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本当は主役ではないゲームタイトル達

(^▽^)「知ってる?『ゼルダの伝説』の主人公ってゼルダじゃないんだよ?」
( ゚д゚)「そ、そりゃあまぁ……」


 という“あるあるネタ”がありますが、
 『ゼルダの伝説』に限らず、「ゲームタイトル=主人公の名前」だと誤解をされているゲームってたくさんありますよね。「ゲームの名前は聞いたことあるけど実際にはプレイしたことがない」とか、昔のゲームに多い「設定はゲーセンの台や説明書にだけ書かれていて本編には出てこない」とかの理由によって。



 ふと、そういったゲーム達を振り返ってみようかなと思いました。
 自分もリアルタイム世代ではないゲームがほとんどなので、Wikipediaやバーチャルコンソールの公式サイトなどを参考に書かせてもらったことを最初に記しておきます。では!




○ 『スペースインベーダー』(1978年)
 ゲーム史に残る超大ヒット作品。
 ゲームセンターのゲームが爆発的に普及して、日本のコンピューターゲームの夜明けとなります。

 このゲームの主人公ももちろん「インベーダー」ではありません。
 「インベーダー」とは「侵略者」、つまり敵キャラクターのことであり。主人公となる自機は“自機”として存在するのです。この“自機”の正式名称は調べてみたけどよく分かりませんでした。後々のシリーズで、「ビーム砲台」と書いてある作品や「コアキャノン」と書いてある作品があって、統一されていないんかいと思ったり思わなかったり。


 ちなみにWiiウェアではインベーダー側が主人公となる『SPACE INVADERS GET EVEN~逆襲のスペースインベーダー~』というソフトが存在します(公式サイト)。やったねインベーダーちゃん、30年かけて主役になれたんだね!


スペースインベーダー エクストリーム 2
スペースインベーダー エクストリーム 2



○ 『ドンキーコング』(1981年)
 今をときめくゲーム界のスーパースター“マリオ”の初登場作品。
 そう。マリオですら、初登場時にはその名前をゲームタイトルにすることは出来なかったのです。

 「ドンキーコング」というのは敵キャラの名前。
 主人公は「マリオ」ですが、当時は「ジャンプマン」や「ミスタービデオ」と呼ばれていたそうで、マリオという名前が世に出たのは後だったそうです。宮本さんの中では「このキャラを色んなゲームに出してしまおう」と考えてあったそうなんですが、それでもゲームのタイトルに「マリオ」の看板を付けるには至らなかったのです。


 ちなみに、1994年に発売される『スーパードンキーコング』は「ドンキーコング」が主人公のゲームですが……これについてはこの記事の最後に触れる予定です。

ファミコンミニ ドンキーコング
ファミコンミニ ドンキーコング


× 『ドンキーコングJR.』(1982年)
 前作が、主人公“マリオ”を操って“ドンキーコング”と戦ったゲームなのだから―――
 今作も、主人公“マリオ”を操って“ドンキーコングJr.”と戦うゲームなのかと思いきや―――主人公“ドンキーコングJr.”を操って“マリオ”と戦うゲームだったという。流石の任天堂イズム。「ガワだけ変えた単なる続編は出しません」という意志はこの頃から健在でしたか。ゲームシステムも完全に別物です。


 なので、この記事の主旨とは違って、この作品は「本当に主役なゲームタイトル」ですね。
 ちなみに、Wikipediaによると“マリオ”という名前が世に出たのはこの作品が初めてだそうです。悪役になることで名前が世に出る―――というのは面白い話。

ドンキーコングJR
ドンキーコングJR



○ 『ゼビウス』(1983年)
 今日の記事は「ゲームの歴史を変えた名作」全集みたいですね(笑)。
 このソフトも間違いなくゲームの歴史を変えた大傑作です。複雑な世界観、生きているかのような動きをする敵キャラクター、隠し要素の数々、巨大な敵要塞アンドア・ジェネシス―――などなど、未だに多くの移植作品が発売されていて、3DSでは3Dバージョンまで発売されました。


 このゲームの主人公機は「ソルバルウ」であって、
 「ゼビウス」というのは敵となるゼビウス軍のことなんですよね。言ってしまえば『スペースインベーダー』と同じような構図で、この頃は敵側の名前がゲームタイトルになることが多かったようです。

ファミコンミニ ゼビウス
ファミコンミニ ゼビウス


○ 『グラディウス』(1985年)
 革命的シューティングゲーム。
 人気作品のために多くの移植作品・続編・派生作品が生まれました。

 このゲームの主人公機は「ビックバイパー」、戦う相手は「亜時空星団バクテリアン」―――あれ?グラディウスって何?と思って調べたら、ゲームの舞台となっているのが惑星グラディウスだそうです。
 『ゼビウス』のヒット以後に細かい設定が用意されたゲームが増えたとか、当時のSF人気とかもあったのか。この時期は世界観や世界設定がゲームタイトルになる作品が多くなっています。いっそのこと、当時のシューティングゲームの中からめぼしいものを並べてみることにしました。


×『ギャラクシアン』(1979年)
 主人公側…ギャラクシアン
 敵側…エイリアン

○『1942』(1984年)
 主人公側…米戦闘機
 敵側…日本軍
 タイトルの由来…舞台となっている第二次世界大戦より

×『ツインビー』(1985年)
 主人公機…ツインビー、ウインビー
 敵側…スパイス大王

○『沙羅曼蛇』(1986年)
 主人公機…ビックバイパー、ロードブリティッシュ ※ 『グラディウス』の続編なので
 敵側…サラマンダ軍

○『ファンタジーゾーン』(1986年)
 主人公機…オパオパ
 舞台となっているのがファンタジーゾーン

○『ダライアス』(1986年)
 主人公機…シルバーホーク
 敵側…ベルサー
 舞台となっているのが惑星ダライアス

×『R-TYPE』(1987年)
 主人公機…R-9
 敵側…バイド帝国


 キリがないのでこんなもので。
 調べても由来が分からない「何かカッコイイ単語を2つ繋げました!」的な名前も多かったので、それらはリストに入れず……やはり多いのは「敵軍の名前」「舞台となっている場所の名前」で、たまに自機の名前からとっているものがあるってカンジですね。『ツインビー』については後述します。

グラディウス デラックスパック
グラディウス デラックスパック



○ 『ゼルダの伝説』(1986年)
 一応挙げておきます。
 というか、自分も初代のストーリーはよく知らないんですよね。ゲーム本編にはあまりセリフがありませんし、難易度が高いのでクリア出来ませんでしたし!
 バーチャルコンソールの公式サイトにはストーリーが載っていました。こ、こういう話だったのか……


 主人公はリンク、敵は大魔王ガノンで、ゼルダ姫はガノンに対抗するべく知恵のトライフォースを8つに分けてダンジョンに隠した後にガノンに捕えられる―――ということは何か、ヤツが8つになんて分割するからあんなに苦労するハメになったというのか。3つくらいなら自分にもクリア出来たかもしれないのに!

 というのは置いといて、「助ける対象」「ヒロイン」「この世界の正方向を象徴する存在」をゲームタイトルにしたということですよね。リンク(主人公)でも、ガノン(敵キャラ)でも、世界(ハイラル)でもなく、ゼルダという名前にしたというのはなかなか深いものがあるような気がします。


 ついでに、任天堂タイトルも幾つか並べておきます。

○ 『メトロイド』(1986年)
 主人公…サムス
 敵側…宇宙海賊
 舞台…要塞惑星ゼーベス
 タイトルの由来…宇宙海賊に奪われた未知の生命体「メトロイド」の奪還が目的

○ 『光神話 パルテナの鏡』(1986年)
 主人公…ピット
 敵側…メデューサと冥府軍
 タイトルの由来…パルテナは女神の名前。神殿の奥深くに閉じこめられている。

○ 『MOTHER』(1989年)
 ゲーム全体に「母親」や「母性」というテーマが込められているから―――という説が有力。
 ※ 『ドラクエ3』のような父権の強いRPGへの対比?

○ 『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』(1990年)
 主人公…マルス
 敵側…ドルーア帝国
 タイトルの由来…ニーナ姫から授けられる紋章の名前


ゼルダの伝説 スカイウォードソード (期間限定生産 スペシャルCD同梱)
ゼルダの伝説 スカイウォードソード (期間限定生産 スペシャルCD同梱)


○ 『ドラゴンクエスト』(1986年)
 まさかこれを読んでいる皆さんの中に「え!?ドラゴンクエストの主人公ってドラゴンじゃないの!?」と言う人はいないと思うんですが、ゲームのタイトルを考える上で外しちゃいけないソフトかなぁと思って選びました。日本のゲームをガラッと変えたキングオブゲーム。

 このゲームのドラゴンとは、恐らく最後のボスである「竜王」=「ドラゴンの王」のことです。
 プレイヤーは「竜王を倒してこい」と命令され、海の向こうに見える竜王の城を目指して大陸中を冒険するのです。つまりドラゴンとは「最終目標」であり、それを探索するから『ドラゴンクエスト』―――『ゼルダの伝説』や『メトロイド』もそうですが、「最終目標をタイトルにしているソフト」がこの時期は多かったみたいなんですね。

ドラゴンクエスト
ドラゴンクエスト


○ 『イース』(1987年)
 このシリーズはスーファミ版『III』しかやったことがないので、機会を狙って『I・II』をやりたいシリーズなのですが……そんな私の事情はさておき、このゲームも主人公はイースではなくアドル・クリスティン。イースとはかつてあった理想郷の名前で、主人公はこの謎を解き明かしていくというストーリーだそうな。

 「作品の舞台」であり、「目標」でもあるというところでしょうか。

イース大全集―Perfect Data of I ~ VI 日本ファルコム公認
イース大全集―Perfect Data of I ~ VI 日本ファルコム公認
○ 「ゲームタイトル=主人公」のゲーム達
 さて、こんな風に一覧を眺めていくと、「何だ!主人公がゲームのタイトルになっているソフトの方が珍しいんじゃん!」と思う人もいたかも知れません。そういう人は騙されやすい人なので、マスコミやゲハブログ等の印象操作に気をつけて下さいね!


 当然、この記事では「こういうソフト」を敢えて並べただけですから―――
 実際には『パックマン』『スーパーマリオブラザーズ』『がんばれゴエモン』『ロックマン』『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』『星のカービィ』などいったような、「ゲームタイトル=主人公の名前」のソフトもたくさんあります。さっき挙げた『ツインビー』もそうですね。

 卵が先か、鶏が先かは分かりませんが……
 こうしたソフト達はキャラクター色が強く、低年齢層の子どもや、女性層なんかにも人気のソフトが多かったです。



 逆に、この記事で並べたような「本当は主役ではないゲームタイトル達」は、もうちょっと年齢層が高めで、重厚なゲームが多いように思われます。
 これはもちろんジャンルの流行の問題もあって、『スーパーマリオ』以前と『スーパーマリオ』以後ではゲームを遊ぶ層が変わったというのも大きいのかなと思います。『スーパーマリオ』が超ヒットしてからは、2Dアクションゲームがたくさん出てきて、キャラクター色の強い作品が多かった―――と。



 「本当は主役ではないゲームタイトル達」にも変遷があり、
 黎明期とも言える『スペースインベーダー』『ドンキーコング』『ゼビウス』などは共通して、「敵キャラクターがゲームタイトル」の作品ですが……
 『ゼビウス』以後は複雑な世界設定を持ったゲームが増えるので、「舞台となっている場所がゲームタイトル」の作品が増えていきます。『ポートピア連続殺人事件』とかもそうか(笑)。

 80年代中盤になるとゲームで「世界」を描くことも可能になってくるので、『ゼルダの伝説』『ドラゴンクエスト』『メトロイド』など「冒険・探索の最終目的がゲームタイトル」の作品が増え。『MOTHER』とか『イース』のような「世界観を象徴するゲームタイトル」のものが出てくる―――みたいなザックリとした流れでしょうか。

 そのため、続編がどんどん続いていくと「ゼルダ姫が出てこないゼルダの伝説」とか「ドラゴンが最終目的じゃないのにドラゴンクエスト」とかになってしまうという(笑)。




 面白い例だと思うのが『ドンキーコング』の件。
 1981年の『ドンキーコング』は悪役の名前がゲームのタイトルですが、1994年の『スーパードンキーコング』は主役の名前がゲームのタイトルになっています(ドンキーは2代目という設定)。そして、キャラクターとして色んな作品に出てくるのは『スーパードンキーコング』以降なんですよね。

 13年間の間に、ゲームにおけるキャラクタービジネスは大きく変わったという象徴なのかなと。




 ちなみにコレ以降のゲームタイトルは多岐にわたりすぎて収拾が付かなくなりそうですし、洋ゲーはここに挙げたソフト以上に詳しくないので敢えて触れませんでした。そういうのは詳しい人がまとめればイイんですよ!

| ゲーム雑記 | 17:55 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

そしてスーパードンキーコング2や3では探される側になることで
敵・主人公・最終目的の三役を完全制覇っていう

| tkfm | 2012/02/01 23:44 | URL |















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