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低価格路線のお手本となるべきソフト。『スカイジャンパー ソル』紹介

『スカイジャンパー ソル』
 DSi用/アクション
 任天堂
 2010.11.10発売
 200円(DSiショップ専売)
 セーブデータ数:1
 公式サイト


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 またまたDSiウェアのゲームを紹介します。
 DSiウェアのゲームは低価格がゆえに「見た目は地味だけど操作してみると凄く面白い」という方向を目指すしかなくて、プロモーションが大変なんだろうなといつも思います。大傑作『ラビ×ラビ』ですら、実際にプレイするまで「ホントに面白いの?」と思っていましたもの。

 この『スカイジャンパー ソル』もそうでした。
 公式サイトのスクリーンショットはもちろん、『ニンテンドーチャンネル』で紹介映像を見た時も「全然面白くなさそう。なんでこんなゲーム出すんだ?」と思ってしまいました。これまでに遊んだことのないタイプのゲームですから、特にそう思ったのかも知れません。


 プレイし始めて、即土下座でした。
 「なんでこんなゲーム出すんだ?」と放置してから半年以上が経過していたのですが、某ブログにて「DSiウェアでオススメのソフト1本を訊かれたらこれを挙げる」と書かれていたので興味を持ってプレイしました。一瞬で、この操作性の虜になりました。アクションゲームは操作性が命だから、遊んでみるまでこれが分からないのが勿体なさ過ぎる。


 画面の見た目から「タッチペンで遊ぶゲームかな」と思うかも知れませんが、タッチペンは使用せずボタン操作オンリーのアクションゲームです。この精密な動きはボタン操作じゃなきゃどうしようもないです。
 この操作の気持ち良さを説明するなら……言葉に迷うのですが、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』に出てくるフックショットに似ています。グラップルポイントと呼ばれる足場を、ジャンプとフックショット(のような)もので次々と登っていくゲーム――――――


 操作はほとんどコレだけ。
 ジャンプ、フックショット、たまにボム。

 たったコレだけの操作ゆえに間口は広く、それなのに道はひたすら長いというスルメゲー。
 見た目は地味、ステージ数も多くない、でも延々と遊び続けられるという凄いゲームです。

 『ラビ×ラビ』の時はこれが200円で大丈夫なの?と心配になったけど、こちらは「200円のソフトで出来ること」をこれでもかって詰め込んだゲームでした。流石任天堂、アクションゲームを作らせると抜かりないわ。


↓ 以下、感想はクリックで。



○ 流石の「いつの間にか上手くなっている」感
 ジャンプして上の足場にフックショットを伸ばして延々と登っていくだけ――――
 最初はまさにそれだけのゲームなのですが、こちらが操作に慣れてくるタイミングでステージの仕掛けがどんどん増えて、次第に歯ごたえが出てくる絶妙な難易度曲線なのです。

 止まっているだけの足場、動いている足場、掴まると上空に発射される足場、全てに掴まると新たな足場が出現する足場、指定された順番に掴まらないとならない足場………
 止まっている敵、動いている敵、一定周期で即死ポイントとなる電気ロープを張る敵、どんどんこっちを追いかけてくる敵、ワープしながらこっちに向かって弾を発射してくる敵、無数の隕石のように上から降ってくる大量の敵………


 最初は「ちょっとヌルイかな……」と思わせておいて、ステージ6くらいから「え?ムズくね!?」と焦らせて、ステージ9・10くらいは「地獄だ……」と絶望させる難易度。やっとの思いで10ステージ目までの全ステージをクリアすると、今度は「チェックリスト」というXbox360でいう実績のようなものが立ちはだかります。


 何せ、この「チェックリスト」の最初の項目が「ステージ1~10をクリアすること」なんですもの。
 このゲームはクリアしてからが本番なのか!と気付かせられるのです。




 1周目は何とかクリアするのが精一杯だったステージを、今度は高得点を目指してノーミスでクリアしなければならない。
 でも、それが出来るように自然と上手くなっているんですよね。テクニックがちゃんと自分の手に染み込んでいるんです。


 『ラビ×ラビ』が与えられたパズルを解いていく『ゼルダ』的なゲームだとしたら、『スカイジャンパー ソル』は限られたステージを繰り返し遊ぶことで自分が上手くなっていることを実感できる『マリオ』的なゲームだと言えるかも知れませんね。自分にとってDSiウェアの二大ゲームですし、どちらにもそれぞれ良さがあるのでどちらかを選ぶのは難しいですね。



○ 200円のゲームでも長く深く楽しめる
 「チェックリスト」の内容は、高得点を目指すもの、ステージに隠されたメダルを探すもの、ボムで大量の敵をやっつけるもの、ライフ残り1の状態をキープしたまま1500m登れ!といったものまで幅広いです。全10ステージ+エンドレスモードという少ないステージ数のゲームでも、「チェックリスト」のような遊び方の提案をしてくれることで長く深く楽しめるんです。


 低価格で提供されるゲームだから、パッケージソフトのような大ボリュームのステージ数を用意するのは難しいです。
 『ラビ×ラビ』の200円で全50ステージとか、「絶対元が取れてねえだろ!」と心配になるくらいですもの。


 『スカイジャンパー ソル』の場合は任天堂のソフトなので、ロイヤリティが発生せず、ソフト1本ごとに利益を上げる必要もマストではないので。ぶっちゃけ200円というのは任天堂価格だとは思うのですが……低価格路線のゲームソフトが目指すべきお手本のようなものになっているのかなと思いました。


 ステージ数を無尽蔵に増やすのではなく、キッチリと作りこんだステージを用意して、その中で色んな遊び方をさせよう――と。
 DSiウェアにもさ……ものすごくステージ数を増やしてそれをうたい文句にしているのだけど、似たようなステージがひたすら続くのとかありますもんね。そんなの遊び手にとって苦痛なだけだよ……
 『スカイジャンパー ソル』と同じように少ないステージ数できっちり遊ばせてくれた『甘口!大籠城』なんかも、ハイスコアだけじゃなくて「チェックリスト」的なものを用意してくれていたら化けていたかも知れないって思います。値段ちょっと上がっても構わないから。


 DSiウェアのソフトは3DSダウンロードソフトが始まったことでこれから先はあまり出ないのかも知れませんが、どの機種であっても、低価格で勝負しようとするゲーム(特にダウンロード販売のゲーム)の場合は参考にして欲しいソフトだなと思いました。

 ちなみに僕はステージ10でどうしてもSランクが取れなくて力尽きました。
 「チェックリスト」を半分くらい埋めたから……もう……ギブしてもいいよね……




○ 総評
 非常に面白かったです。
 Twitterでの自分のPOSTを検索してみたら、きっちり1週間熱中していたみたいです。200円でこれなら満足です。


 不満点は何もないなぁ……と思っていたんですが、そうだ。1コだけありました。
 このゲームはDSのニ画面を「縦に長い一画面」のようにしてプレイするのですが、DSの上画面と下画面の間にあるスペース――――実機では確かにあるそのスペースをこのゲームではないこととしているため、上画面と下画面の間で敵がワープしたように見えることが何度かありました。そのせいでミスになったことはないんですけど、遊んでいてキモチ悪くなったのも確かです。


 不満点はそれくらいです。
 完成度の高い1作。アクションゲームが好きじゃないのなら仕方がないですけど、任天堂製2Dアクションゲームが好きな人は是非チャレンジしてみてくださいな。


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