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やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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ゲームを遊ぶために「英語を勉強しておけば良かった……」と思う日が来るとは

 昨年末にそこそこのスペックのパソコンを買った際、「これからはゲーム機のゲームだけでなく、パソコンでもゲームを遊んでいこう!」とSteamとEpic Gamesに登録していました。
 Epic Gamesストアは「2週間に1本ゲームを無料配布する」という謎のキャンペーンをやっていて、この2週間以内に0円で購入手続きをしておけばその後は好きな時に遊べるので、興味がないソフトもどんどん積みゲーリストに増え続けるんですね。


 Nintendo Switchの『The Escapists2』をクリアして、『ニンテンドーラボVR』の発売まであとちょっと、『ソウルハッカーズ』はクリア出来ないのでセガサターンが片付けられないという“隙間のような1週間”が出来たので、常に出しっぱなしのパソコンでゲームを遊ぶのもイイかなとEpic Gamesストアでもらった3ヶ月分のゲームをプレイしていくことにしました。




 まずは『Oxenfree』というゲーム。
 超常現象が起こる島を舞台にした2D探索アドベンチャーで、会話の際に選んだ答えによってストーリーが分岐するシステムもあるみたい。ホラーっぽい要素もあるけれど、映画「スタンド・バイ・ミー」などに影響を受けた「青春冒険モノ」の側面もある―――という評判でした。なかなか面白そう。

 始めました。


 44秒でギブアップしました。


Oxenfree1.jpg
<画像はEpic Gamesストア版『Oxenfree』より引用>

 というのも、ナレーション&字幕ともに英語。
 高速で会話が進んでいくので話がまるで分かりません。

Oxenfree2.jpg
<画像はEpic Gamesストア版『Oxenfree』より引用>

 オプションを開いてみると、「英語」「フランス語」「イタリア語」「ドイツ語」「スペイン語」「中国語」に対応していますが「日本語」には対応していません。流石に「自分の会話によってストーリーが分岐するアドベンチャーゲーム」を、言葉を全く理解しないまま遊ぶのは厳しいのでここで辞めることにしました。








 気を取り直して、続いては『Jackboxパーティーパック』をプレイしました。
 海外では何作も出ているパーティゲームですね。スマホやタブレットをコントローラに使うことで、モードによっては100人まで一緒に遊ぶことができるそうです。パーティをやる機会はないけれど、1人で遊べるミニゲームとかないかなぁと思って起動しました。

 2分でギブアップしました。


Jackbox1.jpg
<画像はEpic Gamesストア版『Jackboxパーティーパック』より引用>

 オプション画面からして、もう何が書いてあるのか分かりません。
 ゲーム部分が始まっちゃえば問題ないかなと思って、とりあえず「1~4人用」と書かれているモードを始めたところ、字幕なしの英語のナレーションが軽快に始まって、なかなかゲームが始まらなかったのでそっとゲームを閉じたのであった。






 最後は『Thimbleweed Park』です。
 人口80人の町で起こった殺人事件を中心に、5人の主人公を切り替えながら操作するミステリーアドベンチャーゲームです。グラフィックはドット絵ですが緻密に描かれていて、台詞はフルボイスと、むっちゃ気合の入った作品ですね。評判もかなり良いです。


Thimbleweed Park1
<画像はEpic Gamesストア版『Thimbleweed Park』より引用>

 ハイ、恐らくこの記事を読んでいる100人中100人が予想していたことでしょう。
 このゲームも日本語化できません。

 日本語化できなくても、なんとか頑張ってプレイできないかな……と4分くらい粘ったのですが。

Thimbleweed Park2
<画像はEpic Gamesストア版『Thimbleweed Park』より引用>

 選択肢がいちいち英文!
 
 一行目が「私はここで誰かに会うことになっています。誰か見ましたか?」
 二行目が「あなたは劣ったアメリカの社会的支援システムの犠牲者ですか?」
 三行目が「私は行かなければなりません。すみません、飲み物を持ってこれませんでした。」

 といったところでしょうか。5分くらいかけてGoogle翻訳に打ち込みました!
 そして、翻訳されてもどれが正解の選択肢か分からない!何故ならここに来るまでのストーリーも全部英文だから何一つ理解しないまま進めていたからな!この主人公の職業が何かも分からん!

 ということで、ギブアップしました。




 一応言っておきますと、Epic Gamesストアで売っているゲーム全部が「日本語化できない」ワケではないし、無料配布されるゲーム全部が「日本語化できない」ワケでもありません。

finch.jpg
<画像はEpic Gamesストア版『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』より引用>

 例えば、3D酔いが発症して40分でギブアップしてしまった『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』はちゃんと日本語化されていました。
 同じように一人称視点のゲームだろうから3D酔いを警戒してまだ起動していない『Slime Rancher』『The Witness』や、恐らく難易度が高そうだから時間のないときに始めるのはやめようとまだ起動していなかった『AXIOM VERGE』は日本語化できるんじゃないかと思います。


 この「日本語で遊べるかどうか」が、Epic Gamesストアだとソフトによってはストアのページに書いていなくて……日本語で遊べるかどうかを確認するために、同じソフトをSteamで検索して「日本語にローカライズされているかどうか」を調べなくちゃいけなかったりで面倒極まりない。
 Steamの場合、日本語化できないゲームは目立つところに「日本語 はサポートされていません」と表示されるので(例えばこのページ)Epic Gamesストアも見習ってほしいなぁと思います。







 まぁ、あの……無料でもらったゲームなので「日本語で遊べないじゃないか!プンスカ!」と怒っているワケではありません。英語が分からないことで、世にあるゲームを遊べていないということを今もって痛感したのです。
 私が「何を言っているかさっぱり分からない」とギブアップしたゲームも、検索してみたら「聞き取りやすい英語なので英語が苦手な人でも問題なく遊べる」みたいにレビューされていたりして―――「聞き取りやすい英語ならリスニングできる」という人が、英語が苦手という分類なのはおかしくないか!?と思ったりするのです。「英語が苦手」というからには「自分の名前がローマ字で書けない」レベルじゃないとダメでしょ!


 でも、小説とかだと、海外作家の本を原文で読んで「そんなに難しい言い回しはないから誰にでも読めるよ」とか言ってくる友達がいたし。映画とかでも、日本で公開される前に海外で観てきて「いやいや、俺もそんなに英語得意じゃないけど何となく内容は分かるもんだって」とか言ってくる友達がいたし。

 こういう「自分に出来ることが出来ない人がいるということを想像できない連中」が、無自覚に人を傷つけるんだよ!!と思ったものですが……ゲームもそうなりつつあるんだなぁと、この10年くらいで実感してきましたね。


 やっぱり象徴的だったのは『UNDERTALE』(2015年)で―――
 アンテナ感度の高い人達は公式に日本語化される(2017年~)前どころか、非公式の日本語化MODが導入される前から英語のままプレイして「簡単な英語だから英語が苦手な自分でもちゃんと楽しめたよ」とか言ってて。その時は私は「いやいや、でも日本語で遊べる日が来るのを待とう」と思って、実際に自分が遊んだのはNintendo Switch版が出た2018年なのですが……

 発売から3年も経っちゃうと、「『UNDERTALE』について語る人」がたくさんあふれ、直接的なネタバレはなくても評判は耳に入ってくるもので、評判が耳に入ると「これだけ評判の良いゲームなんだからきっと一捻りも二捻りもあるんだろうな」と思ってプレイし始めてしまうため、ある程度ストーリーとかが分かっちゃうんですね。

 世界中で大絶賛された『UNDERTALE』が自分には楽しめなかったことは、私の中でもショックな出来事で、「もし自分に英語が出来たなら最初の段階で真っ先に遊んで、フラットな気持ちで楽しめたのかもなぁ……」と反省したのです。



 そう考えるなら、今このタイミングだからこそ自分も「英語コンプレックス」を克服して、英語のゲームも原文のまま遊べるようになることを目指すべきなのかもと思いました。
 そして、「あー、そのゲームは日本語にローカライズされる前に遊んだよ?なかなか面白かったね。大丈夫、大丈夫、分かりやすい言い回ししかないから誰にでも分かるって。むしろ、今回ローカライズされた日本語の方が俺としてはニュアンスがちょっとちがうんじゃないかと思うね。ハハッ!」みたいなしゃらくせえヤツになるべきだろうか。想像の中の自分だけど、ぶん殴りてえ!



 さて、そうするとこの『Oxenfree』『Jackboxパーティーパック』『Thimbleweed Park』という3本のゲーム―――積みゲーリストの中ではどういう扱いにすればイイのか悩みます。英語ができないからもう二度と遊ばないのなら積みゲーリストから除外してイイと思うのだけど、英語を勉強してからもう一度遊ぶつもりなら積みゲーリストに残しておかなければならないので。

 でも、積みゲーリストの中に「いつか英語が出来るようになったら遊びたいゲーム」が溜まっていくの、すごくイヤじゃない……?


| ゲーム雑記 | 17:53 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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