こないだの土曜日、飲み会に行く前に友達が遊びに来ました。 「ハイ、誕生日プレゼント」と―――手渡された包み。
僕の誕生日は1ヶ月前なんだが、はて……と封を開けると

ま…『マリオパーティ8』!! 地味に嬉しい!けど、一人で遊ぶには虚しすぎるゲームじゃないか…!
ということで、飲み会に行くまでの20分しかなかったんですけど、ソイツと『マリオパーティ8』をプレイしました。mk2では恐ろしいほど酷評されている当作品ですが、果たして。
プレイしてみて真っ先に思ったのは「コレ……ウチの両親じゃムリだろうな」ということでした。 ミニゲーム自体は良いんですよ。十字キーを使うアクションゲーム的なものもあるんだけど、人によってミニゲームの得手/不得手があるのも盛り上がると思いますから。僕だってリズム感必要なミニゲームとか苦手だもの、イーブンイーブン。
ただ……そうしたミニゲームを遊ぶためにはボードゲームのモードを遊ばなきゃならず(ボードゲームのモードで遊んだミニゲームは自由に遊べるみたい?)、このボードゲームのモードが「ゲームをやらない人には複雑そう」なんですよ。 僕らが選んだのがオバケ屋敷っぽいステージだったこともあるんですが、巨大なテレサを探すために屋敷内をグルグル探すというルールだった模様……ゲーマーとしてはなかなか盛り上がりそうですが、ゲームに慣れてない人にとっては「スタートからゴールまで真っ直ぐ進む」みたいなボードゲームじゃないとキツイんじゃないかなぁと思いました。アイテムとかも多いし。
かと言って、ゲームに慣れている人にとってはボードゲームモードの演出の遅さが気になるでしょうし、プレイヤーが4人いない時にはコンピューターが必ず入るというのも遊びの幅が限られているなような気がします……結果的に「ゲームに慣れていない人」にとっても「ゲームに慣れている人」にとってもイマイチな作品になってしまったのかなーと。 その反面、よく分かんないボードゲームのモードも含めて、演出が派手なので子ども達が楽しんで遊んでいるというのも納得。そんな子どもを見て、その親が「子どもが楽しんでいるから満足」と思うのも納得―――そんな作品かなと。
「子ども向け」を裏付けるものでもないんですが、コンピューターを「初めてやるゲームだから」と最低難易度で始めたら本当に弱すぎてビックリしました。飛行機を傾けて隙間を通るゲームで、ずっと壁にぶつかってたもの……
友達と一緒に遊ぶにしても……演出の遅さが気にならないような、最初から気心知れた友達4人揃えると面白いんじゃないかと想像します。コンピューターが入ると演出の遅さに拍車がかかるので……4人プレイを体験したら、また日記にでも書こうかなと思います。
問題は我が家にWiiリモコンが2コしかないことと、気心知れた友達などいないということくらいです。
このソフトの不幸って、何故だか「誰にでも遊べるゲームだろう」というイメージが付いてしまっていたことだと思います。 それは広告戦略のミス(売れているのだからミスとは言わないのか)のせいだとか、『Wii Sports』がもたらした“Wii=直感操作=誰でも遊べる”という幻想のせいだとか……色々と言えるとは思うのですが。
そもそもの話になって申し訳ないのですが……DSにしろWiiにしろ、直感的な操作=万人向けなんてことはないんですよ。 『脳トレ』の「計算20」は日本人ならほとんどがプレイできると思いますが(楽しいかはまた別の話ね)、『闘え!応援団』をプレイできる人というのは限られているとおもいます。それは楽しいか以前の問題で、プレイ自体が出来ない人が多いだろうという話です。 『Wii Sports』だって「テニス」はほとんどの人がプレイできるでしょうが(楽しいかは別ね)、「ゴルフ」は結構限られていると思います。直感操作だって色々あるんですよ。
僕が『パワプロWii』を(通常操作モードで)遊んでいて思うのは、これって「思ったところに投げられる」とか「来た球を打ち返せる」以前に「野球のルールを知らないと楽しめない」んだろうなぁということだったりします。 「打つ」「投げる」「捕る」くらいのルールは多くの人が分かるとしても、フォースプレイとかは野球観戦を普通に楽しんでいる人でも知らなかったりしますし。そうしたルールを知らないと、『パワプロ』は全然楽しめないんだろうなと思うのです。
そこから考えると、「打つ」と「投げる」だけに特化した『Wii Sports』の「野球」の開き直り方は正解だったのかも知れませんね。宮本さんは「納期までに仕上げるために削っただけ」と仰ってましたけど(笑)。
ウチの両親(50代)と話すと思うのは、この年代の人達って「使えない機能があること」が恐怖だということ。 それはゲームだけじゃなく、テレビだったりビデオだったりでもそうです。よく分からないボタンをイジって直らなくなっちゃったら怖い……というのが、真っ先にあるようです。
なので……かは、分からないんですが。 ウチの母が『どうぶつの森』を始めた際に、まず説明書を何度も熟読してから始めたんですよ。僕みたいに「説明書はネタバレになるから読まない!」という人間は極端だと思いますが、数日かけて気合入れて何度も熟読してから始めるウチの母も極端だろうと思ったのです。
でも、今から思うと分からなくはないんですよ。 「色んなことが出来るRPG」と言っても、『ドラクエ』『FF』と『どうぶつの森』じゃ別物です。敵が出てこないとか、死人が出てこないとかではなくて――― 『どうぶつの森』は最初から村の全部の場所に行くことができて、その限られたスペースの中でロールプレイするゲームです。一方の『ドラクエ』や『FF』は、行ったことのない街や城や洞窟などの未知の世界に飛び込んでロールプレイするゲームですよね。
説明書を数日かけて熟読する母が前者(=『どうぶつの森』)を好きで、 説明書を読まない僕が後者(=『ドラクエ』とか『FF』とか)を好きだというのは、興味深い話だなーと思うのです。
この認識の違いは大きいのですよ。 僕が『フォーエバーブルー』を始めた際、最初に「あ、これ。ウチの親にはムリだな」と思いました。 敵も出ないし、エアーが尽きたからといって窒息死するゲームでもないし、操作も分かりやすいし、ペンギンとかイルカとかと戯れられる癒しゲームではあるんですが…未知の海に潜って、白地図を埋めていくというゲームだったんですよ。その意味で言えば、『どうぶつの森』よりも『ドラクエ』『FF』寄りですよね。
んで、結局やっぱりウチの両親は『フォーエバーブルー』には食いつきませんでした。
ゲーマーからすると「まだ行ったことがない街がある」とか、「こんなことも出来る」、「こんな要素もあるんだ」というのって嬉しいことなんですけど。ゲームを普段しない人からすると、そうした未知の領域が恐怖でもあるんでしょう。 そうした認識のズレに気付かずに「『Wii Sports』はモードが少ないからクソだ!」とか「『Wii Sports』や『脳トレ』をやりこみ要素を増やせばもっと売れるんじゃないか」とか言ってしまうのは、極めて一面的というか、ターゲット層を正確に把握できていないんじゃないかと思うんですよねぇ。自分のことを棚に上げて言ってるのだけど。
逆もまた然り。 喩えば『マリオギャラクシー』を「操作が簡単だから誰でも遊べますよ」みたいな売り出し方をしても、ウチの両親みたいな人間は操作以前に“未知の世界に飛び込む”こと自体が抵抗あるんだよなーと思うのです。
Wiiの何が不安要素かって、スペックでもソフト不足でもなく、こうした市場の中のズレをソフトメーカーがちゃんと認識しているのかってことだったりします。 『マリオパーティ8』の誰でも遊べるよ!的な広告戦略を見ると、任天堂ですらその辺を見誤っているような気がして怖いんですけど……
蛇足。 以前に書いた「Wiiならではの新しい世界を見せてくれるゲーム」とは相反する話ですけど、みんなが知っているシンプルなルールというのはWiiにとっては大きなアドバンテージになると思うのです。
『人生ゲームWii(仮題)』 Wii版ならではのミニゲームを搭載!
何気にこういうゲームの方が、Wiiには向いているのかなぁと思ったり。 Wiiリモコンならではのミニゲームとかはどうでも良いのだけど、Miiが使える人生ゲームというのは突き詰めていくと面白そうじゃないですか。人生ゲームって目的が分かりやすいですしね。 自分のMiiが勝手に若返ったり老けたりすると盛り上がると思うんですよ。画面写真を見ると、期待薄なカンジですが(笑)。
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テーマ:Wii(ウィー)総合 - ジャンル:ゲーム
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