「ジョーは死んだ、だけど生きてもいる。 生と死の共存がその2つを超えているから、あのラストはいつまでも俺の心をわしづかみにするんだ。」
“泣き度”という点で言うと『出納帳』時代〜『金魚屋古書店』1巻くらいの時期からは随分と下がってしまったのですが、その分ノホホンと気楽に読める上に時々グサッと考えさせられる漫画になってきたなぁと思います。今回はアイドルの話と政治家の話、『ポパイ』の話なんかがお気に入りでした。
幼女時代の菜月が非っ常に可愛かったという感想が真っ先に思い浮かんだ辺り、俺もまだまだ終わってねぇな。
感想サイトなんてことをやっているとつい勘違いしてしまいがちになるんですが、漫画に限らず全ての感想や解釈に「正誤」はないんですよね。
「その漫画が面白いか」を多数決で決めることにイミなんかないし、「どの解釈が作者の意図に沿っているか」なんて(作者のクローン人間でも作りたいのでなければ)結論は出ないと思うのです。大体、作者自身がどっちだか分からずに描いているケースもありますしね。
感想や解釈に正答はない。むしろ、正答のある問題なのだとしたら、正答よりも誤答の方に価値があると思うのです。最初は「意味が分からなかった」漫画を、後に段々「面白い」と思えるようになったとしても……「意味が分からなかった」という感想に価値がないワケではなく、最終的に「面白い」と思えるようになっただけじゃないでしょうか。 それが喩え脊椎反射のように0.1秒で出てきた反応だったとしても、何年もかけて議論に議論を重ねて辿り着いた答えだったとしても、僕は等しく価値があると思うし、意味のない感想なんてないと思って感想サイトをやっていました。
議論をすることは別に悪くはないと思うけど、その議論は「どちらが正しいか」を勝ち取る場ではなく、人それぞれの感想や解釈を知って「そういう見方もあるのかぁ」と楽しむ場であって欲しいと思います。 世界の人全てが同じ反応をするように願うのは、正直ちょっと傲慢ですよ。好きな人もいれば嫌いな人もいる。その違いを認められればこそ、世界に生きている一人一人の人間の価値を見出せるんだと思うのです。
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
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