やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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見えないパンツにロマンを感じられるか

 最初に断っておきますけど、「画像はありません」よ。
 画像がないことに意味があるんだっ!



 今週火曜日の『キラ☆キラ』(@TBSラジオ)で神足裕司さんが興味深いことを仰っていました。

 「釣りが好きな人と、アダルトビデオが好きな人は似ている――」

 言ってしまえば、「届かないものにロマンを求める」行為。

 そこにいるかも知れないし、いないかも知れない魚を釣り上げるために試行錯誤する“釣り”。
 実際に自分がセックス出来るワケでもないのに、ファンタジーの世界の中に自分の欲望を投影する“アダルトビデオ”。




 最終的に“釣り上げる魚”という御褒美があるかどうかで、“釣り”と“アダルトビデオ”には大きな隔たりがあるようにも思えるのですが。
 神足さんの説を好意的に解釈するのなら、“釣り”好きの中でも「俺は試行錯誤する過程が好きなんであって御褒美が欲しいワケじゃないんだよ!!」って人が“アダルトビデオ”好きになっていくのかな。と、自分で解説しててもよく分かりません(笑)。


 某氏の例えに倣って、「脱衣麻雀」で考えると分かりやすいか。
 “釣り”という娯楽を「麻雀」パートと「脱衣パート」の二つに分けると、“前者は「見えない魚を追い続ける」パートで、後者は「魚を釣り上げる」パートに分けることが出来ますよね。前者は過程、後者は御褒美。
 “アダルトビデオ”という娯楽は「モニターの向こうにいる世界に欲望を投影する」前者のパートがあるけれど、後者の御褒美パートがあるワケではありません。AVを見続けると実際のセックスが出来るワケでもないですし。


 つまり!
 「アダルトビデオを見る」という行為は、“脱衣麻雀”の「麻雀」パートだけを延々と続けるということなんだよ!実はものすごくストイックな求道的行為だったんだよ!!



 ナナナナナナナ、ナンダッテー

 自分でも何を言っているのか分からんくなってきました。
 あー、でもそうか。“射精”が御褒美になるのか。たった一つの御褒美のためにアレコレ試行錯誤する過程が、“アダルトビデオ”とか“エロ本”とか“エロ大根”とかを物色して「あったコレダ!」という1つを追い求めることと言えるのかも知れませんね。
 変態も突き詰めていくと“射精”が要らなくなりますものね。釣り好きの人が、敢えて難易度の高いストイックなも獲物にチャレンジしていく行為に似ているのかな。


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○ 届かないからこそ美しく見えるもの
 今日の記事はアカデミックな話になる予定だったのですけど……
 多分……序盤で読むのをやめてしまった人が多数だった模様……オマエさん達の骨は俺が拾ってやるぞ!



 ホンッット「脱衣麻雀」の例えが絶妙に分かりやすいですね。全ての事象は「脱衣麻雀」に例えれば説明しやすくなるんじゃないでしょうか。
 「届かないものを追いかけている」時が一番楽しくて、「御褒美に手が届いてしまう」と急激に冷めてしまうことってありますよね。

・必死に受験勉強して大学に入った途端にやる気がなくなってしまう、とか。
・アイドルと結婚できた人があんまり幸せそうじゃない、とか。
・何年も発売を心待ちにしていたゲームを買っただけで満足してしまう、とか。
・旅行は前日が一番楽しい、とか。


 こうは書いてみたものの、自分はあんまりピンと来なかったりします(笑)。
 多分にそういう現象って「届かないもの」の輝かしい一面だけをピックアップして「素晴らしいに違いない!」と期待を馳せてしまうからこそ、実際に手が届いた時にそうでない一面を目にしてガッカリしちゃうのかもなぁって思いました。
 僕は超捻くれものだからあんまりそういうのがないんですよ。「大学なんてホント何一つ楽しいことがないんだろうなぁ」と思いながら入学したから、入ってみたら案外楽しかったと(笑)。



【ここまでの3行まとめ】
・「届かないものを必死に追いかけている楽しさ」と、「実際に届いた時の喜び」は別だよね
・「届かないもの」に過度な期待を寄せてしまうと、実際に届いた時にガッカリすることもある
・だからこそ、「届かない方が幸せ」なことも多いよね



 ようやく本題。
 「届かない方が幸せ」の究極の形が、少年漫画的エロスだと思うんだ。

 「パンチラ嬉しいよ」派vs「パンツはギリギリ見えない方がイイんだよ」派――の仁義なき戦いに代表されるように、全てが見えることが万人を幸せにするワケではないと思うのです。寸止めがイイんだよ、ジラされるのがイイんだよ、ヒロインは最後まで処女でいてくれよ、みたいなアレ。

 モザイク越しのアダルトビデオで育ったような僕ら日本人は「妄想する」ことでエロスの補完をしてきたワケです。一番見たいところは見られない、だからイメージする。そしていつしかイメージすることがエロスになっていくという。イメージの余地がない直接的な描写は余計なんだよ!的な。


 実はコレ、結構深い話ですよね。
 「パンチラ」を“脱衣麻雀”に置き換えると、「麻雀」パートでしょうか「脱衣」パートでしょうか。


 過程なのか、御褒美なのか。

 個別にインタビューしたワケではないので推測なんですが、「パンツはギリギリ見えない方がイイんだよ」派の人は「脱衣」パート(結果)と認識しているんじゃないかなって思います。見えそうで見えない、届きそうで届かない過程こそがエロスなんだよと。

 対照的に、「パンチラ嬉しいよ」派はもうちょっと直接的に「結果欲しいじゃん、御褒美欲しいじゃん」という認識じゃないかと思います。エロスがゲット出来て幸せじゃんって人。

 しかしね。僕なんかは割かしパンツはどうでも良くて、「パンツの中こそが重要なんだよ」と思っているので、パンチラの際に「おぉー!パンツ見えたぞ!イェーイ!」と思うよりも「パンツの奥に隠された秘宝」に思いを馳せていて。どっちかと言うと、パンチラは「麻雀」パート(御褒美)なんです。


・「パンツはギリギリ見えない方がイイんだよ」派→“御褒美”を追い続けるのが楽しい人
・「パンチラ嬉しいよ」派→“御褒美”がゲット出来て喜べる人
・「パンツの中こそが重要なんだよ」派→パンツは“過程”であって“御褒美”ではないという俺




 今日の記事、どこが「アカデミックな話になる予定」だったんだろう(笑)。


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| ひび雑記 | 18:23 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

"シュレディンガーのパンツ"ですね分かります(違

「届かないものを追いかけている」時が一番楽しくて、というのをゲーム内で取り上げてたのが
トルネコの不思議のダンジョンでした。
前回のブログ記事とも関係しますが、"やろうと思えば永遠に遊べるゲーム"における「とりあえずのゴール地点」ってそういう役割じゃないですかね。
クリア後のやり込み要素に突撃する人もいるけど、そこで満足して飽きちゃう人もいる。というか飽きてもらった方がむしろ・・・とさえ。

ちなみに自分はドラクエ9、ひととおりのクリアの一歩前で飽きましたw あのソフトの楽しさの1/10も楽しんでないんでしょうが、別に損したとは思ってないです。ギリギリ見えない方がいいよ派ってことですかねw

| shimo | 2010/04/15 19:06 | URL | ≫ EDIT

さらに某氏にまたならって脱衣麻雀のたとえ、つまり過程と報酬の関係で考えると
"学習に報酬を与えるようにすると、一時的には効率が上がるが最終的にはむしろ非効率"
って実験がたしか学生グループだかなんだか相手にありましたよね。
過程の中に喜びや価値を見いだせるようにならないと、結局報酬目当てではいつか飽きてしまうと。

麻雀自体が好きな人はよく出来た麻雀ゲームを延々とやり続けるかもしれませんが、そこに脱衣要素を加えて勝つ→ご褒美というサイクルを作るとおそらく絵のコンプリートを境に飽きてきそうな気がしますし。
そういう意味ではPS3や360の実績やトロフィーシステムもその流れなのかもしれませんね、飽きさせるためのご褒美。
既出の話題でしたらごめんなさい。

| shimo | 2010/04/15 19:24 | URL | ≫ EDIT

実はいいことをいっているのに、コーティングが変態100%なのがやまなしさんの魅力だと思っていますw

私も読んでいて、ゲームのご褒美を思い付きました。
最近のゲームってとても親切なので、想像力を駆使しなくても一度のクリアで十分に楽しめる上に、実績/トロフィーでどこまでプレイすれば「楽しんだ」ことになるのか提示してくれるので、私は自分なりの楽しみ方を見つけようと思うことが少なくなってます。実績/トロフィーをコンプした時が、やり込みのスタート地点なのに。
膨大なアイテムや広大なフィールドも良いですが、どうも、開発者の意図した範囲内で楽しむ癖がついてしまったような気がしますね。
まあ、不便で不親切で情報不足だった昔のゲームの方が良いともいいませんけど、あのNewマリオWiiでさえクリアしたあとの「やめ時」を提供してしまっているのをみて、ちょっとしょんぼりする昨今でした。


……念のためですが、『「パンツの奥に隠された秘宝」に思いを馳せていて。』って、ここももちろんひねくれてますよね?
過度な期待をしているとがっかりしますよ、マジで。

| 通りすがり | 2010/04/16 20:41 | URL |

クローバーガンダム回以来のカキコです。コンチワーす(キラキラ風?、笑)。

幸せとは幸せを探す旅そのもの♪
世界の終わりが明日来るとしても 君たちは今日も種をまけ♪

・・・なんて、「宇宙海賊キャプテンハーロック」ヒット曲集の中でも歌われている通り、人はファンタジー無しに生きられないものです。
例を付け加えるなら、大きな買い物を計画した時、カタログを見てあれやこれや想像している頃が一番楽しいのと同様に・・・って所でしょうか。
購入が叶って一時的に所有の欲は満たされても、まぁ冷静になってみれば、単なる物質が目前に転がっているに過ぎませんしね。
とは言えそれ故に、人間と云う動物は、欲望を糧にファンタジーを駆使して、ここまで文明を高めたと言っても良いでしょう。多分(苦笑)。

嗚呼、素晴らしき哉、人間脳。
だから、マンガのパンツも然りですとも(爆)。

| 大蟹 | 2010/04/17 13:13 | URL | ≫ EDIT















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