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アクションもパズルも好きな人は是非!『アクションパズル ラビ×ラビ』紹介

『アクションパズル ラビ×ラビ』
 DSi用/迷宮脱出アクションパズル
 シルバースタージャパン
 2010.9.1発売
 200円(DSiショップ専売)
 セーブデータ数:1
 公式サイト


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 このゲームをクリアした後、僕はメーカー公式サイトのアンケートにこう書きました。

 「自分の人生で遊んだゲームの中で、間違いなくTOP10に入る大傑作でした。ありがとうございます。」

 「面クリア型アクションパズル」というジャンルのゲームは、かつて80年代中盤くらいまでは大メジャーなジャンルのゲームだったそうです。『ロードランナー』『ソロモンの鍵』『バベルの塔』などなど……ただ、このジャンルは「ステージを大量生産できない」という欠陥を抱えていたため、後に落ちモノパズル『テトリス』の登場と大量の後追い作品に市場が埋め尽くされていったことにより一気にマイナージャンルへとなってしまいます。「一度クリアすると中古屋へ」という問題もあったのかもですね。


 この辺は、僕が大大好きなブログ『不倒城』さんが以前に書かれていますので是非一読あれ。

 レトロゲーム万里を往く その47 テトリス『不倒城』さん)


 自分は『テトリス』以後のパズルゲームしか知らない世代なので、「面クリア型アクションパズル」というジャンルに耐性が出来ていなくて遊ぶ前はちょっと不安でした………が、遊んでみて、そんな不安は一瞬で吹き飛びました。



 「これ、俺の大好きな『ゼルダ』のダンジョン謎解きじゃないか」

 もちろん順番的には逆なんでしょうけどね(笑)。
 80年代中盤当時に人気だった「アクションパズル」の要素をRPGの世界に落とし込んで大人気シリーズになったのが『ゼルダの伝説』で、この『ラビ×ラビ』は「アクションパズル」の系譜を継ぐものなので直接的な繋がりはないと思うんですけど。


 遊ぶ側からすれば、「『ゼルダ』のダンジョン解きが好きな人は楽しいと思うよ!」と薦めやすいということなんです。
 『ゼルダ』と違って横視点のゲームで、『マリオ』的なジャンプアクション操作も要求されるのでアクションゲームが苦手という人には厳しいところがあるんですが……ものすごくキャッチーな表現をすれば「マリオのアクション要素」+「ゼルダの謎解き要素」が融合したゲームとも言えて。

 「アクション要素」も「パズル要素」も好きだって人には物凄い傑作なんで、是非オススメですよ!



↓ 以下、感想はクリックで。



○ 「アクションが苦手…」「パズルが苦手…」のどちらの人にも厳しい仕様
 自分はこの手のジャンルをよく知らなかったため、遊ぶ前は「頭を使うゲームで、アクション操作は大したことないのかな?」と思っていたのですが。実際には、アクションゲームとしてもかなりシビアな操作を求められるゲームでした。

 大ジャンプ中に操作キャラを入れ替えて方向を変える、とかが基本的な操作ですし。
 ステージによっては「ここからここまでキッチリ踏み切ってジャンプしなければならない」とかの緻密なボタン操作が必要だったりします。


 まぁ、そうは言ってもガチなアクションゲームのような厳しさがあるワケではないので、2D『マリオ』を終盤まで行ける人なら問題ないかな……DS版『Newマリオ』を2-1で挫折したウチの母は『ラビ×ラビ』の最初の面を見て「ムリ!」と叫びました。あの面は流石にクリア出来ると思うけど(笑)。

 基本的に、アクション部分もパズル部分も「何度もリトライして突破する」ゲームですから(そのために1ステージは短い)。
 その辺がイヤな人にとっては、メンタル的に厳しいかも知れませんね。



 パズル部分についても、救済策がないため「詰まったらどうしようもない」というのが難点ですね。
 『ゼルダ』のようなヒント機能はありませんし(アリスとリリの会話はヒントにならない・笑)、ステージ配置が一本道なため「一つ解けないステージがあるともう進めない」のが辛いですね。個人的には『スーパーマリオ3』のようにルートを自分で選べるようにしたら良かったのにとは思いました。


 ということで……基本的に「ゲームが苦手な人」に向けては作っていないゲームです。
 「アクションが苦手…」という人は序盤で挫折してしまうでしょうし、「パズル苦手…」という人は途中で挫折してしまう可能性が高いです。
 そういう意味では万人向けとは言えないのですが……だからこそ、「アクションもパズルも好きだぜ!」って人にとってはとてつもない大傑作になるのです。




○ アクションゲームとしてもパズルゲームとしても楽しめる多彩なステージ構成
 このゲームの操作は、基本的に「十字キーで横移動」と「Aボタンでジャンプ」だけです。
 それを(性能の違う2キャラを)Xボタンで切り替えながら進むのです(あ……たまにリリを自爆させるか)。

・アリス(少女)はジャンプ力が1マス分しかないけど、頭に帽子やリリを載せて移動することが出来る
・リリ(ウサギ)はジャンプ力が3マス分あって、アリスの踏み台になって大ジャンプをさせることが出来る


 要求される操作は「移動」と「ジャンプ」だけなんですが、2キャラの性能差によって様々な組み合わせが可能で、これを利用して迷宮を脱出していくんです。
 パズルゲームというのは「プレイヤー側が出来ること」の多さがポイントで、『ゼルダ』なんかは「序盤は少ないアイテムでシンプルなダンジョンを突破」→「終盤は多数のアイテムを駆使して複雑なダンジョンを突破」していくゲームですよね。『ラビ×ラビ』は最初から最後まで出来る操作が一緒なのに、こんなにバラエティ豊かなステージ構成だというのが凄まじいです。

 敵の背後をそろりそろり追いかけていくステージ、素早い敵をヒラリとかわすステージ、緻密に一手・一手を逆算しなければ解けないステージ、正攻法だとトンでもない難しさだけど逆転の発想で難なく突破出来てしまうステージなどなど……しかも、どうやら1つのステージに1つの解き方というワケじゃないみたいなんですよね。



 全50ステージ。
 この手のゲームだと「またこのパターンか…」ということになりがちだと思うんですけど、『ラビ×ラビ』はほとんどソレがなくて50ステージ全部が「こんなステージがっ!」というものばかり。だから「次はどんなステージだろう」とワクワク出来るし、すっげー難しい面にぶつかっても頑張って解こうというモチベーションに繋がるんです。


 謎解きの難易度も、自分には絶妙でした。
 難しい面はすぐには解けないんですが、ウーンウーンと唸って、DSiの電源を切って、1日全く他のことをしていて、夜寝ようとして布団に入る直前に「そうか!逆転の発想だ!!」と解き方が分かるくらいの難易度。もちろん全部がそんな面というワケではなく、スンナリ解ける面もありますし、解き方は分かってもアクション操作で何度もリトライする面もありました。

 先ほど「ヒント機能がない」「ルートが1本道なので1つのステージで詰まるとどうしようもない」と悪い点として書きましたが、個人的にはだからこそ1つのステージに集中して自力でクリアした達成感が得られたので。まー、万人受けはしないんでしょうけど、自分は嫌いじゃない仕様でした。続編は「ヒント機能」がついたそうなんで、やっぱり救済措置がないのは不評だったんでしょうね(笑)。



 アクション操作の操作性も素晴らしいです。
 最初こそ「移動が遅いなー」とか「アリスのジャンプ力、低っ!!」と戸惑ったのですけど、慣れてくるとそれが絶妙で、リリを踏み台にした大ジャンプの浮遊感なんかは他のゲームにはない気持ち良さがあります。



 全50ステージにはそれぞれ「クリア時間」が記録されて、その記録によって「プラチナ・ゴールド・シルバー・ブロンズ」のメダルがもらえます。
 前述したように「解き方は一つじゃない」ので、恐らく全ステージプラチナを狙う人は最適な解法と正確な操作を追及していくことになるんでしょうね。自分はやりこみ要素に興味がないんで、クリアしたらそれで満足してしまいましたけど。クリアした後にもやりこみ要素が残っているというのは、200円のゲームでよくぞここまでって思いました。




○ 総評
 というワケで、「みんながみんな楽しめる作品とは言えませんが」「自分にとっては超大傑作でした」。
 もちろん価格が200円というのも大きくて、これがもし4800円で買った品だったら同じ評価にはならないと思いますけど……1000円のゲームだったとしても「こんなすごいゲームがあるのか!」と驚いたと思います。それくらい物凄く作りこんであるし、プレイヤーを楽しませる(クリア出来ない状態だとイライラさせる・笑)ことに一生懸命なゲームでした。


 この異常なまでの完成度の秘密はなんなんだろうなと不思議だったんですが……
 クリア後に検索してみたところ、このゲーム元々は『ラビット★ラビリンス』というiPhone/iPod touch用のアプリだったそうなんですね。
 自分はiPhoneもiPod touchも持っていないので未プレイなんですが、そちらは操作性や難易度面に問題があってあまり評判が良くなかったらしいんですね。そうした不満点を見事に解消し、ステージ数を増やし、ステージも改良して、値段も下げて、DSiウェア版として販売した――と。


 突然変異で現れた1作の名作というよりは、前作を見事にブラッシュアップした続編だったということか。
 にしても、これを200円で出したのは凄いですよね。他のメーカーは「ステージ数増やしたから500円でイイっしょ?」と平気で値上げしてくるのに、アプリ版から値段下げてでも投入してきたのは株をあげましたわシルバースタージャパン。


 現在、更に続編となる『ラビ×ラビ えぴそーど2』もDSiウェアで販売されていますね。
 自分は大好きだったゲームの続編は「前作と比較して楽しめない」傾向があるのですぐにはプレイしませんが、時間をおいて是非プレイしようと思います。多分、DSで遊ぶ最後のゲームくらいの位置になるかと思います。


 いやーでも、ホントすごいゲームでした。
 売上げも決して低くなかったみたいですけど、もっともっとこのゲームを知らない人に知ってもらいたい、それくらいのゲームです。

| ゲーム紹介 | 16:21 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

マックスウェル と ラビ×ラビ に共通する要素

『ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート』にもラビ×ラビと共通する要素があります。思いついたものを書いてみたので参考までに。

@良いポイント
・面クリア型アクションパズル
ラビ×ラビより少ないと思うけど、ある程度はアクション操作が求められます。

・最初から最後まで出来る操作が一緒なのにバラエティ豊かなステージ構成
これはまさに共通する要素です。
マックスウェルは最初からすべてのアイテムが使えます。その代わりどんなアイテムがあるのかは手探りしていくしかありません。アイテムがあった場合でも自分が思っていたものと違うこともよくあります。

・1つのステージに集中して自力でクリアした達成感が得られる
ある程度解法は用意されていますが、無数のアイテムが使えるので解き方もかなり幅があり、何度かトライしてクリアできると嬉しいです。

・ヒント機能がない
ゲーム上で参照できるヒントはほとんどありません。幸い日本語版の公式サイトでステージごとのヒントが見られるので、それを見ればなんとかなるかと。というか難易度が高くなるとヒント見ても苦労するくらいです(これはクリア条件が曖昧なのが原因の一つなんですが)。

| Sono | 2011/03/14 19:01 | URL |















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