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変わらない価値のあるもの

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2012年11月のまとめ

 野球のWBC参加問題について。

 今回で3回目となるWBCですが……
 第1回大会が始まる前は白けていました。ホークスの監督である王さんに監督をやらせることとか、松井が参加しないこと、大リーグ勢もメンバーが本気じゃなさそうなところ……正直「何のためにやるのこの大会?」と思ってました。
 そして実際に始まってみたら、準決勝の福留のホームランに感動して、奇跡の連続での優勝に飛び上がって喜んでいました。


 第2回大会が始まる前も白けていました。直前の北京五輪が惨敗だったこと、前回大会が奇跡の連続での優勝だったので今回はそれを(ドラマ性で)上回ることは出来ないだろうこと、韓国と何回戦わなきゃならないんだこれという不可解なレギュレーション等で、「テンション上がらないなー」と思っていました。
 終わってみれば、決勝戦のイチローの決勝タイムリーに狂喜乱舞していました。




 第1回大会も第2回大会も、「始まる前はテンション激低」で「始まったら大興奮」だったんですね。
 それを踏まえて今回の第3回大会、現時点では全く持ってテンションが上がりません。


 第2回大会の後のシーズン、参加した選手の多くは調子を落とし、特に大リーグ所属の選手はそのままパッとしない選手が多くて(イチローはヤンキース移籍後に復活したけど)―――あの経験があるので「大リーグ選手が次々と出場辞退」というのも仕方ないと思います。

 アメリカを始めとする大リーグ所属の選手を多く抱える国も同じようにそんなにやる気がないんでしょうし、「何のためにやるのこの大会?」と今回も思っています。
 西武ライオンズファンの自分からすると、今回ナカジは大リーグ移籍するだろうから出られないだろうし、松坂も出ないし……好きな選手が出るかどうかも怪しい状態で。何を楽しみに観ればイイんだろう?と思っています。




 というワケで、「全然楽しみにしていない」分だけ、「すごく楽しみ」という複雑な心境だったりします(笑)。開催まではこの「べ、べつにWBCが楽しみだなんてこれっぽっちも思ってないんだからねっ!」状態をキープしようと思います。


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 「2012年11月のまとめ」は私事・創作活動の報告などが大半なので、今月も読みたい人だけ「続きを読む」か「記事URL」をクリックして下さいな。

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| ひび雑記 | 18:29 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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RPGは変わった(20年前に)

 すごく面白い話だなと思った記事です。

 「はがねのつるぎ」を買った時の優越感は異常現実ゲームさん)


 この話、一歩間違えると「昔のゲームは面白かったけど今のゲームはダメだ」とか「今のゲームの方が進化している」みたいに“どっちが優れているか”という話に誤解してしまわれるかも知れませんが、方向性が違うだけと自分は思っています。


 この記事の中で挙げている人もいますが、ファミコンの『ドラクエ4』(90年発売)とスーファミの『ドラクエ5』(92年発売)では随分と変わったよねと思うのです。
 日本のRPGは『ドラクエ1』(86年発売)で一気に普及して、ファミコン時代はたくさんの後追い作品が出たのだけど、その中でも「独自色」を出そうとした作品があって、そういうものが結実して「日本のRPGが第2ステージに入った」のがスーファミ時代だと思うのです。


 特に1992年発売の『ドラクエ5』と『FF5』は分かりやすく、共に「自分なりの育て方」を楽しむRPGでしたよね。
 『ドラクエ5』は膨大な種類のモンスターを仲間にすることが出来るので「自分なりのパーティ」を組んで遊ぶことが出来ました。『FF5』は仲間キャラクターはほぼ固定ですが、これまた多くのジョブとアビリティとを組み合わせて育てることが出来るので、「自分なりのキャラクターに成長させる」ことが出来るゲームでした。


 もちろんこの二作品は突然変異のように現れたワケではなく、『FF2』(88年発売)の熟練度システムとか、『ドラクエ3』(88年発売)のフリーパーティ制とか、『女神転生』(87年発売)とか、『Sa·Ga』(89年発売)とか、自社・他社問わずに多くの会社の多くの作品が下敷きになって生まれた“到達点”だったと思うのですが。

 この時期を境に、日本のRPGは「プレイヤーの数だけ自由にキャラクターを成長させることが出来るゲーム」のジャンルになったと思います。




 『ドラクエ1』の頃なんて、仲間すらいなかったので「主人公のレベル」と「主人公の装備」しか強さの指針がありませんでした。だから、1レベル上がっただけで物凄く強くなったと思えましたし、1つの武器を買ったことで物凄く強くなれたと思いました。

 この頃のRPGは「誰が育てても同じように成長する」ゲームでした。
 でも、だからこそ「1つのレベル」とか「1つの武器」の価値が高かったんですね。



 『ドラクエ5』や『FF5』では、1レベルや1つの武器でそんなに「すっげえええええ」と思ったことはありませんでした。
 ですが、「キラーマシン仲間になったぞーーー!」とか「両手持ち半端ねえええええ!」といったカンジに、仲間やアビリティの強力さに感動しましたし。ランダム性や選択肢の多さゆえに、「自分だけが仲間にしたコイツ」とか「このアビリティの強さに気付いているのは俺だけかも」と思える側面もあったのです。




 この話と裏表の話で。
 ちょうどこの『ドラクエ5』や『FF5』の頃、「日本のRPGは一本道のルートを進むだけのゲームになってしまった」と言われていました。『ドラクエ1』の頃はポンと世界に投げ出されてどこに行っても自由というゲームだったのに、この頃のRPGは不自然に区切られたマップの中をルート通りに進むだけのゲームになってしまった―――と。

(関連記事:自由度を捨てて、『ドラクエ』や『ゼルダ』が得た“遊びやすさ”


 確かにそれはその通りですし、「日本のRPGには自由度がない」みたいに言われても仕方ないと思うのですが。その一方で「キャラクターの成長」に関しての自由度が飛躍的に上がったのもこの時期だったじゃないかとも思うのです。



 この時期―――RPGは「アドベンチャーゲームのような提供されたストーリーを楽しめる」+「シミュレーションゲームのような自由なキャラクター育成が楽しめる」ジャンルになったと思うのです。
 前者の批判はそこら中で見かけるけど、後者についてもセットで考えないと「RPGとは?」を語れないと思うのです。


 『ドラクエ5』『FF5』から数年後、『ポケットモンスター』が生まれるというのも見過ごせない話ですよね。『ポケモン』は別に突然変異のように現れたのではなく、日本のRPGの進化の中で生まれた「到達点」の一つだったと自分は思います。

 そして、それは現在にまで続く「日本のRPGの主流」になっているのだとも思います。


(関連記事:ゲームにストーリーは必要だと思いますか?


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 繰り返しになりますけど、「どっちが優れている」という話ではありませんよ。
 RPGは時代とともに「何を楽しむゲームか」が変わっただけですし、「今のRPGの方がイイ」という人もいれば「昔のRPGの方がイイ」という人もいて当然だという話です。



 「今のRPG」の方が“複雑”で“奥が深い”ゲームだと思います。
 如何に効率良くキャラを育てられるかとか、このキャラはこのスキルを上げることでこっちのキャラはこっちのスキルを上げようみたいなパーティのバランスを考えるとか、ここのスキルにポイントを割り振っても今は大したものを覚えないけど後々に効いてくるはずだとか。そういうのが楽しいジャンルですよね。


 ですが、逆に言うと……「ハードルの高いジャンルになったな」とも思うのです。
 考えてキャラを育てないと取り返しの付かないことになってしまう――――『ドラクエ1』の頃のようにひたすらレベルを上げて物理で殴れば勝てるジャンルではなくなってしまったとも思うのです。今から20年前の『ドラクエ5』や『FF5』のことを「最近のRPGは……」というのもアレなんですけど(笑)。

 各作品ごとに独自の成長システムを採用していますから、新しい作品を始める度に一からそれを覚えなきゃいけないし、その上で「どうキャラを育てていくか」を考えなきゃならない―――
 ハマればすげえ楽しいけど、ハマれるかどうかは始めてみないと分からない、そういうジャンルになってしまったと思うのです。結果、「一部のシリーズ作品だけが生き残っている」現状だと。

 そのシリーズ作品の売上が桁違いだから、シューティングゲームとか格闘ゲームみたいに「昔は流行ってたけど今はねぇ……」とは言われませんけど、抱えている問題としてはそれに近いものがあるんじゃないかと思うのです。





 今にして思うと……
 『ドラクエ5』のスライムナイトとか、『FF5』序盤の「かくとう」アビリティとか。“公式チート”みたいに言われる強力な仲間やアビリティって、「自分なりの育て方」が出来るようになった分だけついて来れない人が出てくるんじゃないかという危惧の下に用意された“初心者救済措置”だったのかも知れませんね。



 なんてことを考えたのも、最近自分がクリアしたWiiの『ラストストーリー』が「スキル」とか「アビリティ」とかが全然ないゲームで、ストーリーに沿ったメンバーの「レベル」と「装備」くらいしか育成要素のないゲームだったんです。『ドラクエ4』とか『FF4』みたいなカンジで。

 と思っていたんですけど、どうやらこのゲーム、「装備」を強化させていくことで「スキル」が付与されていくシステムで、どの武器を強化するかが肝のゲームだったみたいなんです。
 自分は「武器の強化とかよく分かんねーや!もっと強い武器が手に入るだろうから今は強化アイテム使わないで取っておこう」とほとんど使っていませんでした。

 いや、ホント………「プレイヤーの数だけ自由にキャラクターを成長させることが出来る」システムを全然活用できない人っているんですね。それ俺!


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| ゲーム雑記 | 17:57 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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考察:僕にはおっぱいがない

 最初に断っておきますと、「私は男です」
 記事タイトルだけを読んで「ヒンヌーに悩んでいる女のコの記事だ!しかも、僕っこだって!ウッヒョヒョーイ!」とやってきた方には申し訳ないのですが、貴方が望んだ内容を私には書くことが出来ません。お引き返しお願いします。



 さてと。
 小さなおっぱい(=ヒンヌー)が好きな自分からすると、納得がいかないことがあります。

 「大きなおっぱいを好きな人」を「おっぱい星人」とか「おっぱいスキー」とかと呼ぶのはおかしいと思うんです。おっぱいというのは総称ですよね、「大きなおっぱい」から「小さなおっぱい」まで全部含めて「おっぱい」だと思うんです。

 「おっぱい」の中の「大きなおっぱい」のことだけを指して「おっぱい星人」という言葉を使うのは、「3Dアクションゲームを好きな人はコアゲーマー、パズルゲームを好きな人はライトユーザー」と呼ぶくらい納得がいきません。
 どっちも「ゲーム」じゃん!何勝手にアナタの価値基準で「こっちが代表ね」と決めちゃうのよ!「小さなおっぱい」も「おっぱい」だし、「パズルゲーム」も「ゲーム」じゃないか!!




 みたいな話をTwitterで呟いていたら……

 「男の娘の胸もおっぱいに含まれますか?」という質問を頂きました。



 「男の娘(おとこのこ)」とは……
 男性でありながら女性にしか見えない容姿と内面を持つ者を指す言葉[要出典]。服装や化粧を整え女性として生活していることも多い。現在では容姿や内面に関係なく、女装行為を行う男性の総称として広い概念で扱われており、女装行為を行う男性自身が名乗るケースも多い言葉となっているWikipediaより抜粋


 「男」でも「女」でもない性は単純に一括りに出来るものでなく、例えば「ニューハーフ」と「ゲイ」はイコールではありませんよね。
 「ニューハーフ」は「生まれた時の肉体は男だけど、精神的には女であることをカミングアウトしている人」のことで、「ゲイ」は「肉体が男で、恋愛対象・性的対象が男の人」のことです。個々人の差とか時代の差でどの言葉が適しているかとかは変化するんで必ずしもこの説明で全てを説明し切れているとも思いませんが、とりあえず方向性が違うということだけでも。



 んで、「男の娘」です。
 このWikipediaの文章を読む限り、「肉体は男」であることが絶対条件ですが、「性志向(男性が好きか)」は関係なく、「精神性(自身を女性と思っているか)」と他の人が「アイツは女にしか見えないな」と思う容姿かどうかが基準になっているみたいですね。
 昔の漫画によく出てきた、体がデカクて、うっすらヒゲが生えていて、水商売風の服を着ているのだけど、マッチョ―――みたいなオカマキャラではないんですね。内面はともかく容姿は「男の娘」の基準を満たしていなかったんです、彼女らは。




 本題に戻ります。
 この記事の序盤で私は「「大きなおっぱい」から「小さなおっぱい」まで全部含めて「おっぱい」だと思う」と書きました。バインバインなおっぱいもペタンコなおっぱいも、「おっぱい」には変わりないじゃないか、と。

 ならば、「男の娘」の胸も「おっぱい」に含むべきだし、
 私のようなオッサンの胸も「おっぱい」に含むべきなんじゃないのか――――?


 そういう疑問が湧いてきたのです。
 そうか、僕達はみんな等しく「おっぱい」を与えられて生まれてきたんだ、こんなにおっぱいが好きなのにおっぱいに愛されることなく死んでいくしかないモテナイ己の末路を呪う必要はなかったんだ、こんなにも近くにおっぱいがあったんじゃないか。


 そう考えることが出来たなら、僕達みんなが幸せにおっぱいとともに生きられるんじゃなかろうかムリです



 「。」を打つ間もなく、思わず大文字でツッコミを入れてしまいました。
 オッサンの胸は「おっぱい」じゃないんですよね。



 Wikipediaの「乳房」の項を検索してみると、思いっきりこう書かれています。
 ※ リンク先はおっぱいの画像があるので注意してください!

 「乳房(にゅうぼう、ちぶさ)とは哺乳類のメスが持つ授乳器官。単に乳(ちち)あるいはお乳とも言い、俗におっぱいとも呼ばれる。」



 そうなんです。
 「おっぱい」とは授乳器官なんです。

 どんなに小さなおっぱいであっても、女性が妊娠して子どもを生んだ際には、その胸は「赤ちゃんに母乳を与える器官」になるのです。実際に使うかどうかとか使えるかどうかは置いといて。

 哀しいかな、どんなに外見が女性であって、精神的にも女性であって、社会的に女性であっても、肉体的には男性ならば「授乳」が出来ませんから「おっぱい」とは呼ばないんです。男の娘であっても、オッサンであっても、その胸は「おっぱい」とは呼べないんです。僕にはおっぱいがないんです!!ナンテコッタ!!




 しかし、それじゃあんまりじゃないのかとも思うのです。
 肉体的には男性であっても、精神的には女性の人の胸は「おっぱい」と呼んでイイんじゃないかと思うのです。「おっぱい」という表現だと学術的に間違っているのだとしたら、「男っぱい」と呼ぶというのはどうかと思ったら。







 既に呼んでいる人がいました。

 男子おっぱい
 略称は「男っぱい」。


 また、こんなのもありました。

 雄っぱい
 「男性の分厚い胸。」



 日本ってすごいね!!


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| ヒンヌー | 17:55 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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Wii Uを買う際に必須の周辺機器は何?

 海外では既に発売されたWii U。
 日本でも『ニンテンドーランド』のTVCMが始まるなど、いよいよ近くなってきたなと思います。



 さて、今日はそんなWii Uの「周辺機器」の話です。
 アクセス数増加目的のために敢えてツッコミどころ満載の文章を書いた釣り記事の可能性も高いのでリンクは貼りませんが、「Wiiを持っていない人がWii Uを買おうとすると、本体は安くても買わなきゃならない周辺機器が多いので物凄い金額になる」という記事がTwitterで広まっていました。

 それは嘘です。「買わなきゃならない周辺機器」なんてものは存在しません。
 「必要な人だけが買ってね」というのが周辺機器なんです。どんなゲームソフトをどんな風に遊ぶのかによって、必要だったり必要じゃなかったりするんです。要りもしない周辺機器を買って、「これあんま使わなかったな」と後悔するのは勿体ないです。



 ただ、そういう記事を「アンチによるネガティブキャンペーンだ」とか「ファンの反論を呼び込みたい炎上マーケティングだ」とは言い切れないのは……ゲーム機を買い慣れていない大人が珍しくゲーム機を買おうとすると、そういうことをしてしまうことがよくあるのも確かなんです。


 前機種Wiiが発売された6年前、「流行っているから自分も買ってみたんだけど、リモコンとヌンチャクを4人分揃えると結構高いんだよね」とラジオで言っている人がいました。ヌンチャクが4つ必要なソフトってすげえ限られているのに、です。

 例えば『Wii Sports』はWiiリモコン1本で「ゴルフ」と「ボウリング」は対戦出来ますし、2本あれば「テニス」と「野球」は対戦できます(「テニス」は4本あると4人対戦まで可能)。2本目のヌンチャクが必要なのは「ボクシング」のみ。
 私見ですけど、『Wii Sports』は本体同梱の「Wiiリモコン+ヌンチャク」に追加の「Wiiリモコン1本」で9割は楽しめるソフトになっていたと思うのです。ヌンチャク4本目まで買うとか、すごい無意味。

(関連記事:Wiiの周辺機器、「使っているもの/使っていないもの」ありますよね?




 要は「遊ぶソフト」によって必要な周辺機器は違うんです。
 ゲーム機を買い慣れている人にとってはそんなことは常識なんですけど、買い慣れていない人は「アレも必要かも」「アレも必要かも」と使いもしない周辺機器を買ってしまうんです。というか、上の記事を読んだら私も必要ないWiiの周辺機器を買っているじゃないか!


 ということで、「Wii Uに必須な周辺機器とは?」を書いておこうじゃないかと思います。




1.本体は「プレミアムセット」と「ベーシックセット」のどっちを買えばいいの?
Wii U プレミアムセット (WUP-S-KAFC)
Wii U プレミアムセット (WUP-S-KAFC)

Wii U ベーシックセット (WUP-S-WAAA)
Wii U ベーシックセット (WUP-S-WAAA)

 画像を見せたかったのでアフィリンクを貼っていますが、ほとんどの時間は品切れでぼったくり業者の価格(定価より5000~8000円くらい高い)になっているので気をつけてください。正直、今回のWii Uは発売後なら普通に買えるようになるんじゃないかと思っているんですけどね……



 「プレミアムセット」と「ベーシックセット」の違いについては以前にも記事に書いたんですけど、その後に明らかになったこともあるので今日の記事で補足したいと思います。

「定価」:プレミアムが税込31500円、ベーシックが税込26250円。
「色」:プレミアムが黒、ベーシックが白。
「本体保存メモリー」:プレミアムが32GBで、ベーシックが8GB。これが丸々使えるワケではないので、ベーシックそのままだと「パッケージソフトのダウンロード購入」は厳しいと考えておいた方がいいですが。本体保存メモリーは外付けハードディスクで増やせるので、そんな気にすることでもないです。
『ドラクエ10』のベータテスト:これ目的でプレミアムセット買うって人も多いらしいんですけど、ベータテストは1~2ヶ月くらいしかやらないと思うので、あんまり目当てにするのもなーと思っています。

プレミアムセットのみ、Wii Uソフトや追加コンテンツを購入した金額の10%がプリペイド番号としてもらえる期間限定特典があります。
 正直「手順が面倒くさい」と思ったし、2年間限定だし、端数切捨てられちゃうし……絶賛する気にはなれないのですが、「ゲームソフトをたくさんダウンロード購入する気のある人」にはお得なセットだと思います。自分の予想以上に「パッケージ版もダウンロード版も両方出します」ってソフトは多かったですし。

プレミアムのみスタンド3種付属
 別売りで買うと税込1890円の「充電スタンド+プレイスタンド」と、税込み315円の「本体縦置きスタンド」が、プレミアムセットのみ付いていきます。価格が安めなので、ベーシックセット買ってスタンドは別に買った方が得なのではと前の記事では書いたのですが、


Wii U GamePad スタンドセット (WUP-A-DTKA)
Wii U GamePad スタンドセット (WUP-A-DTKA)

 税込1890円の「充電スタンド+プレイスタンド」はAmazon等で普通に買えるのですが、税込み315円の「本体縦置きスタンド」は任天堂オンライン専売らしいのです。任天堂オンラインは送料がかかるので(恐らく全国一律500円)、「価格が安めなので、ベーシックセット買ってスタンドは別に買った方が得」とは言いづらいかなぁと。



 ということで……プレミアムセットは「ゲームのダウンロード購入を積極的にする人」や「本体を縦置きにしたい人」にとっては得かなと思います。逆に言うと「ゲームはパッケージソフトで買いたいですという人」や「本体は横置きで構わない人」にとっては、ベーシックセットで何一つ問題はないと思います。



2.Wii U PROコントローラは必須?
Wii U PRO コントローラー (kuro) (WUP-A-RSKA)
Wii U PRO コントローラー (kuro) (WUP-A-RSKA)

 必須ではありませんし、私は買いません。

 別売周辺機器のPROコントローラと、本体同梱のWii Uゲームパッドは同じボタン数です。
 PROコントローラはあくまでゲームパッドの代替品です。

 Xbox360やPS3などのコントローラに慣れ親しんだ人は「ゲームパッドなんて重くてデカクて使いづらそうだ」と思うかも知れないので、Xbox360のコントローラっぽいコントローラを出すという理由が一つ。後は対戦用に使うという理由もあるんでしょう(ゲームパッドは現状本体1つ辺り1つしか認識しないけど、PROコンは4つまで認識するそうな)。

 基本的には「3Dアクションゲームが好きな人」が買うコントローラだと思います。
 『Newマリオ』や『ドラクエ10』を遊ぶ分には使いませんし、当然『ニンテンドーランド』等の「ゲームパッドを活かしたゲーム」では使えません。
 『モンスターハンター3G HD』はPROコンに対応していますが、3DS版を経験して「PROコンよりもゲームパッドのタッチ画面を使った操作の方がイイ!」と思う人もいるでしょうし、必ずしも必須でもないと思います。この辺は、個人の好みとしか言いようがないですね。手の大きさとか指の長さとかも関係してくるでしょうし。



3.「Wiiリモコンプラス追加パック」は必須?
Wiiリモコンプラス追加パック(kuro) (RVL-A-AS03)
Wiiリモコンプラス追加パック(kuro) (RVL-A-AS03)

 必須ではないです。
 Wiiを持っていなかった人のために、「Wiiリモコンプラス」「ヌンチャク」「センサーバー」をセットにした追加パックなので、Wiiを持っていた人には必要ない―――というのは当然なのですが。Wiiを持っていなかった人も必ずしも買わなくちゃならないものではありません。


 当たり前なことですけど、Wii Uにとって「Wiiリモコン」や「センサーバー」は別売周辺機器なんです。ほとんどのゲームは「Wiiリモコン」や「センサーバー」がなくても遊べるようにしてあるはずです。

 例えば『ニンテンドーランド』も「一人で遊ぶ場合」はゲームパッドだけで遊べるようになっています。ミニアトラクション6つはもちろん、『ゼルダ』『ピクミン』『メトロイド』も。 

 『NewマリオU』も、今までの紹介映像等で「テレビで遊ぶ時はWiiリモコンで」「ゲームパッドの画面だけで遊ぶ時はゲームパッドで」という使い分けを何度も見せられていたので不安だったのですが。この映像の4分辺りに「テレビ画面を見ながらゲームパッドで操作している」姿が確認できました。Wiiリモコンは必須じゃないんです。



 じゃあ、どんな人にとって必要なの?と言うと……

 一つには「家族や友人達と集まって対戦・協力プレイをする人」は必要です。
 『ニンテンドーランド』も『NewマリオU』も「一人はゲームパッド」「残りの人はWiiリモコン」で操作しています。同時プレイには「人数分-1」コのWiiリモコンが必要なんです。


 二つ目には、「ポインター操作を使いたい人」は必要です。
 『ピクミン3』の例が分かりやすいです。このゲームもWiiリモコンがなくてもゲームパッドだけで遊べるのですが、Wiiリモコン+ヌンチャク+センサーバーがあれば、『Wiiであそぶピクミン』のようなポインター操作で遊べるのです。

 3Dアクションが好きな人は「PROコントローラが」という話を書きましたが、3Dシューティングが好きな人はこの「Wiiリモコンプラス」「ヌンチャク」「センサーバー」が重宝するんじゃないかと思います。ただ、Wiiを持っていなくてWii Uを買うんだけどポインター操作でTPSを遊びたい、って人がどれだけいるんだろうかという話ですが(笑)。


 三つ目。「互換性を使ってWiiのソフトを遊びたい人」は絶対必要です。
 Wii UでWiiを遊ぶ場合は「Wiiモード」に完全に切り替わるので、ゲームパッドもPROコンも使えません。ヌンチャクはソフトによっては要りませんし、センサーバーはクラコン推奨ゲームは使わないゲームもありますけど……Wiiリモコンは恐らく全部のゲームに必要なんでおとなしく買いましょう。



3.外付けハードディスクは必須?
 Wii Uは「本体保存メモリー」(プレミアムが32GB、ベーシックが8GB)で足りない人のために、USB接続でハードディスクを外付けすることで補うことが出来ます。現在動作確認されているリストはこちら

BUFFALO USB3.0用 外付けハードディスク 1TB HD-LB1.0TU3J
BUFFALO USB3.0用 外付けハードディスク 1TB HD-LB1.0TU3J

 もちろんこれも必須ではないです。
 「本体保存メモリー」で十分という人は購入する必要はありません。

 ゲームソフトをパッケージでのみ買う人はベーシックセットの8GBで全然足りると思いますし(体験版とかは微妙か……?)、ダウンロードソフトを買う人もソフトによってはプレミアムセットの32GBで1年くらい持つと思います。記録メディアの価格は急激に下がったりするので、1年後にはもっと安くなっている可能性も高いんじゃないかと思っています。



 ソフトごとに発表されている「使用容量」を記載しておきますか。
 実際に使用できるデータはプレミアムセットで「約25GB」、ベーシックセットで「約3GB」

・『NewスーパーマリオブラザーズU』:2GB以上
・『ニンテンドーランド』:3.2GB以上
・『FIFA 13 ワールドサッカー』:8.0GB以上
・『ニンジャガイデン3』:6.0GB以上
・『無双OROCHI2』:20.0GB以上
・『鉄拳タッグトーナメント2』:16.7GB以上
・『アサシンクリードIII』:16.2GB以上
・『ゾンビU』:6.0GB以上
・『バットマン:アーカム・シティ』:19.0GB以上


 あれ……思ったより、サードのソフトは容量デカイですね……
 基本的にムービーの多いゲームは容量が多いので、10GBを超えるソフトはまぁそういうことですかね。

 自分の場合、本体同時発売で『ニンテンドーランド』、来年春に『Wii Fit U』、『ドラクエ10』はベータテスト次第……って購入予定なので、1年くらいはプレミアムセットの25GBに収まるんじゃないかと思っています。1年後にはハードディスクの価格ももっと下がっているんじゃないかと踏んでいるのですが果たして。


 また、任天堂が発表している「動作確認済みハードディスク」は今後も増えていくと思うんで、ちょっと待つというのはそういう理由でもあります。



4.画面保護シートは必須?
Wii U GamePad画面保護シート (WUP-A-SHAA)
Wii U GamePad画面保護シート (WUP-A-SHAA)

 むしろコレこそが必須でしょう!

 気にしない人は気にしないんですかね。
 Wii Uはゲームパッドの画面タッチでメニューを選んだりキーボードを打ったりする機会が多いでしょうから、画面保護シートを貼った方がイイと自分は思っています。MiiVerseで絵を描いたりするのに、保護シートを貼っていないと考えたら……ひえぇええええ

 保護シートは今まで任天堂公式のは出ていなくて、ホリとかゲームテックなどの周辺機器メーカーさんのしか出ていなかったのですが。今回初めて任天堂が保護シートを発売するので、我が家はコレを注文しました。クリーニングクロスとタッチペンが付いているのもありましたが、「タッチペンのデザインがダサい!」ということで単品のを選びました。



5.その他に必要なものは?
 テレビ……はあった方がイイですね、流石に。
 「テレビがなくても遊べる据置ゲーム機」と言っても、全てのゲームソフトがその機能に対応しているワケでもないので。


 Wii U本体に付いてくるケーブル(テレビとゲーム機を繋ぐ線)はHDMIケーブルです。
 みなさんの家のテレビにHDMI端子がない場合は、別途購入しなくてはなりません(Wii用のケーブルが使えるのでWiiを持っていた人はそのまま使えばイイです)。

 ケーブルによって違うのは「画質」で、「HDMIケーブル>D端子AVケーブル=コンポーネントAVケーブル>S端子ケーブル>AVケーブル」の順と考えてイイと思います。つまり、一番イイケーブルが本体に同梱されている、しかし、ちょっと前のテレビなんかだと一番イイ端子が必ずしも付いていないので要確認。


 ちなみに「HDMI端子はあるんだけど、もうその端子はHDDレコーダーで埋まっちゃってるんだよなー」という家もあると思います。ウチもそうです。そういう家のために、HDMI端子に刺さっているケーブルを切り替える「セレクタ」というものがあります。

PLANEX ゲーム機対応HDMIセレクタ 入力4/出力1 (HDMI Ver.1.3b、HDCP) HDMI-SW0401
PLANEX ゲーム機対応HDMIセレクタ 入力4/出力1 (HDMI Ver.1.3b、HDCP) HDMI-SW0401

 我が家が使っているのは探したけど見つかりませんでした。
 でも、↑の方が良さげだな。ウチのは手動でしか切り替えられないので……




 あと、「あった方がWii Uをより楽しめる」ものと言えばインターネット回線ですが。
 それを「ゲーム機の周辺機器」と言うのかは分かりませんので今日のところは省きます。



○ まとめ
・プレミアムセットは「ダウンロード購入を頻繁にする予定の人」や「縦置きスタンドが欲しい人」にとってはお得かも知れない、くらい
・PROコントローラは「ゲームパッドだと操作しにくい!という人」向け
・Wiiリモコンプラス追加パックは「対戦用」「ポインター操作用」「Wiiソフト用」に使う
・ハードディスクは必要になってから買えばイイと思う
・悪いこと言わないから保護シートは貼ろう
・テレビにHDMI端子がないって人は別途ケーブルを用意しよう



 結局のところ、「周辺機器は必要な人だけが買うもの」ってことですね。

 それはそうと、海外の人がMiiVerseですげー楽しんでいるのを見ると「ムキーーーーッ!」ってなりますね。6年前のWii発売の時もそうでしたが、今回はこのタイムラグがMiiVerseという形で蓄積されてくるので、海外との発売タイミングの違いは今まで以上に重要になるのかもなぁと。ムキーーーーッ!


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| ゲーム雑記 | 17:58 | comments:17 | trackbacks:1 | TOP↑

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現物をコレクションしていても安心できない

 まず最初に。
 自分は「電子書籍」とか「ゲームのダウンロード販売」などの、「現物のないデータだけのコンテンツ販売」に肯定的な立場です。全部がそうなればイイなとは思いませんが、自分は積極的に購入していこうと思っています。そういう立場から書かれる「個人の意見」として読んでください。




 2012年は日本において「現物のないデータだけのコンテンツ販売」にとって大きな年だったと思います。
 音楽とかはとっくの昔にダウンロード販売が盛んだったので「元年」だとかは言うつもりはありませんが……

 「電子書籍」で言えば日本版キンドルの開始。
 「ゲームのダウンロード販売」で言えば任天堂が「原則全てのパッケージソフトは同時発売でダウンロード販売もする」と宣言。ゲームのダウンロード販売はこれまでも行われていましたが、これにより『マリオ』や『どうぶつの森』の最新作がダウンロード販売されるという大きな動きになりました。

 この二つは今後「現物のないデータだけのコンテンツ販売」が成功しようが失敗しようが、「あの年が転機だったね」と後々に言われるような出来事だと思います。VitaとかKoboとかそういう話は知らん!



 そういう年だったこともあって、「キンドル楽しみだねー」「ぶつ森はダウンロード版に限るぜ!」という肯定的な意見だけでなく、否定的な意見も多く見かけました。それは当然のことだと思います。
 これは“革命”ですから、今まで不満を抱いていた人からすれば嬉しいことも、今まで満足していた人にとっては「それには興味がないなー」と思って当然だと思うのです。「げぇー!Aを3枚も持ってたのに革命起きちゃったー!」って思いますよね、大貧民(大富豪)でも。


 そういう人は沢山いて当然ですし、そういう人を「俺の考えに同意しろーー!!」と洗脳するつもりはありません。人の数だけライフスタイルがありますし、ライフスタイルの数だけ「その人にとって趣味とは何なのか」が違うのが健全な形だと思います。

 それを大前提にして。
 しかし、それらの否定意見の中で、自分がちょっと「………ん?」と思う意見があるんです。






 「マニアは現物にこだわるからデータだけ販売されても喜ばない」
 「現物がないと不安だからダウンロード購入はしたくない」
 「コレクターとしてはやはり現物じゃないと満足できない」




 「現物のないデータだけのコンテンツ販売」に対する否定意見の中で、一番見かける意見だと思います。でも、自分はコレがピンと来ないんです。
 「現物がないと不安」とよく言われますが、自分は逆に「現物があると安心」と思えたことがないんです。






 ぶっちゃけて書きますよ。


 手元に現物として持っているニンテンドーDSのソフト、本体に挿し込んでも起動出来ないものがあります。


 2006年の発売日に買って、数ヶ月プレイしていて、飽きてしばらくケースに入れたまま保管していて、2011年に3DSを買った際に「あ!久々にアレやってみようかな!」と起動しようとしたら付きませんでした。家にある3DS1台と、DS3台、全部で試しましたけど認識しませんでした。クリーナーかけてもダメでした。

 ケースに入れてたからホコリではないと思いますし、同じケースに入れていた別のソフトは起動できるので、正直原因が分かりません。熱で何かが歪んじゃったとかそういうことですかね。


 そのゲームは「絶対にやりたい!」というものではないので別に構いませんが(「新品と交換しろ」とかそういう気は一切ありません)、現物をコレクションして棚に並べていても肝心の起動が出来ない―――なんてことは、実は結構あるんじゃないかと思うのです。DSのソフトに限らず。



 ファミコンの頃とかは、起動できないソフトなんてザラだったじゃないですか。
 今思うと、「ホコリを吹き飛ばそう」と息吹きかけたりしたから、時間経過と共に錆びちゃってたんだと分かるんですが……当時はなんで起動できないかサッパリ分からず「このソフトのメーカーはクソゲーメーカーだから仕方ないな!」とか思ってました。



 「それはオマエの保管の仕方が悪いからだ」
 「オマエの無知さを棚に上げるんじゃねえよ」と思われるでしょうが。


 “現物”って、ちゃんと保管しなきゃダメになっちゃうんですよ。
 音楽CDやDVDだったら、その辺に放り投げてて傷でも付いたらアウトですし。
 VHSテープなんかはカビに弱いですし。
 紙の本だったら、燃えちゃったら終わりなワケです。


 「燃えちゃったら」という条件だと何でもダメな気もしますが(笑)。
 紙の本は「日焼け」をしてしまいますし、何かを食べながら読んでたらこぼして汚しちゃうとか、寝っ転がって読んでたら折れちゃったとか破れちゃったとか、そういう可能性もありますよね。



 むしろ私は“現物”の方が安心できないんです。
 「現物のないデータだけのコンテンツ販売」の場合、「一度買ったコンテンツは無料で再ダウンロード可能」というものも多いじゃないですか。
 理想的には、家にミサイルが飛んできて紙の本も音楽CDもゲームソフトもデジタル端末も全部吹き飛んで蒸発してしまったとしても、IDとパスワードさえ覚えておけば新しい端末に再ダウンロードして、「家は吹き飛んだけど何事もなく昨日の続きが読めるぜ」と出来るのが一番だと思います。キンドルなんかで実際にそれが出来るのかは知りませんし、家が吹き飛んだら読書している場合じゃねえだろと思いますけど。



 「現物があれば安心」という考え方が、自分にはちっともピンと来ないんです。



 「現物のないデータだけのコンテンツ販売」ではコレクション欲が満たされないという話はよく聞きますし、自分も昔はそう思っていたんですけど、Wiiで買ったバーチャルコンソールのソフトが一面に並んだのを見た時は「もうコレでイイじゃん」と思っちゃいました。

 CIMG5134.png


 そもそも「紙の本」はともかく、「音楽CD」とか「映画のDVD」とか「ゲームソフト」なんて、データが入った円盤とかカードに過ぎないワケで。それらを買っている人が「データだけ買うのは味気ない!」と言っているのがよく分からんのですよ……
 インテリアとして部屋に飾りたいからパッケージの絵とか特典フィギュアが欲しいんだ!と言われるのなら、分かるんですけどね。


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 とは言え……
 「現物のないデータだけのコンテンツ販売」に不安があるという意見も分からなくはないです。


 例えば「ゲームのダウンロード販売」の場合、ソフトは本体に紐付けされますから。
 本体が壊れた時にどうするのよ、って話になりますよね。

 毎日『どうぶつの森』をプレイしていたけど、本体の調子が悪いから修理に出したいってケースだと。
 パッケージソフトなら、その間家族の本体を借りる等でプレイが出来ますが。ダウンロード購入したソフトは本体が修理から帰ってくるまでお預けです。



 また、「一度買ったコンテンツは無料で再ダウンロード可能」と言ってもそれはその会社がそういうサービスを続けている限りはという話です。
 キンドルストアでガンガン電子書籍を購入して「容量入りきらないけど再ダウンロード可能だから今読むヤツだけ残して削除すればイイや!」としていたら、Amazonが突然「倒産しました!」とか言い出したら終わりなワケです。もしくは「キンドル儲からないからやっぱ辞めます!」と言い出すとかね。

 「いやいや、Amazonやキンドルは安泰でしょー!」と思っている人、10年前に今のSCEの状況を予想出来ていましたか?Vita、マジで大丈夫かな。4月以降も生き残ってるかな………



 会社自体は順風満帆でも、自分のアカウントが凍結される可能性もありますよね。
 「オマエはパンツの絵なんか描いてみんなに見せ付けているからけしからん!この3DSはネットに繋げないようにしてやる!!」とされる可能性もなくはないんです。誰だよパンツの絵なんか描いてるヤツは!そんなヤツはアカウント停止されても仕方ないだろ!



 あとまぁ、シンプルに「手触りがない」というのもありますね。
 特に「紙の本」は、ページをめくる感触も込みで楽しんでいるところはありますからね。
 エロ漫画とかね。もう「このページ!」と決めているのに、勝手にページが閉じようとしちゃって全然関係ないページの時に、とか、そういうのがイイんですもんね。これはむしろ良くない例か(笑)。


 「中古に売れない」とかもありますね。
 自分は中古に売らない人なんであんま関係ないですけど、嫌がる人も多いでしょう。というかぶっちゃけコレが理由で敬遠している人が一番多いんじゃないですかね。「中古は業界の敵だ」という風潮があるので、表立ってこの理由を挙げる人が少ないだけで。





 キンドルの場合、電子書籍の最初の10%前後は試し読みが出来るそうなんで。
 「電子書籍でサンプル部分だけ試し読み」→「面白かったら紙の本を購入」→「読み終わったらブックオフへ」みたいな流れが一番効率的に「自分に合う本を探す」ことが出来るような気もするんですけど、みんながそれを実践したら誰も電子書籍を買わないからキンドルがサービス停止になってしまうかも知れない!だからみんな辞めるんだ!!






 自分は「電子書籍」とか「ゲームのダウンロード販売」に肯定的だと言っていますが、「これから先、電子書籍しか買わない!」とか「ゲームはダウンロードでしか買わない!」なんてつもりはありません。どちらの利点も考えた上で、これは紙で買おう、こっちは電子の方がイイや、と使い分けていくつもりです。

 だから私にとっては「どちらの選択肢もある」のが理想的な形です。
 今日の記事は「現物のないデータだけのコンテンツ販売」の良いところも悪いところも書きましたけど、それを分かった上で自分のライフスタイルに合った形で利用するのが一番だと思うのです。


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| ひび雑記 | 17:52 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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『とびだせ どうぶつの森』で作ったマイデザインのQRコードを晒すよ!

 ようやくQRコード機能が解禁されたので、ニンテンドー3DSソフト『とびだせ どうぶつの森』で作ったマイデザインをQRコードとともに紹介します。

 このゲームは「自分の好きなように遊んでイイ」ゲームで、その極めつけがこの「マイデザイン」です。自分で描いたドット絵を服や床や家具として使うことが出来るんです。
 Wii版でもお気に入りの機能だったのですが、今回はそれが更なるパワーアップをしただけでなく、描いたマイデザインをQRコードに変換してブログを読んでくださっている皆さんに配ることも出来るようになりました。すごい時代!!

 前作Wii版の時は「必死こいてメイド服を作ったら普通に店で売られてた」なんてことがありましたので。恐らく今回も職業コスプレ的な服はかなり用意されていると予想しまして、そういうものと被らないように「権利的な問題」や「モラル的な問題」で任天堂が作っていないだろうマイデザインを狙って作りました。


 ……と、ここまで書いて思ったんですが、任天堂が「権利的な問題」で作らないような服を自分が作ってQRコードともにここに載せるのは如何なものなのか。う、うーむ……権利者の皆様!問題がありましたらすぐに連絡をください、ただちに撤去しますんで!



 今回、画像が物凄く多くなりそうなので、QRコードを載せた画像は別リンクで飛ぶようにしたいと思います。万が一リンクミスがありましたらコメント欄にでも書いてくださるとありがたいです。



―――2013年8月15日追記―――
 電子書籍で漫画短編集発売記念で、オリジナル作品のマイデザインも作成して配布しています。よろしければどうぞ。




【サムライブルー2012】
 サムライブルー2012

 QRコード1
 QRコード2
 QRコード3
 QRコード4


 4年前にも作ったサッカー日本代表のユニフォームです。
 4年前は松井大輔モデルでしたが、今回は香川真司モデルです。

(アディダス)adidas 日本代表 ホーム レプリカ ジャージー S/S DJ122
(アディダス)adidas 日本代表 ホーム レプリカ ジャージー S/S DJ122



【さくらこうせいふく・あか】
 さくらこうせいふく・あか

 QRコード1
 QRコード2
 QRコード3
 QRコード4

 『けいおん!』
 今作は従来作品より頭身が上がったことで、長袖やワンピースの服が用意されています。マイデザインも袖の長さを「半袖・長袖・ノースリーブ」から選べたり、ワンピースかシャツかを選べたりなど、デザインのしがいのある仕様になっています。


 ちなみに『けいおん!』の制服は学年によってリボンの色が違っていて、今回作った「赤」はは梓や憂の学年のものです。『けいおん!highschool』が超面白かったため、もう『けいおん!』の制服と言えばこっちしか自分には思いつかなかったのですが。

けいおん! highschool (まんがタイムKRコミックス)
けいおん!  highschool (まんがタイムKRコミックス)



 さくらこうせいふく・あお

 QRコード1
 QRコード2
 QRコード3
 QRコード4

 やっぱ唯・澪・律・ムギちゃんの学年のも欲しいよね、と作りました。
 スミーレや直ちゃんもこの色ですよ!




【かちょうのふく】
 かちょうのふく

 QRコード1
 QRコード2
 QRコード3
 QRコード4

 「パターン入った!」
 別にこれ、ただの作業着だと思うんですけど(笑)、『ゲームセンターCX』という番組に出てくる有野課長の服として作ってみました。これを着るとゲームからおっさんの哀愁が漂ってきます。

ゲームセンターCX V
ゲームセンターCX V



【アンナミラーズ・オレンジ】
 アンナミラーズ・オレンジ

 QRコード1
 QRコード2
 QRコード3
 QRコード4

 コスプレと言ったらコレだーーーっ!ということで、定番のアンミラ制服を作りました。
 アンナミラーズというお店は30年前からこの制服を採用していて、日本の漫画・アニメ・ゲーム・コスプレ界に多大な影響を与えたと言われる服だそうです。調べてみたら、アンミラって今日本には一店舗しかないんですってね。自分も制服しか知らんくて、何屋さんかも知らない時期が長かったです。

コスプレ衣裳 ファミレス 1型ピンク
コスプレ衣裳 ファミレス 1型ピンク


 自分はオレンジのイメージが強かったんですが、ピンクの方がメジャーっぽい?
 というワケで……





 アンナミラーズ・ピンク

 QRコード1
 QRコード2
 QRコード3
 QRコード4

 ピンクも作りましたとさ!



【かぶるパンツ】
 かぶるパンツ

 QRコード

 今までのシリーズ作品でもマイデザインを帽子に使うことが出来たんですが、確か男女によって形状が変わっちゃうとかの謎仕様でほとんど作りませんでした。
 今作は普通に作ると先がとんがった帽子になって、PROデザインで「ツノが付いたもの」か「ペタッと貼りついたもの」かのどちらかが作れるみたいです。

 野球クラスタとしては、キャップをPROデザインで作れるようにして欲しかったんですけどね……残念。


綿パンツ(ロリパン)【白】(BIGサイズ) ★ファーストブラとおそろいにできます★■白ぱんつ 純白ぱんつ 純白パンツ ロリぱん ロリパンツ 見せパン■
綿パンツ(ロリパン)【白】(BIGサイズ) ★ファーストブラとおそろいにできます★■白ぱんつ 純白ぱんつ 純白パンツ ロリぱん ロリパンツ 見せパン■



【けさ】
 けさ

 QRコード1
 QRコード2
 QRコード3
 QRコード4


 ………
 反省してマジメな服も作ってみたよ!

 自分は仏教詳しくなかったので知りませんでしたが、袈裟って色んな色や形状があるんですね。宗派の違いとか偉さの違いとかだったりするんですかね。


美坊主図鑑~お寺に行こう、お坊さんを愛でよう
美坊主図鑑~お寺に行こう、お坊さんを愛でよう




【なにかににててもきのせい】
 なにかににててもきのせい


 何にも似ていませんし、QRコード配布もしませんよ!
 いやむしろ「これは完全なオリジナル作品です」と言い張る方が問題な気もします!


著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書)
著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ (集英社新書)



【みずいろビキニ】 
 みずいろビキニ

 QRコード1
 QRコード2
 QRコード3
 QRコード4


 もはや何でもありだーーーーーっ!!

 『どうぶつの森』はこれまでも「夏の日中に傘をささずに出歩いていると日焼けをする」という要素がありまして、今回は南の島も日焼け対象になるっぽいのですが。日焼けをした状態でこのビキニを着ちゃうと、日焼けしている部分としていない部分が分かれちゃうんですよね。

 まぁ、それはそれでアリ!って人もいるんでしょうけどね!


 ちなみにこのビキニは何かに似せようとか考えずにノープランで作ったのですが。
 後から考えると、↓に似てますね。無意識化でもつい着てた服を作ってしまうとは、何と言う嫁愛。



きゃらスリーブコレクション けいおん!! 平沢唯 (No.045)
きゃらスリーブコレクション けいおん!! 平沢唯 (No.045)



【しょうほくユニフォーム】
 しょうほくユニフォーム

 QRコード1
 QRコード2
 QRコード3
 QRコード4

 「静かにしろい。この音が……オレを蘇らせる、何度でもよ」

 ミッチー!!
 ということで、名作バスケ漫画『スラムダンク』より湘北高校バスケ部ユニフォーム三井寿モデルです。どうして三井なのかという理由は、自分が一番好きなキャラだからです。

 サッカーのユニフォームやバスケのユニフォームは想像以上に色んなズボンや帽子に合いますね。この季節だとタンクトップはちょっと寒そうですが(笑)。


SLAM DUNK 完全版 6 (ジャンプ・コミックスデラックス)
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【やがすりはかま】
 やがすりはかま・むらさき

 QRコード1
 QRコード2
 QRコード3
 QRコード4

 拡大してみると全然「矢絣」じゃないんですけどね!何となくで!何となくでお願いします!
 和装は袖の部分がとても残念になっちゃいますが、何となくで!何となくでお願いします!


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【オマケ】
 リサイクルショップ「Rパーカーズ」で旦那さんが目覚めると家具のリメイクをしてくれるようになるのですが、家具によっては色を変えるだけじゃなくてマイデザインを使えるものがあって、こんなことも出来るんです。



 ぐへへへ


 俺の部屋に嫁の服が干してある!ぐへへへへへ



とびだせ どうぶつの森とびだせ どうぶつの森

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 そうだ。まだQRコードの機能が解禁されていない、どうやれば解禁されるのか分からないって人もいると思うんで、方法を書いておきます。ネタバレ防止のために文字を隠しておくんで、読みたい人だけ読んでください。村のどうぶつ達もヒントをくれるんですけどね。

<『とびだせ どうぶつの森』でQRコード機能を解禁させる方法>
 服屋(エイブルシスターズ)に通って、1日1回以上「あさみ」さん(奥でミシン使っている方のコ)に話しかけます。最初は無口で無愛想なんだけど徐々に打ち解けてきて、10日前後で「大きなミシン」登場。QRコードからの読み込みと、QRコードへの書き出しが出来るようになります。

 デフォルトだと服屋の閉店時間は夜9時なので、夜型プレイヤーの人は「眠らない村」の条例を出して閉店時間を12時にすると楽になると思います。

</ここまで>




 前作Wii版『街へいこうよ どうぶつの森』のPROデザインもものすごく楽しかったのですが、その分「不満点」もたくさん感じました。


・Wiiリモコンのポインターでしか操作できないので絵が描きづらい
・半袖のシャツ(女のコの場合はワンピース)しか作れない
・せっかく作ったデザインもネット通信をした人にしか渡せない
・色は16コあるパレットの組み合わせの中から選ぶしかない



 この「マイデザイン」の仕様だけじゃないんですが、今回の3DS版は徹底的に「前作までの不満点を潰そう」とされていて物凄く遊びやすくなっています。↑だったWii版が、3DS版だと↓なります。


・タッチペン入力なので絵も描きやすい
・袖は半袖・長袖・ノースリーブから選べて、服がトップとボトムに分かれている上にワンピースも作れる
・QRコード等で手軽にマイデザインを配布可能
・パレット縛りがなくなり、自分で好きな色を選べるようになった



 服を作る立場からすると特に大きいのは4番目。
 「自分で好きな色を選べるようになった」のは、地味だけど前作とガラッと変わった部分で。「○○の服を作ろう!」と思った時に一番重要なのは「色」なんですよね。「色」が似てれば大抵は同じように見えるんです。

 前作はパレットの制限を受けていたため「この色とこの色は一緒には使えないからこの服は作れないなー」と断念することがほとんどだったのですが、今作はそれが取っ払われて自由なデザインが可能になりました。後はもう腕次第なんです。



 今回の3DS版は、ちょっとグンを抜いていると思います。
 今年の3DSのソフトは名作・傑作・佳作がたくさん出ましたが、11月にとてつもないものが出てきたなぁと。

 ちょっとずつちょっとずつ要素が解禁されていくので、毎日遊ぶ度に「こんな遊び方も出来るようになった!」「こんな遊び方も出来るようになった!」と増えていくのも面白いです。


 あ、夢見の舘もオープンしました。
 ウチの村はまだ全然面白くないと思いますが、せっかくなので村のコードを晒します。
 「1000-0120-3558」
 HNI_0039 (3)


 村長は母がやっていて、公共事業や条例は全部母がやっています。
 息子は禄に金も稼がず、一銭にもならない服を作ってグヘグヘやっているだけです。現実的。



 11/19現在パッケージソフトは売り切れまくりの品切れしまくりらしいんですが、「ダウンロード購入」ならば無線LAN環境があればいつでも出来ますよ。ダウンロードにはかなりの時間(Twitterで見る限りは15~20分くらい)がかかるんで、自宅に無線LANがないと厳しいと思いますけど。

 Amazonでも品切れのために定価以上の価格で売っている業者しかない状況で、品切れしちゃっててどこでも買えないよーという人はダウンロード購入にチャレンジするのも手ですよとオススメしておきます。アフィリエイト貼っておいてアレなんですけど(笑)。

| ゲームプレイ日記 | 17:52 | comments:18 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

帰る場所を探すストーリー。 『機動戦士ガンダム』全話を視聴し直して

※ この記事はテレビアニメ版『機動戦士ガンダム』全43話のネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。


 昨年末からチョコチョコと続けていた、3度目か4度目の視聴となるテレビアニメ版『機動戦士ガンダム』の全話視聴がようやく終わりました。子どもの頃に観た時はもちろん、20歳前後に観た時でも分からなかったことに今回はたくさん気付けたので、このタイミングで全話視聴して本当に良かったと思います。

 その中の一つは、以前に書いた「アムロ・レイは誰を殺すのか」という部分。
 序盤はよくある子ども向けロボットアニメと同様に「ガンダムは正義の味方、ザクは悪いヤツ」と思わせるところから始まり、徐々にアムロが“自分が戦っている相手は誰か”を認識していくのです。今までは全く気付いていなかったのですが、そういう視点で見ると、物凄く計算された全体のストーリーになっていることが分かりました。


 そして、もう一つが今日書く話です。
 中盤まではアムロが“自分が戦っている相手は誰か”を認識するというメインストーリーになるのですが……そこから先は戦争を終わらせるために戦っているアムロに対して、「戦争が終わっても、オマエにはもう帰る場所がないよ」と残酷なまでに突きつけているのです。

 これもまぁ、今までどうして気付いていなかったのかという話なんですが。
 「僕にはまだ帰れる場所があるんだ」という超有名なセリフの意味を、私は本当の意味では分かっていなかったんですね。何となくなセリフとしか思っていませんでした。





○ 故郷を失った者達のストーリー
 今ではもはやテンプレとなってしまっていますが、『機動戦士ガンダム』のストーリーの導入部分は「(どこかで戦争は起こっていたけど)ただ平穏に暮らしていた少年少女が突然戦争に巻き込まれて故郷を追われる」というところから始まります。
 ブライトとリュウは違いますし、セイラもちょっと微妙ですけど、アムロもフラウもカイもハヤトもミライさんも「ただあのコロニーで暮らしていた」だけなんです。それが、二機のザクによって故郷を破壊され、家族や近所の人を殺され、生き延びるために武器を取るところから始まるんです。


 言ってしまえば、最初から彼らは「帰る場所を失っている」んですね。
 ルナツーに逃げて、地球に降りて、ジオンの追撃から逃げ回って、ジャブローにたどり着いたとしても、彼らはまた戦場へと送り込まれるのです。


 アムロにとってもそう。
 彼の生まれ故郷は地球だったため、故郷に残った母を訪ねるエピソードが第13話にあります。しかし、たくさんのジオン兵を殺し、イセリナに「仇」と言われたアムロはもう母の元に帰ることが出来ません。
 「戦争をしている」と自覚してしまったアムロと、「相手にも家族がいるだろうに」なんて言ってしまう母は、もう違う世界に生きている人になってしまったのです。


 サイド6でたまたま父と再会したことも悲劇の一つです。
 機械いじりが趣味だったアムロにとって、父親は恐らく「最新鋭の兵器を作っている超エリート」という尊敬の対象だったと思われます。人間的にはアレな人であっても、息子にとって「越えられない父親の壁」だったんです。
 しかし、戦争によって生き別れ、生きるか死ぬかの戦いを続けて成長せざるを得なかったアムロは、尊敬していた父親なんてとっくの昔に越えてしまっていたのです。父はもう父でいてくれず、アムロは大人として一人で歩いていくしかなくなるのです。

(関連記事:アムロが父との再会で見たもの




 アムロにはもはや「帰る場所」がないのです。
 生き残るためにガンダムに乗ってジオンの兵士を殺している―――けれど、この戦争に勝ったとしても自分が帰る場所なんてどこにもない。

 自分が20歳前後の頃に『機動戦士ガンダム』全話を見てもこの部分がピンと来なかったのは、仕方ないのかも知れません。
 漫画でもアニメでもゲームでも、最終決戦に向かう際には「悪いヤツをやっつけて世界を平和にしよう!」とか「みんなを守るために戦うしかないんだ!」というモチベーションで向かっていく作品が多いと思います。せいぜい「相手の言うことも分かるけど多数を守るためには戦うしかないんだ!」くらいでしょう。


 「俺、この戦いが終わってももう何も残ってねえんだ」という作品ってあんまりないじゃないですか。だから当時の自分には実感が湧かなかったんです。

 しかし、個別のタイトルの名前を出しちゃうと結末のネタバレになってしまうんで書きませんけど、富野監督の作品って実はこういう作品が多いんですよね。戦いに勝っても悲壮感しかない―――そうやって富野監督は反戦を訴えていたのかなぁとも思います。


 ということで、自分が長年「何を言っているかよく分からん」と思っていたララァ・スンとのシーンも、こういう視点で見るとすんなり分かりました。そりゃこういう視点がないと理解できないよね、と今なら思うんですけどね。


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○ 俺、この戦争が終わったら結婚しようと思っている人もいないんだ……

ララァ「何故?何故なの?何故あなたはこうも戦えるの?あなたには守るべき人も守るべきものもないというのに」
アムロ「守るべきものがない?」
ララァ「私には見える。あなたの中には家族もふるさともないというのに」
アムロ「だ、だから……どうだって言うんだ?」

アムロ「守るべきものがなくて戦ってはいけないのか?」
ララァ「それは不自然なのよ」
アムロ「では、ララァは何だ?」
ララァ「私は救ってくれた人の為に戦っているわ」
アムロ「たった……それだけの為に?」
ララァ「それは人の生きる為の真理よ」

アムロ「では、この僕達の出会いはなんなんだ?」
ララァ「ああっ」

ララァ「これは?これも運命なの?アムロ」

<第41話「光る宇宙」より抜粋>

 『機動戦士ガンダム』におけるアムロの「成長」は、「自分が戦っている相手が誰なのか」を理解する様によって描かれています。ククルス・ドアンやランバ・ラルとの出会いによって、「相手も家族や恋人がいる人間なんだ」が見えてくるようになり、それは「目に見えないものも認識できる」ニュータイプ論にも繋がった話です。



 だから、お互いがお互いを「理解し合える」はずのララァ・スンとの出会いは悲劇なのです。

 アムロにはもう「故郷」もない、「家族」とも離別した。
 ただ「戦争を終わらせる」ために戦争をしているだけなのです。

 政治のことも思想のことも分からず、ただシャアのために戦うララァとは違うのです。


 だけど、互いに「帰る場所」になれるかも知れないことを、二人とも分かってしまった――――
 なのに、アムロはララァを殺してしまったんです。




 「帰る場所」を失い、戦場を彷徨い続けて、ようやく出会えた「帰る場所」になってくれるかも知れなかった女性を、アムロは殺してしまった――――全てを失ってアムロは最後の戦いア・バオア・クーに向かうのです。





アムロ「フラウ・ボゥ、どんなことがあってもあきらめちゃいけないよ。こんなことで死んじゃつまらないからね」
フラウ「…ありがとう、アムロ。あきらめないわ、絶対に」
アムロ「さすがフラウ・ボゥだ。じゃ、またあとでね」
フラウ「アムロも無茶はダメよ」
アムロ「ああ」

<第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」より抜粋>


 ご丁寧に次の回、ア・バオア・クーでの最終決戦に向かう直前にアムロとフラウが話すシーンがあります。しかし、この後、ハヤトがフラウに話しかける様子をアムロが見つめて出撃していくのです―――

 フラウは、ひょっとしたらアムロにとって「帰る場所」になれたかも知れない女性だった。
 しかし、もうそうはなれない。フラウもまた、母や父やララァのように「帰る場所」にはなってくれなかったのです。正真正銘、アムロは全てを失って最後の戦いに向かうのです。




 過酷な戦いの中で、自身の拠り所になっていたガンダムは大破。
 暫定的な「帰る場所」になっていたホワイトベースも沈みます。



セイラ「み、みんなの所になんか…い、行けない。行ったって、生きのびたって兄さんが…」
<第43話「脱出」より抜粋>


 これはセイラさんのセリフですが、他のキャラクターの気持ちも代弁してくれていると思うのです。
 戦争は色んなものを奪っていった。故郷も、家族も、恋人も。大切なものを全て失ってでも、それでも生きる意味はあるのか―――死の際で彼らは問われるのです。



アムロ「…ララァの所へ行くのか」
ララァ「殺しあうのがニュータイプじゃないでしょ」
アムロ「えっ?そ、そうだな。どうすればいい?」

<第43話「脱出」より抜粋>


 全てを失ったアムロを、ララァが導きます。
 「自分達は決して戦争をするために生まれてきたワケではない」のだと。

 アムロは心の声でセイラさんを導き、ブライトさんを導き、ミライさんを導き、ホワイトベースのみんなを救います。最後の最後―――アムロだけが助からずに死んだと思われたところ、カツ・レツ・キッカの声によって今度はアムロが導かれます。


アムロ「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんなに嬉しいことはない。
 分かってくれるよね?ララァにはいつでも会いに行けるから」

<第43話「脱出」より抜粋>



 たくさんの人を殺した。
 故郷を失い、家族とも別れ、愛する人になってくれるかも知れなかった人も殺してしまった。
 ガンダムも、ホワイトベースも、もうない。



 でも、それでも「生きていいんだ」と、この作品は描いているんです。
 生き残るためにたまたま協力し合う関係だったし、何度も何度も衝突した、「かけがえのない友人」だなんて決して言えない関係だけど―――それでも、「生きて」と願う人がいてくれるなら、自分は「生きていいんだ」。この作品は最後にそう描いていたんです。


 絶望的な殺し合いの向こうにだって、一筋の希望がある。
 これを描いていたからこそ『機動戦士ガンダム』は名作になりえたのだと思うのです。


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 だから私が『Zガンダム』を嫌いなのも仕方ないですよねっ!!

 「全てを失ったとしても生きてイイじゃないか!」と描いて締めくくった作品のその後を描いて、「あれ……?生き残っても碌なことがないじゃないか……」という彼らのその後の人生を見せ付けられたら、そりゃあ「あの感動が台無しだよ!!」と言いたくもなります。

 いや、今回『ガンダム』全話を視聴し直すまでよく分かってなかったんですが(笑)



 こないだの『けいおん!』の記事にも通じる話なんですが、終わった話の続きを見せられるとやはり「こんな○○は見たくなかった!」と思ってしまうんです。

 そりゃーね、『ガンダム』最終話のアムロは15~16歳ですから「そうだよ!僕は生きててイイんだ!」なんて現実が見えていないことを言っちゃって、後で痛い目を見て、「やっぱあん時に死んでおけば良かったなぁ……」と塞ぎこんでいるくらいがリアルなのかも知れませんけどさ!

 そこは夢を見させてくださいよ!
 唯にはいつまでも「目指せ!武道館!」と言ってて欲しかったんですよ!(色々ゴッチャになっとる)




 ともかく『機動戦士ガンダム』再視聴も超面白かったです。
 また10年後くらいに観返すと、またまた新しい発見があるのかもなーと楽しみにしておきます。


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| アニメ雑記 | 17:10 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

今だからこそ、Wii6年間のソフト発売スケジュールを振り返ろう!

 Wii UのTVCMが始まりましたね。
 黒基調のイメージだったり、『マリオ』『モンハン』推しだったり、Wiiの時の「白基調のイメージ」「Wii Sports推し」と対照的なのが面白いですし。大丈夫かな……と思うところもあります。『ニンテンドーランド』もプッシュして欲しいです!


 それはそうと。
 Wii Uの発売で、今年の年末商戦を持って最前線から去るであろう前機種Wii。
 良い機会だから、Wii6年間の任天堂のソフト発売スケジュールを振り返ろうかなと思います。当然「どんなソフトをどのタイミングで投入するか」は長期的なビジョンで考えられていたのでしょうし、それは3DSやWii Uのソフト発売スケジュールにも共通したり反省されてたりするでしょうからね。


 そして、Wiiを持っていなかった人からすると、実は誤解しているようなところもあるでしょうしね。

ゲームデータ博物館さんのデータで20万本を越えたソフトは記述しました。
※ サードメーカーのソフトは20万本以上の売り上げを記録したソフトのみ記述しました。
※ ポケモン発売のソフトも任天堂ソフト扱いにしました。





【2006年~2008年:スタートダッシュ期】
 Wiiに関してよく言われることに「Wiiって最初だけだったよね」というものがあります。

 社会現象になったと言われる『Wii Sports』や『Wii Fit』に比べて、その後はあまり話題にならなかったということなんでしょう。任天堂も据置機市場のトップシェア奪還のために「最初に勝負を決める」「そうすればサードメーカーも付いてきてくれる」とソフトを集中させていましたから、分からなくもないんですが。

 やはり、その説明では説明しきれていないところもあるんです。

【2006年】
・12/2『Wii Sports』※ 350万本以上の売り上げ
・12/2『はじめてのWii』※ 250万本以上の売り上げ
・12/2『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』※ 50万本以上の売り上げ
・12/2『おどるメイド イン ワリオ』※ 50万本以上の売り上げ
・12/14『ポケモンバトルレボリューション』※ 30万本以上の売り上げ

【2007年】
・1/18『エキサイト トラック』
※ 1月 日本国内普及台数100万台突破
・2/22『ファイアーエムブレム 暁の女神』
・3/8『アイシールド21 フィールド最強の戦士たち』
・4/19『スーパーペーパーマリオ』※ 50万本以上の売り上げ
・4/26『Wiiでやわらかあたま塾』※ 30万本以上の売り上げ
・6/28『ドンキーコング たるジェットレース』
※7/12『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』 40万本以上の売り上げ
・7/26『マリオパーティ8』※ 100万本以上の売り上げ
・8/2『FOREVER BLUE』
・9/20『マリオストライカーズ チャージド』※ 20万本以上の売り上げ
・11/1『スーパーマリオギャラクシー』※ 100万本以上の売り上げ
※11/15『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』 20万本以上の売り上げ
・11/22『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』※ 50万本以上の売り上げ
・12/1『Wii Fit』※ 350万本以上の売り上げ

【2008年】
・1/31『大乱闘スマッシュブラザーズX』※ 200万本以上の売り上げ
※ 1月 日本国内普及台数500万台突破
・3/6『みんなの常識力テレビ』
・3/6『メトロイドプライム3 コラプション』
※3/19『DECA SPORTA Wiiでスポーツ"10"種目!』 20万本以上の売り上げ
※ 3/25 Wiiウェア開始
・4/10『マリオカートWii』※ 350万本以上の売り上げ
・5/1『リンクのボウガントレーニング』※ 20万本以上の売り上げ
・5/15『突撃!!ファミコンウォーズVS』
・6/19『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』※ 20万本以上の売り上げ
※6/26『テイルズ オブ シンフォニア-ラタトスクの騎士-』 20万本以上の売り上げ
・7/24『ワリオランドシェイク』
・7/31『零 月蝕の仮面』
・8/28『キャプテン★レインボー』
・9/25『DISASTER DAY OF CRISIS』
・10/16『Wii Music』※ 40万本以上の売り上げ
・11/20『街へいこうよ どうぶつの森』※ 100万本以上の売り上げ
※12/18『カラオケJOYSOUND Wii』 20万本以上の売り上げ
・12/11『Wiiであそぶ ドンキーコングジャングルビート』
※12/11『太鼓の達人Wii』 50万本以上の売り上げ
・12/25『Wiiであそぶ ピクミン』


 Wiiというゲーム機のイメージ――特に初期は『Wii Sports』や『Wii Fit』みたいな斬新なゲームというイメージが強いと思うんですが、見てもらえば分かるように最初の2年間は非常に「シリーズソフト」が多いんですよね。『Wii Sports』『Wii Fit』『Wii Music』を除けば、新規タイトルは『エキサイトトラック』『キャプテン★レインボー』『Disaster』くらいかな。

 『Wii Sports』『Wii Fit』『Wii Music』のような「斬新なゲーム」を出す一方で、ゲーム機のスタートダッシュ期は「シリーズソフトを手堅く配置している」のが分かると思います。
 2007年末に『スマブラ』(延期して2008年になったけど)、2008年春に『マリオカート』、2008年末に『ぶつ森』……この辺が日本での三強になると見越されて、バランス良く投入されているんですね。


 自分はコレ自体は悪くないと思っています。
 立ち上げ時はやはり「既に名前の通っているソフト」の効果が大きいですし、そんなに毎度毎度『スーパーマリオブラザーズ』とか『ポケットモンスター』とか『脳トレ』みたいな社会現象ソフトが生まれるワケでもありませんし、『Wii Sports』や『Wii Fit』が世間に受けるかどうか分からなかった当時は、シリーズソフトを初期に揃えたのは当然のことだと思います。


 ただ、問題なのはそうしたシリーズソフトの評判があまり良くなかったことです。
 「シリーズソフトの評判は悪かった」とは言いません。多くの人に楽しまれたソフトも沢山ありました。ただ、「シリーズ最高傑作だ!」とか「この1本のためにWiiを買っても損はしない!」と言われたようなシリーズソフトは、『マリオギャラクシー』くらいしかなかったかなあと思うのです。

 Wiiの歴史が後世に語り継がれる時、「斬新なゲームでライトユーザーを取りこんだがコアゲーマーに受けずに失速した」とか「低性能でマルチからハブられて失速した」と言われてしまうのでしょうが。私はそれらの理由に加えて、「初期のシリーズソフトの評判があまり良くなかった」ことも忘れちゃいけないと思います。

 特に『マリオパーティ8』と『街へいこうよ どうぶつの森』は100万本以上の売り上げを出しましたが、作りこみの甘さが目立ち、「絶対に発売時期を延期出来なかった納期優先のゲームだったんだな……」と思わざるを得ませんでした。




【2009年~2010年:収穫期】
 ひょっとしたらこの時期を「Wiiは既に終わっていた時期」と思っている人もいるかも知れません。
 2009年初頭はゲームキューブソフトのWiiリメイク「Wiiであそぶセレクション」、2010年初頭にはサードメーカーのソフトで評判が良かったものの廉価版「みんなのおすすめセレクション」を発売し―――正直、ソフトの数に困っているのかなぁと思いました。

 しかし、その後を振り返ると違うことも見えてくるんです。


【2009年】
・1/15『Wiiであそぶ マリオテニスGC』※ 20万本以上の売り上げ
・2/5『アナザーコード: R 記憶の扉』
・2/19『Wiiであそぶ メトロイドプライム』
・3/12『Wiiであそぶ ピクミン2』
※3/26 SDカードメニュー追加
※4/23『モンスターハンターG』 20万本以上の売り上げ
・5/21『タクトオブマジック』
・6/11『Wiiであそぶ ちびロボ!』
・6/11『Wiiであそぶ メトロイドプライム2 ダークエコーズ』
・6/25『Wii Sports Resort』※ 300万本以上の売り上げ
※8/1『モンスターハンター3(トライ)』100万本以上の売り上げ
・9/17『FOREVER BLUE 海の呼び声』
・10/1『Wii Fit Plus』※ 200万本以上の売り上げ
・10/29『罪と罰 宇宙の後継者』
・11/5『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』
※11/19『太鼓の達人Wii ドドーンと2代目!』 40万本以上の売り上げ
※11/26『桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合! の巻』 20万本以上の売り上げ
・12/3『New スーパーマリオブラザーズ Wii』※ 400万本以上の売り上げ
※12/3『戦国無双3』 20万本以上の売り上げ
・12/5『ポケパークWii 〜ピカチュウの大冒険〜』※ 30万本以上の売り上げ
※12/10『テイルズ オブ グレイセス』 20万本以上の売り上げ
・12/17『NHK紅白クイズ合戦』


【2010年】
・2/11『斬撃のREGINLEIV』
※ 2/25 「みんなのおすすめセレクション」開始
※ 2月 日本国内普及台数1000万台突破
・4/29『安藤ケンサク』
・5/27『スーパーマリオギャラクシー2』※ 100万本以上の売り上げ
・6/10『ゼノブレイド』
・7/8『Wii Party』※ 200万本以上の売り上げ
※7/15『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー』 30万本以上の売り上げ
・9/2『メトロイド アザーエム』
・10/14『毛糸のカービィ』※ 40万本以上の売り上げ
・10/21『スーパーマリオコレクション スペシャルパック』※ 90万本以上の売り上げ
・11/18『たたいて弾む スーパースマッシュボール・プラス』
・11/25『MARIO SPORTS MIX』※ 50万本以上の売り上げ
※12/2『太鼓の達人Wii みんなでパーティ☆3代目!』 20万本以上の売り上げ
・12/9『ドンキーコング リターンズ』※ 90万本以上の売り上げ


 2012年の今振り返ってみると……
 この時期のソフトは結構「発売時期を延期しているソフト」や「開発期間2年のつもりが3年になっちゃったソフト」などが社長が訊くを読むと目立つのです。『Wii Sorts Resort』『斬撃のレギンレイヴ』『安藤ケンサク』などなど。こうしたソフトは発売時期を遅らせられたことで「Wiiはソフト不足」と印象付けてしまった一方で、実際に発売された商品を遊んだ人からはものすごく評判が良かったりするのです。

 「納期優先だったのかな」と思わせられたスタートダッシュ期と違って、この時期のソフトは「じっくりと作りこんであるソフト」が目立ちます。『罪と罰』『ゼノブレイド』『ドンキーコングリターンズ』……

 セールス的にも『NewマリオWii』や『Wii Fit Plus』『Wii Sorts Resort』『Wii Party』は大ヒット。
 サードメーカーから『モンハン』『無双』『テイルズ』等も発売され。
 バーチャルコンソール派の人にとっては「SDカードメニュー」の実装で狂喜乱舞した時期ですし。
 2010年~2011年前半までは非シリーズソフトの「新規の大型タイトル」が多く発売されましたし。


 実を言うと、Wiiユーザーが最も楽しかったのはこの時期だったんじゃないかと思うのです。




【2011年~2012年:閑散期】
 しかし、2011年になってからは流石に陰りが見えてきます。
 2011年2月にニンテンドー3DSが発売、6月のE3で「後継機:Wii U」が発表、「Wiiはもはや第一線のゲーム機ではない」かのような扱いになってしまいます。


【2011年】
・1/27『ラストストーリー』
・5/26『パンドラの塔 君のもとへ帰るまで』
・6/30『ゴールデンアイ 007』
・7/7『Wiiリモコンプラス バラエティパック』
※7/16『イナズマイレブン ストライカーズ』 20万本以上の売り上げ
・7/21『みんなのリズム天国』※ 60万本以上の売り上げ
※9/15『ドラゴンクエストI・II・III』 30万本以上の売り上げ
・10/13『JUST DANCE Wii』※ 50万本以上の売り上げ
※10/20『ゴーバケーション』 30万本以上の売り上げ
・10/27『星のカービィ Wii』※ 50万本以上の売り上げ
・11/12『ポケパーク2 〜Beyond the World〜』※ 20万本以上の売り上げ
・11/23『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』※ 30万本以上の売り上げ
※11/12『太鼓の達人Wii 決定版』 20万本以上の売り上げ
・12/8『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』

【2012年】
・1/19『キキトリック』
・4/26『マリオパーティ9』※ 50万本以上の売り上げ
・6/28『零 眞紅の蝶』
・7/19『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』
・7/26『JUST DANCE Wii2』
※8/2『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族オンライン』 60万本以上の売り上げ


 100万本を越えるタイトルは現れず、3DSの立ち上げ失敗→電撃値下げ、Wii Uソフトの仕込みなんかもあって、任天堂の業績はかなり苦しくなりました。
 ユーザー目線から言えば、『ファミリーフィッシング』とか『ゴーバケーション』とか、実はハード末期に特有の「無茶苦茶作りこまれた隠れた名作」もあったんですが。市場の存在感としては厳しかった、かなと。



 しかし、こう見ると毎年の年末に『太鼓の達人』を出してどれも20万本以上を手堅く売り上げているバンダイナムコの存在感は凄いですね。『スカイクロラ』や『ハッピーダンスコレクション』等、「売れなかったけど評判は良かったソフト」もたくさん出していましたし……
 「任天堂ソフト専用機」とも揶揄されることの多かったWiiで、サードメーカーの中では実はバンナムが一番存在感を見せていたんじゃないかと思います。


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 「Wiiの最初の2年間」と「3DSの最初の2年間」を振り返ると面白いことに、3DSも最初の2年間に発売されたパッケージソフトはほぼシリーズタイトルなんですよね。『ゼルダ』に『マリオ』に『マリオカート』に『どうぶつの森』、いつものメンバー。

 逆に言うと、「新規のタイトル」を見せてもらえるのはここからかなぁとも思いますね。

(関連記事:3DSには新規ソフトが少ない……?



 それと、Wiiの時と比べて3DSの最初の2年間のシリーズソフトは軒並み「評判の良いソフト」が多いです。
 今月発売された3DS『とびだせ どうぶつの森』とWiiの時の『街へいこうよ どうぶつの森』を比べると、「どっちが据置機のゲームだよ!」と言いたくなるほど3DS版は超絶進化をしていて、「シリーズ最高傑作」という声も多いほどです。Wii版はホント何だったんだろうね……

 『マリオ3Dランド』も『鬼トレ』も新しい進化していて「新境地!」というカンジでしたし、国内サードメーカーのソフトも軒並み評判の高いものが多いですし、日本のメーカーにとって3DSは開発費と市場規模のバランスの良いゲーム機になっているのかなあと思います。



 では、Wii Uは?という話。
 任天堂のソフトは『ニンテンドーランド』と『The Wonderful 101』を除けばシリーズソフトが多く(『ニンテンドーランド』もある意味では究極のシリーズソフトだけど)、サードメーカーはマルチや移植ソフトしか出せず、「大丈夫かな……」と思うところも多いです。

 しかし、ソフト不足を懸念して納期優先して作りこみの甘いソフトを投入するとWiiの二の舞になりかねませんし、ソフトの数よりも1本1本のクオリティを上げてもらうことに期待したいです。ぶっちゃけ沢山ソフト出されても遊ぶ時間ありませんし、「この1本だけでもWii U買う価値があるぜーー!」って言いたくなるソフトに出会いたいです。


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| ゲーム雑記 | 17:54 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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「うんこ」「ちんちん」はどうして声に出したい日本語なのか

 子どもが言いたい日本語TOP5というランキングを作ったら、恐らく「うんこ」と「ちんちん」はランクインするんじゃないかと思います。発音してみると分かりますが、この二つの語は「声に出すととても気持ち良い」のです。子どもだけじゃなく、大人でも夢中になって言い続けたくなる魅力があります。


 こういうことを研究している学問も確かあったはずなので、“どうして「うんこ」「ちんちん」は声に出すと気持ち良いのか”という論文も既に発表されているのかも知れません―――と考え、試しに検索してみたら「男性への愛撫の仕方」みたいなページが出てきたのでそっとタブを閉じました。

 私はそういういやらしくて汚らわしい話を書きたいんじゃないんですよ!
 こちらはマジメに「うんこ」「ちんちん」から日本語というものを勉強したいのですよ!!




 「ん」の力は大きいよな、と思うのです。
 試しに「うんこ」「ちんちん」から「ん」を除いて発音してみましょう―――みなさんもせーの、ハイ!「うこ」「ちち」!
 どうですか?発音してみて分かったと思いますが、全然気持ち良くありませんね。
 やはり「うんこ」「ちんちん」に「ん」は欠かせないのです。



 ものすごくふざけた話を書いているように思われるかも知れませんが、商品名とか作品名を考える際にはものすごく重要な話ですし、偉い人達はこういうことを必死に考えているのです。多分。

 『ガンダム』『マジンガーZ』『鉄人28号』……ほら、どれも「ん」が入りますよね?
 『鉄人28号』は黎明期の作品なので分かりませんが、『ガンダム』辺りになると「子ども達に人気のロボットアニメのネーミング」みたいのを研究して名前を付けているんじゃないかと思いますし。そんな話をどっかで読んだような気もしなくもないです。

 そう考えると『マクロス』というのはもうネーミングからして「大人向け」ですよね。子どもに連呼させて人気を取るのではなく、重厚な人間ドラマで大人の支持を得ようという意志が名前からも受け取れます。そうは言いつつ、『エヴァンゲリオン』は「ん」が2コも入っているのにあんまり「子ども向け」ではない気がしますが(笑)


 『ドラゴンボール』『スラムダンク』『ワンピース』……どれも「ん」が入っていますね。
 そもそも「ジャンプ」「サンデー」「マガジン」「チャンピオン」はどれも「ん」が入っています。



 「ファミコン」はもちろん「ん」が入っていますし、「スーパーファミコン」「プレイステーション」「セガサターン」も「ん」が入っています。「ドリームキャスト」が敗北したのは「ん」が入っていなかったからじゃないかと思わなくもなくもないです。
 「ニンテンドーDS」、これは微妙だ。「Wii」はダメだ、だから途中で失速してしまったのかも知れない、Wii Uも厳しいかも知れない。「ゲームボーイ」、あれ、世界中で大ヒットしたゲーム機なのに「ん」が入っていない。きっとアレだ。横井軍平さんが作ったから「ぐんぺい」の部分に入っていたからOKなんですよきっと。うん、そうに違いない。何の問題もない。




 子どもに人気の商品・作品名に「ん」を入れる法則を「うんこ・ちんちんの法則」と名付けたいのですが、どうでしょうか?


 もう一つ。
 ここに並べた「子どもに人気の商品・作品名」を見ていくと分かることに、「濁音」が入ると男児心がくすぐられるというのはあるんじゃないかと思うのです。

 「ガンダム」はもちろん「ザク」「グフ」「ドム」「ゲルググ」「ジオング」、どれも「濁音」が入ります。ロボットアニメ系は「濁音」率が高いですし、恐らく「濁音」と「ん」は計算して入れているネーミングなんだと思います。
 「ゲッターロボ」「コンバトラーV」「ザンボット3」……スーパーロボット大戦に出てくるような作品はほとんどに「濁音」が入っていると思われます。「濁音」は燃えるんです。「ジャンプ」にも「サンデー」にも「マガジン」にも入ってますからね。


 「コロコロコミック」………
 あれ?まぁ、コレは「小学館」から出ているからOKということで!何の問題もない、です。




 逆に言うと、「うんこ」「ちんちん」にはそこまでの勇ましさは求められていないということなんでしょう。これに「濁音」を加えて『超獣機兵ヂンヂン』みたいにしてしまうと、「うんこ」「ちんちん」の持つコミカルさが失われてしまい、白けてしまうのかも知れませんね。

 それが大人になると「大便」とか「男根」みたいな「濁音の入った言葉」で勇ましさを表現するようになるので、「うんこ」「ちんちん」を「大便」「男根」と呼ぶようになった時が、僕達が少年から大人に変わった瞬間なのかも知れませんね。



 ということで、「勇ましさ」よりも「愛らしさ」や「コミカルさ」などを取り入れたい時は、敢えて「濁音」を入れないネーミングが行われるということで、この法則も「うんこ・ちんちんの法則」と名付けたいのですが、どうでしょうか?


 『ポケットモンスター』、ほら「濁音」が入りません。
 『プリキュア』、これも「濁音」が入りませんね。
 「おっぱい」、これも濁音が入りません。


 「おっぱい」がもし「おっばい」だったら勇ましさは出ますが女性的な愛らしさや柔らかさのイメージは失われてしまいますし、声に出したい日本語にするために「おんばい」に変えてしまったら全然可愛くありません。『超獣機兵オンバイ』だったらもう何のことだか分かりません。


 だから、「おっぱい」は「おっぱい」なんです。
 「おっぱい」を「乳房」と呼んだ時、私達は官能に満ちた大人の世界に足を踏み入れるのです。これもまた「うんこ・ちんちんの法則」と言えるのかも知れませんね。何の問題もありません。


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| ひび雑記 | 17:57 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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アクションが苦手な人に向けたRPG『ラストストーリー』紹介

『ラストストーリー』
 Wii用/RPG
 任天堂/開発:ミストウォーカー&AQインタラクティブ
 2011.1.27発売
 6800円(税込)
 セーブデータ数:16
 公式サイト(※ 音が出ます)

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 かつてRPGは「アクションゲームが苦手な人でも遊べる」ジャンルでした。
 1978年の『スペースインベーダー』から始まるシューティングゲームブームや、1985年の『スーパーマリオブラザーズ』でピークを迎えるアクションゲームのブームは社会現象となり沢山の人を魅了した一方で、たくさんの「自分には出来ない……」という人を生んだと思います。

 そこに現れた1986年の『ドラゴンクエスト』は反射神経を必要としない「時間」と「情報」と「戦略」こそが大事なゲームとして大ヒットし、以後日本では「RPG」とは「ドラゴンクエストのようなゲーム」のことを言うようになります。


 ファミコン→スーファミ→PS→PS2と、日本でのゲーム機のシェア争いの中心には常に『ドラクエ』や『FF』というRPGがいて。一方で携帯ゲーム機では『ポケットモンスター』が絶対王者として君臨し続け、RPGは国民的ジャンルとなっていたのです。



 が、近年のRPGは岐路に立たされています。
 グラフィックがリアルになり、3D空間を自在に歩き回れる今のゲームでは、「今更コマンドバトルなんてやってられないよ」という声が海外からは特に言われるようになりました。元々海外の人は日本人ほど「抽象化」に対する慣れが弱いため、「コマンドバトル」への違和感が強いなんて話もありますね。「どうしてアイツら棒立ちなの?」と。


 開発費が高騰している現在のゲーム業界では……特に据置ゲーム機は「海外市場のニーズ」は無視することが出来ず、日本のRPGも「コマンドバトルの次」の方法を模索するようになります。



 しかし、海外市場に合わせて「アクションバトル」にすると、これまでRPGを遊んできていた日本国内の「アクションゲームが苦手な人」が振るい落とされてしまい――――日本市場でのRPGと海外市場のRPGが乖離してしまっているのが現状です。

 据置ゲーム機は海外市場を狙ってアクションバトルにした結果、日本では売れない。
 携帯ゲーム機は国内市場で元を取れるからコマンドバトルにして、ガラパゴス化。



 ……こう考えると「コマンドバトル」なのに海外で売れる『ポケモン』って凄いですね。
 アレは主人公が戦っているんじゃなくて「ポケモンに命令している」からコマンドバトルでも違和感がないんでしょうか。そもそもリアルなグラフィックでもないですしね(笑)。




 そこで、かつて『ファイナルファンタジー』を作っていた坂口博信さんの『ラストストーリー』です。
 坂口さんはスクウェアを辞めた後、Xbox360で『ブルードラゴン』等の「コマンドバトル」RPGを発売したのですが海外市場では受けず。その反省から、日米のゲーム観の違いや「新しいRPGの形」を研究模索して作り上げたのがこの『ラストストーリー』だったそうです。(※ 社長が訊く 参照


 なので、このRPG―――坂口さんがこれまで作ってきたような「コマンドバトル」ではありません。
 海外市場を見越して、リアルタイムでキャラクターが動き回る「アクションバトル」のゲームです。

 ですが、間違いなくこのゲームは「RPGはアクションが苦手な人でも遊べなくてはならない」という信念の下で作られているのです。


 「コマンドバトル」のような抽象化された戦闘ではなく、
 アクションが苦手な人でも遊べるように配慮したシステムであり、
 操作しているのはエルザという一人のキャラクターなのにも関わらず、「仲間と一緒に戦っている」という感覚を味わえる――――「コマンドバトル」と「アクションバトル」のイイトコ取りで、全ての人が楽しめる理想的なバトルシステムを目指して作られたように思えます。
(※ 公式サイトのコラム「バトルのコンセプト」を読むとその辺のことが書かれていました)


 このゲームのジャンルは「RPG」なのです。
 公式サイトには「RPG」とだけ書かれているのです。「アクションRPG」でも「アクションアドベンチャー」でもなく、シンプルにただ「RPG」とだけ書かれているのです。これは「これからのRPGはこういう形に進むべきなんだ」という製作者達からのメッセージなんじゃないかと思います。



 成功しているかはさておき、ですけどね!
 ですが、目指したものを自分は支持をしたいです。自分も「3Dアクションゲームが苦手」な人間なので、据置ゲーム機のRPGはもうずっとしばらく遊んでいませんでした。恐らく「コマンドバトル」が一般的だった10年前の『ファイナルファンタジー10』が最後。

 そういう人に向けたRPGだったのだと思います。
 かつてRPGが大好きだった、でも最近のRPGはアクションゲームっぽくなっちゃったよね―――という人に向けた「新しいRPG」なんです。


↓ 以下、感想はクリックで。

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漫画雑誌不要論

 最初に断っておきますけど、私は「不要」だとは思っていませんよ。
 日本の漫画雑誌は日本の漫画文化を土台から支えている屋台骨だと思っています。

 しかし、だからこそ「漫画雑誌は果たして必要なのか?」を語らねばならないと思うのです。
 ここを無視して漫画の未来は語れないと思うのです。



 キンドルが日本でも始まりました。
 キンドルって何じゃらほい?と言う人はこちらの記事をどうぞ。

 Twitterを見ていると、以前からキンドルに対して懐疑的なことを言っていた某有名漫画家さんのPOSTがリツイートで飛んできまして。
 断片的にリツイートで飛んできただけなので前後の文脈ではまた違うイミだったのかも知れませんが、「これまでの出版社は売れない若手漫画家にも投資して育てていた。それは出版社に漫画家を育てる意志があったからで、Amazonやappleは恐らくそういうことはしてくれない」―――こんなカンジでした。


 前半は頷けますけど、後半はちょっとよく分かりません。
 「キンドルを批判するために関係ない事柄を持ってきた」だけに思えます。


 というのも、キンドルというのは「電子書籍販売サービス」なので、競争相手として食われるのは出版社ではなく小売店なんですよ基本的には。
 キンドルが日本に上陸して町の本屋さんが潰れちゃうねー、という話なら分かりますが。キンドルによって出版社が潰れるなんてことはなく、むしろ出版社にとっては“販路が広がる”だけだと思います。

 キンドルストアには大手出版社の本がズラリと並んでいますからね。


 「日本の出版社は電子書籍に反対している」みたいに思っている人もいるかも知れませんが、キンドルにしろ、やたら見かけるジャンプコミックスのカラー化のバナー広告にしろ、日本の出版社は電子書籍にかなり投資していると思います。メリットも大きいですからね。

 電子書籍なら古本屋に売られない―――これは出版社側からするとメリットです。
 (ブックオフの株主としては……という事情はあるかもですが・笑)

 これは上手く使わないと身を滅ぼすことになりますが、期間限定の値下げなんかが出来るのも電子書籍ならではのメリットです。紙の本は新品だと定価で売らないとならないという取り決めがありますが、電子書籍はそうではありません。
 キンドルストアにも「セール本」というコーナーがあります。『テルマエ・ロマエ』の1巻なんて70%オフですね(11/8現在)。

 下手にやると「セール待ちでイイや」という人を増やしてしまうリスクもありますが、販売促進とかキャンペーンに絡めれば絶大の効果が上がります。「アニメの2期が始まるから1期相当分の原作漫画を安く売る」とか、色々出来そうですね。


 それと、漫画もそうですし小説なんかもそうなんですが。
 「最初に出る版」「文庫版」「完全版」みたいな形で「同じ内容を何度も売る」ということをやってきた出版業界にとって、「電子書籍版」という更なる形が出来たというのもメリットだと思います。キラーコンテンツを沢山持っている大手出版社ほど恩恵に預かれると思います。


 だから、キンドルによって出版社が困ることなんて何一つないじゃないか――――




 ……と、ここまで敢えて「知らないフリ」をして書きましたけど。
 「Amazonやappleは恐らくそういうことはしてくれない」というのは販売についての話ではないですよね?自費出版―――キンドルダイレクトパブリッシングのように、出版社を介さずに電子書籍が販売できるサービスについての話ですよね多分。

 でも、これこそAmazonやappleに責任がある話でもないです。
 あくまで自費出版のサービスなんですから、自費出版で売れない作家が儲けられなくてもそれはそういうものだろうと思いますし。ダイレクトパブリッシングでは儲からないと分かったら、これまで通り出版社に人材は集まると思うのですよ。


 「ダイレクトパブリッシングは超儲かるから有望な人材は全員自費出版をしちゃって、出版社に人材が全く来なくなりましたー」なんて未来、ダイレクトパブリッシングをやるつもりの自分でも来るとは思っていません。

 特に漫画の場合は顕著で。
 数ヶ月に1冊とか1年に1冊とかのペースで単行本を出版するためには、一人ではとてもじゃないが手が回らないワケですよ。アシスタントが何人いて、編集者がいて、アドバイザーを雇ったりして、表紙のデザイナーとか宣伝とかわんさかわんさか人が関わって分業しているからこそ、漫画ってあんなハイペースで単行本が出せるのです。

 そういう人達は出版社に雇われている人もいますし。
 漫画家自身が雇っているアシスタントに給料を払うためにも「定期収入」が必要ですから、雑誌に連載を持って「今週は○ページ載ったから幾らもらえる」みたいな収入源が大事なワケですよ。


 出版社と漫画雑誌がなければ、「続きものの漫画」なんて描きようがないんです。
 特にこれから名前を売っていこうという若手は元手がありませんから、いきなりアシスタントとかシナリオアドバイザーとか雇えないでしょうしね。


 ……って


 ……ん?




 ………そうか。
 ここまで書いて気付きました。既に名前が売れている有名作家さんがダイレクトパブリッシングに行ったら出版社はヤバイって話か。彼らは既にお金を持っているし作家名で単行本が売れちゃうので、出版社を介さず、自分一人でアシスタントやアドバイザーを雇って自費出版をしても元が取れるかも知れません。

 あ、「あの漫画家はワケわかんねーこと言ってんな!」というテンションで書き始めたのですが、書いている間に「あの漫画家さんの言っていることは正しいじゃないか!」と思ってしまいました(笑)。




 ということで、そうなんです。ここからが本題なんです。
 今の漫画業界が直面している本当に重要な問題は、「紙の本か電子書籍か」とか「出版社かキンドルダイレクトパブリッシングか」といった話ではないんです。「漫画雑誌なんかなくても漫画業界はやっていけるのか」という問題なんです。


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○ 漫画雑誌を読んでいますか?
 ぶっちゃけた話をしましょう。
 私はもう漫画雑誌は1冊も読んでいません。

 とにかく時間が足りません。
 1冊の漫画雑誌を買っても、読み終わる前に次の号が出てしまっていて、続きものは1話飛ばしちゃうと理解できないかもだからと前の号から読もうとするとどんどん「読まなくちゃいけない号」が増えていって、最終的に「もうイイや!気になる作品だけ単行本で買おう!」となってしまいました。


 こういう人は少なくないと思うんです。
 大ヒット漫画を抱えている漫画雑誌の中には、「1作品の単行本」の方が「雑誌」よりも遥かに売れているところがありますよね。雑誌側も何とか雑誌も売れるようにしようと「単行本の続きが最新号の雑誌で読めますよ!」とやっているのですが、自分が単行本を読むのは買ってから数ヵ月後だったりするので「もう全然最新号じゃねえええええ」となったりするのですピョン。


 「もう漫画は単行本だけ読んでいればイイや……」という人は少なくないと思うんです。




 そもそも「漫画雑誌の利点」って何でしょう?

・目当ての漫画もそうじゃない漫画も、たくさんの漫画が載っている
・単行本より早く読める
・デカイ


 昔はこれらが利点になっていたと思うんですが、現代人のライフサイクルにはむしろマイナス点になっているんじゃないかと思うのです。「目当ての漫画だけ読めればイイや」「好きな時にじっくり読める単行本の方がイイや」「持ち運びしやすい方がイイや」―――そう思う人にとって、漫画雑誌は「なくても構わないもの」なんです。


 この問題――――電子書籍とかダイレクトパブリッシングとかじゃ解決しないと思うんです。
 「持ち運び」に関しては若干解決するかも知れませんが、もし仮に「漫画雑誌がiPadやキンドルファイアやネクサスセブンで読めます」となったからって、「目当ての漫画だけ読めればイイや」「好きな時にじっくり読める単行本の方がイイや」という部分は解消されないんです。




 しかし、
 「漫画を読む」側からすると「単行本だけでイイや」となったとしても、
 「漫画を描く」側からすると「単行本だけ出してればイイや」とはなりません。


 漫画雑誌って「単行本が何十万部も売れる大人気漫画家」も「まだ単行本を1冊も出していない新人漫画家」も同じ本に載ります。売れる作品もまだ売れていない作品もセットで売っているんです。

 新人漫画家さんにとってはいいこと尽くめですよね。自分にはまだそんなにファンが付いていないけど、大人気漫画家さん目当てで雑誌は売れるので雑誌から原稿料をもらうことが出来ます。単行本を出す前は貴重な収入源です。
 また、大人気漫画家さん目当てで雑誌を買っている人から「へぇ、こんな新人漫画家がいるのか」と知ってもらう機会を得られます。名前が知られていない新人漫画家さんにとっては、作品を載せている場が宣伝媒体にもなっているのです。


 しかしこれ……「大人気漫画家さん」にはあまりメリットがないですよね。
 だから、「大人気漫画家さん」が「もう漫画雑誌に載せるのなんて辞める!原稿料なんて大してもらえないし、自分でダイレクトパブリッシングやった方が儲かるわ!」と漫画雑誌から逃げ出したら―――漫画雑誌も出版社も新人漫画家さんも、頼みの綱を失ってしまうことになるのです。



 冒頭で書いた「キンドルのせいで出版社がどーのこーの」という某漫画家さんのPOST、この記事を書き始めた時は「何を言っているんだこの人は」と思っていたんですが、書いてみたら180度変わってよく分かりました。仰るとおりだと思います。

 かつては、そんなに儲かっていないような個人商店でも身を寄せ合って商店街として並んでいればそれなりに食べていけたのに―――ウォルマートみたいな巨大資本の大型店が1つ出来たことで弱肉強食の世界になってしまい、地元の個人商店はどんどん潰れてしまった。みたいな話で。

 漫画雑誌がなくなれば漫画業界も「勝ち組」「負け組」に真っ二つに分かれてしまって、今まであったような多様性が失われ、「売れる漫画」だけが追求される時代になってしまうのでは―――そういう懸念は確かにあると思います。




 でも、それでも私は「それはキンドルのせい」ではないと思いますし。
 キンドルが来る前から「漫画は単行本だけでイイや」という「漫画雑誌不要論」はありました。

 漫画雑誌が売れない理由をキンドルにせいにするんじゃない!
 キンドルが来る前から漫画雑誌は売れなくなっていたじゃないか!!



 ……正直、自分は80年代とか90年代みたいに「漫画雑誌が売れる時代」はもう戻ってこないと思います。
 現代人のライフサイクルではやっぱり付いていける人が限られていますし、子どもがどんどんどんどんどんどん減っていますもの。団塊ジュニア世代が定年退職を迎えた頃に老人向け漫画雑誌を発行したら売れるかも知れませんが(笑)、それまで漫画業界が生き残っていけるかどうか。

 そうなると、「漫画雑誌に代わるもの」を考えた方が建設的だとは思うんですね。
 「漫画雑誌の原稿料」に相当する副収入を得る方法を考えるとか、「宣伝媒体としての漫画雑誌」に相当する新人が名前を知ってもらう場所を考えるとか、アシスタントを雇わなくてもハイペースで漫画を完成させる方法を考えるとか。



 これからの数年間は、「漫画業界の終わり」ではなくて「新たな始まり」にするための大事な数年間かもなーって思っています。


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| 漫画読み雑記 | 17:59 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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はじめて『どうぶつの森』を遊ぶ人に向けた記事

 今年末のゲーム業界一番のヒットソフトになるのは、恐らく3DSソフト『とびだせ どうぶつの森』です。前作Wii版はまぁアレでしたけど、前々作DS版『おいでよ どうぶつの森』は国内500万本を売り上げた超キラータイトルですからね。

 また、DS版→Wii版の変わらなさ加減と比べて、今作3DS版は大幅リニューアルをしているみたいですし。その新要素を紹介した「どうぶつの森ダイレクト」は物凄い話題になりました。シリーズファンはもちろん、今まで『どうぶつの森』をやったことがない人も「はじめてだけどやってみようかな」と呟いているのを各所で見かけました。

 我が家もソフト内蔵版3DSLLを母が注文しているので、届くのを心待ちにしています。




 しかし、思い出したことがありました。
 DS版を初めてプレイした際、自分は「何をするゲームか分からない…」「何が面白いか分からない…」とぶん投げてしまったことがあったのです。その後、その放り投げていたソフトを母が見つけ、始めたところ大ハマリして、それを見た自分は「このゲームってそう遊ぶものだったのか!」と驚いたことがあったのです。
 その後、自分もプレイしたところ、最初にプレイした時とは別物のように面白かったです。


 なので、これから『どうぶつの森』を始めるよーという人や、始めるか悩んでいるよーという人へ向けて、「どうぶつの森はこういうゲームでこう遊べばイイんだよ」「自分がぶん投げてしまったのはこういう理由なんだよ」ということを書こうと思います。


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1.シリーズ未経験者でも大丈夫
 『どうぶつの森』は主人公(あなた)が村に引っ越してくるところから始まります。
 毎回“新しい住人”なんですね。当然、前作から繋がっているストーリーのようなものはありませんし、前作を知らなければ楽しめないということはありません。


 ただ、村のどうぶつ達はシリーズ共通のキャラクターなので、「このキャラは前作では靴磨きをしていたのに今作では靴屋さんになったのか!出世したなぁ!」みたいな“シリーズを知っている人だけがニヤリと出来ること”もなくはないです。
 でも、知らなくてもゲームには支障がないと思います。


 そもそも。
 『どうぶつの森』シリーズは、64やゲームキューブ時代は数十万本クラスの“中堅タイトル”でした。それがDS版では500万本を売り上げる超ヒットソフトになったので、多くの人はシリーズの途中から始めたシリーズなんですよね。それで問題なく楽しめているんで、3DS版も今作からで大丈夫な作品になっていると思います。



2.現実の時間と連動したゲーム
 これがこのゲーム最大の特徴とも言えます。
 正確には「現実の時間」ではなく「ゲーム機に内蔵された時計&カレンダー」と連動しているのですが、朝に起動するとゲーム内時間も朝になっていて、夜に起動するとゲーム内時間も夜になっているゲームなんです。

 季節も現実時間とリンクしているので、春には桜が咲き、冬には雪が積もり、夏にはカブトムシやセミなどが現れ―――と、季節ごとに村が違った顔をするのが魅力なのです。2月には節分、3月にはひなまつり、等といったカンジで、現実と同じ行事が起こるんですね。



 んで、これが自分が「DS版で何をするゲームか分からなかった」理由の一つなんですが。
 自分は当時このゲームを夜の3時や4時に起動していたんですよ。だからもちろんゲーム内時間も深夜3時や4時で、住人はもうみんな寝ているし、お店も全部閉まっている。お店も閉まっているということは「お金を稼げない」し、買い物も出来ない――そりゃ、どういうゲームか分かりませんよね(笑)。

 今作3DS版はそういう人への救済措置として、新要素「条例」が加わりました。
 夜中にゲームを遊ぶ人用に、「条例」を制定して「住人全員が夜更かしになる」ように変更出来るそうです。これはありがたい!どのくらい遊べばこの機能が解禁されるのかは分かりませんし、何時間くらい夜更かしを設定出来るのかは分かりませんが、深夜ゲーマーにとってはありがたい話です。



3.目的がない人は「お金を稼ぐ」「博物館に寄贈をする」を目的にしよう!
 このゲームは「どんな風に遊んでも自由」というゲームです。
 園芸に凝る人もいれば、面白家具を揃えたがる人もいれば、ひたすら服を作る人もいれば、ただ住人達とお喋りするのが楽しいって人もいます。

 だから、これから初めて『どうぶつの森』を遊ぶって人も「自由に」遊んでください。



 ただ、「自由って言われても何をしてイイか分からない!!」って人もいると思います。
 そういう人はまず「お金を稼ぐ」ことを目標にするとイイと思います。このゲーム、結構お金を使う機会があるので、イザという時のためにお金を持っておくのは悪いことではないからです。自由に生きるためにはお金がいるんですよ!!!

 お金を稼ぐには、「お店にモノを売る」のが基本です。
 前作までは「たぬきち商店」に売っていましたけど、今作は「リサイクルショップ」に売るのかな?この辺はまだよく分かりません。


 資金源となるのは、主に「果物」「魚」「虫」「落ちてるもの」です。

 まずは「果物」。
 村の木にはそれぞれ「リンゴ」や「桃」や「梨」などの果物がなっているので、これをゆすって落として拾ってお店に売りましょう。元手0円でお金が稼げます。「村の果物は公共物だから独り占めしちゃいけないんじゃないの?」と思うかも知れませんが、村の住人達は果物に無関心なのでガンガン売っていっちゃいましょう。

 DS版とWii版では日数が違ったのですが、翌日とか数日後になると果物はまた実がなります。
 これをまた売っていきましょう。

 本当は売らずに埋めるというのも手なんですが……ゴニョゴニョゴニョ



 次に「魚」。
 魚を釣るには釣竿が必要です。今までは「たぬきち商店」で買っていたのですが、今作はまめきちやつぶきちの店で買うのかな?

 村の川や海を見ると、黒っぽい影が見える時があると思います。それが魚です。
 釣竿を装備して、Aボタンでそれに向かって投げましょう。ウキに魚が反応することがあるので、ウキが沈んだ瞬間に引き上げると魚が釣れます。遅いと逃げられちゃいます。最初は上手く釣れないかも知れませんが、何度もやるとすぐに慣れてくると思います。

 釣った魚は水槽に入れて飾ることも出来ますが、売るとお金になるんで資金にしてしまうとイイでしょう。魚はどんなに釣っても無限に湧いてくるみたいです。遠慮なくガンガン釣っちゃいましょう。


 また、今作からの新要素として「ウェットスーツ」を手に入れると、素潜りして海中の生物を捕まえることが出来るみたいです。何というサバイバル感。



 次に「虫」。
 虫捕りは虫取り網が必要ですね。

 虫はかなり季節に左右される生き物で、冬場はほとんどいません。春になるとチョウチョなどが出てきて、夏はカブトムシやクワガタなど「高く売れる」虫が湧いてくるのでガンガン捕まえてガンガン売っていきましょう。金じゃー!金が村に溢れているぞー!な気分になります。

 しかし、虫は動いている虫や、ソーッと近寄らないと逃げられてしまう虫、ある特定条件じゃないと現れない虫などがいて、魚釣りよりも「アクションゲームっぽい」かも知れませんね。自分は虫取り網を装備して歩いていると『ゼルダ』やっている気分になります。



 最後が「落ちてるもの」。
 海岸に落ちている貝殻や、秋だけ生えているキノコなどです。貝殻は今回の新要素で他のことに使えるなんて話もあるんですが、これらも売ると資金になります。特にキノコは時々とてつもない金額で売れるものがあるので、金じゃー!金が生えとるぞーーー!!とキノコが金に見えてきます(笑)。




 そうだ、お金より大事なことがありました。
 『どうぶつの森』の村には「博物館」があって、そこに虫や魚などを寄贈することで展示してもらうことが出来るのです。1種類につき1匹。博物館を豪華にするためには、なるべく多くの種類の虫や魚を取らなくてはならないという「やりこみ要素」ですね。

 このゲームは現実時間と連動していて、季節によって現れる虫や魚が違うので、コンプリートするのは物凄く大変です。1年間遊び続けなければなりません。


 実を言うと、私はコンプリートなんかしたことがありません。
 というか、夏が来るまで続けていたことがありません。

 DS版は4月に始めて5月に辞めていましたし、Wii版は11月に始めて3月に辞めていました。
 それでイイんです。そういうゲームなんです。必ずしもコンプリートを目指さなくてもイイんです。自分はひたすら服を作って、それで満足していました。自分なりの遊び方をすればイイんです。



4.自分なりのコーディネート
 このゲームの特徴としてもう一つ、「自分だけの村」「自分だけの家」「自分だけの服」で遊んで、それをみんなに自慢する―――というものがあります。今作は更にそれが研ぎ澄まされたカンジに進化しています。


 まず「自分だけの村」。
 村はゲームを始めた際に自動生成され、「自分だけの地形」になります。
 自分以外の住人達も、たぬきち達のようなメインキャラクターはどのプレイヤーにも共通ですが、住人はランダムで決まります。その住人も仲良くしたり引き止めたり引き止めなかったりで、引っ越していく住人や引っ越してくる住人などがプレイヤーごとに違うので、「自分だけの村」になるんですよね。

 加えて、3DS版からの新要素として「公共事業」が出来るようになりました。
 ベンチとか看板とか、村に設置するものを自分で選んで置けるようになったので、ますます「自分だけの村」を作ることが出来るのです。


 もちろんこうして作った「自分だけの村」をみんなにお披露目することが出来るのですが―――それはまた後で。



 次に「自分だけの家」。
 このゲームにはとてつもない数の家具が登場します。どのくらいの数かというと「コンプリートは不可能」なくらいです。村ごとに店頭に並びやすい家具が違うみたいなんで、一つのデータで集めるのはムリなように作っているみたいなんですね。

 これらの無数の家具を自分の家に置き、「自分だけの部屋」として作り上げることが出来ます。

 参考までに前作Wii版の頃に書いたプレイ日記をどうぞ。
 和風に揃えたり、教室っぽくしたり、オリジナルの部屋を作って自慢しているのが分かると思います。



 また、今作からの新要素として部屋の中だけでなく、家の外観も変更できるようになりました。
 たぬきちの店で改装工事をしてもらうそうなんで、すげー金額をぼったくられそうですけどね!(笑)


 そうやって作った「自分だけの家」をこれもまた自慢できる場所があるのですが、これも後述します。




 最後に「自分だけの服」。
 『どうぶつの森』が女性にも人気なゲームなのは「着せ替え機能」があるからです。

 「帽子」「メガネ」「服」などを自由に変えられるだけでなく、3DS版は頭身が上がったことで上下で服を分けたり靴や靴下も選べるようになったみたいです。


 また、「マイデザイン」として自分オリジナルの服を作ることも可能です。
 こちらも前作のプレイ日記をどうぞ。版権上絶対にムリな服も、自分で作ってしまえばイイんですよ!

 「えー、でも、私は絵とか描けないし……」という人も、今作では楽しめる機能が――――って話は↓で書きます。




5.「みんなで」遊ぶから楽しいゲーム
 『どうぶつの森』は1人用のゲームですが、「みんなで遊ぶと楽しいよね!」というコンセプトのゲームです。元々、『どうぶつの森』は「複数の人が時間をズラして一つのゲームを遊ぶ」ことを目指して作られたそうですから。


 このコンセプトだけは変わらず、シリーズを重ね、ゲーム機が変わることで、どんどん広がっていった結果の究極の形がこの3DS版だと思います。任天堂のゲーム機の進化の恩恵を最も受けたのは、実は『どうぶつの森』かも知れないと思うのです。



 まず「家族が1つのソフトで遊ぶ」という話。
 このゲームのセーブデータは「村」は1つしか作れませんが、「プレイヤー」は4人まで作れます。つまり「4人のプレイヤーが同じ村に住む」ということが出来るのです。

 午前中はお母さんがプレイして、夕方には学校から帰ってきた子どもがプレイして、夜は仕事から帰ってきたお父さんがプレイして――――1つのソフトを家族みんなで遊ぶことが出来るのです。

 住人達が「○○は虫ばっか獲ってるなー」と本人がいないところで話題に出したり、虫取り網が欲しいのに既に他の誰かに買われて入荷待ちだったり、「やったー!イトウを釣ったぞー」と博物館に寄贈しようとしたら他の誰かが既に寄贈していたり。


 「時間差で遊ぶとこんなに面白いことがあるよ」と、仕込んであるゲームなんです。
 これは恐らく『脳トレ』なんかにも引き継がれた仕様ですよね。2人以上で遊ぶと「○○さんがこんな絵を描いていました」と見せてくれたりするアレ。




 次に「ローカル通信」「インターネット通信」で、他の人の村に遊びに行くという話。
 本体とソフトが人数分あれば、自分のキャラクターを他の人の村におでかけさせることが出来ます。
 互いに持ち寄って面と向かい合って通信をする「ローカル通信」も、フレンドコードを交換して「インターネット通信」することも可能です。

 DS版が超ヒットした理由の一つでもあって。
 せっかく作った「自分だけの村」「自分だけの家」だからみんなに見せたくなるし、通信機能を使って友達同士で気軽に遊びに行けるというのがイイんですよね。上で紹介したWii版のプレイ日記も、「俺の部屋を見ろー!」とやっていましたしね。



 また、Wii版からスクリーンショットが撮れるようになったので―――
 ブログ等で「こんな風に遊んでいます!」とおらが村自慢がしやすくなったんですね。恐らく3DS版でもスクリーンショット機能は入っていると思います。




 ――――と、ここまでは前作までにもあった機能です。
 「みんなで遊ぶと楽しいよ!」というゲームなのはイイんですけど、「俺……家族も友達もインターネット上のフレンドもいないや……」という人は一人で遊ぶしかなかったんですね。そういう人のために、3DS版は実は「ぼっちでもみんなで遊べる」新要素が増えたのです!


 まず、「すれちがい通信」で他人の家がモデルルームに並ぶようになりました。
 自分だけの家具を置いて、自分だけの外観を作った「自分だけの家」が、「すれちがい通信」で自慢出来るようになったんですね。もちろん相手の家も見ることが出来ますし、気に入った家具は買うことも出来るみたい(?)という。


 次にフレンド以外ともインターネット通信で遊べるようになりました。
 「相手の村に遊びに行く」のはフレンド限定なのですが、フレンド以外の人とも「夢の中で相手の村に遊びに行く」ことが出来るそうです。夢の中なので村を荒らされませんが、村を自由に見て回ってマイデザインだけは持って帰ってこれるみたいです。

 村のコードを入力するか、ランダムで行けるみたい(?)。
 恐らく遊び方としては、ブログなどで「どうぶつの森始めたー。村のコードをここに書いておくから、みんな夢の中で遊びに来てねー!」とやるんじゃないかと思われます。3DSのフレンドになるほどでなくても「自分だけの村」をみんなに自慢出来るのです。


 この機能、恐らく「いつの間に通信」を使って、村の現在の状況を自動アップデートしてくれる『カルチョビット』みたいなことをやっているんだと思います。「同時に接続しなくてもオンラインゲームを楽しめる」という魅力のある機能。



 あと、今作からの新要素「常夏の島へのツアー」は、フレンド以外の人ともインターネット協力プレイが出来るそうです。



 そしてそして、実を言うとコレこそが今作最大の魅力だと思うのがコレ。
 自分で作った「マイデザイン」をQRコード化することが出来るようになりました。

 上で自分が紹介した「あかいすいせい」のようなオリジナル服をQRコード化することによって、ブログに貼り付けてみんなに配ることが出来るんです。前作ではフレンドとインターネット通信をしないと配れない仕様で面倒だったのですが、今作はそのハードルが一気に下がりました。

 「自分でオリジナルの服を作れるって言っても私は絵が描けない……」という人は、インターネット上でQRコードを載せているブログを探して絵の上手い人が作った服を持ってきちゃえばイイんですよ!
 服を作る側の人も、みんなが使ってくれるというモチベーションで新しい服を作りたくなるでしょうしね。なので、コメント欄とか拍手欄にでも「○○の服、とっても素敵だったので持ち帰らせていただきました!」と書き込みましょう。間違っても「○○の服、ここをこうしたらイイと思います」とかは書いちゃダメですよ!作る気なくなっちゃう人もいますから。


(関連記事:QRコードこそがニンテンドー3DSの隠れた目玉機能なのかも知れない

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 ゲーム機が進化していくとゲームソフトはどう変わるのか?を考えると、その恩恵を最も受けるのは「リアルなグラフィックの3Dアクションゲーム」とか「大人数が一度にネットワークに接続するオンラインゲーム」などが挙がることが多いと思うんですが――――

 実を言うと、『どうぶつの森』ほどゲーム機の進化の恩恵を受けているゲームはないとも思うんですね。
 64版はコントローラパックを使っておでかけするしかなかったのが、DS版は無線通信やインターネット通信等に対応して大ヒットをしました。Wii版は期待されていたWiiConnect24では思ったようなことが出来なかったために「変わり映えのしない続編」と酷評されましたが。3DS版は3DSの機能をコレでもかというほど使った続編になっていると思われます。

 すれちがい通信、いつのまに通信、QRコードに、3DSカメラとの連動……などなど。
 これはシリーズ最高傑作になる予感!!!


 ということで、自分もとりあえず「オリジナルの服を作ってQRコードで公開」はやろうかなと思っております。今からどんな服を作るかワクワクしております!

| ゲーム雑記 | 17:51 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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終わった物語の“その後の話”―――2冊の『けいおん!』に思ったこと

※ この記事は原作漫画版『けいおん!』全4巻のネタバレと、『けいおん!college』『けいおん!highscool』のネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。


 自分は元々「その後の話」が苦手なんだと思います。
 アニメ版の『けいおん!』ですら、1期が大好き過ぎたために2期はそれほど楽しめませんでした。劇場版も未だに観られていません。恐らく気に入れないし、気に入れないまま『けいおん!』という作品が終わってしまうのが怖いからです。


 キレイにまとまった最終回の「その後」を描くのはそれだけリスキーなんだと思います。
 自分が大好きだったアニメ『ちはやふる』や『とある科学の超電磁砲』なんかも2期の製作が発表されましたけど、楽しみだと思う反面、1期以上に好きになることはないだろうとも思ってしまうのです。
 特に『超電磁砲』1期はアニメ独自のエピソードで「一つの物語」として上手く完結させましたしね。



 だから、『けいおん!』原作版にも思うところがあったのです。
 原作漫画版はアニメ2期の終了とタイミングを合わせるように終了→原作最終巻が発売されていたのですが、劇場版アニメが公開されるのに合わせて「その後」の話が連載再開されたのです。しかも2本も。


・一つは、高校を卒業して大学に進学した唯達の「その後」を描いた『けいおん!college』
・もう一つは、高校に残って新生軽音部を始める梓達の「その後」を描いた『けいおん!highscool』


 正直なことを書きます。
 『けいおん!college』を読んだ時、「読まなければ良かった……」と思ってしまいました。

 面白くないワケじゃないです。相変わらずな唯達4人のキャラクターは魅力的ですし、掛け合いを見ているだけで楽しいです。かきふらい先生は4コマ作家としてガンガンスキルを上げていると思うので、まっさらな気持ちで読んだら酷評するような内容ではないです。

 でも……高校生じゃなくなってしまった唯達を見るのが辛いんです。
 私がロリコンだからどうのこうのという話だけではなくて。
 『けいおん!』は「高校生活」という限られた時間の中にしかないキラキラした一瞬を切り取った作品でした。そして、そのラストは高校を卒業して「私達はこれからどんな大人になっていくんだろう」と締めくくっていたんです。

 だから、大人になった姿は見たくなかったんです。知りたくなかったんです。
 『college』の作中では「高校時代の制服」が登場します。唯なんてセーラー服まで着ていますし。でも、それはコスプレなんです。「もう戻れないあのキラキラした時間」の頃のコスチュームプレイなんです。



 ちょっと別の話。
 たまたま最近家族が「スラムダンクを読みたい」と言ってきたので全巻引っ張り出してきて、渡して。ついでに10年くらい前に行われた「スラムダンク、あれから10日後―――」というイベントの特集をしている雑誌も引っ張り出してきて、井上雄彦先生のインタビューをパラパラめくっていたんですが。

 『スラムダンク』のその後は作者である井上先生にも分からないそうなんです。
 作中の終盤であるキャラがある状態になってストーリーは幕を閉じるんですが、井上先生にもそれがどういう状態なのかは分からないそうなんです。「スラムダンク2は書かないんですか?」みたいに言われても、それは作者にすら想像出来ないことなんだそうです。


 この年齢になると、よく分かります。
 あのラストの「その後」は多分、読者によって全然違う想像をしていると思うのです。
 すぐに元の状態に戻るだろうと思う人もいれば、もう戻れないだろうと思う人もいるのです。『スラムダンク2』をもし描いたとしたら、その読者一人一人の「想像」に「正解」を与えてしまう行為になってしまいます。

 それは果たして幸せなことなのか――――――




 大学生になった『けいおん!』メンバーを見た時の寂しさはそれに近いのかも知れません。
 いや、もっと言うとアニメ1期の後のアニメ2期にガッカリしてしまったのもそれだったのかも知れません。

 「正解」を知りたくはなかった!と。




 ……だから、「読まなければ良かった……」と思ったのです。
 唯達がどんな大学生になったのか、「正解」を知らないままでいたかったと思ってしまったのです。

 そうして自分の中の『けいおん!』熱というものがいよいよ消えて、やっぱりアレは一瞬の輝きだったんだなと悟ったような気持ちになって、それならそれで「楽しかった時間をありがとう」と思いながら、2009年からハマった『けいおん!』に別れを告げよう と 思ったら









 『けいおん!highscool』は号泣していました。

 超ーーーーー面白かったじゃないか!
 何だよ!「その後の話」でも楽しめるじゃないか!楽しかったじゃないか!この違いは何なのだ!


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○ 「普通のコ達のキラキラした一年間」
 これは別に私が「女子大生より女子高生の方が好きなロリコンだから」って話じゃないですよ!
 私が本当に好きなのは女子中学生です!でも、『けいおん!』は女子高生だから『けいおん!』なんですよ!まだまだ大人にならない女子中学生でも、もう大人と呼べてしまう女子大生でもないから、「限られた時間の中のキラキラした時間」があんなにまぶしいんです。




 『けいおん!college』は「その後の話」でした。
 キラキラした青春の時間が終わった後の話―――唯達はこれから大学生活の4年間があって社会人になって、プロのミュージシャンになるかは分からないけど、これからは無限の可能性を秘めた人生を生きるんです。


 『けいおん!highscool』は違う。
 これは「新しい物語」なんです。
 梓達は新生軽音部としての「最後の高校生活1年間」を描き、新入生である菫や直は「高校生最初の1年間」を描いているんです。だから、終わりが来る―――このバンドはたった数ヶ月で終わってしまう、それが分かっているから眩しく見えるんです。

 「…ごめん」のコマとか!ボロボロ泣かされましたよ!



 それと、これは梓やさわちゃんが言っていたことにも通じるんですけど。
 『けいおん!』の元々の5人って実はスター軍団なんですよね。音楽的な実力もそうですけど、キャラクターとして「誰が主役でもやっていける」メンツが揃っているし、そう育ってしまったんだと思います。

 それに比べると『highscool』の5人はすごく地味。
 梓はともかく、憂は元々「引き立て役」としての脇役だったし、純ちゃんなんてチョイ役だったし、菫や直は設定は個性的ですけどキャラクターとしては旧メンバーに比べると弱いキャラだと思うんです。

 でも、そこがイイんです。
 その「普通っぽさ」がすごくイイんです。どこにでもいそうな、どこかにいそうな感がイイんです。



 これは原作版じゃなくてアニメ版のエピソードですけど、アニメ1期4話で澪がさわちゃん達の頃の軽音部のテープを発掘して「こんな凄い演奏は自分達には出来ない……」と打ちのめされるシーンがありました。あれと同じことを今度は『highscool』のメンバーでやるんですよ。

 唯や澪達「放課後ティータイム」のライブ映像を観て、「あんな凄いライブは私達には出来ない……」と打ちのめされる―――でも、みんなそうなんです。上級生は常に「凄い存在」で、自分達はそれに比べて何にも出来なくて、でもだからこそ必死になれるんで。さわちゃんだけは横で見ているからそれが分かるんですよね。


 「わかばガールズ…放課後ティータイムに負けず劣らずいいバンドじゃない」




 『college』を読んだ時は「かきふらい先生はもう『けいおん!』を描きたくないんじゃないのか」と思ったのですが、『highscool』を読んだ時には「かきふらい先生は次は『けいおん!』じゃない完全新作を描いてください!マジで!」と思ったほどです。「普通のコ達」をこんなに魅力的に描けるんですから。

 梓や憂が「下級生からはこう見える」というのも面白かったです。
 特に梓は『highscool』でどんどん化けの皮が剥がれていったので、人間的にすごく好感が持てるようになりました(笑)。そうなんだよ、梓や憂も「普通のコ」なんですよね。『けいおん!』という作品の最後でこれを描いてくれて本当に良かったです。


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○ シンクロしないファンサービス
 2作品同時連載に、2冊がほぼ同時期発売ですから―――この2作品はもっと「シンクロしたストーリー展開」になるのかと思っていましたが、むしろ徹底してシンクロしませんでしたね。憂が唯が帰省していたことを喋ったくらいで。

 これは多分、『highscool』の中では「唯達のその後」は描いてはいけないと思ったからじゃないかと思うのです。回想シーンとか電話での声以外では徹底して登場させませんでしたしね。何も考えていない作品だったら、ファンサービスのために「文化祭のライブを観に来る先輩達」を描いちゃうと思うんですけど―――わざわざ描きませんでした。



 それと、憂だけはどっちの作品にも登場するんですけど。
 『college』の方は唯視点なので、憂は唯を特別視していないんですよね。
 でも、『highscool』は梓や純視点なので、憂は唯を溺愛している様が描かれているという―――「誰の視点で描かれるかによって世界が違って見える」ことをしっかり描いている辺りも侮れませんね。『けいおん!』本編を読んでいる時はここまで考えて描かれているとは思っていませんでした。

(関連記事:憂はいつから唯を好きなんだろう



 アニメ版の大ヒットによって、『けいおん!』の原作版は引っかきまわされたと思います。「原作は大したことないけどアニメによって化けた作品」みたいに挙げられることも多かったです。自分もアニメがなかったら原作に手を出さなかったでしょうから、それに対して偉そうなことも言えません。

 でも、最後の最後に『highscool』を見せられて、原作版の熱量に圧倒されました。
 大好きな作品でした。もっともっとこのメンバーを見ていたかったという気持ちもありますが、「その後」はやっぱり知りたくないんです。梓や憂がどの大学に行くのかは、知らないままでイイんです。


 『けいおん!』ありがとう。
 この作品に出会えて幸せでした!


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WEB漫画『コマンド?→A/B/C』をアップしました

『コマンド?→A/B/C』扉絵


 自作漫画『コマンド?→A/B/C』(全56ページ)を公開しました。

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 一年半前にこのブログで書いた「女子の皆さんに訊きたい、「学ラン派?それともブレザー派?」」という記事の結果を元に、今作の主人公達は学ランを着ています。だから学ラン好きの女子の皆さん、是非読んでください!!

 今回「王道作品を描いてみよう」というコンセプトで描いたのですが、その中にもやはり自分が大切にしているものを込められたと思います。56ページと長尺なので、お時間のある時にでも是非読んでもらえると嬉しいです。

| 春夏秋冬オクテット | 00:24 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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ゲーム機にしか出来ないこととは何だ

 日本での発売も「あと40日後」となってきたWii U。
 先月から任天堂のホームページにて、開発者達に社長がインタビューをする名物企画「社長が訊く」のWii U編が始まりました。11月1日現在公開されているのは「本体篇」と「Wii Uゲームパッド篇」の2つですが、今後も随時増えていくと思われます。

 社長が訊く『Wii U』本体篇
 社長が訊く『Wii U』Wii U GamePad篇


 ゲームソフトの「社長が訊く」は「今回はここを遊びやすくしたんですよ!」とか「この部分はこういうアイディアから生まれたんですよ!」みたいな分かりやすい話が多いんですが、ゲーム機の「社長が訊く」は技術的な話すぎて何が何やら(汗)

 とにかく「すげーことやってる」のだけは分かりました!



 わざわざこんな難しい話を公開しているのって、任天堂の意地だと思うんですよね。
 必死に探しても見つからなかったのでソースのリンクを貼ることは出来ないんですが、いつかの決算説明会とか経営方針説明会の質疑応答で気になる文が載ったことがあるんですよ。

 記憶を頼りに要約しますと、「iPhoneとかiPadでゲームが遊べるようになったんだから。任天堂もゲーム機を作るのを辞めてゲームソフトだけでやっていくことは考えていないのか?」という質問に対して、岩田社長が「もしそうなるとここにいる竹田等多くの人材をクビにしなくてはなりませんね」と答えた時があって。

 竹田というのは上述の「社長が訊く」にも登場している、ハード部門の責任者の竹田玄洋さんのこと。
 もちろん文章だけだと発言のニュアンスは分かりませんし、そもそも記憶を頼りに書いているので表現が刺激的なものになっちゃっているのかも知れませんが。「任天堂のハード部門を舐めんじゃねえぞ」という声が聞こえてくるようだったんです。





 自分がファンであることを抜きにしても、任天堂は世界屈指のゲームソフトメーカーです。
 『マリオ』に『ゼルダ』に『マリオカート』は全世界で売れまくりますし、『Wii Fit』とか『トモダチコレクション』みたいな何じゃそりゃなゲームも大ヒットさせています。

 なので「ゲーム機作るの辞めてiPhoneやiPadにゲームソフトを出した方が儲かるんじゃない?」という意見は、実は自分も分からなくはないんです。かつてセガが「ゲーム機作るのを辞めたら世界最強のサードメーカーになる」と言われていたように(実際になれたかはこの際置いておく)、任天堂も世界最強のサードメーカーになるんじゃないかとも思うのです。

 ぶっちゃけた話、自分は『マリオ』が遊べるのならそれが任天堂機だろうがiPadだろうが構わないと思っていますもの。



 世界屈指のソフトメーカーであるがゆえに、ハードメーカーとしてはなかなか正当な評価を得られていない―――任天堂内にそういうジレンマがあったのかもなぁと思うのです。Wiiの時も64の時も「クセのあるハードが故に足を引っ張られているんじゃ……」という声もありましたからねぇ。

 「社長が訊く」は、そういう声に対して「ウチはハードメーカーとしても凄ぇんだぞ!」と周知させる目的もあるのかなーと思ったのです。確かにゲームパッドのレイテンシー対策の話とか、読むと「こんなことはゲーム機メーカーにしか出来ない」と思いましたもんね。






 ですが、未来永劫「ゲーム機」というビジネスが続くのかというのは自分も思います。
 先日の決算説明会での質疑応答で、こんなことが言われていました。スマートフォンやタブレットは敵か味方か、というQ7の質問に対しての岩田さんの回答を一部抜粋します。


<以下、引用>
 一方で、「スマートフォンさえあればゲーム専用機なんて買わなくてもゲームは無料または85円で山のように遊べる。だからゲーム専用機なんかいらないんだ」ということをおっしゃる方もいるわけです。
 私たちは、「無料だとか85円では味わえない、圧倒的な面白さをお客様に提供できなければ、そもそも任天堂という会社の存在価値はないし、ゲーム専用機の存在価値はなくなってしまう」と思います。

 ただ、この議論というのは以前も申し上げたことがありますが、携帯電話でiモードが出るか出ないかぐらいの頃、「携帯電話でもアプリが動くようになります。ゲームもアプリのひとつです」という話があり、そして、「携帯電話でゲームができるようになったら、みんな実用品として携帯電話を持つのだから、携帯ゲーム機なんてなくなってしまう」ということをおっしゃる方がたくさんおられました。

 私たちもその頃、そのことをたくさん聞かれましたが、「私たちは携帯電話ではできないことをします」と申し上げて、その後、ニンテンドーDSがあのように花を開くということになったわけです。

</ここまで>
※ 改行・強調は引用者が行いました


 この話は確かにその通りではあります。
 携帯電話でゲームが遊べればゲーム機なんて誰も買わなくなるんじゃないかと20世紀の頃から言われていました。しかし、当然その後にニンテンドーDSは大ヒットをします。「携帯電話に出来ないこと」を出来るかどうかが重要なんだ、と。

 しかし、自分は引っかかるところもあるんです。
 iモードが登場した頃、携帯ゲーム機はゲームボーイカラーがメイン機でしたし、据置ゲーム機ではドリームキャストが出てくる頃です。当時の携帯電話で遊べたゲームなんてドリキャスはもちろんゲームボーイカラーとも比べられるようなものではありませんでした。圧倒的な性能差がありました。

 でも、今のスマートフォンやタブレット端末で遊べるゲームは、3DSどころかPS3なんかと比べても「ま、別にこれで十分じゃないかな」と言われてしまうくらいクオリティが上がってしまったと思うのです。いや、ソフト自体にはクオリティの差があっても、ユーザーが気にするレベルではなくなってしまったというか。



 「スマートフォンやタブレット端末には出来ないことをやるんだ」という岩田社長の話は凄くよく分かりますし、実際に3DSやWii Uはそういうものになっていると思います。でも、じゃあ“次の世代機”はどうだとか、“次の次の世代機”はどうだと考えていくと――――「ゲーム機にしか出来ないこと」ってもうそんなに道は残されていないと思ってしまうのです。


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 繰り返しになりますけど、私は「そういう未来が来ても構わない」と思っています。
 面白いゲームが遊べるのなら、どの機種だって構いません。


 ただ、現状は「ゲームを遊ぶのはゲーム機に限るぜ!」と思っています。
 Wii UもキンドルファイアHDも同時期に届きますけど、ゲームを遊ぶ用途としてはWii Uの方が圧倒的に楽しみですし、未来を感じています。
 自分が何故そう思っているのかを書くことで、「ゲーム機にしか出来ない」利点が出てくると思うので今日はそれを書こうと思うのです。



1.ボタンが付いている
 シンプルだけど一番デカイのがコレ。
 3DSもWii UもPS Vitaもタッチパネル搭載のゲーム機ですけど、どの機種もボタンやスティックは削りませんでした。ゲーム機にとってボタンが大切だと分かっているからです。スマートフォンやタブレット端末にはない最大の利点だと分かっているからなんです。

 私の場合、「ボタンを押したい」がために「ゲームをやっている」ことがありますもの。
 ボタンを押す感触、スティックやパッドを傾ける感触―――あれが好きで、ゲームをついつい起動してしまうんです。特にアクションゲームは「ボタンを押す感触」と「ゲーム内のキャラクターが動く感覚」がシンクロしているのが好きなんです。

 なので、私は『夢幻の砂時計』は好きではなかった―――という話は置いといて(笑)。


 DS時代は「ゲーム機にタッチパネルが付くとこんなに面白くなるんだよ!」と言っていた任天堂は、『ゼルダ』すらタッチパネル操作オンリーにしてしまったのですが。その後にスマートフォンやタブレット端末などのタッチパネルを搭載したライバルが登場した今は、逆に「ボタン操作があるからゲームってこんな面白いんだよね!」と言わなくてはならないという。



 でも、これがいつまでも「ゲーム機にしか出来ないこと」と言えるかは微妙で。
 スマホに「ボタンをくっつける周辺機器」を出せばイイだけですし、タッチパネル上に吸盤で貼り付けてボタン代わりにしてしまう機器も出ています。

 こういう機器が普及したら、メーカーもそれを前提にゲームを作ればイイだけですし。
 これから先は「ゲーム機にしか出来ないこと」とは言えないのかも知れませんね。



2.1台買えばしばらくは買い換えなくてイイ
 ゲーム機も「新モデル」はしょっちゅう出ます。
 3DSだって1年半後には「3DSLL」が出ていますし、頻繁に新色が登場していますよね。

 でも、「どのソフトが遊べるか」は3DSも3DSLLも一緒なんです。
 DSは2004年に出た初代DSから2009年のDSiLLまで同じソフトが遊べますし(GBAカートリッジを使用するソフトやDSiウェアは除く)、世代交代するまでのスパンが長くて、その間は新機種を買わなくてイイんです。


 これは自分がiPhoneとかに興味がない理由の一つでもあるんですが。
 毎年のように新モデルが出てOSも新しくなって、このOSが快適に動くのはこの機種までですよとか、このソフトが動くのはこのOSまでですよ―――とか言われるじゃないですか。
 Siriが話題になった時に、アレだけ話題になっても「iPhone4S以降の機種じゃないと動きませんよ」と、たった1年ちょっと前に発売された機種であっても「もうその機種は古いですよ」と言われているみたいで「ゲーム機の文化とは全然違うんだなー」と思ったのです。

 これはパソコンでもそうですよね。
 「昔のパソコンにWindows8を入れてもタッチパネルにはなるわけねえだろ!」みたいなネタもありましたけど、個々のパソコンの性能によって遊べるゲーム・遊べないゲームが分かれてしまったりします。恐らく半年前に買った自分の安いパソコンでは最新のFPSとかは遊べないんでしょう。


 「ゲーム機」はそういう意味では安心です。
 3DSを買った直後に3DSLLが出て悔しい思いをした人もいるでしょうが、「3DS」という大きなくくりの中で動くソフトは共通なのです。2011年に3DSを買った自分は5~6年後までコイツで遊べるという安心があるのです。任天堂がゲーム機事業から撤退しない限りは(笑)。



3.ゲーム屋さんでゲームソフトが売っている
 自分はDSiウェアのようなダウンロード販売ゲームを応援してきましたし、ゲーム業界も「パッケージソフトをそのままダウンロード購入できる」ように移行しつつあるんですが。だからこそ分かるのは、リアル店舗のゲーム屋さんやゲームコーナーの影響力って大きいんですよ。


 例えば、2011年8月に発売されたWiiの『ファミリーフィッシング』というソフト。
 発売週の売り上げは6~7万本の売り上げだったそうですし、その後もランキングに入るような爆発的な売れ方はしなかったのですが、水面下でジワジワと売れていて1年後には20万本の生産発注数に到達したそうです。

 もちろんソフトの評判は素晴らしく高かったので口コミの効果も大きかったと思うんですが……
 ゲーム屋さんの棚に並び続けたというのが一番の要因だと自分は思うのです。だって、Wiiのソフトって禄に発売しないし……(笑)。任天堂のソフトは発売されるし売れるし「Wiiの棚」自体は撤去できないから、ついでにコレも置いとくかーと『ファミリーフィッシング』や『ゴーバケーション』も置かれてジワジワと売れ続けたんだと思います。

 どっちもオススメのゲームですよ!
 『ファミリーフィッシング』は「とにかく完成度の高いゲーム」で、『ゴーバケーション』は「荒削りだけど面白いもの全部詰め込みたいというスタッフの熱がとてつもないゲーム」でした。

(関連記事:最上級の一人用ゲーム『ファミリーフィッシング』紹介
(関連記事:Wii5年間の集大成!『GO VACATION(ゴーバケーション)』紹介



 キンドルファイアHDが届いたらAndroid向けのゲームもチェックしてみるつもりですが、どのゲームが面白いのかとかどのゲームが話題になっているかとかがどのくらい分かるのかが気になります。自分がDSiウェアを応援していた頃にぶつかった1番のカベはここでしたもの。

 「ゲーム屋さんの棚」が如何に販売促進になっていたか―――と考えさせられるんですもの。



4.ゲーム機でしか遊べないゲームが遊べる
 この記事は「大抵のゲームはiPhoneやiPadなら動かせる性能がある」という前提で、じゃあゲーム機にしか出来ないこととは何だと考えているのですが――――「性能」としては動かせても、「実際に遊べるか」はまた別の話で。


 現状、iPhoneやiPadでは『マリオ』も『ゼルダ』も遊べないワケですよ。
 任天堂がソフトを出していませんから。
 サードメーカーの有名タイトルにはiPhoneやiPadでも展開しているソフトもありますし、マイクロソフトは『Halo』のパソコン版とかも出していたと思うんですけど(3Dアクション苦手なのであまり詳しくない)。任天堂のゲームは任天堂のゲーム機でしか遊べないようにしているんです。

 まー、だから「それじゃ勿体ない!iPhoneやiPadでも出せばバカ売れするだろうに!」という意見が出てくるんでしょうが、それだとわざわざ3DSやWii Uを買う人が減るだろうし、普及しないゲーム機にはサードメーカーもソフトを出さないし、それだとますます3DSやWii Uを買う人がいないだろうし。


 要は「独占タイトル」をどれだけ保有できるか―――という話なんですよね。
 プレステ・サターン・64の頃の話とあまり変わっていないというか。


 「それじゃ勿体ない!iPhoneやiPadでも出せばバカ売れするだろうに!」というのは、『マリオ64』や『時のオカリナ』を「プレステでも出せばもっと売れたのに!」と言うようなものというか。


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 まだまだありそうですが、とりあえずこんなもので。
 今の時点ではまだ全容を見せてもらえていませんが、Wii Uなんかは「同じゲームソフトでもWii Uで遊ぶとこんな付加価値がありますよ!」という方向を目指していると思いますね。これはどちらかというとPS3やXbox360とのマルチソフトの対策なんでしょうが。

 「MiiVerse」とか「Miiわらわら」みたいに、OSからして「ゲームを遊ぶ」ことに付加価値を付けることを目指しているように思えます。



 それが受け入れられるかは正直分かりません。
 3DSは少なくとも日本国内では「大丈夫」な市場になりましたが、Wii Uもそうなるかはまだ未知数ですし。
 任天堂よりも心配なのはPS Vitaで……この年末商戦で(特に海外で)盛り返さないと、「ソニーがゲーム機事業から撤退」というのもネタじゃなくなってしまうんじゃと思っています。Vitaがドリキャスにならなければイイんですけど……ドリキャスは名機なんで、Wii Uのバーチャルコンソールに出てくれるとイイんですけど(関係ない話)。



 しかし、GoogleがAndroidを作ってAndroid端末でゲームが遊べるようになってゲーム機と競合していくのだとしたら、『安藤ケンサク2』を期待するのは望み薄なんですかね……そもそも未だに新品900円で売っているゲームの続編を出してくれるのか、って話ではあるのですが。


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| ゲーム雑記 | 18:32 | comments:5 | trackbacks:1 | TOP↑

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