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変わらない価値のあるもの

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2017年5月の活動報告

 原因不明の顔面痛は、まだ原因がハッキリしていないから「原因不明」と書いているのですが……現在のところ「歯の噛み合わせ」が原因じゃないかということで、マウスピースを付けた生活をしています。これでしばらく様子を見て、痛みがなくなったら歯を削って噛み合わせを調整する予定です。

 その際に「痛みが出る数日前に、歯を食いしばるくらい必死に何かしませんでした?」と訊かれて、「『リンクの冒険』の第六神殿」とすぐに思いつきましたが言いませんでした。


 ゲームを遊んでいて「タイミングを合わせてボタンを押す」ことで肩を痛めたことがありましたが、とうとうゲームを遊んでいて「歯を食いしばるほど必死にプレイして顔面の神経をおかしくしてしまう」ことになるとは……



<2017年5月の購入金額>
2017-5-1.jpg

 今月は体調不良の時期も長かったため、散在する余裕もありませんでした。
 しかし、月の後半キンドルが唐突に大型ポイント還元キャンペーンを行い(eBookJapanへの追撃キャンペーンだったらしい)、買う予定のなかった漫画も実質40円~50円くらいならポンポンと買ってしまって一気に積み本が増えてしまいました。でも、出費はこんなもん。キャンペーン恐ろしや!



<2017年5月の購入本数>
◇ 本・雑誌(電子書籍も含む):27冊
 紙の本:0冊
 電子書籍:24冊
 電子書籍(無料の本):3冊

◇ ゲーム(ダウンロードのゲームも含む):.2本
 パッケージソフト(ダウンロード版含む):0本
 過去ソフトのデジタル販売(バーチャルコンソール等):0本
 ダウンロード専売のゲーム:2本
 スマートデバイス用ゲーム:0本

 キンドルのポイント還元キャンペーンで購入した漫画は18冊でした。
 その内のほとんどは「元々買う予定のなかった作品」なのですが、この機会に色んな人がオススメの作品を紹介していたこともあって、そういうきっかけで知った作品も何かの縁だと積極的に購入していきました。
 キャンペーンになっているのは1巻だけというものがほとんどでしたから、面白かったら2巻以降は普通の価格で買えばイイだけですしね。



<2017年5月の読了数>
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◇ 本・漫画・雑誌(電子書籍も含む):43冊(再読3冊)
 紙の本:18冊(再読0冊)
 自炊した本:0冊(再読0冊)
 電子書籍:25冊(再読3冊)

◇ ゲーム(ダウンロードのゲームも含む):6本
 パッケージソフト(のダウンロード版含む):0本
 過去ソフトのデジタル販売(バーチャルコンソール等):1本
 ダウンロード専売のゲーム:3本
 スマートデバイス用ゲーム:2本

<積み電子書籍:漫画236冊、小説23冊、その他7冊
 → 積み電子書籍の合計は現在266冊です>
<積みゲー:Switchが2本、Wii U&Wiiが29本+6本、3DS&DSが18本+3本、PSが8本、PCが9本、アプリが2本→ 積みゲーの合計は現在77本です>


 今月は積み電子書籍消化・積みゲー消化にかなり積極的に取り組んだのですが……先月もここの欄に書いたように『うしおととら』は兄から借りた本なので全巻読破しても積み電子書籍は1冊も減らせず、キンドルのポイント還元キャンペーンで18冊購入したこともあって、積み電子書籍は先月より5冊アップの266冊となってしまいました。

 積みゲー消化の方はかなり順調だったのですが、原因不明の顔面痛のためにゲームプレイをストップしたこともあって、今月中にクリアする予定だったゲームもクリア出来ず……先月より4本減らした77本に留まりました。9月までに50本くらいにはしたいと言っていたのに!!
 しかし、その反面……3月からずっと続けていた『BanG Dream!ガールズバンドパーティ!』ですが、顔面痛のためそれまで皆勤だったイベントを走れなかったため、何かの糸が切れてしまって現在はもう起動すらしなくなりました。これでまぁ、他の積みゲー消化に時間が使えるとも言えるのですが、結局「好きなキャラがピックアップガチャに来た時のために貯め込んでいたスター」は使わないまま終えてしまいましたね。50連ガチャ出来たのに……


【今月のピックアップ】
我らひとしくギャルゲヒロイン<我らひとしくギャルゲヒロイン> (角川コミックス・エース)
我らひとしくギャルゲヒロイン<我らひとしくギャルゲヒロイン> (角川コミックス・エース)

 今月のピックアップは、キンドルのポイント還元キャンペーン対象作品で、カワチさんがオススメしていたので購入した『我らひとしくギャルゲヒロイン』です!ポイント還元キャンペーンはもう終わっちゃいましたけどね!
 「1巻」の表記はありませんが、これは「コミックスが売れなかったら打ち切り」「コミックスが売れたら続きも描けるし2巻も出るかも」ということで、とりあえず完結はしていないけど「1巻」の表記もないという非情すぎる理由からだそうです!せちがらい!

 内容は「ここがギャルゲーの世界なんだと自覚してしまったギャルゲーのヒロイン達が、ギャルゲーの世界観やプレイヤーの節操のなさにツッコミを入れていく」4コマ漫画となっています。架空のギャルゲー世界を舞台にしていますが、男主人公が主人公ではなく、ヒロイン達が主人公で“男主人公に攻略されないようにしている”のが特徴ですね。


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<画像は『我らひとしくギャルゲヒロイン』 EPISODE 02より引用>

 こんな風に「ギャルゲーでは当たり前なこと」に、ヒロイン達が「今まで気づいていなかったけど、何なんだこの設定は!」とメタ的にツッコミを入れていくのが面白いです。
 また、学園モノ4コマ漫画として考えても、荒唐無稽な設定や、永遠に続く学生生活、次から次へと現れる女性キャラ、突然壮大な展開に進むストーリーなど……本来なら「リアリティがない」と言われそうなものも、「まあギャルゲーってこんなカンジだよね」とギャグにすることで全部許されるのがズルイ(笑)。

 ギャルゲーにどっぷり浸かっていない人でも、「ギャルゲーってこんなカンジかな」という何となくのイメージを持っているだけでも十分に面白い作品だと思います。


 コミックウォーカーでは、スピンオフ作品とも言える『我らひとしくソシャゲヒロイン』が全話無料公開されています。これは『ギャルゲヒロイン』とキャラが共通の架空のソシャゲを題材にしていて、ヒロイン達も同じキャラですが「別のゲームのキャラ」という扱いなので記憶は共有していません。
 こっちも面白いんですけど、『ギャルゲヒロイン』を先に読んでいた方が『ギャルゲヒロイン』のキャラがたくさん出てきて面白いんじゃないかと思います。

 また、『ギャルゲヒロイン』の方もコミックウォーカーで、第1~3話が無料公開されているだけでなく、コミックス1巻に収録されていない第13話も無料公開されています。第13話もすごい面白いんですけど、コミックス1巻に12話まで収録されているので、出来ればコミックスを買って全話読んでから第13話を読んでもらいたいなーと思っています。

 というか、ずっと最新話が第13話ということは……1巻で打ち切りになったということなんでしょうか。Amazonのレビューとか大絶賛されているのだけど、それでも目標の売上には達しなかったのでしょうか。つい最近キャンペーンでこの作品を知った新参者の私ですけど、続きが読みたいなぁと願っています。



<2017年5月のブログ>
【創作】
「イラスト付きの小説」を投稿できるWEB小説サイトを探しています

【漫画】
『百万畳ラビリンス』上下巻紹介/全2巻に詰め込まれた大冒険!

【アニメ】
「男女カップル」のキャラを見るとき、アナタの目線はどこにありますか
「原作が既に完結済み」作品のアニメ化であっても、不満は持たれる

【ゲーム】
「ダウンロードでゲームは買いたくない」という人は、今どれくらいいるのだろうか
『ゼルダの伝説』はどうして「JRPG」とはされないのか
Nintendo Switchのバーチャルコンソールはいつ始まるのか
『バトルスポーツ めく~る』は「パーティゲームの定番」になれそう!だけど……
ネットでしか交流のない人とボイスチャットできますか?

【その他】
「好きな映画は何ですか?」の質問が苦手
被害超拡大中のマケプレ詐欺を、Amazonの「ほしい物リスト」公開を利用している人は気をつけてください


 今月のTwitterでの告知ツイートの「RT数1位」はこちら。




 次に、「付いたコメント数1位」は――――
 『ゼルダの伝説』はどうして「JRPG」とはされないのかでした。付いたコメント数は14。

 続いて、「はてなブックマーク数1位」は――――
 『ゼルダの伝説』はどうして「JRPG」とはされないのかでした。付いたブクマ数は187。


 そして、堂々のアクセス数1位は――――

 『ゼルダの伝説』はどうして「JRPG」とはされないのかでしたっ!


 当然のように、4冠達成。
 しかし、今月は『ゼルダ』の記事の影響なのかその他の記事のアクセス数もかなり高く、充実した月だった……と言いたいのですが、原因不明の顔面痛のために一週間弱休んだことで再びアクセス数が下降してまた元の水準に戻ってしまったのでした。ちゃんちゃん!

 『ゼルダ』について記事を書くのは今回が初めてではもちろんなくて、何年か前に集中的に書いて「ゼルダを広めよう!」と頑張った時期があったのですが……その時はアクセス数は散々だったんですね。「ドラクエとちがって数字持ってねーな、ゼルダ」と当時は思ったのですが(笑)。
 最新作『ブレス オブ ザ ワイルド』が話題になったことと、今回の記事は「JRPG」というナショナリズムを刺激されるワードが入っていたこともあって、『ゼルダ』自体にさほど興味のない人にも注目してもらえたのかなと思います。


 それと、マケプレ詐欺についての注意喚起の記事は、色んなところで紹介してもらったおかげで今月のアクセス数2位になるくらいたくさんの人に読んでもらえました。紹介してくださった皆様、ありがとうございました。


<2017年5月の創作活動報告>
・電子書籍用新作漫画4話、全ページ完成
・短編小説2本目、完成
・5月のカラー絵練習はオリジナルキャラを描きましたー

 昨年秋に書いた短編小説1本目はものすごい時間がかかったのですが、今回の2本目はビックリするくらいサクッと書き終わりました。それは別に「小説を書くスキルが上がったから」とかそういうことではなくて、単にボリュームが全然ちがっただけです。
 キンドル形式で出力して手持ちの端末で読んでみたところ、昨年書いた1本目は「この本を読み終わるまで」が40分くらいだったのですが、今回書いた2本目は「この本を読み終わるまで」が15分でした。同じ短編でも全然ちがうという……

 まぁ、別に私は「○ページ以内で」とか「○文字以内で」みたいに誰かに指示されているワケではないのでコレで全然構わないと思っているのですが、漫画も「描きたい話を指定されたページ数に収める」のが一番難しいので、小説もそれをしなければならないと考えたら大変だなーと思いました。

縮小

 5月のカラー絵練習は、オリジナル(電子書籍用の新作漫画)のキャラで今まで使ってきた技術をフル動員して1枚描いてみました。塗りは肌以外は透明水彩がほとんどで、そこに影レイヤー・光レイヤーで陰影を付けて、オーバーレイで様々な色を混ぜていく……というカンジです。
 絵のクオリティは置いといて、塗りの方向性としては個人的には気に入っているんで、ひとまずはこれをメインにしていこうかなと思っています。

 来月も故あってオリジナルキャラを描く予定です。新作ではなく、昔の自分のキャラ。
 塗りはどうするかなぁ。同じツールばかり使うのもアレなんで、来月はまた別のものを試してみるかなぁ。

| ひび雑記 | 17:59 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ネットでしか交流のない人とボイスチャットできますか?

 かなり前の話ですが、Twitterでこんなアンケートを取ったことがありました。


 『Splatoon2』に限定したのは「ゲームによって変わる」という分散を防ぐためです。

 Nintendo Switchは今までの任天堂機とちがって秋からオンラインプレイが有料になる代わりに、無料の頃にはなかったサービスを幾つか始める予定で、その一つにスマホアプリを用いたボイスチャットがあります。
 これまでの任天堂機にもボイスチャットに対応したソフトや機器がありましたが、全面的に「どのソフトでも使える」ということはありませんでした。今回はオンライン有料化によるサービスであることと、外部機器を使うことを考えると、いよいよ「どのソフトでも使える」のだろうと期待しています。そうであってくれ、頼む。


 しかし、気になるのは「実はボイスチャットあまりしたくない……」という人がどれくらいいるのか?ということでした。
 パソコンでのオンラインゲームやXbox系の機種だとボイスチャットはもう10年以上前から「あって当然」というイメージがあって、それこそ任天堂がボイスチャット対応するのに「今更かよ?」と思う人もいるかと思うんですが……それとは対極に、「ボイスチャットは使いたくない」という人も結構いると思うんですね。特にリアル友達ではない、「ネットで知り合っただけの人」相手には。


・自室が、気軽に声を出せる環境ではない
 (深夜などでは近所迷惑になる可能性もある)
・自分の声を聞かれたくない
 (身バレの危険、女性は性別バレを嫌がることも)
・知らない人とのコミュニケーションが苦手
 (どうしてゲームでまで疲れることをしなくてはならないのか)


 考えられるのは、こんな理由でしょうか。
 自分はあまりオンラインゲームに積極的ではなかったので、ボイスチャット対応のゲームを遊んだことは数えるほどしかありませんでしたが……その数少ない経験の中でも、「こちらはボイスチャット」だけど「相手は使わない」で一方通行のやりとりだけってケースも多く、オンラインゲームは遊びたいけどボイスチャットはイヤだという人は思った以上に多いんじゃないかと思い、冒頭のアンケートを取ったのです。



 81人の方に投票してもらい、実数としてはこんなカンジでした。

・ボイスチャット付けてプレイする気がある 25人
・ボイスチャット付けてプレイする気がない 48人
・結果を見たい 8人

 「ある」と「ない」の比率が、およそ1:2になっていて。
 3分の2の人が「知らない人とはボイスチャットしたくない」と回答したとも言うことが出来ます。



 これってつまり、「『Splatoon2』買ったぜー、フレンドの人みんなで遊ぶぜー、前作とちがってボイスチャット対応だからワイワイ言いながら遊べるぜー」と期待しても、8人対戦中ボイスチャットを付けてくれる人は(自分を含めて)2人~3人しかいないってことですからね。「みんなでワイワイ言いながら遊ぶ」イメージと随分ちがう!



 個人的にはボイスチャットの声も乗せた状態で、生配信でオンラインプレイするところを見せたいのですが……そこまですると更にハードルが高くなりそうですよね。普段から実況とかしている人ならともかく、そうでない人は「自分の声が世界中に配信される」のなんて怖く感じるでしょうし。
(※ ウチの生配信なんて、視聴者数の実数は10人未満なんで気にするようなことでもないですけどね!)

 そう言っている自分も、薄壁1枚向こうで親が寝るので夜10時以降はボイスチャットは出来そうにありませんし……あまり他人事でもなかったりします。




 ニンテンドー3DSの頃は、「ただボイスチャットをするだけのダウンロードソフト」がスマホを持っていないキッズ層にヒットしたということもあったのですが。Nintendo Switchの場合は「ボイスチャットにはスマホが必要」なので、そういう需要もなさそうですし、日本ではあまり重宝されない機能になってしまうのかも。

 この記事を読んでいる人はどう思います?
 「ネットでしか交流のない人とボイスチャットできますか?」


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| ゲーム雑記 | 17:55 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

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『百万畳ラビリンス』上下巻紹介/全2巻に詰め込まれた大冒険!

【三つのオススメポイント】
・「見ていられない」けど、見ていたくなる主人公:礼香の魅力
・超人気イラストレーターの画力によって描かれた世界
・ミステリーでもあり、SFでもあり、大冒険でもあり


【紙の本】
百万畳ラビリンス  上巻 (ヤングキングコミックス) 百万畳ラビリンス  下巻 (ヤングキングコミックス)

【キンドル本】
百万畳ラビリンス(上) (ヤングキングコミックス) 百万畳ラビリンス(下) (ヤングキングコミックス)

【苦手な人もいそうなNG項目の有無】
この記事に書いたNG項目があるかないかを、リスト化しています。ネタバレ防止のため、それぞれ気になるところを読みたい人だけ反転させて読んでください。
※ 記号は「◎」が一番「その要素がある」で、「○」「△」と続いて、「×」が「その要素はない」です。

・シリアス展開:△(礼香の過去のシーンはちょっとキツイかも)
・恥をかく&嘲笑シーン:×
・寝取られ:×
・極端な男性蔑視・女性蔑視:×
・動物が死ぬ:×
・人体欠損などのグロ描写:×
・人が食われるグロ描写:×
・グロ表現としての虫:×
・百合要素:×
・BL要素:×
・ラッキースケベ:×
・セックスシーン:×


◇ 「見ていられない」けど、見ていたくなる主人公:礼香の魅力
 半年くらい前にコメント欄でオススメされていた漫画です。
 キンドルで少年画報社のポイント還元キャンペーンをやっていたので(現在は終了しています)、上下巻まとめて買って一気に読んでしまいました。すごく面白い!けど、これをネタバレさせずに紹介するのは難しい!なるべく物語の核心部分には触れないように紹介できるよう頑張ります。


 ストーリーは、ゲーム会社でデバッグのアルバイトをしている女子大生2人が、ある日突然「誰もいない謎空間」に迷い込んでしまって、そこからの脱出を目指すというものです。


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<画像は『百万畳ラビリンス』上巻 第2畳より引用>

 主人公は19歳の女子大生:礼香。
 黒髪ロングで、端正なお顔立ちで、スタイルも整っている「これぞ美人!」っていうキャラです。


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<画像は『百万畳ラビリンス』上巻 第3畳より引用>

 相方は礼香のルームメイトの庸子。
 礼香とは対照的にワイルドな風貌で、自分で自分を「ドブス」と卑下したりもするキャラです。


 一見すると「美女と野獣」みたいなコンビに見えるかもですが、読み進めれば読み進めていくほど、この2人の関係性は逆だと分かっていきます。礼香が後先考えずに突っ走って、気配りの出来る庸子がそれをサポートするのです。礼香の友達をやっていけるのは庸子しかいないよなぁ……と徐々に見えてくるあたりが、この作品にハマるポイントでもあります。



 さてさて。主人公たちが元々「ゲーム会社で働いていた」という設定だったり、礼香も庸子もゲーム好きなのでゲームの例えもところどころで出てきたりもすることから、この作品をゲームが好きな人にオススメ!みたいに言われているのを見かけるのですが……逆に言うと、「ゲームに詳しくないと楽しめないのでは?」と手に取らない理由にもされてしまうんじゃないかと危惧します。

 私の感覚では、この漫画を楽しむのにゲームに詳しいかどうかはあんまり関係ないと思います。
 というか、主人公たち(&作者さん)と私の「ゲームの好み」は全然ちがうので、私にも出てくるゲームの例えがよく分からなかったりしました。それでも、問題なく楽しめましたからね。


 ただ、「バグ」と「デバッグ」については事前に知っておいた方がイイかな……と思うので、その用語の意味だけ説明しておきます。
 コンピューターゲームは人間の作った「プログラム」によって動くのですが、時々作り手が想定していない動きをしてしまうことがあります。例えば、本来なら8月31日で終わる『ぼくのなつやすみ』で、特定の手順を踏むと「8月32日」に進めてしまうとか。これが「バグ」です。
 「デバッグ」というのはそうした「バグ」を発売前に見つける作業で、見つけられた「バグ」は報告されて修正されます。そのため「どうしたらバグが起こるのか」をありとあらゆる方法で探さなくてはならないので、バイトを雇ってありとあらゆる方法を試させるのです。発売されたゲームに残っているバグというのは、基本的にはこの「デバッグ」作業ですら見つけられなかったものです(面白いから仕様として敢えて残すものもありますけど)。


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<画像は『百万畳ラビリンス』上巻 第1畳より引用>

 礼香と庸子は、この「デバッグ」のアルバイトをしている女子大生で。
 特にこの礼香は、「バグ」を見つけるのが大好きで、「バグ」を見つける天才でもあります。


 この礼香の「バグを見つける天才」なところが、『百万畳ラビリンス』の魅力とも言えて……言ってしまえば、「バグ探し」というのは、ゲームを作った人が想定しないことを考える行為なんですね。「誰もいない謎空間」に迷い込んでしまった2人ですが、礼香は「バグ探し」で鍛えた自由な発想で次々と困難を突破していくのです。

 「常人には発想できない奇抜なアイディアで困難を突破する」「常人には理解されない感性ゆえに人とうまく関われない」―――礼香のキャラクターの特性だけを見れば、物語の世界では特に珍しいものではありません。諸葛亮公明のような天才軍師タイプとか、シャーロック・ホームズのような名探偵タイプとか、様々な形で登場します。

 しかし、「軍師だから頭がイイんですよ」「名探偵だから頭がイイんですよ」と言うのではなく、「デバッガーだから他人の盲点を突ける」「そこに楽しさを見出せるからデバッガーなんてことをやっている」というキャラ付けだからこそ、彼女は説得力を持ったキャラクターになっていると思うのです。私達と地続きの世界にいそうなキャラとして感じられるのです。



 礼香はすっごい美人ですし、下着姿や全裸姿になることもあるので「あー、美しや美しや」と拝ませてもらっているのですが。彼女の魅力は単なる外見上の美しさではなく、次はどんな「常人には発想できない奇抜なアイディア」を見せてくれるんだろうというワクワク感と、それと表裏一体の「常人には理解されない感性」とも言える壊れ具合のハラハラ感が混在しているところにあると思うのです。



◇ 超人気イラストレーターの画力によって描かれた世界
 説明が遅くなりましたが、この作品は2013年から2015年に当時の「ヤングコミックチェリー」、後に「ヤングコミック」に名前を戻した雑誌に連載されていた漫画です。作者はたかみち先生。

 たかみち先生……と言ってピンと来るかどうかは人それぞれだと思いますが、一番有名な説明をすれば「コミックLOの表紙を描いている人」です。


 コミックLOという雑誌は、茜新社から発売されている「小さい女のコを好きな人に向けたエロ漫画誌」なのですが。その表紙は創刊号からたかみち先生が担当していて、基本的にはエロではない「少女が普通に過ごしている風景を切り取ったイラスト」になっています。そのイラストの美麗さゆえに、表紙をまとめた画集も発売されているほど高く評価されているのです。

LO画集2-A -TAKAMICHI LOOP WORKS- (FLOW COMICS)
LO画集2-A -TAKAMICHI LOOP WORKS- (FLOW COMICS)


 つまり、超絵が上手いイラストレーターさんが描いている漫画なんです。
 まぁ……「絵が上手い」と言っても、「カラー絵のイラスト」と「白黒の漫画」では表現できるものがちがいますし、絵の上手いイラストレーターさんが描いた漫画を読んだら「読みづれええ」みたいなこともしょっちゅうですし、ましてや「ノスタルジーをこめた現実世界の少女のイラスト」と「謎空間からの脱出を目指す漫画」じゃ方向性が正反対だとも思うんですが。

 「カラーが白黒に」なっても、「現実世界が謎空間に」なっても、「少女が女子大生2人組に」なっても、全く問題ないくらい画力という暴力で圧倒されました。


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<画像は『百万畳ラビリンス』上巻 第7畳より引用>

 トビラ絵を引用するのはちょっと気が引けるのですが……
 たかみち先生の特徴でもある「光と影のコントラスト」も、白黒でしっかり表現されていますし。謎空間の立体的な把握や、そこにしっかり存在するキャラクターのデッサン技術も高く、終始「絵が上手いとこんな漫画が描けるんだなぁ……」と思いながら読んでいました。


 あと、先ほども書いたように礼香さんは頻繁に裸や下着姿を見せてくださるので、画力の高さというのはそういうところでもありがたいですね。




◇ ミステリーでもあり、SFでもあり、大冒険でもあり
 三つのオススメポイント、一つ目は「キャラクター」について語り、二つ目は「画力」について語ったので、三つ目は「ストーリー」について語りたいのですが……これが、ネタバレせずに語るのがとても難しいです。

 私はこの漫画の「ストーリー」がとても好きで、最後のあとがきに「本作はあらかじめ結末までストーリーを決めて制作し、ほぼそのまま描ききることができました。」とあるように、非常に美しく構成されたストーリーだと思うんですね。
 それは「伏線の張り方が上手い」みたいな分かりやすいものだけでなく、情報の出し方が上手いというか、キャラクターがどういう人間なのかをあらかじめここで見せておくことで後の言動に説得力がある―――みたいに1つ1つのシーンがすごく計算されていると思うのです。


 ただ、それを解説してしまうと思いっきりネタバレになってしまいますし。
 それは、この作品の魅力を大きく損なうことだと思うんですね。



 だから、なるべく物語の核心部分に触れないように、自分がこの作品の「ストーリー」で好きなところを考えてみたところ……私はやっぱりこの作品、「大冒険」なところに魅力があると思いました。

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<画像は『百万畳ラビリンス』上巻 第4畳より引用>

 “ある日突然「誰もいない謎空間」に迷い込んでしまって、そこからの脱出を目指す”という説明だと、『密室からの脱出』的な脱出ゲームを連想する人もいると思うんですが、礼香はこの状況を「オープンワールド」のように捉えているんですね。

 「オープンワールド」の定義はゲーム好きの間でも見解が分かれる難しい話ですが、ゲームにあまり興味のない人にも分かりやすい説明を考えると……脱出ゲームは「作り手が想定する解法を見つけるゲーム」で、(ここで礼香が言っている)オープンワールドのゲームは「どこに行っても自由で、何をしても自由なゲーム」です。

 例えば、最近発売されたオープンワールドのゲーム『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』では、一つの塔の登り方にも、「壁をよじ登る」だけでなく、「風船をたくさん付けて浮き上がる」とか、「思いっきり丸太を吹っ飛ばして自分もその上に乗る桃白白ごっこ」といった様々な方法があります。中には開発チームですら想定しない技を編み出す人もいて、開発チームを悔しがらせたなんて逸話もあるのですが……



 要は、礼香はこの「誰もいない謎空間」を、オープンワールドのゲームのような「大冒険の場所」として楽しんでいるんですね。「次はあっちに行ってみよう!」「次はこんなことをしてみよう!」と、それこそ私達が『ブレス オブ ザ ワイルド』を買って自由に遊んでいるみたいに、礼香はこの「誰もいない謎空間」で自由に遊んでいるのです。

 「どうしてこんな謎空間に閉じ込められてしまったのか」の謎に迫っていくさまはミステリーのような楽しさがありますし、不思議空間が解明されていく展開はSF的な面白さもあるのですが、私はこの作品は「冒険するワクワク感」を与えてくれる漫画だと思うのです。


 そして、重要なのは、そんな大冒険が「全2巻」というコンパクトなページ数に詰め込まれていることです。「何十巻もあるような漫画は読む時間がない」という忙しい人にも、「何十冊も漫画を買うほどお財布に余裕がない」という人にもありがたい「全2巻」ですよ!




 2017年5月27日現在、
 Pixivコミックで1話が試し読み可能ですし、
 ソクヨミだと3話の冒頭まで試し読み可能みたいです。

 興味を持ってもらえたなら、試し読みからでも是非どうぞ!

| 漫画紹介 | 17:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『バトルスポーツ めく~る』は「パーティゲームの定番」になれそう!だけど……

 2017年5月18日に配信開始されたNintendo Switch用ダウンロードソフト『バトルスポーツ めく~る』を買いました。価格は税別980円。メーカーはOVER FENCEという、これまではスマホ向けアプリやPC用ソーシャルゲームなどを作っていた会社みたいですね。




◇ ゲームモード
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<画像はNintendo Switchソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 ゲームは、ストーリーなど何もなく、キャラクターも他のゲームのモブキャラみたいな無個性っぷりで、完全に「対戦」に特化したゲームとなっています。遊べるモードも、「オフラインで4人までで対戦できるモード(足りない分はCOMに出来る)」「オンラインで4人までで対戦できるモード」のみ。フレンドとのオンライン対戦や、ランキングに合わせたオンライン対戦などは今後の無料アップデートで追加されていくそうです。

 個人的には、ダウンロード専売ソフトはこれくらいでイイと思っています。
 パッケージソフトがそのビジネスモデル上どうしても「長く遊べるようにモードを増やす」とか「手に取ってもらえるように魅力的なキャラクターを付ける」とかしなければならないのに比べて、ダウンロード専売のソフトは「作り手が一番自信のあるところだけで勝負すればイイ」と私は思っています。

 このゲームの場合、それは「ストーリー」とか「キャラクター」とかではなく、「対戦ゲームとしての面白さ」だと思いますし。作り手からの「新しいパーティゲームの定番を作ってやるぞ!」という志を感じるので、これでイイと思います。


◇ 操作方法
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<画像はNintendo Switchソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 操作方法は超シンプルです。
 アナログスティックで移動、Aボタン(に該当するボタン)でジャンプ後ヒップドロップ。
 これだけ。

 以前に、「マリオのジャンプ」や「ボンバーマンの爆弾」は“一つのアクションに複数の機能を持たせている”という記事を書きましたが、このゲームにおける「ジャンプ後ヒップドロップ」もまさに“一つのアクションに複数の機能を持たせている”アクションです。

・攻撃=ヒップドロップ後にめくれたパネルで相手を吹っ飛ばせる
・陣取り=ヒップドロップ後にめくれたパネルは自分の色になる
・探索=ヒップドロップ後にめくれたパネルからパワーアップアイテムが出る
・回避=ジャンプ中は、敵からのパネルめくりの攻撃を避けられる


 「めくる」アクションで攻撃や探索が出来るのは『クインティ』っぽいし、攻撃操作が陣取りも兼ねているのは『Splatoon』っぽいです(『Splatoon』同様、自分の色になったパネルの上は速く移動できます)が、このゲームの肝はこうしたアクションが「回避」アクションとワンセットなことだと思われます。

 こちらがアイテムでガンガン強化して、パネルもほとんど取って相手を追い詰めたとしても、相手のジャンプ中には攻撃が当たりません。闇雲に攻撃を仕掛けてもタイミングが合わなければ敵を倒せない上に、ヒップドロップ直後は動きが止まってしまうのでカウンターを浴びせられてしまう可能性も高い―――逆に考えれば、どんな不利な状況からでも「ジャンプ後ヒップドロップ」のワンアクションで逆転が可能だと言えるのです。


 コントローラは、Joy-Con、Proコンだけでなく「Joy-Con横持ち」にも対応しているので「おすそ分けプレイ」が出来ますね。ゲームモードを選ぶ画面で「+ボタン」か「-ボタン」を押して、使うコントローラのLR同時押しでコントローラを登録できます。私は4人対戦用にJoy-Conをもうワンセット買うか悩み中です。



◇ アイテム
 パワーアップアイテムは5種類。

【パワーアップ】
meku-ru3.jpg
 めくれるパネルの数が上下左右1つずつ増えます。

【スピードアップ】
meku-ru4.jpg
 移動速度が上がります。

【エックス】
meku-ru5.jpg
 めくれるパネルの方向が、+ではなく×になります。

【ダブルジャンプ】
meku-ru6.jpg
 ジャンプ中にボタンを押すと二段ジャンプが出来るようになります。

【ムテキ】
meku-ru7.jpg
・敵の攻撃を食らわなくなります。
・自分の色ではないパネルの上もスイスイ移動できるようになります。
・ヒップドロップ時に、自分の周囲8つのパネルが全てめくれます。

 「ムテキ」以外のアイテムの数は有限で、「パワーアップ」「スピードアップ」はそこそこの数が出ますが、「エックス」「ダブルジャンプ」は(恐らく)1ゲームに1つずつしか出ないっぽいです。
 予想外の方向から攻撃が来る「エックス」や、カウンター返しのカウンターが出来る「ダブルジャンプ」は、“誰が持っているのか”を把握しないと意外なところで攻撃を食らいかねません。誰がどのアイテムを持っているのかの把握と、自分がそのアイテムを持っていることがバレないように一撃で仕留めるのが大事だと思われます。

 また、「パワーアップ」「スピードアップ」「エックス」「ダブルジャンプ」のアイテムは、どんなにたくさん所持していても吹っ飛ばされてしまうと全て落としてしまうというのがポイントです。いきなり丸腰になって、持っていたアイテムは他の人に拾われてしまうので、一気に逆転される可能性があるのです。


 更に、「ムテキ」アイテムは効果が切れるとどこかのパネルに隠れるそうで、終盤なのにアイテムを何も持っていないような大ピンチの状況からでも逆転できる切り札のように作用します。どのパネルの上もスイスイ移動できるので遠くのアイテムを取りに行ったり、敵の攻撃を食らわないので混戦の中に突っ込んでみんなを吹っ飛ばしたり、好き放題できます。
 「ムテキ」アイテムは、『スマブラ』におけるスマッシュボール→最後の切りふだとか、『マリオカート』におけるカミナリとかのような、下位からでも大逆転できるアイテムだと意識して取った方が良さそう。見た目は超地味なんですけどね(笑)。


◇ ルール
 遊べるルールは3つで。
・制限時間(デフォルトは2分)が終わった時に、自分の色のパネル数が多い人が勝ちの「たくさんめく~る」
・制限時間(デフォルトは2分)が終わった時に、相手を吹っ飛ばした回数が多い人が勝ちの「とばしまく~る」
・指定されたライフ数(デフォルトは3)だけ吹っ飛ばされた人が脱落していく「かちのこ~る」


 1番目のルールが一番「逆転が起こりやすい」ので、パーティゲーム向きだと思われます。2番目と3番目は似たようなルールに思えますが、2つ目が「攻撃特化」、3つ目が「防御特化」ってカンジですかね。オフラインモードなら、それぞれ制限時間やライフ数を選べます。



 「シンプルな操作」に複数の機能を持たせて、4人が入り乱れることでハチャメチャなことが起こるゲーム―――ということで、Nintendo Switchでまさかのヒット中の『ボンバーマン』なんかに通じる「パーティゲームの定番」になれそうなポテンシャルを感じています。
 現在ステージが「草原」と「海」の2種類×ギミックが「なし」「ビームキャノン」「電撃」の3種類×ルールが上述の3種類ですが、無料アップデートでステージは追加予定だそうです。個人的には、ステージにしろギミックにしろ「時間経過による変化」があればイイのになぁと思いました。例えば残り1分になると解放されるエリアがあるとか、残り30秒になるとキャノンが使えるようになるとか。

 あと、オフライン対戦での「パーティゲームの定番」を目指すのならば、ハンデとかチーム戦の機能も欲しいところですね。



◇ オンライン
 とまぁ……「これからの期待値」も含めて、個人的にはかなり好きなゲームなのですが。
 唯一最大であり致命的な弱点が、オンライン周りです。

 このゲーム……「2人対戦より3人対戦の方が面白い」し、「3人対戦より4人対戦の方が面白い」と思います。
 2人対戦だとどうしても実力差が出てしまうだけでなく、「相手が何のアイテムを持っているか」が分かりやすいので予想外のことがあまり起きないんですね。まぁ、『スマブラ』を終点・アイテムなし・1vs.1で遊びたがる人もいるので2人対戦にも需要があるのかも知れませんが。
 3人対戦だともう少し色んな予想外なことが起こるのですが……「たくさんめく~る」のルールだと特に、「他の2人が潰しあっている間に逃げ回ってパネルを自分の色にしていく」のが有効になってしまいますし。
 4人対戦の、「何が起こるか分からないハチャメチャ感」に比べると2人対戦・3人対戦はちょっと地味なんですね。「とばしまく~る」のルールだと特に、4人対戦だと上手くいけば一気に3P取れるので大逆転もしやすいでしょうし。


 しかし、現状、オンラインだとなかなか「4人対戦」が出来ません。

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<画像はNintendo Switchソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 このゲームのオンライン対戦は、「たくさんめく~る」「とばしまく~る」「かちのこ~る」の3つの部屋のどれに入るかを選んで、他の人が来るのを待ちます。しかし、この「他の人が来るの待つ」時間が最大19秒と短く、19秒間誰も来ないか、赤の人が「もうゲームを始める」を選ぶかすると4人揃わなくてもゲームが始まってしまうのです。

 こっちとしては「4人揃うのを待とうよ……」と思っているのに。


 そもそも、こう言っちゃなんですけど無名の新規ソフトのオンライン対戦なんてそうそう人が集まらないのに、「たくさんめく~る」「とばしまく~る」「かちのこ~る」と入口を3つに分けちゃって人が分散しているせいか、「とばしまく~る」「かちのこ~る」のルールだと全然人が来ないんですね……
 『Splatoon』ですら最初は「レギュラーマッチ」のみで始めて、徐々に「ガチマッチ」「プライベートマッチ」と追加していったくらいなんですから……この「めく~る」も、入口は一つにして、集まった4人で「どのルールで遊びたいか」を投票して決めるとかでも良かったんじゃないかと思います。



meku-ru9-2.jpg
<画像はNintendo Switchソフト『バトルスポーツ めく~る』より引用>

 また、せっかく4人対戦が実現したとしても、どうしてかこのゲーム……恐ろしく通信が切断されやすく、試合の最後まで4人全員残っているというケースの方が珍しいくらいです。最初は4人いたのに、通信エラーで3人、2人と減っていくことがほとんどです。

 もちろんオンラインプレイに「途中で通信が切れちゃう」ことはよくあることで、『Splatoon』でも『ガールズバンドパーティ』でも悩まされたのですが、この『めく~る』はそれら以上にしょっちゅうしょっちゅう切れます。こんなに切断されやすいゲームがあったのかというくらいに切れます。
 ニコ生で一緒にプレイしようとした人の話によると、わざと切断したワケではもちろんないし、他のゲーム(Splatoonなど)でも普通にオンラインプレイが出来たのにどうしてかこのゲームだけ切断されてしまうとのことでした。そう考えるとやっぱりゲームの仕様上、他のゲームより通信エラーが起こりやすいのかなぁという結論になってしまいます。


 「4人で遊べば超面白いゲーム」なのに、なかなか「4人で遊べるケースが少ない」という……長所が一転して短所になってしまったようなゲームで。非常に惜しいです。これは無料アップデートで改善できるようなレベルのことなのかなぁ。
 もし、「通信エラーが起こらないようにする」みたいなアップデートが難しいのなら、「通信エラーでいなくなった人は、そこからコンピュータになる」とかでも構わないんで4人対戦が維持できる仕組みが欲しいです。これは『Splatoon』にも思うことですが。



 現状、「パーティゲームの定番」になれそうなポテンシャルは感じますし、応援していきたいのですが、オンライン・オフラインともに「あと一歩」が足りないとは思ってしまいます。無料アップデートで改善されることを期待しています。


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↓ 以下は、初プレイ時の実況プレイです。
 「文章を読んでもどういうゲームかよく分からない……」という人は、こちらをどうぞ。



| 1stインプレッション | 17:53 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「原作が既に完結済み」作品のアニメ化であっても、不満は持たれる

 2015年7月~2015年12月と2016年4月~2016年6月に分割3クールでアニメ化された『うしおととら』の原作漫画をようやく全巻読み終わりました。33冊もあったので、読み終わるのにちょうどまるまる1か月かかりましたよ……

 『うしおととら』の原作は1990年代に連載されていたのですが、まさかのこの時期でのテレビアニメ化で。私は原作は未読だったのですが、私は元々「好きな原作がアニメ化されても楽しめない」「アニメを観終わってから原作を読むのは好き」だったため、アニメを全話観て→ 今回初めて原作漫画を読むという順番で楽しみました。



 まず、最初に断っておきますと……
 私はテレビアニメの『うしおととら』を単体で楽しんでいましたし、楽しんだからこそ「原作も読んでみよう」と原作も読んでみました。だから、「テレビアニメが駄目だった」とは思いませんし、「原作未読の人にはテレビアニメだけ観ても名作だと伝わらなかったんじゃ…」みたいに言われていたのは納得できません。原作ファンは往々にしてそういうことを言うのだけど、それはアニメから入ったファンに失礼じゃないかと思うんです。

(関連記事:アニメが初見でも楽しめているのになぁ……



 んで、今回ようやく原作を全巻読破したのですが……
 あぁ、原作ファンがそう嘆くのも分からなくはない。と思いました(笑)。

 原作を読んでいない人や、アニメを観ていない人のために説明をしますと……元々の原作漫画が33冊あるのを、テレビアニメは3クール39話に収めているんですね。
 例えば同じ3クールのアニメで言えば、『ジョジョ』4部は原作漫画およそ19冊分を3クール39話に収めていました。こちらは多分大きなエピソードのカットはなかったと思うので……(もちろん作品によって変わりますけど)3クールのアニメで描ける尺は大体そんなもんじゃないのかと思うのです。



 33冊と19冊……
 言うまでもなく33冊の方が多いですし、そのため『うしおととら』のアニメ化は3クール39話に収めるために多くのエピソードをカットしています。「白面の者」との戦いにあまり関係してこないエピソードはカットされる傾向が強く、そこに出てきたキャラもカットされるため……原作でそのキャラが後々登場する場面もカットされてしまっていて。

 例えば、原作には「凶羅」という強烈なインパクトを残すキャラが登場します。光覇明宗の和羅の兄で、何度もうしおの前に立ちふさがる強敵なのですが……「いなくてもストーリーには問題なく」、全てのエピソードやシーンがカットされていました。そのため、私が原作でかなり上位に好きだった「列車での戦い」はアニメでは描かれませんでしたし、お役目様のエピソードも若干弱いものになってしまった印象です。

 その「列車での戦い」に登場するキャラや、原作では秋田~北海道の間うしお達と行動を共にする大学生達や、原作終盤で大活躍する記者の人とか、アニメ化の際にカットされたキャラのエピソードには「うしおのような主人公にはとてもなれない一般人が必死に生きている」様を感じられるものも多く……それこそが『うしおととら』の魅力なんだ!と思っていた原作ファンが嘆くのも、分からなくもないんですね。

 私が原作ですごい好きだったキリオと真由子の話もアニメではカットされていて、アニメだとキリオは「あれだけのことをしておいて、何ちゃっかり真由子の家に住んでるんだよ、この野郎!」って印象でしたし。正直、原作→ アニメの変更点で一番ヒドイ扱いだったのはキリオじゃないですかね。ヒョウさんも中盤はヒドイ扱いでしたが、終盤は見せ場がたっぷりあったんでまだマシというか。



 しかし、です。
 アニメ化の際にどのエピソードをカットするかは、原作者の藤田先生が関わって決めていたそうで。そしてもちろん、原作者自ら「渾身のエピソード」や「魂を込めたキャラ」を削らなければならなかったのは、まず間違いなく本人が一番悔しかったことでしょう。

 アニメ版の『うしおととら』を原作と比べて否定するご意見に対する藤田和日郎先生のツイートが男前すぎる!!


 「じゃー、最初から4クールにすれば良かったんじゃ……」とアニメに詳しくない人は仰るかも知れませんが、アニメというのは1話作るたびにものすごいお金がかかるのです。そして、深夜アニメの場合はその製作費・制作費を賄うのは基本的には「DVD・ブルーレイの売上」です。
 『うしおととら』の場合はおよそ20年前の人気漫画を初のテレビアニメ化したワケですから、どれくらい「DVD・ブルーレイ」が売れるのかは予想できません。気軽に「3クールじゃなくて4クールやりましょう!」なんて言えるものじゃなかったと思うんですね。

 例えば『ジョジョ』の場合は、第1部~第2部を2クールでアニメ化したら「DVD・ブルーレイ」がものすごい売れたんですね。そのため、第3部が分割4クールで製作されてこれも「DVD・ブルーレイ」がかなり売れました。その結果、先ほど書いたように第4部が3クールで製作されてこれもそこそこ売れているのですが……徐々に数字は落ちているので、第5部もアニメ化されるかは微妙なラインです。

 まぁ、要は『ジョジョ』クラスであっても「まずは2クール」から始まっているワケです。
 『うしおととら』の「3クール」というのもギリギリなところだったと思いますし、その結果いろんなエピソードやキャラがカットされてしまったのは仕方がないことだと思います。


 逆に考えると、「よくこの原作を3クールに収めたなぁ」と思いますね。
 エピソードをギリギリまで削って、それで登場できなくなったキャラが後に登場するシーンは他のキャラに置き換えて、アニメ単体で見ても理解不能にならないように隅々にまで気を配って……パズルのように組み立ててあったと思います。

 冒頭に書いたように、私はアニメ単体で観て『うしおととら』を面白いと思いましたし。それで原作も読んでみた結果、「元はこうだったのか!」とか「こんなエピソードがあったのか!」と原作を完全版のように楽しんだので、このアニメ化が間違いだったとは思いませんし、20年前の名作をアニメ化する試みとしては大成功だったんじゃないかと思います。


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 さて、ここで思い出したのは過去に書いたこれらの記事。

 「原作が絶賛連載中」作品のアニメ化による物足りなさ
 「きちんと終わるアニメ」を観たいのならオリジナルアニメを観よう!
 物語の序盤だけアニメ化して、それで魅力が伝わるのか

 漫画にしてもライトノベルにしても、原作付きアニメの多くは「原作がまだ続いている」時点でのアニメ化がなされることが多いです。その方が「熱心な原作ファンがアニメも買ってくれる」「アニメから入ったファンが原作も買ってくれる」という相乗効果を生むのでしょうし、人気な原作はアニメ化の権利も奪い合いになるのでしょうし、原作が完結してからアニメ化ってケースは少ないように思えます。

 その結果、アニメは中途半端なところで最終回を迎えてしまうため……「これで終わり?」と不満を抱く人も多いし、2期・3期と続きを描いてくれるのなら良いのですが、そうでないとアニメしか観ていない人には「中途半端なところで終わった作品」として記憶に残ってしまいます。
 この3つの記事で話題に出した『いなり、こんこん、恋いろは。』『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』『未確認で進行形』『がっこうぐらし!』『響け!ユーフォニアム』『青い花』『くまみこ』の中でアニメ2期が作られたのって、『響け!ユーフォニアム』だけですから……2期が作られるアニメってごくごくごく少数なんですよね。「原作がまだ続いている」時点でのアニメ化は、大抵の場合は話の途中でアニメが終わってしまうものなのです。


 それで、じゃー今日の記事に書いた『うしおととら』のように「既に完結した作品」なら最終話までアニメ化されるんだからイイじゃんと思えるかというと……「既に完結した作品」は「既に完結した作品」で、原作のラストまでをアニメの最終話までに詰め込まなくちゃならないため、エピソードやキャラを大幅にカットしなければならないこともあって。それはそれで不満は持たれちゃうんですよね。

 もし、仮に……『うしおととら』が現在大人気連載中の漫画だったとして、それを「途中までアニメ化しよう」というプロジェクトだったら。恐らく1クールなり2クールなりの話数で描ける「区切りの良いところ」まで描いて終わりにする替わりに、(実際のアニメ化ではカットされた)人気のエピソードがカットされずにアニメ化されたんじゃないのかって思うんです。



 原作の最後までアニメ化されるけど、エピソードが大幅にカットされるのと。
 細かいエピソードも忠実にアニメ化されるけど、話が途中で終わってしまうのと。

 果たしてそれは、どっちの方が幸せだったのか――――

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| アニメ雑記 | 17:52 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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「イラスト付きの小説」を投稿できるWEB小説サイトを探しています

 昨年(2016年)の私の抱負は「小説を書く」だったのですが、実際に1本小説を書いたもののどこにも公開せずに昨年が終わってしまいました。ちょっと、ここにビジョンを書いておこうかなと思います。

 一応の目標としては、「WEB小説投稿サイトに毎週1話ずつ投稿する」→ その公開は期間限定にして、一定期間が終わったら公開を終了する→ 「投稿した数本の小説+書き下ろしの小説をまとめた短編集をキンドル本として発売する」ことを目指しています。投稿サイトでの公開を一定期間で終了するのは、キンドル独占にすることでKDPセレクトに登録して、キンドルオーナーライブラリーやキンドルアンリミテッドで読めるようにするためです。

 「処女作の小説を販売するのか」とは自分でも躊躇うところなんですが、逆に考えると「販売するにあたるようなものを書こう」というモチベーションにもなると思いますし、それにあたるかどうかを判断してもらうためにも投稿サイトで無料公開をしてからキンドル本にしようと考えているのです。



 んで、今、迷っているのは「どこのWEB小説投稿サイトに投稿しようか」ということです。


 小説を書くならどのサイトがいいの?小説投稿サイトおすすめ6選蓼食う本の虫さん)

 私でも(読む側で)利用したことがあるのは「小説家になろう」「カクヨム」、Pixivが小説投稿を受け付けているのは知っていましたが「ピクシブ文芸」というのは初めて知りました、「魔法のiらんどNOVEL」はケータイ小説の流れを汲んでいるものだそうで、「エブリスタ」は名前だけは聞いたことがある、taskeyは翻訳させて世界に発信できるなどの異色なサービスがあるとか。


 私がやろうとしているのは、「小説」も「イラスト」も自分で書く・描くライトノベルです。
 それで考えると、文芸寄りの「ピクシブ文芸」やケータイ小説寄りの「魔法のiらんどNOVEL」には合わなさそう。

 「イラスト」ありきの小説を書くのだから、投稿サイトにも「イラストを入れる」機能がなければならないのですが……
 「小説家になろう」は外部サイトにイラストを投稿・公開したものを挿絵に使えるそうで、これだと「小説」より先に「イラスト」が公開されてしまいますよね(笑)。すっごいネタバレになる!
 「カクヨム」は「現在は画像を掲載することはできません。」だそうです。「エブリスタ」はヘルプのページを読んでも出来るのかはちょっと分かりませんでした。挿絵を入れる機能はあまり重視されていないんですかね。まぁ、それがガッツリ出来ちゃうと「小説の投稿」なのか「イラストの投稿」なのかが分かりにくくなっちゃいますもんね。

 では、元々「イラストの投稿」サイトから始まったPixivの小説投稿機能はどうかというと、こちらもPixivで公開しているイラストを1枚だけ使えるってカンジみたいですね。うーむ……

 これはひょっとして、「イラスト付きの小説」はどこも受け付けていないのか……?
 taskeyはヘルプページを読む限りは割と自由に出来るみたいだったので会員登録してみたのですが、こちらもどうも「イラストを投稿・公開」してから「それを小説の中でも使える」って形みたいです。それ以外の方法はないのか、一応公式に問い合わせをしてみたところ「リニューアルしたら改善されるかも」とのことでした。なるほど、リニューアルするのかと内容を調べたら翻訳機能などがなくなるみたい。なくなるんかい!さっきその機能を知ったのに、なくなるなんて残念です!



 うーん……「小説家になろう」でも「Pixiv」でも「taskey」でもそうなのは、そういう仕様にしている理由があるのかも知れませんが、小説とは別にイラストを単体で公開しなくてはならないという仕様だと「イラストを効果的に使う小説」は投稿できませんよね。
 例えば、推理小説を書くとして「殺害現場のイラスト」は現場を視覚的にイメージさせるためにも入れたいと思うのですが、そのイラスト単体で公開されちゃうと「コイツ、死ぬんだ」とバレちゃいますよね。あと、イラストしか見ない人には「やたらこの作者、人が殺されるイラストばっか投稿しているな」と思われるでしょうし(笑)。


 「小説を投稿できるサイトはたくさんあるからどこに投稿しようか悩むなー」と思っていたのですが、自分のやりたいことはどこででも出来そうになくて行き詰っています。
 いっそのこと、投稿サイトには「小説」だけを投稿して、キンドル本にする時に「イラスト」を付けるとかの方がイイのだろうか?しかし、「イラストを効果的に使う小説」を目指していただけに、「小説」だけだとどうしても不完全版という気になってしまう。うーむ……上手くいかん。



 「イラストを付けなくてイイやー」と考えると選択肢が一気に増えるので、いっそのこと「複数のサイトに同時投稿して目を止めてくれる人を増やす」ことを考えてもイイのかな……と思い、「他サイトに投稿している小説を投稿してもイイのか」を調べてみました。

 「小説家になろう」は、盗作でないことを証明するためにあらすじに明記すればOKみたいですね。ただ、そもそも「期間限定の公開」が認められていないみたい。
 「エブリスタ」は、「お客様ご自身が創作したオリジナルの作品であれば、どんな作品でも投稿可能です。」とのことだから大丈夫っぽい。「期間限定の公開」でも良いのかは、見つからなかったので分かりません。
 「カクヨム」は、「他の場所で公開している小説を投稿してもOK」みたい。「期間限定の公開」については言及が見つかりませんでした。
 「Pixiv」は、「他のウェブサイト掲載されている作品も自分の著作物ならOK」みたい。「期間限定の公開」についてはここでも言及が見つかりませんでした。
 「taskey」も、「他小説投稿サイトやブログ等に掲載している作品でもtaskeyに掲載することは可能です。」と書いてありました。「期間限定の公開」についてはここでも言及が見つかりませんでした。


 基本的には「同じ作品を複数のサイトに投稿する」ことは多くのサイトが認めているみたいですね。
 「期間限定の公開」に関してはどこのサイトも「そんなの気にしていない」印象で、逆に最大手の「小説家になろう」は過去にそういう事例が多かったために「ご遠慮いただきますようお願い致します。」という言い回しにしているのかなと思いました。


 今すぐ公開を始めるワケではないので、少し様子を見ようと思いますが……
 WEB小説の投稿に詳しい人がいらしたら御意見を聞かせてもらえたら嬉しいです。「ここならイラストを付けられるよ」みたいな悩みをズバリ解決してくれるものでなくても、「自分はここで読んでいるのでここに投稿して欲しいです」みたいなものでも構わないんで。

| 小説創作 | 17:52 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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Nintendo Switchのバーチャルコンソールはいつ始まるのか

 『リンクの冒険』のゲーム実況中にコメントで質問されたのだけど、アクションが苛酷な状況で断片的にしか答えられなかったのでここで整理して語ろうと思います。


 「Nintendo Switchのバーチャルコンソールはいつ始まると思います?」

 これがコメントでいただいた質問です。
 「バーチャルコンソール」のことを知らない人がこのブログを読んでいるだろうかとは思うものの、一応説明しますと……「バーチャルコンソール」とは任天堂がWii・3DS・Wii Uで展開していた「ファミコンやスーファミなど昔のゲーム機のソフトをダウンロード購入して遊べるサービス」のことです。全部のゲームソフトが販売されているワケではなく、「今週はこれとこれ!」「来週はこれ!」とちょっとずつ追加されていくカンジですね。

 「Wiiで販売されているバーチャルコンソールのソフト」
 「3DSで販売されているバーチャルコンソールのソフト」
 「Wii Uで販売されているバーチャルコンソールのソフト」

 この3つはバラバラで、かつ基本的には別ソフト扱いなので、Wiiで一度買ったソフトだから3DSでも(新たに買わなくても)遊べるということはありません。
 ただし、「Wiiで販売されているバーチャルコンソールのソフト」でかつ「Wii Uで販売されているバーチャルコンソールのソフト」ならば、Wiiで購入した記録をWii Uに引っ越して「Wii U用の同じソフト」を優待価格で買うことは出来ました



 ここまでがNintendo Switch発売前の状況です。
 3月に発売された任天堂の新型ゲーム機Nintendo Switchですが、現在までにバーチャルコンソールのサービスは始まっていません。自分も含めてWii以降のバーチャルコンソールをたくさん買っていた人間は、「これをNintendo Switchに引き継げるのだろうか?」「また買い直しになるのだろうか?」「また『マリオブラザーズ』とかから1本ずつ配信するのだろうか?」と心配していたと思うのですが、それ以前にバーチャルコンソールが始まらないというオチでした(笑)。


 しかし、未来永劫ずっとこのままNintendo Switchでバーチャルコンソールが始まらないというワケではなく、色んなインタビューでバーチャルコンソールのことは語られているんですね。


【Nintendo Switchカウントダウン特集】世界でいちばん人を巻き込める、いちばんゲーム漬けになれるゲーム機。任天堂のふたりのキーマンに訊く開発秘話(2/3)
ファミ通.comさん)

<以下、引用>
――楽しみにしています。今後、本体のアップデートで、現在発表されている以外の機能が追加されることはあるのでしょうか?

高橋「もちろん、あります。我々が考えているロードマップもありますし、ユーザーさんの声を受けて入れるものもあるかもしれない。そこは、これまでのハードと同じと思っていただければ。」

――アップデートと言えば、バーチャルコンソールの展開も気になりますが……。

高橋「現時点ではまだ確定していないことも多いので、また決まり次第、お話ししたいと思います。もちろん、いろいろ考えていますのでお待ちください。」

</ここまで>
※ 引用者が一部手を加えました


任天堂は今,何を“Switch”しようとしているのか。取締役常務執行役員の高橋伸也氏と,Nintendo Switch総合プロデューサーの小泉歓晃氏に聞く4Gamer.netさん)

<以下、引用>
4Gamer「パッケージで買うか,ダウンロード版を買うかも,プレイヤーが選択できるようにしている,ということでもありますね。
 そういえば,ニンテンドーeショップには対応するんですよね?」

小泉氏「ニンテンドーeショップはNintendo Switchの発売日にアップデートをします。そこでNintendo Switchからのダウンロード購入にも対応させていただきます。」

4Gamer「バーチャルコンソールのタイトルも購入できますか?」

小泉氏「そこについてはまだお伝えできる状態ではないんですが,さまざまなことを“Switch”しようと考えています。

4Gamer「廃止するというわけではないですよね?」

小泉氏「あれだけの資産がありますからね。それをNintendo Switchではどのようにお届けするべきか,現在も検討中です。

4Gamer「これまで,バーチャルコンソールの同一タイトルを異なる機種で遊ぶには,その都度買い直さなければいけないケースもありました。このあたりは改善されるんでしょうか?」

小泉氏「そういったご要望もきちんと届いていますので,そこも含めてさまざまなことを検討しています。」

4Gamer「それでは,バーチャルコンソールという言い方が正しいのか分かりませんが,Wii世代,Wii U世代のゲームをNintendo Switchで遊べるようになる可能性はありますか?」

小泉氏「例えば「マリオカート8 デラックス」のような形はあり得るでしょうね。ただ,WiiもWii Uもそのハード固有の機能がありますから,単純にエミュレートするというわけにはいきません。ちゃんと新しいものとしてお伝えできる形になるのであれば,可能性はあると思います。
 バーチャルコンソール含め,ここでさまざまなものを“Switch”しますので,その伝え方が決まるタイミングまで,もう少しお待ちください。」

</ここまで>
※ 引用者が一部手を加えました

 これらのインタビューはNintendo Switchが発売される前に取られたものでしょうが、その時点でまだ正式決定しておらず、任天堂の中でも「今まさに話し合っている」というカンジでした。
 逆に考えると、その段階でもバーチャルコンソールをどうするかが確定していないということは、Wiiや3DSやWii Uとはちがう方式でバーチャルコンソールを展開することを模索しているように思えるんですね。「同じように展開しよう」と最初から決まっていれば、そんなに話し合うこともなさそうですし。バーチャルコンソールについて訊かれて「さまざまなことを“Switch”しようと考えています。」と答えているというのも、「今までにはない方式を検討している」ように読み取れますしね。




 Nintendo Switch向けオンラインサービス

 任天堂はNintendo Switch向けのオンラインサービスを、2017年秋から正式スタート&そのタイミングで有料化すると発表していました。オンライン対戦やオンライン協力プレイをするためには有料会員になる必要があります。しかし、今までは無料で出来ていた「オンライン対戦やオンライン協力プレイ」を有料にするワケですから、有料会員だけの新たな特典も提供されることになります。

 それが、「スマートフォンで友だちと待ち合わせやボイスチャット」だったり。
 「友だちとオンラインプレイできるようになった懐かしのソフトを月替わりで遊べる」だったりするのです。



 ファミコンやスーファミなどのソフトを、有料会員のみオンライン対応にして1か月好きなだけ遊び放題―――というこのサービスが「バーチャルコンソール」と呼ばれるのかは分かりませんが、今までの「バーチャルコンソール」と被るサービスなのは間違いないですよね。

 例えば、今までの「バーチャルコンソール」は『スーパーマリオブラザーズ』を1本514円で販売していました。
 この新たな「1か月好きなだけ遊び放題サービス」は、指定されたソフトに入っていれば『スーパーマリオブラザーズ』だろうが『レッキングクルー』だろうが『アーバンチャンピオン』だろうが、月額の有料会員費だけで遊べてしまうのです、たぶん。

 これでは「バーチャルコンソール」でたくさんソフトを買っている人ほど、「お得感」のない有料会員サービスになってしまうでしょう。なので、私は「バーチャルコンソール」で過去のソフトを販売する前に、「1か月好きなだけ遊び放題サービス」が始まるんじゃないのか―――言い換えれば、Nintendo Switchのバーチャルコンソールは、この「1か月好きなだけ遊び放題サービス」の後に始まるんじゃないかと「ザ・YOSOU」するのです。


 任天堂アメリカのレジー社長は1月のインタビューでこう言っています。

 Nintendo’s Boss Promises the Switch Won’t Have the NES Classic’s Supply IssuesWIREDさん)

<以下、引用>
―――Nintendo’s online service for Switch will charge a monthly fee and one of the incentives is one free classic game “per month.” Does that mean you lose access to that game after a month?

Reggie Fils-Aime「Correct. It means that essentially you’ve got access to that game for a period of time, and then after the month there’s a new selection. You’ll have the opportunity to buy it, but [after] that month we’ve moved on to another game.

I think it would be helpful maybe to step back. Because I think it’s important there’s an understanding of the bigger vision. The bigger vision is that we are going to provide an overall online service, subscription-based, that not only will capture the multiplayer opportunity, but also the voice chat capability that we’re going to provide through a global app. We think that that’s just as important as access to Virtual Console content.」

</ここまで>
※ 引用者が一部手を加えました

 「1か月好きなだけ遊び放題サービス」で指定されるソフトは毎月変わるのだけど、変わってしまったら「先月まで遊び放題だったソフトを買う」という選択肢も考えているみたいです。



 これまでに出てきた情報を統合していくと……
 私はこんなカンジに「ザ・YOSOU」しています。

・2017年秋 Nintendo Switch向けオンライン有料サービスがスタート
 1か月ごとに昔のゲームが4~5本遊び放題になる
 (例、スーパーマリオブラザーズ、ゼルダの伝説、テニス、ぷよぷよ、PC原人)

→ 翌月また遊び放題のソフトが切り替わる
 (例、アイスクライマー、リンクの冒険、ファイアーエムブレム 紋章の謎、ソニック・ザ・ヘッジホッグ、ボンバーマン'94)
→ 先月遊び放題だったソフトは、以降「購入」することも可能になる
 (例、スーパーマリオブラザーズ、ゼルダの伝説、テニス、ぷよぷよ、PC原人)



 ソフトはテキトーなのを見繕っただけです。
 サードメーカーのソフトや、任天堂機以外のソフトを入れたのは願望です。
 流石に「月1本ずつ」ではなくて「月4~5本ずつ」ペースになってくれると思うのですが、いずれにせよ「遊び放題」でなくなったソフトが「購入できる」ソフトになり、この「購入できる」ソフトが今でいうバーチャルコンソールのようなサービスになるんじゃないかと私はYOSOUします(名称もバーチャルコンソールから別のものに変わるかも)。

 つまり、「Q.Nintendo Switchのバーチャルコンソールはいつ始まるのか」と言うと……「Nintendo Switch向けオンライン有料サービスがスタートした翌月」というのが私のYOSOUなのです。

 だから……今年の11月、12月、来年の1月あたり?



 こういう方向性のYOSOUとなると、「今まで買っていたバーチャルコンソールのソフト」も(優待価格になるかも知れないけど)買い直しになりそうで、その代わりに「遊び放題」対象でなくなったソフトもオンラインプレイが出来るようになる―――けど、その分「毎月追加されるソフト」の数は限定的になるってカンジですかね。

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◇ 余談
 ただ、「オンラインプレイが出来るようになる」と言っても一人用のゲームにはオンラインプレイが出来る恩恵はありませんし、あともう一つ大きな問題としておすそ分けプレイをしたくても「コントローラのボタン数」が足りないんですね。

joikon.jpg

 ジョイコンを分割する「おすそ分けプレイ」の場合、使えるボタンは「アナログスティック」「ABXYに該当する4ボタン」「LRに該当する2ボタン」「スタートボタンに該当する+か-ボタン」です。
 ホームボタンと撮影ボタンはゲームには使えないと思うので除外して考えます。RボタンとZRボタン(もしくはLボタンとZLボタン)も横持ちで持ってもらえれば分かりますが、任意に押すのは難しく「ついウッカリ」握りこんだ時に押してしまいそうな配置なので考えないことにしました。


 では、バーチャルコンソールで再現しようとする過去のゲーム機のボタン数はというと…
 ファミコンは、1コンが「十字キー」「Aボタン・Bボタン」「スタートボタン・セレクトボタン」、2コンが「十字キー」「Aボタン・Bボタン」「マイク」です。
 「十字キー」が「アナログスティック」になるのは仕方ないですし、「スタートボタン・セレクトボタン」は「Lボタン・Rボタン」で代用するとして、「マイク」はどうするか……これも「+ボタン」とかで代用しますか。Nintendo Switchにはマイクがないんでしゃあない。ファミコンはまだマシですね。

 スーファミは、1コンも2コンも一緒です。「十字キー」「Aボタン・Bボタン・Yボタン・Xボタン」「Lボタン・Rボタン」「スタートボタン・セレクトボタン」です。
 そうなんです。ジョイコンって片方だとスーファミのコントローラよりボタンが一つ少ないんです。「セレクトボタン」がないんです。そんなに使わないボタンのように思えるかも知れませんが、『スーパーマリオワールド』のステージから抜ける操作などが出来なくなりますし。セレクトボタンは色んなゲームの裏技にも使われています。

 NINTENDO64は、「3Dスティック」「十字キー」「Aボタン・Bボタン」「Cボタンユニット4つ」「Lボタン・Rボタン・Zボタン」「スタートボタン」……言うまでもなく全然足りませんね(笑)。まぁ、ジョイコンをおすそ分けプレイせずに一人で左右を使えば足りるのは足りるのですが、Nintendo Switch最大の魅力である「ジョイコンを分割してどこでもおすそ分けプレイ」が64のバーチャルコンソールでは出来ないのは残念。

 ゲームキューブは、噂レベルで「Nintendo Switchでゲームキューブのバーチャルコンソールが始まるのでは?」という声もあるのですが、コントローラが「コントロールスティック」「十字キー」「Aボタン・Bボタン・Yボタン・Xボタン」「Cスティック」「Lボタン・Rボタン・Zボタン」「」「スタートボタン」と、こちらもおすそ分けプレイでは全然足りず、じゃあ一人で左右のジョイコンを使えば大丈夫かというと「ゲームキューブのLボタン・Rボタンはアナログ入力」なのでジョイコンじゃ操作に対応できないんですね。


 4Gamerさんのインタビューに「WiiやWii UのソフトはNintendo Switchで遊べる可能性はありますか?」という質問があって、小泉さんは「WiiもWii Uもそのハード固有の機能がありますから,単純にエミュレートするというわけにはいきません。」と答えていました。Nintendo SwitchではWiiリモコンは動きませんし、Wii Uゲームパッドも動きません。しかし、それはWiiやWii Uだけでなく、ゲームキューブや64やスーファミにだって言えることなのです。



 この問題をどうするのか。
 Wiiの時は「バーチャルコンソールのソフトが遊べるクラシックコントローラ」を別売で発売していましたし、Wii Uの時は『スマブラ』のためだけにゲームキューブのコントローラを繋げられる端子を別売りで発売していましたし。それ用のコントローラを発売するか、過去のコントローラをNintendo Switchに接続させるのか。

 もしくは、ソフト側で「ジョイコンのボタン数でも遊べる」ように調整するのか。


 「どうして任天堂はさっさとNintendo Switchのバーチャルコンソールを始めないんだよ」と言うのは簡単なんですけど、実は結構ややこしい問題を抱えていると思うんですね。
 個人的には、バーチャルコンソールこそおすそ分けプレイで遊びたいと思うので、何とかして「ジョイコン横持ち」で遊べるようにしてほしいなぁと思います。だってほら、専用のコントローラを幾つも持ち歩くのなんてかさばるじゃないですか……あの小ささこそがNintendo Switchの武器なワケですし。

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| ゲーム雑記 | 17:57 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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「男女カップル」のキャラを見るとき、アナタの目線はどこにありますか

 話題になっていたツイートは「転載お断り」だったので、似たようなイラストを自分でも描いてみることにしました。画力に関しては責任をとれません。絵が描けなくてもマンガは描けるんですよ!

IMG_0632.png

 一つの「男女カップル」が好きな人にも、「1.男キャラの目線で女キャラを見る」のが好きな人と、「2.女キャラの目線で男キャラを見る」のが好きな人と、「3.第三者視点で男女カップルを見る」のが好きな人の三通りがあって――――「1」と「2」の場合は「出来ることなら自分がそのキャラになりたい!」と思うこともあると。

 元のツイートの人は女性だったため、「女オタクはみんな「2」だと思われがちだけど「3」な人もいるんだよ」という主張でした。ふむふむ、分かる分かる……と思って読んでいたのですが、それに対するリアクションで「いやいや!ちょっと待てよ!」と言いたくなるものがありました。

 それは――――
 「男オタクは大抵「1」だから、女オタクもみんな「2」だと勘違いしちゃうんですよねー」というもの。


 いやいやいやいやいやいや!
 男オタクでも、「3」の人は結構いるでしょう!?

 私は「私が男日本代表でございます」なんて言うつもりはないですけど、少なくとも私はほぼ「3」ですよ!「男オタクは大抵1」なんて言説を初めて聞いたくらいですよ!むしろ、今回初めて「1という人がいる」ことを認識してようやく合点がいったところがあったくらいですよ!


 ヒロインは誰のもの?

 こちらは9年も前にウチで書いた記事です。
 話題になっている作品が『CLANNAD』なあたりに時代を感じますね(笑)。

 簡単に説明すると、『CLANNAD』のヒロインと共同生活を送れるMMOが始まったことに対して、「俺達は主人公と結ばれるヒロインを観ていたかったんであって、俺達自身がヒロインと結ばれたかったワケじゃないんだ」と書いていました。

 まさに今日の話に通じる話で、ゲームを企画した人からすれば「男オタクは大抵「1.男キャラの目線で女キャラを見るのが好きな人」でしょ?」と思って企画されたのでしょうが、私や元の記事を書いた人は「3.第三者視点で主人公とヒロインのカップルを見るのが好きだった」んだよ!と思ったのです。

 私は逆に「1」の視点がなかったので、今日まで「なんでこんな企画を通したんだ?」と思っていたのですが、今回の話で初めて「1な考えの人からすると夢のようなゲームだったのか」と思ったのです。9年越しの疑問解決。そのMMOは2011年に終わってしまったし、紹介している記事のブログもほぼ閉鎖してしまっていますが……




 話を戻すと、この「1の人」なのか「3の人」なのか問題―――
 「1の人に向けた作品」と「3の人に向けた作品」はちがうという問題にもなります。

 私が今季観ているアニメ作品で言えば、冒頭でイラストを描いた『エロマンガ先生』、『月がきれい』、『サクラダリセット』、『アリスと蔵六』はこの中に加えるとちょっと倫理的に問題がありそうな気がしますが(笑)、あとは2期を観ている『進撃の巨人』なんかもそうなんですけど……私は「男主人公」と「ヒロイン」のイチャイチャ具合が好きで観ているところがあります。

 まさに「3.第三者視点で男女カップルを見る」感覚なので、「マサムネになりたい」とか「小太郎になりたい」とか「ケイになりたい」とか「蔵六になりたい」とか「エレンになりたい」と思って観ているワケではありませんし。どの作品を好きになるかの判断材料に、「ヒロイン」だけじゃなくて「男主人公」がちゃんと魅力的なキャラなのかどうかが大きく関わってくるのです。

 「同じ男として格好イイと思うか」とか、「好感が持てるか」とか、「応援したくなるか」とか……どこに魅力を感じるのかはキャラによりけりですが、「男主人公」を魅力的に思えてこそ「男主人公とヒロインのイチャイチャ具合が好き」になれるのです(※1)

(※1:分かりやすくするために「男主人公」に限定して語っていますが、「女主人公」が「男キャラ」とイチャイチャするのが好きな作品もしっかり両方のキャラを魅力的に思えるかが重要ですし、自分にとっては主人公が男だろうが女だろうがどっちでもイイです)




 しかし、「1.男キャラの目線で女キャラを見る」感覚の人からすると、男主人公のキャラはそんなに立っていなくても構わないんじゃないかと思うんですね。どちらかというと「感情移入しやすいキャラ」である方が良くて、没個性的で、平均的で、誰もが「これが自分だ」と思える最大公約数的なキャラが好まれるんじゃないかと思います。

 ハーレムものとかで「誰が本命かをハッキリしないで全ヒロインにいい顔をしている男主人公」とかも、「3」の私からすると「誰が好きかハッキリさせないと他のヒロインが可哀想だろ!」と思ってしまって好きではないのですが、「1」の人からすると本命が誰かをハッキリされちゃうと「これは自分ではない」と感情移入できなくなってしまうのかなーと思うんですね。



 この切り口、色んな謎を解決させる突破口になるような……
 「俺TUEEEEEEE」問題も、「1」の人からすると「こんなに強いと主人公に感情移入できない」と思っちゃうけど、「3」の人からすると「主人公、強くて格好イイ!」と特に不満ではない―――とか。
 「百合に男が混じるのは許せない」問題も、「1」の人からすると「自分の目線になるキャラが欲しい」ということで、「3」の人からすると「百合カップルをイチャイチャ眺めているだけで何故満足できないんだ!」と理解不能―――とか。
 「ドラクエはロールプレイだけどFFはロールプレイじゃないよ」問題も、「1」の人からすると「主人公が自分だと思えるか」が重要だけど、「3」の人からすると「主人公もキャラが立っていた方がイイよ」―――とか。



 私は基本的に「3」の人間なんで、『ドラクエ』も『ゼルダ』も、『どうぶつの森』とかでも「主人公は自分だ」と思えたことがないんです。「リンクになってゼルダ姫とイチャイチャするぞ!」じゃなくて、「リンクとゼルダ姫がイチャイチャしているのを画面越しで眺めるぞ!」ってカンジです。

 だから、長年の疑問だった……ゲームで主人公の性別を自由に選べるときに、私が男でありながら「女主人公」を選択するとドン引きされたり「女のコになりたい願望があるんですね」とか言われたりするのは何故かというのも、これで説明できますね。
 「1」の人からすると「自分=主人公」だから、どうしてわざわざ自分とちがう性別にするのか理解できないんでしょう。「本当は女のコになりたいんだな」みたいな素っ頓狂な推理をしてしまうのです。
 でも、「3」な私からすると「自分=神の視点」なので、主人公はあくまでキャラクターの一人でしかないのです。だから、自分とは全然ちがう「きよはら」とか「デストラーデ」とか「G.G.さとう」みたいな名前を付けたりもするし、マンガのキャラの名前を付けたりもするし、『どうぶつの森』とかで主人公を女のコにすることにも全然抵抗がないのですよ。



 ですが、言われてみれば「1の人に向けた作品」とか「1の人に向けた配慮をしている作品」ってたくさんあって。
 そう言えば、『ウルトラマン』にも『ガンダム』にも「主人公」とは別の「主人公にあこがれる子ども」がレギュラーキャラにいて、それは「子ども視聴者」が「これが自分だ」と置き換えて観られるようにそういうキャラを入れているという話を聞いたことがあります。
 そう言えば男友達に「女が主人公の漫画は読む気にならない」と言われたことがありましたし、『舞-乙HiME』のコミカライズの時に脚本の吉野さんが「少年漫画は読者に近い男主人公にしなければならないのだけど原作のアニメは女のコばっかしの作品なのでどうしようか悩んだ。だから、発想を逆転させて男のキャラを女装させることにした」と書いていたのを思い出しました。

 『けいおん!』は登場人物のほぼすべてが女性キャラなのだけど、これだと「1」の人からすると「自分の目線となるキャラがどこにもいない」という問題が起こるので。『ごちうさ』は男性目線のキャラが入っているんですね。それは「うさぎになってしまったおじいちゃん」という(笑)。
 可愛いものしか存在してはならない世界に、俺達目線のキャラを入れるために、おじいちゃんをうさぎにする―――というのは、少年漫画で女のコだらけの作品を描くために、原作で女のコだったキャラを「女装している男のコ」に変えるくらいの逆転の発想だと思います。



 みなさんはどうですか?
 「1」「2」「3」のどれに当てはまりますか?



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◇ 余談中の余談
 とまぁ……ここまで敢えて「1の人」「3の人」といったカンジに、人それぞれちがうみたいに書いてきたのですが。実際には同じ人間でも「この作品は1」「この作品は3」とか、「このジャンルは1」「このジャンルは3」と、何を対象にするかで自分の目線も変わると思うんですね。

 例えば「普通の一人称小説は1」だけど「主人公のキャラが立ってるライトノベルは3」みたいな。


 記事の序盤で私は“少なくとも私はほぼ「3」”と書いたのですが、“ほぼ”と書いたからには例外もあって―――私、エロは「1」なんですね。エロ漫画でも(not エロマンガ先生)、エロビデオでも、エロ小説でも、エロ同人ゲームでも、「これが自分だ!」と思える投影先が欲しいのです。だから、男側は無個性でイイし、いっそのこと『名探偵コナン』の犯人みたいに全身黒タイツで構いません。

 逆に、男側がイケメンだと「これは自分じゃない!」と思えてしまいます。
 アレですね。「俺TUEEEEEE」作品を「こんなに強いと主人公に感情移入できない」と批判する人と一緒ですね。今度から「俺TUEEEEEE」作品が批判された時は、「分かる分かる。俺もエロビデオで男優がイケメンだと萎えるもん」と言うことにしましょう。しましょう?

 男が複数いると、「自分はどれだ?」となってしまうので好きではないです。
 前にゲーム実況をしている際に「やまなしさんは触手モノは好きじゃないんですか?」と訊かれたのですが(どんな生放送だよ)、昔はエロも「3」だったので好きだったのですが、ある瞬間からエロは「1」になったので、ダメになっちゃいました。触手ってほら、いっぱい生えてるじゃないですか。「どの触手が俺だ!?」ってなっちゃうんですよ。

 「百合」も実はそうで、エロ目当てでなければ「3」なのでエロ目当てではない百合漫画は「第三者目線で女のコと女のコがイチャイチャしている」だけで満足なのですが、エロ目当てだと「1」になるのでエロ目当てで観るレズもののAVとかだと「俺がいない!」となって苦手なことに最近気づきました。
 さっきもチラッと書いた「百合に混じりたいとか言う男は死刑」という話がよくTwitterで上がりますけど、あれも「1の人」と「3の人」の意識の差なんですよ。「1の人」からすると“自分を投影させる男キャラ”が欲しいだけなのに、「3の人」にはそれの意味が分からないという。




 んで、この話でややこしいのが……「3」で楽しんでいたものが「1」になるケースです。
 具体的に言うと……非エロのアニメで楽しんでいたものを、二次創作でエロ同人誌が描かれたら楽しめるのかという問題です。昔このブログでも盛り上がった「好きなキャラ」と「エロ同人誌を読みたいキャラ」は別という話ですね。

 例えば、私は『エロマンガ先生』の紗霧ちゃんが世界で一番かわいいと思うのですが、私が好きなのは「マサムネとイチャイチャしている紗霧ちゃん」なのです。
 でも、仮に誰かが「マサムネと紗霧ちゃんがセックスするエロ同人誌」を描いたとして、それを私が読みたいかというと「そこに俺はいない」から楽しめないし。仮に誰かが「マサムネではない全身黒タイツの男に紗霧ちゃんが凌辱されるエロ同人誌」を描いたとしたら、それを私が読みたいかというと「俺が観たいのはマサムネとイチャイチャしている紗霧ちゃんなんだよ!」となってしまうのです。

 難しいですね。
 でも、私は「私が好きな男女カップル」以外のキャラのエロなら何の問題もなく受け入れられるので、山田エルフ先生とか智恵とかめぐみんが全身黒タイツの男に凌辱されるエロ同人誌なら是非読みたいです。出来上がったらご連絡ください。


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| ひび雑記 | 18:00 | comments:20 | trackbacks:0 | TOP↑

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『ゼルダの伝説』はどうして「JRPG」とはされないのか

 何だか面白そうな話題だったので、自分も語ってみたくなりました。

 JRPGはどうなるべきなのか?RPGを愛する海外デベロッパーに聞く、JRPGの現在地と未来AUTOMATONさん)
 「JRPG」という括りを適切だと思ったことが正直一度もない不倒城さん)
 JRPGとは少年ジャンプである最終防衛ライン3さん)

 「JRPGとはどうなるべきかなのか?」という記事が書かれたことで、「そもそもJRPGって何だ?」という議論が始まりました。
 最初の記事では「この記事ではJRPGを「日本のRPG」を指す言葉であると解釈したい」と仮の定義を作ってそこで話を始めたのだけど、不倒城さんでは「そんな雑な定義で一くくりにしないで欲しい」とツッコミが入り、それに更に最終防衛ライン3さんは「JRPGという言葉は海外の言葉なので“海外で発売されている日本のRPG”のことだろう」というツッコミが入り―――


 んで、こういう議論が起こるたびに私がいつも思うのは、「どうして『ゼルダ』シリーズはJRPGとして考えられていないんだろう?」ということです。
 『ゼルダの伝説』シリーズを開発しているのは基本的には任天堂で、任天堂というのは日本の会社です。生みの親とも言える宮本茂さんも、それを引き継いだ青沼英二さんも、最新作のディレクターである藤林秀麿さんも日本人ですよね。海外の人だって宮本さんや青沼さんをご存知でしょうから、「『ゼルダの伝説』シリーズは日本のゲームだ」と分かっていると思うんです。


 海外での売上も高く、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』はGC版+Wii版合わせて全世界で約885万本の売上だったというアナウンスがありました。国内の売上は60~70万本あたりだったはずなので、海外で800万本以上を売り上げている計算になります。
 これは全世界で約972万本を売り上げた『ファイナルファンタジーVII』にも引けを取らない数字ですし、『FFVII』は国内で300万本以上を売り上げているので、『FF』以上に『ゼルダ』の方が海外比率は高いと言えます。「海外では『ゼルダ』の知名度が低い」ということは絶対にありえません。



 「日本の会社が作ったゲーム」「海外での知名度は抜群」と、『ゼルダの伝説』も「JRPG」の定義を十分に満たしているように私は思うのです。
 しかし、最初のAUTOMATONさんでインタビューされた誰一人として『ゼルダの伝説』シリーズの名前を挙げていないし、不倒城さんは「ゼルダ」の名前も挙げていますが、最終防衛ライン3さんは『ブレス オブ ザ ワイルド』を「日本独自の文化を元ネタにしている」と言いつつ「ゼルダはJRPGなのか」の部分には敢えて触れていないかのような書きっぷりです。売上としては引けを取らないのに、「JRPG」という言葉で語られるゲームは大体『FF』シリーズであって『ゼルダ』シリーズではないのです。



 「いやいや、『ゼルダ』は戦闘がコマンド制じゃなくてアクションだからRPGじゃないでしょ?」と言います?
 それだと海外製RPGの代表作である『スカイリム』とかもRPGではなくなってしまうじゃないですか。『スカイリム』を海外製RPGの代表に据えるのなら、日本製RPGの代表に『ゼルダの伝説』を据えても何もおかしくないと思うんですよ。


 「『ゼルダ』には“経験値”や“レベル”の概念がないからRPGではないでしょう?」と思われるかも知れませんが、『ファイナルファンタジーII』や『ロマンシング サ・ガ』のように成長を“経験値”や“レベル”ではない他のものに置き換えたRPGはたくさんあるでしょう。

 語られざるもう一つのRPG史――ゼルダの伝説をアクションRPG黎明期が生むまで【ゲーム語りの基礎教養:第三回】

 これは多根清史さんによるRPG黎明期の歴史語りです。
 『ドラクエ』が生まれるまでの第一回第二回も面白いですが、今日は『ゼルダ』の話なので「『ゼルダ』が生まれるまでのアクションRPGの歴史」である第三回を読んでください。

 よく「『ゼルダ』の元ネタは『ハイドライド』だ」と言われるのですが、個人的には『ドルアーガの塔』の方が強く影響を与えているんじゃないかと思っています。
 というのも、過去のインタビューを読むと宮本茂さんは当時の「ナムコ」をものすごく意識していて、尊敬していて、対抗意識を持っていたように思えるんですね。有名なのは『パックランド』と『スーパーマリオブラザーズ』の話で、その話は飯野賢治さんの『スーパーヒットゲーム学』に収録されています。

スーパーヒットゲーム学
スーパーヒットゲーム学


<以下、引用>
飯野「なるほどね。でも、『スーパーマリオ』の登場は、すごく突然な感じがしたんだけど。ゲームの進化の中で突然あの世界は(笑)」

宮本「『パックランド』がありました。
 それまでにジャンプゲームというのをつくってましたでしょ
(※ 『ドンキーコング』や『マリオブラザーズ』のこと。その後、たくさんの会社から後追いでジャンプゲームが発売された)。僕はナムコシンパで、(他社とちがって後追いで)ジャンプゲームをやってこないナムコにすごい敬意を払っていたんです。僕らがつくっているジャンプゲームをいじってこない。」

<中略>

宮本「そんな時にナムコから『パックランド』が出てきた。ゲームセンターで、僕、東京に行ったときに『パックランド』が置いてあって、ナムコがジャンプゲームに手を出してくるのかと、それなら俺がやってやろうじゃないかと。それが
(『スーパーマリオブラザーズ』の)きっかけ。」

飯野「そういえば、僕もナムコが好きでしたね。」

宮本「まあ、尊敬するゲームというとナムコの『パックマン』やからね。<中略>
 だから、詳しい人は『パックランド』の真似をしましたみたいに言う人もいるけれども、『パックランド』とは全然違うゲームなんですよ。でも、ナムコがあれをやってきたから、僕のマリオは動き出したというのはありますね。」

</ここまで>
※ 改行や注釈など、一部引用者が手を加えました


 『ドルアーガの塔』と『ゼルダの伝説』は「成長」を「アイテムの取得」で置き換えているという共通点があります。『ゼルダの伝説』で最大LIFEを上げるためには「ハートの器」を手に入れて、攻撃力を上げるためには「強力な剣」を手に入れる必要があります。
 “ザコ敵との戦闘”で成長するワケではないのは確かに『ドラクエ』とも『FF』とも『ロマサガ』ともちがうのですが、『ゼルダの伝説』にも「成長」がありますし、その方法が違うだけで「RPGではない」と言うのはRPGを「『ドラクエ』的なゲーム」として決めつけすぎでしょう。



 「そもそも任天堂自身が『ゼルダ』をRPGと呼んでいないよね?」
 は、ハイ……その通りです(笑)。
 任天堂は『ゼルダ』シリーズを基本的には「アクションアドベンチャー」というジャンルで紹介しているのですね。“経験値”や“レベル”のある『リンクの冒険』ですら。だから、私は『ゼルダ』シリーズを「アクションRPG」と紹介している人を見ると、「いやいや、公式にはアクションアドベンチャーなんですよ」とツッコミたくなるくらいで、さっきまでと言っていることが正反対だと自分でも思うのですが(笑)。

 ただ、この「JRPG」問題はちょっと違います。
 「JRPG」というのは他称です。『ファイナルファンタジー』や『ペルソナ』が「俺が!俺達がJRPGだ!」と名乗っているのではなく、主に西洋の人達が「西洋のRPG」ではない「日本のRPG」を区分するために勝手に読んでいる言葉です。そして、そこには「蔑称」のニュアンスも含まれていることは間違いないでしょう。

 「戦闘はコマンド制で」「ターン制で」「移動と戦闘はエンカウントで切り替わって」「ストーリーが一本道で」「それを語るムービーが頻繁に流れ」「メインキャラクターはアニメ的な美男美女な若者で」といった要素を「JRPG的なもの」だと定義づけて、それで「JRPGは時代遅れだ」と――――冒頭で紹介した記事でもインタビューでそう答えている人がいましたし、恐らく日本でも「JRPG」で語られる大体のイメージはこんなカンジじゃないかと思います。


 しかし、それは順序が逆じゃないのかって思うんですね。
 「JRPGは時代遅れだ」ではなくて、「時代遅れなゲームをJRPGと呼んでいる」だけじゃないかと。


 まさに。

 例えば『ゼルダの伝説』シリーズは、上の「JRPGの定義」の多くを克服しているシリーズです。戦闘はアクションだし、ターン制でもないし、敵との戦闘はシームレスに始まるし、ストーリーはかつては一本道だったけど『ブレス オブ ザ ワイルド』で自由な順番で攻略できるようになったし、ムービーは確かに流れるしキャラクターもリンクやゼルダをはじめとした「美男美女な若者」なのでその点では「JRPG的」だと思うのですが。

 「JRPGは時代遅れだ!」「どうすればJRPGはかつてのような輝きを取り戻すのか!」という議論の時に、『ゼルダの伝説』シリーズはガン無視されるんですね。だって、現在進行形で全世界で大ヒットしちゃっているし……


 もっとヒドイ例は『ファイナルファンタジーXV』ですよ!
 「JRPG」の代表格のように言われていた『FF』シリーズですが、最新作では時代に合わせて戦闘をアクションにしたり、オープンワールドにしたりした結果、冒頭紹介したインタビュー記事で「『FINAL FANTASY XV』はRPGというカテゴリーから離れてしまいましたが、それでも素晴らしいゲームだと思いましたよ。」って言われているんですよ!

 「JRPG」の代表格のように言われていたシリーズが時代に合わせた最新作を作って、それが全世界的に大ヒットすると、それはもう時代遅れではないから「JRPGではない」と言われてしまうという!


 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ワイルド』も『ファイナルファンタジーXV』も日本発のゲームで全世界的に大ヒットしているのに、それでもまだ「どうしてJRPGは時代遅れになってしまったのか」「今後JRPGはどうなってしまうのか」ですって!




 じゃーじゃーじゃーじゃー、百万歩譲って「JRPGの定義から逸脱せずにそれでも海外で大ヒットする日本発のRPGはないのか」という話にしますか。
 つまり、『ゼルダ』のように「戦闘がアクション」ではなくてコマンド選択方式で、ターン制で、シームレスじゃなくてエンカウントで移動と戦闘が切り替わって、ストーリーが一本道で、キャラクターがアニメ的な美男美女な若者ばかりのゲームで、それで全世界的に大ヒットする日本発のRPGが出てこなければ「JRPGのシステムは時代遅れになってしまった」と言えなくもないと考えられなくもない気がしなくもない。


 というか、ここまで敢えて名前を出さないようにしていたんですけど……
 まさに『ポケモン』がそうじゃないですか。
 日本発のRPGで、全世界的に大ヒットしている、名実ともに「日本代表のRPG」と言えば間違いなく『ポケモン』ですよ。2バージョン合計だからややこしいんですけど、『赤・緑』は全世界3000万本以上(海外では緑じゃなくて青)、3DSの『X・Y』でも全世界1600万本以上を売り上げています。仮に「1人が両バージョン買っているからユーザー数的には半分だ」としても、『ゼルダ』や『FF』にまったく見劣りしない売上ですよね。

 『ポケモン』は戦闘がコマンド選択方式ですし、ターン制ですし、ランダムエンカウントもありますし、ストーリーに沿うだけなら一本道ですし、キャラクターはアニメ的どころかアニメも放送されているし、そして何より公式に「RPG」を名乗っているし―――「JRPG」の定義にピッタリ合っていると思うのですが、「どうしてJRPGは時代遅れになってしまったのか」「今後JRPGはどうなってしまうのか」という議論の時に何故か『ポケモン』は無視されるのです。

 10年くらい前、それこそ『オブリビオン』辺りと比較されて「JRPGはダメだ」という話題が盛り上がっていた頃に「え?でも、『ポケモン』は全世界的に大ヒットしていますよね」と言ったら、「『ポケモン』は「RPG」ではなくて「ポケモン」というジャンルなんだ」と言われたことがありました。



 いやいやいやいやいや!
 一番売れている日本発のRPGを「アレは売れているから例外だ」として、「どうしてJRPGは時代遅れになったのか」みたいな話をすることに意味あります?

 『ポケモン』と『ゼルダ』と『FF15』を除外して「最近出た日本のRPGから代表チームを作ろう」とか言っても、大谷翔平と田中将大とダルビッシュ有を除外した「野球日本代表」みたいなもので、それでWBC優勝できなかったからって「日本の野球はどうして弱くなったのか」なんて語ることに意味ありますか?


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 まぁ、そもそもの「RPGの定義」が人によって曖昧で一つにまとめることが難しいので、それにJをくっ付けた「JRPGの定義」だって一つにまとめるのは不可能だとは思うんですね。

 「ロールプレイングゲーム」のrole-playingは「役割を演じること」という定義だから、スーファミ時代にはもう『FF5』『FF6』辺りに「ストーリーを追うだけのゲームはロールプレイングゲームではない」という批判がありました。プレイヤーが「役者になるのか」「観客になるのか」のちがい。
 そこから発展して21世紀初頭あたりには、「主人公=自分」になって好きなように遊べる「洋RPG」こそが「本来のRPG」であって、日本のRPGはムービーを眺めるだけの「JRPG」だからダメなんだ―――といった今回の話につながっていくという。

 しかし、それは単に「RPG」というジャンルの解釈違いであって。
 「主人公=自分」になって好きなように遊べるゲームは日本ではRPGと呼ばれていないだけの話じゃないのかと思うんですね。例えば、『どうぶつの森』とか。例えば、『モンスターハンター』とか。例えば、『ルーンファクトリー』とか。

 日本では「RPG」というジャンルは『ドラクエ』『FF』的なものという認識が強いので、『ドラクエ』『FF』的でないゲームは「RPG」というジャンルに名乗りを挙げない傾向があります。少なくとも近年は。『ゼルダ』は「アクションアドベンチャー」ですし、『どうぶつの森』は「コミュニケーション」ですし、『モンスターハンター』は「ハンティングアクション」ですし、『ルーンファクトリー』は「ファンタジー生活」ですし。

 でも、例えば海外の会社が作った『ルーンファクトリー』っぽいゲームである『Stardew Valley』「open-ended country-life RPG」とRPGを名乗っているんですね。似たようなゲームなのに、こちらは「RPG」を名乗っているのです。




 つまり「RPG」というジャンルを名乗るものが日本と海外では別だというのが、そもそもの「JRPG」議論の噛み合わなさの発端にあるんじゃないのかと思うんです。「日本のマンションはアメリカではアパートと呼ばれていて、アメリカのマンションは日本で大豪邸と呼ばれるものなので、アメリカ人に「マンションを買った」と言うと驚かれる」みたいな話で―――

 海外の人の「どうして日本のRPGは「主人公=自分」になって好きなように遊べないんだ?」という疑問は、「日本ではそういうゲームはRPGとは呼ばれないんだ」と言えば早いんじゃないかと思えてきました。


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| ゲーム雑記 | 17:49 | comments:18 | trackbacks:0 | TOP↑

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被害超拡大中のマケプレ詐欺を、Amazonの「ほしい物リスト」公開を利用している人は気をつけてください

 先月後半あたりからネット上を震撼させている話です。

 Amazonマーケットプレイスで詐欺業者が大量発生中。その見分け方と対処法のまとめ

 Amazonで購入できる商品には、「Amazonが販売しているもの」だけでなく「Amazon以外の業者が販売しているマーケットプレイスの商品」というものがあります。それによって「流石のAmazonですら売っていない商品」だとか、「Amazonが取り扱っていない古本」なども購入できるありがたいサービスなのですが……これを利用した大規模詐欺が拡大中です。

 簡単に言うと、
 「詐欺業者が捨てアカを取得」
→ 「その捨てアカで売る気のない商品をマケプレに出品」
→ 「そうとは知らない消費者が、“普段のAmazonの買い物”と同じ感覚でそれを購入」
→ 「現金を払っても商品は届かない」
→ 「詐欺業者は捨てアカを大量に持っているので、そのアカウントは捨てて他のアカウントに移行」
→ 「騙された人はAmazonに補償申請すれば現金が返ってくるみたいだけど、詐欺業者に個人情報が渡ってしまう」



 冒頭に紹介した記事とほぼ同じ内容になりますが、「リンク先なんか読む気にならない」という人もいらっしゃるかも知れないので、ここでも「うっかり詐欺業者から購入しないための見分け方」を簡単に説明します。「見分け方」とは言うものの、「その可能性がそこそこ高い」と判断するだけなんですけどね……


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<クリックで拡大>

 これは実際に私がAmazonで買おうと「ほしい物リスト」に入れていたとある商品のページです。勘違いされて商品や「正規に販売しているマーケットプレイス業者」への風評被害にならないように加工してあります。
 この商品の場合は「Amazonが販売・発送します」とのことで「カートに入れる」を押しても何の問題もありません。問題が起こる可能性があるのは、「Amazonが販売していない商品」や「Amazonも販売している商品だけどAmazon以外の業者から買おうとしたとき」です。



amazon1-5.jpg
<クリックで拡大>

 注目するのはオレンジの○で囲った部分。
 ここを押すと、この商品を販売しているすべての業者が表示されます。マーケットプレイスでAmazon以外の業者から商品を購入する場合は、その業者の過去の取引による評価を読む必要があります。

 確認しなくてはならないのは「商品の評価」ではありません。「業者の評価」です。

 当たり前ですが、「商品の評価」というのは商品自体の評価で、「業者の評価」とはそのお店の評価です。
 コンビニに行って商品を買う際、「うまい棒は美味い!」とか「少年ジャンプは面白い!」という商品の評価と、「しかし、このコンビニはいつも変なニオイがする」「ここのコンビニの照明は暗い」というお店の評価は別ですよね。だから、「商品の評価」とは別に「お店の評価」を見なければならないのです。



1.同じ「新品」なのに、Amazonよりも安いのは怪しい……?
amazon2-3.jpg
<クリックで拡大>

 これは先ほどの商品の“この商品を販売しているすべての業者が表示されます”というページです。
 Amazonは「新品」でこの商品を1492円で販売していますが、とある業者は同じ「新品」を218+78=296円で販売していて、別の業者は同じ「新品」を652+340=992円で販売しています。

 例えば定価が約3万円のNintendo Switch本体を2200円で売っている業者があったら誰が見ても怪しいと思うでしょうが、詐欺業者だって馬鹿じゃないのだから(むしろ半端に賢いから詐欺なんてやりやがる)怪しまれない価格に上手いこと設定してくるものです。

 そこで基準にするべきは「Amazonの価格」なのです。
 Amazonが1492円で売っている商品を、この業者は296円で販売する―――「Amazonより安い価格で販売するだなんて、とても頑張っている業者さんなんですなー」なんて思う人もいるかも知れませんが、長年Amazonを使い続けている私から言わせてもらうとこんなことはありえないです。
 だって、Amazonって超えげつないんですよ!他の電子書籍サービスが「身を削ってセールをします!」ってやったら、「へー、じゃあウチも安くするわ」と後追いで同じ本のキンドル版を同じ価格に値下げするセールやるんですもの!資金力があるところはこういうことをやりやがる!おかげさまでたくさん買わせていただきました、ありがとうございます。靴の裏を舐めさせてください。

 「中古品」だったら、Amazonの「新品」より安く売られることもあると思いますし、私も何度も利用したことがありますが……「新品」でここまでハッキリとした価格差でAmazonより安く売られているのは詐欺だとしか思えません。



 じゃあ、Amazonが1492円で売っている商品を、992円で販売する業者さんはどうなのか―――この価格差はありえないことではない、「おっ、ちょっとお得だね」と思えるギリギリの価格ですよね。「652円かと思ったら送料340円プラスされるのかー」と途中で足し算が入るのも巧妙なところ。価格差が分かりづらくなっていますからね。


 企業努力でAmazonより安い価格で「新品」を売っている業者もあると思います。

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 これも実際に私がAmazonで買おうと「ほしい物リスト」に入れていたとある別の商品のページです。Amazonは「新品」でこの商品を4622円で販売していますが、他の業者は同じ「新品」で4270円で販売しています。こちらもAmazonより安い価格で「新品」を販売しているのです。


 ですが、私は前者(992円で売っている業者)は「詐欺業者だ」と疑っていて、後者(4270円で売っている業者)は「詐欺業者ではない」と思っています。
 後者も100%安心というワケではないからちょっと様子を見ますけど、前者は90%の確率で詐欺だと思うので私ならここから商品を買うことはしません。つまり、価格だけを見ても「詐欺業者」かどうかは判断できないんですね。

 そもそも「Amazonが販売していない商品をマーケットプレイスで買いたい」ってケースだと、「Amazonと比べて安いか」という基準そのものがありませんし。



2.「評価数」の少ない業者は警戒する
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 ということで、「業者の評価」を見なくてはならないのです。
 見るのはオレンジで囲った部分です。

 私が先ほど「詐欺業者」だと断定した“296円で販売している業者”ですが、「新規出品者」なので1件も評価されていないんですね。もちろんもちろん「新たにビジネスを始めようとしている誠実な業者」の可能性もあるのですが、詐欺業者の捨てアカの可能性も相当高いです。もし「新たにビジネスを始めようとしている誠実な業者」さんだったら申し訳ないのですが、詐欺に合わないためにも警戒はしましょう。

 「じゃー、1件でも高い評価が入っていたらイイの?」というとそういうワケでもなく、数件の評価なら「偽の取引を自作自演する」とか「数件はちゃんと取引をしてから詐欺をする」とかでっちあげる方法は幾らでもありそうなので要警戒対象です。



3.「過去の評価」が古い業者は“乗っ取られている”可能性あり
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 こちらは先ほどのオレンジで囲った部分をクリックして見た、「Amazonが1492円で売っている商品を、992円で販売する業者さん」の評価欄です。私が「90%の確率で詐欺だと思う」と書いた業者さんですね。パッと見、問題ないように見えるかも知れませんが……「評価が付いた日付」を見てください。

 最新の評価が「2012年5月30日」、その前が「2011年11月4日」、「2011年9月13日」……と、5年間評価が付いていないのです。もちろんもちろん「たまたま」な可能性もありますし、事情があってしばらく休眠していたアカウントで営業を再開しようと思ったという可能性もあります。しかし、しばらく使っていないアカウントが詐欺業者に乗っ取られて利用されているという可能性も高いのです。

 誠実な業者さんだったら申し訳ないのですが、万が一にでも詐欺に合わないように警戒するのならこういう業者さんから焦って買わない方がイイでしょう。



4.「詐欺業者のアカウント」はしばらく待つと消える
 実を言うと、この記事……何週間か前から書きかけていたのですが、スクショを撮るタイミングが上手くいかなくて頓挫していました。というのも、「これが詐欺業者だ!後でスクショに撮って見分け方を説明しよう!」と思っても、1時間後には影も形もなくなっていなくなっているんです。

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 これはさっきまでと全く同じ商品の“この商品を販売しているすべての業者が表示されます”というページです。
 この記事を書いている1時間の間に、296円で販売していた業者も、992円で販売していた業者も、キレイさっぱりいなくなっています。

 「安く販売しているからあっという間に売れたのかな?」ということではありません。業者のアカウントで検索しても、もう出てこないのです。しっぽをつかませないように逃げおおせたのか、Amazonが対策をしたのかは分かりませんが、業者のアカウントごと消滅してしまったのです。

 逆に言うと、「おっ、この商品が安く売っている。でも、詐欺業者か見分けつかないな……」と迷った時は、1日待ってみるというのも手です。翌日に消滅していたら詐欺業者確定です。
 「それじゃーせっかく安く売っていたのに他の人に買われてなくなっちゃうじゃないか!」と思われるかもですが、詐欺というのはそういう「自分だけが得できる」と思った心のスキを突いてくるものです。「自分だけが得できる」と思った時は、冷静になる必要があります。



5.Amazonが販売もしくは発送している商品しか買わない
 究極的な対策はコレ(笑)。
 自力で「詐欺業者かどうか」を判断する自信がないのなら、Amazon以外からは買わないというのが最も無難な手です。

 しかし、それだと「まじめにマーケットプレイスで商売をしている業者さん」も利用するなということですし、マーケットプレイスそのものを否定することなんですよね。この詐欺……騙された消費者は個人情報を奪われますし、Amazonは補償金を消費者に払わなければならないし、マーケットプレイスそのものの信用を失わせるしで、詐欺業者以外は全方位的に「LOSE-LOSE-LOSE」になるのがヤバイです。

 マジメな話、「無敵だったAmazonの凋落はここから始まるのであった……」と後に振り返られる歴史のターニングポイントになるんじゃないかというくらい私は心配しているんですけど。Amazonは早急に対策を取れんものですかね。





 さて、実は今日の記事で私が書きたかったのは「ここから」なのです。

 ここまでの話は冒頭で紹介した記事をはじめとして、色んなところで言われている話なので「もうその話は何度も読んだよ!」という人もいたかと思います。そういう人はここまでの話は読み飛ばして結構です。今更遅いですか、どうもすみません。

 Amazonの「ほしい物リスト」を公開する際&公開している人に贈る際に気を付けたいこと
 Amazonの「ほしい物リスト」を通じていただいた「バレンタインデーのプレゼント」を開封する配信を行いました!

 今年の1月~2月に、私は“ブログとか配信とか創作活動をしている人達はもっともっとAmazonの「ほしい物リスト」を公開した方がイイんじゃないか”と提案する目的で「Amazonのほしい物リスト」を公開するという企画をやりました。
 その結果なのかは分かりませんが、Twitterを見ているとブログや生配信をしている人で「自分も公開してみよう」「公開したらコレが送られてきた!」とAmazonの「ほしい物リスト」を公開してくれる人がポツポツいて、「応援したい人」と「応援されたい人」のイイ循環が出来たんじゃないかと私は喜んでいたのですが……


 この記事に書いた「マケプレ詐欺」、Amazonの「ほしい物リスト」公開と合わさるとすごい厄介なことになると思うんですね。
 「マケプレ詐欺」の被害に合った人がどうしてそのことに気づくかというと、「商品を注文したのに届かない」からです。当然ながら「商品を注文した人」と「商品を受け取る人」が同じなんですね。
 しかし、「ほしい物リスト」を公開してプレゼントを受け取るときはちがいます。「商品を注文した人」と「商品を受け取る人」が別なので、「商品を注文したのに届かなくても気づかない」可能性があるのです。

 だから、「ほしい物リスト」を公開している人は、「ほしい物リスト」を通してもらったものは「○○が届きました!」と報告することと。
 「ほしい物リスト」経由でプレゼントを贈った人は、何日経っても届いた気配がなければ「荷物が届きませんでしたか?」と訊くことを推奨したいです。



 また、「ほしい物リスト」経由でプレゼントを贈ろうとしても、それが詐欺業者に引っかかった場合……詐欺業者に渡る「個人情報」は、恐らく“プレゼントを贈られる側”の住所・氏名になります。
 応援したいと思ってお金を払ってプレゼントを贈ろうとしたのに、応援したい相手の個人情報を詐欺業者に渡してしまうという事態が起こりかねませんし。“プレゼントを贈られる側”は知らない間に自分の住所・氏名が詐欺業者に渡っているという事態になりかねません。

 これからプレゼントを贈ろうとしている人は、この記事などを読んで「詐欺業者を見分けてそこからは買わない」「不安だったらAmazon以外の業者からは買わない」ように心がけてください。
 また、「ほしい物リスト」を公開している人は、「第三者の出品の商品の発送同意書」のチェックを外して、Amazon以外の業者からは贈れないようにするというのも自衛の手です。これをすると古本とか中古ゲームとかは贈ってもらえなくなるので、「昔のゲーム」なんかを贈ってもらえなくなっちゃうとは思うんですけど。



 いずれにせよ現時点では「詐欺に合わないためにはマーケットプレイスを利用しないのが一番」と言うしかない状況なので、Amazonさんにはちゃんと対策をとって欲しいですね。「マーケットプレイスに出品するには住所確認が必要」とかで防げそうなものなのに、今まで必要なかったんかいと正直思いましたよ。

| ひび雑記 | 17:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「好きな映画は何ですか?」の質問が苦手

 そう言えば、自分でもすっかり忘れていたんですけどニコ生でゲーム実況を始めたのは「人前で喋るのが苦手なので特訓したい」という理由もあったのでした。友達とか相手に馬鹿話をするのは好きなんですけど、知らない人が多数集まった場でかしこまった話をしなきゃならないというのが子どもの頃から苦手で―――それを克服するために、という理由もあったのでした。

 ニコ生を始めて1年2か月が経過して、克服できたかというと……うーん。



 現在挑戦中の『リンクの冒険』はレベル上げの作業時間がそれなりにあるため、ネットで見つけた「フリートークのテーマを選んでくれるルーレット」を回してそのテーマについて喋っています。ある意味では、トークスキルを磨くチャンスですね!ゲームの腕を磨きなさい!
 んで、そのルーレットで出てきたテーマに「オススメの映画は?」というものがあったのですが、これが咄嗟に何も出てこないまま終わってしまったのです。なので、今日はその話をします。



 生放送中には「オススメの映画って言われても、誰にオススメするかに依るし……」と言いました。これは「オススメの漫画」でも「オススメの小説」でも「オススメのアニメ」でも「オススメのゲーム」でもそうなんですけど、私は万人を楽しませられる作品なんて存在しないと思っているので、「オススメの作品」は誰に向けてのものかによって変わるのです。

 アクション映画が好きな人にはアクション映画を、サスペンスが好きな人にはサスペンスを、泣ける映画を求めている人には泣ける映画を―――と考えていった結果、何も言えなくなってしまいました。



 しかし、恐らくこのトークテーマの狙いはそういうことではないですよね(笑)。
 もっと気楽に「好きな映画について語ろう」みたいなことだったと思うのです。

 だがしかし、私はこの「好きな映画」について訊かれるのが一番苦手なのです。
 「おちんちんの大きさは何cm?」という質問にすら嬉々として答えるくせに、「好きな映画は何ですか?」という質問はいつも何て答えてイイか分からず絶句してしまうのです。



 「好きな映画は何ですか?」「○○です」というやりとりで注目されているのは、「○○という映画」じゃなくて「○○という映画を選ぶ人間性」ですよね。例えば面接のときに「貴方の座右の銘は何ですか?」と訊いてくるのは、面接官が「それはイイ言葉ですね」と名言をメモしたいから訊いているのではなく、「この人は何を座右の銘に選ぶような人なのか」を見たいから訊いているワケで。

 迂闊な作品を「好きな映画」に挙げると、自分の人間としての薄っぺらさが露呈してしまうんじゃないかと躊躇してしまうのです。


 すっごい駄作を挙げると「センスないね」と思われそうだし、有名作品を挙げると「ありきたりだね」と思われそうだし、最近の作品を挙げると「にわかかよ」と思われそうだし、昔の映画を挙げると「カッコつけてんじゃねえよ」と思われそうだし、マイナー作品を挙げると「知らねえよ、話が盛り上がらねえよ」と思われそうだし。

 例えば「好きな映画は何ですか?」と訊かれて「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐です!」と私が答えたら、多分みんな私のこと馬鹿にすると思うんですね。超有名シリーズだし、その中でもあんまり評判よくない作品だし、「この人あんまり映画に詳しくないんだな」と思われることでしょう。面接受けも良くなさそうです。



 ネット上で頻繁に見かけるネタで……
 「私、マンガ好きなんですよー」と言われたから何が好きかを訊いてみたら『ワンピース』挙げられてガッカリしたとか、「私、アニメ好きなんですよー」と言われたから何が好きかを訊いてみたらジブリ作品を挙げられてガッカリした―――みたいな話があるじゃないですか。

 私はああいう話が好きじゃないんですけど、どうして好きじゃないかというと「その人が好きだと言った作品」でその人のことを値踏みしているのがヒドイと思うんですね。『ワンピース』好きな人がマンガ好きを自称してもイイだろうし、ジブリ作品を好きな人がアニメ好きを自称してもイイじゃないですか。そこで「いやー、『ワンピース』好きな人はマンガ好きとは認めませんよ」とか「ジブリ作品しか観ないような人はアニメ好きを名乗るな」みたいな反応をしていたら、「マンガ好き」「アニメ好き」を自称する人が減っていくだけですよ!



 私も仮に「好きなマンガは何ですか?」と訊かれたとしたら困ると思いますもの。
 「『ワンピース』みたいなメジャーなマンガを挙げるとガッカリされるということは、どのくらいメジャーだとマズイんだろう……『三月のライオン』とかじゃダメなのかな。映画にもなったから大メジャーか。女のコがいっぱい出てくるヤツだと、相手によっては「あー、萌え系っすか。キモヲタなんですね」と思われるかも知れないし、本当にマイナーなヤツだと「うわっ、ガチヲタクじゃないか」とドン引かれるかも知れないし、“このマンガがすごい”とかで上位に入っているのを選べば無難かな・・・・…」とか考えちゃいますよ。

 それは本当に「私 の 好きなマンガ」か?


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 あと、根本的な話として……
 娯楽の媒体としての「映画」が、私は語れるほど好きじゃないんじゃないかと最近どうも気付きました。

 というのも、「映画」って基本的にその1本の中で完結しているので、それを観ている約2時間の間は楽しくても、観終わったら半日後にはもう忘れちゃうんです。だってほら、現代人って超忙しいじゃないですか。Twitterも見なきゃいけないし、積んでる本も読まなきゃいけないし、プレイ中のゲームも進めなきゃいけないし、放送中のアニメも毎日観ないと溜まっていっちゃうし、DL Siteも毎日チェックしなくちゃいけないし。観終わった映画のことを思い出す余裕なんてなかなかなくて。

 これが「マンガ」だったら「次の巻」が出るまでの期間とか、「アニメ」だったら「来週の放送」までの期間とか、続きが気になる時間が「その作品のことを考える時間」になって記憶にも残るんですけど……「映画」は良くも悪くも1本で完結してしまうので、「その作品のことを考える時間」があまりないというか。
 「好きな映画はスターウォーズ エピソード3 シスの復讐です!」というのは割とマジな話で、『スターウォーズ』シリーズみたいに映画だけど続きものの三部作とかだと「次はどうなるんだろう?」とか「どうやってエピソード4につながるんだろう?」とかを作品を観終わった後にも考えるので記憶に残りやすいと思うんですね(まぁ、かといって語れるほどの『スターウォーズ』ガチ勢ではないので好きな作品に挙げるのはやっぱり躊躇してしまうのですが)。



 そう言えば、今突然思い出したんですけど……
 私は昔「好きな映画は何ですか?」と訊かれたら、ガイ・リッチー監督の『スナッチ』と答えることに決めていました。リアルタイムに見てすごく面白かったのと、そこまで大メジャーではないのと、ガイ・リッチーとかブラッド・ピットの名前はもちろん有名だから会話のとっかかりにもなるし、「泣ける映画」とかではなくて「楽しい映画」なのが自分らしいだろうと思って挙げていたのですが。

 リアルタイムに1回しか観ていないので、今はもう内容は何にも覚えていないんですね(笑)。
 それを「好きな映画」「オススメの映画」に挙げるほど責任は持てないし、当時の自分と今の自分の感性はちがうだろうから、今もう1回観たら「全然面白くねえ!」と思っちゃうかも知れないのが怖いですし。


 マンガとかゲームもそうなんですけど、昔好きだったものを「好きな作品」に挙げるのってちょっと怖いんですよね……「好きな作品に挙げておいて、今見返してみたら全然面白くなかった」みたいな可能性がありますし。
 Amazonを見たらブルーレイが1500円で売っているし、Amazonビデオならレンタル300円ですぐに観られるので、もう1回見直すのも手だけどなぁ……面白くなかったら、私いよいよこの世界から「好きな映画」が1本もなくなっちゃうワケだしなぁ……


 あと、ドキュメンタリー映画で言えば『ボウリング・フォー・コロンバイン』とか『ビン・ラディンを探せ!』とかが好きだったんですけど、これも1回しか観ていないので今見たらどうなのか不安ですし、ドキュメンタリー映画は時代を切り取ったものなので10年・20年経ってから観ると楽しめるかどうか分からないというのもありますね。




 そう考えると……映画とかマンガとかゲームの話をしたいのなら、「人生ベスト1」を訊くんじゃなくて「最近観た映画は何?」とか「今何のゲームやっている?」みたいに「最近触れたもの」の方が記憶も鮮明だから盛り上がるんじゃないかと思いますね。「好き」とか「オススメ」とか断言しなくてイイから気が楽ですし。

 それでも思い出話をしたいのなら、例えば「少年ジャンプのマンガで一番好きだったのは何?」とか「ジブリ作品で一番好きなのは何?」みたいに条件を限定した中からそれぞれ選ぶとかだとやりやすいですね。これなら「観たのは子どもの頃だから今だとどうか分からないけど」という言い訳も出来ますし。



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| ひび雑記 | 17:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「ダウンロードでゲームは買いたくない」という人は、今どれくらいいるのだろうか

 これについては語らなくてはなるまい。

 迷宮脱出アクションパズル「ラビ×ラビ-パズルアウトストーリーズ-」が7月20日に発売。初心者向けのイージーモードやランキング機能を追加

 『ラビ×ラビ』シリーズを全く知らないという人もいると思うので、簡単に解説します。

・『ラビット★ラビリンス』(携帯アプリiOSアプリ/200円)
・『アクションパズル ラビ×ラビ』(ニンテンドーDSiウェア/200円)
・『アクションパズル ラビ×ラビ えぴそーど2』(ニンテンドーDSiウェア/200円)
・『ラビラビ外伝 Witch's Cat』(ニンテンドー3DSダウンロードソフト/700円)
・『ラビ×ラビ えぴそーど3』(ニンテンドー3DSダウンロードソフト/600円)


 携帯電話やスマホ用のアプリとして始まったシリーズですが、ニンテンドーDSiのダウンロードソフトに市場を移して「200円でこんな面白いゲームが遊べるのか!」と評判になり、続くニンテンドー3DSではeShopの初期からシリーズを展開するほどでした。シリーズは2012年1月の『えぴそーど3』以降は音沙汰がなかったのですが、LINEスタンプになったり、3DSテーマが出たり、他のゲームに出演したり、地味に生き続けて……


 それが今回、プレイステーションVitaのパッケージソフトとして展開されることになったのです。収録されるのはニンテンドーDSiウェアで発売された『ラビ×ラビ』以降の4作品です。どうせならもう配信終了しちゃった『ラビット★ラビリンス』も収録してくれれば良かったのに……

 これまで任天堂機で主に展開していたシリーズがプレイステーションVitaで発売されるということも驚きだったのですが、パッケージ版の定価が税別4800円(ダウンロード版は税別4320円)だというのが衝撃でした。
 確かにグラフィックは一新しているし、初期の作品にはなかったインターネットランキングを追加したり、激ムズだった『外伝』にもイージーモードを追加したりと手間はかかっているのですが……元々は200円+200円+700円+600円=1700円分のゲームですからね。パッケージ版は多少値下げをされるとしても価格差は気になってしまいます。



 ただ、意図するところは分からなくもなくて……
 販路拡大というか、ファン層の拡大を狙うとこういう展開になるかなーと思うんですね。

 例えば「これまでDSiや3DSで展開してきたんだから、ファン層の近いNintendo Switchで出せば良かったのに」という声もあるかもですが、アクションパズルゲームは1回解いてしまったら2回目以降は解法に沿うだけのプレイになってしまうので同じ人が何度もは買わないジャンルだと思うんですね。
 私も、『ラビ×ラビ』以降の4作品は全部クリアしているので、その4作品が全部収録されたパッケージ版が出ても買う気は起きません。Vitaだからとかじゃなくて、どの機種で出てもです。

 だから、比較的ファン層が被っていない市場―――と考えてVitaというのは悪くない選択肢だと思うんですね。スマホに戻るというのも手ですがこのゲームをバーチャルパッドで遊ぶのは難しいでしょうし、PS4やSteamよりかは「まずは携帯機で」というのはすごくよく分かります。



 価格に関してはもうちょっと頑張れなかったのかとは思うのですが、恐らく狙いとしては「ダウンロードソフトでは買いたくないパッケージソフト派に向けた商品展開」なのかなと思います。

 シルバースタージャパンという会社は元々「囲碁」や「将棋」のゲームを中心に展開してきた会社です。
 「囲碁」や「将棋」のゲームなんてそれこそ「500円のダウンロードソフトで十分じゃないか」と思う人もいるかもですが、Vitaの『だれでも初段になれる囲碁教室』は税別4800円のパッケージソフト、PS4の『銀星将棋 阿吽闘神金剛雷斬』は税別6800円のパッケージソフト、3DSの『遊んで将棋が強くなる!銀星将棋DX』は税別4800円のパッケージソフト、Wii Uの『銀星将棋 強天怒闘風雷神』は税別6800円のパッケージソフト―――と、フルプライスのパッケージソフトを強気に展開している会社なんですね。
 しかし、それじゃーダウンロード専売のソフトは展開していないのかというと、Wiiウェアや3DS、Switchには安価なダウンロード専売ソフトでの「囲碁」「将棋」も出しています。

 恐らくこの会社には「ダウンロードでゲームを買う層」と「パッケージでゲームを買う層」は別という考えがあるんじゃないかと思います。



 実際、私の友達の「自宅にインターネットがつながっていない友達」は4000~5000円のパッケージソフトはポンポン買うのに、200円とか500円のダウンロード専売ソフトを薦めても(セブンイレブンなどでダウンロード購入できると説明しても)「面倒くせえ」と興味を持ってくれませんし。

 自宅にインターネットがつながっていたとしても……自分が『ラビ×ラビ』シリーズなどのDSiウェアを猛プッシュしていた5~6年くらい前は、「どんなに面白くてもダウンロードのゲームは買う気にならない」「まとめてパッケージソフトで売ってくれれば買います」みたいなコメントがよく付いていました。理由を聞くと、ダウンロード専売のゲームは物理メディアがないので不安だとか、電子マネーのチャージとかがよく分からないとか、「どうせ安かろう悪かろうだろう」みたいな偏見とかが多かったのですが。

 しかし、そこからスマホも普及して、スマホでゲームをすることが普通になって。
 恐らく5~6年前と比べて、「物理メディアのないダウンロードで買うゲーム」とか「電子マネーのチャージ」とかのハードルはグンと下がったんじゃないかと思うんです。

 今でも「どんなに面白くてもダウンロードのゲームは買う気にならない」「まとめてパッケージソフトで売ってくれれば買います」と考えている人はどれくらいいるのか―――自分はそういう人はもう随分減ったんじゃないかと思うのですが、恐らくシルバースタージャパンはそうは考えていないから『ラビ×ラビ』を税別4800円のパッケージソフトで出すんですね。

 みなさんはどうでしょう?
 「ダウンロードでゲームは買いたくない」ですか?


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◇ 余談
 それはそうと、税別4800円という価格以上に7月20日という発売日の方がヤバそうですね……

・7月13日 『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE』(プレイステーション4)
・7月13日 『Hey! ピクミン』(ニンテンドー3DS)
・7月13日 『Ever Oasis』(ニンテンドー3DS)
・7月13日 『スナックワールド トレジャラーズ』(ニンテンドー3DS)
・7月20日 『レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀』(ニンテンドー3DS&iOS&Android)
・7月20日 『ラビ×ラビ -パズルアウトストーリーズ-』(プレイステーションVita)
・7月21日 『Splatoon2』(Nintendo Switch)
・7月29日 『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(ニンテンドー3DS&プレイステーション4)
・8月3日 『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』(ニンテンドー3DS)


 控えめに言っても、「地獄」。

| ゲーム雑記 | 17:57 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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この記事は削除しました

 このURLには「【アンケート】据置ゲーム機は、何台スタンバイしていますか?」という記事を書いていたのですが、アンケートフォームが正常に作動しなかったため削除することにしました。

 投票してくださった方、投票結果を楽しみにしてくださった方、申し訳ありませんでした。

| ゲーム雑記 | 17:50 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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