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やまなしなひび−Diary SIDE−
いつか大人になれる私達へ
サッカー日本代表が勝てなかったのは、「日本人だから」ではなかった
 まだW杯の話です。
 「W杯後にもサッカーを楽しんでもらう」ことを考えると、やっぱりW杯前のことも語らなきゃならんと思いまして。ここ10年以上、日本サッカーにあった「日本人にサッカーは向かない」「だから勝てないのも仕方ないんだ」という論調について今日は書きます。



 「得点力不足」

 流石にプロの解説者やジャーナリストにこういう言い方をする人はいないと思いたいのですが、スポーツニュースなんかではサラッと「今日の試合も日本代表は課題の得点力不足を解消出来ないまま敗れました」みたいな一文で締めくくられたりします。あたかも、日本代表だけが「得点力不足」に苦しんで、そのせいで負けたかのように。


 トンでもない話です。

 サッカーというのは「得点を多く取った方が勝つ」スポーツですから、
 W杯で優勝したチームでもない限り、どこのチームも得点力不足なんですよ。


 「敗因は得点力不足」だなんて言ったら、サッカーのルールを説明しているに過ぎません。
 でも、「日本はずっと得点力不足だ」「他の国はそうではない」「日本には点が取れるフォワードが生まれない」「日本の国民性が」「農耕民族だから」「学校教育が悪いんだ」などなどなどなど……10年間で何度こんな言説を目にしたことか。


 98年大会の惨敗の時も、06年大会の惨敗の時も、
 「日本人だからダメなんだ」という論調がありました。

 日本人は協調性を重んじるから、「何が何でも俺が点を取って試合を決めてやるんだ」って選手が出てこないんだよ―――とか言っている“自称サッカー通”がどれだけいたことだか。




 じゃあ、野球は?
 WBCの時、野球の日本代表は「世界一のピッチャー陣」と言われていましたよね。
 先発・中継ぎ・抑えに多種多様なピッチャーがいて、他のチームを圧倒する守備力でWBCを2連覇しました。1回目の優勝は運が味方してくれた結果でしたけど、2回目の優勝は間違いなくピッチャー陣の力での優勝でした。

 ピッチャーなんてポジションは、「何が何でも俺が投げて試合を勝ってやるんだ!」という人でなければ立てない場所です。良い意味でも悪い意味でも、自分が強くて負けん気の塊でわがままな人間でなければ務まらないんですよ。



 野球のピッチャーにはそういう人材が集まって、サッカーにはそういう人材が集まらない。
 だとしたら―――それは「日本人の国民性」の問題ではなく、「日本サッカー」の問題です。人材を引っ張ってこれる魅力や、それを育てる育成力がサッカーになかったというだけの話です。


 日本サッカーが勝てない理由を、どう足掻いても改善の出来ない「国民性」とか「教育」とかのせいに押し付けて責任逃れをしてきただけじゃないですか。「天狗の仕業」と同じ理論。責任は全部ワケの分からないものに押し付けてしまえ、と。



 それこそがサッカー人気を低迷させてきた理由だと思いますよ。
 「日本人にサッカーは向かないんだ」と思い込ませてしまえば、「じゃあ応援しない」と思うし、子ども達も「サッカーより野球やろうっと」と思っちゃいますよ。何でもかんでも「国民性」のせいにするとか、日本人をなめんなよ。


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○ 確かにある「世界のトップレベル」との差
 「得点力不足」と似ているけど全然イミの違う言葉に「決定力不足」というものがあります。
 分かりやすく解説するとこんなカンジ。


【得点力不足の原因2種類】
・チャンスを作ってもシュートが入らない(=決定力不足)
・そもそもチャンスが作れない



 ぶっちゃけ問題の深刻さは後者の方が厄介なんですが……

 「日本代表には決定力が足りない」という言い方なら、まだ同意出来ます。
 日本だけじゃなくて、世界中の国がなかなかシュートを決めきれなくて苦しんでいるんですけど……今回のW杯のトップ4に入ったチームなんかを見ると、上位に行けるチームとそうでないチームでは、やっぱり決定力の差は大きいなぁと感じました。



 決定力というのは、「トラップ技術」と「シュート技術」です。
 メンタルだとか本気さだとかそういう精神論に逃げ込んで(その原因も全くないとは言いませんけど)、最終的に「日本人だからダメなんだ」「仕方ないんだ」という結論に持ち込もうとする人が沢山いますけど。単に技術の差ですよ。育成で何とかなるレベルの話です。


 日本人選手というのは、相手のマーク(自分に対する守備)が付いていないところだと物凄く高い技術を発揮できるんだけど、相手のマーク(自分に対する守備)が付いていると途端にミスをしてしまう―――という説は、確かにその通りだと思います。

 今回のW杯で、日本代表の中でも本田圭佑・松井大輔の二人は相手のマークをものともせずにプレイしていましたけど、それはやっぱりこの二人というのはヨーロッパのリーグに所属して、普段から厳しい守備相手に戦ってきたからだと思います。
 自分は優秀な選手がどんどん海外に出ていく現状はマズイと思っているんですけど……Jリーグでプレイしている選手と、ヨーロッパ上位のリーグで活躍している選手では、そうした技術の差があることも否定出来ません。


 逆に言うと、それこそ「国民性」の問題じゃないって証明ですよね。
 「Jリーグのレベル」の問題ですし、Jリーグのレベルを上げていけば解決する話です。




 W杯を制したスペイン代表の司令塔シャビは、173cmですよ。
 サッカー選手としては体格に決して恵まれていないけれど、トラップ技術とパス精度と運動量で世界を制したワケですよ。日本サッカーはそこの差を認めた上で、その差をこれからどう埋めていけばいいのかを育成段階から考えていかないとならんと思うのですよ。


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○ 「日本人らしい」でも勝てることの証明
 10年以上前、中田英寿がセリエAで大活躍していた頃―――彼の日本人離れした発言や行動を取り上げ、「他の日本人らしい選手は活躍できない」けれど「中田は日本人らしくないから活躍できるんだ」的な論調が確実にありました。

 98年の惨敗の時も、06年の惨敗の時も―――
 「中田は良かったよね」「日本人らしくないからやっぱり凄いよね」みたいな。



 今回の大会も、カメルーン戦後の本田圭佑に対して同じような報道がされかけましたけど……
 最終的には「チームとしての結束力」や「日本人らしいひたむきなプレイ」なんかが注目されたと思います。非常に日本人らしいキャラクターの岡田監督も含めて、「何だよ、日本人らしくても勝てるんじゃん」とみんなが気付けたんですよ。

 僕が、今回のW杯で一番嬉しかったのはこのことでした。
 10年以上、「サッカー日本代表が勝てないのは日本人だからだ」と言い訳にされてきたことが、全然間違っていたんじゃん、と証明してもらえたことでした。



 逆に言うと、コレから日本代表に選ばれる選手・監督は大変ですよ。もう言い訳出来ませんから。
 日本人であってもやり方次第で世界のベスト16に入れることを証明してしまったワケで、そこまで行けなかったら「やり方が悪かった」ということになりますからね。



 でも、ようやくここまで来れたとも思うんです。
 ずっとずっと「日本人だからダメなんだ」と言われてきたけれど、これからは「日本人でも戦えるんだ」と思えるんですもの。楽しみですよ、これからの日本代表も、そこに繋がるJリーグも。



 Jリーグは今晩も地上波の中継ないけどな!!
 「名古屋グランパスvs清水エスパルス」が観たいなぁ……ちくしょう…。


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[記事URL]
サッカー観戦初心者のためのオフサイド講座
 今日は大ネタ書きますよ。
 「サッカーのルールが分からない」という人の大半が仰る「特にオフサイドが分からない」という悩みを、この記事で見事なまでに解決してあげましょうじゃないですか!


 W杯をきっかけにサッカーに興味を持ってくれた人にこそ読んでもらいたいですが、そういう人も一まとめに出来ないくらい千差万別だと思いますので……オフサイド講座「初級篇」「中級篇」「上級篇」と三段階に分けて解説しようと思います。「上級篇」と言っても、やまなしレベルなので大したものでもないですけど(笑)。

 全く持って分からないという人は、今の段階で「上級篇」まで理解しようとせず、「初級篇」だけ読んで理解した気になるのがイイと思います。段階を踏んで、数ヵ月後に「中級篇」「上級篇」を読むとかでイイんですよ。いきなり全部を覚えるのは大変ですからね。



【オフサイド講座・初級篇】

1.オフサイドなんて分からなくても構わない
 いきなり元も子もないことから始めました(笑)。
 でも、ホントにそうなんですよ。頭でルールを分かることと、実際にプレイを見てオフサイドかどうかが判ることは別なんです。

 テレビ中継を観ていても、リプレイのスローVTRを観るまでは判らないことなんてしょっちゅうです。
 「何だよ!今のオフサイドだろ!」と思ってリプレイ観たら全然オフサイドじゃなかったり、「今のオフサイドじゃないだろ!」と思ってリプレイ観たら思いっきりオフサイドだったり、そんなことしょっちゅうです。10年以上サッカーを観ててもそうなんです。



 今回のW杯でも、「アルゼンチンvsメキシコ」の試合で“リプレイで観れば明らかにオフサイドでノーゴールになるはずなのに”ゴールとして認められてしまった場面がありました。いわゆる誤審というヤツです。

 この場面のテレビ中継、解説者の反応はこんなカンジでした。


解説「いやー、今のはアルゼンチンらしいスピードのある攻撃でしたね」

−国際映像でスローVTRが流れる−

解説「こ、これは……!(明らかにオフサイドですね…)」




 この解説者が酷いワケではなくて、プロの解説者でもオフサイドかどうかの判断は難しいんです。
 サッカーというのはものすごくスピーディなスポーツですし、どこのタイミングでパスを出すかなんか分からないものですし、スローVTRで確認しない限りは本当に判断が難しいんです。それをジャッジする審判(副審)は本当に偉いと思います。こんなに大変なら誤審が出ても仕方ない……とは思わないので、スローVTRの導入を頼みますよ。



 ということで、「サッカーって面白いな」と思い始めた人がオフサイドのルールが分からなくても別に問題ないと思います。
 テレビで観ている場合は「オフサイドかどうか」は実況の人か解説の人が言ってくれますし、スタジアムで観ている場合は副審(旗持っている人)の旗が上がって&主審(笛吹く人)が手を挙げて再開させていればオフサイドだって思えばイイです。


 僕らは別にサッカーの審判を目指すワケではないので、観戦をするだけならルールを覚えなくてもイイんですよ!




2.オフサイドは(そんなに)悪いことではない
 オフサイドというのは「反則」「ファウル」の一つです。
 しかし、サッカーの「反則」「ファウル」の中ではそんなに悪いことではないんですよ。


 例えば、相手の足にスライディングタックルを食らわしたり、(キーパー以外が)手でボールをコントロールしたりは「すげー悪いこと」なんです。これが繰り返されるとサッカーの試合が壊れてしまうので、それ相応の“罰”を与えられるのです。

 相手にフリーキック、もしくはペナルティエリア内の場合はペナルティキックが与えられます。
 これらは即失点のピンチになるので―――「オマエらそんな悪いことやっていると、罰として失点のピンチにしてやっからな!」と厳しく取り締まられるのです。駐車違反すると罰金取られるみたいなもので、「罰ってイヤだよね?なら、やるんじゃねえぞ」という反則・ファウルなんです。

 更に、これらの反則・ファウルが悪質な場合、イエローカード・レッドカードをもらうこともあり、出場停止や退場になってしまいます。「オマエらそんな悪いことやっていると、罰として試合に出れないようにしてやんよ!」ってことですね。



 それに比べて、オフサイドというのは“罰”が超軽いんです。
 「相手のボールから再開」、それだけなんです。

 相手の間接フリーキックでの再開になりますが、オフサイドは大抵「相手のゴール近く」で取られるので、相手のゴール近くからのフリーキックでは失点のピンチになりにくいですし。むしろその間に守備陣形を整えるインターバルにもなります。

 オフサイドを何十回繰り返そうが、イエローカードを受けることはありません。



 むしろ、オフサイドになるというのは「チャンスを作っている」と考えることも出来ます。
 元イタリア代表のフィリッポ・インザーギという選手は、常にオフサイドになるかどうかギリギリのプレイをするので「オフサイドの数が多いほど調子の良い選手」と言われていました。オフサイドにならなければ即1点取ってくるゴールハンター、こういう選手は相手のディフェンスからすると脅威なんですよ。


 もちろんコレにはそれぞれの考えがあるので「オフサイドばっかり取られるな!」と怒る監督もいますけどね。まぁ、確かに「オフサイドにならずにゴールを取ってくる」のが最高なんですけど(笑)。そうそう上手くいくものでもないので、オフサイドになったぐらいで文句言うなよって僕は思っています。



※ オフサイド講座・初級篇はここまでです。
 ここまで分かっていれば、もう観戦で困ることはないと思います!

 「オフサイドのルールも知らずにサッカーを語るな」とか言われたら、「じゃー貴様は普段食べているパンがどうやって作られているのか知っているのか」と言ってあげましょう。別に全てを理解する必要はないんですよ。多分ケンカになりますけど(笑)。



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【オフサイド講座・中級篇】

3.オフサイドの「サイド」は、サイド攻撃の「サイド」とは違う
 さて、中級篇はルールの説明。
 ですが、その前に“言葉をどう認識するのか”という話から始めます。

 これ……ぶっちゃけ僕の認識です。
 オフィシャルな「オフサイドという言葉が生まれた日」というのは調べても分からなかったので、こう考えると理解しやすいよくらいに捉えて下さるとありがたいです。


 サッカーって「一つの言葉が二つ以上の意味を持つ」ことが多いんです。
 例えば「ハーフ」。一週間前に書いた記事のように「オフェンシブハーフ」「ディフェンシブハーフ」と言えばポジションを表す言葉なのですが、「45分ハーフ」というように「90分を45分ずつ前後半に分けてやるよ」という意味で使われることもあるんです。

 これが初心者には分かりにくいですし、
 「オフサイド」の「サイド」という言葉はその最たるものだと思います。



 サッカー用語で「サイド」という言葉が使われる時、「右サイド」「左サイド」「サイド攻撃」「サイドバック」という意味で使われることが多いです。図にするとこんなカンジの部分。

サイドが示す場所


 しかし、「オフサイド」の「サイド」はこの意味ではありません。
 「敵サイド」「味方サイド」という認識で捉えるとイイと思います。この辺、多分ラグビーのルールに詳しいともっと深く説明できると思うんですが(サッカーとラグビーは兄弟のように分かれたスポーツなので)。僕はラグビー詳しくないのでゴメンなさい。

 図にするとこんなイメージです。

サイドが示す場所


 「敵サイド」「味方サイド」の中で、オフになっている場所=使ってはいけない場所、という意味で捉えると「オフサイド」という言葉がしっくりくるんじゃないでしょうか。
 両方のサイドに色を付けたのは「こちらが使ってはいけない場所」と「相手が使ってはいけない場所」の両方を示したかったので、実際にオフサイドを取られるのは「攻撃方向のサイド」だけです。このチームにとっては上方向のオレンジですね。


 「使ってはいけない」というよりは、「この場所にいる味方にパスを出してはいけない」ということなんですが……その説明は↓の項目にて行います。




4.オフサイドのルール
 ようやくルール解説だ!
 オフサイドのルールは文章にすると「相手の2番目に後ろの選手よりゴールラインに近い位置にいる選手にパスを出してはいけない」という何だこのワケ分からない日本語という説明になってしまうんです。だから、初心者は理解不能になってパンクしてしまうという。


 なので、この文章を分かりやすく分解していきましょう。
 「相手のゴールラインから見て2番目にいる相手選手」
 「よりも相手のゴールラインに近い味方選手にパスを出してはいけない」


 ダメだ、まだ分かりにくい(笑)。

 「相手のゴールラインから見て2番目にいる相手選手」とありますが、「相手のゴールラインから見て1番目にいる相手選手」は大抵の場合ゴールキーパーになります。大抵の場合、なので例外もあるんですが……それは一先ず忘れましょう。


 「相手のゴールラインから見て1番後ろにいる相手選手(ただしゴールキーパーは除く)」
 「よりも向こうにいる味方選手にパスを出してはいけない」



 図にするとこんなカンジです。
 オレンジの部分が「オフサイドポジション」で、ここにいる選手にパスを出すと「オフサイド」になってしまいます。(※ 守る側のオフサイドポジションはもちろん使って構いません)

オフサイドポジション


 もちろんサッカーの試合はごちゃごちゃ人が動くので、例えば一例でこんなカンジ。

ケース1



 このケースでの「オフサイドになるポジション」は以下の通り。
 つまり、オレンジ色にかかっている灰色チームの選手にパスを出してしまうと「オフサイド」になるということです。 

ケース1の答え

 この状況で、灰色チームの選手が一番前にいる味方にパスを出すと「オフサイド」です。
 ですが、その選手以外の選手にパスするのは構いませんし、パスを出さずにドリブルしたりシュートしたりは自由です。オフサイドというのはパスを出すこと&受けることを禁止するルールなんです。


 ちなみに、厳密に言うと「今のプレイはオフサイドです!」と笛が吹かれるのは「パスを受ける」瞬間です。
 パスが出ても、パスを受けなければ「オフサイド」になりません。なので、オフサイドポジションにいることを自覚した選手は、「俺オフサイドだからパス受けられねえや」と見送ることもあります。




※ オフサイド講座・中級篇はここまでです。
 文章にするとやっぱり難しいですね。

 何試合かサッカー中継を観るとオフサイドの場面はあると思うので、それを踏まえた上で読み直してもらえると理解出来るかも知れません。最近の中継では、スローVTRの際に「この線から先がオフサイドですよ」「このエリアがオフサイドですよ」みたいな表示が出ます。それが、この記事で書いたオレンジ色の部分ですね。



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【オフサイド講座・上級篇】

5.伝家の宝刀スルーパス
 10年以上前、中田英寿が国民的スターになった頃―――「キラーパス」という言葉で彼のプレイが評されました。何となく格好イイ言葉ですからね!ペルージャに移籍した頃の中田選手のインタビューでは、その言われように閉口していたみたいなんですが……

 正確な意味は、多分「スルーパスの中でも得点に繋がるようなスルーパス」ということなのかなと思います。これは、実はオフサイドのルールと密接に絡みますし、この記事の2番に登場したフィリッポ・インザーギの「オフサイドギリギリのプレイで1点を狙う」プレイにも繋がります。

 中田選手は「オフサイドギリギリのパスを出す」代表格の選手(元選手)で、フィリッポ・インザーギは「オフサイドギリギリのパスを受ける」代表格の選手です。



 また図で説明しましょう。

スルーパス1

 上の図、灰色チームの一番前にいる選手はオフサイドポジションにいますね。
 この選手にパスを出してしまうと「オフサイド」になってしまいます。


スルーパス2

 この場合、誰もオフサイドポジションにいないので誰にパスを出しても「オフサイド」になりませんよね。



スルーパス3

 では、このように“誰もいない”オフサイドポジションにボールを蹴って―――


スルーパス4

 パスが出た後に、味方選手がボールを追いかけてパスを受けた場合は「オフサイド」になるでしょうか?

 なりません。
 立派な得点パターンですし、現代サッカーではこういうシーンは非常に多いです。

 相手の守備がいるところよりも、いないところの方がシュートが撃ちやすいですからね。
 


 こうやって“誰もいないところ”にパスを出すのがスルーパスです。

 サッカーのパスって、大別すると2種類しかないんですよ。

・“味方の選手”に出す「普通のパス」
・“誰もいないところ”に出す「スルーパス」


 もちろん闇雲にスルーパスを出しても上手くはいきません。
 相手の守備も「パスをカットしてやろう」という気満々なので、走りあいになってしまいますから―――味方の選手が走り出して、相手の選手がまだ走り出していないタイミングでパスを出さなくてはなりません。相当難しいプレイなので、中田選手が「キラーパス」「キラーパス」騒がれたんですね。

 もちろん中田選手以外もスルーパスは使いますよ。
 むしろ、サッカーやっている人なら誰でも使うというか……スルーパスなしでサッカーをするのは、ジャンケンでパーを使わずに勝てと言われるような話なんです。



6.オフサイドにならないケース
6-1.“マイナス”のパス
 サッカー中継でよく言われる「マイナスのクロス」というのは、「マイナスの角度のクロス」=「自分よりも斜め後ろにいる選手へのクロス」という意味で。こういう攻撃パターンも非常に多いです。あ……クロスというのはパスと同じ意味だと思って下さいね。


 「自分よりも(斜め)後ろへのパス」はオフサイドになりません。

 何故かというと、オフサイドというのは「待ち伏せ」禁止のルールなので……という説明が一般的なんですけど。この説明だと理解が難しいと思うんで。もう覚えるしかないです!理由はどうでもイイ!(笑)


サイド攻撃1

 また図を使います。
 灰色チーム、またしても一番前の選手がオフサイドポジションですね。この選手にはパスが出せません。このままだと攻撃が手詰まりなので、頑張ってドリブルで一人抜きました。“ドリブルで一人抜く”のってすげー大変なんですけどね、頑張って抜きました。


サイド攻撃2

 あら不思議。オフサイドのエリアがググッと狭まりました。誰にでもパスを出せますね。
 これは「自分よりも(斜め)後ろへのパスはオフサイドにならない」ルールがあるからで、サッカーにおいて「サイド攻撃」が非常に重要視されている理由の一つです。

 サイドを制するものがサッカーを制すんです。日本が今回のW杯で良い成績を残せたのは、両サイドバックが相手にドリブルで抜かれなかったからとも言えるんです。



6-2.スローイン、ゴールキックでのパス
 ぶっちゃけどうしてこんなルールがあるのか理由は分かりませんが、これらのプレイでオフサイドポジションにいる味方にパスを出してもオフサイドにはなりません。

 今のサッカーだとゴールキックを受けた選手がそのままゴールするケースも多いので、ゴールキックもオフサイドの適用内にルール変更した方がイイんじゃないかと僕は思っています。



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 駆け足ですが、ひとまずここまで。
 今回のW杯「オランダvsウルグアイ」のような“プレーに干渉したかどうか”の議論も扱うか悩んだのですが、自分の中でもグレーゾーンなプレイだと思っているので取り上げませんでした。



 あ……“戻りオフサイド”について書くの忘れました。
 でも、もう時間がないので………スルーパスとは逆に、「オフサイドポジション」にいる時に出たパスを、「オフサイドポジションじゃない場所」で受けてもオフサイドになるというルールなんですが。図を用意する時間がないので申し訳ないです。



○ 締めの言葉
 自分は、サッカーの面倒くさいところの説明はなるべく省いて、サッカーの面白い部分だけを取り上げた方がイイと思っているんですけど。ポジションの用語と、オフサイドのルールについては、「どうしてサッカーは面白いのか」の核となっている部分なので2週に渡って面倒くさい説明をさせて頂きました。お付き合い下さってありがとうございました。

 来週からは「面白い部分」の話を書きたいなぁ……

[記事URL]
観戦初級者のための“サッカーのポジション”解説
Q.以下の図の中から、サッカーにおける“司令塔”というポジションはどこか選びなさい。

フォーメーション4-5-1










A.“司令塔”というのは「役割」であって「位置」ではありません。よって、どこかは決まっていません。

フォーメーション4-5-1




 今回のW杯を通じて「サッカーって面白いな!」「今後も観てみようかな」と思ってくれた人を、このブログでは応援していこうと思います!
 そのために、まずはサッカー観戦の初級者が躓きそうなところをなるべく取り除いていかなきゃと思い、今日は「サッカーのポジション」について書きます。イジワルクイズもやります。


 サッカーってルール自体は、超シンプルなはずなんです。
 ややこしいのはゴールキーパー絡みのルールとオフサイドのルールくらいで、これらは別に知らなくても楽しめると思うし。「ゴールキーパー以外は手を使っちゃダメ」とさえ分かっていれば、もうサッカーのルールの8割は理解したと言ってイイと思うのですが……


 そのシンプルなルールのスポーツが100年以上続いているため、ものすごく沢山の国の沢山の人が「ゴールを奪うこと」「ゴールを奪われないこと」という2つの目的のために、戦術・フォーメーション・テクニックなどを研究してきた結果―――ものすごく沢山のサッカー用語が溢れるようになってしまったのです。

 つまり、先月から「サッカーって面白いな」と思ってくれた人の前に、100年分の積み重ねが壁となって立ちふさがるのだから……そりゃ頭がパンクして「用語が覚えられない」というのも当然だと思うのです。




 んで、冒頭の“司令塔”に繋がる話。
 “サッカーのポジション”は「位置」を示す場合もあれば「役割」を示す場合もあって、更にその両方を示す場合もあって、非常に厄介な言葉ですよね。

 そもそも「11人で行うスポーツ」なのに11コ以上あるってのはどういうことだって話ですよ。それは色んな国の色んな人達が、必死にサッカーを研究して生み出した戦術の中のポジションだったりするので……「イギリスではメジャー」なのに「日本だとほとんどない」ポジションがあったりするんです。





 サッカーのポジション絡みでもういっちょ。

岡田ジャパンの陣形

 これは、今回のW杯で日本代表が主に使っていたフォーメーションです。
 ゴールキーパーのことは省いて、ディフェンダー→ミッドフィールダー→フォワードの順に「4-5-1」と呼びます。どの位置にどれだけの人数をかけているのかを表すんです。また、更にこのミッドフィールダーの中でも細分化して「4-1-4-1」と呼ぶこともあります。



 しかし……
 ここにも実は盲点があって……

岡田ジャパンの陣形

 こう見ると「4-3-3」になっちゃうんですよね(笑)。
 どこまでをミッドフィールダー、どこからがフォワードかという解釈は、実は試合の状況によって細かく変化するんです。


 サッカーは野球と違って「どこのポジションを誰が守ります」みたいな申請をするワケではなく、ゴールキーパー以外は誰がどこを守るか試合が始まるまで分かりませんし。実際、今回の日本代表も、ミッドフィールダー登録の本田がフォワードを、フォワード登録の大久保がミッドフィールダーに付いていましたし。



 ぶっちゃけ、ポジションなんてそんなに気にすることでもないんですよ。

 うむ。今のは流石に暴言が過ぎただろうか。
 しかし、サッカーの場合は試合の流れでポジションが動きますし、選手がポジションを入れ替えたり追い越したりしますし、ポジションだけを目で追いかけてもワケが分からなくなるんじゃないかなぁって思います。

 サッカー観戦の入門とかでは「フォワード=攻撃する人」「ディフェンダー=守る人」みたいに書かれているかも知れませんが、現代のサッカーではフォワードも守備をしますし、ディフェンダーも攻撃をします。敵が2人で攻撃してくるのと、10人で代わる代わる攻撃してくるの、どっちが怖いかって言ったら後者ですよね?




 ただ、そうは言っても「サッカー中継」だったり「スポーツニュース」だったり「サッカー雑誌」だったりには“ポジション”に関する用語が無数に使われているのも確かです。意味の分からないカタカナ用語にウンザリして、「もう見るのやめよう」と思ってしまうのも勿体無いので……

 「今回のW杯からサッカーを観始めた人」向けに、ポジションの解説をしていこうと思います!
 今はイミフでも、しばらく経ったら意味が分かってくる言葉もあるでしょうが頑張って!!


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【フォワード(FW)】
・相手のゴールを「目的地」とした際に、最も前線にあたるポジション(位置)
“トップ”と言うこともある
・ここに何人選手を配置するかで「ワントップ」「ツートップ」「スリートップ」と分類できる


○ センターフォワード
センターフォワード
・元々は“(右でも左でもない)中央にいるフォワード”という「位置」の意味。
・ただ、この位置にいる選手に求められる「役割」が決まっているため、“センターフォワードらしいセンターフォワード”という「役割」の意味も込められている。

・相手のゴール前にどっしり構えて、シュートを狙ったり、ボールを繋いだり(ポストプレイ)。
・そのために相手ディフェンダーに当たり負けしない屈強な体が必要。

・日本にはこの「役割」を担える選手が不足しているため、今回のW杯では本職ではない本田圭佑がこのポジションを担当することに、いわゆる“センターフォワードらしくないセンターフォワード”。



○ ウィング
ウィング
・センターフォワードの“両翼”という意味での「位置」も表すが、
・右サイド・左サイドから攻撃をしかけるという「役割」の意味が強い。

・特にドリブルで相手のサイドの守備を切り崩す選手のことを指すことが多い。
・今回の日本代表で言えば、松井大輔がこの「役割」を担っていた。

・かつては攻撃専門のポジションとして考えられていたようだけど、現在では守備力も求められるために、ミッドフィールダーとして扱われることもあるとか(前述したようにこの違いは比較的どうでもいいことなのだけど)。
・チームによってはウィングを置かないところも多い。



○ セカンドストライカー
・これ、あんまりメジャーな言葉でもないかも。
・セカンドトップ、シャドーストライカー、1.5列目と呼ぶこともある。

センターフォワードを「一人目」として考えた際に、その選手に相手のマークが引きつけられたところを狙い、フリー(自由)になってシュートをする選手のことを言う。なので、「位置」であり「役割」ですね。
・ウィング同様にミッドフィールダーとして捉える場合も多い。

・今回のW杯で日本代表と対戦したデンマーク代表のヨン・ダール・トマソンが典型的な選手。
・日本代表で言えば、大久保嘉人がこの「役割」を担っていたのだけど……「位置」はウィングのポジションにいたので、なんかもう御苦労様と労ってあげたい。



○ ファンタジスタ
・これはもう「位置」でも「役割」でもなく、「褒め言葉」な気がする。

卓越したテクニックを元に、規格外のプレイをする選手――みたいな意味。
・元々は“アドリブの上手い芸人”という意味の言葉らしい。

・カウンターサッカーを主体とするイタリアサッカーにおいては攻撃は常に数的不利のため、それをワンプレイで打開できる選手というニュアンスだったらしいので。その意味においては、じっくり攻撃を組み立てられる中村俊輔よりは、素早く攻撃を仕掛けられる中田英寿に向いた言葉なのかも。




【ミッドフィールダー(MF)】
・相手のゴールを「目的地」とした際に、中盤にあたるポジション(位置)
“ハーフ”と言うこともある


○ トップ下
・「位置」を示す言葉。
・フォワード(=トップ)より1列低い位置の選手。

・セカンドストライカーの「役割」を担うことも、司令塔の「役割」を担うことも、ファンタジスタと呼ばれることも、もちろんそれら複数を合わせて指すこともある。チーム戦術によって、「役割」は様々。

個人的には「攻撃的MF」の中でも特に“中央”でプレイする選手のことを指すと思っているんだけど、決まった定義があるワケではないので微妙である。(右サイドを主なプレイエリアとしている中村俊輔はトップ下の選手ではないと思っているんだけどどうだろう?)

・紆余曲折あったけど、最終的に今回の日本代表はここに決まった選手は置きませんでした。
・遠藤、長谷部、松井らが代わる代わるココのポジションを使って攻撃したという印象。



○ 攻撃的MF
・オフェンシブハーフとも呼ぶ。
・ミッドフィールダーの中でも前方の「位置」にいる選手のことを指す。

トップ下とサイドハーフを合わせて呼ぶ言葉、と考えると分かりやすい……かな。



○ サイドハーフ
サイドハーフ
・サイドから攻撃を組み立てるという「位置」を示す言葉。
・ウィングの選手がこの「位置」に入ることもあるので、もう何が何やら。

・「ウィング」と呼んだ場合は“相手の守備をドリブルで切り崩す”「役割」が込められると思うんだけど、「サイドハーフ」と呼んだ場合は特にドリブルが得意な選手ばかりでもない気がする。元イングランド代表のベッカムとか。



○ 守備的MF
守備的MF=ボランチ
・ディフェンシブハーフとも呼ぶ。
・ミッドフィールダーの中でも後方の「位置」にいる選手のことを指す。
・後述しますが、日本ではボランチと呼んで間違いないと思います。

・現代サッカーの要のポジション。
・ここにいる選手の数で「ワンボランチ」「ダブルボランチ(ツーボランチ)」「スリーボランチ」と分類するくらい、戦術の核になる部分を担っている。
・今回の日本代表、チーム内では遠藤長谷部阿部による「スリーボランチ」という認識だったみたい。



○ ボランチ
・日本では「守備的MF」と同じ意味で構わないはず。

・元々は、パスを回す“舵取り”の意味の「役割」を示していた言葉だったそうなんですが……
・ぶっちゃけチーム戦術によってはボランチがパスを回さないケースもありますし、「ボランチの元々の意味は…」というのは「RPGの元々の意味は…」というくらいウザッたいものなのかもと最近は思っています。



○ アンカー
アンカー
・「位置」であり「役割」を指す言葉。
守備的MF=ボランチの中でも、更に「守備を専門にする」選手のことを言います。

・現代サッカーにおいては、ここの位置で相手にボールを持たせてしまうと「即・決定機」になってしまうので…ここの位置に入ってきたボールを優先的に守備をする「役割」が重宝されています。
・図のように中央にどっしりアンカーがいる場合もあれば、ダブルボランチの片方が担う場合もあります。

・今回の日本代表で言えば、阿部勇樹が該当します。



○ セントラルミッドフィールダー
・センターハーフと呼ぶケースもあれば、違う意味で使われることもあるそうな。

・イギリスでは花形ポジション(位置)で、攻撃的MFと守備的MFの両方の「役割」を担うことが多い。
・イングランド代表のフランク・ランパードやスティーブン・ジェラードが代表的な選手。

・日本を始めとする多くの国では攻撃的MFと守備的MFを分担するので、あまり見かけないポジションですね。
・稲本潤一がイングランドに移籍した際、この違いに戸惑ったなんて話を聞いたことがあります。



○ 司令塔
・「役割」を示す言葉ですね。
・「位置」としては攻撃的MFの位置に入る場合もあれば、守備的MFの位置に入る場合もあります。

・キープ力とパス技術と視野の広さを元に、「攻撃を作る」タイプの選手を指すことが多いのだけど…
・チーム戦術によって、例えば「少ない人数のカウンターで攻撃する」場合はトップ下の位置にいないとならないし、「パスを回して人数をかけて攻撃する」場合は守備的MFの位置からコントロールすることが多いです。
・なので、このタイプの選手がどこでプレイしているかによって戦術が分かる、と。

・今回の日本代表の選手で言うと、遠藤保仁がこの「役割」を担っていました。



○ レジスタ
・守備的MFの「位置」から司令塔の「役割」を担う選手に使う言葉。

・前述したように、遠藤保仁ならば当てはまると思うのだけど……
・イタリア人以外にはあまり使われない言葉な気もします。イタリア代表ピルロが代表的な選手。



【ディフェンダー(DF)】
・相手のゴールを「目的地」とした際に、最も後方にあたるポジション(位置)
“バック”と言うこともある
・ここに何人選手を配置するかで「スリーバック」「フォーバック」「ファイブバック」と分類できる
・今回のW杯に出場したほとんどのチームは「フォーバック」だった



○ センターバック
センターバック
・「位置」を示す言葉。
・ゴールキーパーの前方で相手の攻撃を防ぐ“防壁”になる選手。

・このポジションがヘディングで競り負けると即1失点なので、背の高さと屈強な体が求められる。
・その上、現代サッカーでは「攻撃の1手目」を担うことも多く、パス能力も必要だったりする。

・今回の日本代表では、中澤佑二田中マルクス闘莉王の2人が不動のセンターバックでした。
・この2人に続く「世界に競り負けないセンターバック」の存在は、今後日本がW杯で戦っていくためには必要不可欠となることでしょう。



○ サイドバック
サイドバック
・「位置」を示す言葉。
・フォーバック(もしくはファイブバック)の両端のポジション。

・相手ウィングの攻撃を防ぎ、時にはセンターバックの位置までカバーで守り、時には攻撃参加のためにサイドを駆け上がるという……非常にしんどいポジションです。その上、攻撃陣と違って選手交代されることもほとんどないし。

・今回の日本代表では、左サイドバック長友佑都、右サイドバック駒野友一が不動のサイドバックでした。



【ゴールキーパー(GK)】
ゴールキーパー

・試合中に唯一「手」を使うことが出来るポジション
・守備時には最後の砦となるので、俊敏性と体の大きさが必要な上、
・現代サッカーではディフェンダーのようなプレイも求められるので、足元の技術やロングパスの精度も必要だという。


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 よし!ひとまずここまで!!
 忘れているポジションがあったらゴメンなさい。


 今はもうあんまり言われない用語(リベロとかスウィーパーとか)は省きました。
 全部覚える必要はありません。全部のチームに全部のポジションがあるワケではありませんし、「この単語よく分からないなぁ…」と思ったらメモっておいて後からこのページを見て「あーそういう意味なのか!」と納得してもらえればイイと思います。そのために、今すぐウチのブログをブックマークに入れておこう!(笑)



 それと……「サッカーに詳しい人」からすると、「ここはこの説明じゃなくね!?」と思う箇所もあったと思います。今回なるべくサッカー用語を使わずに説明することを心がけて……例えば“スペース”という言葉を使わなかったんですよ。それで説明するのはすげー難しい!!

 “スペース”“フリー”“プレッシャー”辺りは、サッカー解説において最重要な言葉だと思うんですが、これらの用語を説明している番組はほとんど観たことがないですし、説明がなかなか難しいんですよね。説明してもあまり面白くなりませんし。




 閑話休題。
 こんな風に説明を羅列するだけでもしんどいくらいサッカーのポジションについての用語は沢山ありますし、ぶっちゃけ「サッカーに詳しい人」も全部分かっているワケでもありません。僕もそうです。基本みんな「何となく」です。

 「何となく」でも楽しいんですよ。
 楽しんだもの勝ちなんです。


 「ポジションについて勉強した方が楽しめる人」もいれば、「勉強しなくても楽しめる人」がいると思います。どっちでもイイんです。ただ、「勉強した方が」って人が躓いた時に、この記事が役に立ってくれることを願います。了。

[記事URL]
W杯で「サッカーって面白いな」と思ってくれた人に“今後”のススメ
 今日はサッカーの話だけど、サッカー以外にも通ずる話。

 サッカーW杯は今日からベスト8の対決です。4年前にも戦った「アルゼンチンvsドイツ」が自分の注目カードです。4年前はPK戦の末にドイツが勝ち上がったけど、今回は果たして。


 日本代表は惜しくもベスト16で散ってしまいましたが、大会前は「日本のサッカー人気はもうダメだろう」と言われていたことを考えると、ここまで盛り上がるだなんて想像もしませんでしたし。選手達・監督・コーチスタッフ陣の頑張りは、サッカーに詳しい人・詳しくない人に関係なく届くものなんだって思いました。



 さてと。ということでサッカー人気が再燃したここ数週間。
 Twitterで、頻繁にこういう話を見かけました。

 「自分はにわかファンだけど心から日本代表を応援しているのに、サッカーファンからは「にわかは黙ってろ」的なことを言われてサッカーのことを嫌いになってしまう」


 1日に1回は、この手の話がしょっちゅうリツイートで流れてきました――――
 この構図って、別にサッカーに限った話じゃないですよね。
 ものすごく映画が好きな人は、『ROOKIES』みたいなテレビ局主導の映画(とそれを夢中になっている人)を批判したりしますし。自称“俺達コアゲーマー”の人は、とにかくライトゲーマーを悪と語ったりしますし。


 でも、これってミスリードなんですよね。
 別にコレは「ものすごくサッカーが好きな人」「ものすごく映画が好きな人」「ものすごくゲームが好きな人」の総意ではありません。単に性格が悪い人なだけです。他人が楽しんでいるものにケチをつけたがるだけの行為。


 ぶっちゃけ「長い間サッカーを応援している人」は、サッカー人気が低迷していた時期を知っているワケですから、今回のW杯をきっかけにサッカーに興味を持ってくれた人を批判したりはしないと思いますよ。そういう人達が願うのは「W杯後もサッカーに興味を持ってね」ということだけです。



 そして、コレは逆も真なり。
 もしアナタが「にわかウゼエ」と言われたのなら、恐らくそれは「にわかだから言われている」ワケではないと思います。「よく分からないんだけど応援している」とか「よく分からないんだけど好き」という人に対しては、(よほど性格が悪くない限り)腹は立たないものです。アナタが詳しいジャンルのことを思い浮かべれば、そうですよね?

 「サッカーをずっと応援してきた人」が「サッカーを最近応援し始めた人」にイラッとするのは、そういう人が「よく分からないけど批判している」のに出会った時です。これもどんなジャンルでも言える話ですね。通ぶろうと背伸びをすると批判を言ってしまって、相手からは「知ったかぶってんじゃねえ!」と思われるケース。


 批判って、自分が意識していなくてもしていることがあるもので。
 例えば本田圭佑選手を褒める時に、「今までの日本の選手はココがダメだったんだけど本田は違うよな。新しいタイプの選手だ!」と言われたら―――言った本人としては「本田を褒めている」という認識でしょうけど、サッカーをずっと応援してきた人からすると「今までの日本代表だって頑張っていたぞ!!」と文句を言いたくなるものです。

 んで、「にわかウゼエ」となってしまう。
 本当は「よく分からないけど批判している」その人の問題なのに、「サッカーをずっと応援してきた人vsサッカーを最近応援し始めた人」の対立のように誤解されてしまう。


 でも、違う。
 本質はその人の人間性にある問題なんですよ。


【三行まとめ】
・にわかファンだってイイじゃない
・そこに文句を言う人は、単に性格が悪い人です
・ただ、“批判”をするからには反論されるリスクを負うことになるのをお忘れなく



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○ W杯後もサッカーは続く
 W杯は4年に1回しかありませんが、当然W杯期間中以外も世界中でサッカーは行われています。
 自分は今回のW杯で最も強く思ったのは、「W杯って4年間の宿題を返す場所なんだなぁ」ってことです。その国のサッカーが4年間どう変わったのかを世界中に見せる場所。迷走したチーム、世代交代できなかったチーム、若い力が台頭したチーム、4年前は控えだった選手がチームの柱に成長したチーム―――

 ヨーロッパの強豪国やブラジル・アルゼンチンなんかは頻繁に情報が入りますけど、アメリカチームなんかはW杯がないとほとんど観ることがないですからね。8年前はベスト8、4年前は死のグループでグループリーグ敗退、そして今回はミラクル連発でベスト16。「この4年間は長かった」と言ったドノバンの言葉に、その重みを感じるのです。



 ということで、W杯が終わっても「次のW杯への4年間」が始まるのです。
 4年かけてサッカー観戦を楽しむと、次のW杯は更に楽しくなると思いますよ。4年分の“タメ”が伏線や布石になってドラマが生まれていくのですから―――ということで、W杯後もサッカー観戦を楽しむ方法を伝授しようじゃないですか。

 複数の方法を書きますが、「全部チェックしろ」ってことではなく。
 自分に向いてそうな楽しみ方を選んで下さい。いや、むしろそれ以外に見つけても構いません。サッカー観戦も娯楽の一つですから、自分が楽しめる最適な方法に出会うのが一番ですからね。



1.(各国の)国内リーグ戦を楽しむ
 一番理想的だけど、一番ハードルが高そうなものを最初にチョイス。

 今回W杯に出場していたサッカー選手のほとんどはプロのサッカー選手で、クラブチームに所属しています(ニュージーランド代表にはアマチュアの選手もいると話題になりましたが)。そうしたクラブチームというのは、日々リーグ戦で試合を行い、基本的にはスタジアムに観に行くお客さんの入場料から選手達の年棒が支払われています。試合をしてナンボ。スポンサーも、試合があるからこそ付くのです。


 日本のJリーグ(J1)は、W杯期間中は中断されていたのですが、7月14日から再開されます。

 海外のリーグ戦は各国によって違うスケジュールですが……ヨーロッパのリーグ戦は夏の終わりから秋の始めくらいから始まり、来年の春(4月か5月)まで行われます。今回の日本代表の選手で言えば、本田・長谷部・松井・森本がヨーロッパのクラブに所属していますが、この他の選手も移籍する可能性は高いですし(内田や香川など既に決まっている選手も)、先に挙げた4選手も移籍する可能性は高いので―――随時チェックするしかないですね(笑)。



 ただ、こないだまで「日本代表」を応援していた人にいきなり「Jリーグ」を見ろ!って言ってもハードルが高いのも確かですよね。テレビではなかなか中継されませんし、観戦に行けるほど近くにクラブがある地域も少ないでしょうし。そもそもW杯で「好きな日本代表の選手」が出来て応援していたのに、その選手がいないチームを応援しろってのもムチャな話ですし。

 なので、「Jリーグのチームを応援する」ってのは理想的な目標として。
 好きになった「日本代表の選手」がクラブチームで出場しているかを気にかける、程度から始まるのでイイと思うんですよ。新聞のスポーツ欄を見るとか、土日はスポーツニュースを付けてみるとか。そこからそのチームを応援するという可能性もありますし。


 とりあえず、今回の日本代表メンバーの所属クラブが分かるリンク先を発見。

 サッカー日本代表 2010年ワールドカップ・南アフリカ大会メンバー


 Jリーグに限らず、大体のサッカーリーグは土日にリーグ戦を1試合行います。
 んで、水曜日あたりにもう1試合をやる場合もあれば、カップ戦やら代表戦やらを行う場合もあります。

 リーグ戦はリーグ戦でW杯とは別の楽しさがあるものです。
 長丁場なので「安定して勝てるサッカー」が求められますし、調子の良い選手・悪い選手、ポッと出てきた若くて勢いのある選手が注目されるなど、毎週毎週色んなことが起こるのがリーグ戦の魅力です。それを頭に入れておくだけでも、サッカーが面白くなると思いますよ。



2.やっぱり日本代表を応援する
 そうは言っても、いきなり「リーグ戦」というのはハードルが高いかなとも思いますね。
 W杯は短期決戦だから応援できる、って人も多いでしょうし。


 そんな人には、「今後の日本代表」を応援するという手をオススメします。
 次の監督がいつ決まるのかとか、どういうスケジュールで親善試合をやるのかとかは、今の段階では何にも決まっていないみたいなんですが――――ただ一つ確定しているスケジュールがあります。


 アジアカップ2011

 アジア王者を決める大会が2011年1月7日から1月29日までの間、カタールで行われます。
 何の陰謀でその時期なんだよとは思いますが、日本は予選を勝ち抜いているので出場は既に決まっています。グループリーグも「ヨルダン、サウジアラビア、シリア」というグループBです。


 アジアカップはアジアカップで、W杯とは違う楽しさがあります。
 W杯では日本は弱小国だったので「しっかり守って少ないチャンスをものにする」サッカーが求められていましたが、アジアカップでは日本は強豪国になるので相手国が「しっかり守って少ないチャンスをものにする」サッカーをしてきます。日本は、(今回の日本がやったような)守備を固めた相手を切り崩すサッカーをしなくてはならないんですね。

 しかも、今回は中東。
 慣れない気候の中で中東勢と戦わなくてはなりませんし。当然W杯に出ていた韓国・オーストラリア・北朝鮮とも戦うことになるでしょう。日本は前回大会4位だったので、今度は覇権奪回したいところなんですが……新監督就任から準備する間もなく大会に突入するので、非常に厳しい戦いになりそうです。



 日程的にヨーロッパのクラブに所属している選手は出場が厳しいでしょうし、Jリーグ組による“新しい力の台頭”がなければ優勝は出来ないでしょう。そういう意味でも非常に注目の戦いになりそうです。



3.年代別の日本代表を応援する
 日本代表というのは、実は今回W杯で戦った「フル代表」以外にも存在します。
 年代別に行うサッカーの大会があって、そこに向けて強化をする「年代別代表」というものがあるのです。

U-21代表→2012年ロンドン五輪が目標
U-19代表→2011年コロンビアU20W杯が目標
U-16代表→2011年メキシコU17W杯が目標


 これは「主な例」です。
 テレビ中継なんかを考えると、U20W杯(昔のワールドユース)と五輪(23歳以下の代表選手の戦い)が注目でしょうか。U20W杯は2年に1回、五輪は4年に1回開催されるので、U20W杯の2大会分の代表から選抜されて五輪に出場する……というイメージです。


 今回、W杯に出場した日本代表の選手達の多くも、この年代別代表を経験しています。
 本田圭佑は2005年オランダでのU20W杯、2008年の北京五輪の代表でしたし。
 松井・大久保・トゥーリオは2004年アテネ五輪の代表、
 駒野も2004年アテネ五輪の代表で2001年アルゼンチンワールドユースの代表でした。
 遠藤も1999年ナイジェリアワールドユースの代表でしたし……
 中澤は2000年シドニー五輪の代表。


 もちろん年代別代表に無縁で遅咲きする選手もいるんですけど。
 年代別代表というのは、未来の日本代表への登竜門のような側面を持っているのです。


 よし、ここらで魔法の言葉を使いましょう。
 今回のW杯でサッカーに興味をもって「にわか」「ミーハー」だという自覚を持っている人に言っておくと、「俺、U20の頃からこの選手に目をつけてたんだよね」と言えるチャンスですよ。ほら、何かサッカー通っぽい!実際、年代別代表に選ばれる選手ってそれだけで選抜されてるんだけどね!



 しかし、かつて「年代別では日本代表は強い」と言われていた時代から一転……
 最近では年代別でも世界に通用しなくなっているところがあります。

 U20W杯(ワールドユース)は、中田英寿らを擁した95年カタール大会以降、97年、99年、01年、03年、05年、07年と7大会連続出場を決めていたのですが……09年大会はアジア予選で敗れたために出場できず。この世代と現U19世代がロンドン五輪を目指す世代なので、出場すら危ぶまれているところです。


 だから!みんなで応援して盛り上げていきましょうよ!



4.サッカーゲームで楽しむ
 あんまりオススメしない手ではありますが……2000〜2002年頃のサッカーブームに貢献したのも間違いないと思うので、一応書いておきます。サッカーゲームとサッカーは別物ですから、「ウイニングイレブンでサッカーを分かった気になるんじゃねえよ」と言われることを御覚悟の上で。


 でも、色んな選手がいるってことが分かるのも確かなんですよね。
 海外の選手の名前を『ウイニングイレブン』で覚えたという人も多いんじゃないかと思います。また、今回のW杯で「チリ代表のファンになった!」と思ってもチリ代表の活躍を観る機会はそうそうないので、サッカーゲームでチリ代表をプレイして世界一を目指すとかね。

 自分はもう当分サッカーゲームをやっていないのですが、今はもう『ウイニングイレブン』よりも『FIFA』の方が断然評判がイイそうなんですよね。ただ、日本の会社が作っている『ウイニングイレブン』の方が日本人選手の顔なんかをそっくりに作ってあるみたいな話を聞くので、この辺は好みで選ぶのがイイかな。


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 長い記事になったので、この辺でまとめます。
 要はサッカーも娯楽の一つなので、それぞれの人に向いた楽しみ方をするのが一番だと思うのです。

 自分は「Jリーグも面白いよ!」と思っているのだけど、特に応援しているチームはありませんし、特定のチームを熱心に応援している人からすると「それじゃ楽しくないんじゃない?」と思われるんだろうなぁと思っています。
 ただ、何と言うか……自分がサッカーを好きなのは「人間ドラマ」があるからなんですよ。究極の群像劇。全員が必死に戦っているからこそ、そこに筋書きのないドラマが生まれて感情移入が出来る。だから特定チームを応援するというよりは、色んなチームの色んな選手を眺めて楽しんでいるというか。


 もちろんコレは僕の例であって、人それぞれの楽しみ方があると思うんですけどね。
 義務ではなくて、今回「サッカーって面白いね!」と思えた人が、これからもサッカーを楽しんで生活の張りにしてくれることを願ってこの記事を書きました。了。

[記事URL]
祝!サッカー日本代表、W杯南アフリカ大会出場決定!
 たまにはこんな記事を書いたってイイじゃない。

 サッカー日本代表は昨晩のウズベキスタン戦を1-0で勝利し、2試合を残した状態でグループ2位以内が確定したため、来年のワールドカップ南アフリカ大会への出場を決めました。めでたい!とりあえずめでたい!
 「予選突破の要因」を挙げれば、まぁまず間違いなく「組み合わせが良かった」というのが第一ですし、そこに関してはツッコミ始めればキリがないのですけど……個人的にはそれも含めて「代表チームの強さ」だと思うので、胸を張ってイイことだと思いますよ。



 昨晩のウズベキスタン戦について語ると……審判の質はアジア予選の代名詞みたいなものなので置いといて、ウズベキスタンの選手は「何が何でもW杯を狙うんだ」という闘志溢れるプレイが前面に溢れ。
 実力では適わない相手に対しても絶対に勝ってやるんだという意気込みが見られ。日本代表もW杯では自分たちよりも実力が上の相手ばかりと戦うことになるのですから、この姿勢は見習わなくちゃなと思いました。


 ドイツW杯出場を決めた4年前の北朝鮮戦は快勝だった(あの試合の柳沢は神がかっていたのだよ……)のですが、そこから本大会までの1年間で経験値を積み上げることが出来なかったためのあの結果だと思うので。
 苦しかった昨日のウズベキスタン戦から、来年の本大会までの1年間でどれだけ伸びシロを増やせるかがポイントでしょうね。なんて無難なことを書いてみる。



 ぶっちゃけた話、現在の日本代表の「人とボールが動くサッカー」は何年も前から目指していたもので。
 ドイツW杯の時は酷暑によって運動量が落ちてしまってそれが出来ず(日本だけが昼間の試合が続きましたしね)、北京五輪の時はグラウンドの状態が悪すぎてそれが出来ず―――結局のところ日本代表がW杯で活躍できるかどうかは、気候とグラウンド次第だろうなぁと思っています。


 Jリーグのシーズンを春→秋制から秋→春制に変えようという意見の人達は「サッカーは夏にやるもんじゃない!」と根拠を仰っているんですけど、W杯も五輪も夏にやっているのにね(ヨーロッパのリーグ戦がオフの期間)。

 ……ということを考えていたら、「あれ?でも南半球って季節が逆なんだっけ」と気付きました。
 「おいシドニー生まれ!オーストラリアは今、夏だぞ!」とは、『ガンダム0080』がクリスマスの頃の話だったからだっけ。「ふふっ…バーニィ……嘘が下手だな…」



 (C)任天堂
 『お天気チャンネル』で調べてみました。ちょうどW杯はこの時期ですからね(6月11日〜7月11日)。
 最高気温は15〜25度くらいか。

 経度はドイツとそんなに差がないでしょうから、日本の試合は午後10〜11時辺りの放送枠にねじこんでくるだろうと考えると、今回も現地では真昼間の試合が続きそうですね。この気温ならば昼間の試合が続いても問題はなさそう。とりあえずは一安心です。残りの不安はグラウンドか……



 これからのW杯は全部南半球でやればイイんじゃないかと真剣に思いました。
 ヨーロッパのサッカーリーグがスケジュールを握っている以上、国際大会はこの時期にしか出来ないのだから、この時期にサッカーを行える気温の国を考えれば南半球の国がベストだし。そう考えると、「どうして南アフリカでW杯を開くのか」というのも納得。

 もっと先の未来を考えれば、オーストラリアでのW杯開催もありえる話だし、オーストラリア代表が(日本と同じように)優遇されている印象があるのも納得か……みたいなことを考えたりしました。





 まー、土壇場で「治安が悪いのでやっぱり南アフリカではW杯は出来ません!」みたいなオチが付く可能性もありますが(笑)。


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[記事URL]
中田英寿
昨日、父親と話していた時のこと。どうやら彼は「中田英寿」の名前をとっさに思い出せなかったようで……

「えーっと、えーっと……
あの、モンゴルで朝青龍とサッカーやってた人!」


と、言ってました。



あれだけの実績を残した人に対して、最初に思い出す出来事がソレかよ。


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[記事URL]
サッカー五輪代表、出場メンバー決定
 今日はゲームと関係のない話をするスケジュールだったんですけど……
 ゴメンなさい。最初にコレだけ語らせて下さい!


 任天堂、E3直前にWiiモーションプラスを発表

 Wiiリモコンに接続することによって、動きの感知を正確にする周辺機器みたいです。
 コレを書いている時点で調べてみたところ……『FF13』のXbox360版も出す(ただし欧米のみ)というニュースだけが騒がれているので今回は発表されなかったみたいですが、Xbox360陣営がモーションセンサー付きコントローラを発表しそうだったから先に牽制をしかけたんじゃないかと言われていますね。
 どっちにしろ、正直微妙……長くなるのもアレなので要点だけ書いておきます。

1.「動きを正確に検出する」ことがユーザーにとってありがたいことなのか
 『似顔絵チャンネル』に代表されるように、Wiiは「出来ることを限定してきた」から受け入れられてきたのであって。より正確な腕の振りとか、より緻密な動きとかを要求されても、ついてこれるユーザーは限られてしまうんじゃないか。
2.またしても周辺機器だということ
 説明を読む限りではザッパーやハンドルのように「あると便利なもの」ではなく、バランスWiiボードのような「ないとソフトが遊べないもの」になりそうなカンジですけど……専用ソフトが少なければ必要性に疑問を感じますし、専用ソフトが多いと「買ってきたソフトがモーションプラス専用で遊べなかった」みたいな混乱を生む危険があります。
3.結局はソフト次第か
 E3のプレスカンファレンスで対応ソフトが発表されるでしょうから、そこで「おぉっ!これは確かに従来のWiiリモコンでは不可能だろうけど、確かに楽しそうだ!」と思わせられるソフトが出てくれば文句はないんですけどね。結局、任天堂はソフト屋ですから。


 さて……僕が予想していたボイスチャットはいずこへ。
 とりあえず今晩のプレスカンファレンスに期待しておきます。


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 今日の本題はこっち。
 森本、香川ら五輪代表に18人

 北京五輪に挑むサッカー五輪代表のメンバーが発表されました。
 数年後に見返せるようにメモがてら、メンバー18人を書き残しておきます。

【サッカー北京五輪代表メンバー】
【GK】
・山本海人(清水)
・西川周作(大分)
【DF】
・水本裕貴(京都)
・森重真人(大分)
・長友佑都(東京)
・吉田麻也(名古屋)
・安田理大(G大阪)
・内田篤人(鹿島)
【MF】
・本田拓也(清水)
・梶山陽平(東京)
・谷口博之(川崎F)
・香川真司(C大阪)
・本田圭佑(VVV)
・細貝萌(浦和)
【FW】
・李忠成(柏)
・豊田陽平(山形)
・岡崎慎司(清水)
・森本貴幸(カターニャ)


 水野、柏木に続いて……梅崎まで外れました。
 やまなしが推している選手はことごとく落ちるんではないかと不安になる日々……4年前に鈴木啓太がメンバー落ちしてしまい、五輪本戦にはほとんど興味がなくなってしまったのを思い出しました。やっべぇ、もう何か半端なくヘコんでいます……

 いやしかし、それ以上に。
 予選であれだけ頑張った青山を外してしまうというのは、ちょっと容赦ないですね。「最終予選で頑張った選手は外さなきゃならない」規則でもあるんじゃないかと思うほどに。エスパルスの試合は最近チェックしていなかったんですけど、そんなに最近のパフォーマンスが悪かったんですかね?




 ちょうど昨日のアクセス(@TBSラジオ)で「オーバーエージ枠を使わなかったこと」を是か非か議論をしていて……僕は「使わなかった」というよりも「使えなかった」ことの方が問題だと思いますし、最初から「使わない!このメンバーが最強だ!」と言っておけば良かったと思うんですけど。


 思い出すのは、オシム監督が倒れて後任に岡田監督が決まった経緯。
 今更外国人監督を探している時間も交渉する時間もないから、日本人監督の中で実績があって手が空いている人と言えば……で岡田さんになった、みたいな話でした。

 もちろんオシム監督が倒れることなんて想定外だったでしょうけど、喩えば不甲斐ない連敗を重ねた場合は監督を交代させなきゃならないこともあるでしょうし……常に新監督はリストアップしておくべきだったのに、それを怠っていた日本サッカー協会は“危機に対する準備”も“対応能力”も著しく低いんだなと思ったのです。


 で、今回もまたコレ。
 遠藤が倒れてしまったことは不運でしたけどそれ以外の選手もリストアップしておけよとか、最低限大久保を呼べるように根回しはしておけよとか―――そんなことも出来ないのが日本サッカー協会だというのがまた露呈したというか。過去の失敗から何も学んでいないというか。まぁ、テレビ局も含めて、ドイツでの敗戦の責任を全部ジーコに押し付けて知らんぷりするような組織ですからねぇ。

 ホントもう、「目標はメダル」とかってよく言えるよなぁって思いますよ。
 本当にメダル獲ったのなら土下座でも何でもして謝りますんで、18人の枠に残った選手たちは頑張って下さい。マジで。文句は言いつつ、観ますし応援しますんで。


 この世代のオランダはクソ強いというのはもうどうしようもない話ですけど、こないだのEUROだって「ロシアがオランダを完膚なきまでに叩きのめす」なんて誰も予想していなかったでしょうし……何が起きるか分からないからサッカーは面白いのですしね。

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