やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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考察:男だって、男同士に萌えるよね!

 「萌える」なんて言葉は既に死語と化している―――
 なんて話を聞いたことがあるのですが、「萌える」以外に「萌える」という感情を表す言葉がないので何に置き換えたらイイのやら。強いて言うなら「キュンキュンする」とかですかね?

 「男だって、男同士にキュンキュンするよね!」

 今日の記事タイトルはこっちの方が良かったろうか。
 いやでも、これは何か一線踏み越えた感があるような……





 こないだ書いた記事「○○と喋っている時の△△」が好き!に、ボーイズラブについてのコメントを頂きまして、自分も思うところのある話題なので今日はそのことについて書いてみます。

 僕個人の思想としてはただ一点、「色々な人がいるから世の中は面白い」ですから。
 僕自身はボーイズラブを嗜好しませんけど、ボーイズラブを嗜む人達は尊敬しているし興味があるし応援しています。自分ではギャルゲーやらないけどギャルゲー好きな人は好き、みたいな話です。特に自分は百合スキーですし、考え方としても通じるものがあるんじゃないかと思っています。

 ただまぁ……
 だからこそと言うべきか。「○○を好き!」と言っている人に「好きなのはおかしい!気持ち悪い!」と責めるのは許せませんし、同様に「○○には興味が持てない!」と言っている人にムリヤリ「○○を好きになれ!」と押し付けるのも許せないので―――何が正しいかみたいな論争になってしまうとゲンナリしてしまいます。カップリング論争とかは特に。



 そもそも「好き嫌い」に「正しい」なんかあるワケなくて。
 「好き嫌い」が自分と合致している人の方が気が合うワケでもなくて。適度に重なって適度にズレているくらいが丁度いいことは沢山あって。「自分とは違う価値観を否定しない」方が世の中は楽しくなるのになーと思ったりするワケですよ。




 と、ここで前回の「○○と喋っている時の△△」が好き!の話に戻します。あの話って、男同士の関係にも当てはまることだと思うのですよ。僕にはボーイズラブ嗜好はないけれど、男キャラに対しても「○○と喋っている時の△△が好き!」は凄く良く分かります。

 何度か書いていることですけど……
 自分は、『スラムダンク』の流川楓が宮城リョータと話す時に「~~っす」ととりあえずの敬語で話すのがすげー好きなんです。流川って男前だしモテモテだしストイックだし何でも器用にこなすし(勉強はアレだけど)、同級生の男目線だと「何てイヤなヤツだ!」と思わなくもないのだけど。
 パスをくれる宮城には信頼を寄せていて、(頼み方はムチャクチャ下手くそだけど)お願いをしたりしていて、多分先輩(宮城リョータ)の目線だと「可愛い後輩」の一面もあるんじゃないかと思うのです。宮城と流川はポジションが全然違うというのもありますが。

(関連記事:敬語萌え


 もちろん僕は「流川×宮城」のボーイズラブが読みたいワケじゃないです。
 でも、「流川と宮城の信頼関係」にはキュンキュンするワケですよ。キュンキュンという言葉がアレだったら、「なごむ」とか「憧れる」とか「ほっこりする」とかでも良いですよ。ほっこり~♪


 その違いは凄く大きいように思えるけど、「あっちの連中は理解できない!」と言うほど遠いものでもないんじゃないかとも思うのです。
 これと似たような話は何度か書いてきて、女性キャラを観る時の男からしても「好きなキャラ全てにエロスを想像出来るワケではない」ですよね。同じように「このキャラが好き!」「この作品が好き!」と言っている人でも、そこにエロを求められる人と求められない人には分かれるのですよ。

(関連記事:「エロイと思うキャラ」と「エロ同人誌を描きたいキャラ」は別
(関連記事:「エロに繋がる萌え」と「エロに繋がらない萌え」


 最近の作品で言えば―――
 僕は『けいおん!』キャラでエロは想像出来ません。エロ絵もなるべく観たくありません。『かなめも』とか『レールガン』も同様です。
 でも、『化物語』は余裕でいけます。『ささめきこと』も多分大丈夫。もっと言うと(現在の自分は)『あずまんが大王』でもいけます。でも、『よつばと』はムリ。

 そういう違いって自分でもよく分かんないんですよねー。
 多分「好きなキャラ」という大きな棚の中に色んな引き出しがあって、同じ「好きなキャラ」でも「エロOK」と「エロNG」という別々の引き出しに入っているというか。


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 もちろん「自分は『けいおん!』のエロを見たくない」からといって、「『けいおん!』のエロを見たい人」「『けいおん!』のエロを描きたい人」を否定しているワケじゃないですよ。それこそボーイズラブを嗜好する人達と同様に、尊敬しているし興味があるし応援しています。


 喩えば、同じように「唯憂姉妹が好きだ!」という人であっても。
 「唯憂がエロイことをしているのを観たい人」「チューくらいまでがベストな人」「舌が入っているとキツい人」「プラトニックが一番だよという人」「原作準拠な人」―――沢山いるワケですよ。唯憂に限らず、百合作品ではよくある議論じゃないですか。
 そして、そんなに沢山いる人達を十把一絡げで「百合ヲタ」と言ってしまう。中にいる人達はそれぞれ全く別々の嗜好だというのに、一つの容器に放り込んでラベルを貼り付けてその名前だけ見て中身を理解した気になってしまうってよくあることじゃないですか。



 でも、ホントは全然違う。
 人間は液体じゃないから、一つのビンに入れて振ってもシャッフルされないのですよ。逆に「舌が入っていると何故許せないのか」「いやむしろそっちの方がイイじゃないか」みたいにぶつかり合ってしまうワケですよ。
 その議論も不毛だから、自己紹介の時に予め「僕は唯憂姉妹が好きですが舌が入っているチューはちょっとキツイです。アナタはどうですか?」みたいに言っておくのがイイんじゃないかと僕は思うのですが。あ、ちなみに僕は舌までならアリ派です。




 「女同士に萌える」からと言って、「女同士のエロが観たい」かはまた別の話ですし。
 「男同士に萌える」からと言って、「男同士のエロが観たい」かはまた別の話ですし。
 それは「男女」でもそうです。「みうらとジャンボには萌える」けど、「そのエロが観たい」かは別の話。


 別の話だけど―――そこは、ものすごく遠いようで。
 何かのきっかけでポンと飛び越えられるくらいの距離の時もある―――そんな風に思うのです。


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| ヒンヌー | 17:52 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

この記事にすごく共感を得られました。
私は、所謂腐女子と謂われる部類で、
男同士の同人誌読むし原作での絡みに一喜一憂するし、行動はそのど真ん中なんですが、
キャラの関係性に萌えたキッカケは普通の友情描写でした。
二次創作上でも原作準拠の友情の関係性が好きですし、
その手の恋愛色抜き(もしくは性描写抜き)の二次同人誌は数多転がっています。

男の方でも、原作の熱いライバル関係や友人関係に心打たれたり、憧れたりする気持ちは持っているでしょうから、
それに原作展開と同じく強い関心を持つのと、世間で言う、「美形が絡んでさえいれば満足」
と言われる腐女子とギャップを感じ不可解なものを感じていました。
この記事を読み、男性も百合に対して同じことを感じていること・世の中にはいろんなタイプのオタクがいることを整理できてよかったです。

素敵な記事をありがとうございました。

| S太 | 2009/10/24 18:18 | URL |















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