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| 考察:『ガンダムOO』の女性キャラは何故みんな巨乳なのだろう? |
以前にも書きましたが、三兄妹登場以後の『ガンダムOO』が凄く面白いです。 女のコは可愛いし、緩急の付け方が絶妙ですし、それぞれのキャラに物語があるのが群像フェチとしてはたまりませんし……個人的にはある一点を除けば、申し分ない作品だと思っています。
ある一点……… それは、女性キャラがほぼ全員巨乳だということです。
フェルトは若干微妙? でも、14歳という年齢から考えると決して小さくはありませんよね(というか大きい方だと思います)。
僕が貧乳好きだから特に残念に思うのでしょうが…… 好き嫌いを抜きにしても、貧乳カテゴリー話で僕が語ってきたキャラ配置の話からすると「女性陣が全員巨乳」というのは不自然ですよね。巨乳と貧乳を使い分けるメリット(キャラの個性になる、幅広いマーケティングに対応できる)を捨ててまで、右も左も巨乳キャラにする必要があったのでしょうか?
貧乳カテゴリー話ではこれまで個別作品を考察対象には扱ってきませんでしたが、おっぱい学の権威の一人としてコレを見過ごすワケにはいきません。たかがおっぱい、されどおっぱい。おっぱいを笑うものはおっぱいに泣くのです。
仮説1:現代よりも栄養価の高い食事をしているため 栄養学の視点からの考察。 『ガンダムOO』の舞台は西暦2307年と、現在よりも300年後の世界です。当たり前ですが300年後ならば現在よりもあらゆる学問が進んでいることが想像できます。そのため、現在よりも栄養価の高い食事が安価に取れることでしょう。
現代の日本人ですら、20〜30年前に比べると平均巨乳率が上がっていると言われています。その背景に真っ先に挙げられるのが、洋食が一般的になったからというもの(もちろんその反面で生活習慣病が増えていたりするのでしょうが)。 おっぱいを形成しているのは日々の食事の栄養なんですよね。食事マジ大事。
しかし……そうなると、おっぱいだけじゃなく身長や筋肉も発達していないとおかしいような(笑)。 女性陣の身長データは公式サイトにありませんが、刹那が162cmということは他の女性陣もそんなに高くないような気がします。160〜170の間くらい?これを現代より高いと見るか、低いと見るか。国籍が様々な上に、無重力化で生活とかされるともう分かりませんね……
仮説2:巨乳の子どもは巨乳になりやすいから 遺伝学の視点からの考察。
これは『不倒城』さんが書かれたモテエリートについての考察に近い発想ですね。日本で一番モテない男を自認する僕ですら、父親と母親がいて、彼らにはさらに父親と母親がいて、その彼らにもさらに父親と母親がいて……と、人類の歴史を遡っていく中で、誰一人「モテなさ過ぎて子どもを作れなかった」者がいないモテエリートの集大成が僕という不思議な話。
“恋愛”の概念がいつからあるのかとかは知らん。
これと同じような思考をすれば…… 喩えば、世の男がすべからく全員巨乳好きだったとして―――そうした男が巨乳女性と子どもを作り子孫を残し続けていくのに対して、貧乳女性は見向きもされずに子どもを作れなかったとしたのならば、300年後に生き続けている遺伝子は巨乳遺伝子ばかりになると言えるのです。
「待て、やまなし!俺は貧乳が好きだぞ!」と言いたくなる男性ももちろんいるでしょう。僕もそうです。 しかし、貧乳好きの男性は、貧乳女性以上にモテない……という説明だと夢も希望もありませんから、他の可能性を考えてみたいと思います。
貧乳の女性は“自身が貧乳であることを隠す”傾向にあります。それと分かりにくい服を着るとか、パットを入れるとか。巨乳女性のように谷間を強調して、「どうだ!!」とアピールすることはありません。 その結果、貧乳女性と貧乳好きの男性が結ばれることが少なく、子孫を残す機会も失ってしまうというのはどうでしょうか?
どうもこうもねえ。 こんなフザケた記事を書いている僕がマジメな話をするならば……男性がおっぱいの大きさで女性を選ぶケースなんてほとんどありませんよ。少なくともこの2000年代に於いてはこの仮説は笑い話でしかないです。 100年、200年後に「女性は巨乳でなければ存在価値がない」みたいな時代が来るとも限りませんから、この仮説が完全に可能性ないワケでもないのですが。そんな未来にならないように、僕らが心がけたいですよね。
仮説3:男女の描き分けをおっぱいでしているから キャラデザインの視点からの考察。 僕が今まで貧乳カテゴリーで例に挙げてきた深夜アニメなどに比べて、この『ガンダムOO』は男性キャラもかなりの量が出てきます。それこそ女性的な顔をしたティエリアのような男から、どっから見ても男な顔のセルゲイまで、様々なキャラがいます。
そうした大量の男性キャラと区別しやすくするために、女性キャラのおっぱいを大きくしたんじゃないでしょうか?という仮説が立ちました。
プロのデザイナーに対して失礼なことを書いているように受け取る人もいるかも知れません。ですが、ガンダムのようなSFの場合は学園モノなどに比べて男女の描き分けが難しいものなのです。 学園モノならば制服の男女差で見分けが付きますし、現代劇ならばスカートを履かせればイイ。ですが、ガンダム世界におけるパイロットスーツは男女差がほとんどありません。髪型もヘルメットに隠れてしまうケースがありますし、(男女の描き分けのポイントとなる)頬→顎のラインも画面に映しにくいのです。
そのため、パイロットスーツ姿からも明確に分かる“体のライン”で男女差を付けようとするのは仕方がありませんし、そのために「女性キャラは巨乳で行こう!」という方針になったのも合点がいきます。
という説明で、全ての人を納得させられるとは思いません(笑)。 ほぼ全てのキャラがパイロットスーツを着なければならないようなこれまでのガンダムシリーズ作品と違い、一般人・民間人が多数登場している『ガンダムOO』ですから「このキャラは貧乳でもよくね?」という意見が出てきてもおかしくはないと思うんですよね。ある程度は納得できるけど、やはり完全には納得がいきません。
仮説4:男はみんな巨乳が好きだから マーケティングの視点からの考察。 「男はみんな」と書きましたが、この場合の「男はみんな」とは5歳から95歳までの「男はみんな」ではありません。この作品がターゲットにしている層においての「男はみんな」という意味です。
21世紀になってからのガンダムシリーズは「大人のヲタクにも」「お姉さん方にも」受けなくてはならなくなりましたが、やはり基本ターゲットはプラモデルを売っていくような世代(小中学生男子くらい?)です。彼らにとって「ガンダムって面白いね」と思われる入り口となって、こっから何年・十何年とお客さんになってもらわなければなりません。
さて……こうなると「果たして自分が小中学生の頃は貧乳が好きだったろうか?」という問題が出てきます。貧乳好きは一種のカウンターカルチャーだと思っている僕としては(参考:貧乳が萌えに変わる日)、巨乳好きがマジョリティになってからでないと貧乳好きは目覚めてこないんじゃないかと思うのです。 中学生はともかく、小学生で貧乳好きが目覚めてきたりはしませんよね。やっぱりその年頃は年上のお姉さんに惹かれるものですし、小さなおっぱいよりも大きなおっぱいの方がその象徴として感じ取れるんじゃないでしょうか。
あー……こういう話は、僕が少年ジャンプを読んでいる頃にやっておけば良かったかも知れませんね。ジャンプとガンダムはメインターゲットが近そうですし(『ガンダムOO』の方がコアだろうけど)。“お姉さん”“キレイな女性”として描かれるキャラの巨乳率と、“等身大”“感情移入しやすい”女性キャラの巨乳率を比べてみると面白いんじゃないかと思います。
この論理で言うと……女のコの視聴者が感情移入しやすい女性キャラがいなかったというのが(少なくともマーケティングとしては)、貧乳キャラがいないことの象徴なのかも知れませんね。サジは男のコ視聴者にとっての感情移入先でしょうけど、ルイスは女のコ視聴者の感情移入先ではないですからね(強いて言えば、クリスかフェルト辺り?)
↑この『ガンダムOO』ヒロインフィギュアのボックス、全5種類なのに1箱8コ入りな上に、「1箱に必ずしも全部が入っているワケではありません」なんですね。業者用なのか!クリスティナのだけ売ってくれ!
話を戻します。 とりあえず4つ仮説を出してみましたが、どれも「あー言われてみれば」と思えるけれど決定打に欠けるカンジですね。個人的には4番目の「マーケティングからの視点」が一番しっくり来るんですけど、これもまた「でもDVD売りたいのなら、大人のヲタク向けに貧乳キャラ配置しなきゃダメじゃね?」と思ってしまうんですよね。
キャラ配置を考えた人が単純に「巨乳好き」だったとか? 一番シンプルがゆえに一番力強いような気もするんですが……監督・構成・プロデューサー辺りの過去作までチェックしないと分かりませんし、一人で作っている漫画とかと違ってアニメは複数でキャラ配置まで考えるんでしょうし。どっかで誰かが指摘してもおかしくないと思いますし。うーん。分からん。
全然「おっぱい学の権威の一人」らしくない結論になってしまいましたが…… おっぱいも隠されるから見たくなるのと一緒で、真実がハッキリしないからこそ僕らは「どうしてなんだろう?」と探求できるのだ―――と、お茶を濁して締めくくりたいと思います。
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