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| ハードの普及台数差がユーザーの幸せの決定的違いでない事を教えてやる! |
言わずもがな、「MSの性能差が戦力の決定的違いでない事を教えてやる!」(byシャア・アズナブル)のパロディね。
『スマブラX』が届きません。 Amazon先生から「発送しました」メールは早朝6時50分に来ていたのですが、12時間が経過した現在夜7時の段階でも商品は届いていません。我が家の場合、早朝にメールが来た品は昼過ぎに届いているというのがいつものパターンだったのですが……何事もなければイイんですけど。
なので……急遽「話題がなくなってしまった」今日は、軽い話題でも書いてみます。
Amazonにはバーゲン商品という“高額値引き中”の商品コーナーがあり、昨日はそれをボーっと眺めていまして。Wii版『ナイツ』やPS3の『忌火起草』が50%オフだったり、『真・三國無双5』のトレジャーボックスがPS3・Xbox360版がともに60%オフだったりに驚いていたのですが……
ちょっと面白いなと思ったのが、こちらの商品。 Xbox360版『ウイニングイレブン2008』でした。
バーゲン商品が未来永劫安いワケではないので、書いておきますと…… 僕が見た時点での価格は、参考価格7980円の40%オフで4788円でした。
この『ウイニングイレブン2008』はPS2・PS3・Xbox360の3機種同時発売(後にPSPとWii版も発売)だったので、同じ日に発売された他機種版の値段も調べてみたところ……
・PS2版:参考価格6930円の19%オフで5595円 ・PS3版:参考価格7980円の14%オフで6847円
オンライン機能などの細かい差はあるのでしょうが、ほぼ同じ内容と思われるPS3版と比べると2000円も安いですね。それどころか内容的には劣るはずのPS2版と比べても800円安いという……
流石に出荷数・Amazonへの入荷数なんかの細かい数字は分かりませんが、発売直後の各機種ごとの販売本数は「PS2版>PS3版>>>Xbox360版」だったみたいです。 売上げの評判としてはまず「PS2に残っているユーザーはまだまだ多い」ということ、次に「PS3に移行したユーザーも多い」ということ、最後に「Xbox360のユーザーは……スポーツゲームが好きじゃないんだろうね」というものでした(笑)。
これはまぁ色々な要因があって……『ウイニングイレブン』は元々PS→PS2で人気だったシリーズですから、シリーズファンはXbox360よりもPS3を抵抗なく選んだということもあるでしょうし。Xbox360に比べてPS3には目玉ソフトがなかったとか。そもそも日本国内でのXbox360とPS3の普及台数を見ると、圧倒的にPS3の方が高い…ということも言えるのですが。
そんな理由探しはともかく。 今、この時点で『ウイニングイレブン2008』を始めようとした場合、PS2版やPS3版よりもXbox360版の方が安く手に入るのは間違いないのです。オンライン機能の違いとか対戦相手の有無とかはどれもプレイしていない僕にはよく分かりませんが、それを無視すれば、Xbox360ユーザーにとって「ソフトが売れなかったこと」はそれほど悪くないと思うんですよ。
かつて……ゲーム機はシェア争いが最重要とされていました。 それは、普及台数が多い→ユーザーが多い→ソフトが売れる分母が多い→普及台数が多い機種で出そう!!と各メーカーが考えていたからですよね(構造を単純化すると)。 ですが、今回の『ウイニングイレブン』のようにXbox360版も出さなくてはならないソフトも少なくありません。このシリーズは日本市場以上にヨーロッパで重要な商品です。日本では普及台数で最下位独走中のXbox360であっても、イギリスなどではかなり他機種といい勝負をしています。Wiiは思想の違うハードなので“Wii一択”にはし辛い一方で、PS3とXbox360のどちらかを選ぶのも難しい状況なんですよね。
そうなると、PS3版もXbox360版も発売しなくてはなりません。 日本のXbox360普及台数は最下位な上に、スポーツゲームはあまり売れないので『ウイニングイレブン』も売れず、結果的に値下がりをする……ゲーム製作にとっての分母はヨーロッパ市場も見越して「Xbox360も悪くない」のですが、ソフトの販売としての分母は日本限定で考えられるので「Xbox360版は惨敗」となるということなのでしょう。 ならば、「俺、ゲームは『ウイニングイレブン』しかやらないし……」という人ならばソフトの値下がりを待つということも込みでXbox360という選択肢も悪くはないんじゃないでしょうか。
もちろん、これは「今回はそうだった」だけですから、次もそうなるとは限りません。 ケースとしては……
・日本ではあまりにXbox360版が売れなかったから、日本ではXbox360版だけローカライズしないかも知れない(ローカライズする価値があるほど売れたかという問題) ・今回で痛い目を見た小売店は、次回からXbox360版の入荷を抑えて値崩れを防ぐ(小売店が在庫を余らせないと値崩れはしない) ・そもそも、今回の『ウイイレ2008』の評判はどうだったのか(キラータイトルとしての価値を保てるのか) ・この記事を読んだ『ウイニングイレブン』ファンが、何万人もXbox360を買ってしまえば状況が変わる(そんなに読まれてねえよ)
なので、これは今回の『ウイニングイレブン2008』だけに当てはまったケースだと思って欲しいのですが…… メーカーや小売店にとっては辛い「ソフトが売れない」状況が、消費者にとっては嬉しい「安くソフトが手に入る」状況に転がるように。国内の普及台数が低いハードであってもユーザー満足度が低いとは限らない、という一例だなと思ったのです。
これは……「国内ではサードのソフトが売れない」「海外ではサードのソフトが売れる」と言われているWiiにも当てはまることで。 海外で売れるからサードのソフトは出続けるし、でも日本ではサードのソフトは売れないから値崩れしまくるし、ならば安く手に入るし……と、消費者にとっては悪いことばかりじゃないんじゃないかという見方もあるよなーという。
メーカーや小売店にとってはそりゃ嬉しくない状況でしょうけどね。 消費者はメーカーやゲーム屋さんのために商品を買うのではありませんから、こういう穿った考え方も出来るよなーと思ったのです。
さぁ、Wii版の『ウイニングイレブン2008』は売れるかな? Wiiユーザーとしてはこういうソフトにも売れて欲しいと思う反面、ちっとも売れずに値崩れしたら買ってやろうかなと悪巧みしてみたり。あぁ、こんなこと考えているから天罰で『スマブラX』が届かないんですよね。反省。
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