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王道ヒーロー物語『逆転裁判 蘇る逆転』紹介

『逆転裁判 蘇る逆転』
 ニンテンドーDS用/アドベンチャー
 カプコン
 2005.9.15発売
 2100円(NEW Best Price!)
 公式サイト(音が出ます)

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 「え?今更?」と思う人もいらっしゃるでしょうが……
 自分と同じように「名前は聞いたことがあるけど手を出したことがない」という人もいらっしゃると思うので、そういう人のためにも、『逆転裁判』シリーズに初めて手を出した自分が1作目のリメイク作品『逆転裁判 蘇る逆転』を紹介しようと思います。

 今なら廉価版の定価が2100円ですしね!漫画数冊分のお値段で、名作が楽しめますよ!

 逆転裁判シリーズは2001年にゲームボーイアドバンス(GBA)にて1作目が発売されたアドベンチャーゲームです。
 GBAにて『1』~『3』が発売され(これらは全てDS移植版も発売されています)、DSでは最新作『4』とスピンオフ作品『逆転検事』が発売され、来年には『逆転検事2』が発売予定な上に、3DSでは『レイトン教授vs逆転裁判』が発売予定―――と、日本を代表する人気アドベンチャーゲームのシリーズです。

 この『逆転裁判 蘇る逆転』は、その記念すべき第1作目をDSのタッチペン操作などに対応させて移植した上に、新エピソードとなる「第5話」が追加されています。同じ内容がWiiウェア版やiPhone版などでも出ているみたいですね。ということで、逆転裁判シリーズの入り口としてはコレ以上ない1本です。


 『逆転裁判』がどういうゲームかと言うと………
 知っている人にとっては「今更」なことでしょうけど、誤解している人もいるんじゃないかと思うので解説します。殺人事件の犯人を追い詰めるゲームです。主人公は「弁護士」ですし、決着を付けるのは「法廷」なんですが……基本的には『ファミコン探偵倶楽部』のような探偵推理モノだと思ってもらって間違いないです。


 ということで、推理小説や推理漫画が好きな人にオススメですね。

 逆に、本格的な裁判シミュレーターを求める人には全くオススメしません(笑)。未来が舞台なので、このゲームが発売された2001年とも、現在の2010年とも、全然違う裁判システムですからね。法律の知識がなくても楽しめるエンターテイメント作品だと思って下さい。



↓ 以下、感想はクリックで。




○ 「一本道のアドベンチャーゲーム」なのに、「やらされている」感の少なさ
 このゲームの特徴は「法廷」シーンなのでそこばかりが目立つのですが、実際には「探偵パート」と「法廷パート」を交互に行います。

・探偵パート=現場付近を歩いて情報や証拠を集めていく
・法廷パート=「探偵パート」で得た証拠を使って、真実を突きつけていく

 と……書くと、多分誤解されちゃうと思います。
 必要な情報や証拠が集まらなければ「探偵パート」は終わりませんし、基本的にはやり直しの要らない「一本道のアドベンチャーゲーム」なんです。「探偵パート」も「法廷パート」もゲームの骨格部分は非常にクラシックで、正解の選択肢を選ぶだけのゲームシステムです。ファミコン~ディスクシステム辺りの時期に流行った推理モノのアドベンチャーゲームを踏襲していると思います。ゲームオーバーはありますけどマルチエンディングではありませんし。サウンドノベルのような複雑なフラグ管理は必要ありません。


 言ってしまえば、「コマンド総当り」で突破出来てしまうゲームなんです。
 なのでアドベンチャーゲームに不慣れな人でも問題なくプレイできると思います。

 でもこのゲーム、「コマンド総当り」感があまりないんですよね。
 「正しい選択肢を探す」という受動的になりがちなゲームなのに、「証拠品を突きつける」行為としていることでプレイヤーが能動的にゲームを進めている気分にさせてくれるのです。
 そこには「理不尽な正解が少ない」という要因もあります。ファミコン~ディスクシステムくらいの時代では「正解の選択肢を延々と探す」作業が続いて、「え?これが正解なの?」「このためにこんなに時間を費やしたのかよ」と納得がいかないことも多かったのですが、『逆転裁判』はそう感じさせないように「理不尽な正解が少ない」ようにしてあるなと思いました。

 それはもちろんゲームに収録できるボリュームの違いも大きいんでしょうけどね。
 法廷パートでは5回失敗するとゲームオーバーというのも、程よい緊張感を生んでいますね。


 アドベンチャーゲームの弱点は「正解の選択肢を探す」というプレイヤーにとってはあまり楽しくない作業が続いてしまうことにあると思うのですが、さすがに21世紀のゲームなので「もう訊く必要のない質問項目にはペケ印が付く」とか「調べられない箇所には調べるボタンが出ない」とか「一度読んだメッセージはBボタンを押しっぱなしにすることで早送りできる」とかの配慮がされていて。プレイヤーがイライラしないように本当に気を使っているなぁと感心します。だからこそストーリーに没入出来るんだと思いますよ。

 どこでも中断が出来るというのもポイント高しですね。
 中断セーブは何度もやり直しが効くので、自分はゲームオーバーになる可能性がある尋問ポイントの前に中断セーブをしていました。これならゲームオーバーになっても同じところを読まなくて済みますし(笑)。


 と……ユーザーインターフェースは全てにおいて絶賛したい気分なんですが、唯一使いづらいと思ったのが「移動コマンド」ですかね。
 分かりやすく説明すると……「A-B-C-D-E」という5つの場所がある場合、「A」から「E」に一気に行きたくても1マスずつ「移動→B」とか「移動→C」と選ばなきゃならないんです。もちろんコレには「B・C・Dの間に何かが起こるかも知れない」要素がアドベンチャーゲームにはあって、快適さとのトレードオフでそっちを優先されたんだと思うのですが。他のすべてがユーザーにとって使いやすいものだったので、この部分だけは不満さが目立っちゃったなぁと。




○ ネタバレなしでは魅力を伝えにくい「ストーリーの良さ」
 この手のゲームをオススメするのに、「ネタバレをしない」で薦めるのは難しいですよね。
 ストーリーが面白いのは確かなんですが、「これこれこういう理由で面白いんだよ!」と説明するとネタバレになってしまって実際にプレイした際の面白さを半減させてしまうでしょうし。かと言って、「弁護士になって冤罪をかけられそうな人を助ける物語」と設定だけ説明してもちっとも面白くなさそうだという(笑)。

 キャラクターに魅力があるとか、台詞回しにセンスがあるとか、そういうのは結局「個人の好み」ですからね……
 僕は茜ちゃんが好きです、お姉ちゃんのことが大好きな妹キャラだから。姉妹愛は正義である!


 なので、ストーリーというよりは「テイスト」というか「作風」について語ります。
 このゲームの根本は「弱きを助け強きを挫く」物語です。ヒーローものと言ってもイイくらいです。

 このゲームの依頼人というのは「殺人事件の容疑者(被告)」で、主人公が何もしなければ即刻「有罪」判決を受けてしまうくらいに追い詰められた状態で始まります。その絶体絶命&四面楚歌状態の依頼人をただ一人救えるのが主人公=成歩堂龍一=プレイヤーなんです。時に理詰めで、時にハッタリを効かせ、時に権力に抗い、大ピンチの依頼人を助けて真犯人を暴くんです。その大逆転劇が非常に爽快で、ある意味では物凄く王道で普遍的な物語だからこそ、これだけ多くの人に支持されているんだろうなと思います。


 主人公は弁護士だけど貧乏で、ライバルポジションの検事は高級車に乗っているという。
 普通は収入は逆だと思うんですけど(笑)、それもまたこのゲームの「大逆転劇」を彩っているんだろうなと思います。




○ 総評
 逆転裁判シリーズが好きな人には熱い人が多いので「1~3は全部やって下さい!」とオススメされることが多いし、自分も『1』の内容を忘れた頃には『2』をやろうと思っているのですが……最初から3作全部に手を出すつもりだと、時間も出費も3倍計算しなくてはならないので、気が重くなっちゃうんじゃないかなぁと思います。

 「とりあえず1本だけやってみようかな」という感覚だと、それこそ全4~5巻の漫画セットを購入する価格で手を出せますから、「とりあえず1本」「肌に合わなかったら2本目以降はイイや」くらいでイイんじゃないかなと思います。ということで、とりあえず1本!この『蘇る逆転』をプレイしてみましょう!


 ちなみにWEB体験版として第1話の序盤が遊べるんですけど、自分はこの体験版は「そんなに面白くないなぁ…」と思っていました。
 結局このゲームの魅力を伝えるためには「実際に全部遊んでみる」しかないんですよね……これがホントに難しい……


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| ゲーム紹介 | 17:44 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

>逆転裁判シリーズが好きな人には熱い人が多いので「1~3は全部やって下さい!」とオススメされることが多いし

そうですよね!1~3で完結ですもんね!

| ああああ | 2010/11/14 22:02 | URL |

完結じゃないですよ

| ああああ | 2013/11/06 18:46 | URL |















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