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「ダウンロードでゲームは買いたくない」という人は、今どれくらいいるのだろうか

 これについては語らなくてはなるまい。

 迷宮脱出アクションパズル「ラビ×ラビ-パズルアウトストーリーズ-」が7月20日に発売。初心者向けのイージーモードやランキング機能を追加

 『ラビ×ラビ』シリーズを全く知らないという人もいると思うので、簡単に解説します。

・『ラビット★ラビリンス』(携帯アプリiOSアプリ/200円)
・『アクションパズル ラビ×ラビ』(ニンテンドーDSiウェア/200円)
・『アクションパズル ラビ×ラビ えぴそーど2』(ニンテンドーDSiウェア/200円)
・『ラビラビ外伝 Witch's Cat』(ニンテンドー3DSダウンロードソフト/700円)
・『ラビ×ラビ えぴそーど3』(ニンテンドー3DSダウンロードソフト/600円)


 携帯電話やスマホ用のアプリとして始まったシリーズですが、ニンテンドーDSiのダウンロードソフトに市場を移して「200円でこんな面白いゲームが遊べるのか!」と評判になり、続くニンテンドー3DSではeShopの初期からシリーズを展開するほどでした。シリーズは2012年1月の『えぴそーど3』以降は音沙汰がなかったのですが、LINEスタンプになったり、3DSテーマが出たり、他のゲームに出演したり、地味に生き続けて……


 それが今回、プレイステーションVitaのパッケージソフトとして展開されることになったのです。収録されるのはニンテンドーDSiウェアで発売された『ラビ×ラビ』以降の4作品です。どうせならもう配信終了しちゃった『ラビット★ラビリンス』も収録してくれれば良かったのに……

 これまで任天堂機で主に展開していたシリーズがプレイステーションVitaで発売されるということも驚きだったのですが、パッケージ版の定価が税別4800円(ダウンロード版は税別4320円)だというのが衝撃でした。
 確かにグラフィックは一新しているし、初期の作品にはなかったインターネットランキングを追加したり、激ムズだった『外伝』にもイージーモードを追加したりと手間はかかっているのですが……元々は200円+200円+700円+600円=1700円分のゲームですからね。パッケージ版は多少値下げをされるとしても価格差は気になってしまいます。



 ただ、意図するところは分からなくもなくて……
 販路拡大というか、ファン層の拡大を狙うとこういう展開になるかなーと思うんですね。

 例えば「これまでDSiや3DSで展開してきたんだから、ファン層の近いNintendo Switchで出せば良かったのに」という声もあるかもですが、アクションパズルゲームは1回解いてしまったら2回目以降は解法に沿うだけのプレイになってしまうので同じ人が何度もは買わないジャンルだと思うんですね。
 私も、『ラビ×ラビ』以降の4作品は全部クリアしているので、その4作品が全部収録されたパッケージ版が出ても買う気は起きません。Vitaだからとかじゃなくて、どの機種で出てもです。

 だから、比較的ファン層が被っていない市場―――と考えてVitaというのは悪くない選択肢だと思うんですね。スマホに戻るというのも手ですがこのゲームをバーチャルパッドで遊ぶのは難しいでしょうし、PS4やSteamよりかは「まずは携帯機で」というのはすごくよく分かります。



 価格に関してはもうちょっと頑張れなかったのかとは思うのですが、恐らく狙いとしては「ダウンロードソフトでは買いたくないパッケージソフト派に向けた商品展開」なのかなと思います。

 シルバースタージャパンという会社は元々「囲碁」や「将棋」のゲームを中心に展開してきた会社です。
 「囲碁」や「将棋」のゲームなんてそれこそ「500円のダウンロードソフトで十分じゃないか」と思う人もいるかもですが、Vitaの『だれでも初段になれる囲碁教室』は税別4800円のパッケージソフト、PS4の『銀星将棋 阿吽闘神金剛雷斬』は税別6800円のパッケージソフト、3DSの『遊んで将棋が強くなる!銀星将棋DX』は税別4800円のパッケージソフト、Wii Uの『銀星将棋 強天怒闘風雷神』は税別6800円のパッケージソフト―――と、フルプライスのパッケージソフトを強気に展開している会社なんですね。
 しかし、それじゃーダウンロード専売のソフトは展開していないのかというと、Wiiウェアや3DS、Switchには安価なダウンロード専売ソフトでの「囲碁」「将棋」も出しています。

 恐らくこの会社には「ダウンロードでゲームを買う層」と「パッケージでゲームを買う層」は別という考えがあるんじゃないかと思います。



 実際、私の友達の「自宅にインターネットがつながっていない友達」は4000~5000円のパッケージソフトはポンポン買うのに、200円とか500円のダウンロード専売ソフトを薦めても(セブンイレブンなどでダウンロード購入できると説明しても)「面倒くせえ」と興味を持ってくれませんし。

 自宅にインターネットがつながっていたとしても……自分が『ラビ×ラビ』シリーズなどのDSiウェアを猛プッシュしていた5~6年くらい前は、「どんなに面白くてもダウンロードのゲームは買う気にならない」「まとめてパッケージソフトで売ってくれれば買います」みたいなコメントがよく付いていました。理由を聞くと、ダウンロード専売のゲームは物理メディアがないので不安だとか、電子マネーのチャージとかがよく分からないとか、「どうせ安かろう悪かろうだろう」みたいな偏見とかが多かったのですが。

 しかし、そこからスマホも普及して、スマホでゲームをすることが普通になって。
 恐らく5~6年前と比べて、「物理メディアのないダウンロードで買うゲーム」とか「電子マネーのチャージ」とかのハードルはグンと下がったんじゃないかと思うんです。

 今でも「どんなに面白くてもダウンロードのゲームは買う気にならない」「まとめてパッケージソフトで売ってくれれば買います」と考えている人はどれくらいいるのか―――自分はそういう人はもう随分減ったんじゃないかと思うのですが、恐らくシルバースタージャパンはそうは考えていないから『ラビ×ラビ』を税別4800円のパッケージソフトで出すんですね。

 みなさんはどうでしょう?
 「ダウンロードでゲームは買いたくない」ですか?


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◇ 余談
 それはそうと、税別4800円という価格以上に7月20日という発売日の方がヤバそうですね……

・7月13日 『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE』(プレイステーション4)
・7月13日 『Hey! ピクミン』(ニンテンドー3DS)
・7月13日 『Ever Oasis』(ニンテンドー3DS)
・7月13日 『スナックワールド トレジャラーズ』(ニンテンドー3DS)
・7月20日 『レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀』(ニンテンドー3DS&iOS&Android)
・7月20日 『ラビ×ラビ -パズルアウトストーリーズ-』(プレイステーションVita)
・7月21日 『Splatoon2』(Nintendo Switch)
・7月29日 『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(ニンテンドー3DS&プレイステーション4)
・8月3日 『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』(ニンテンドー3DS)


 控えめに言っても、「地獄」。

| ゲーム雑記 | 17:57 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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