やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

『ドラゴンクエスト1』のレベル1→レベル2→レベル3の「強くなった」感は半端ない

 皆で同じゲームを同時期にプレイしてTwitterに書き込む「れとげのまち」という企画があって、現在のお題が初代『ドラゴンクエスト』ということで、僕も初参戦しています。Wii版でファミコン版に挑戦中です。スーファミ版は昔クリアしたけど、ファミコン版は当時も途中までしかやっていなかったはず。


 現在、ようやくリムルダールに着いたところ……
 途中ドラゴンに遭遇して一撃でHPの半分を削られて逃げてきました。10月10日までにクリア出来るのかしら。



 さて。
 ファミコン版の『ドラゴンクエスト1』(当然、当時は『1』という記述はなかったけど分かりやすくするために敢えて付けています)をプレイするのは本当に久しぶりなんですが……大人になってからプレイすると、「よく考えてあるわー」と驚くところがたくさんあります。


 最初、王様の部屋から出るところがチュートリアルになっている……というのは、よく言われる話ですが。そこでもらえる軍資金が120G。そのまま町に行って装備を整えようとするとラインナップはこんなカンジ。

・たけざお 10G
・こんぼう 60G
・どうのつるぎ 180G
・ぬののふく 20G
・かわのふく 70G
・かわのたて 90G

 「こんぼう60G」と「かわのふく70G」を買うには10G足りないんですよね。
 ここで「10Gくらいサクッと稼いでくるぜ!」と思うのか、「弱くても武器・防具を揃えよう」と妥協するのか、はたまた「オレはここで180Gまで稼いでどうのつるぎ買うぜ!」とコツコツ稼ぐのか―――プレイヤーに最初の決断をさせるんですね。


 ここで、「このゲームは自分で考えて決断するゲームなんだ」と分かるのです。
 そのための120Gという価格だし、そのためにわざわざ安くて弱い「たけざお」が売っているのです。



 加えて。
 自分はここで「10Gくらいサクッと稼いでくるぜ!」と「こんぼう+かわのふく」を買うことに決めたのですが、大人になって頭が悪くなったのか先に「かわのふく」を買ってしまって危うく詰みかけました。

 スライム狩ってお金を稼ぐにしても、素手だとなかなか倒せないんです。
 幾ら「かわのふく」で防御力が上がっていても何ターンもかかるのでダメージは喰らいますし、「ヤバイ。このままだと死ぬぞ」と思って宿屋に行くと―――「スライムを倒して稼いだ金額(6G)」と「ラダトームの町の宿屋代(6G)」が一緒くらいで、一向にお金が貯まらないという(笑)。


 「たかが10G」がなかなか稼げないんです。
 ここで「かわのふく」を選んだプレーヤーは気付けるんですね。「あー、このゲームは攻撃力の方が大事なんだ」と。これも、最初の軍資金がギリギリ10G足りないことによる恩恵なんです。




 んで、自分はどうやってここを突破したかというと……
 この自転車操業をしばらく繰り返していたらレベル2に上がりまして、そうすると最大HPが跳ね上がりまして、宿屋に泊まる回数が減って一気にお金が貯まるようになっていたという。長くゲームを遊んできた自分ですが、こんなにも「レベル2すげええええ」とレベルアップに喜んだことはありませんでした。恐るべしドラクエ。

 んで、レベル3になるとホイミを覚えるようになって、ラダトームの城にはMPを無料で回復してくれる爺さんがいるので、ホイミ連発→MP回復で、宿屋のお金がかからなくなるという。経済的な意味でも「強くなった」感が味わえるのです。後に『いたスト』を作る人というのも納得だ、堀井さん。




 『ドラゴンクエスト』のヒット以後、日本では後追いでたくさんの“RPG”が生まれましたし、既存のアクションゲームやシミュレーションゲームに「レベルアップ制度」を足したゲームをアクションRPGやシミュレーションRPGと呼ぶほどでした。

 それくらい『ドラゴンクエスト』の「レベルアップ制度」は衝撃的だったのでしょうし、特にこの序盤は「レベルが上がるとこんな世界が変わるのか!」と気付かせてくれます。1レベル上げるのが大変ですけど、1レベル上がると行動範囲がグンと広がるのです。なるほど、これは色んなゲームに採用されていくワケだと改めて思いました。

(関連記事:RPGにレベルアップ制度は必要ですか?

※ ちなみにスーファミ版は、宿屋や薬草の値段が安くなっていて、ラダトーム城でHPも回復してもらえるそうです。ファミコン版のこのシビアな序盤を遊びやすく直してあるということで、少し残念なような、まぁ今更「RPGとはこういうゲームなんだよ!」と知らしめる意味もないから当然のような……




 自分は「レベル上げ」が好きじゃないので、レベルを上げないと進めない『ドラクエ』よりもレベル制度がない『ゼルダ』の方が好きなんですけど―――アクションゲームが苦手な人でも「強くなった」感を味わえるように考えてあるこの『ドラクエ』の序盤は、やはり時代を切り開いただけあるなと思いますね。

 『ドラクエ』は元々あるRPGというジャンルを日本人でも楽しめるようにしただけ―――というのは確かにその通りなんですが、数十年ぶりにやってみると「うわー、すげー計算してあるんだな」と改めて感心します。言うのは簡単、やり遂げるのは超大変。そして俺はドラゴンに勝てない。


ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III(復刻版攻略本「ファミコン神拳」(書籍全130ページ)他同梱)(初回生産特典なし)ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III(復刻版攻略本「ファミコン神拳」(書籍全130ページ)他同梱)(初回生産特典なし)

スクウェア・エニックス 2011-09-15
売り上げランキング : 192

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| ゲーム雑記 | 17:50 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

 「たけざお」なる、あからさまに駄目っぽいネーミングも素晴らしいと思います。
 「こんぼう」だって大概なのですけど、「たけざお」と比べたら、明らかにこっちの方が頼りになるって直感しますもの。

 そしてその上にあるのが、「どうのつるぎ」。
 ファンタジーのお約束をまるで知らなくても、これら三つの序列はそうそう間違えようがありません。
 中途半端に「やり」や「ナイフ」を混入させなかったのが、また親切。

 更に言うなら、「ぬののふく」と「かわのふく」が紛らわしいのも、意図的な配置なんじゃないかなと。
 元ネタを邪推するなら「レザーアーマー」のはずなのに、あえて「かわのよろい」ではなく「ふく」ですからね。

| kanata | 2011/09/28 03:11 | URL |

何も考えずに没頭してレベル上げしてくのって楽しいです
RPGのくせにボスの情報収集が出来ないので頭脳的な戦いがしにくく、前もってレベル上げで準備したり


ドラクエ=根性的な楽しさ
ゼルダ=頭脳的な楽しさ

だというイメージなんですが、頭でも根性でもクリア出来るFFが欧米の人にウケたのはやんぬるかなとかそんなアレですねー
和魂洋才ってヤツですかね

| 中島としあき | 2011/09/28 15:57 | URL |

ドラクエはレベル上げりゃ誰でも力押しでクリアできるからいいんだよ。

最近のゲームはスキルの取り方が難しすぎて最高レベルでも勝てん・・・

| 太田拓也 | 2011/09/30 08:58 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://yamanashirei.blog86.fc2.com/tb.php/1298-e39d1a98

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT