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やまなしなひび−Diary SIDE−
いつか大人になれる私達へ
考察:パンツがモロに見えているから恥ずかしくないもん!
 わーい!今日はみんなが大好きなおっぱいやパンツの話だよー。




 ……

 …………


 3DSソフト『いつの間に交換日記』でも「ヒンヌーが大好きだぜ!」みたいな日記を描いているのですが、「やまなしさんはいつからヒンヌーが好きなんですか?生まれながらにヒンヌー好きだったんですか?」という質問をいただき、しばらく考えてしまいました。自分のルーツってよく分からないなぁ……と。


 4年半前にこんな記事を書いていました。

 貧乳が萌えに変わる日


 すごい。何がすごいって、今と言っていることが大して変わりません。
 「僕なんかは、貧乳のコがノースリーブを着ている状態でワキとおっぱいの境目を横から撮る構図が世界で一番エロイと思っているんですけど……」とか、「貧乳萌えはカウンターカルチャーだ」とか、今も同じようなことを書いているじゃないですか。4年半経っても何も成長していない。

 「僕達はこの腐りきった社会に反抗するために、小さなおっぱいを愛でているのですよ!!」とか書いてて、むしろ昔の方がちょっと格好イイ。




 自分の場合、「ヒンヌー好き」のルーツが「巨乳好きへのアンチテーゼ」にあるのは確かだと思います。
 自分が思春期を迎えた90年代中盤辺り、雛形あきこに代表されるようなイエローキャブの巨乳アイドルがグラビアで活躍→テレビのバラエティ番組に出演→ドラマに出演という流れが出来ていました。「巨乳グラビアアイドル」が職業として確立し始めた時期だったんです。

 でも、多感な時期だった自分はそれがあまり好きじゃなかったんです。
 巨乳グラビアは「性的なアピール」が強すぎて……下品というと言葉が悪いんですけど、味付けの濃い料理を食べているような感覚がしてしまったんです。自分はあっさりした料理が食べたいです……みたいな。


 もちろん私のような人間が他にいなかったワケではなくて。
 巨乳グラビアアイドルが大活躍している時期でも、その対極の位置にある“清純派グラビアアイドル”もそれ以上に活躍していました。広末涼子とか奥菜恵とか加藤あいとか。今の感覚だと「清純派……?」と思われるかもですけど、当時はそうだったんですよ!

 んで、そういう“清純派グラビアアイドル”は巨乳ではない人だとか、巨乳だと思われないように気を使っている人が多いんです。もうちょっと後の時代ですけど、長澤まさみなんかは「本当は巨乳なのに清純派のイメージを崩したくないからそれを隠してグラビアを撮っている」なんて言われていましたもんね。当時は清純派だったんですよ!



 卵が先か、鶏が先か……という話ですが。
 「性的なアピールが強い巨乳グラビアアイドル」と「清純派なイメージが強いヒンヌーグラビアアイドル」みたいな両派があって、自分は後者の方が好きだったということです。ちなみに私が好きだったのは本上まなみです。

 というか……自分は広末涼子よりも年下で、当時グラビアを席巻しまくっていたヒンヌーアイドルの代表格が広末涼子でしたから、「ヒンヌー好き=ロリコン」と言われても全くピンと来ないのも当然かなと思います。
 どっちかというと「ヒンヌー好き=清純派好き」というイメージの方が強いです。これはこれでイタイとも思いますけど(笑)。



 んで。
 面白い現象なんですけど……最初は「巨乳は性的なアピールが強すぎてイヤだ!」と「清純派好き=ヒンヌー好き」になっていった私ですけど、次第にヒンヌーの方にエロスを感じ始めて現在は「ヒンヌーってエロイよね!」と、こんな記事を書いているという。なんという本末転倒(笑)。



 ようやく本題に入れそうです。

・性的なアピールが強すぎて「下品」と嫌悪してしまう
・そのカウンターとして「性的なアピールが弱いもの」を嗜好する
・なのに、最終的にそちらの方にエロスを感じ始める

 ヒンヌー好きの話は「ヒンヌー好き」の人にしか同意されないと思うんですけど、ここからの話は多くの人が分かるんじゃないかと思います。「パンツは見えた方がエロイのか」問題。


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 パンツというのは大きく分けて3段階あると思います。


「パンツがモロに見えている(パンモロ)」>「パンツがチラッと見えている(パンチラ)」>「パンツが見えそうで見えない」


 『朝が来る』という漫画を描いた時、とある人から頂いたメールに(励ましの言葉の後に)「パンツは見えそうで見えない方がエロスだと思います」と書かれていました。

 『朝が来る』には「パンモロ」のシーンが出てくるので、そのシーンについての話だったのでしょう。
 もう何年も前の話なのにそのメールのことが忘れられていないというのは、未だに自分は考えているからです。
 自分もこのメールの人にほぼ同意で、「パンツが見えそうで見えない」が一番エロイと思っています。でもたまに「パンチラ」があることで、「パンツが見えそうで見えない」ことにドキドキ感が生まれると思っています。んで、「パンモロ」は逆にエロくないだろうと。



 では、何故エロくもない「パンモロ」を敢えて描いたのか?

 あのシーンは別に「エロ」を感じて欲しくて描いたワケではなかったからです。

 前作『サッカー日和』にも「パンモロ」を描いたんですけど、あちらも「エロ」というよりかは、「とほほ……」というギャグのつもりで描いたものでした。パンツが見えたけど嬉しくないぜーーー!というガッカリ感を描きたかったのです。気になる人は読んでください。

 『朝が来る』の時は、「好きな女のコの鼻毛を見ちゃった時の気まずさ」というか、オマエもうちょっと気を使えよ感みたいなものを出したかったんです。今思うと、それが伝わるのは普段からパンチラについて深く考えている人だけだったという気もして後悔しているんですが……それは置いといて。




 この話、おっぱいの話に似ていますよね。
 「性的なアピールが強いパンモロ」と「清純派なイメージが強い“見えそうで見えない”」

 元来エロかったのは「パンツ」だったはずなんです。スカートめくりにときめくのはパンツが見たかったからですし、子どもの頃はパンツを見るとドキっとしていました。

 ですが、ある年頃になると「パンモロ」をエロく思えなくなってしまう人達が分化するのです。
 「下品だ」「あからさまだ」「性的なアピールが強すぎる」「当たり前のように見えているとありがたみがない」「奥ゆかしさに欠ける」などと言われ、「パンモロ」はエロくないと思う人達が増えていくのです。


 そして、「パンモロ」のカウンターカルチャーとして「パンツは見えそうで見えない方がエロイんだ」文化が生まれるのです。
 この人数比がどれくらいかは分かりませんけど、「パンモロの方がエロイ派:見えそうで見えない方がエロイよ派」の比率は「巨乳好き:ヒンヌー好き」の比率よりも結構イイ勝負をしているんじゃないかと思います。むしろ逆転しているかもと思うこともあります。


 そうなると今度は逆転現象が始まるという。
 「エッチなサービスシーンを描こう」と思った時、需要を考えて、「パンモロ」よりも「見えそうで見えない」を描くケースが増えてくるのです。本来「性的ではない」「あからさまではない」「下品ではない」と思われたところから始まった「パンツを見せない努力」が、逆に「性的で」「あからさまで」「下品な」サービスシーンになっていくのです。



 んで、ここから「エロくないダサイシーン」として「パンモロ」を描いた私の心理になるという。
 そう、「パンツがモロに見えている」はエロくないんですよ!!

(関連記事:見えないパンツにロマンを感じられるか


 マジメな話、リアルに往来を下半身パンツで歩いている女性がいたら、自分は「エロイ」「嬉しい」と思うよりも「下品だ」「見苦しい」って思いますもん。鼻毛出ているのと同じレベル。見えそうで見えないからエロイんですよ、パンツも鼻毛も!(←?)。


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〇 蛇足
 ただ、「パンモロ」を超エロく描く漫画家さんがいるのも確か。桂正和先生とか。
 あれは逆に「パンツを履いていない女性の股間」以上にエロく「パンツの中を想像させるパンツのしわ」を描く技術で、あれもある意味でカウンターカルチャーなのだろうかとか思ったりもする。

 世の中には「パンツの上からの方が興奮する」みたいなフェチもあるので―――とか書くと、逆に品行方正で清く正しい青少年を育成しようとしている当ブログに相応しくない話題に逆になりそうなので逆にここまでにしておこうと思います。

[記事URL]