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| 拝啓、背景が上手く描けません |
歳を取ると、何の躊躇もなくオヤジギャグが書けるからイイよね♪>記事タイトル
ゲームとおっぱいと『よつばと!』の話しか書いていないように思われるこのブログですが、本線はWEB漫画描きのはずなので(1年間に1本しか公開してないけどな!)今日はそれらしい話題でいこうと思います。ちょうど、面白い記事がありましたし。
オタクを舐めんな!(情報元:まさかてさん)
こんなことを気にし始めたら、漫画の背景なんて描けなくなりそうです(笑)。 以前にもチロッと書きましたけど……電柱もそうですし、鉄塔とか、セーラー服の襟ですらも地域や時代によって特色があるので、闇雲に資料写真のまま描いてしまうと詳しい人からはツッコまれてしまう可能性があります。「こっちの鉄塔は東京のものなのに、こっちの電柱は関西ので、このセーラー服は北海道のものじゃないか!」みたいな。 流石に電柱ヲタクはそんなに数が多くないでしょうが、セーラー服は詳しい人が多そうですしね(これはユーザー層の問題もあるのですが)。
あ……そういや思い出したことなんですが。 僕が大好きな『かみちゅ!』というアニメって80年代の尾道が舞台で(章吉が『ゼビウス』やってた!)、背景も物凄く精密に描き込まれていたんですが、セーラー服はやけに現代的でしたよね。 その辺は「アニメだから」というお遊びだったのか、僕が知らないだけでああいうセーラー服は昔から存在していたのか、どっちなんでしょう。どっちにしろ茜さんの若々しさはありえないよね。
電柱やセーラー服は半分冗談ですが……背景描いていて一番悩むのは、花とか木です。 当たり前だけど、季節によって咲く花は異なりますし、季節によって木は葉が落ちたり落ちなかったりします。こういうことに疎い僕は、いつもアヤフヤなまま描いて「うーん」と唸ってしまいます。
「実際に資料写真でも撮りに行けば良いじゃん」と言う人もいると思うんですが、今の季節が秋なのに描いている漫画は春だとかの場合はもうどうすれば良いのだか。『どうぶつの森』じゃないんだから、DSの内部時計いじくるだけじゃ春にはなってくれませんよね。
理想の解決方法としては、1年を通して外に出て写真を撮っておく習慣をつける……というところでしょうか。ただ、自分の経験則からすると、使い道を考えずに闇雲に撮った写真ってあまり資料としては使えない(大事なところが映っていない)ものなんですけどねぇ。こういうのも経験?
写真が撮れる場所はまだマシな方で、店の中とかは写真を撮ると怒られることがほとんどなので大変です。「とりあえず行って覚えてくる」と言われても、玖渚友(@西尾維新・戯言シリーズより)じゃないんだから正確に記憶することなんか出来やしません。 というか、“らしく見せる”コツって、実は“改まって意識はし辛いけど当たり前のようにそこにあるもの”を描くことだったりしますからね。記憶に頼ると、一番当たり前な部分を疎かにしてしまう可能性も高いです。
ちょっと前に、とあるブログで「(服を上手く描くコツは)縫い目を意識して描くこと」と描かれていて、「ホントかよ〜」と軽い気持ちで描いてみたら本当に描きやすかったことがありました。上手く描けるというよりは、一本ラインを意識すると描きやすいというカンジでしたけどね。 なんでそんなシンプルなことに気付かなかったというと……資料に使っていた服の写真が、縫い目が見えないような写真が多かったんですよ。そもそも服の縫い目って、目に付きづらいように考えられていますしね。正面のアングルから写真を撮っても、袖との繋ぎの部分くらいしか縫い目が見えませんもの。
でも、服を描く際の縫い目なんて“服を縫ったことがある人”なら当然のように意識できることでしょう。「漫画を描くには引きこもっていないで色んな経験をすべき」なんてもう耳にタコが出来るほど聞かされた言葉ですけど、実際分からないでもないなぁと思うようになりました。
一応、こうした人のために……著作権フリーの写真資料集みたいなものは売られていて、僕もそうした本を持っていて使っているのですが。こうした本は毎年のように新しいものが出るワケではないので結構古い写真なんですよ。 喩えば、僕の持っている写真資料集のコンビニ―――雑誌・コミックスの棚に置いてある最新コミックスが『東京大学物語』の6巻。いつだよ。しかも、営業時間が7時〜24時のコンビニ。どこだよ。
いや、別にイイんですよ。古き良きものは尊重すべきですし、僕はコンビニは全国一律24時間営業をする必要性はないと思っていますもの。ただ……作品の時代設定とか地域設定とかとは合わないんですよねぇ。 なので、大抵の場合は「使えるところだけ使う」に留めるんですよ。雑誌・コミックスの棚で言えば、棚の形状だけ参考にして、置いてある本は自分で考える……みたいに。これがなかなかキツイ。「俺はストーリーが作りたくて漫画を描いているはずなのに、どうして雑誌の配置を自分で考えなきゃならないのだ?」みたいな。
うーん……書き始める時は「愚痴にならないように気をつけよう」と思っていたはずなのに、書いてみると結局は愚痴になるという(笑)。別に苦労ばかりではなくて、背景は費やした時間がそのまま原稿に反映されるので達成感も大きいんですけどね。
それでも、「よし!コレからメイド服を描くぞ!」というモチベーションと、「よし!これから背景を描く……ぞ…」というモチベーションには大きな差があるというか。なかなかやる気が起こらんのですよ。 あーでもそうか。僕がメイド服スキーなのと同じように、この記事の冒頭に挙げた電柱ヲタクのような人ならば「ヒャッホイ!これら電柱描くぞぉおい!」とノリノリで電柱が描けるのかも知れませんね。コンビニヲタクの人は、棚とかも楽しく描けるんじゃないかという気がしてきました。
とりあえず、漫画描きを志すには「ヲタクになること」が第一ステップということか。 あれ…なんか……フツーっぽい結論になっちゃったぞ。
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