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『みんなで投票チャンネル』の超豪華版『安藤ケンサク』紹介

『安藤ケンサク』
 Wii用/検索ことばあそび
 任天堂/開発:Shift/Powered by Google
 20010.4.29発売
 4800円
 公式サイト(音が出ます!)

安藤ケンサク安藤ケンサク

任天堂 2010-04-29
売り上げランキング : 1425

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by G-Tools

 任天堂がGoogleと組んで作ったゲーム。
 「and検索」にかけて付けられたタイトルは『安藤ケンサク』。
 パッケージは、本作のマスコット「安藤ケンサク」の目と口のアップ―――という事前情報だけで、発売前から「こ、このゲームは売れそうにないぞ…!」と話題になりました。そして案の定、売上げは散々なもので各小売店ではトンデモない値崩れを起こしました。年末の「みんなで集まってWiiしようぜ!」という任天堂のプロモーションからも、すっかり省かれて……

 かく言う僕も、Amazonで900円で売っているのを見かけてついポチッと買った口。
 ハッキリ言ってどんなゲームかも分かっていなかったのですが、世間の評判の良さと、販売価格の安さに「ちょっと手を出してみようかな」と買ってみたのです。


 なるほど、これは『みんなで投票チャンネル』だ。

 一言で説明すると「統計データを使って遊ぶゲーム」なんです。

 『みんなで投票チャンネル』は1週間かけて実際にプレイヤーにアンケートを取って、「どっちが多いか」を予想させるゲームです。リアルタイムに募集・集計・発表をするため、“臨場感”を感じることが出来る一方、そのデータは「どっちが多いか」にしか使うことが出来ません。

 『安藤ケンサク』はGoogleによって既に集計されているインターネットの情報を元にしているため、データは過去のデータ(2008年までがほとんど)(多分)で“臨場感”はありませんが、逆にそのデータを使って多種多様な14種類のゲームに使うことが出来たんです。



 「統計データを使って遊ぶ」ことの何が面白いのか?
 『みんなで投票チャンネル』を遊んだことのある人なら頷いてくれると思うのですが、「正解が分かるようで決まっていない」ところだと思います。

 「徳川幕府を開いたのは誰?」という問題ならば、正解は「徳川家康」という正解が決まっています。
 教科書にそう書いてあるから。歴史には諸説あるとかそういうこともあるかも知れませんが、クイズゲームというのは基本的に“知識”があるかどうかで決着がつくのです。

 しかし、「秀吉と家康、どっちが好きな人が多いでしょう?」という問題ならば、「え……多分、秀吉じゃないのかな…」というくらいに自信は半減しますよね。「統計データで遊ぶ」というのはこれが楽しいんですよ。

 “知識”の量を競うのではなく、“推理力”も必要なんです。



 統計の取り方は違いますが、『安藤ケンサク』は『みんなで投票チャンネル』に通じる面白さがあります。ということで、『投票チャンネル』を楽しんでいる(楽しんでいた)人にはオススメのゲームです。年末年始、家族や親戚で集まる機会に是非。任天堂がプッシュしないなら、オイラが猛プッシュしてやんよ!!


↓ 以下、感想はクリックで。



◆ ベーシックなゲーム「どっちが多い?」
 ここからは14種類のゲームを紹介していきます。
 まずは一つ目。これはまんま『投票チャンネル』です。2つの選択肢からどちらの言葉のヒット数が多いかを当てるゲーム。4人まで遊べます。

 「“とんじる”と“ぶたじる”、どっちが多い?」とか。
 「“秀吉が好き”と“家康が好き”、どっちが多い?」みたいなカンジです。後者は今僕が考えました。

 『投票チャンネル』同様、公式サイトにて「お題を募集して問題として配信」もしていますね。
 一人で遊んでも「これは何の修行だよ……」というくらいにストイックなゲームモードなんですが、みんなで遊ぶとこのシンプルさが逆に取っ付きやすいのかも知れないですね。ただ、制限時間があるのがネックになるかも。『投票チャンネル』の場合、みんなでじっくりワイワイ話し合ったりするのが楽しかったのに。



◆ クイズ色の強い「グラフで見えるトレンドクイズ」
 大人が集まって遊ぶ分にはこっちの方が盛り上がるかも。4人まで遊べます。
 Googleで「検索された回数」が時期や地域によって違うのを利用したクイズです。

 「“高速道路”が最も検索されたのは何月?」というような問題が出ます。

 分かるようで分からない、絶妙なもどかしさがイイです。
 こちらは制限時間がないのでみんなでワイワイ話し合うことも出来ます。が、こっちだと「一つの問題を順番に答える」という仕様なのが謎。2人や3人で遊んでも、コンピューターを入れて4人対戦になるのもよく分かりません。『パネル9』とかなら分かるけど、このモードでコンピューターと対戦させる理由は何なんでしょう。



◆ 一人でもみんなでも「連想!検索クロスワード」
 1人用専用のパズル系のモードです。
 収録されている問題数は全部で100問なのかな?

 スタンダードな「クロスワードパズル」なのですが、ヒントが普通のクロスワードと違い、「よく一緒に検索される言葉の一覧」「検索されることが多い地域」「検索されることが多い時期」というこのゲーム独自のヒントとなっています。一番多いのは「よく一緒に検索される言葉の一覧」かな。

 答えが「ブラジャー」だった問題で、ヒントが「サイズ」「カップ」「男性用」でした。
 ……「ブラジャー」のヒントが「男性用」みたいなカンジで、意外なヒントが入っているのが面白いところ。

 完全一人用のゲームなんですが、居間で遊んでいるとついつい家族が口を出してくるのが「クロスワード」の面白いところです。一人では解けない問題もみんなで解くと「え?そんな言葉あるの?」と驚かされることもあったりで。なかなかにオススメなゲームです。困った時にはヒント機能で一部の文字を教えてくれるのもナイスです(その分、もらえる経験値とランクが下がる)。



◆ コンボが楽しい「コトバをつなげて文章パズル」
 こちらもパズル系。問題数は100問。クロスワードと違って、こっちはみんなで遊ぶには向いていないかなー。

 分かりやすく今僕が勝手に例題を作りました。

【パネル】
 大きな
 |
 空白-ボール-空白

【手札】
 「ベース」「テニス」「バスケット」「ゴール」「パーク」

 空白の欄に選んだ手札を入れることで、“大きなベース”“大きなテニス”のように繋がった言葉のヒット数が表示され、そのヒット数の合計が目標に達すればクリアというゲームです。この例題はシンプルな構造ですが、問題が進むと「この言葉をこっちに使うとこっちではもう使えないから…」といった判断が必要になっていきます。
 上の例題で言うと、“大きな○○”と“○○ボール”、“○○ボール××”“ボール××”という4つの言葉の合計になるので、どう言葉を繋げていくのかにパズルゲームの連鎖のような思考が必要になり、言葉が繋がってどんどんヒット数が伸びていくのが非常に楽しいです。

 ただ、問題が進むと「ヒット数を高くしすぎてもダメ」みたいな問題が出てくるんですよ。
 これ……せっかくヒット数を高くするのが面白いゲームなのに、与えられた範囲内にヒット数を収めるみたいな問題はストレスが溜まるだけでイマイチだと思うんですけどねー。まぁ、「ヒット数の多い言葉」が決まってしまうから、ゲームバランスとしてそうせざるを得なかったのかも知れませんが。



◆ 知識+推理力+戦略「ケンサク!パネル9」
 自分は14種類のゲームの中でコレが一番お気に入りです。
 3×3の9マスには予め言葉が当てはめられているので、4人で順番に手持ちの言葉をハメて、パネルを奪い合うゲームです。

 予めパネルに当てはめられている言葉が「城」だった場合、自分の手持ちの「ボロボロの」「真っ青な」「大人しい」「ハキハキした」のどの言葉と組み合わせれば一番ヒット数が多いのか――――ヒット数が多いと敵のパネルを奪いやすいですし、敵から奪われにくくなります。
 そのヒット数の合計×(持っているパネルの数+起こしたビンゴの数)が総得点になり、規定のラウンドが終わった時点で総得点が最も多い人が優勝となります。勝っている人にはイジワルイベントが、負けている人には逆転イベントがどんどん起こるので、パネルはどんどん奪われるため――数が減らないビンゴの回数が勝敗の分け目になったり。


 必勝パターンがないのが面白いゲームだと言えます。
 次から次へと色んなことが起こるので、大逆転勝ち・大逆転負けも頻繁に起こりますし、その場その場でどう戦略を立てていくのかが面白いです。コンピューターと対戦していると理不尽な逆転イベントで敗戦して閉口することもあるんですが(笑)、パーティーゲームとしてはそれも秀逸ですし、大好きなゲームです。

 ですが、逆に言うと要素が多すぎて初めて遊ぶ人には説明が大変かも。
 いつも同じメンバーで遊んでいるみたいなグループがある場合は、こういうゲームの方が盛り上がるかもですね。自分としては『スマブラ』や『マリオカート』に匹敵する接待ゲームになれると思うんですが、どうでしょう?



◆ リモコンは人数分「早うち!ケンサク銃士」
 こちらは「パネル9」程の戦略性はないんですが、逆に言うとシンプルに盛り上がれるゲームです。
 最初に提示されるお題(例えば「積極的な」)と組み合わせて検索ヒット数が多いマト(例えば「先輩」「新人」「男子」など)を「早撃ち」して、一番ヒット数の多いマトを撃った人が2ポイント、2番目が1ポイントで、規定ラウンドが終わった時に一番ポイントが多い人が優勝です。

 早い者勝ちというのがこのゲームのミソ。
 『安藤ケンサク』の14種類のゲームの内、速度がポイントになるのはこのゲームと「ケンサク階段」だけで。こういうゲームはシンプルだけど盛り上がるんですよね。ラウンドが進むと、「真っ暗なラウンド」とか「マトが遠くから迫ってくるラウンド」とか、バリエーションが付くのも良いところ。一人で遊んでもそこそこ面白いですが、みんなで遊ぶと真価を発揮しそうなゲームです。


 しかし、一つ注意点が。
 『安藤ケンサク』の多人数プレイは「1人1本ずつWiiリモコンを持ってのプレイ」も「1本のWiiリモコンをみんなで交換しつつのプレイ」も出来るようになっていて、これは非常に素晴らしい仕様だと思うんですが。この「早うち」モードを順番にプレイするのは無理があるだろうよ!撃った時間が早い人がポイントになるんですが、それをやっちゃうと順番が後の人の方が絶対有利じゃんか(笑)。



◆ 馴染みやすいが奥も浅い「ばくだんサバイバル」
 これは「どっちが多い?」のように、ゲームに慣れていない人向けのゲームですかね。
 用意された5つのフレーズを4人が順番に選んでいき、最も検索ヒット数が低いフレーズを選ぶと爆発してしまい、全ラウンド終了した時点で爆発させた数が一番少ない人が優勝というものです。

 捻りも何もないゲームモードなので、一人で遊ぶと全然面白くないです。
 ただ、ゲームに慣れていない人が集まってワイワイ遊ぶには、こういう「ハズレを当てちゃいけないゲーム」が盛り上がるとも思うのです。ただ、それでも数回やれば飽きてしまう奥の浅いゲームだなぁとは思うのですが。



◆ エスパーにでもなるつもりか「ならべて!ケンサク番付」
 さぁ、コレだ。
 僕はこのゲームに収録されている14種のゲームの中で、ダントツでコレが嫌いです。「みんなで遊ぶと面白いかも」という言い訳も出来ない一人用専用のゲームですが、一人で遊んでも面白くないです。

 与えられたフレーズを検索ヒット数の多い順に並び替える――という、一見すると「あれ?面白そうじゃん?」と思ってしまうゲームなんですが。「30万ヒット」と「30万2000ヒット」みたいに誤差が物凄く少ないフレーズを6つ正確に並び替えないとならず、ぶっちゃけ2010年現在検索し直したら絶対結果違うよねという正解なので。失敗も成功も納得がいかないという。

 お助けアイテムとか、1コズレている場合は△になるとかすれば、推理力や戦略性が出て面白くなったと思うんですが……
 そういうものは一切なく、ただひたすら勘で並び替えることを要求されるという。こんなもんクリア出来るか!



◆ 素材は申し分ないのに…「ゆらゆらケンサク対決」
 これはお気に入りのゲーム。4人まで対戦出来ます。
 ロボが左右に9コずつの巣箱を持っていて、その巣箱のフレーズを選ぶとそのフレーズの検索ヒット数に応じて鳥が逃げ出して、それがポイントになります。ただ、左右の鳥の数に差が付くとロボがバランスを崩して倒れてしまい、ポイントが0になってしまうのです。大体、左右の差が3羽までなら耐えられるみたいかな。なので、その誤差3羽の間に収める範囲でたくさんの鳥を取るというゲームですね。

 ゲームの進行はこんなカンジ。

1.1番手の人が右の巣箱からフレーズを選びます。出てきた鳥は3羽。ここで取るのを終了します。
2.2番手の人は左の巣箱からフレーズを選びます。出てきた鳥は6羽。ここで取るのを終了します。
3.3番手の人は右の巣箱からフレーズを選びます。出てきた鳥は2羽、少なかったので、もう1コフレーズを選ぶことにしました。今度の出てきた鳥は6羽、鳥が逃げ過ぎてしまったのでロボが倒れてしまいました。3番の人はポイントが0になってしまいました。
4.左右のフレーズがリセットされて、4番手の人からゲーム再開です。


 検索ヒット数の加減を推理する楽しさもさることながら、“次の順番の人”を考えて、敢えて左右のバランスを保ったまま取るのを終了したりなどの戦略性もあります。「パネル9」のように時間制限もないので、パーティゲームとして非常に取っ付きやすくて奥が深いと思います。



 が、このゲーム「誰かがポイント10点になった時点で強制終了」するんです。
 なので、せっかく「長いラウンド」として20ラウンドを選んでも2ラウンド目で決着が付いてしまうのです。この目標数値を消して、「ただ単に沢山ポイントを稼いだ人が優勝」みたいなモードにも出来た方が絶対に面白いと思うのに。1ミスでポイントが0に戻っちゃうんだから、20ラウンド目とか超ハラハラして面白いと思うんですけど!



◆ ゴチャゴチャし過ぎ「ケンサクカードバトル」
 このゲーム唯一の2人対戦ゲームモードです。一人で遊ぶ場合はコンピューターと対戦。
 「and検索」機能により、お題の言葉と「and検索」した際にヒット数の多いと思われる言葉を互いに選び、そのヒット数の誤差がダメージとなって先に相手のHPを0にした方が勝ちという―――これだけ聞くと非常にシンプルなモードですね。

 ただ、レベル2以上だと最初に「職業」を選び、その職業に合わせたアイテムと、ピンチの時に使える大逆転アイテムが異なるようになります。つまり戦略によって、「運」だけでは決着がつかないようにしてあるんですね。ここまでは非常に面白い仕様だと思うのですが…・・・・
 レベル4以上だと、それぞれの言葉に「炎」「水」「植物」という属性がついてダメージを増減させることになります。これだけでも「余計な要素だなー」と思うのですが、1回1回の攻撃ごとに「炎は水に弱いので70%のダメージ!」みたいな説明文が出てくるのが非常にイライラします。レベル3までの条件で遊べばイイんですけど、要素を足しすぎて良かった部分を失う典型例だと思いました。



◆ ゲーム数の水増しじゃねえのか「アンドケンサク!パネル9」
 「パネル9」の「and検索」バージョン。
 通常の「パネル9」が「ボロボロの」「城」をくっつけて「“ボロボロの城”」というフレーズの検索ヒット数をポイントにしたのに対して、こちらは「騎士」「城」といったように別々の単語を「and検索」した際のヒット数をポイントにするモードです。後は「パネル9」と全く一緒。

 個人的には一つのフレーズにして検索する通常の「パネル9」の方が面白いと思うのだけど、基本的なルールが面白いので、こちらも面白いのに変わりはありません。



◆ 極悪難易度「協力!みんなで宇宙探検」
 パズル系の3つは除いて、自分がクリア出来なかったのは「ケンサク番付」とこの「宇宙探検」の2つです。
 分かりやすく説明すると、お題のフレーズと「and検索」する言葉を4回選んで目標のヒット数の範囲内に収めればステージクリアというのを繰り返すモードです。「範囲内に収めれば」ということで、多過ぎても少な過ぎてもダメ、その場で強制終了というのがシビアですね。

 その場に止まると「良いことが起こる赤エリア」と「悪いことが起こる青エリア」があるのですが、ステージが進むと「青エリア」ばかりのステージや「青エリア」の被害が半端ないステージなどがある上に、上手く行き過ぎているとイジワルで「青エリア」のイベントが強制的に起こるという、最高難易度のレベルはそういう極悪ステージを7回連続クリアしなければならないという、これまたこんなんどうやってクリアするんだよ的なモードです。
 一応、お助けアイテムがあるんですが、入手が難しい上に効果が弱いものも多く、「○○のアイテムよ出ろ!」という運頼みになってしまっているところもあるので……むしろ難易度の理不尽さを印象付けているという気もします。


 ただ、「ケンサク番付」と違って戦略性がある分、つまらないワケではないんですよ。
 14種類のゲームモードの中には、こういう難しいモードが一つくらいあってもイイとは思います。



◆ コレはコレで「つなぐ!ケンサクパズル」
 「コトバをつなげて文章パズル」の「and検索」版といったところ。1人用です。問題数は120問。
 フレーズを繋げてコンボでヒット数を上げていくのではなく、「and検索されるフレーズ同士を隣に置いていく」というゲームです。例えば、「タッチ」の横には「ゲームボーイ」よりも「DS」を置いた方がヒット数は多そうだよね、みたいな。

 自分としては「コトバをつなげて文章パズル」の方が好きですけど、コレはコレで悪くないと思います。



◆ とことん!「のぼる!ケンサク階段」
 ようやくShiftっぽいゲームモードが来ました(笑)。1人用。
 最初に与えられた言葉と「and検索」する言葉を選びます。その検索ヒット数に応じて階段が出来、今度はさっき選んだ言葉がお題になり、その言葉と「and検索」をして――――と延々と階段を作り続け、後ろからどんどん崩れている階段に落ちないように昇り続けるというゲームです。レベルに応じて「目標段数」というものがあるのですが、全てクリアするとエンドレスで「落ちるまで」昇り続けられるフリーモードが出来ます。「とことん!ぷよぷよ」みたいなカンジですね。

 どういう順番で言葉を選んでいくかの戦略性が大事ですし、アイテムの使用なんかもポイントになって、シンプルだけどついつい夢中になって遊んでしまう魅力があります。大ピンチの時に20段の階段が積み上がったあの感覚は、パズルゲームで思わぬ大連鎖が出来た時の爽快感に通じるものがあるかも。


 ただ、結局は「どういう言葉が出てくるか」次第なんで、コンピューターの手の上で弄ばれている感は否めない……




○ 非常によく出来ている気配り
 以上、駆け足ですが14種類のゲームモードを紹介させていただきました。
 このゲーム、多人数プレイをする時に「1人1本ずつWiiリモコンを持っている」場合と「1本しかWiiリモコンを持っていない」場合のどちらでも楽しめるようにしてあるんですよ。これは、本当に素晴らしい仕様だと思います。
 多人数プレイで遊んだ際には、異なるゲームモードで遊んでも、今までに1位になった回数がスコア表示されるという気配りがされています。これも素晴らしい。

 どうやって遊ばれるのか、ユーザー目線に立って作られているなと感心します。
 こういうのが大事。


 1人用のパズル系のモードでも「電話をかけてヒントを聞く」ことが出来るとか。
 制限時間のあるゲームモードでも+ボタンを押してポーズが出来るとか。
 2ボタンを押すと漢字がひらがなに変換されるとか。

 非常に親切に作ってあるんです。
 他のゲームが「そこまでしなくてもいいだろ」と思うところにも、ちゃんと手が出されているんです。どういう人が遊ぶから、どういう仕様にしなきゃ、とちゃんと考えてあるんです。そこはしっかりと評価してあげたいですし、このゲームの評判の良さはそういうところにも支えられていると思います。




○ 総評
 自分が凄く気に入っているのは「パネル9」「文章パズル」「ゆらゆらケンサク対決」。
 そこそこ気に入っているのは「トレンドクイズ」「クロスワード」「早うち!」「階段」ってところですかね。

 14種類のゲームモードを収録したことで、どの人にも楽しめるモードがあると思います。
 でも、逆に言うとどの人にも「何だよ、このモードつまんねえな」というモードがあるんですよ。

 売上げ的には雲泥の差ですけど……実は僕、このゲームは『スマブラX』に似ているなと感じました。
 全包囲網的に、色んな人が楽しめるように様々なゲームモードを足した結果――どの人にもちょっとずつ不満が残るようなソフトになってしまったという共通点があると思います。『スマブラX』は世界中で何百万本も売ろうとしたシリーズなので、買った人全員を満足にしようとしたのは正解だったと思いますが。この『安藤ケンサク』はゲームの性質上、日本限定で、しかも百万本の売上げを目指したゲームでもないでしょうから。


 誰に向けたゲームだったのかな?とは思いました。

 この辺は「社長が訊く」を読むと、こんなに迷走したゲームだから仕方ないんだろうなと納得もするのですが……
 例えばこのゲームが出た頃「こんなゲームはWiiウェアで出せよ」「いやいや、1万語以上のデータが入っているんだからWiiウェアでは出せないだろうよ」みたいな言い合いがあったのを見かけましたが―――“一人用のゲーム”として割り切って「クロスワード」や「文章パズル」だけなら別にWiiウェアでも出せると思うんですよ。『もじぴったん』が出ているのですし。

 てゆうか、今からでもWiiウェアかDSiウェアで出しませんかね。
 クロスワードのためだけにディスクを入れ替えるのは正直メンドイ……



 感覚的には、定価4800円のソフトですが、一人で黙々遊ぶと1500円分、ゲームに慣れていない人と遊ぶと1300円分、ゲームに慣れた人と遊ぶと2000円分の元が取れる――――みたいなカンジで。様々な用途に使える人だけが完璧な満足が出来る、みたいなゲームだと思います。



 逆に言うと、値崩れした今こそがチャンス。
 定価分の元が取れるのが難しい人でも、1000円前後で購入すれば十分に元が取れるはず。出来が悪いゲームでは決してないので、安値で売っているのを見つけたら是非!


大乱闘スマッシュブラザーズX大乱闘スマッシュブラザーズX

任天堂 2008-01-31
売り上げランキング : 155

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