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| 「携帯で読める漫画」ってそんなに需要あるのか… |
皮肉なもので……WEBでの創作活動を無期限中断するようになってから、「アナタの漫画を登録(掲載)しませんか?」みたいなサイトからのお誘いを幾つか受けるようになりました。 別にまぁこういうのは作品が面白いからどうのこうのというよりは、検索エンジンで引っかかるようになったということなんでしょうけど………「WEBで頑張るぞ!」と思っていた時期ではなく、今という時期だというのが僕の人生を象徴しているよなーと思いました。
ぶっちゃけて言うと……『ちのしあ』は半端なところで無期限中断していますし、『Re:Survival』は自分でも悔いの残る作品だったからこそ次に繋がっているのですし。あんまり大っぴらに「面白いですよ!読んで下さいね!」とアピールする気が起きないというのが本音。なので、そういう動きはしないでしょうね。
それはそうと。 ちょっと気になったのは……そうしたサイトの中に、「携帯で読める漫画」のサービスをしているサイトさんがあったことです。そう言えば、数日前のアクセス(@TBSラジオ)でも井上トシユキさんが「雑誌よりも携帯で漫画を読む若者が増えてきている」みたいなことを仰っていました。 世の中ってそうなっているのか。僕の携帯は5年前に700円で買ったヤツで、そもそも電話で喋る友達もいないので携帯電話業界の流れなんて無頓着だったのですが……最近の携帯って漫画が読めるくらい進歩しているのですか(4コマ漫画ならば僕の携帯でも読めそうですが…)。
もちろん携帯でブログを更新している人は山ほどいますし、ケータイ小説が流行ったなんてこともありましたよね。それなら携帯で漫画を読む人が増えているというのも分からんでもないか。 「紙とインクの感覚が素晴らしいんじゃないか!」「携帯で読む漫画なんて漫画じゃない!」と言いたいけど、WEBで漫画描いていた人間の言うセリフじゃないですよね(笑)。
でも、携帯電話って機種によって画面のサイズが違いますし、画像サイズはどうなるんでしょう? 喩えば、ウチの『ちのしあ』とかもそのまんま携帯電話で観れるんですかね。文字が多い作品なので、ちょっと画像潰れるだけで何が起こっているか分からなくなると思うんですけど…… 僕に「掲載しませんか?」と仰ったサイトさんは、その辺も考えてくれるんでしょうか?とかイジワルを言ってみたり。
現実的には時間がないから描きませんけど、逆に言えば「携帯電話で読むことに特化した漫画」というのも面白そうだなと思っています。自分のサイトにアップするために描いたものを携帯向けにするのではなく、最初から携帯向けに描くというのは楽しそうだなと。 いや、僕は“最近の携帯電話”を知らないから具体的にどういうことが出来るのかは知らんのですが。ちょっとの合間に携帯で読んでもらえるように、起承転結を細かく繰り返すとか。暇潰し用途で「下らない」を追求するのも面白そうだとか。雑誌媒体には向いていないけど、携帯電話で読む分には向いているものもありますよね。
それはそれで、一つの立派な“漫画の形”だと思います。 4コマ漫画とかは、特殊なセンスがないと出来ない領域なので自分には描けませんけど……1ページ漫画とかでも十分面白いことが出来そうです。
携帯電話は機種ごとに画面が違ったり、会社ごとに対応ソフトが違ったり(漫画読むだけなら必要ないのかな)、様々な問題があることを考えると―――――― 2000万台以上売れているニンテンドーDSを利用したDSvisionの出番か!?というのも分からんでもないです。元WEB漫画描きにとっては、参考程度に確保しておくのも面白いかもと思いました。今の時点では失敗臭しかしないんですけど(笑)。
DSは、雑誌とも、コミックスとも、PCとも、携帯電話とも違う感覚なので……果たして「DSvisionで読むことに特化した漫画」とはどういうものなのか、まだ分かりませんけども。 操作の問題とかもありますしねー。『DS文学全集』なんかは、十字キーだけで全ての操作が出来たら神ソフトになったのに……(現実にはページ送りのみ十字キーに対応)
ちょっと話がズレるんですけど……10年以上ラジオっこをしている僕からすると、ポッドキャストが一般的になってからラジオは変わったような気がします。リアルタイムに聴けない人、ラジオの放送地域にいない人が、ポッドキャストという“蓄積させるメディア”を通じて参加するようになったのです。 こないだのスペシャルウィークでの爆笑問題ラジオで、ポッドキャストで聴いている人達からのメールを、リアルタイムでラジオを聴いている人達に還元しようとした企画をやっていて……「あぁ、こういうのもアリになったんだな」と感心したものでした。
漫画業界も、雑誌はかなり厳しい状況が続いているという話ですが…… 見方を変えれば、雑誌以外の媒体にチャンスが広がったという考え方も出来ます。大切なのはコンテンツを作る力であって、媒体が変わっても漫画が廃れることがないようにしなければなーと思います。 いやまぁ、個人的な心情としては紙媒体の雑誌にずっと頑張ってもらいたいんですけどね……でも、実際問題かさばるし、満員電車の中では読みづらいし、待っていれば単行本で出てくるし。雑誌で読む気がしないという意見も、哀しいけど納得してしまいますからね。
……一番の問題は、「それでもいち早く雑誌で読みたい!」と思わせられる漫画が減っているということなのかも知れませんが。
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