やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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キャラの声だけで声優さんを聴き分けられます?

 Twitterを面白いと思えるかどうかの境目に、
 「色んな意見の人がいる」ことを面白いと思えるかどうかというのはある気がします。


 ざっくり「ゲーム好き」の人だけ集めてタイムラインを作っても、どんなゲームが好きか、どうして好きかは人それぞれ違いますからね。
 そうした沢山ある意見を面白いと思えるか、ノイズと思ってしまうかでTwitterを“長く続けられるか”は変わるんじゃないかって思います。なので僕は「近い将来、みんなが携帯電話を持っているようにみんながTwitterをやるようになる」とは思わないとかそういう話は今日の主題と関係がありません(笑)。




 数日前、マダオさんの奥さん&娘さんが、Wii用ゲーム『斬撃のレギンレイブ』に出てくるキャラの声を、アニメ『銀魂』に出てくるキャラの声と同じだと気付いて喜んでいた――という話をTwitterで読みまして。

 「あー、そういう楽しみ方ってあったなあ」と思い出しました。
 声優さんに全然詳しくない頃、何気なく観ていたアニメの「この人とこの人が同じ声だったのか!」と驚くことって多くの人が経験していることと思います。僕にも確実にあった過去。しかし、それがどんどん進むと声優さんにも詳しくなって、放送開始前にキャスト表を調べたり、「○○さん出ているなら観よう」と選ぶ基準にしたりして。事前にキャストを知っているから驚くこともすっかり少なくなりました。

 それはそれで楽しい行為だから自己否定はしませんけど、
 「知ることで楽しくなる」ものもあれば、「知らないことで楽しくなる」こともあるよなーと思ったのです。




 それとはまたちょっと違う話。
 そんなことを考えた背景には、更に数週間前に別の人からTwitterでこう言われたというのがありました――

 「先入観を持ちたくないので、キャストは知りたくないんです」

 アニメ好きな人でこういう意見の人ってほとんど見たことがなかったので驚きました。
 作品がアニメ化する際、キャスト発表って雑誌や公式サイトでも大々的に行われますし、多くの人は注目するじゃないですか。上に書いたように、「キャストで観る作品を決める」人も少なくないでしょうし。でも逆に「キャストを知りたくない」=「キャストを知らない方が作品を楽しめる」って人もいるんだなって驚いたのです。

 声優さんの場合はピンと来ないかもですが、実写の役者さんなんかはこういうジレンマを常に抱えると聞きますよね。ちょっと前の時代は特に。当たり役が出るのは嬉しいけど、その役のイメージが付きすぎて他の役にチャレンジ出来なくなるとか。寅さんが他の映画で殺人鬼とかやっちゃうと、寅さんの方にダメージになるとかね。



 もっと分かりやすい話を昔に書いてました。

 俺はアリンに萌えてるのか、川澄綾子に萌えてるのか 

<以下引用>
 演技力とかノウハウとか宣伝効果とかは置いといて―――ハウルの声が「まんまキムタクじゃん」と思われればハウルには感情移入できないし、ハウルの声がキムタク以外に聞こえるならば「こんなのキムタクじゃない」と言われる。どっちに転んでも袋小路なんだ、という論理。

 これは別にキムタク批判というワケじゃなくて、一番分かりやすい例がキムタクだったからなんですけど……バラエティタレントとかを声優に起用することって、(喩え演技が完璧であったとしても)「あ、これは作り物なんだ」と子どもにすら気付かせる行為だと思うのです。“子ども騙し”にすらなれないことを自覚しているのか、という話なのです。

</ここまで>


 これは伊集院さんが『ハウルの動く城』について語った話から、「(既に知名度の高い)タレントを声優として起用することはどうなんだろう?」を語った箇所なんですが……人気声優さんの場合も同じようなことが言えると思うんです。


 「キャストは知りたくない」と仰るその方が読んでくれているかも知れないので、ここでは具体的な名前は出さないんですけど……
 例えば、その声優さんの名前を全国に知らしめるようなヒットアニメが出ると、当然人気も出ますし仕事も増えますし経験値もどんどん積み上がっていくと思うんですが。その最初のキャラの印象が強すぎて、他のキャラを演じた時に違和感を持たれてしまうことがあるのかもって思うのです。

 僕なんかは冒頭に書いたように「この人とこの人が同じ声だったのか!」が楽しいってところから声優さんに詳しくなっていったので、そうしたギャップがむしろ面白くて仕方ないんですけど。
 声優さんを「中の人」としてキャラと同一視するって人も多いワケですから、「○○にこんなセリフを言わせないでくれっ!」って思う人もいるんだろうなぁと思ったり。


 そういう意味でも、先入観を持ちたくないって意見は一理あるなと思いました。
 一概に「アニメヲタク」って言葉でくくっても、色んな楽しみ方をしている人がいるんですよね。


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○ 記事タイトルに関係のある話をしよう
 自分はブログに記事を書く際、まず最初にタイトルを決めてから本文を書き始めるので……本文とタイトルがズレているということが多々あります。こういう順番にした理由は最初にタイトルを決めた方が本文がブレないだろうって目論見だったのですが、どっちにしろズレているんだから意味がないような……


 ということで、後半はタイトルに関係のある話をしようと思います。

 「キャラの声だけで声優さんを聴き分けられます?」

 冒頭の『レギンレイヴ』と『銀魂』の例で驚いたのは、「声だけで声優さんが分かるってすごくね?」ということです。だって、この能力があると「先入観持ちたくないんでキャスト表は見ません」ってあんまり意味無いじゃないですか。「このキャラとこのキャラは声が同じだ」って分かってしまうワケで。

 最初に書いたように、僕はキャスト表を事前に見てしまうので「声だけで」判断する機会がすごく少ないし、見たキャスト表をすっかり忘れても「ヒロインは△△さんがやってるのかー」と思ったら全然違っていた、とかしょっちゅうです。昨日観た『四畳半神話大系』がまさにそうでした(笑)。
 前に『かなめも』の番宣を見て「○○さん出るんだー」と思って観始めたって書きましたけど、今思うと『かなめも』の声って彼女のキャラの中では結構特殊な方ですよね。今なら分かる自信がないです。


 いや、つーか何つーか。
 具体的なキャストに言及せずに今日の記事を書くのは無謀な気がしてきました(笑)。

 自分はラジオが好きなので声優さんのラジオも相当聴いているんですが、声優さんは声のプロなだけあって“色んな声”を出せるワケですよ。
 幼女声と言われている人でも、おじいさんの声とか出せるワケですよ。でも、アニメでそういう20代の女性声優さんをおじいさんの声にキャスティングすることはありませんよね。「おっ!○○さん出るんだ、このアニメ観てみよう!」と観てみたら、おじいさん役だったとか(笑)。



 それは当然、「求められている仕事」の違い。
 幾ら“そんな声も出せる”とは言っても、おじいさん役なら男性声優さんに任せた方がイイですよね。

 これは実は記事前半に書いた「先入観」にも通じる話だと思うんです。
 例えば、ツンデレ役で人気になった声優さんに対しては「次もツンデレ役がイイなぁ」と思われたりするワケで、結果的にツンデレ役が多くなったりしますよね。当然ツンデレ以外の役も普通に出来るのだけど、現在こっちに需要があるならこっちを重点的にやっていこうとした結果、あたかもツンデレしか出来ないと勘違いされてしまったりする――
 “フィクション”を作る上での需要と供給を考えるに、面白い事例だと思うのです。需要に応えている間にそれしか供給出来ないと思われてしまうというか。漫画家の絵柄なんかも近いものがあるかも。描けるものを描くんじゃなくて、求められているものや自分独自のものを描けるかどうか。



 「キャラの声だけで声優さんを聴き分けられます?」

 実はこの質問、深い話なんじゃないかって思ってきました。
 「アニメや声優さんに詳しい人」が必ずしも聴き分けられるってワケでもなければ、
 「どの役をやっても同じ声に聴こえる声優さん」が必ずしも“幅が狭い”ワケでもないって思うのです。



 逆に言うと、声だけで聴き分けられてしまう声優さんって「一つの武器だけで戦っている」勢いのある段階なのかもって思いました。そこから徐々に新たな武器にチャレンジするのか、ずっと同じ武器で戦うのかは人それぞれでしょうけど。


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| アニメ雑記 | 17:52 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

役と役者の問題は難しいですね。役と役者があまりに一致しすぎていると、役者にその役のイメージが定着するのと同様に、役にもその役者のイメージが定着してしまいますから。
アニメだと、ドラえもんの叩かれようなんて信じられませんでしたね。最近では北斗無双の声優が叩かれていたのが思い出されます。実写だと仮面ライダー電王の主人公役が変わった時も大変でした。
アメコミのキャラなんて何回も役者や声が変わっても、それなりに受け入れられているのに。お国柄なんでしょうか。

私自身声優に詳しくないので、むしろ周囲の影響で声優のイメージを決めてしまう傾向がありますね。「ああ、○○さんはツンデレ役が得意なんだ」と。
ちょっと関係ありませんが、レールガンで初春の声が唯と似ている事に気付き、エンディングを見て「豊崎愛生さんって"あいなま"さんと声に似てるなあ」と思った私がいました。
声優に詳しい知人が「( ゚д゚)」としていたのが今でも忘れられません。(同一性に気付いたのは眉毛女の回でした)

| 通りすがり | 2010/04/25 14:19 | URL |

久米田康治さんが絶望先生の中で声優を声だけで聞き分ける能力を『ダメ絶対音感』って
なづけてましたねw

| ああああ | 2010/04/30 02:03 | URL |

通りすがりですが
なんか最近似たようなことが起きたのでコメントしてみました

自分は病的なくらい声優が大好きなので
大体のキャラのキャストを声だけで判別できます。
が、アニメ視聴前に大体のキャストはわかっているので
最近あんまりそういうことを楽しめていませんでした。

しかし最近驚かされたのが「デュラララ」
まずこの作品は基本的にキャストが豪華なのですが、
なんと脇役にも豪華声優を起用してくるのです!
こちらはキャストも知らされてないので、実際に見て聴いて初めて驚くわけです。

ストーリーも面白くて大好きなのですが
「すげえ!○○さんが出てる!」って驚きがほぼ毎週あるので
自分は最近とても楽しいです。

| 白い熊 | 2010/04/30 23:16 | URL | ≫ EDIT















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