FC2ブログ

やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

2019年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2020年02月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

その道は、かつて通った道/『BanG Dream!3rd Season』アニメ第2話

 2話もムチャクチャ面白かったです!
 1話を観た後に「彩ちゃんの出番ほとんどなかったですねー」みたいなことを笑って言っていたら、まさか2話にしてポピパの出番すらほとんどなくなるとは……(笑)

 しかし、群像劇好きな自分からすると溜まらない展開でした。


 「まだ観ていないんだけど」という人は、YouTubeAbemaTVでも1週間限定無料配信で観られますよ!

アニメ3期が始まる前に、“今からでも追いかけられる”初心者のための『BanG Dream!(バンドリ)』講座(前編)
アニメ3期が始まる前に、“今からでも追いかけられる”初心者のための『BanG Dream!(バンドリ)』講座(後編)
正真正銘、シリーズの集大成が幕を開ける!/『BanG Dream!3rd Season』アニメ第1話
『BanG Dream!』アニメ1期&2期がYouTubeで期間限定配信されているそうなので、オススメ回をチョイスします!



 『BanG Dream!3rd Season』公式サイト

 私の「3期からでもアニメを観てください!」という呼びかけで3期から観始めた人からすると、「え?バンドリの主人公ってRAISE A SUILENじゃないの?」と思われたかも知れません。ぶっちゃけそれでイイと思うんです。

 『バンドリ』プロジェクトの仕掛人の木谷さんは「ガンダムのように40年・50年続けられるコンテンツにしたい」と語っていて……香澄達は今は高校生だけど、ひょっとしたら高校を卒業して大学、社会人になってもバンドを続けていて「伝説のバンド」みたいになっているかも知れない―――と、仰っているんですね。
 いつかは世代交代が起こってキャラクター達が入れ替わるかも知れないし、実際ゲーム版のシーズン2のメインストーリーはそういう話をやっています。「私達のライブを観て、バンドを始めたいと思ってくれるコ達がいたらイイ」という。


 なので、「RASが主人公」というのは間違っていないんですね。
 ポピパも主人公だし、ロゼリアも主人公、アフターグロウも、パスパレも、ハロハピも主人公なんです。

 アフターグロウは2話で「商店街の祭りと日程が被っちゃっているからバンドリ・ガールズバンドチャレンジには出ない」と言っていたし、パスパレなんて彩ちゃんまだ数秒しか映っていない(しかも回想シーンで)ですけど!
 ハロハピはそもそも「誰かと戦う」みたいなことを考えないバンドですし、パスパレは既にプロだからわざわざ戦いの場に出なさそうですから……現実的には3期は「ポピパ」と「ロゼリア」と「RAS」の3つのバンドが2つの席をめぐって戦い、あとの3バンドはそのサポートの役回りになるのかなと思います。



◇ 「ロゼリアの物語」と「RASの物語」
bangdream3-2-1.png
<画像はアニメ版『BanG Dream!3rd Season』第2話より引用>

 さてさて。
 私が『バンドリ』を好きな理由は、一つにはいろんな人間(=自分とはちがう人間)との出会いで人間は成長できるし世界は面白いんだと描いているところです。香澄に出会って有咲やりみりんは変わったし、彩ちゃんに出会って千聖さんや日菜ちゃんは人生観を大きく変えられたし、こころに出会って花音さんは勇気をもらって美咲ちゃんは必死になることを覚えました。
 そして、その「出会い」は一つのバンドの中だけで完結するものではなく、他のバンドとの「出会い」もまた重要で、だから『バンドリ』には5つのバンドがあったんですね。



 しかし、RASはゲーム版には登場しない6つ目のバンドです。
 他のバンドとの絡みはほとんどなく、チュチュは「最高の音楽を自分達だけで作る」と言い、「ロゼリアとポピパをぶっ潰す」と逆恨みしている現状です。そんな彼女を見て、ロゼリアの友希那さんは出るつもりのなかったバンドリ・ガールズバンドチャレンジに出場してRASと戦いたいとメンバーに告げます。

 その理由が……


bangdream3-2-2.png
<画像はアニメ版『BanG Dream!3rd Season』第2話より引用>


 「似てるから」なんですよ。

 たった五文字!
 たった五文字だけど、そこに込められた意味の重みがずっとロゼリアを追いかけてきた人達には分かるのです。


 そうなんです、今のチュチュはかつての友希那に似ているのです。


bangdream3-2-3.png
<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>

 湊友希那の父親はミュージシャンで、父と娘と隣に住むリサの3人でセッションの真似事をしていたのが彼女の音楽の原点でした。しかし、メジャーデビューをして「売れる音楽」を作らねばならなかった父は、FUTURE WORLD FES.に切り捨てられたことで音楽を辞めてしまいます。
 友希那の家ではその後「音楽」についての話をすることすら禁句になってしまうのだけど、友希那は「FUTURE WORLD FES.への復讐」を誓うのです。


bangdream3-2-4.png
<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>

 友希那はFUTURE WORLD FES.に出場するためのバンドメンバーを集めます。何故ならFUTURE WORLD FES.のコンテストは「3人以上」のユニットでなければ出場できないから。そのための演奏が出来る技術と高い意識を持ったメンバーのみを集め……言ってしまえば、「自分の復讐のための駒」になるメンバーを揃えたのです。


 チュチュも、自分の音楽を奏でられるメンバーだけを集め、ロゼリアやポピパをぶっ潰すと言っています。「音楽を復讐の道具に使い」、「メンバーを自分の目的のために集めた駒のように思っている」その姿は、かつての友希那にそっくりなのです(チュチュはそれを公言しているのが友希那との差ですが)。



 「アニメ2期」&「アニメ3期」だけを見るとロゼリアは、達観して成熟した人達が集まっているように見えるかもですが……ここに来るまで何度も何度も衝突し、空中分解し、それらを乗り越えてきた道があるのです。
 丸山彩がいるパスパレや、弦巻こころがいるハロハピとちがって、絶対的にブレないスーパースターがいるワケではないロゼリアは全員がコンプレックスを抱え、全員が悩み、答えを模索して、足掻き、苦しむしかないのです



bangdream3-2-6.png
<画像はiOS版『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』より引用>

 バンドストーリー2章では、ロゼリアの音を見失ってしまった友希那が「互いを思い合って」ライブをするポピパに自分達に足りないものを見つけるシーンがあります。
 ロゼリアは、ロゼリアだけで完成したワケではなく―――彼女らが苦しんだ時、友希那はポピパから学んだし、紗夜は巴から学んだし、リサはモカから学んだし、他のバンドのメンバーとの「出会い」によって成長していったのです。それがロゼリアの物語だし、そんなロゼリアが「作中最強のバンド」として描かれているのむっちゃ熱くないですか!?


 彼女らは決して最初から「最強」ではありませんでした。
 間違った道を進んだこともあった、音を見失ったこともあった、惨めにもすがりつくしかない時もあった、そうしたことを乗り越えた上での「最強」なんですよ!



 友希那がチュチュを見て「似てるから」とバンドリ・ガールズバンドチャレンジに出たいと言ったのは……その姿に「かつての自分」の姿を重ね、かつて自分がポピパなどの他バンドから「自分に足りないもの」を見つけられたのと同じように、チュチュにも自分達から何かを見つけて欲しかったからだと思うのです。
 決して、チュチュのヘッドフォンがネコの耳に似ているからではないのです!(多分)


 と、いうことで……「RASの物語」は、ゲーム版で描かれた「ロゼリアの物語」の焼き直しになるのかなと思ったら。最後そうはならなかったという話は来週書けたらイイなと思います。
 「テレビアニメ1期」も「テレビアニメ2期」もスロースタートだった『バンドリ』だけど、「テレビアニメ3期」は序盤からフルスロットルでむっちゃ面白いわぁ……



◇ で、百合なの?

 RASは今のところあまり百合要素を感じないですけど……

bangdream3-2-7.png
<画像はアニメ版『BanG Dream!3rd Season』第2話より引用>


 この六花、ムチャクチャ可愛くない?
 マスキングとの絡み、結構好きです。


 

| アニメ感想 | 21:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |