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『ゼルダ』と『どうぶつの森』の中間地点、『ペンギン生活』紹介

『ペンギン生活』
 Wii用/ふれあいアドベンチャー
 任天堂/スキップ
 2010.12.21発売
 800円(ショッピングチャンネル専売)
 公式サイト

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任天堂 2006-12-02
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 『ゼルダの伝説』シリーズは、“色んなジャンルの色んな要素を総合したゲーム”だと自分は思っています。アクションゲームに分類される要素も、RPGに分類される要素も、アドベンチャーゲームに分類される要素も、パズルゲームに分類される要素も、『ゼルダの伝説』には入っているんです。だから、このソフト1本遊んだだけで色んなゲームを堪能した気分になれるのですし、自分も含めて根強いファンがいるのだと思います。ゲーム業界のデカスロンやー。

 しかし、逆に言うと……「どれか一つでも苦手な要素がある」だけで、クリア不能になってしまう危険性も持っているんです。根強いファンを持つ一方で『マリオ』や『ドラクエ』のような国民的ゲームになれないのは、この辺に原因があるのかなと思います。

(関連記事:「アクションゲームが苦手な人でも安心して楽しめます!」の裏表


 一方、『どうぶつの森』シリーズ。
 このゲームは色んな遊び方を用意して、どれを使ってもイイし、どれを使わなくてもイイという大胆な割り切り方をしています。虫を捕まえても、魚を釣っても、家具をそろえても、服を自作しても、村を区画整理しても、住人と戯れてもイイし。虫を捕まえなくても、魚を釣らなくてても、家具をそろえなくても、服を自作しなくても、村を区画整理しなくても、住人と戯れなくてもイイんです。

 『ゼルダの伝説』のように「これ以上は先に進めない」というポイントがない反面、「何をしてイイか分からない」という戸惑いもよく聞きます。自由度があり過ぎて楽しみ方が分からない――――と。



 『ゼルダの伝説』と『どうぶつの森』は同じ任天堂製のゲームなので非常に似通っている部分が多く、「ゼルダからアクションと謎解きを抜くとどうぶつの森になる」と言う声もあるのですが。楽しまれ方は両極の正反対な位置にある二作品なので、「橋渡しになるようなゲームが出ないかなぁ」と僕は常日頃思っていました。


 そこに現われたるが『ペンギン生活』!

 『ゼルダの伝説』のようにどんどんプレイエリアが広がっていく楽しみ方も出来れば、『どうぶつの森』のようにスローライフな楽しみ方も出来るゲーム。
 なのに、『ゼルダの伝説』ほど複雑でもなければ、『どうぶつの森』のように「何をしてイイか分からなくなる」こともないゲーム。


 2つのシリーズの弱点を解消した“中間地点”のゲームだと思います。
 2つのシリーズのどちらかに挫折した人こそ注目の一作ですよ!


↓ 以下、感想はクリックで。



○ 「牧場生活パート」と「ペンギン捕獲パート」
 このゲームは大きく分けて2つのパートで構成されています。
 操作は共通なんですが……普段の場所が「牧場生活パート」で、ふれあいポイントを消費して特別な場所でペンギンを捕まえてくるというのが「ペンギン捕獲パート」になります。『アクトレイザー』で言えば、前者が「クリエイションモード」で、後者が「アクションモード」と説明すれば分かりやすいでしょうか。分かりにくいですか、そうですか。


 最初は牧場にはペンギンが3匹しかおらず、牧場自体も物凄く狭いです。
 なので、「ペンギン捕獲パート」でペンギンを捕まえてきて、たくさんペンギンを捕まえてくるほど牧場内の「行ける場所」が広がっていき、「行ける場所」が広がると新しい「ペンギン捕獲パート」が出現するのです。この辺は『ゼルダの伝説』っぽいですよね。ダンジョンで手に入れたアイテムで、新たなエリアに進めるようになって、次のダンジョンが現れる――――みたいな。


 その一方で、捕まえてきたペンギンと戯れて遊ぶことも出来ます。
 スキンシップを取ったり、ミニゲームをしたり、被り物をあげたり。ペンギンには1匹1匹に身長・体重・性別・名前が設定されていて(名前は変更可能)、被り物をかぶせることで識別できるようになります。こちらは『どうぶつの森』っぽいですよね。何か明確にやらなくちゃならないことがあるワケではなく、自分なりのふれあい方法で楽しめばイイ―――みたいな。

 こうしてペンギンとふれあうと「ふれあいポイント」がもらえ、これを消費することで「ペンギン捕獲パート」に出向くことが可能です。
 このバランスがうまく出来ているんですよ。


 ペンギンとふれあう→ふれあいポイントをもらう→ふれあいポイントを使ってペンギン捕獲へ→捕獲してきたペンギンとふれあう→ペンギンの数が増えたので新たなエリアにいける様に→ふれあいポイントを使ってペンギン捕獲へ→捕獲してきたペンギンとふれあう→(以下ループ)



 アクションが得意な人は、1回でたくさんのペンギンを捕まえてこれるでしょうから「ふれあいポイント」は少なくて済みます。
 逆にアクションが苦手な人でも、ペンギンとふれあって「ふれあいポイント」をたくさん溜めていれば、何回もチャレンジしてペンギンを目標数捕獲することが出来ます――――「両方やらなくてはならない」のは確かなのですが、「片方がもう片方を補ってくれる」ためにハードルが低く済んでいるのです。




○ ハードルが低いのはイイのだけど……
 『ゼルダの伝説』と『どうぶつの森』、両方の弱点を克服したゲームだと、ここまで絶賛してきましたが。
 両方のゲームの“良いところ”も失っているのも確かです。


 『ゼルダの伝説』ほどの複雑さがないので、達成感は少なく。
 『どうぶつの森』ほどの無限のやりこみ要素があるワケではないので、プレイ時間はそれほど長くなりません。


 100匹捕まえてきたら、やることなくなっちゃうんですよね……
 自分のクリア時間は7時間弱くらいで、母のクリア時間は11時間くらいでした。


 「その後はペンギンとふれあって遊んでね!」と言われても、捕獲パートに行く必要がないと「ふれあいポイント」の使い道が福引だけになってしまいますし、ミニゲームも「ハイスコア」しか目指すものがなくなってしまいますからね。
 自分としては、ミニゲームにそれぞれ「○点以上出せばレアアイテム!」みたいな目標数値を設定しておけばよかったのにと思うのですが……それだとミニゲームが苦手な人はアイテムをコンプリート出来ないという配慮だったんですかね。この辺、「誰でも楽しめるように」とハードルを低くした結果、夢中になれる要素が減ってしまった感はあります。


 100匹捕まえるところまでは面白かったんだけどなぁ。



○ 総評
 終わってみれば、「値段相応」というところかなと思います。
 序盤は「こんなに作りこんだゲームを800円で売ってイイの!?」と思ったんですが、クリアまでの時間が7時間ならば納得かな。個人的にはダウンロード販売ソフトはこれくらいでイイと思っています。800円で7時間。ダラダラと長くクリアまでを引き伸ばされるよりは、密度の濃い時間を低価格で提案してくれた方が嬉しいです。メーカーさんとしても中古に売られることがないのですし、何十時間も拘束する必要はないんですよ。


 そうそう。
 このソフトは「開発がスキップらしい」という噂がTwitter上で流れていまして、ただコピーライトのところにスキップの表示はなく、EDでも「スペシャルサンクス」の欄にスキップの名前がありました。直接開発をしたワケではなくて、協力をしたとか、アイディアの元になったということなんですかね。ペ・ヨンギンがハナモゲラ語を喋っているライツとかか?(笑)

 自分はやったことがないのですが、スキップ開発の『ちびロボ』シリーズに近いゲームなのかも知れないですね。機会があったらプレイして比較しようと思います。


 後はやっぱり「ペンギンを可愛いと思うか」で、気に入るかどうかは変わりますよね当然。ちびペンギンがかあいいんだ、これが。
 多数のペンギンの群れは圧巻ですが、引き連れての移動が面倒で僕は少々イラッとしました(笑)。


Wiiであそぶ ちびロボ!Wiiであそぶ ちびロボ!

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