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| 随分とWiiウェアのタイトルが増えてきた!けど…… |
とうとう、バーチャルコンソールでMSXのソフトの配信が開始されました。 『アレスタ』のVC公式サイトはこちらみたいですね。何故か、未だ任天堂サイトからのリンクは貼られていません。(あと、こちらはSNKプレイモアの話ですがネオジオラインナップはいつになったら更新されるんでしょうか……)
1年以上かけて1本のソフトしか配信出来ていない(しかも『EGGY』は延期になった)ことは置いといて、これでとりあえず予定の機種が全部揃いました。来月以降のソフトラインナップにも期待したいですね!
さてさて、5月27日火曜日はもう一つ個人的な注目ソフトが配信開始されていました。 Wiiウェアの『お絵かきロジック』です。スーファミ版『ピクロス』を全問クリアしてしまった自分にとっては、かなり食指をそそられるソフトでした。公式サイトはこちら。
説明書をショッピングチャンネルで読んでみたところ……操作はWiiリモコン横持ち限定みたいですね。 もちろん「イラストロジック」「ピクロス」はミスが許されずにタイムアタック要素もあるので、片手でノンビリと遊ぶゲームではないのかも知れませんが―――個人的には、片手持ちでゆったりと遊びたかったなーと。
気になる問題数は説明書にも載っていなかったのですが……意外なことに、iNSIDEさんの記事だけで紹介されていました。スタートは500円で30問、その後は月1回のペースで300円30問の追加パックが配信されるそうです。
最初……「高ぇなぁ」と思ったのですが、よくよく考えてみるとそれは僕がバーチャルコンソールで遊んだスーファミ版『ピクロス』を基準にして考えたからなんですよね。デザインや操作性を無視して、大体の問題数と価格を並べてみると……
○ Wiiウェア『お絵かきロジック』 500円/30問→1問あたり16.66円 追加パック:300円/30問→1問あたり10円 ○ ニンテンドーDSソフト『ピクロスDS』 ―――問題数330問+Wi-Fiでクラシック問題を500問配信(らしい) 定価3800円/通常問題330問→1問あたり11.51円 定価3800円/クラシック問題を含める830問→1問あたり4.57円 ※ パッケージソフトなので、もちろん値下げがあります。現在Amazonでは2600円 ○ スーパーファミコンソフト『マリオのスーパーピクロス』 ―――問題数は300問と書かれていますが、自分は284問しか確認できず(隠し要素?) 定価8295円/300問→1問あたり27.65円 バーチャルコンソールでは800円/300問→1問あたり2.66円
もちろん、これは単なる価格差。 スーファミ版は(HDTVで映したせいかも分かりませんが)数字がボヤけて目が非常に疲れました。DS版はそうした面が改善されているとは言え、携帯機の小さな画面でスクロールが面倒臭いという意見も聞きました。
そうしたウィークポイントを考えていくと……今回のWiiウェア版もそれほど悪くない価格なのかなーと思えてきますね。 バーチャルコンソールでスーファミ版『ピクロス』が高い人気だったことを考えると、ちゃんと認知されればそれなりに売れるんじゃないかと思います。
そうそう。上の比較に合わせて、雑誌媒体とも比べてみたかったんですが……ネットで調べても問題数が分かりませんでした。多分、400円で100〜300問とかだったかな?
インターネットのブラウザゲームだと無料で遊べるのですが、操作方法にイラッとしてしまい僕は続きませんでした。黒く塗りつぶすのが左クリック1回、×つけるのに左クリック2回というのが受け付けなかったんですよ。
一方、同じく5月27日に配信された『最強銀星将棋』――― 公式サイトを見ると、500円の割に「棋譜を10コまで保存可能」「ヒント・待ったあり」「定跡を身に付けるモードあり」「Wiiリモコンのポインター、十字キー両方の操作に対応」としっかり作ってあるみたいです。(公式サイトの紹介映像に音がないのが謎なのだけど…)
N-Wii.netさんによると、この会社は『銀星』シリーズとして月1本ずつテーブルゲームを500円で配信していくとか。シンプル1500円もビックリの500円で、誰でも操作出来るWiiリモコンのポインターを活かせば、何気に侮れない存在になるんじゃないかと思いますよ。
とまぁ、こんな風にようやくWiiにも新作ダウンロードソフトが充実してきて嬉しい限りです。 任天堂の岩田社長は90年代後半辺りから(『ポケモンスナップ』の難産や64版『MOTHER3』の開発中止などもあって)、重厚長大路線だけ進めていくとゲーム業界は厳しいことになると考えていたそうで……Wii本体発売前から、価格のダイナミックレンジを広げることを明言していました。シンプルな低価格ソフトも、豪華な高価格ソフトも共存させる―――と。
結果、今のWiiソフトは500円の『最強銀星将棋』から8800円の『Wii Fit』まで揃っている状況になったんですよね。
【現在配信中のWiiウェアソフト】 ・『おきらくピンポンWii』(500円)…体感スポーツ ・『LONPOS』(1000円)…思考パズル +有料追加問題あり ・『サクサク アニマルパニック』(1000円)…アクションパズル ・『天使のソリティア』(500円)…テーブルゲーム ・『小さな王様と約束の国FFCC』(1500円)…国造りSLG +有料ダウンロードコンテンツあり ・『Dr.MARIO&細菌撲滅』(1000円)…アクションパズル ・『Star Soldier R』(800円)…2Dシューティング ・『ことばのパズル もじぴったんWii』(1000円)…思考パズル +有料ダウンロードコンテンツあり ・『みんなのポケモン牧場』(1000円)…コミュニケーション ・『みんなでパズループ』(1000円)…アクションパズル ・『ブロック ブレーカー デラックス』(800円)…ブロック崩し ・『役満Wii 井出洋介の健康麻将』(1000円)…麻雀 ・『最強銀星将棋』(500円)…将棋 ・『お絵かきロジック』(500円)…思考パズル +有料追加問題あり
【今後配信予定のWiiウェアソフト】 ・『カラオケ JOYSOUND Wii』(価格未定)…カラオケ ・『ブルーオアシス〜魚の癒し空間〜』(500円)…熱帯魚育成<紹介記事> ・『おうちで∞プチプチWii』(800円)…バカゲー ・『TVショーキング〜目指せ! クイズ王〜(仮称)』(1000円)…クイズ<紹介記事> ・『最強銀星囲碁』(500円)…囲碁 ・『テトリスWii(仮称)』(価格未定)…アクションパズル<紹介記事> ・『最強銀星チェス』(500円)…チェス ・『エイリアンクラッシュ(仮称)』(価格未定)…ピンボール<紹介記事、何だこのグロさは!> ・『最強銀星麻雀』(500円)…麻雀 ・『最強銀星五目並べ』(500円)…五目並べ ・『最強銀星リバーシ』(500円)…オセロ? ・『Wi-Fi8人バトル ボンバーマン』(価格未定)…アクション<紹介記事、Miiが使えるだって!> ・『まるぼうしかく(仮称)』(価格未定)…パズル<紹介記事>
リストはまとめWikiを参照しました。 ちょっとお行儀が良すぎるとは思いますけど、色々なジャンルのソフトが出てきたのは嬉しいですね。個人的には“30分で終わるRPG”とか“1面しかない2Dアクション”みたいな割り切ったソフトが出てきて欲しいと思っています。
ただ……このWiiウェアがどれだけ売れているんだって話になると、ちょっと不安ですよね。 2月に調べたバーチャルコンソールランキングと同じように、『みんなのニンテンドーチャンネル』でプレイ時間やプレイ回数から逆算して調べてみたところ……集計できたのは4本のみ。
○ 『みんなのポケモン牧場』(2008年3月25日配信/1000円) 総プレイ時間:289805時間/平均プレイ時間:7時間17分=39791人 総プレイ回数:608504回/平均プレイ回数:15.3回=39771人
○ 『小さな王様と約束の国FFCC』(2008年3月25日配信/1500円) 総プレイ時間:616538時間/平均プレイ時間:20時間19分=30346人 総プレイ回数:252079回/平均プレイ回数:8.3回=30370人
○ 『もじぴったんWii』(2008年3月25日配信/1000円) 総プレイ時間:187484時間/平均プレイ時間:8時間11分=22910人 総プレイ回数:153866回/平均プレイ回数:6.72回=22896人
○ 『Dr.MARIO&細菌撲滅』(2008年3月25日配信/1000円) 総プレイ時間:152033時間/平均プレイ時間:12時間6分=12564人 総プレイ回数:99197回/平均プレイ回数:7.9回=12556人
もちろんコレは『みんなのニンテンドーチャンネル』でデータ集計に協力した人の数なんで、実際に購入した人数ではないのですが……この4本以外のソフトは、2月時点での『スーパーメトロイド』の6331人を下回るものだと推測されます。
さて……丁度1ヶ月前に『セグメントゲームズ』さんが同じような手法でWiiウェアタイトルの売上げを予測した記事を書かれていて、氏の数字はコレに2.79をかけた数字を算出しているので…… 2.79をかけていない数字と比較してみると、1ヶ月間の増加分が分かりますよね(1ヶ月間に買った人ではなく、1ヶ月間に買って『みんなのニンテンドーチャンネル』を開いた人…と考えるのがイイかも)。
○ 『みんなのポケモン牧場』 4月末:25796人→5月末:39771人 1ヶ月の増加数=13975人
○ 『小さな王様と約束の国FFCC』 4月末:20851人→5月末:30370人 1ヶ月の増加数=9519人
○ 『もじぴったんWii』 4月末:15234人→5月末:22896人 1ヶ月の増加数=7662人
○ 『Dr.MARIO&細菌撲滅』 4月末:8434人→5月末:12556人 1ヶ月の増加数=4122人
これを多いと見るか少ないと見るのか、人によって意見は分かれそうですね。 個人的にはTOP4でコレなら相当少ない数字だと感じました(実数ではないことを差し引いても)。この4本はWiiウェア開始時のラインナップとして注目されましたし、TVCMや『みんなのニンテンドーチャンネル』の映像リストでも長いこと宣伝されていました。それでコレかと。
もっと悲惨なのは、この4本以外のソフトで…… 低価格ソフトなのだからTVCMや公式サイトにお金をかけられないのは仕方ないとしても、せめて『みんなのニンテンドーチャンネル』で紹介映像が見やすい場所に置いてもらえれば…… 多分、ほとんどのWiiユーザーはこの4本以外のWiiウェアソフトを知らないんじゃないですかね。TVCMはない、公式サイトも凝れない、ゲーム雑誌にも特集されない、『みんなのニンテンドーチャンネル』でも映像リストに映像がない、もちろん店頭で見かけることもない……むしろ、どうやればこうしたソフトが売れるというのでしょうか。
こないだの決算説明会で岩田社長は「どこかの小規模の会社の方がWiiウェアで成功されて、それが事例として紹介されることで、新しく小規模の会社の方がどんどんチャレンジを進めるという循環ができることが望ましい」と仰っていました。 この考えには大きく同意をしますが、上のような状態を見ると……正直そんなことが起こりうるとは思えません。名前も聞いたことがない会社が“隠れた良作”を発売したとしても、ほとんどの人はそのソフトの存在すら知らずに過ごしてしまうでしょう。
上述のラインナップは、確かに既存のジャンルのゲームだったり、他業種からの移植のものも多いです。諸手を挙げてプッシュするほどのソフトではないと判断されたのかも知れません。でも、こういうソフトが地道に認知されていくことで、「ウチも参加してみるか」という流れが出来るんじゃないですか。 『お絵かきロジック』からWiiが盛り上がって、Wiiと言えば『お絵かきロジック』と世間で認知される可能性だってなくはないじゃないですか。
敢えて過激な言葉を使わせてもらえば、「任天堂はホンキでWiiウェアを成功させる気があるのだろうか」とすら思いますよ。 確かにこの4本は高いブランド力に加えて、しっかりと作られたソフトなのかも知れません。ですが、“しっかり作られてはいないけどアイディア勝負のソフト”が出てきてTOP4を脅かしてくれるようではないと、結局は人気シリーズのソフトしか成功しなかったということになってしまいます。 そのためにも、せめて『みんなのニンテンドーチャンネル』内で紹介映像を流してもらえればなーと思います。
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