FC2ブログ

やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

2017年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年07月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

「本心ではないボケ」と「それを指摘するツッコミの不在」と

 小説投稿サイトを探しているという記事を書いてコメントで教えてもらったのですが、今はこんなサイトがあるんですね!

 トークメーカー

 どういうサイトか分からないという人は、こちらのページをご覧ください。
 アイコン付きの「キャラクターのセリフ」を載せることによって、「対談形式でのキャラクターの会話」を作れるサイトなんですね。地の文を入れたり、画像を入れたりも出来るので、作者の裁量次第で小説っぽくも漫画っぽくも出来そうです。自分が投稿者として利用するかは置いといて、面白いサイトだなと思います。



 このことを知っている人も、もう恐らく片手の指で数えられるくらいの人数になっちゃったと思うんですが……私は前の前のサイトで、「対談形式で漫画の感想を書く」ということを毎週やっていた時期がありました。
 それがまぁ、当時はボロクソに言われていまして。「自分の感想」を「キャラクターに言わせている」、「しかもそれが2人分」ということで、「寒い」「キモイ」「つまらない」「閉鎖に追い込んでやる」と散々言われてその内に辞めちゃったんですけど……よく考えたら、今ブログやってて言われていることとあんま変わらないな!


 ブログの進退は置いといて、そこまでボロクソに言われてもなんで私は「対談形式」で感想を書いていたかというと……「ボケ」役と「ツッコミ」役を分けることで、「これはボケなんですよ」と分かりやすく出来たからなんです。



対談2

 こんなカンジに。
 もしこれを「対談形式」ではない、「普通の感想」として書いちゃうと↓のようになります。


 今週始まった新連載は熱かった!
 本誌初掲載の新人だから不安もあったのだけど、これは来週以降も楽しみだ。ネットでの評判も良かったみたいね。僕としては、妹が貧乳で、幼なじみが標準的で、その親友のメガネが巨乳で、敵の幹部にも貧乳スレンダーとロリ巨乳が一人ずついて、盤石な布陣なのが良かったと思う(笑)。



 「対談形式」だと「おっぱいしか見ていない」というのが冗談だと分かると思うのですが、「普通の感想」だと私が本当に「おっぱいしか見ていない」ド変態なように思えてしまいますよね。実際の私は人類が戦争から解放されることと、絶滅の危機に瀕している動物達を保護することしか考えていない崇高な人間だというのに!



ツッコミ2


 つまり、ツッコミが入ることで「ここはボケで書いているだけで本心ではないですよー」と読んでいる人にも分かりやすくなりますし。
 読者目線が「ボケ」側ではなく「ツッコミ」側にあると分かりやすくなると思うんですね。さっきの例で言えば、読者は「おっぱいしか見ていないのかよ!」の方に共感して欲しいのであって、「わーい!おっぱいがいっぱいだー」と言う方に共感して欲しいワケではないのです。



kyonyu1.jpg

 もういっちょ。
 発売済のキンドル本『オレは貧乳が好きなんだ!』から1ページ抜粋しました。

 えーっと……キャラの名前を忘れてしまったのですが。
 黒髪の男の「オマエは……推定Eカップの~~」というセリフが「ボケ」で。
 茶髪の男の「個人情報の最初がアルファベットって」というセリフが「ツッコミ」です。

 巨乳好きの彼は、女子生徒を「おっぱいのサイズ」で覚えているという、しょうもないセリフなんですが……これ、もし「ツッコミ」がなかったらこんなカンジになっちゃうんですよ。


kyonyu2.jpg

 「ツッコミ」がないと「ボケ」が放置されたままなので、“女子生徒を「おっぱいのサイズ」で覚えている”のが当たり前かのように話が進んでしまうのです。これでは酷いセクハラ漫画です。



ツッコミ3
ツッコミ4





 ちょっと前にTwitterを眺めていたら、「今テレビで○○ってお笑い芸人が、こんなヒドイことを言っていた!」というツイートが流れているのを見かけたことがありました。それが結構な数RTされてて、「それはヒドイ」「本当にヒドイ奴だ」「コイツは元々こういう奴なんだよ」みたいに賛同するツイートも多数流れてて。

 たまたま私はその番組を録画していたので、数週間後に観ることになったのですが……その「ヒドイこと」というのは、番組の流れ上どうしても触れないと不自然なことで、そのお笑い芸人さんは敢えてそれをヒドく言って、「そんなヒドイこと言うんじゃねえよ!」と相方からツッコミが入って笑ってその場が終わるというものでした。

 もちろん、そういう笑いに好き嫌いはあると思うんですが。
 「失礼なことを言うボケ」と「それを否定するツッコミ」というワンセットの芸を、「失礼なことを言うボケ」の方だけ切り取って「コイツこんなヒドイ奴なんだぜ」と拡散させるのって――――「ボケ」と「ツッコミ」のことが何一つ分かっていないのか、批判のために都合の悪い情報はなかったことにしたのか。

 どっちにしろ、「ボケ」=「本心」だと思われたら溜まったもんじゃないなぁと思いました。



 例えば、今日の記事を読んで「やまなしさんは人類が戦争から解放されることと、絶滅の危機に瀕している動物達を保護することしか考えていない崇高な人間なんだ」と信じ込まれたら困るワケですよ。そこは「それはウソでしょ」と読者にツッコんでほしくて書いている「ボケ」ですからね。

 でも、今日の記事はツッコミを入れているから「これはボケなんですよ」というのがまだ分かりやすい方で、普段の記事はツッコミを入れていないから「これがボケだって伝わっているかな……」と毎回毎回不安なんですよ。
 言ってしまえば、それはツッコミ役を読者に委ねる行為なワケで。「対談形式」の感想をやっていた時は「自分で自分にツッコミを入れているとか寒い」「もっと読者を信じろ」と言われて、それ以降はずーーーーーっと一人語りで書いてきたのですが。やっぱりそれだと「ボケ」を「本心」だと勘違いして、「何オマエ、自分のことを崇高な人間とか言ってんの?頭おかしいんじゃねえの?」と言ってくる人もいるんですよ。



 もうこれからの記事は全部、海ちゃんにツッコミを入れてもらうことにしようかしら。
 それならもっと時間かけて可愛く描けば良かった。


ツッコミ5

オレは貧乳が好きなんだ!オレは貧乳が好きなんだ!
やまなしレイ

やまなしレイ 2016-09-03
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| ひび雑記 | 17:50 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |