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『Wii Sports』+セガ風味=『レッツキャッチ』紹介

『レッツキャッチ』
 Wi用/体感スポーツ
 セガ/プロペ
 2008.12.16発売
 1000円(ショッピングチャンネル専売)
 公式サイト

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 「タイミングに合わせてボタンを押す」

 僕らがアクションゲームでしていることは、実はコレだけという考え方があります。
 インベーダーに向かって弾を撃つのも、走っているマリオをギリギリのところでジャンプさせるのも、間合いに入った相手にスクリューパイルドライバーをかけるのも――「タイミングに合わせてボタンを押す」行為に、色んな要素を足しただけという考え方も出来るのです。


 『Wii Sports』の「テニス」というのは、その“色んな要素”をそぎ落としたゲームでした。
 移動はオート、ボールが来たタイミングに合わせてリモコンを振るだけ―――もちろんこの源流には『メイドインワリオ』があって、任天堂はこうして“アクションゲームの面白さとは何なのか”という根本を考え続けていたんだろうなあと思います。


 一方のセガ。
 元セガの中さんが作ったこの『レッツキャッチ』は、非常に『Wii Sports』っぽいゲームとなっています。


 

『Wii Sports』

『レッツキャッチ』

 まず、Wiiメニューから選んだ画面が似ています(笑)。

 使いやすいメニュー画面、“キャッチボール”という分かりやすい題材、使うボタンが「A+Bボタン同時押し」だけというシンプルさ、「タイミングに合わせてボタンを押す」という分かりやすいルールなどなど……『Wii Sports』からゲームを始めたというゲーム初心者の人でも遊べるように作ってあります。

 そして、それだけではなく。
 そこに“自分達独自の奥深さ”を加えて、ちゃんと自分達オリジナルの味を出しているところがセガらしいところだと思いました。結果として、『Wii Sports』っぽい、でもちゃんとセガっぽいゲームになっているのです。



↓ 以下、感想はクリックで。




○ 「パーフェクトキャッチ」を目指して
 “キャッチボール”のゲームですから、操作は超シンプルです。

・相手から投げられたボールに合わせて、A+Bボタン同時押し
・A+Bボタン同時押ししながらWiiリモコンを前に振り、ボールを相手に投げる


 以上です。これを延々繰り返すだけ。
 超超超シンプルな操作方法ですが、ここに“ゲーム性”を加えているのが“スコア”の概念なんです。


 キャッチはタイミングによって5段階に判定されます。
 【パーフェクト】【グッド】【ノーマル】【バッド】【ミス】

 左に行くほど高得点ですが、その中でも【パーフェクト】のタイミングでキャッチをすると別格の待遇が受けられます。

・高得点がもらえる
・バシッ!という心地良い音と振動
・相手がガッツポーズしてくれる
・残りの球数が1球増える
・ライフも1つ回復
・球が光って「パーフェクトコンボ」が発動。連続何回パーフェクトを続けられたかの最高記録が残る
・「パーフェクトコンボ」中の球なら、お邪魔キャラを撃退できる(→更に高得点)
※ パーフェクトキャッチ後はコントロールが上がる?(中さんのインタビューを読むとそんな気もする)



 キャッチボールを続けるためには「○球以内で△点を取れ!」という条件をクリアしていく必要があるので、「どれだけパーフェクトキャッチを出来るか」がこのゲームの鍵です。そのため、あの手この手でパーフェクトキャッチが優遇されていて、プレイヤーとしても「パーフェクトキャッチを目指すぞ!」と思えるという。非常にシンプルな構造だけど、このシンプルさは大事だと思います。

 だからと言って簡単なゲームかというと、キャッチボールなので相手の球は適度に荒れるし、相手のキャラによって球速もマチマチ。
 タイミングが合わせづらい―――でも、「キャッチボールってこういうもんだよね」と思えるのです。


 逆に、「ミス」の時のペナルティもイライラさせてくれます。

・点が低い(キャッチは0点扱い?)
・相手がすごく残念な顔をする
・ライフが一つ減る
・後逸したボールを取りに走る姿を延々と見させられる(笑)



 「ひたすらタイミングに合わせてボタンを押す」だけというストイックさにも関わらず、ついつい起動したくなる気持ち良さがこのゲームにはあるんですね。この辺は『テトリス』とかの中毒性に似ているかも。

 ストーリーモードは「キャッチボールを続けると会話も続いて、ストーリーが進行する」ので、高得点を取っていく方がサクサク進めるようになっているのだけど。会話の進行具合によって友好度が記録されるので、上手ではない人でも、何度も挑戦することで少しずつストーリーを進めることも可能。この辺の心遣いもイイですよね。



○ 他人に薦めたくなるゲーム
 冒頭にこのゲームを「Wii Sportsっぽい」と書きましたけど、『Wii Sports』の良いところをホント学んでいると思います。
 ポインターでも十字ボタンでもメニューを選べるとか、ポインターがアイコンに合った時にちゃんとWiiリモコンが振動して「カーソルが合っている」ことが分かるとか、セーブデータがMiiに紐付けされていとことか―――ぶっちゃけ任天堂のゲームでも盗めていない“『Wii Sports』のいいところ”をちゃんと盗めているのです。

 ポインターでしか操作出来ないのにカーソルを合わせた時にWiiリモコンが振動しないゲームって、「これ作った人、Wiiのゲームやったことないのか?」と思っちゃいますよね。それがあるのとないのとで「操作のしやすさ」が違うのに……ボタンを押すタイミングでポインターがズレて、装備変えるつもりがステージ始まっちゃったとか。『パンヤ2』で何度経験したことか。


 『レッツキャッチ』はその点、すごく気を使っているなぁと思います。
 ステージ終了後のスコア発表の画面が長い(割に詳細なデータはない)というところは若干不満ではあるんですが……色んな人が「オススメのゲームです!」と言ってきたのが納得なくらい、よく出来たゲームだなぁと思いますね。
 シンプルなルールだからゲーム経験の有無が関係がなく楽しめるし、操作性がイイし、「人と人との交流を描く」キャッチボールという題材も他人にオススメしたくなりますし。



 ストーリーモードのシナリオは説明し過ぎるとネタバレになっちゃうんですけど。
 キャッチボールで人々と交流することで、“娘を心配するお父さん”、“それを「心配し過ぎ」とウザったがる娘”の両方の気持ちが描かれる――みたいな方式で、群像劇好きの自分としてはホクホクのストーリーでした。こういうストーリー大好きです。この方式でもう1作品出してくれませんかね!




 と、全体的には大絶賛したいゲームではあるんですけど―――
 「他人に薦める」というポイントで考えると、モード数こんなに要らないから500円にしてくれなかったかなー。

 500円と1000円って、たかが500円の差ですけど「全く知らないゲームにポンとお金が払えるか」を分ける金額だと思うんですよ。
 特に「キャッチボールのゲームだよ」って言われても、大半の人は「何が面白いのそれ?」ってカンジでしょうし。

 1人用のストーリーモードと2人用のハイスコアの2つのモードだけで500円!だったらなあって思います。
 パーティ向けのモードが入ってはいるんですけど、このゲームはミスの代償が大きいストイックなゲームなんで接待ゲームにはあまり向いていないんじゃないかなぁ。僕、友達いないんで1人用でしか遊んでないから分かりませんけど。


 もちろん、そんな簡単に価格を下げられるってものでもないんでしょうけど……

 同じセガのWiiウェアでも、『珍道中!ポールの大冒険』の方が売れているというのは色々と思うところがあります。
 ダウンロードソフトだから許されるマニアックなゲームだからこそ、「500円に抑える」ことを頑張って欲しかったなぁって思うのです。



○ 総評
 とまぁ……色々「勿体無い」と思うところもあるんですけど、僕個人の感想としては大満足な1本でした。
 ボリューム自体は大したことがない(クリアまでのプレイ時間は4時間弱でした)し、ハイスコアを狙うのもストイックな作業を続けるだけなんで……このソフトに1000円を払って満足できるかどうかは意見が分かれるとは思います。

 あ、公式サイトに「スピードキャッチ」のWEB体験版があるんですけど、体験版は面白くないのでやらない方がイイと思います。
 ゲームの面白さが伝わらない体験版はむしろない方がイイんじゃなかろうか……


 書くのを忘れていましたが、、キャッチボール相手のキャラデザインが可愛いですね。
 特に女子小学生のアイちゃんがね!!

 こちらはMiiを使うのですが、「Mii×独自のキャラデザイン」が見事に融合していると思います。こういうところも「このゲームが好きだぁ」と思えるところです。他のゲームも学んで欲しいところ。


レッツタップレッツタップ

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| ゲーム紹介 | 17:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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