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「ゲームの主人公=プレイヤー」だから「喋らない」って、おかしくない?

 恒例の、面白かった記事を読んで自分もアレコレ語ってみようじゃないか企画。


 ゲームの主人公はしゃべるべきか?しゃべらないべきか?(情報元:電気カチューシャさん)


 『ドラクエ』『FF』『ゼルダ』の主人公が喋るかどうかという記事は以前に書きました。
 『ドラクエ』は主人公=プレイヤーと思わせたいから、「はい/いいえ」くらいしか喋りません。
 『FF』(4以降)は主人公=キャラクターだから、それぞれの人格を持って喋ります。
 『ゼルダ』は主人公=リンクというキャラクターで、確かに作品ごとに人格を持っているのに喋りません。『マリオ』もイヤッホゥ!くらいしか喋りません。

(関連記事:『ゼルダの伝説』シリーズの主人公は誰?という問題


 上の記事を書いた際に自分の中の答えはとりあえず出ていたのですが、それを踏まえた上で冒頭の記事を読むと「色んな意見」が面白かったですし、一旦出た自分の答えに新たな疑問が湧いてくることも多々ありました。“自分とは違う意見”を読むのって、だから楽しいんです。




 ということで、早速本題。
 上で僕が当たり前のように書いた“『ドラクエ』は主人公=プレイヤーに思わせたいから、「はい/いいえ」くらいしか喋りません。”っておかしくないですか?意味分からなくないですか。僕は普段「はい/いいえ」以外の言葉を発しますよ。

 本当に“主人公=プレイヤー”というゲームを作るなら、マイクに向かって自分で喋れるようにすればイイと思うんですよ。

 『ピカチュウげんきでちゅう』(98年)とか、『シーマン』(99年)みたいに、音声認識をさせて。
 町の住人から情報を集めたい時は、実際に自分の声を出して話しかけなくてならないとか。「部屋で一人で声出すのとか恥ずかしい」なんてシャイボーイ・シャイガールは、RPGの世界でも誰ともコミュニケーション取れずに一人で戦えばイイじゃない!!これぞ究極の“主人公=プレイヤー”なゲームじゃないですか!!



 まぁ、そんなゲームは実際には出ませんよね(笑)。
 『脳トレ』の「赤」「青」「黄色」ですら上手く音声認識してもらえずに日本中をイライラさせたワケですし、「人との会話」をしっかり音声認識させるというのは物凄く大変なんだと思います。それが出来たらもうメイドロボだって夢じゃないって話は置いといて――


 なので、音声認識のゲームってあんまり出てきませんよね。
 先に挙げた『ピカチュウげんきでちゅう』『シーマン』、後はゲームキューブの『大玉』と、それこそDSの『脳トレ』シリーズくらいでしょうか。
 DSなんてマイクが必ず付いてくるハードなんだからもっと音声認識のゲームが出るかと思ったんですけど……マイクを使うゲームでも多くは「音が入ったか」どうかでしか判定しないゲームですし(爪でこするだけでOK)、『えいご漬け』や『フォトファイターX』みたいに「自分の声を録音する」使い方が目立っていて。音声認識のゲームはなかなか出ませんよね。マシンスペックの問題なんですかね。

 あ、『どき魔女2』があった。「俺を罵ってくれ!」
 調べてみたら『ラブプラス』にも音声認識モードがあるのか。結構あるじゃないか(笑)。でもやっぱりどのソフトも精度としては厳しいものがあるみたい。こればっかしはねぇ……


 自分はWiiスピークが出た時に、こういう流れを期待したんですよ。
 『ピカチュウげんきでちゅうWii』とか『シーマンWii』が出るに違いない!と。ボイスチャットよりもこっちのゲームに期待したんです、64もドリキャスも持っていませんでしたし体験してみたいなっと。そしたら全然ほとんどWiiスピーク対応ソフトすら出てこないという。
 音声認識機能を使ったソフト自体が出てこないというのは、ひょっとしてWiiスピークではそんなこと出来ないってこと?それとも需要がないから出さないだけ?


(関連記事:で、Wiiのボイスチャット(=Wiiスピーク)は普及すると思います?
(関連記事:Wiiスピークは要らない子なん?


 Xbox360のNatalはどうなんでしょうね。
 技術デモの段階では「画面の中の少年と会話」とか、「クイズゲームで口答で解答する」とか、すげー未来のゲームだあと震え上がったんですけど。実際にああいう形で音声認識出来るんでしょうか。それが出来るなら、「実際にプレイヤーが喋るRPG」もその内……需要がなさそうというのが一番か(笑)。

 PS3のMove(というかPlayStation Eye)にもマイクがあって、音声認識機能は入っているみたいなんだけど……こっちはちっとも話題にならないなぁ……(遠い目)


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○ 「音声入力」はスタンダードになれるのか?
 「実際にプレイヤーが喋るRPG」がやりたいなんて、トチ狂ったのかやまなし。
 ……と思われたかも知れませんが、心外です。いつものことです。常時トチ狂っているのが僕です。トチ狂っていなければ、リアル友バレしているブログに「パンチラを見たらパンツの中を想像する」なんて書けませんよ。




 この話を考えるようになったのは、ちょっと前の記事でアドベンチャーゲームの歴史について考えていたから。
 自分が物心付く前のアドベンチャーゲームは、キーボードに文字を入力して「正解の単語を探す」ゲームだったそうじゃないですか。そんなハードルの高いジャンルを一般的にする&キーボードがないファミコンでも遊べるようにするという2つの利点で、「コマンドを選ぶ」ゲームが大流行したワケじゃないですか。


 んで、この「コマンドを選ぶ」ゲームの“革命”は今に至るまで続いているワケですよ。
 『ドラゴンクエスト』も「はなす」「きた」とコマンドを選んで行動をしていくゲームでしたよね。
 「こうげき」「じゅもん」「にげる」と、状況に応じてコマンドを選ぶゲームですよね。

 「戦闘はアクション」というゲームでも、装備を選んだりするのはコマンド入力だったりしますよね。
 むしろコマンドを選ばないゲームなんて、現代に存在するのか。
 いや、それを言い出すとコンピューターゲームの歴史で「最初に選択肢を選ばせたのはどれだ?」って話になりそうですよね(笑)。『ドンキーコング』のタイトル画面でどのモードを選ぶのかってのと、『ポートピア』や『ドラクエ』のコマンド選択は一緒なのか別なのか、もうワケが分かりません。ファミコン以前はもっと分かりません。



 閑話休題。
 現代のゲームで、かつてのアドベンチャーゲームのように「キーボードで文字を入力して行動させる」ゲームってほとんどないですよね。
 キーボードはチャットに使うかメッセージ入力に使うか、PCゲームでも「走らせたい時に“はしる”と入力する」ゲームなんてもうないですよね……あれ、でも、何か数年前にそんな体験版をやった記憶も……まぁ、イイや。忘れます。

 これは「ボタンでコマンドを選ぶ」という行為が物凄くゲームにマッチしているからだと思うんです。
 アナログスティックが出てきたり、タッチペンが出てきたり、ポインティングデバイスが出てきたりしましたが、基本的に“現れた選択肢を選ぶ”という行為は廃れる気配がありませんよね。何故なら「選んだ」「選ばなかった」は分かりやすいから。


 例えば、RPGのラスボスから「ワシと手を組むのなら、世界の半分をお前にやろう。」と誘われた場合――
 「はい」か「いいえ」を選ぶのはさほど難しくはありません。Aボタン連打とかしてなければ。
 でも、これが音声入力だったら――焦ってしまって「い、い、い、イヤーイ!」と言った場合どちらになるのでしょう?正解はラスボスから「うわー、こんなヤツと組むの怖ぇーわ」と思われる、です(笑)。



 だから、多分「音声入力よりコマンド選ぶ方が確実じゃん」と思う人が多いでしょう。
 でも、「そこが面白いんじゃね?」と思う人もいるかも知れません。

 『Wii Fit』のバランスWiiボードにしても、『Wii Sports Resort』のモーションプラスにしても、
 プレイヤーの些細な動きを感知して「うわっ、動きたくないのに動いちゃったよ!」を入力してしまう装置です。言ってしまえば、「思ったように動かせないもどかしさ」をゲームにしているんです。それを「面倒くさいなー」と思う人もいれば、「そこが面白いんだよ!」と思う人もいましたよね。賛否両論真っ二つ。娯楽作品ってそれでイイと思うんですよ。「そこが面白いんだよ!」という人に買ってもらえればイイんですよ。

 
 
 自分は、だから、そろそろ“音声認識”のゲームにも次の領域を見せて欲しいなぁって思います。
 『シーマン』からもう10年ですよ。




 来る、6月のE3――
 Xbox360の“Natal”も、PS3の“Move”も、音声入力が標準装備されているワケです。
 恐らくニンテンドー3DS(仮)もマイクが標準装備されているでしょうし、PSP2は微妙だけど(3000はマイク標準装備だったけど……そもそもPSP2が出るかもまだ分かりませんし)。各陣営が“新しい入力装置”“新しいハード”をお披露目する中で、マイクをどう使ってくるのかを非常に楽しみにしています。


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| ゲーム雑記 | 18:28 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

マイク自体は…

実はファミコン時代からあるんですよね。マイクという概念。
ただ当時は容量の問題で音声認識が上手くできなかったなどいろいろ問題があって…。

で、ファミコンの次の世代にあたるスーファミではマイクという概念は一度消えているんですよね。

容量からすると、ファミコン<スーファミであるにも関わらずね。となるとマイクって少なくとも今までのゲーム界では余り需要があるとは見られなかったのではという気がします。
性能云々以前にね。

| hts | 2010/04/17 21:12 | URL | ≫ EDIT

おもしろいですね。

マイク必須でなくても、思わずつぶやいちゃった一言に反応してくれるゲームがあったら楽しいかも。

| ああああ | 2010/04/17 21:38 | URL |

万人にマイクを使わせたいと思わせるゲームが出ていないですよね。
色々工夫はされていると思いますが、シーマンは絵面も内容も万人うけするタイプじゃないですし、オペレーターズサイドは周囲に人がいる状況でプレイするようなゲームじゃないですし。ラブプラスは結構高い精度で音声を認識してくれますがニッチですし、ピカチュウは元気でちゅうですし……w
どっちにしても、ボイスチャットの敷居が高いように、声を出すって結構恥ずかしいんですよね(日本人は特に)。
音声認識の精度を上げて標準搭載しても、DSで既にいまいちな結果が出てしまっていますので、よほどうまい使い方を考えない限り、一定以上の集客は見込めなさそうな気がします。

あと、音声を拾うことをメインに据えると、複数人でわいわいプレイできなくなるのも痛いです。携帯機なら外でのプレイが事実上不可能で、オンラインゲームではボイスチャットも捨てざるを得ません。失うものは意外と多いんですよね。
……逆に、マリオギャラクシーの2Pみたいに、周囲の人のサポートツールとして使うのはありかな。「もっと右だよ!」「早く回復しろって!」などという声を拾うみたいな感じで。

| 通りすがり | 2010/04/17 23:48 | URL |

音声入力ゲームソフトは他にもまだまだありますよ

| ああああ | 2010/04/18 03:07 | URL |

音声認識だと、「はい」という選択肢に対して、「はい・うん・そう・ええ・わかった・いいよ・OKイエス...」などたくさんの言葉があり、それに加えて方言や訛りなどイントネーションの違いなどもあるのでそれらをすべてプログラムするのは難しいのではないでしょうか?
それにRPGだと戦闘部分は結局コマンド方式になってしまうのではないかと思います。

| chaga | 2010/04/19 09:32 | URL |

こういうことがいかに難しいかはプログラム組むことを少し勉強すれば分かるんだがなぁ・・・

| ああああ | 2010/04/19 21:49 | URL |

>こういうことがいかに難しいかはプログラム組むことを少し勉強すれば分かるんだがなぁ・・・

えっ?!
難しいことは期待しちゃいけないの??

「漫画家は毎回カラー原稿にして60P描けよ」とかいう主張なら「どう考えても難しいだろJK」だけど、
「マイク対応のゲームの出現を期待しています」は技術的にそう遠くない未来に可能なんだから
期待してます!って言うぐらい別にいいんじゃね?

| ああああ | 2010/04/20 21:38 | URL |















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