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やまなしなひび−Diary SIDE−
hinnyu is the best!
漫画の世界に正誤なんてない。『金魚屋古書店』5巻・簡易感想
「ジョーは死んだ、だけど生きてもいる。
 生と死の共存がその2つを超えているから、あのラストはいつまでも俺の心をわしづかみにするんだ。」


 “泣き度”という点で言うと『出納帳』時代〜『金魚屋古書店』1巻くらいの時期からは随分と下がってしまったのですが、その分ノホホンと気楽に読める上に時々グサッと考えさせられる漫画になってきたなぁと思います。今回はアイドルの話と政治家の話、『ポパイ』の話なんかがお気に入りでした。

 幼女時代の菜月が非っ常に可愛かったという感想が真っ先に思い浮かんだ辺り、俺もまだまだ終わってねぇな。

4091883656金魚屋古書店 5 (5)
芳崎 せいむ

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 感想サイトなんてことをやっているとつい勘違いしてしまいがちになるんですが、漫画に限らず全ての感想や解釈に「正誤」はないんですよね。

 「その漫画が面白いか」を多数決で決めることにイミなんかないし、「どの解釈が作者の意図に沿っているか」なんて(作者のクローン人間でも作りたいのでなければ)結論は出ないと思うのです。大体、作者自身がどっちだか分からずに描いているケースもありますしね。

 感想や解釈に正答はない。むしろ、正答のある問題なのだとしたら、正答よりも誤答の方に価値があると思うのです。最初は「意味が分からなかった」漫画を、後に段々「面白い」と思えるようになったとしても……「意味が分からなかった」という感想に価値がないワケではなく、最終的に「面白い」と思えるようになっただけじゃないでしょうか。
 それが喩え脊椎反射のように0.1秒で出てきた反応だったとしても、何年もかけて議論に議論を重ねて辿り着いた答えだったとしても、僕は等しく価値があると思うし、意味のない感想なんてないと思って感想サイトをやっていました。

 議論をすることは別に悪くはないと思うけど、その議論は「どちらが正しいか」を勝ち取る場ではなく、人それぞれの感想や解釈を知って「そういう見方もあるのかぁ」と楽しむ場であって欲しいと思います。
 世界の人全てが同じ反応をするように願うのは、正直ちょっと傲慢ですよ。好きな人もいれば嫌いな人もいる。その違いを認められればこそ、世界に生きている一人一人の人間の価値を見出せるんだと思うのです。

[記事URL]

テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

ゲームをやらない人が遊ぶゲームがベストセラー
 最近出荷されているDSの品質低下に対する面白い記事がありました。
 ニンテンドーDSの修理

 任天堂ってのはどうかしてるんじゃないかと思った。
 Wiiに関しては本体交換されることによるデメリット(Miiが手直し出来ないとか)があるけど、こうしたサポートも含めて本体価格に反映されているのかなーと思ってみたり。じゃないと、元が取れませんものね。

 個人的には、こうして安心して買える体制があるというのはイイことかなと思います。これで2台目のDSも安心して買えるってなもんだぜ!やる暇ないけど!


 昨日の『アクセス』(@TBSラジオ)のテーマが、ハンカチ王子・ハニカミ王子などの“スターを作る”ワイドショ−的なスポーツマスコミについてだったんですが。
 リスナーの意見の中に「私は元々スポーツなんて興味ないし、(スポーツ)マニア向けの番組を作られるよりは分かりやすくて興味が出る」みたいなものがありまして……まぁ、その是非はどうでも良いんですが、その意見を聞いたパーソナリティのえのきどさんが「普段本を読まない人が読む本がベストセラーなんだもんね」と仰ったんです。

 すっごく当たり前なことなのかも知れませんが、つい「あぁっ!」「あぁっ!」と一人で叫んでしまいました。これまでに何百何千回と言い続けてきた「売れるものと面白いものは違う」という言葉よりも、何か物事の本筋をズバッと捉えた言葉のような気がしたんです。


 本だけじゃなく、映画だって、スポーツイベントだって、アニメだって、お笑いだって、ほとんどの娯楽にはこの言葉が当てはまる気がしますね……漫画とドラマは微妙か。漫画を死ぬほど好きな人だって『ドラゴンボール』や『スラムダンク』が好きだもんな。普段漫画を読まない人間巻き込んだ作品がベストセラーってカンジですかね。
 ブームとなるものは、「普段から享受していない人」を上手く取り込めたもの―――だから、いわゆる専門家となる批評家の評判と売上げというのは直結しないものだったりするんですよね。いやまぁ、メディアによっては広告主を貶せないからとりあえず誉めるということも…ゴニョゴニョゴニョ。


 僕なんかは「売れてるもの」も「専門家の評価が高いもの」もそれはそれで一つのステータスだと評価しつつ、それと「自分が好きなもの」は別だよなと思っているし。それは自分だけじゃなく、AさんにはAさんの、BさんにはBさんの「好きなもの」があるべきで―――その一人一人の評価は「売れてるもの」「専門家の評価が高いもの」と同じくらい価値があると思うんですが。

 それとは別な話で、「売れてるもの」と「専門家の評価が高いもの」の違いがキッチリと出るというのも、消費者の一人として業界に関与する身としては面白く思えるものですね。

 まぁ、言うまでもなく。ここ数年のゲーム業界を一変させた“Touch!Generations”は、「ゲームをやらない人が(も)楽しめるゲーム」を目指して作られたものでした。
 Wiiのソフトで言えば『Wii Sports』は『トワプリ』よりも100万本くらい多く売れていますが、ネットでのゲーマーの評価なんかは『トワプリ』に対する絶賛が多かったりしますよね。これはもちろんネットに評価を書き込むゲーマーの層の違いでもあるんですが、より多くのゲームソフトを遊んでいる人の評価とも言えるでしょう。そういや……『ブルードラゴン』作った直後の坂口さんが、「『Wii Sports』はイマイチでしたが『ゼルダ』は楽しみました」とか仰ってましたね。

 岩田体制になってからの任天堂は分かりやすいですけど、別にコレは任天堂陣営に限った話ではなく――――長らくゲーム業界を支え続けてきた『ドラクエ』『FF』を遊んできた人達は、「『ドラクエ』『FF』だけを遊ぶ人」を多く巻き込んでいたワケですし。
 無印プレステが全盛期だった97〜98年頃は、それまでゲーム業界で主なターゲットにはならなかった女性向けのゲームが沢山出たのが鮮烈でした。僕は当時プレステ持っていなかったので、ほとんどのソフトをやったことがないんですけどね。

 よくよく考えれば……今でこそ“ゲームらしいゲーム”の筆頭にあげられるような『バイオハザード』とか『メタルギアソリッド』とかのヒットは、それまで主なターゲットにならなかった“リアルな描写を求める大人な層”を上手く取り込めたことが勝因だったのかも知れませんね。車マニアを取り込んだ『グランツーリスモ』とか、サッカーマニア向けの『ウイニングイレブン』とかもそうか。


 別に僕は「売れないけどマニアの評価が高いゲームが偉い」とも、「マニアの評価に関係なく売れるゲームが偉い」とも思いません。そして、「売れるゲームは必ずマニアの評価が伴わない」とも思いません。
 もちろん「知る人ぞ知る」よりも「みんなが買っている」ゲームの方が、分母が大きいから肌に合わない人の数も増えるのは間違いないですけどね。


 ここで一つ思いついた。
 「“Touch!Generations”なんてゲームじゃねえよ」と切り捨てている層こそ、“Touch!Generations”が次に巻き込むべき層なんじゃないかと思うのです。直感的で分かりやすいけど、ゲーマー層が食いつくようなソフトを作れば良いんですよね。
 ゲーマー層が好きなもの………レベル上げ、やりこみ要素、感動のストーリー、リアルなグラフィック、ハラハラドキドキ、美少女がいっぱい出てくる。そう!“Touch!Generations”がゲーマー層にも受け入れられるためにはこの手しかない!!


 『どきどき魔女神判!』の“Touch!Generations”入りだっ!

 ………
 ……でも、マジメな話。『N-Styles』さんのこの記事とか読むと、国境とか人種とかで人々は分けられないって思うよね。この人達となら、言葉なんか通じなくても一晩中語り合える気がするぜ。

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テーマ:▼ゲームの話 - ジャンル:ゲーム