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| ゲーム購入前にその情報を調べますか? |
つい数日前に「どうしてみんな(ゲームの)続編ソフトに期待が持てるんだろう」という疑問を投げかけて、それからずっと考えていたのですが……
僕自身は「前作が好きであるほど続編が楽しめなくなる」という考えの人間なので、思考がそこで止まってしまい。このままじゃいけないなと、漫画『MONSTER』に出てくるルンゲ警部のように「続編ソフトに期待が持てる人」に成り切って考えてみるテストをしてみました。
んで、その結果。 今度は、続編ソフト以外は怖くて買えなくなってきました。
まさにミイラ取りが何ちゃら。 「続編ソフトに期待する」というよりは、「新規にソフトを開拓するのが大変」という方が大きいような気がしますね。もちろん理由はこの他にも色々あるとは思うのですが、今一番自分にシックリ来る理由はコレでした。
「続編モノは情報を集めなくても、購入前からある程度の想像ができる」
喩えば僕は『FF12』を遊んでいませんし、プレイ画面すら観たことがありませんが、『FF10』まで遊んできた自分の知識から「何となくあんなカンジかな」と想像することができます。「だから安心して買える」のか、「だから買わなくても十分」と思うかは人それぞれだと思いますが―――事前に情報を集めるのは面倒だという人にとって、続編ソフトはありがたいんだなぁと思ったのです。
逆に全く遊んだことがないシリーズのソフトは、「買ってみるまでどんなゲームか分からないギャンブル」か「事前に情報をしっかり入れてガッカリすることがないようにする」のどちらかですよね。 これだけネタバレを嫌い、説明書すらネタバレになるから読まないという僕ですら、ゲームを買う前は事前に情報をチェックします。「自分が得意なジャンルか苦手なジャンルか」、「難易度はどのくらいか」、「ボタンはどのくらい使うのか」、「セーブポイントはどのくらいの頻度であるのか」……ストーリー展開以外はむしろ知り尽くしてから遊びたいのだけど、公式サイトですらセーブポイントのこととかは書いてないんですよね。
でも、多分……こういう人は少数派なんでしょう。
以前にも書きましたが、mk2の感想とかを見ると「え?購入前にそのくらい調べておかないの?」と思うような感想が寄せられていてビックリします(それも読んでいる分には楽しいんですけどね)。 『Wii Sports』のテニスに「移動がオートだなんて思わなかった」とか、『ドラゴンクエストソード』に「Wiiで出るドラクエということで『トワイライトプリンセス』のようなものだと思ったら全然違っていた」とか、最近出たWii版『ウイニングイレブン』に「GCコンが使えなかった」とか、ソレもうこのゲームの根幹から否定していないかということを「悪い点」に挙げていて。じゃあ、どうして買ったんだと不思議で仕方がなかったりしました。
最後の『ウイイレ』に関しては、「従来操作と新しい操作で対戦したかった」という解釈も出来ますが……「Wiiリモコンで今まで出来なかった第3の動きを実現!」をキャッチコピーにしたゲームに、「GCコンが使えないのが×」と言ってしまえる感覚って凄いですよね。
今度出るWiiウェア版『FFCC』とかも、「FFなのに冒険が出来ないから×」って言われるんでしょうか。
僕がWiiユーザーだからWiiソフトのサンプルしか出せませんので、この記事を読んだ人は「Wiiユーザーは自分で情報を集めないんだな」と思われるかも知れません。 ですが、こういう話ってmk2とかAmazonのレビューで普通に見かけるんですよ。ネットに情報を発信するような人達ですから、Wiiユーザーの中では他機種のユーザーに近い人達だと思います。そういう人達でも、事前にゲームの情報を集めたりはしないんです。
というか……僕としては「年に1〜2本しかゲームを買わない人は情報を集めず、毎週ゲームを買うような人は事前に情報を集める」と思っていたんですが。 年に1〜2本の人は真剣に「欲しい!」と思ってゲームを買うから情報を集めないワケでもないでしょうし、毎週毎週ゲームを買っている人は1本1本の情報なんて集めている余裕がないんじゃないかという見方も出来るんですよね。
・購入前に情報を集めてからゲームを買う人 ・購入前に情報を集めずゲームを買う人 ・購入前に情報を集めるのが面倒なので、続編ゲームだけを買う人
……と、結果的にこうやって3つに分類されるんじゃないかというのが、この数日で僕が出してみた暫定的な結論です。最後の「続編ゲームだけを買う人」というのは、「話題になっているゲームだけを買う人」に置き換えても面白いかも知れませんね。
要は「情報を集める労力」のコストと、「自分に合わないソフトを買ってしまいたくない」というリスク回避のキモチが、“続編ソフトへの期待”を生み出すのではないかということ。 ゲームは値段も時間も莫大にかかる娯楽です。喩えば、漫画を1巻だけ買ってみて「面白かったら次も買ってみよう」という場合は500円前後、読む時間もせいぜい1時間前後だと思います。ゲームの場合はいきなり6000円、7000円かかって、かかる時間も何十時間単位ですからね。購入に慎重になるのは当然だと思いますよ。
しかし……そうなると、「どうすれば新規シリーズのゲームが売れるのか」はますます持って分からなくなってしまいました。 よくこういう話になると、「体験版の配信」とか「紹介映像の配信」が特効薬のように語られるんですけど―――そうしたものが効くのって「購入前に情報を集めてからゲームを買う人」だけですよね。それは一体、ゲーム機ユーザーの何割の人なんでしょうか。
僕個人の意見を言いますと……ゲームを買う前に情報を集めるのって楽しいんですよ。よく「もっと色んなゲームに手を出してみて下さい」と言われるんですが、時間とお金の問題以上に、買うゲームを選抜する過程が既に楽しいのです。 それで「自分に合ったゲーム」を見事に買った時はガッツポーズ、「自分に合っていないゲーム」を買ってしまった時は恐ろしいほどの虚無感に襲われるのです。だから、情報集めも真剣に楽しめる……僕は一切ギャンブルをやらない人間なんですが、感覚的にはそっちに近いですね。僕は貨幣よりも「自分が楽しいか」に価値を見出す人間なので、こういう楽しみ方をしているというか。
喩えば『スマブラX』なんかは購入前のオッズは1.2くらいのガチガチの大本命でしたが、Wii版『パンヤ2』は僕にとって大穴中の大穴なダークホースだったワケで。そういうソフトが自分にハマった時の方が、強い衝撃が残るんですよね。 『どき魔女』とかもそうでした。期待していなかった分(失礼だ)、凄く楽しかったけど……続編の『どき魔女2』で同じ衝撃を味わうことは不可能なんでしょう。
なので、非続編タイトルな新規シリーズを売っていくためには、「購入前に情報を集めてからゲームを買う人」を増やしていくことが大事なんじゃないかなーと思います。 そのためには、公式サイトとか、それこそ体験版とか映像配信とかのコンテンツ自体に魅力を感じさせることや。自分も含めた「ゲーム好きな人達」が形成していくコミュニティの幅が大切なんじゃないか……とか考えていたら、そろそろ脳がパンクしそうです。
当たり前なことだけど、ファンが業界を作っていくんですよね―――
今回触れられませんでしたが、「シリーズソフトを途中から購入する」ケースもありますよね。 僕の場合、そんなのばっか。『スマブラX』が初『スマブラ』でしたし、『パンヤ2』が初『パンヤ』でしたし、『マリオギャラクシー』が初3D『マリオ』でしたし………そういうのはやっぱり「ブランド力」の安心感が大きくて、初めて買うゲームでも「こんなに人気があるんだから俺も楽しめるはず!」と思えたりします。
そういう意味で、続編ソフト・シリーズソフトが必ずしも悪いワケではなくて……「新規ファンを取り込めるかどうか」の方が現実的な課題なんでしょうね。これも、切り込んでいけば面白くなりそうな話題になりそう。メモメモ、次回への宿題としたいです。
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