数日前に書いた記事「『よつばと!』の“組み合わせ”、どれが一番好きよ?」はニュースサイトさんに取り上げてもらったらしく、投票が集まってくれて嬉しい限りです。
追加してもらった選択肢も「あぁ!コレもあった!」という組み合わせだったり、新鮮な驚きがあって嬉しいです。一部「コレとコレは同じなんじゃ…?」という選択肢もありますが、僕は直し方が分からないので集計の時にまとめます。
ということで、今日も『よつばと!』話。 これは『あずまんが大王』を読んでいても思うのですが、あずま先生の作品は“設定を必要以上に見せない”特徴があると思います。 凄く分かりやすい例は、キャラのフルネームが判明しないキャラが多いということ。フルネームよりも「呼び名」さえ分かればイイという見せ方なのかなと思いました。あとは、『あずまんが大王』で言えば各キャラの家族(特に親)は姿を意図的に描かなかったというのが印象的でした。智と「よいではないかごっこ」をやったという父親は、ちょっと見てみたかった(笑)。
『よつばと!』も、そのスタンスは継承されていて――― とーちゃんですら下の名前は出てきていないし、ほとんどのキャラは正確な年齢が判明していません。でも、Wikipediaによると身長は判明しているんですね……これは検索しても出展が分からなかったんですけど、色んなサイトで言及されているのを見かけるので公式グッズとかに書かれているのかな(コミックスには記述ないですよね?)。
各キャラの年齢を濁すのはエロゲーとかだとよくあることですが、『よつばと!』の場合はどちらかというと“情報を絞ることのリアリティ”という意図なのかなと思います。5才児のよつばからすると、とーちゃんは何才であってもとーちゃんだし、恵那が何年生であっても“こども”という認識というのは、ある意味で凄くリアルな描写ですよね。 別に他の作品を批判する意図があるワケじゃないんですが……各キャラの生年月日・血液型・趣味・特技なんかのデータを表にして見せられても、あまりソコにリアリティは感じられません。設定を細かく用意するのはイイのだけど、履歴書眺めているみたいな見せ方は逆効果になりがちなのです。
……と言いつつも。作中にヒントが散りばめられているのだから、キャラの年齢を考えてみたくなるのが人の性というものです。なので、この機会にちょっと考察してみましょう。情報はとりあえずコミックス7巻までを参考にしているので、ネタバレもチョイチョイ含みます。未読の方は気をつけて。
【よつば】 コレは簡単。作中でとーちゃんが「こいつ5才」と言っているので、5才で間違いないでしょう。 「おまえも来年から(学校に)行くぞ」とのことなので、“よつばの誕生日は9月以降”ということになります(よね?)。小学校1年に入学する際には、6才になっているはずですから。
とーちゃんのこのセリフ以前によつばは自分で「6さい」と言っているシーンがあって、それはよつばの勘違いだったというオチで……パッと見「あれ?あずま先生、間違えちゃったのかな?」と思ったのですが、別に6才でも(誕生日が4月2日〜9月序盤の間ならば)設定としてはおかしくないんですよね。 単によつばのキャラを表現する一環だったのか、それとも今後によつばが誕生日を迎える話を描くのかは分かりませんが……
拾われっこと言われていたよつばの誕生日が何を意味するのかを考えると、もし作中でよつばの誕生日について言及されることがあるなら、それは大きなターニングポイントかも知れませんね。
【風香としまうー】 コレも年齢だけなら簡単で、本人が「16才の私には…」と6巻で言っているように風香は16才なんでしょう。そもそも、2巻で16才とプリントされたTシャツを着てましたしね。アレを着てるのに17才だという設定だったとしても、風香ならおかしくないけど(笑)
気になるのは学年。16才ということは……飛び級や留年などをしていなければ、高校1年生(誕生日を迎えた後)か高校2年生(誕生日を迎える前)のどちらかですよね。ストライクゾーンは高1までという人も世の中にはいますし(僕のことではないですよ)、この1学年差は重要だと思います。
ヒントとなるのは、よつばが風香の高校に行く回で―――「ふーかって、綾瀬?」「なんだ、副会長じゃん」と言われていたトコ。この言葉のやり取りを見てもらえば分かると思うんですが、「副会長じゃん」と言っている人って風香とは別に親しくないけど“副会長として”認識しているということですよね。 学校全体の中で“副会長として”認識されるのは、生徒会副会長が一番分かりやすいでしょうが……ひょっとしたら、この高校は全国でも有数の落語研究会で有名な高校かも知れませんし、その場合は「なんだ、(落語研究会の)副会長じゃん」と言われてもおかしくない(笑)。
とは言え、どちらにせよ1年の夏の時点で「副会長」と言われる役職はあまり思いつきませんし、高校2年と考えるのが無難ですかね……いや、生徒会の選挙の仕組みとかって学校によって微妙に違う気もするんですが。
しまうーは「文化祭で、クラスでお店をやるの」と言っていたので、風香と同クラス同学年で良さそう。 そのセリフがなくても、風香としまうーの会話は“同学年!”ってカンジですけどね。
余談ですけど―――風香が通っている高校名は「○○県立紫陽……」と微妙に判明しているのですけど(6巻153ページ)、この角度だと「○○県」の文字が完全に見えないのはおかしいですよね。 舞台をどこの県ということに特定しないからこそ、「どこでもないけど懐かしい場所」という『よつばと!』の世界観が保てているのは間違いないのですが……よつばの「りっぱなたてものだ。くにがつくったにちがいない」に対するツッコミ役がいなかったために、苦肉の策で「○○県立」とムリヤリ出したのかなーと想像してしまいました。
【恵那とみうら】 徐々に難易度が上がってきています。 第1話で恵那がランドセルを背負っていたことから小学生なのは間違いないですし(世の中にはランドセルを背負っていても18歳以上というヒロインもいますけど)、恵那とみうらは同じ宿題をやっていたみたい(天体観測の話とか)なので同学年なんでしょう。問題は何年生かということ。
5巻で恵那が星の観察の宿題をやっていたのですけど、自分の大昔の記憶を辿ってみると星の観察の宿題が出たのって小5か小6の頃だった気がします。宿題の難しさもさることながら、「夜に外に出て観察をしなければならない」という宿題の性質上、小学校低学年では出来ませんからね。 地域や時代によって細かいカリキュラムは変わったとしても、少なくとも小1〜3の間ではなさそう。ダンボーはともかく、5巻6巻でみうらがやっている地図の宿題(社会?)とか、2巻で恵那が描いていた写生とか、宿題のレベルは結構高いんですよね。
ただ、これだけのヒントだと小学校高学年以上の特定は出来ません。 世の中には「小4か小5か小6はロリかペドかの重要な境目だ!」と熱弁する人もいますし(僕のことじゃないですよ)、気になるところではあります。恵那がもし小6だったら、作中でよつばが小学校に入学したとしても恵那は中学に行っちゃいますからね。
なので―――ここでWikipediaの身長データを使います。 恵那の身長は130cm、みうらの身長は121cm。 小学生の平均身長を検索してみたところ、女子の平均身長は「4年生で133.5cm」「5年生で140.1cm」「6年生で146.9cm」という文部科学省の統計結果が見つかりました。
もちろん平均はあくまで平均ですし、みうらはどうやら身長にコンプレックスを持っているみたいですし(「チビっ子」とジャンボに言われてキレてた)、僕も小さい頃からみうらと同じように平均身長よりもグンと下の方だったので……121cmの小6でもおかしくはないとは思うのですが。 恵那も130cmというのは結構気になる情報ですね。恵那の家族は大体平均的な身長だと思いますし、あさぎに関しては165cmとかなりの長身。ジャンボみたいな特殊ケースもありますが、やはりみうらと恵那のどちらもが平均より大きく下回るというのは違和感があるので……小6の線は消えるかなぁ。
そう言えば、プールに行った回で恵那は「私も、もうちょっとで25m泳げるんだー」と言ってました。泳げるかどうかはさておき(ジャンボだってカナヅチなんだし)自慢げに言っていた様子から見ると、やっぱり小4辺りがイイ線なのかなぁと思います。 その割には、恵那は地球温暖化の本とか結構漢字の多い本を読んでいるんですけどね……(ルビはふってあったみたいですが)。
【あさぎと虎子】 この辺になると、ホント情報がありませんね…… あさぎの夏休みに対して、かーちゃんが「大学はなんで夏休みが長いのかしら」と言っていたので大学生なのは確かなんですけど……
あずま先生の作風からすると、タバコを吸っている虎子が20歳以上という気はするのですが。あさぎと虎子の関係も実は明言されていないんですよね。 バイト先の知り合いとかだったら年齢差があるのも普通ですし、大学の同級生だったとしても浪人組だったりすると年齢の考察は難しくなっちゃいます。個人差はあると思いますが、大学の同級生の場合は実年齢を無視して「タメ語で喋って」という人も多いですよね?
ただ……6巻のコピー取り行く回を見ると、「コピーしとくんだった」の紙って相当分厚いですよね。あんなに沢山の紙をコピーしなきゃならないのって、バイト先だとは考えにくいですかね。バイトが事務仕事ならば、バイト先にコピー機くらいあるだろうし…… あの量のコピーが必要なものと考えるのなら、大学の授業で使う資料(プリント?)という見方が無難で―――そうなるとあさぎと虎子は大学で同じ授業を受けているという可能性が高くなりますね。だからと言って同学年とは限らないし、同い年の可能性も上がらないのが難しいところなんですけど。
うーん……結局、よく分からないという結論に(笑)。
それにしても、あさぎと虎子って仲良すぎると思いません?旅行や花火は「虎子達」だったと思うんですが、しょっちゅう二人でいるし……あーでも、大学生くらいなら車持っていると移動手段として使わされるし、単についでに車で拾いに来ているとかそんなとこなのかな。
【とーちゃんとジャンボとヤンダ】 今回、最難易度。 7巻の敬老の日を読んだ我が家の母が、「でも…よく考えたら、このばーちゃんって私と同い年くらいなんだよね。敬老の日におめでとーって言われるのはショックだわ」と言ってましたが。え?ひょっとして、俺ってとーちゃんやジャンボと同じくらいの年なの??
とりあえずヤンダは無視して、とーちゃんとジャンボから。 5巻の天体観測の回で、ジャンボはとーちゃんに「子供の時、遠足に行った」と言っていました。普通に考えればこの二人、子供の頃からの付き合いだということですよね。 ひょっとしたら「この地域の子供はみんな、あの公園に遠足に行くだろ」的な意味なのかも知れませんが、その割には風香や恵那はリアクションしていなかったので、やっぱりジャンボととーちゃんは幼なじみということでイイっぽい(同学年かは微妙だけど、大きくても2〜3才差くらいだと思います)。
んで、ジャンボに関しては父親が出ているので、父親から年齢を推察してみると……うーん、このくらいの男性ってよく年齢が分からないんですよね。そもそもジャンボの父親の年齢が見た目で分かるなら、ジャンボの年齢も見た目で分かるか(笑)。 白髪具合からすると……ジャンボの父親が50〜60才くらいで、ジャンボが30才前後くらいと仮説を立ててみる。この辺が、無難なラインじゃないかと。
というのも、小岩井家のとーちゃんがよつばを拾ってから育てるまでの経緯を考えると、その時点で既にある程度の収入がないといけないはずだと思うんですよ。翻訳家をしている(Wikipediaによるとマイナーな言語の翻訳らしい)ことから考えると、大学くらいは卒業していると思われますし……そうなると、とーちゃんは20代終盤〜30代前半くらいじゃないかと思うのです。
では、ヤンダはと言うと…… 情報が、とーちゃんの言った「俺の後輩」というセリフしかありませんからね。車で小岩井家に昼飯を食いに来るということは会社が近いのでしょうが、自宅はそんなに近くないということなのでしょうか。 よくよく考えてみると、とーちゃんの実家(ばーちゃん家)がすごく遠いのに、幼なじみのジャンボの店が近所にあって、後輩のヤンダの仕事場も近い……この3人の関係って謎ですよね。
「後輩」という言葉で考えていくと……「高校の後輩」ならば最大でも2学年差、「大学の後輩」ならば3学年差(+アルファ)くらいだけど、もしとーちゃんが翻訳家になる前に会社員をやっていたりすると年齢差は幾つでも可能になってしまいますし。その場合、ヤンダとジャンボの関係もよく分からなくなっちゃいますね。 個人的には……ヤンダがことあるごとに「儲かってるの?」と言ってくる辺り、大学以降の関係という気はするのですが。いやまぁ、人によるんでしょうけど……高校以前の友達とかって、収入の話とかしにくくありません?
そうなると……ますます年齢差が分からなくなってきました。 まぁ、「給料日前だからカップラーメン」という計画性のなさは20代中盤くらいの若さゆえの特権という気もするので、ヤンダが25くらいでとーちゃん&ジャンボが28くらいとかそんなカンジか。うわっ、マジで俺とーちゃんと同世代じゃないか(当方26才)。
でも、とーちゃんって20代だとすると、年齢の割に性的な意味で“枯れている”と思いませんか。パンツ一丁で過ごすのって、別な理由で若者には難しいですもの。
順番に並べてみると、こんなカンジかな。
小学校入学1年前―――よつば(5才) 小学4〜5年生―――恵那・みうら(9〜11才) 高校2年生―――風香・しまうー(16〜17才) 大学生―――あさぎ・虎子(20才前後) 20代中盤―――ヤンダ(25〜26才くらい?) 30才前後―――とーちゃん・ジャンボ(28〜30才くらい?)
何か、別にまとめてみるほどのデータでもなかった気がしますね…… 大まかな数値ですが、あさぎと風香の年齢差と、恵那とよつばの年齢差が同じくらいというのは感覚としては「分かる」んですよ。恵那は上の二人を見ている分、「お姉さんとはどういうものか」を知っていて、だからよつばに対してはしっかりとお姉さんぶれているのかなぁと思うのです。その割には、よつばは恵那を「こども」と思っているみたいですが(笑)
そうなると……回想シーンに出てきたロリあさぎ(5才くらい?)の頃、風香は赤ん坊ということなのか。この二人の姉妹話もいつか描いてもらいたいですね!
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テーマ:よつばと! - ジャンル:アニメ・コミック
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