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Wiiが成し得なかった“革命”~その2.予備知識の要らないゲーム

 当初はWii発売3周年の12月2日にこの記事を書くつもりだったのですが、『トモコレ』話桜井さんの新作について先に語った方がイイかなと思っている間に1ヶ月以上が経ってしまいました。なんてこった。


 ということで、「その1」に続く「その2」を今日ようやく書きますよー。




 昨年の11月くらい。
 ペン入れでフラフラの頃に友達が差し入れに来てくれまして、僕も寝ていないしソイツも寝ていないという状況だったので、よし!じゃあ帰る前に『Wii Sports』やろうぜ!と寝ていない時特有のテンションで久々に全力で『Wii Sports』を勝負しました。

 いやー、久々にやると驚きますね。
 3年も前のゲームなのに、ちっとも古臭さを感じないという。

 そして、3年前も別に新しさは感じなかったという。
 もちろん「今までゲームをやらなかった人を巻き込めた」衝撃は凄かったんですけど、ゲームとして斬新なことをしているワケではなくて。どっちかというと『Wii Sports』って“ベタ”を極めていったゲームだと思うのですよ。ババ抜きとかオセロとかかくれんぼとかと一緒で。「ゲーム」というより「遊び」と表現した方がしっくりくるかも。


 なので、時代の波に関係なく楽しめる―――




 『Wii Sports』がヒットした理由って「簡単操作で誰でも遊べるから」とか「実際のスポーツのような直感操作だから」みたいなことがよく言われていて、もちろんそれらを否定はしませんけど、自分はそれらと同じくらい重要なことに「予備知識0で楽しめる」があったと思うのです。

 実際に友達や家族に『Wii Sports』を遊ばせたことがある人は分かると思います。
 このゲーム、説明が異様なほど短く済むんですよ。

・テニスの場合「ボール来たらリモコン振って!」
・ボクシングの場合「こう構えて、パンチするとパンチする」

 ゴルフだけはちょっと説明が面倒なんだけど(当時ゴルフの評判が悪かったのもそう考えると頷けます)(自分は好きなんだけどね)、他の4種目は10秒あれば説明が終わってしまいます。これ、接待ゲームとしては重要な要素だと思うんですよ。


 自分も大好きなゲームなので比較対照にするのは申し訳ないんですが、『スマッシュブラザーズ』ですら操作方法やルール説明に5分・10分はかかってしまいます。始めれば初心者でも楽しめるんですけど、始める前に説明しようとするとその間にみんなが飽きてしまうという。
 まー、自分もそっちの立場だったらそう思いますもの。説明はイイからさっさと始めようぜ、と。



 『Wii Sports』がここまで「説明が簡単なゲーム」になれた理由―――
 一つには、誰もが知っているスポーツを題材にしたことがあると思います。開発開始当初は「テニス」「野球」「ゴルフ」の3種目だったのが、「野球」に馴染みのない地域(ヨーロッパとか)を考慮して「ボウリング」と「ボクシング」を加えたという話ですしね。



 しかし、もっと重要なのは二つ目。
 『Wii Sports』のスポーツって、実際のスポーツより遥かに簡略化されているんですよ。
 テニスは選手の移動が出来ないし(オート移動)、野球はただ打つことしか出来ないし(送りバントやヒットエンドランはない)、ボクシングには距離の概念がないし―――宮本さんがコレらの理由を「開発期間が短かったから」と仰っているのを聴いたことがありますし、実際に簡略化されたことで物足りなさを感じなくもないんですが。


 『Wii Sports』の後―――喩えば『パワプロWii』のリモコン振るモードでは送りバントが出来るなど、実際のスポーツのように色んなことが出来るゲームがWiiでも出てきたんですけど。ただ振ることしか出来ない『Wii Sports』の方が、何も考えなくてイイから楽しかったりするんです。


 もちろん個人差はあるでしょうけどね。
 テニスの知識がない人は「どこでボールを待てばイイか」分かりませんし、野球の知識がない人は「送りバントをするべきカウント」が分かりません。『Wii Sports』前のスポーツゲームって、リアルなスポーツを再現しようとしていった結果「そのスポーツの予備知識がある人が有利」なゲームになっていったと思うんです。

 『ウイイレ』とかもそうですよね。サッカーの戦術に詳しい人が有利。


 『Wii Sports』が起こした本当に凄い“革命”ってココだったと思うのです。
 ゲームの予備知識も、スポーツの予備知識も要らない。
 “誰もが同じ条件で楽しめる”ゲームを目指していった結果、予備知識のある人が有利なゲームはもうやめようよというゲームが出来たんだと思います。だからこそ予備知識のある人が「あんなのはゲームじゃない!」と文句を言うんでしょうけど。



 ちなみにちなみに。
 『Wii Sports』のゲーム性に関して、自分は「ギリギリまでシンプルに削ってある」と思っているんですが……この“ギリギリ”のラインについてちょっと興味深い話があります。これは『NewマリオWii』発売に向けての「社長が訊く」で、宮本さんが『ドンキーコング』について語った話です。


<以下、引用>
宮本「どんどん上にのぼって行くのはカンタンなんです。
 転がってくるタルをよけるのもカンタンなんです。
 でも、その2つを同時にしようとすると難しくなる。
 しかも近道をしようと考えるから、さらに難しくなる。」
</ここまで>




 『ドンキーコング』は「避ける」と「進む」を同時にしなくてはならないゲーム。もっと言うと「避ける」べきか「進む」べきかを瞬時に判断しなければならないゲームだと思います。もし「一つのところに留まってタルを延々とジャンプして避けるゲーム」だとか、「ひたすら上に進むゲーム」だったとしたら、『ドンキーコング』はヒットしなかったと思います。



 『Wii Sports』もそうなんです。
 先ほど書いたとおりゴルフはもうちょっと複雑なんですが……
 テニスは「前衛で返す」か「後衛で返す」かを一つのリモコンで操作しなくてはなりません(二つor二人に分けることも出来ますけど。デフォルト設定では一人で二人のキャラを動かすようになっている)。野球は「打つ」か「見送るか」を判断するゲームだし、ボクシングは「撃つ」か「守るか」ですよね。

 選択肢は常に2コ用意されているんです。
 「シンプルなゲーム」を作ろうとして選択肢のない=1つのことだけを単にやるゲームも世の中にはあるんですけど、『Wii Sports』はそうではないんです。選択肢を用意して「リスク」と「リターン」があって、だからこそゲームになるという思想で作られているんです。この話、『Wii Fit Plus』の追加ゲームにも言える話ですよね。リスクをかけなければ高得点は狙えないという。



【三行まとめ】
・『Wii Sports』は「遊ぶための説明」が簡単に済むので、接待ゲームとして重宝する
・ゲームに関してもスポーツに関しても「予備知識が要らない」ので、誰でも楽しめる
・でも、プレイヤーに対して2つ以上の「選択肢」を与えることによって“ゲーム”になっている



 一番重要なのは、記事タイトルにもした「予備知識が要らない」というフレーズだと思っています。
 凄いね『Wii Sports』!ワーイワーイ最高だ!これでゲーム業界の未来も輝かしいものになるに違いないね!みんなが笑顔で楽しめるゲームがたくさんたくさん出てくるに違いないね!



 ……んで、そこから3年後の未来が現在ですよ。
 「成し得なかった“革命”」というか「続かなかった“革命”」というべきか。


 『Wii Sports』がどれだけヒットしても「予備知識の要らないゲーム」は「あんなのはゲームじゃない」扱いのままだという。
 何故『Wii Sports』が大ヒットしたのかの理由を「任天堂は資金があるからCMを大量に投入できるもんな」で済ませてしまった結果、任天堂だけが「予備知識の要らないゲーム」でヒット連発ウハウハ状態という。もちろん『トモコレ』もこの「ヒット連発」の中に含まれます。


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○ 「ゲームの文法」が分からない人達
 この話をブログに書いたかは忘れてしまったのですが……
 その差し入れに来た友達が『ドラクエ9』を貸してくれましてね、ただその当時は死ねるほど忙しかったので「母ちゃん、やる?」と渡してみたのです。『どうぶつの森』が大好きだった母ならハマる要素はあるだろうなという勝算の元に。

(関連記事:『ドラゴンクエスト9』が狙う「どうぶつの森の“次の1本”」の位置


 結果、今ではプレイ時間が200時間を超えたそうです。
 2007年から続けていた『どうぶつの森』も「時間が勿体ない」という理由でやめて、今はひたすら『ドラクエ9』をやっています。堀井雄二恐るべし、話を聞けば聞くほど『どうぶつの森』ユーザーに向いたゲームだと思うのだけどどうだろう。



 というのは結果であって、始めた当初は酷かったんですよ。
 母にとって初RPGですから、「RPGの文法」がさっぱり分からなくて戸惑ったそうです。手に入れたアイテムは片っ端から道具屋に売り払っていたとか、ストーリーが勝手に進むことにイライラするとか、RPGに慣れた人からすると信じられないことを話されていまして。

 極めつけはコレ。
 「ボタンを一生懸命押しているんだけど、敵の攻撃を避けてくれない」

 確かに……魔物の攻撃を棒立ちで受け続けるのって、慣れていないとイミ分からないですよね。「ダメージ1」でも喰らうことにストレス感じるとか。こういうものの見方があるんだ!と驚きましたよ。




 前に「2D『マリオ』はもはや文化である」という記事を書きまして、あの記事ではそれを肯定的に書いたんですけど……逆に否定的に捉えることも出来るよねと最近は考えています。
 「アクションゲームが苦手」と説明する時に「マリオですらクリア出来ない」と言う人が沢山いますもの。アクションゲームの代表であるがゆえに、世界一「自分にはムリだ」と思われているゲームかも知れないと思ったりもします。

 そういや、こないだ友人宅で『NewマリオWii』の4人同時プレイを遊んだんですけど……
 自分が“壁キック”をしていたら、他の3人から「ナニソレ!」と驚かれました。DS版『Newマリオ』やWii版『ギャラクシー』をやっていない人からすると“壁キック”は未知のテクニックなんですね。
 僕ら世代の男のコならば『スーパーマリオ』初代は8~9割の人が遊んでいると思いますし、Bダッシュジャンプは出来ると思うんですが……『マリオ3』のしっぽマリオで空が飛べる人、『マリオワールド』のマントマリオで空が飛べる人は数が減っていくだろうって思うのです。




 「そんなの知っていて当たり前だろ?」「そんなの出来て当たり前だろ?」
 でも、それについていけない人は沢山いるのです。

 だから、予備知識0でも楽しめる『Wii Sports』はヒットしたんです。
 今までのゲーム経験が全く役に立たないゲーム(本当は“慣れる”スピードにゲーム経験は関係あるんですけど)と思われたからこそ、『Wii Sports』のようなゲームはヒットしたんです。『Wii Fit』も半分くらいはそうだと思うし、『リズム天国ゴールド』とか『トモダチコレクション』とかもそうだと思っています。



 まーね。『ドラクエ9』も『NewマリオWii』も売れまくっているから、「予備知識0でも楽しめるゲーム」しか売れないってワケじゃないんですけどね。でも、それは『ドラクエ』ブランドや『マリオ』ブランドを維持し続けた結果に、プラス“今の時代で売れるためには”を考えてあるゲームだったからだと思っていて。




 「Wiiユーザーはゲームらしいゲームを買わない」
 アンチWiiの人達に限らず多くの人が言っている文言だと思うんですが……よく分からない現象を、よく分からない独自の言葉で説明した気になっているだけの文言だと自分は思っています。その単語を別の言葉に置き換えて考えてみれば、理由が分かるんじゃないでしょうか。


・Wiiユーザー →『Wii Sports』や『Wii Fit』目当てにWii本体を買った人達
・ゲームらしいゲーム →前世代(PS2、GC、Xbox)からあったようなゲーム


 「『Wii Sports』や『Wii Fit』目当てにWii本体を買った人達は、前世代(PS2、GC、Xbox)からあったようなゲームを買わない」

 ほらほら、分かりやすくなりました。
 もういっちょ分かりやすくするために踏み込んで、この記事で書いてきたことを代入してみましょう。


・『Wii Sports』や『Wii Fit』 → 「予備知識が要らないゲーム」
・前世代(PS2、GC、Xbox)からあったようなゲーム→ 予備知識が必要なゲーム


 「「予備知識が要らないゲーム」を求めてWii本体を買った人達は、予備知識が必要なゲームは買わない」

 そりゃそうだ!
 非常に分かりやすくてシンプルな文章になりましたね。



 実際、Wiiソフトの売上げ上位ソフトは「予備知識が要らないゲーム」が多いです。
 『街森』と『モンハン3』は例外かなと思いますし、『スマブラ』や『マリオカート』もグレーゾーンでしょうが。『Wii Sports』『Wii Fit』『はじめてのWii』は言うまでもなく、サードでは『太鼓の達人』や『カラオケ』、もっと言えば『ドラクエソード』や『バイオUC』もそっちの方向のソフトだと思うのです。


 従来からある「予備知識が必要なゲーム」にWiiリモコンを振る操作を取って付けて、「Wiiリモコンで簡単操作!」とかのCMコピーで結果ちっとも売れない―――とか、オマエは一体誰に売りたいんだというソフトって沢山ありますもんねぇ。
 今ではすっかり「Wiiリモコンをウリにしても売れない!」→「クラコン対応をウリにするぞ!」という流れで。恐らくこの後は「クラコン対応でも売れないじゃないか!撤退だ!」となるに100マーベラスを俺は賭けるぜ!




 「予備知識がない人」に「予備知識が必要なゲーム」を売るのは、任天堂ですら大苦戦しているのにねぇ。『マリオギャラクシー』にしても『トワイライトプリンセス』にしても……

 何百回と書いてきて誰にも同意されないことなんですけど。
 日本には「ゲームは好きだけどアナログスティックは使えません」って人が沢山いると思うんですよ。特に「予備知識が要らない」からWii本体を買ったって人達には多いと思っています。なのに、「アナログスティックくらい誰でも使えるっしょ?」というゲームがひっきりなしに出てくるという。


 なんで?
 Wii本体の普及台数が(そろそろ到達する)1000万台として、その内の半分の人しかアナログスティックを使えないとしたらアナログスティックを使うゲームは「俺には関係のないゲームだ」と思われて、普及台数500万台と変わらなくなると思うんですけど。

 半分は言いすぎ?
 僕はもっと少ないと思っていますよ。アナログスティック必須のソフトで最も売れたWiiソフトは『マリオギャラクシー』『モンハン3』の90万本付近ですもの。


(関連記事:アナログスティックに触れてこなかった世代をどう取り込むか
(関連記事:「思ったように操作できる」喜びと、「思ったように操作できない」楽しさ


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○ 「予備知識が必要なゲーム」を売るためには
 誤解されるといけないんで一応書いておきますけど、「予備知識が必要なゲームを作るな」と言っているワケじゃないですよ。でも、そういうゲームを売るために何をすべきかは考えないと苦しいよねと言いたいのです。


 『マリオギャラクシー』なんか典型的なソフトだったと思います。
 あのゲームは3Dマリオでありながら2Dマリオのような感覚で楽しめるように配慮してあるために、「初めてアナログスティックを使う人」でも「初めて3Dのアクションゲームを遊ぶ人」でも楽しめる凄まじい作品だったと自分は思っているのですが……

 でも、そういう売り方はしなかった―――
 「3Dマリオの新作が出ますよー」「どうです?楽しそうでしょう?」というCMを展開してしまった―――

 そのため「アナログスティック」や「3Dのアクションゲーム」に馴染みのない人は、「自分には関係のないゲームだ」と思ってしまったんじゃないかと思います。2Dマリオが大ヒット中の現在からすると、「どうしてわざわざ3Dで出したんだろう」と思ってしまうほどに。


 マジメな話、「アナログスティックなんて私には使えないよー」「いやいや、慣れると自由に動かせるのが楽しくなるんだよ」みたいな“はじめてのアナログスティック”的なCMをどこかでやる価値はあると思うんですけどねー。




 どこかのブログのコメント欄で、「『NewマリオWii』目当てにWii本体を買った人達には是非他のゲームにも興味を持ってもらいたいですね」みたいな意見を読んだことがあって……ちょっと考えさせられたんですけど。『NewマリオWii』の“次の1本”のソフトなんてあります?


 わーい!『NewマリオWii』楽しかったー!!
 次は何のゲーム遊ぼうかなー!よーし、『モンハン』だー!


 とはならんでしょ。
 同じ“アクションゲーム”というカテゴリーであっても、2D『マリオ』と『モンハン』じゃ「必要なスキル」「必要な知識」が違いすぎます。日本のプロ野球が好きな人に「スポーツ好きならアメフトにも興味あるよね?」と言うようなものです。そこは全然違うものだからっ!と言いたくなるのです。



 思うに……昔、ファミコンとかの時代ってマシンスペックに限りがあったんで「作れるゲーム」はある程度似通って当然だったと思うのですよ。もちろん「二匹目のドジョウ」を狙ったというのもあるんでしょうけど、多くのゲームが「○○みたいなゲーム」というジャンルに分けられたじゃないですか。「マリオみたいなゲーム」「グラディウスみたいなゲーム」「ドラクエみたいなゲーム」「テトリスみたいなゲーム」などなど……

 だから、「得意なジャンル」「好きなジャンル」みたいなプロフィールが成立したワケです。それぞれのジャンルに共通の部分が多かったですからね。


 ですが、プレステ・サターン・64くらいの時代から表現出来ることが増えて、多種多様なゲームが生まれるようになったじゃないですか。その分、一つ一つのゲームが“独立したもの”になっていって、共通する部分が減っていったんじゃないかと思います。それは作り手にとってもそうですが、遊び手にとっても深刻な問題で。

 「このゲームが楽しめれば、こっちのゲームも楽しめる」みたいなルートがなくなってしまったんだと思うのです。




 そう言えば……ウチのブログで何度かFPSの話を書いたことがあるんですけど、その度によく言われたことに「FPSは1本遊べれば他のFPSソフトも楽しめるのがイイ」というものがありました。つまり、ジャンル内で共通する部分が多いので、『ドラクエ』が流行った時のRPGだとか、『ストII』が流行った時の格闘ゲームみたいに、“次の1本”に手が出しやすいということなのかなと。

 まー、日本市場“全体”の数で言えば、“次の1本”の前に“最初の1本”がどれだか分からないというのが問題なんですけどね。「初心者にオススメのFPSを紹介するよ!」と10本くらい名前を挙げる人とかいますけど、その時点で初心者はブラウザを閉じると思うんだけど(笑)。




 流石に長文すぎてきたので、そろそろ締めようと思います。
 「予備知識の要らないゲーム」がヒットを重ねた00年代後半を受けて、「予備知識が必要なゲーム」はどういう売り方をしていけばイイのか―――が、ここからの焦点になるのかなーというのが現時点での僕の考えです。

 「予備知識の要らないゲーム」がヒットして、その続編も沢山出たじゃないですか。
 でも、任天堂がDSで展開したタチジェネ群も、Wiiで売れたサードのファミリー向けゲームも、続編はこぞって数字を落としています。『Wii Sports Resort』と『Wii Fit Plus』は例外なケースなんですよ。「予備知識の要らないゲームの続編」って、そりゃ欲しい人が減って当然だとも思いますし。



 『トモコレ』のように「予備知識の要らないゲーム」の新作をバシバシ出していければイイのだけど、流石に新作ゲームばかりに人員は割けないでしょうし(岩田さんは桜井チームにココを期待しているんじゃないかと自分は思っているのですが)。なので、『ドラクエ9』とか『NewマリオWii』のような売り方が他のソフトでも出来るかというのが一つのポイントなのかなと。

 シリーズソフトでありながら“今の時代に売れるもの”をどう組み込めるか。
 そういう意味で考えると……任天堂がWii用『ゼルダ』新作や『マリオギャラクシー2』をどう売ってくるのかが、“ウォッチャー”の立場での次の興味です。前作と同じことをやって「日本ではやっぱり売れなかったね」という結果だったら、据置ゲーム市場はいよいよ持って…と思わざるを得ません。


 いつも以上な長文すみませんでした。
 お読み下さって、どうも感謝しております。ではでは。


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| ゲーム雑記 | 18:03 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

つまり「魅了(理)」と「敷居(気)」で語れる気がします

・任天堂ゲームは広く抑えのきいた魅力と低い敷居でファミリーにもお接待にも暇つぶしにもオッケー
・従来ゲーム(?)は狭くも強い魅力とその分高い敷居でゲーマーハッピー

自分では
・西洋の方がディズニーみたいに魅力的で好みを刺激できて(その分好きが増長してオタクっぽく複雑になるような気がする)
・東洋の方がジブリのトトロみたいに敷居が低く気楽で素朴で老若男女誰でもウェルカム(西洋は子供向けと大人向けがはっきり分かれる傾向)
みたいなイメージがあるんですが
任天堂は魅力も敷居も考えてますね。普通は魅了するのが得意な会社はコナミみたいなオタクっぽくなる傾向があるように思うんですが

| ああああ | 2011/10/17 22:45 | URL |















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