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やまなしなひび−Diary SIDE−
hinnyu is the best!
どういうキッカケで、その漫画雑誌を読み始めましたか?
 ヤングサンデーが「休刊を検討」しているというニュースを聞きました。
 高校生だった頃の一時期、最も好きな漫画雑誌がヤングサンデーだった僕としては驚きのニュースでした。当時ちょうど『海猿』が始まった頃で、毎週毎週木曜日が楽しみで仕方なかったです。後、ヤングサンデーはグラビアのセンスが良かったんですよね(笑)。


 この「休刊を検討」というニュースを受けて、中杜カズサさんが面白い考察をしているので漫画好きは一読あれ。

 ヤングサンデーは何故部数が低迷したのか、マンガ雑誌の連携という点から考えてみる

 個人的には、読者層に加えて漫画家が雑誌を移る選択肢が大きいのかなーと思っているのですが。でも別に、棲み分けが出来ている講談社も雑誌の売上げ自体は苦戦していると言いますよね。同時多発的に色んな要因が各会社を襲っているので、誰も部数低迷を止められないというのが現状なのかも知れません。



 さて……こんな風に、ヤングサンデーのニュースをきっかけにヤングサンデーの思い出を一人噛み締めていたのですが。ふと思った疑問がありました。記憶の欠落というか、何というか。


 ヤングサンデー読むの辞めたのいつだっけ?

 僕は現在、漫画雑誌はほとんど読んでいないで主にコミックス派なのですが……「よし、雑誌を読むのを辞めよう!」と決意して多くの雑誌を読まなくなった時期よりも前から、ヤングサンデーは読んでいませんでした。

 高校生の頃は大好きだったはずの雑誌なのに、どのタイミングで読むのを辞めたのでしょうか?
 『海猿』始まったのが僕が高2の頃だったと思うので、高3の受験勉強時に中断したのではないか……というのが一説。もう一つの説は、『海猿』の連載終了とともに雑誌ごと読むのを辞めたのではないかというもの。

 『海猿』が一番のお気に入りだったとは言え、他の作品も読んでいたので後者の説はないと思ったんですが……
 前者だとちょっと時期が合わないんですよね。と言うのも、僕は『海猿』の最終回を雑誌で読み逃した記憶があるのです。最終回前の回を読んで、その次に雑誌を手に取ったら既に連載が終わっていた―――という。『海猿』最終回の時期を調べてみると、僕が大学1〜2年の頃でした。


 うーん……恐らくは、大学受験の数ヶ月間ヤングサンデー(だけでなく全ての漫画雑誌)を読んでなくて、その間で僕の中のヤングサンデーは集結していたのだけど、『海猿』だけはコミックスを買っていたのでその後雑誌で立ち読みするようになったというところかな。で、『海猿』終了とともに完全に読まなくなったと。



 こんな風に、漫画雑誌を読まなくなる時って「何となく」なんですよね。
 大抵その雑誌への熱がなくなっている状況なので、読もうかなー・読むまいかなーくらいの緩い感じで、最後の一押し「忙しくなった」とか「金がなくなった」とか「好きな連載が終わった」とか「他の雑誌を読むようになった」とか「読み終わらない内に次の号が出ちゃった」とかで読まなくなってしまうのでしょう。

 明確に「コレコレこういう理由でこの雑誌を読むのを辞めました!」と言えることの方が少ないんじゃないでしょうか。我が家で少年ジャンプを買わなくなった理由って、「外出たら寒くてコンビニまで行くのが面倒だった」(by父)でしたもの。
 積もり積もるものはあれども、最後の一撃はあまり記憶していないものじゃないかと思うのです。


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 逆に、新しく漫画雑誌を読み始めるのには相当な気合と覚悟が必要だと思うのです。
 喩えば『バガボンド』のコミックスを買っているから、モーニングで『バガボンド』を立ち読みしようというのなら簡単ですが。モーニングのその他の作品……しかも、全く聞いたこともないような作品も一緒に読み始めるというのは大変だと思います。

 今は「雑誌は売れないけどコミックスが売れる」時代なので当然なんですが……コミックス向けに長期の伏線が張られていたり、主人公以外のキャラがメインのまま何週も続いたり、予備知識0のまま読んでもよく分からない作品が多いですからね。
 仮にコミックスを最新刊まで読んだとしても、まだコミックスになっていない空白期間があるので雑誌を読んでもよく分からないという。ぶっちゃけ、僕はこれで『20世紀少年』の“ともだち”の正体を知りました…何かもうフツーに名前出てたのよ……アレはショックでした。

 かと言って、1話完結のギャグ漫画ばかり読んでいるのも癪だという。「やっぱ花形はストーリー漫画だろ!」と思うので(僕だけ?)、頑張って読み始めるのだけど扉ペ−ジに書いてある「1〜30巻まで絶賛発売中」の文字で早くも心が折れてしまうという(笑)。


 そういう意味で言えば、「○号連続新連載!」とかって新規読者にはありがたいキッカケなんですよね。それが5週続けば、1冊の雑誌で少なくとも5つ知っている作品が出来るのですから。
 少年ジャンプとかで「今のラインナップが最強じゃんかよー。わざわざ打ち切り出して新連載なんてやらんでよー(涙)」と思ったことがありましたが、定期的に新連載を入れるのは新規読者のためだったのかも知れませんね。



 僕の場合、子どもの頃からのジャンプっ子だったので、それ以外の雑誌はあまり読んでこなかったのですが。高校生の時に「このままじゃダメだ!視野を広げよう」と、コンビニに平積みされている漫画雑誌を片っ端から読み始めたことがあって(笑)。
 かなり強制的に自分に強いていった経験でした。(読み始めて)1号目では面白さが分からない作品も、2号目、3号目で分かるようになるとか。世間では人気なんだけどサッパリ自分には面白くない作品だとか。色々と知ることが多くて勉強になりました。

 でも、普通はそうじゃないですよね。
 皆さんはどういうキッカケで、今読んでいる漫画雑誌を読み始めましたか?


 ちなみに僕は現在、次の投稿漫画で出す予定の雑誌だけ買い始めました。動機が不純!
 毎号読んでいる人には不要だと思われているでしょうが、「あらすじ」とか「登場人物紹介」とかってスゲーありがたいんですね。1号目でそうした情報を入れて、2号目、3号目でようやく面白さが分かってくるものがやっぱり多いです。1冊だけじゃ魅力が分からないのが漫画雑誌なのかも知れません(最近では、毎号載らない作品も多いですし…)。
 意外なことに、ギャグ漫画とかの方が1話だけでは魅力が伝わらなかったりします。当たり外れで、たまたまその回が自分にとってハズレだってこともありますもの。



 多分……“漫画が好きな人”の数は今後も劇的に減ったりはしないでしょう。ですが、紙媒体であってもデジタル媒体であっても、コミックス派のように「作品単体」でしか購入しない人の割合はますます高くなっていくとも思うのです。
 その方が効率的で、目当てのものだけを確実に手に入れることが出来ますからね。時間のない現代人は利口に生きていくのです云々かんぬん。

 でも、買っている漫画雑誌に載っていた“普段なら絶対に読まないタイプの漫画”が読んでみたら意外に面白かったり、惰性で読み続けていたらある日突然大化けしてお気に入りの作品になったり、単体としてはどうでもいい作品が丁度イイ箸休めになったり。
 雑誌でしか見つけられないものがあるのだと、僕みたいな古い人間は思うのです。


 時代には合っていないのかも知れない。効率は悪いのかも知れない。
 それでも、僕は漫画雑誌と、漫画雑誌を読み続ける人を応援したい―――そう思った今回のニュースでした。


4091883907金魚屋古書店 6 (6) (IKKI COMICS)
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