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『モテない4コマ』5~8本目+中書き

 およそ5ヶ月ぶりの『モテない4コマ』の続きです。
 前回の「1~4本目」はこちらです。Pixivにて先行公開しているものが4本溜まったらブログにも載せるという形式を取っています。

 前回から間が空いたことと、僕の作業PCが変わったことで―――
 どうにも出来上がりに差があるような気もするのですが……そんなこと気にしないくらいの緩さで、読んでもらえたら幸いです。




『モテない4コマ』-5「儚イ」




『モテない4コマ』-6「多イ」




『モテない4コマ』-7「五月蠅イ」




『モテない4コマ』-8「淡イ」





 今回も「中書き」を書きます。
 普段の自分は見開き2ページの中に自由にコマを割る“普通の漫画”を描いているので、4コマ漫画というのは勝手が違って非常に苦しんでいますし、物凄く新鮮な気持ちで取り組んでいます。

 ということで、2回目の今回は「4コマ漫画という特殊な漫画」です。
 続きは「続きを読む」で。




○ 特殊技能
 4コマ漫画が描けるのって、特殊技能だと思うんですよ。

 漫画を描いたことがない人から、自分が漫画を描き始めた頃「いきなりストーリー漫画じゃなくて4コマみたいな手軽のから始めたら?」と言われたことがありました。今、実際に手軽だからという理由で息抜きに4コマ描いているのでその意見も間違ってはいないと思うんですけど(笑)。

 4コマは4コマで、ものすごく高い構成力と精神力が要ると思うんですよ。



 ちょっと正確な意味が伝わるかは不安なんですが……
 お笑い芸人の一発ギャグとかに近いものがあると思います。

 パッと見「誰でも出来そう」に見える。
 長い漫才やコントを作ったり覚えたりしなくてもイイから「楽そう」に見えてしまう。

 でも、あの位置にいられるのは超高い競争率を勝ち抜いた一握りなんですよね。
 「おっぱっぴー」を誰も言わなかったから、「おっぱっぴー」の人が人気になれたワケで。じゃあ「おっぱっぴー」を思いつくのにはどうすればイイのか、第2の「おっぱっぴー」を生み出すにはどうしたらイイのか。それはものすごく難しい話なんですよね。
 そして、こんな喩えをしているくせに、自分はテレビ観ないから「おっぱっぴー」の人が今もテレビに出ているのかを知らなかったりする。どうなんだろう。頑張れ、「おっぱっぴー」の人!!




 実は、自分は何度か「4コマ漫画」にチャレンジして失敗しているんです。
 ネーム描いたこともあるし、投稿しようと思ったこともあります。でも、面白いものが描けなかった。

 正確に言うと、「面白いもの」がよく分からんなくなっちゃったんですね。
 30ページの読みきりなら30ページを読ませるノウハウがあるけど、4コマの最初の1本で「面白い」と思ってもらうノウハウなんかなかったから。「これ、果たして面白いのか?」と不安になってしまったのです。

 だから、ずーっと4コマ漫画は(原稿レベルでは)描いてきませんでした。




 んで、結局のところ―――




 下ネタに頼ったワケだよな。

 うん……(笑)。
 今回「モテない」で1本テーマを通そうと決めてからもなかなか上手くいかなかったんですが、「AVの話」というもう1本の軸を決めたらすんなりとネタが出てきて。何だろう。本当に困った時、下ネタの偉大さを知ったというか。それでいいのか、俺!


 まー、そんなカンジで「4コマ漫画」の王道とはちょっと違うと思います。
 台詞が多いし、起承転結を無視していたりするし、キャラクターに魅力のあるものでもないし(笑)。

 ノリとしては、大昔にやっていた「対談形式」のそれに近いんですよ。
 もちろん絵を1コマ1コマ描いているから時間はかかりますけど、その分いろんなことが出来る面白さがあります―――あの頃にやりたかったけど出来なかったことに挑戦しているような気がして、自分としても楽しいです。イイ息抜きになっております。





 さて、恒例の「AVうんちく話」について。
 7本目「五月蠅イ」に出てきた「1つの学校からAV女優が出る確率」の計算式ですが―――これはAV大好き大室くんが勝手に編み出した計算式なので、“数字が多く出るように”なっています。

 東京都の20代女性の人口はある程度確かな数字だと思うんですが、「日本でAVに出ている女性」の本当の数は多分誰も知らんのですよ。芸名もない“その他大勢”として1本にチラッと出て終わりって人も多いでしょうし、アングラのものとかだと把握のしようもありませんし。

 そもそも「東京都の20代女性」というくくりもアレですよね。
 購入する側の男性の人口を考えると、現在の日本の人口比率は30代中盤辺りが一番多くなって、若年層は「エロにお金を払う」ことに勿体無さを感じているそうで(若い頃からネットのあった世代ですし)―――今AV業界では女子校生モノの作品が減って人妻モノの作品なんかが増えているなんて話を聞きます。だから、「20代女性」に区切る必然性は薄くなっているんじゃないかなと思います。


 ただまぁ、大室くんが勝手に言っていることなので、僕は責任を取りません(笑)。


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COMMENT

大室くん(良い意味で)ウザ過ぎるw
こういうキャラって、女子にはアレですが男子の間では人気者になり易いタイプですなあ。

>4コマ
考えてみれば絵や台詞で表現出来るところが4つしかないんですよね。
普通の構成の漫画と比べると、選べる選択肢が少ない分難しいと言うか。

| じぇふ茶 | 2010/07/27 19:30 | URL | ≫ EDIT

小説の世界でも、原稿用紙300~400枚の長編はそれなりのクオリティで書ける人でも、2~3枚の掌編を同等のクオリティで書くのは難しいと云います。
「実は幽霊だった」「実は女だった」的なアイディアだけで一発ネタ的に勝負すると、掌編の分量で書き込める内容ではまず再読してもらえないですし、途中でネタがばれてしまったら致命的ですからね。

で、四コマの、というか全体の感想ですが。
やまなしさんがこの四コマシリーズで何を目指しているのかは分かりませんが、やまなしさんの言葉を借りるなら、これは「お笑い芸人の一発ギャグ」ではなく「長い漫才やコント」ですよね。

四コマは本来「ワンカットのストーリー」です。
でもこの四コマは、「けいおん!」などのように、「四コマ形式だけどストーリーとして成立」していますよね。
そのため、四コマ単体が、それぞれが前後の話に寄りかかった「ストーリーのワンカット」に見えます。
「五月蝿イ」は蹴りがツッコミにみえるものの、オチとしては尻切れトンボですし、「淡イ」は単体で読むと一コマ目が意味不明です。
もちろん、前回で「“60~70%の力”で描こう」と仰っていますし、「長い漫才やコント」を目指しているというのであれば、
私の発言は的外れなのですが……。

気になったので、書かせていただきました。

| 通りすがり | 2010/07/28 10:49 | URL |

ストーリー漫画は話を膨らませてたたみかけるセンス
4コマ漫画は削ぎ落して磨きあげるセンス
4コマは4コマで独自のセンスが必要ですが
話作りの練習としてはこれ以上にない形式だそうです
よくプロの先生も推奨していますね

ストーリー4コマといっても4コマ目に何かオチらしきものがないといけないので
つなぎが苦しいときは下ネタや暴力オチに走るのは自然なことらしいのですが
モテない4コマはむしろ下ネタありきなので自然すぎるほど自然ですね

こっそり続きを楽しみにしているのでもっと息抜きを頑張って下さい(笑)

| よんこまにあ | 2010/07/29 01:36 | URL |















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