な理由もあるのかなぁと思いますね。

 『キノの旅』は私、原作も旧アニメも全く観ていなかったので新アニメから観てみようかと考えているのだけど……いきなり新アニメから入って大丈夫かしら。





 そう言えばちょっと話が変わりますが、最近『ガンダムTHE ORIGIN』の安彦良和さんが「最初のガンダム」をリメイクしようとしているといった話が話題になっていました。

 “ファースト”ガンダム復活へ 安彦良和氏、節目の40周年に大プロジェクト

<以下、引用>
 安彦氏はスケジュールや予算の問題で完成度が低くならざるを得なかったファーストガンダムに心残りがあったという。「最初の作品が1番だと自分では思ってる。でも、若い人に見せようと思ってもとても見せられない」と歯がゆい思いをしていた。
</ここまで>

 私自身は古い作品でも全く気にならないんですけど、友達に「最初のガンダム」を薦めても「絵が汚くて観る気にならない」と言われたことが何度もあります。アニメを全く観ない人ではなく、最近のアニメを観ている人に。「汚いとは何事だ!」とファンとしては思ってしまうのだけど、ファンじゃない人の率直な気持ちはそんななんだなーと思うんですね。
 ゲームとかでも、私はファミコンのゲームも今でも楽しいと思いますけど、流石に今の子どもに薦めるには「ちょっと絵に抵抗感ありそうだよなー」と思っちゃいますもんね。スーファミのゲームなら全然イケるんですけど!(笑)


 『ガンダム』シリーズは、昔からのファンは『UC』とか『THE ORIGIN』とかで根強く人気を維持していると思うんですけど……新しいファンがあまり入ってきていないというか。水島精二監督の『OO』とか、長井監督の『鉄血のオルフェンズ』とか、“今を時めく大人気監督”を起用したり。レベルファイブによる『AGE』だったり、ホビーアニメの『ビルドファイターズ』だったり、新規層獲得のための手はあらかた打ち尽くしたと思うんですけど、それがあまり成果になっていないというか。

 新しい『ガンダム』始まるから観ようよ!と薦めても、「『ガンダム』シリーズ1作も観ていないから最新作から観始めるのはちょっと……」と躊躇う人もいるという問題もあって―――

 「1作目」のリメイクは、これはもう『ガンダム』シリーズ最終手段だと思いますし。
 『THE ORIGIN』の前日譚が終わったタイミングは、「もうここしかない」時期だと思いますし。

 『宇宙戦艦ヤマト』は、私は元のアニメを1作も観ていなかったのですけど、リメイク版にあたる『宇宙戦艦ヤマト2199』で初めて観てものすごく面白かったですし―――『ガンダム』もそうやって新しいファンを取り込める可能性がある以上は、自分は結構歓迎したい気分です。
 別に、リメイク作品が作られたら元の「最初のガンダム」は二度と観られなくなっちゃうというワケでもありませんし。



 『ヤマト』や『ガンダム』は約40年前の作品のリメイクですけど、今日の記事の主題となっている約20年前の作品たちも「今の技術で作ったら……」「今のビジネスモデルで作ったら……」というところもあると思うんですね。
 かつての人気作の再アニメ化に対して、「最近の作品に魅力的な作品がないから古い作品に頼るしかないんだ」とか「企画が守りに入っている」といったようにネガティブにとらえる向きもありますけど―――私は、これで「かつての人気を知らない人にも届くかもしれない」とポジティブに捉えています。


 というか……今の時代に『封神演義』を再アニメ化することのどこが「守りに入っている」んだと思いますけどねぇ。最近人気の漫画をアニメ化するのとかよりもよっぽど売上が予測できないですよ!

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時系列をシャッフルさせるアニメの面白さ

※ この記事はテレビアニメ『プリンセス・プリンシパル』第5話「case7 Bullet & Blade's Ballad」までのネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。


 今季の推しアニメは『プリンセス・プリンシパル』(公式サイト)です!
 19世紀末のヨーロッパを舞台にしたスパイアクションが楽しめるオリジナルアニメですよ!

pripri2.jpg
<画像はテレビアニメ『プリンセス・プリンシパル』第4話より引用>

 放送開始前のPVなどでは、「女子高校生」が「スパイ」をしている―――という点を推しているのかなと思ったのですが、「女子高校生」の部分はあまり重要ではなく(高校生らしいシーンなんてほとんどないし!)。境遇も得意なこともちがう5人の少女が、潜入あり変装ありカーチェイスありチャンバラありガンアクションありといったスパイアクションを、飛行船やら工場やら列車やら色んな場所で繰り広げていくのが超楽しいのです!

 そして、「百合」もある!!

 アンジェとプリンセスが鉄板だけど、アンジェとベアトもイイし、アンジェとドロシーの関係性もアンジェとちせの関係性も好きだし、もちろんベアトとプリンセスも王道だし、あ~ベアト可愛いよベアト。


 というアレコレは置いといて。
 戦闘能力は皆無なプリンセスやベアトリスだってしっかり活躍する「一人一人得意なことがちがうチーム」によるスパイアクションというのが、自分のツボなんです。「ドロシーは何の役に立っているんですか」だって?く、車の運転が出来るだろうが!

 この作品、現時点では「見放題」はありませんけど、8月11日(金曜日)にはニコニコ生放送で第1~5話一挙放送、8月13日(日曜日)にはバンダイチャンネルで第1~5話一挙放送だそうです。ノーチェックだった人も今からでも追いかけられますよ!




 さてさて。
 『プリンセス・プリンシパル』を語るついでに、語っておきたいことがありました。

 この作品、「時系列がシャッフルされて放送されている」作品なんです。
 第1話の次に第2話が来て、その次に第3話が来る―――という普通の時系列ではなく、第2話が第1話より前の話で第3話は第2話の直後の話だけど第4話はちょっと後の話でありつつ第1話よりは前の話でうんぬんかんぬん。サブタイトルに「case○○」と書いてあるので、それを見れば分かりやすいですね。


・第1話「case13 Wired Liar」
・第2話「case1 Dancy Conspiracy」
・第3話「case2 Vice Voice」
・第4話「case9 Roaming Pigeons」
・第5話「case7 Bullet & Blade's Ballad」


 いきなり「13話」から始まって、次に「1話」に戻って順当に「2話」を描いたと思ったら、その後に一気に「9話」になって、かと思ったら「7話」に戻って――――そもそもこの作品、Blu-ray & DVDの発売スケジュールを見てみると「各巻2話収録/全6巻」と書いてあるんですね。全12話なのに、いきなり「13話」から始まっているという!(笑)


 んで、この「時系列シャッフル」―――別に視聴者を混乱させたくてそうしているワケではなくて、視聴者を楽しませるためにものすごく機能しているのです。
 例えば第1話に持ってこられた「13話」ですけど、「13話」ともなると既に5人がチームとして結束していて、それぞれに見せ場のあるアクションシーンを披露してくれました。でも、実際の時系列順に放送した場合、5人が揃うのは「7話」なんですね。ちせの格好良いチャンバラアクションは「7話」まで観続けた人しか楽しめません。それが、時系列をシャッフルして「13話」を第1話に持ってきたことで、第1話からチャンバラアクションが楽しめるようになったのです。

 また、構成としても、ヘビーな展開を見せる「13話」を第1話に持ってきたことで「スパイというのはワンミスでこうなる」と視聴者に見せつけてその後に緊張感を持たせたり、「13話」を先に見せておくことで「あと一人仲間がいたはずだけどいつ出てくるんだろう」とか「このキャラにはあんな能力があったはずだよな」といった伏線として機能したり、「13話を最初に見せる」ことを踏まえた構成になっているんですね。

 そもそもの第2話に持ってこられた「1話」は、話はすごく面白いんだけどスパイアクション的な意味では地味なので第1話にするには“引き”が弱かったと思いますし―――単純にキャラの掘り下げを見ていくと、「第1話(13話):アンジェの話」「第2話(1話):プリンセスの話」「第3話(2話):ベアトリスの話」「第4話(9話):ドロシーの話」「第5話(7話):ちせの話」と各話一人ずつ描いていたとも言えますしね。


 奇をてらったワケではなく、「この順番に観るのが一番面白い」と巧みに計算された時系列シャッフルで伏線フェチにとっても溜まらない作品になっていると思います。先の話を見せられるということは、何気ない会話が全部伏線になっていたりもしますからね(第4話(9話)のちせと堀河公の会話が第5話(7話)の伏線になっている、とか)。




 んで、ちょっと語りたくなった思い出話があります。
 アニメヲタク歴の長い人ならば「時系列シャッフル」の話をされた時点で、思い出した人も多いかと思います。『涼宮ハルヒの憂鬱』(2006年版)の話です。


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 2006年ももう11年も前の話ですから、こういう話ももう「ワシらの若い頃にはこんなことがあったんじゃ……」と若者に語りかける村の長老の長話みたいなものかも知れませんね……


 『涼宮ハルヒの憂鬱』というアニメは2006年の春アニメだったのですが、第1話が放送された日のネット上のざわつきは未だに覚えています。
 当時はまだ東京MXテレビ一強時代ではないので、最初に放送されたテレビ局はチバテレビでした。そして、テレ玉。初日はこの二局で放送されて、この二局で第1話を観た人達が「これは絶対に凄いからみんな観て欲しい!」と触れまわり、当時この作品をノーチェックだった私も翌日のTVKでの放送を視聴することになったのでした。

 その後も『涼宮ハルヒの憂鬱』というアニメは毎週放送されるたびに話題になり、これは功罪あるから全肯定も出来ませんが2005年に開設されていたYouTubeに違法アップロードする人とそれで視聴する人も多く、それまで深夜アニメを観る習慣のなかった人の間でも話題になって―――ちょうどこのくらいの時期からアニメヲタクのカジュアル化が進んでいったんですね。


 んで、この『涼宮ハルヒの憂鬱』というアニメも、「時系列がシャッフルされて放送された作品」だったんですよ。
 『涼宮ハルヒの憂鬱』というアニメは2006年版は「時系列シャッフル」で放送されて、2009年版は再放送+新規エピソードが「時系列順」に直されて放送されたので、それぞれの放送順を比較してみましょうか。


【2006年版】
 第1話:朝比奈ミクルの冒険 Episode00
 第2話:涼宮ハルヒの憂鬱 I
 第3話:涼宮ハルヒの憂鬱 II
 第4話:涼宮ハルヒの退屈
 第5話:涼宮ハルヒの憂鬱 III
 第6話:孤島症候群(前編)
 第7話:ミステリックサイン
 第8話:孤島症候群(後編)
 第9話:サムデイ イン ザ レイン
 第10話:涼宮ハルヒの憂鬱 IV
 第11話:射手座の日
 第12話:ライブアライブ
 第13話:涼宮ハルヒの憂鬱 V
 第14話:涼宮ハルヒの憂鬱 VI

【2009年版】
 第1話:涼宮ハルヒの憂鬱 I
 第2話:涼宮ハルヒの憂鬱 II
 第3話:涼宮ハルヒの憂鬱 III
 第4話:涼宮ハルヒの憂鬱 IV
 第5話:涼宮ハルヒの憂鬱 V
 第6話:涼宮ハルヒの憂鬱 VI
 第7話:涼宮ハルヒの退屈
 第8話:笹の葉ラプソディ
 第9話:ミステリックサイン
 第10話:孤島症候群(前編)
 第11話:孤島症候群(後編)
 第12話:エンドレスエイト
 第13話:エンドレスエイト
 第14話:エンドレスエイト
 第15話:エンドレスエイト
 第16話:エンドレスエイト
 第17話:エンドレスエイト
 第18話:エンドレスエイト
 第19話:エンドレスエイト
 第20話:涼宮ハルヒの溜息 I
 第21話:涼宮ハルヒの溜息 II
 第22話:涼宮ハルヒの溜息 III
 第23話:涼宮ハルヒの溜息 IV
 第24話:涼宮ハルヒの溜息 V
 第25話:朝比奈ミクルの冒険 Episode00
 第26話:ライブアライブ
 第27話:射手座の日
 第28話:サムデイ イン ザ レイン

 思ったより分かりづらかったので、「2006年版」の順番に()で「2009年版」の話数を加えてみます。


【2006年版(2009年版)】
 第1話:朝比奈ミクルの冒険 Episode00(25話)
 第2話:涼宮ハルヒの憂鬱 I(1話)
 第3話:涼宮ハルヒの憂鬱 II(2話)
 第4話:涼宮ハルヒの退屈(7話)
 第5話:涼宮ハルヒの憂鬱 III(3話)
 第6話:孤島症候群(前編)(10話)
 第7話:ミステリックサイン(9話)
 第8話:孤島症候群(後編)(11話)
 第9話:サムデイ イン ザ レイン(28話)
 第10話:涼宮ハルヒの憂鬱 IV(4話)
 第11話:射手座の日(27話)
 第12話:ライブアライブ(26話)
 第13話:涼宮ハルヒの憂鬱 V(5話)
 第14話:涼宮ハルヒの憂鬱 VI(6話)


 つまりですね。この作品もいきなり「25話」から始まるんですよ。
 その内容も、言ってしまえば「劇中劇」なんですけど……「劇中劇」だから主要キャラがほぼ全員出てきますし、それでいてところどころに謎が散りばめらていますし、『プリンセス・プリンシパル』の「いきなり13話から始まる」のと同様に「キャラの顔見せ」と「伏線」の役割を果たしていたんですね。

 『涼宮ハルヒ』の場合は原作のライトノベルがありますから、「時系列シャッフル」には原作既読者にも「次はどの話が来るのか」の予想がつかないようにする効果があり、原作未読者には先の話を見せることで謎が謎を呼ぶという2つの効果がありました。だって、「○○があってから数日後」というモノローグから始まるのに、時系列シャッフルされているから「俺達まだ○○の話を観ていないぞ!」ってのが普通でしたし(笑)。

 それと、原作の盛り上がりポイントを考えて、時系列順では「6話」にあたる部分を最終話に持ってきたのもすごく良かったですよね。
 今ネット配信などで『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメを観ようとすると、時系列順の2009年版の順番に並んでいるんですけど、2006年版をリアルタイムに観てきた我々老人どもは「第1話はやっぱり朝比奈ミクルの冒険じゃないと!」とか「涼宮ハルヒの憂鬱 VIは6話じゃなくて最終話だろ!」とか言いたくなっちゃうんですよね。こ、これが老害というヤツか!


 でも、『スターウォーズ』のエピソードI~VIをどの順番で観るべきかを考えたら、必ずしも「時系列順」ではないように。少なくとも2006年に制作された部分の『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメは、「時系列シャッフル」で観てもらうことを計算されて作られたんだから、「時系列順」ではなく「時系列シャッフル=放送順」で観た方がイイと思うんですけどねぇ。

(関連記事:「エピソード1もの」を、先に観るか、後に観るか




 『プリンセス・プリンシパル』の話に戻ります。
 しかしこの「時系列シャッフル」には欠点もあって、先の展開を知っているが故に緊張感が失われるという側面もあるんですね。「13話」で生きているのだから、まだこのキャラはこの話数では死なないな―――と分かってしまうみたいなことです。

 ということで、全12話のはずなのに「13話」から始まっているこの作品、「13話」がラストってことではないと思うんですね。「14話」以降が描かれて初めて「この先どうなるんだろう」とワクワク出来るのですから。
 それと、「13話」が最後になっちゃうなら……アンジェとプリンセスの本当の関係だとか、二人が目的を達成できるのかだとか、それぞれの「ウソ」を知っても5人は友達でいられるのかとか、カサブランカに用意された白い家には誰が住むんだとか、明らかになりませんからね!

 ということは、当然「放送されないエピソード」もところどころに出てくるのでしょうし、そういうのはメディアミックス展開とかで埋めるんですかね。スマホアプリ版は、ゲームとしては全然興味がわかないんだけど、そういうエピソードがあるかも知れないからプレイするしかないか……



 ということで、再度布教のために、8月11日(金曜日)にはニコニコ生放送で第1~5話一挙放送、8月13日(日曜日)にはバンダイチャンネルで第1~5話一挙放送があるという告知をば。
 詳しく語るとネタバレになっちゃうから書きませんけど、既に1回観た人も、第1話(13話)や第2話(1話)を観返すとまた新たな発見があると思いますよ!すっごく色々仕込んでありますから!



 それと、これはちょっと小ネタですけど。
 『プリンセス・プリンシパル』のメインキャラはアルファベット順になっていて……A=「アンジェ」、B=「ベアトリス」、C=「ちせ」、D=「ドロシー」と来たのに、「プリンセス」はPですよね(笑)。Eは第1話(13話)に出てきた「エリック」でしょうか。

 コントロールのリーダーは「L」なので、あとFとGとHとIとJとKがいるということか?
 Gは「ガゼル」、Hが「堀河公」、J「十兵衛」……意外に埋まりますね。「ノルマンディー公」はNか。「モーガン委員」はM、どんどん遠ざかっていく(笑)。そしてややこしいことにコントロールの分析屋は「7」、アルファベットですらない(笑)。


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深夜アニメと、劇場版アニメと

 大好きなP.A.WORKSから、こんなニュースが飛び込んできました。



 お、岡田麿里さんの初監督作品……!?
 と思ったのですが、チーフディレクターは篠原俊哉さんということで実質的には『凪のあすから』コンビですね。キャラクターデザイン・総作画監督も『凪あす』と同じ石井百合子さんですし、美術監督も東地和生さんです。
 キャラクター原案は……吉田明彦さん!?『タクティクスオウガ』とかの?意外な大物が来たけど、特報PVでチラッと映った女のコを見た限りは「今の深夜アニメの主流」とはちょっとちがう絵柄でイイカンジじゃないかと思います。


 P.A.WORKSの映画作品はコレが初めてではなく、2009年の『レイトン教授と永遠の歌姫』と、2013年の『劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME』があります。

 『レイトン教授』は言うまでもなく、当時ニンテンドーDSでミリオンセラーを達成していたレベルファイブのゲームを原作とした映画で。
 『花咲くいろは』は2011年に「P.A.WORKS 10周年記念アニメーション作品」として作られたテレビアニメの劇場版アニメでした。「テレビアニメの後の話」ではなく、「テレビアニメの最終回よりちょっと前の話」として描かれた親子三代の話で、「テレビ版は観たけど劇場版は観ていないなー」という人には是非観て欲しい作品です!

 『花咲くいろは』は、現在(2017年7月14日)はAmazonのプライムビデオでテレビ版も劇場版も全部観られるみたいなんで、是非どうぞ!





 ということで……P.A.WORKSのここ最近の制作ペースとしてはこんなカンジになるんですね。

【2012年】
 冬アニメ:『Another』
 春アニメ:なし
 夏アニメ:『TARI TARI』
 秋アニメ:なし
【2013年】
 冬アニメ:なし
 ※ 3月:『劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME』公開
 春アニメ:『RDG レッドデータガール』
 夏アニメ:『有頂天家族』
 秋アニメ:『凪のあすから』(1クール目)
【2014年】
 冬アニメ:『凪のあすから』(2クール目)
 春アニメ:なし
 夏アニメ:『グラスリップ』
 秋アニメ:『SHIROBAKO』(1クール目)
【2015年】
 冬アニメ:『SHIROBAKO』(2クール目)
 春アニメ:なし
 夏アニメ:『Charlotte』
 秋アニメ:なし
【2016年】
 冬アニメ:『ハルチカ ~ハルタとチカは青春する~』
 春アニメ:『クロムクロ』(1クール目)
 夏アニメ:『クロムクロ』(2クール目)
 秋アニメ:なし
【2017年】
 冬アニメ:なし
 春アニメ:『有頂天家族2』、『サクラクエスト』(1クール目)
 夏アニメ:『サクラクエスト』(2クール目)
 秋アニメ:なし
【2018年】
 冬アニメ:なし?
 ※ 2月『さよならの朝に約束の花をかざろう』公開


 基本的にはテレビアニメを1作品ずつ制作という形ですが、2クール作品の後には流石に何も放送しない時期が1クール来ることが多く、劇場版アニメ公開の前はもちろんそちらの制作にとりかかることでテレビアニメは休むというサイクルになっているのかなと思います。

 しかし、『花咲くいろは』のように「テレビアニメが人気だったから劇場版アニメを製作する」ということではなく、『さよならの朝に約束の花をかざろう』は原作もなければテレビ版もない、完全新作オリジナル作品をいきなりの劇場版でやろうって言うんですね。公式サイトによれば、「1人の作家の100%をさらけ出した作品」を目指しているのだからそうなるのは当然なのですが、興業的にはかなりのバクチですよねぇ。

 例えば同じように岡田さん脚本のオリジナル劇場版アニメのヒット作『心が叫びたがってるんだ。』は、『あの花』のスタッフによる作品というプロモーションで、それに絡んだメディア展開とかもされてて、フジテレビも製作委員会に入っていて、主題歌を乃木坂46が担当して―――と、プロモーションもものすごかったと思うんですけど。

 『さよならの朝に約束の花をかざろう』の場合、『凪あす』のスタッフが再結集!と言われて「おー!」と思う人がどれだけいるのだろうと思いますしね……



 話変わって。
 ちょっと気になったので、同じように「テレビアニメを1作品ずつのペースで制作」してきた京都アニメーションのここ最近の制作ペースをまとめてみました。

【2012年】
 冬アニメ:なし
 春アニメ:『氷菓』(1クール目)
 夏アニメ:『氷菓』(2クール目)
 秋アニメ:『中二病でも恋がしたい!』
【2013年】
 冬アニメ:『たまこまーけっと』
 春アニメ:なし
 夏アニメ:『Free!』
 ※ 9月『小鳥遊六花・改~劇場版 中二病でも恋がしたい!~』公開
 秋アニメ:『境界の彼方』
【2014年】
 冬アニメ:『中二病でも恋がしたい!戀』
 春アニメ:なし
 ※ 4月『たまこラブストーリー』公開
 夏アニメ:『Free!-Eternal Summer-』
 秋アニメ:『甘城ブリリアントパーク』
【2015年】
 冬アニメ:なし
 ※ 3月『劇場版 境界の彼方-I'LL BE HERE- 過去篇』公開
 春アニメ:『響け! ユーフォニアム』
 ※ 4月『劇場版 境界の彼方-I'LL BE HERE- 未来篇』公開
 夏アニメ:なし
 秋アニメ:なし
 ※ 12月『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』公開
【2016年】
 冬アニメ:『無彩限のファントム・ワールド』
 春アニメ:なし
 ※ 4月『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』公開
 夏アニメ:なし
 ※ 9月『映画 聲の形』公開
 秋アニメ:『響け! ユーフォニアム2』
【2017年】
 冬アニメ:『小林さんちのメイドラゴン』
 春アニメ:なし
 ※ 4月『劇場版 Free! -Timeless Medley-絆』公開
 夏アニメ:なし
 ※ 7月『劇場版 Free! -Timeless Medley-約束』公開
 秋アニメ:なし
 ※ 9月『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』公開
 ※ 10月『特別版 Free!-Take Your Marks-』公開
【2018年】
 冬アニメ:『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
 ※ 1月『映画 中二病でも恋がしたい!-Take On Me-』

 ※ 2018年内『響け!ユーフォニアム 完全新作映画』1作目が公開予定
 ※ 2018年内『響け!ユーフォニアム 完全新作映画』2作目も公開予定



 総集編の映画は色を紫色にして区別しました
 京アニの場合、総集編でもアフレコをし直したり、新作映像も追加したりもするんですけどね……

 見てもらえれば分かると思いますが、2015年以降はテレビアニメの数が激減して「年に1本」か「年に2本」のペースになっています。その分だけ劇場版アニメが増えて、総集編ではない劇場版アニメを2014年以降は必ず1本は公開していて、2018年にいたっては(現時点での予定ですが)3本の新作劇場版アニメが公開予定という……

 『聲の形』を除けば、全て「テレビアニメが人気だったから劇場版アニメを製作する」形だとも言えんですけど……「テレビアニメ」よりも「劇場版アニメ」を中心にした会社にシフトしつつあるのかなーなんて思いますね。




 10年くらい前は「深夜アニメ」と「劇場版アニメ」は今よりもっと別の文化だったように思うんですけど、『涼宮ハルヒ』(テレビ版は2006年と2009年、劇場版は2010年)辺りから「深夜アニメ」で人気になって「劇場版アニメ」に進出して大ヒットという形が本当に多くなりましたよね。
 『けいおん!』(テレビ版は2009年と2010年、劇場版は2011年)、『まどか☆マギカ』(テレビ版は2011年、総集編劇場版が2012年、完全新作劇場版が2013年)、『タイバニ』(テレビ版は2011年、劇場版は2012年と2014年)、『アイマス』(テレビ版は2011年、劇場版は2014年)、『ラブライブ!』(テレビ版は2013年と2014年、劇場版は2015年)、『ガルパン』(テレビ版は2012年~2013年、劇場版は2015年、その後の新作劇場版も製作中)とまぁ……列挙するのも大変なくらい、今では「深夜アニメ→ 劇場版アニメ」というコースが当たり前になりました。

 あまりにたくさんあるので「○○が入っていない!」みたいに怒らんでね。




 しかし、最近ではさらに一歩進んで、深夜アニメ発ではないけれど深夜アニメで有名なスタッフを掲げた新作劇場版アニメというのも増えてきたと思います。

 先ほどもチラッと名前を出した『心が叫びたがってるんだ。』(2015年)は、テレビアニメ『あの花』(2011年)のスタッフが再結集して同じ町を舞台にしたオリジナルアニメでした。
 同じノイタミナムービーで言えば、今年公開された『夜は短し歩けよ乙女』(2017年)は、テレビアニメ『四畳半神話大系』(2010年)のスタッフが再結集した同じ原作者の作品の劇場版アニメでしたし。

 京アニ作品でも『聲の形』(2016年)は、『けいおん!』(2009~2011年)、『たまこ』(2013年~2014年)の山田尚子監督と脚本:吉田玲子さんで話題の漫画を劇場版アニメにしましたし。

 それこそ冒頭で紹介した『さよならの朝に約束の花をかざろう』も、『あの花』や『ここさけ』の脚本家である岡田麿里さんの初監督作品ですよ!と謳っているワケですし。そこで同じP.A.作品である『true tears』とか『花咲くいろは』とか『凪のあすから』の名前を出さない辺りが悲しいけれど!




 深夜アニメの「ブルーレイ・DVDを売ることが全て」というビジネスモデルは、「テレビで1回観たもの(録画もできる)がそんなに売れるの……?」と以前から思っていましたが、最近はネットでの(公式な)映像配信も多くなりましたし、「ブルーレイ・DVDを売ることが全て」と言いつつそれに色んな特典を付けて売っている現状で。
 それに比べると劇場版アニメは、まず映画館でお金を払ってもらえる、特典商法で何度も来てもらえる、その後にブルーレイ・DVDも販売する、テレビで放送しなければ録画もされない―――と、もちろん映画館に来てもらえるほどの人気か話題性があることが大前提ですけど、深夜アニメよりはマトモなビジネスモデルのように思えます。


 そう考えると、今後は「作品」も「それを作る人達」も、深夜アニメを足掛かりに劇場版アニメに進出していく流れがますます強くなっていくのかなぁと思いました。
 私個人の話をすると、テレビアニメの放送から数年経ってから劇場版アニメをやられても内容を覚えていなくて、「じゃあテレビ版を観返してからにしよう」としたまま一向に観返す時間がなくて何年も放置してしまうのが慣例になっているんですけどね……未だに『まどか☆マギカ』の劇場版を観ていないという。


学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで
岡田 麿里

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| アニメ雑記 | 17:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「恥をかいたキャラなどいない」のに感じる「共感性羞恥」問題

 ちょっと前の話になるんですけど……

 ニコニコ生放送で実況しながら『リンクの冒険』をプレイしている際、レベル上げの時間が暇だから「今季観ているアニメの話」をダラダラしていたことがありました。「今季」というのは、当時放送されていた春アニメのことです。そこでちょっと興味深いコメントがあって、それからしばらくそのことについて考えていました。


 『エロマンガ先生』のアニメ第1話で、「共感性羞恥」がつらくて視聴をやめてしまった―――

 こんなコメントでした。
 私は『エロマンガ先生』のアニメが大好きで、春アニメで一番好きだったくらいなのですが。私の好き嫌いを置いておいても、かなり意外だったんですね。
 『エロマンガ先生』ってものすごーーーーーくよく考えて「視聴者のストレスになること」を排除して作られている作品で、その意味では私は冬アニメの『けものフレンズ』と並び立つと思っているんですけど。その「居心地のイイ世界」が逆に耐えられなくてハマれないというのなら分かるんですが、「共感性羞恥」で耐えられなかったというのはすごい意外だったのです。


 「共感性羞恥」とは、
 昨年ネット上でも話題になりましたが、映画とかアニメとかで「キャラクターが恥をかくシーン」が耐えられない感情だそうです。

 例えば、同じ春アニメでも『月がきれい』第1話でファミレスで親同士が勝手に挨拶を始めちゃうシーンとか、第2話の運動会で失敗してしまうシーンとか……ああいうのはは「共感性羞恥」が発動されて「うわああああ」ってなってもしょうがないと思うんですね。
 『サクラクエスト』の序盤でも、主人公が飾りなだけの「国王」にさせられてどこに行っても邪険にされるのとか……「恥をかく」とはちょっとちがうかも知れませんが「耐えられない!」ってなってもおかしくはないと思うんですが。



 『エロマンガ先生』の場合はあんまりそういうことがないというか……
 そもそもあの作品のキャラ、基本的にずっと家にいるので「みんなの前で恥をかく」みたいのが起こらないと思ったのですが。第1話のニコ生のシーンが「共感性羞恥」としてつらかったそうなんですね。

 アニメ第1話のAパートまでの話なんで、ネタバレですけどまぁ内容は書いちゃおうと思います。気になる人は数行読み飛ばしてね。

・妹がニコニコ生放送(のようなもの)でお絵描き配信をしている
※ 顔はお面をかぶって隠している
→ 絵を描き終わって、配信を終了させたつもりが終了できていなかった
→ それに気がついていない妹は、カメラの前で着替えようと服を脱ぎ始める
→ それを見ていた兄は、「妹の裸が全世界に晒されてしまう!」と焦る
→ 急いで妹の部屋の前まで走って、ドアを叩いて、それに気づかせる
→ 無事に、全裸を晒すことなく配信を終了させる



 あれ?誰も「恥をかいて」いなくない?

 というのが、今日の記事のポイントです。
 妹は「危うく裸を全世界に晒すところ」でしたし、もしそのまま裸を晒していたのなら「恥をかく」どころか「公開羞恥プレイ」になっていましたが、兄のおかげですんでのところで食い止められました。
 “共感”ということで考えると、この段階での視聴者視点は兄の方にあるので、「このままじゃ妹の裸が全世界に晒されてしまう!」とあたふたする感情に共感してハラハラさせられる展開だと思うのですが……「ハラハラさせられる」のと「恥をかく」のとだとちょっと違うと思います。

 裸は見られていなくても、「ニコ生で失態をしてしまう」ことがそもそも恥なのだという考えもあるかも知れませんが……そもそもそのコメントを下さった人は私のゲーム実況を観ている人ですから、「下手すぎじゃね?」「どうして敵に当たりに行くの」「防御できるって知ってます?」みたいに言われまくる失態しかしていない私の放送に耐えられて、「配信を切り忘れる」くらいの失態が耐えられないとも思いませんし。


 ということで、思ったのです。
 「共感性羞恥」とは、「キャラクターが恥をかいているかどうか」と関係がないのでは??と。



 そう言えば、『エロマンガ先生』のアニメは(2017年7月5日現在)Amazonプライムビデオで全話配信されているので、この記事で興味を持った人はどうぞ!
 

 閑話休題。
 「共感性羞恥」について色々と検索してみたらこんな記事が出てきました。

 【いたたまれない気持ち】共感性羞恥はこっち側の問題でしかない

 「共感性羞恥」という言葉で広く知れ渡ってしまったけれど、最近では「観察者羞恥」と呼ぶことの方が多いといった記事は、この記事に限らずたくさん出てきました。その事例としてこの記事がすごく分かりやすかったので是非読んでほしいのですが、「共感性羞恥」という言葉だと「恥をかいている人に共感してしまう」と誤解してしまうのだけど、実際には「恥をかいている人」が存在しなくても起こるらしいんですね。

 それこそ、『エロマンガ先生』の例もそうです。
 当人達はアレをまったく「恥をかいた」とは思っていません。妹はその後もニコ生でお絵描き配信をしていますし、兄は「ファンと交流をとっててすごい!」とむしろ嬉しそうでした。

<以下、引用>
にもかかわらず、あなただけが恥ずかしくなったり、いたたまれなくなったりしていたのです。

共感しているつもりでも、実は共感なんて成立していないことが多いという事実を踏まえているのが、「観察者羞恥」です。

</ここまで>

 まさに観察者=私達の側が“勝手に”羞恥を覚えてしまう「観察者羞恥」ですよね。
 「共感性羞恥」という言葉だと「そんなに耐えられないようなシーンだったかなぁ」と思うのだけど、「観察者羞恥」という言葉なら「確かに人によってはアレが耐えられないのかも」と思えますし、どこから羞恥を覚えるのかという基準が人によってちがうことも納得できます。

 私は自分で配信する側なので、「ニコ生を切り忘れて家族に注意される」くらいは面白いハプニングだと思うのですが。視聴するだけの人なら、「ニコ生を切り忘れて家族に注意される」のはみっともない・いたたまれない・恥ずかしいことだ―――もっと言うと「もし自分がこんなことをしてしまったら耐えられない」みたいに考えてしまっても仕方がないと思うんですね。



 「何が耐えられないかは人それぞれだよねー」と言ってしまえば、元も子もないんですけど(笑)。
 難しいのはNG項目とちがって、「俺はコレが耐えられない!」というハッキリとした線引きが本人にも出来ないことなんですよね。「私は寝取られが耐えられない!」という人には、「この作品には寝取られがある/寝取られがない」と「0/1」で線引きが出来ますけど。
 「観察者羞恥」の場合は、その人が何に羞恥を感じるかは人それぞれなので線引きすることも出来ないというか。「この作品にはニコ生を切り忘れて家族に注意されるシーンがある/ない」と、いちいち挙げていくワケにもいきませんし(笑)。


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| アニメ雑記 | 17:51 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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アニメ『エロマンガ先生』各話感想メモまとめ(1話~最終話)

 もういっそのこと辞めてしまおうかと悩んだ「アニメ各話感想まとめ」ですけど、とりあえずは「その季で一番気に入っていた作品」の一本だけに絞って続けようかなと思います。
 そうすると「どの作品を選ぶのか」「どの作品を一番気に入っていたのか」というところに見所が出来ますし、後から振り返った時に「この時期はこの作品にハマってたのかー」というのが分かって面白いと思いますんで。

 ということで、今季は『エロマンガ先生』です!

<ルール>
・1話から最終話までの感想ツイートを貼り付け
・“最終話まで観終わっている”現在の自分のコメントを補足
・なので、基本的に最終話までのネタバレを含みます
・「まとめ」という記事タイトルですけど、まとめるのは「私の感想」だけです。「みんなの感想」をまとめるのが目的の記事ではありません
・私はまだ原作を読んでいないので、コメント欄などに原作のネタバレを書き込むのはやめてください
・思うがままに書いた感想なので、ところどころに間違いがあったりするでしょうが優しく許して下さいな


 今回の記事も長くなることが予測されるので格納しました。
 続きは「続きを読む」を押してもらえれば表示されます。ではでは。

≫ 「続きを読む」

| アニメ雑記 | 20:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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自分が期待している2017年の夏アニメラインナップ

※ 6月24日追記:『ボールルームへようこそ』『アホガール』『THE REFLECTION(ザ・リフレクション)』『ナイツ&マジック』の紹介を追記しました。

 またこの時期になりましたよー。
 3ヶ月に1度、来月から始まる(主に)深夜アニメの中から、自分が「とりあえず第1話だけでも観てみよう」とした作品をリストアップするだけの記事です!アニメ初心者の人は「たくさん作品があってどれを観てイイか分からない……」と絶望してしまうかも知れないので、その参考情報の一つになれればイイかなと思います。

 来季は(2期モノやシリーズモノを除くと)かなり小粒なラインナップかなーと最初は思っていたのですが、7作品を選ぼうと考えるとやはりどれも面白そうで悩みに悩みました。毎季「1本くらいは気軽に楽しめそうな女のコだらけの日常アニメを入れたい」と思っているのですが、今回も入れられませんでした。それくらい悩みに悩みぬいた7作品を紹介します!

(関連記事:超初心者のための“深夜アニメの楽しみ方”講座
(関連記事:超初心者のための“深夜アニメの切り方”講座
(関連記事:初心者の自分が、インターネットの無料配信で深夜アニメを観てみました
(関連記事:たくさんあるアニメ作品を「食わず嫌い」すること

 来季始まるアニメを全部網羅したいという人は、『脳とアニメーション』さんの一覧記事『あにめも』さんのアニメチェックのページを見ると分かりやすいと思います。



◇ 『潔癖男子!青山くん』
 <公式サイト
 <男男女男男

【キンドル本】
潔癖男子!青山くん 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)潔癖男子!青山くん 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)潔癖男子!青山くん 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)潔癖男子!青山くん 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)潔癖男子!青山くん 5 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)潔癖男子!青山くん 6 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 潔癖男子!青山くん 7 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 今季のプッシュ1枠目です!
 自分は原作をまったく知らなかったんですが、ミラクルジャンプ→ 週刊ヤングジャンプに移って連載中の漫画が原作です。

 主人公の青山くんはイケメンでサッカー部で、サッカーU-16日本代表にも選ばれる実力で……という腹立つくらいの高スペック主人公なんですけど、極度の潔癖症なため、スライディングやヘディングはしない主義だそうです。よくそれで日本代表まで行ったな!

 サッカー部が舞台だけど、PVを観たところスポ根ものというよりかはコメディなようですね。「サッカー部」と「潔癖症」という組み合わせも面白そうですし、「学園モノ」として舵を切っても面白くできそうですし、この設定は非常に期待できます。あと、ヒロインのコが可愛い。物騒なものを持ってますが。



 放送日程は、
 TOKYO MXでは7月2日~(日曜日深夜)
 読売テレビでは7月3日~(月曜日深夜)
 BS11では7月4日~(火曜日夜)

【紙の本】
潔癖男子! 青山くん 1 (ヤングジャンプコミックス) 潔癖男子! 青山くん 2 (ヤングジャンプコミックス) 潔癖男子! 青山くん 3 (ヤングジャンプコミックス) 潔癖男子! 青山くん 4 (ヤングジャンプコミックス) 潔癖男子! 青山くん 5 (ヤングジャンプコミックス) 潔癖男子! 青山くん 6 (ヤングジャンプコミックス) 潔癖男子! 青山くん 7 (ヤングジャンプコミックス)




◇ 『メイドインアビス』
 <公式サイト
 <女男?女女

【キンドル本】
メイドインアビス(1) (バンブーコミックス) メイドインアビス(2) (バンブーコミックス) メイドインアビス(3) (バンブーコミックス) メイドインアビス(4) (バンブーコミックス) メイドインアビス(5) (バンブーコミックス)

 原作は竹書房が運営するWEBコミック配信サイト『WEBコミックガンマ』にて連載中の漫画で、隅々まで探検しつくされた世界の中で唯一残された秘境「大穴アビス」を探検していくファンタジー作品です。偉大な探検家の母を持つ少女リコと、記憶をなくしたロボット:レグが出会って始まる「ガール・ミーツ・ボーイ」作品とも言えますね。

 夢が膨らむ世界観に、丸っこい可愛らしい絵柄、謎でグイグイ引っ張るストーリー、そして何より背景の描き込みがすごい!と、原作を途中まで読んだ自分がメディアマーカーにメモしていました。私が原作を読んだのは随分前で、かなりうろ覚えなところがあるので、この忘れかけた状態のままアニメを迎えようかなと思っています。



 放送日程は、
 AT-Xでは7月7日~(金曜日夜)
 TOKYO MXでは7月7日~(金曜日深夜)
 BS11では7月7日~(金曜日深夜)
 KBS京都では7月8日~(土曜日深夜)
 サガテレビでは7月9日~(日曜日深夜)
 テレビ愛知では7月9日~(日曜日深夜)
 TVQ九州放送では7月9日~(日曜日深夜)
 サンテレビでは7月10日~(月曜日夜)

【紙の本】
メイドインアビス 1 (バンブーコミックス) メイドインアビス 2 (バンブーコミックス) メイドインアビス 3 (バンブーコミックス) メイドインアビス 4 (バンブーコミックス) メイドインアビス 5 (バンブーコミックス)



◇ 『プリンセス・プリンシパル』
 <公式サイト
 <女女女女女>

 原作連載中のアニメばかりだと「どれもこれも話が途中で終わってしまった!」となりかねないので、オリジナルアニメも1本は入れたいなーとこちらを選びました。

 19世紀末のロンドンが東西に分裂していたという世界を舞台に、女子高校生に扮して潜伏している5人の少女を描くスパイアクションです。PVを観たところ、重厚な設定のようで、黒星紅白さん原案のキャラクターの可愛らしさが絶妙なバランスに溶け込んでいるなと思いました。
 シリーズ構成が大河内一楼さんで、最近の大河内さん脚本のオリジナルアニメは私に合わないというのがちょっと不安なのと……アニメーション制作がStudio 3Hzとアクタスの共同制作で、アクタスは最近『レガリア』『ろんぐらいだぁす!』と二連発で放送に間に合わずに次クールにずれ込んでいるので「大丈夫か?」という心配もありますけど。設定はすごく面白そうなので期待しています!



 放送日程は、
 TOKYO MXでは7月9日~(日曜日夜)
 KBS京都では7月9日~(日曜日夜)
 サンテレビでは7月9日~(日曜日深夜)
 BS11では7月11日~(火曜日深夜)
 AT-Xでは7月14日~(金曜日夜)



◇ 『ナナマル サンバツ』
 <公式サイト
 <男女男男男

【キンドル本】
ナナマル サンバツ(1) (角川コミックス・エース) ナナマル サンバツ(2) (角川コミックス・エース) ナナマル サンバツ(3) (角川コミックス・エース) ナナマル サンバツ(4) (角川コミックス・エース) ナナマル サンバツ(5) (角川コミックス・エース) 【電子特別版】ナナマル サンバツ(6) (角川コミックス・エース) ナナマル サンバツ(7) (角川コミックス・エース) ナナマル サンバツ(8) (角川コミックス・エース) ナナマル サンバツ(9) (角川コミックス・エース) ナナマル サンバツ(10) (角川コミックス・エース) ナナマル サンバツ(11) (角川コミックス・エース) ナナマル サンバツ(12) (角川コミックス・エース) ナナマル サンバツ(13) (角川コミックス・エース)

 原作はヤングエースにて連載中の競技クイズ漫画です。
 高校生の競技クイズと言えばなんといっても日本テレビの『全国高等学校クイズ選手権』ということもあり、日本テレビがこの夏から新たに設置するアニメ枠「AnichU」での放送になるだけでなく、『高校生クイズ』とのコラボなんかもあるみたいですね。こういう「新たにアニメ枠が設置されました!」って話、設置された時は話題になるけどその後どうなったのかほとんど語られることがないような気もしますけど……

 一見すると文化部だけど、やっていることは体育会系―――ということで、『ちはやふる』なんかに通じる青春部活モノになるのかなと期待しています。真っ当な青春モノも1本くらいは入れておきたかったので。



 放送日程は、
 日本テレビでは7月4日~(火曜日深夜)他

【紙の本】
ナナマル サンバツ (1) (角川コミックス・エース 245-4) ナナマル サンバツ (2) (角川コミックス・エース 245-5) ナナマル サンバツ (3) (カドカワコミックスAエース) ナナマル サンバツ (4) (カドカワコミックス・エース) ナナマル サンバツ -5 (カドカワコミックス・エース) ナナマル サンバツ (6) (カドカワコミックス・エース) ナナマル サンバツ (7) (カドカワコミックス・エース) ナナマル サンバツ (8) (カドカワコミックス・エース) ナナマル サンバツ (9) (カドカワコミックス・エース) ナナマル サンバツ (10) (カドカワコミックス・エース) ナナマル サンバツ (11) (カドカワコミックス・エース) ナナマル サンバツ (12) (カドカワコミックス・エース) ナナマル サンバツ (13) (角川コミックス・エース)



◇ 『賭ケグルイ』
 <公式サイト
 <女女男女女

【キンドル本】
賭ケグルイ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER) 賭ケグルイ 2巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER) 賭ケグルイ 3巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER) 賭ケグルイ 4巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER) 賭ケグルイ 5巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER) 賭ケグルイ 6巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER) 賭ケグルイ 7巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)

 原作は月刊ガンガンJOKERにて連載中の漫画で、スピンオフ作品も多数出ているので商品リンクを貼るのが大変大変(笑)。多分大丈夫だと思うんですが、スピンオフの方を間違って貼っていたらゴメンナサイ。

 ギャンブルによる階級制度によって支配された私立百花王学園に、蛇喰夢子という「賭ケグルイ」な少女が転校してきたところから始まる学園モノみたいです。“風変りな学園”に“謎の転校生”がやってくる超王道学園モノのテンプレになぞりながら、ギャンブルという切り口と、独特の演出方法が目を引きますね。

 毛色のちがう作品も1つ入れておきたかったので、こちらを選びました。
 クセのある作品じゃないかなとは思いますが、さて……



 放送日程は、
 TOKYO MXでは7月1日~(土曜日夜)
 MBSでは7月1日~(土曜日深夜)
 BS11では7月2日~(日曜日深夜)
 RKB毎日放送では7月5日~(水曜日深夜)
 テレビ愛知では7月5日~(水曜日深夜)

【紙の本】
賭ケグルイ(1) (ガンガンコミックスJOKER) 賭ケグルイ(2) (ガンガンコミックスJOKER) 賭ケグルイ(3) (ガンガンコミックスJOKER) 賭ケグルイ(4) (ガンガンコミックスJOKER) 賭ケグルイ(5) (ガンガンコミックスJOKER) 賭ケグルイ(6) (ガンガンコミックスJOKER) 賭ケグルイ(7) (ガンガンコミックスJOKER)



◇ 『異世界食堂』
 <公式サイト
 <男女女女男

【キンドル本】
異世界食堂 1 異世界食堂 2 異世界食堂 3

 原作は『小説家になろう』発のライトノベルで、オフィス街に近い創業70年の老舗食堂「ねこや」に、週に一度の土曜日だけ異世界から客がやってくる―――という一話完結の群像劇だそうです。
 「異世界転生もの」も「グルメもの」も昨今の流行ではありますが、この融合のさせ方は予想外でした!あくまで舞台は「私達の住む世界」で、そこに「色んな異世界」がつながってあっちから人が来るというのはネタが無限に湧いてきそうなアイディアですよ。ズルイ!大外しはしないだろうということで、6枠目に選びました。



 放送日程は、
 テレビ東京では7月3日~(月曜日深夜)
 AT-Xでは7月6日~(木曜日夜)
 BSジャパンでは7月8日~(土曜日深夜)

【紙の本】
異世界食堂 1 (ヒーロー文庫) 異世界食堂 2 (ヒーロー文庫) 異世界食堂 3 (ヒーロー文庫) 異世界食堂 4 (ヒーロー文庫)



◇ 『天使の3P(スリーピース)!』
 <公式サイト
 <女女女男女

【キンドル本】
天使の3P! (電撃文庫) 天使の3P!×2 (電撃文庫) 天使の3P!×3 (電撃文庫) 天使の3P!×4 (電撃文庫) 天使の3P!×5 (電撃文庫) 天使の3P!×6 (電撃文庫) 天使の3P!×7 (電撃文庫) 天使の3P!×8 (電撃文庫) 天使の3P!×9 (電撃文庫)

 毎回7枠目は「自分一人だったら多分選ばなかったろうけど、ブログで紹介するからには話題性を考えても外せないし自分でも観てみよう」枠にしているのですが、来季は7枠目候補が多くて非常に悩みました。7枠目が一番最後まで決まらなかったくらいに。

 原作は、『ロウきゅーぶ!』の蒼山サグ先生によるライトノベルです。『ロウきゅーぶ!』は女子小学生5人をメインにしたバスケットボールの作品で、「まったく、小学生は最高だぜ!!」という名言でも有名ですね(一応言っておくとロリコン的な意味ではなく、「こんな短期間で上手くなって」というコーチ目線なセリフですからね)。
 んで、『天使の3P!』の方はどうかというと、女子小学生3人をメインにしたガールズバンドの作品―――また小学生なのか!ある意味ブレない作風とも言える……のかなぁ。

 私は『ロウきゅーぶ!』は観ていなかったんですけど、ロリロリした見た目とは裏腹に「実は結構なスポ根もの」だという評判で、当時観なかったことを後悔した作品だったんです。
 今度の『天使の3P!』も、PVを観ただけなら「うむ……自分にはちょっとつらそうだ!」と躊躇してしまうんですけど、前作の評判と世間の注目度と7枠の特性を考えて、自分も第1話だけでも観てみようかなと7枠目に入れました。

 あ、一応書いておきますけど『天使の3P!』の「3P」は、「スリーピースバンド=3人組のバンド」という意味で、決してエロイ意味じゃないですからね。



 放送日程は、
 AT-Xでは7月10日~(月曜日夜)
 TOKYO MXでは7月10日~(月曜日深夜)
 BSフジでは7月10日~(月曜日深夜)
 サンテレビでは7月10日~(月曜日深夜)
 KBS京都では7月10日~(月曜日深夜)
 tvkでは7月11日~(火曜日深夜)

【紙の本】
天使の3P! (電撃文庫 あ 28-11) 天使の3P!×2 (電撃文庫) 天使の3P!×3 (電撃文庫) 天使の3P!×4 (電撃文庫) 天使の3P!×5 (電撃文庫) 天使の3P!×6 (電撃文庫) 天使の3P!×7 (電撃文庫) 天使の3P!×8 (電撃文庫) 天使の3P!×9 (電撃文庫)



 以上、7作品をチョイスしました。
 今回はコメディありファンタジーありスパイアクションあり青春部活モノあり―――といったカンジに、バラエティ豊かな7本になるよう意識しました。春アニメは個人的には超当たりの季だったんですけど、選んだ作品が「自分の気に入りそうな作品」に寄りすぎてしまっていて、「どれも合わなかった」と言われちゃいましたからね。

 今回も他にオススメ作品があったら教えてください。
 ブログのコメント欄やTwitter等でオススメされた作品も追記で紹介していきます。ただ、数が多すぎると私の負担も大きくなっちゃうので、紹介するのはその中で「自分が観る気になったもの」に限らせていただきます。なので、気楽にオススメしてくださると助かります。

 それでは、よろしくお願いします。



--6月24日追記--
 ここからはコメント欄やTwitterなどでオススメされた作品を挙げていきます。
 私もとりあえず第1話は観てみようと思っています。


◆ 『ボールルームへようこそ』
 <公式サイト
 <男女男男女

【キンドル本】
ボールルームへようこそ(1) (月刊少年マガジンコミックス) ボールルームへようこそ(2) (月刊少年マガジンコミックス) ボールルームへようこそ(3) (月刊少年マガジンコミックス) ボールルームへようこそ(4) (月刊少年マガジンコミックス) ボールルームへようこそ(5) (月刊少年マガジンコミックス) ボールルームへようこそ(6) (月刊少年マガジンコミックス) ボールルームへようこそ(7) (月刊少年マガジンコミックス) ボールルームへようこそ(8) (月刊少年マガジンコミックス) ボールルームへようこそ(9) (月刊少年マガジンコミックス)

 原作は月刊少年マガジンで連載中の漫画で、社交ダンス(競技ダンス)を題材にしたスポーツものです。
 将来の目標もない平凡な中学生が社交ダンスに出会い、その世界に惹かれていき、ライバルがいて、ヒロインがいて、憧れる人がいて―――というコレ以上ないほどまっすぐな青春スポーツものみたいですね。「パートナー」が存在する競技ゆえのドラマ性なんかもありそうですし、ダンスシーンがアニメでどう表現されるのかも楽しみです。第1話だけでも観てみようと思います。



 放送日程は、
 MBSでは7月8日~(土曜日深夜)
 TOKYO MXでは7月9日~(日曜日夜)
 BS11では7月9日~(日曜日深夜)
 群馬テレビでは7月9日~(日曜日深夜)
 ITVでは7月20日~(木曜日深夜)

【紙の本】
ボールルームへようこそ(1) (講談社コミックス月刊マガジン) ボールルームへようこそ(2) (講談社コミックス月刊マガジン) ボールルームへようこそ(3) (講談社コミックス月刊マガジン) ボールルームへようこそ(4) (講談社コミックス月刊マガジン) ボールルームへようこそ(5) (講談社コミックス月刊マガジン) ボールルームへようこそ(6) (講談社コミックス月刊マガジン) ボールルームへようこそ(7) (講談社コミックス月刊マガジン) ボールルームへようこそ(8) (講談社コミックス月刊マガジン) ボールルームへようこそ(9) (講談社コミックス月刊マガジン)



◆ 『アホガール』
 <公式サイト
 <女男女女犬>

【キンドル本】
アホガール(1) (週刊少年マガジンコミックス) アホガール(2) (週刊少年マガジンコミックス) アホガール(3) (週刊少年マガジンコミックス) アホガール(4) (週刊少年マガジンコミックス) アホガール(5) (週刊少年マガジンコミックス) アホガール(6) (週刊少年マガジンコミックス) アホガール(7) (週刊少年マガジンコミックス) アホガール(8) (週刊少年マガジンコミックス) アホガール(9) (週刊少年マガジンコミックス)

 原作は週刊少年マガジン→ 別冊少年マガジンにて移籍して連載中の学園4コマ漫画です。
 とてつもなくアホな女のコと、それにツッコむ幼馴染の男が主人公で、PVを見るとかなり激しいツッコミでハイテンションなコメディになるのかなぁと思います。原作はチラッと読んだことがあって自分の肌には合わなかった記憶があるのですが、ヒロインのコのCV.が悠木碧さんで、PVだけでも「うわー、腹立つ」というアホさがにじみ出て面白かったので第1話だけでも観てみようと思います。




 放送日程は、
 TOKYO MXでは7月4日~(火曜日夜)
 AT-Xでは7月4日~(火曜日夜)
 サンテレビでは7月4日~(火曜日深夜)
 BS11では7月4日~(火曜日深夜)

【紙の本】
アホガール(1) (講談社コミックス) アホガール(2) (講談社コミックス) アホガール(3) (講談社コミックス) アホガール(4) (講談社コミックス) アホガール(5) (講談社コミックス) アホガール(6) (講談社コミックス) アホガール(7) (講談社コミックス) アホガール(8) (講談社コミックス) アホガール(9) (講談社コミックス)



◆ 『THE REFLECTION(ザ・リフレクション)』

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 <男男女女

 『スパイダーマン』などの原作者スタン・リーと、『蟲師』などの監督で知られる長濱博史さんによる日本・アメリカ合作のオリジナルヒーローアニメです。全世界を襲った謎の大災害「リフレクション」によって、特殊な力に目覚めた「リフレクティッド」という能力者が、テロリストやそれを防ぐヒーローに分かれて戦う―――といった話みたいです。

 放送開始が7月22日と遅めなので、現在でもまだティザーPVしか公開されていないんですけど、話題性のある作品なので第1話だけでも観てみようと思います。



 放送日程は、
 NHK総合テレビでは7月22日~(土曜日夜)



◆ 『ナイツ&マジック』
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【キンドル本】
ナイツ&マジック 1 ナイツ&マジック 2 ナイツ&マジック 3 ナイツ&マジック 4 ナイツ&マジック 5 ナイツ&マジック 6 ナイツ&マジック 7

 原作は『小説家になろう』発のライトノベルで、敏腕プログラマーでロボットヲタクだった主人公が、交通事故で命を落とした後に剣と魔法とロボットの世界に転生してしまった―――という話みたいです。
 『小説家になろう』は「異世界転生モノ」が異常なほど多いなんて話がありますが、この作品は更にそれに巨大ロボットという要素が入っていて「元プログラマー」という主人公の特性が活きそうなのが面白そうですね。ある意味では、現代の「王道ロボットもの」と言ってイイのかも。第1話だけでも観てみようと思います。



 放送日程は、
 AT-Xでは7月2日~(日曜日夜)
 TOKYO MXでは7月2日~(日曜日夜)
 KBS京都では7月2日~(日曜日夜)
 サンテレビでは7月2日~(日曜日深夜)
 BS11では7月4日~(火曜日深夜)

【紙の本】
ナイツ&マジック 1 (ヒーロー文庫) ナイツ&マジック 2 (ヒーロー文庫) ナイツ&マジック 3 (ヒーロー文庫) ナイツ&マジック 4 (ヒーロー文庫) ナイツ&マジック 5 (ヒーロー文庫) ナイツ&マジック6 (ヒーロー文庫) ナイツ&マジック 7 (ヒーロー文庫)

| アニメ雑記 | 17:42 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「原作が既に完結済み」作品のアニメ化であっても、不満は持たれる

 2015年7月~2015年12月と2016年4月~2016年6月に分割3クールでアニメ化された『うしおととら』の原作漫画をようやく全巻読み終わりました。33冊もあったので、読み終わるのにちょうどまるまる1か月かかりましたよ……

 『うしおととら』の原作は1990年代に連載されていたのですが、まさかのこの時期でのテレビアニメ化で。私は原作は未読だったのですが、私は元々「好きな原作がアニメ化されても楽しめない」「アニメを観終わってから原作を読むのは好き」だったため、アニメを全話観て→ 今回初めて原作漫画を読むという順番で楽しみました。



 まず、最初に断っておきますと……
 私はテレビアニメの『うしおととら』を単体で楽しんでいましたし、楽しんだからこそ「原作も読んでみよう」と原作も読んでみました。だから、「テレビアニメが駄目だった」とは思いませんし、「原作未読の人にはテレビアニメだけ観ても名作だと伝わらなかったんじゃ…」みたいに言われていたのは納得できません。原作ファンは往々にしてそういうことを言うのだけど、それはアニメから入ったファンに失礼じゃないかと思うんです。

(関連記事:アニメが初見でも楽しめているのになぁ……



 んで、今回ようやく原作を全巻読破したのですが……
 あぁ、原作ファンがそう嘆くのも分からなくはない。と思いました(笑)。

 原作を読んでいない人や、アニメを観ていない人のために説明をしますと……元々の原作漫画が33冊あるのを、テレビアニメは3クール39話に収めているんですね。
 例えば同じ3クールのアニメで言えば、『ジョジョ』4部は原作漫画およそ19冊分を3クール39話に収めていました。こちらは多分大きなエピソードのカットはなかったと思うので……(もちろん作品によって変わりますけど)3クールのアニメで描ける尺は大体そんなもんじゃないのかと思うのです。



 33冊と19冊……
 言うまでもなく33冊の方が多いですし、そのため『うしおととら』のアニメ化は3クール39話に収めるために多くのエピソードをカットしています。「白面の者」との戦いにあまり関係してこないエピソードはカットされる傾向が強く、そこに出てきたキャラもカットされるため……原作でそのキャラが後々登場する場面もカットされてしまっていて。

 例えば、原作には「凶羅」という強烈なインパクトを残すキャラが登場します。光覇明宗の和羅の兄で、何度もうしおの前に立ちふさがる強敵なのですが……「いなくてもストーリーには問題なく」、全てのエピソードやシーンがカットされていました。そのため、私が原作でかなり上位に好きだった「列車での戦い」はアニメでは描かれませんでしたし、お役目様のエピソードも若干弱いものになってしまった印象です。

 その「列車での戦い」に登場するキャラや、原作では秋田~北海道の間うしお達と行動を共にする大学生達や、原作終盤で大活躍する記者の人とか、アニメ化の際にカットされたキャラのエピソードには「うしおのような主人公にはとてもなれない一般人が必死に生きている」様を感じられるものも多く……それこそが『うしおととら』の魅力なんだ!と思っていた原作ファンが嘆くのも、分からなくもないんですね。

 私が原作ですごい好きだったキリオと真由子の話もアニメではカットされていて、アニメだとキリオは「あれだけのことをしておいて、何ちゃっかり真由子の家に住んでるんだよ、この野郎!」って印象でしたし。正直、原作→ アニメの変更点で一番ヒドイ扱いだったのはキリオじゃないですかね。ヒョウさんも中盤はヒドイ扱いでしたが、終盤は見せ場がたっぷりあったんでまだマシというか。



 しかし、です。
 アニメ化の際にどのエピソードをカットするかは、原作者の藤田先生が関わって決めていたそうで。そしてもちろん、原作者自ら「渾身のエピソード」や「魂を込めたキャラ」を削らなければならなかったのは、まず間違いなく本人が一番悔しかったことでしょう。

 アニメ版の『うしおととら』を原作と比べて否定するご意見に対する藤田和日郎先生のツイートが男前すぎる!!


 「じゃー、最初から4クールにすれば良かったんじゃ……」とアニメに詳しくない人は仰るかも知れませんが、アニメというのは1話作るたびにものすごいお金がかかるのです。そして、深夜アニメの場合はその製作費・制作費を賄うのは基本的には「DVD・ブルーレイの売上」です。
 『うしおととら』の場合はおよそ20年前の人気漫画を初のテレビアニメ化したワケですから、どれくらい「DVD・ブルーレイ」が売れるのかは予想できません。気軽に「3クールじゃなくて4クールやりましょう!」なんて言えるものじゃなかったと思うんですね。

 例えば『ジョジョ』の場合は、第1部~第2部を2クールでアニメ化したら「DVD・ブルーレイ」がものすごい売れたんですね。そのため、第3部が分割4クールで製作されてこれも「DVD・ブルーレイ」がかなり売れました。その結果、先ほど書いたように第4部が3クールで製作されてこれもそこそこ売れているのですが……徐々に数字は落ちているので、第5部もアニメ化されるかは微妙なラインです。

 まぁ、要は『ジョジョ』クラスであっても「まずは2クール」から始まっているワケです。
 『うしおととら』の「3クール」というのもギリギリなところだったと思いますし、その結果いろんなエピソードやキャラがカットされてしまったのは仕方がないことだと思います。


 逆に考えると、「よくこの原作を3クールに収めたなぁ」と思いますね。
 エピソードをギリギリまで削って、それで登場できなくなったキャラが後に登場するシーンは他のキャラに置き換えて、アニメ単体で見ても理解不能にならないように隅々にまで気を配って……パズルのように組み立ててあったと思います。

 冒頭に書いたように、私はアニメ単体で観て『うしおととら』を面白いと思いましたし。それで原作も読んでみた結果、「元はこうだったのか!」とか「こんなエピソードがあったのか!」と原作を完全版のように楽しんだので、このアニメ化が間違いだったとは思いませんし、20年前の名作をアニメ化する試みとしては大成功だったんじゃないかと思います。


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 さて、ここで思い出したのは過去に書いたこれらの記事。

 「原作が絶賛連載中」作品のアニメ化による物足りなさ
 「きちんと終わるアニメ」を観たいのならオリジナルアニメを観よう!
 物語の序盤だけアニメ化して、それで魅力が伝わるのか

 漫画にしてもライトノベルにしても、原作付きアニメの多くは「原作がまだ続いている」時点でのアニメ化がなされることが多いです。その方が「熱心な原作ファンがアニメも買ってくれる」「アニメから入ったファンが原作も買ってくれる」という相乗効果を生むのでしょうし、人気な原作はアニメ化の権利も奪い合いになるのでしょうし、原作が完結してからアニメ化ってケースは少ないように思えます。

 その結果、アニメは中途半端なところで最終回を迎えてしまうため……「これで終わり?」と不満を抱く人も多いし、2期・3期と続きを描いてくれるのなら良いのですが、そうでないとアニメしか観ていない人には「中途半端なところで終わった作品」として記憶に残ってしまいます。
 この3つの記事で話題に出した『いなり、こんこん、恋いろは。』『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』『未確認で進行形』『がっこうぐらし!』『響け!ユーフォニアム』『青い花』『くまみこ』の中でアニメ2期が作られたのって、『響け!ユーフォニアム』だけですから……2期が作られるアニメってごくごくごく少数なんですよね。「原作がまだ続いている」時点でのアニメ化は、大抵の場合は話の途中でアニメが終わってしまうものなのです。


 それで、じゃー今日の記事に書いた『うしおととら』のように「既に完結した作品」なら最終話までアニメ化されるんだからイイじゃんと思えるかというと……「既に完結した作品」は「既に完結した作品」で、原作のラストまでをアニメの最終話までに詰め込まなくちゃならないため、エピソードやキャラを大幅にカットしなければならないこともあって。それはそれで不満は持たれちゃうんですよね。

 もし、仮に……『うしおととら』が現在大人気連載中の漫画だったとして、それを「途中までアニメ化しよう」というプロジェクトだったら。恐らく1クールなり2クールなりの話数で描ける「区切りの良いところ」まで描いて終わりにする替わりに、(実際のアニメ化ではカットされた)人気のエピソードがカットされずにアニメ化されたんじゃないのかって思うんです。



 原作の最後までアニメ化されるけど、エピソードが大幅にカットされるのと。
 細かいエピソードも忠実にアニメ化されるけど、話が途中で終わってしまうのと。

 果たしてそれは、どっちの方が幸せだったのか――――

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| アニメ雑記 | 17:52 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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