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『Wii Sports Resort』の憂鬱

 『ゼルダ』の記事を書いて、ちょっと誤解されちゃったみたいなんですが……
 僕はWiiモーションプラス持っていますよ!『レギンレイヴ』のために単品を買いました。そして、今回『GO VACATION』の対戦プレイ用にWiiリモコンプラスも買いました。『Wii Sports Resort』同梱版を。なので今日は『Wii Sports Resort』の話。


Wiiスポーツ リゾート (「Wiiリモコンプラス (アオ) 」1個同梱)
Wiiスポーツ リゾート (「Wiiリモコンプラス (アオ) 」1個同梱)


 結論から言っちゃうと、「やっぱ俺は好きだったゲームの続編は買うべきじゃなかったなぁ」というところです。
 不満だったゲームの続編は不満点を解消してもらえるだけで「良くなった」と思えるのですが、満足していたゲームの続編は自分の好きだった部分が削られていたりして楽しめないのです。「俺の好きだった○○と違っちゃったなぁ……」と。



 『Wii Sports』も『Wii Sports Resort』も知らん!という人のために解説。

 『Wii Sports』は2006年12月2日にWii本体と同時に発売されたソフトです。
 Wiiリモコンの機能を知らしめる意図があったのでしょう、「Wiiリモコンを振って遊ぶ」ゲームが「テニス」「野球」「ボウリング」「ゴルフ」「ボクシング」と5種類入っています。『Wii Sports』最大の魅力は、遊びに来た友達が初めてコントローラを触っても遊べてしまうところにあったと思います。

 この辺の話は過去に何度も書いているので、そちらの記事もどーぞ。

(関連記事:『トモダチコレクション』が売れた理由から目を背けてはならない
(関連記事:Wiiが成し得なかった“革命”~その2.予備知識の要らないゲーム



 『Wii Sports Resort』はその続編。
 2009年6月25日に、Wiiリモコンに取り付ける周辺機器“Wiiモーションプラス”同梱&専用ソフトとして発売されました。Wiiモーションプラスというのは、Wiiリモコンにジャイロセンサーをくっ付けるというもの。ざっくり説明すると、Wiiリモコン単体では検出できない「より正確な動き」を検出してくれるのです。


 具体例を。
 『Wii Sports』の「テニス」は“振ったかどうか”しか検出してくれませんでした。Wiiリモコンをフォア(利き手側)で振ろうが、バック(利き手の逆側)で振ろうが、「振った!」と検出して返してしまったんですね。

 『Wii Sports Resort』の「ピンポン(卓球)」は、Wiiリモコンを構えている時点で“フォアに構えているかバックに構えているか”まで検出してくれます。なので、飛んできたボールに対して“フォアで打てるように”“バックで打てるように”キャラクターが動くのです。
 これにより、「フォアで構えていたら急にバックにボールが来て打ち返せなかった」というリアル卓球のようなゲームになっているのです。



 もういっちょ。
 『Wii Sports』の「ゴルフ」は“振った強さ”しか検出してくれませんでした。基本的にボールは真っ直ぐにしか飛ばず、意図的にスピンをかけることが出来なかったんですよね(敢えてミスして横に曲げることは出来ましたけど)。

 『Wii Sports Resort』の「ゴルフ」は、手首の傾きまで検出して“右に曲げながら打つ”“左に曲げながら打つ”ということが出来るようになりました。リアルなゴルフに近づいたんですね。





 ということで、『Wii Sports』に物足りなさを感じていた人は、『Wii Sports Resort』発売当初絶賛している人が多かったです。「これが本当のWii Sportsだ!」とまで言われていて、現に任天堂の商品展開も『Wii Sports』に取って換わって『Wii Sports Resort』を主力商品としていますよね。

 僕自身も「一人で楽しむ」分にはコレもありかなと思っています。
 何だかんだ、毎日起動して「ピンポン」はプレイしています。



 でも、接待ゲームとしての良さはなくなったなと思うのです。
 『Wii Sports』は本当に「誰にでも操作できてしまう」ゲームでした。ゲームの知識も、スポーツの知識もいらなかったんです。だから、ポンと渡してその場ですぐに遊べてしまえたし、接待ゲームとして重宝したんです。僕はその点に大満足していたので、『Wii Sports Resort』には「俺の好きだったWii Sportsじゃなくなっちゃったなぁ……」とガッカリしてしまったのです。

 『Wii Sports Resort』は「リアルに近づいた」せいで、「ピンポン」でフォアとバックの違いに気を使わなきゃならなくなったし、「ゴルフ」でまっすぐボールを飛ばすのも一苦労になりました。一人用のゲームだったら「難しくなったくらいで文句言うなよ」と言われるのも納得ですけど、接待ゲームとしては「初心者がマトモに遊べない」のは致命傷だろうと思うのです。


 僕は遊べますけど、両親には「これは自分にはムリだ」と言われました。
 「誰でも遊べる」ことが最大の魅力だった『Wii Sports』の続編が、リアル&複雑になってプレイヤーを選ぶようになってしまったのは本当に残念です。


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 もちろん、そうは言っても『Wii Sports Resort』も大ヒットしていますし、楽しんでプレイしている人からすると「何てことを言うんだ!」「ウチでは普通に両親も楽しんでいるぞ!」「即刻この記事は削除しろ!」と思われることでしょう。
 自分が楽しめなかったからと言って、楽しめている人にどうこう言いたいワケじゃありません。



 自分が言いたいのは、何かが変わると“得るもの”と“失うもの”があるというだけの話。
 これは別に『Wii Sports』に限った話じゃなくて、先週書いた『ドラクエ2』と『ドラクエ5』の話にも通じる話なんです。

 出来ることが増えれば増えるほど、間口は狭くなる――――ということなんです。


 ゲームの続編は「色んなことが出来るようにしよう」とどんどん複雑化することが多いですし、前作に不満のあったファンもそれを望んでいたりもします。だから、続編は「良かれと思って」色んなことが出来るようになるし……その結果として新規ユーザーへのハードルが高くなってしまう。

 「色んなことは出来なくていいや」でヒットした『Wii Sports』ですらそうなんです。



 ……そう考えると、やっぱり『ドラクエ』って凄いですね。
 スーファミ時代に「自由度を捨てた」話もそうですけど。
 『ドラクエ3』で呪文や道具がとてつもない種類になって使いこなせなくなった人が増えたのを受けて、『ドラクエ4』は「主人公以外は勝手に動いてくれるから覚える必要がない」ようにしたんですもの。ファミコン時代の話ですよ。
 当時はオートで動く仲間に批判は集中しましたけど、あの頃から「出来ることが増えれば増えるほど間口は狭くなる」と分かって実際に舵を切っていたんだから、先見の明があったんだなぁとつくづく思います。すっげえ批判された結果、『ドラクエ5』では「めいれいさせろ」が付いちゃうんですけどね(笑)。


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| ゲーム雑記 | 17:42 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

僕はWiiSportsResortの卓球とかチャンバラとかで適当に振り回してるだけですよww それで十分遊べますし、接待プレイにも活躍してます。フォア?何それ?

まあそんな風に楽しんでるやまなしさんとは違う人もいるんです。ゴルフとかフリスビーとかはあれですけど…。

| ああああ | 2011/10/12 20:49 | URL |

ああ、モーションプラス持ってたんですねすいません

確かに実力のはばが出た感じしますね
一人で楽しむ分にはやり込み要素ができたって話ですみますがしたことのない人との差は大きくなるのは確かに…って話ですね。プレイ人口が多いことでである程度ごまかしてる感じもします
とりあえず卓球のチャンプを倒すのは諦めました

| 名無しの名無し | 2011/10/12 21:53 | URL |

とりあえず、満足したゲームの続編は買わないけど不満だったゲームの続編は買うってスタンスだけでも中々特殊だと思います。

| ああああ | 2011/10/15 11:22 | URL |

「SETTAI MODE」でもありゃイイんですけどね

| 北条院朔太郎 | 2011/10/17 23:05 | URL |















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