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Wii Uが挑む相手は「据置型ゲーム機不要論」である

 「任天堂にはガッカリだよ!!」

 ………うん。一応、以前の記事の公約ですんで(笑)。
 ただ……コンセプト映像を見ると、どっちがメインのコントローラかは微妙ではあるんですよね。



○ Wii後継機の正式名称は「Wii U」に決定しました。

 公式の概要はこちら
 SDカードやハードディスクなんかも気になるところなんですが……

 やはり注目は新コントローラです。
 従来のクラシックコントローラのアナログスティックをスライドパッドに変えたものに、加速度センサー、ジャイロセンサー、振動機能、カメラ、マイク、スピーカー、センサー部(Wiiのセンサーバーのようなもの?)、ヘッドフォン端子を付けて、更に中央に6.2インチの液晶タッチパネルを搭載。

 言ってしまえば、両手持ちコントローラの集大成のようなコントローラです。



 しかし、本体概要にはその他のコントローラとして「Wiiリモコン(もしくはWiiリモコンプラス)は最大4本まで同時に接続できる。ヌンチャクやクラシックコントローラ、クラシックコントローラPRO、バランスWiiボードなど、あらゆるWiiコントローラや入力装置に対応する。」との記述があります。


 つまり、新しいコントローラを目玉にはしているけど、従来のWiiのコントローラも全部使えますよ―――というのがWii Uのコンセプトなんです。全く新しいものを出すというよりかは、Wiiに新しいものを追加するというカンジ。


 コンセプト映像を見てもらえば分かるんですが……
 Wiiリモコンで遊んでいる『マリオ』を新コントローラに持ち変えたり、新コントローラに向かってWiiリモコンを振ったり、新コントローラとWiiリモコンを併用している様子が描かれているのです。


 なので、以前に自分が書いた「クラコン路線」か「Wiiリモコン路線」かの記事の答えで言うと、「両方」が正解だったようで。ガッカリするべきか安心するべきか微妙なところ(笑)。




 とりあえず書いておきます。
 僕はこの「Wii U」路線を全面的に支持しますし、多分発売日の購入を目指します。
 その理由が今日の主題です。前の記事でボロクソに言っていた自分が180度立場を変えたのは、液晶が6.2インチという大画面だったからです。サブモニターではなく、メインモニターになりうるコントローラ。

 このゲーム機は「据置型ゲーム機が残された最後の道」に挑むゲーム機なんです。これはもうこのブログでも幾度も話題にしてきた話です。よくぞここに切り込んだと思っています。






○ 「据置型ゲーム機不要論」
 うちが2009年に書いた記事。

 DSを遊ぶのに相応しいのは外?それとも自宅?
 据置ゲーム機のメリットって何なんだろう?


 DSやPSPといった携帯型ゲーム機が主流になった日本のゲーム市場ですが、携帯型ゲーム機だからと言って必ずしも外で遊ぶワケではなく、自宅でのみ携帯型ゲーム機を遊ぶ人が増えているという内容の話でした。
 携帯型ゲーム機ならば家の何処ででも遊べます。家族に隠れて自室で、寝る前にベッドで横になりながら、居間でもスポーツ中継をテレビで観ながら、台所では料理の合間に………それに比べて、テレビの前に固定される据置型ゲーム機の不便なこと不便なこと!


 「Wiiではパーティゲームしか売れない」と揶揄されたこともありましたが、それは正確ではないんです。「日本の据置型ゲーム機ではパーティゲームしか売れない」のが正確な表現なんです。据置型ゲーム機用のソフトで一人用のゲームは60~70万本くらいに天井が出来てしまっているんです。『ゼルダ』も『メタルギアソリッド』も『バイオハザード』も『龍が如く』も。

 『FF13』『マリオギャラクシー』『モンハン3(Wii版の方ね)』は100万本を超えましたけど、値崩れを起こしたりで「何とか超えた」感の強い100万本越えで………据置型ゲーム機の元気のなさを感じさせました。



 Wiiが問題とか、任天堂だけは資金力があるからどうのこうのという話ではなくて。
 日本において据置型ゲーム機市場は死にかけている(パーティゲームだけはかろうじて生き残っている)という話なんです。ゲハっている場合じゃないですよ。もう、一人で遊ぶゲームが絶滅しちゃうよ!というところまで来ていたんです。

 なので、今回も戦う相手・挑む壁はPS3やXbox360ではなくて、「据置型ゲーム機なんて要らなくね?」という空気なんでしょう。



○ 布石だった「ながらジョギング」
 しかし、この発想はポンと出てきたものではありませんでした。
 現行Wiiからちゃんと正統進化した結果とも言えるんですよね。


 自分が「最もWiiリモコンを活かした画期的なソフト」だと思っているのは、2007年に発売された『Wii Fit』の「ながらジョギング」です。世界中で売れまくったソフトなので説明は不要かも知れませんが、一応「ながらジョギング」を知らない人のために説明を――――

 このゲームは、Wiiリモコンをポケットに入れるか手に持ちながら走ることで歩数計のように「走っている速度」を判定し、画面上のキャラクターがそれに合わせて(見えないレール上を)走るというものです。
 走る道はオートなので、その間テレビの画面は「チャンネルを切り替えて他の番組を観ていてください」と言われ、「あと5分です」や「時間が終了しました」という指示のみがWiiリモコンのスピーカーから流れます。


 テレビに繋ぐ据置型ゲーム機のソフトでありながら、テレビを使わなくてもトレーニングが出来るということで、自分は未だに週2回「ながらジョギング」を続けています。どうせテレビを観ている間はヒマだからジョギングでもしようっと、と。



 Wii Uはこの延長線上のソフトなんですよね。
 Wiiリモコンにはスピーカーと振動しか出力するものがなかったため用途は限定的で、「ながらジョギング」のような使い方をしているソフトはあまり見かけませんでした。なので、思い切ってWiiリモコンに液晶モニターを付けてしまえば、全てのゲームで「ながら○○」をすることが出来ます。


 『ドラクエ』だったら「ながらレベル上げ」
 『どうぶつの森』だったら「ながら果物拾い」
 『ゼルダ』だったら「ながらミニゲーム」


 もちろんソフトによって色んな使い方があると思います。
 でも、まず僕が真っ先に嬉しかったのは、「据置型ゲーム機だと遊ぶのが苦しくなってきたソフト達」に救済の道を見せたことです。時間のかかる箇所はテレビのチャンネルを変えて液晶コントローラで「ながらプレイ」、大画面で遊びたい箇所はテレビの大画面でプレイ。



 本当にコンセプト映像のようにスムーズに切り替えられるのか次第ですが、自分は大歓迎の路線です。いっそのこと明日発売してくれ。そしてWiiのソフトも液晶コンで遊べるようにしてくれれば、『ラストストーリー』や『ゼノブレイド』だって今すぐ……



○ 初心者に届くか
 恐らく、Wiiチャンネルのような基本ソフトは「Wiiリモコンのポインターでも」「液晶コントローラのタッチパネルでも」操作できるようにしてくると思うんですけど……実際に触ってみるまで、「Wiiリモコンなら自分でも操作できそう!」とWiiを買ったような人達には「難しくなった」と思われそうですね。

 特に、ウチの父親は「Wiiリモコン」は毎日のように触っていますが、DSの「タッチパネル」ですら「難しそうだからムリ」と拒絶しましたからね………勧める時は慎重に事を運ばなくては。


 自分はコンセプト映像の「ゴルフ」のデモのように、液晶コントローラに「バンカーに入ったゴルフボール」だけが映っている、みたいな――――「これ考えたヤツはバカだろ(笑)」的な贅沢な使い方が大好きなんですけど。
 2つ画面があるせいで難しく思ってしまうプレイヤーも、難しいゲームを作ってしまうメーカーもいるでしょうし。これは実際にソフトがお披露目されないと何とも言えないですね。僕は日本のゲーム会社を信じているので、こういうゲーム機が出たら、それを活かしたソフトも出せるとは思っていますけど。


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 ということで、僕個人としては「凄く楽しみ」、売れるかどうかは「まだよく分かんない」というところです。
 自分は携帯ゲーム機を外に持ち歩くのが怖い人なんで(しょっちゅうモノを置きっぱなしにしてしまう)、3DSの「すれ違い通信」やPSVの「3G」にはあまり魅力を感じず。Wii Uの「家のどこででも遊べる据置型ゲーム機」に魅力を感じます。



 しかし、ただ一つ不満点を。

 GCコンは使えないっぽいですね。

 Wiiのあらゆるコントローラをサポートするとは書いていましたが、GCコンの記述はなし。
 仕様を見てもGC互換は削除された模様です。まぁ、納得ではあるんですけど。


 液晶コンは修理費が高そうなのでガチャプレイはしづらいし、クラコンは振動がないから好きじゃないし、『スマブラ』の新作が発表されましたけど自分は多分買わないんじゃないかなぁ。元々続編モノを続けて買わない主義ですし。

 逆に考えれば、液晶コンは振動機能がついたクラコンとも言えるので……『スマブラ』以外のゲームは液晶コンの方がしっくり来るような気もしますけどね。
 バーチャルコンソールも、液晶コンで、液晶に移して家のどこででも遊べたら最高なんですけどねぇ。

| ひび雑記 | 17:51 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ドリームキャストの例があったので、いずれコントローラに大きなモニタが付くだろうというのは想定していましたが、
デモで、野球やゴルフのプレイ映像を見たときに衝撃を受けました。こう使うのか!?と。

でも、あの後私もすでに色々とアイデアを箇条書きしてみていますが、
これまでのゲーム機より明らかにアイデアが出やすくなりました。
それだけ汎用性の効くコントローラになったんだろうな~と、改めて感じます。

>>ウチの父親は「Wiiリモコン」は毎日のように触っていますが、DSの「タッチパネル」ですら「難しそうだからムリ」と拒絶しました
なるほど。ウチは逆の例ならありますね。
姉が、DSのタッチパネルにはすんなり慣れたけど、Wiiリモコンのポインタ操作などには慣れにくかったみたいです。(テニスの振る動作にはすぐ慣れましたけどね)
どちらのほうが適切なのかは、やはり人それぞれなのかもしれません。

| partygame | 2011/06/10 14:44 | URL | ≫ EDIT















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