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やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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LINEノベルで『だれもカノジョのカオをしらない』最終話「一条 鴎-9」を公開開始!

 毎日の夜9時に1話ずつ公開していく予定です。
 LINEノベルアプリはiOS版と、Android版が揃いました!

 『だれもカノジョのカオをしらない』

表紙

 ↑ LINEノベルのアプリを入れている端末でクリックすると作品ページに飛びます。作品を「お気に入り」に入れて、エピソードごとに「いいね」を押してくれたらありがたいです。



■ 一条鴎という主人公について
 約1ヶ月間、27日という長丁場にお付き合いくださった皆様、お疲れさまでした。
 今日でとうとう『だれもカノジョのカオをしらない』も完結ですし、ミニコラムも最終回です。


 まずは、昨日の話の続きから。
 「挿絵のない小説」として考えた幾つかのアイディアの中に、「記憶を操作できる超能力者に次々と主人公達が挑む話」と、「透明人間のカノジョと同棲する話」があって、いずれもボツにした―――という話を、昨日は書きました。そして、その後に『だれもカノジョのカオをしらない』につながる三作品目が出来たんだよというところで昨日は「続く!」としたのですが。



 こちらはこの2月の記事が伏線でした。

 男性作家が、女性キャラを「ブス」と描くことは許されるのか

 これ、実は「挿絵のない小説」のアイディアだったんですよ。
 漫画のヒロインが「ブス」だとビジュアルのせいで手に取ってもらえないだろうけど、小説のヒロインが「とんでもないブス」であってもそれは読者の想像力に任せるものです。典型的なヒロインポジションが「とんでもないブス」だったらライトノベルはどうなるだろうという挑戦的な作品を考えていました。

 ボツにした理由は記事に書いた通りです。
 3割弱の女性が「腹が立つ」のなら、やめておこうと思ったのです。最終的に「ブスでもいいんだ」という結末を迎える話であったとしても、恐らく腹を立てた人は最後まで読んでくれません。最初の1章だけ読んで「やまなしってブス差別している作家だろ」みたいに言われかねないので辞めました。


 が、逆に「最後にブス」と明かすのはどうだろう?
 と考えたのが、『だれもカノジョのカオをしらない』が生まれた瞬間でした。


 つまりこの作品、「ヒロインがブスでもライトノベルは成り立つのか?」がスタート地点の作品なんです。「透明人間」「街を守るために戦う」要素は、それを活かすためにそれまでのボツアイディアから引っ張ってきたものなんですね。
 んで、「ヒロインがブス」なことを活かすために、「クラスのアイドル」だったり「世界一かわいい妹」だったりという典型的なヒロインを配置していこう―――と、菱川さんが生まれ、他の作品のアイディアとして考えられていた秋由汐乃を持ってきて、という流れでした。



 ライトノベルへの反逆――――
 作品公開開始前に言っていたことは、まさにこのことでした。
 ライトノベルの本には「挿絵」があって、「表紙」に絵が描いてあって、そこに描かれている絵によって手に取るかが選ばれます。この作品は、そうした外見至上主義では選ばれなかったであろう女のコを主人公にした作品なんです。読者が、作者が、出版社が、「かわいい女のコの表紙の本」を選んできたことに対するアンチテーゼを突きつける作品なんです。


 その結果、あまりPVが伸びなくて「やっぱり表紙にはかわいい女のコの絵を描くべきだったか……」と後悔した話は、ひとまず置いておいて(笑)。



 ということで、この作品―――「一条鴎というキャラクター」ありきの作品なんですね。
 彼女というキャラクターが生まれなかったら、準稀や菱川さんも生まれなかったでしょうし、ストーリーのほとんどは鴎さんが引っ張ってくれて出来たものだと思っています。だから私は、この作品の主人公は鴎さんだと思っているんですよ。準稀くんはただの語り部。


 この後の彼ら・彼女らの人生がどうなるのか気になる人もいるでしょうが、とりあえず物語としてはここが幕引きです。27日間、全26話、お付き合いくださった皆様、ありがとうございました!

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| 小説創作 | 21:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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