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下手くそでも楽しめるオンラインゲーム

 母に、Wiiソフト『ファミリーフィッシング』のオンライン要素が好評です。



コテージの部屋

 このゲームをやったことない人も多いだろうから説明します。
 まず、ホテルやコテージの自分の部屋に戻り、PCをチェックします(この部屋は画面奥にノートパソコンがあります)。



PC→ランキング→1ボタン→ワールドビッグサイズ

 Wiiをオンラインに繋いでいると、このようにオンラインランキングが楽しめます。
 期間内(ここでは2/6の正午~2/20の正午)に、指定された9種類の魚を釣ってその大きさを競うというものです。この期間内に釣った大きさなので、これ以前に釣った大きさなどは関係ありません。



こんなカンジで順位が出ます

 これは9種類の内の1つ「レッドテイルキャットフィッシュ」の大きさランキング。
 2153人が参加して、自分は1443位です。1位と7cmしか差がないのに!

 ランキング上位に載ると名前と着ているものが公開されるので「この人はこんな服着せてるのかー」というのが分かりますし、更に上位に載ると「何を使ってどこで釣ったのか」も公開されます。なので、「この魚を釣りたいんだけどどこにいるか分からなーい!」って人への救済措置にもなっています。



 んで、この期間が終了するとランキングに応じて「レーティングポイント」がもらえて、また次の期間が始まって「次はこの9種類を釣るんだ!」と指定されるという。これだけ。




 これだけなんですけど、母はいたくコレが気に入っているんです。
 母のゲーム歴も5年半になるので「オンライン要素のあるゲーム」にも触れてきました。

 例えば母が100時間はプレイしたWiiウェア『Dr.マリオ』にもオンライン対戦モードがありました。しかし、母は一度もオンライン対戦をプレイせずに辞めてしまいました。何故なら、「自分みたいな下手くそが対戦相手だと相手に申し訳なくて……」とのこと。


 この心理は、“ゲームが上手な人”にはイメージがしづらいと思います。
 下手くそだからオンライン対戦をやらないなんて言おうものなら、「そんなに負けるのがイヤなのかよ!」とか「負けまくってこそ上手くなれるんだから怖がらずにオンライン対戦をやれよ!」と言われがちですし、私も言われたことがあります。「オンライン対戦をやらないなんてアナタは自分が勝てないと気に食わないんですね。人間が小さいですね」と。


 ふざけんな!チ●コの方が小さいぞ!


 でもね、“ゲームが下手な人”の心理は違うんですよ。
 負けるのは構わない、でもあまりに実力差があると「こんな私と対戦しても相手は面白くないに違いない」って思ってしまうんですよ。母だけじゃない、私も思います。私は『スマブラX』でも『Dr.マリオ』でもオンライン対戦やっていましたけど、そういう気持ちになってじきに辞めてしまいました。

 『Dr.マリオ』の時は特に、「マッチング→こっちが自滅してすぐに決着が付く→相手からもうやめますーというメッセージが来る→マッチング→さっきの人」ということが何回かあって、申し訳なくて辞めてしまいました。一応このゲームにはレーティング機能があったんですけど、どうも自分の場合ちょうどイイくらいの実力差の人と当たらなくて、完敗か圧勝のどちらかばかりだったという。

(関連記事:オンライン要素はゲームの寿命を延ばすのか縮めるのか



 「じゃあ!1人用で練習して上手くなってからオンライン対戦すればイイじゃないか!」と言われるかもですが(というかさっきから私の中の“ゲームが上手な人”のイメージは怒りっぽい人のイメージなんですけどどうしてなんでしょう・笑)、まさに母は1人用を100時間くらい練習していました。「上手くなったら対戦するよ」と。

 そして、その後に『ルーンファクトリー3』を買って「こっちの方が面白いやー」と『Dr.マリオ』を一度もオンライン対戦せずに辞めたという。母ちゃん!明日って今さッ!




 コンシューマーゲームのオンライン要素と言えば、「オンライン対戦」「オンライン協力プレイ」「インターネットランキング」、とこの辺りが多いかなと思うのですが――――こういう理由で“ゲームが下手な人”は「オンライン対戦」が楽しめません。


 では、「オンライン協力プレイ」はどうかというと、こっちはこっちで「こんなに下手くそな私じゃ足を引っ張ってばかりで相手は面白くないに違いない」と思ってしまうんです。

 私が『斬撃のレギンレイヴ』をやっていた頃は常に思っていました。私が駆けつけた頃には他の3人が既に全部の敵を倒している、なんてのはまだ良い方で。
 みんながガシガシ先を進むのに、自分はそれがどっちなのか分からず道に迷って「オーイ、みんなどこだー」と言うのが精一杯で、わざわざ3人に迎えに来てもらって「さぁ行くぞ!」となるのだけど、やっぱりマトモに移動が出来ないので私が駆けつけた頃には他の3人が既に全部の敵を倒している―――みたいなことの繰り返しでした。

 「自分が楽しいか」以前に、「みんなに申し訳ないなぁ」と思ってしまいました。
 一応、1人用のモードはクリアしていたんですけどね。むしろこんな下手くそな自分でも1人用のモードはクリア出来たんだから、あのゲームはムチャクチャ初心者向けのゲームだったんじゃないのか(笑)。



 では、「インターネットランキング」はどうかと言うと……
 これは相手に迷惑をかけることがないので気が楽なんですが、単にスコアと順位だけを見せられるランキングだと「アナタのスコアは日本で87319位です!」「ふーん……」としか思わないワケで。それはそれで何の存在意義があるんだろうと思っていました。トップ20くらいに入れば「もうちょっと上を目指そう」と思えますけどさあ。



 つまり。「ゲームのオンライン要素」って“ゲームが上手な人”の目線で作られているなぁと思うのです。
 別にそれが悪いことだとは思いません。“ゲームが上手な人”が楽しめるゲームも大事ですし、そういうゲームがずっと生き続けていれば、“ゲームが下手な人”もいつか“ゲームが上手な人”になって楽しめるようになるかも知れませんからね。

 でも、現状“ゲームが下手な人”に対して、「オンライン対戦がありますよ!」「オンライン協力プレイが出来ますよ!」「インターネットランキングがありますよ!」ってCMを打たれても、自分には関係のないものだくらいにしか思われないって話です。


<関連記事:日本人は「ゲームが上手くなりたい」と思っていないのでは?
<関連記事:「ゲーム+インターネット=オンライン対戦&協力」だけなんて勿体ない!


 2010年1月って、まだソーシャルゲームが脚光を浴びる前ですっけ?
 下の記事に「携帯電話のように余計な設定をしなくてもネット接続が出来るゲーム機が出来れば」というコメントが付いていて、ソーシャルゲーム全盛期の今読むと色々と考えさせられますね。長くブログを続けているとこういうことが起こるから面白いです。




 閑話休題。
 では、何故に母は『ファミリーフィッシング』の「インターネットランキング」を楽しめているのか?という答えです。“ゲームが下手な人”には楽しめなかったゲームのオンライン機能なのに、どうして『ファミリーフィッシング』は楽しめているのか。


〇 「期間内に釣り上げた魚」なので、2週間ごとに成績がリセットされる
〇 大きな魚が釣れるかどうかは運の要素も強いので、「次は自分にも」という気持ちになれる
〇 あくまで一人用のモードに、“ついでにランキングしてあげるよ”という機能なので。ランキングに参加してもしなくてもゲームには関係ないけど、「次はアレを釣ろうかな」という目的になる
〇 自分以外にもこのゲームを今遊んでいる人がこれだけいるという仲間意識
〇 他の人はどう釣っているのかという情報が詰まっている



 まぁ、色々書いてきましたけど一番大きいのは「期間内のランキング」ってとこですかね。
 発売から半年が経ってから始めた母でも、「期間内のランキング」ならば1位になれる可能性があるというのが大きいんです。可能性があるから頑張れる。








1位!

 現に1位になってたし。



 ただ、これはランキングが切り替わった瞬間にたまたま釣った魚が1位になっていただけなので、この後に光の速さで抜かれていったそうなんですが(笑)。1位になった証拠を写真に撮って、後で自分に見せてきたくらいでした。



 『ファミリーフィッシング』のインターネットランキングは、この「期間内のランキング」だけでなく、その「期間内のランキング」で得たレーティングポイントの蓄積を比べる「今までのランキング」もあるんですが……こっちは発売から半年後に始めた自分達には関係のないランキングですね。

 1位の人のレーティングが1500とかなのに、私のレーティングは4ですからね。
 ラディッツに農家のオッチャンが挑むような実力差です(笑)。


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 3DSが「すれちがい通信」をメイン機能に据えたってのは面白い話だと思います。
 ゲーム機のネット接続率が低いというのも理由の一つでしょうが、ハイスコア一つ取っても「インターネットで世界中の人達と比較される」よりも「地元ですれちがった人達と比較される」方が楽しいって発想ですよね。オンライン対戦が出来る今の格闘ゲームよりも、ゲームセンターを渡り歩いていたあの頃の方が楽しかったぜみたいな。



 そうそう。『すれちがいMii広場』の仕様も、『ファミリーフィッシング』のコレに近くて。
 『すれちがいMii広場』はすれちがったMiiを「ピースあつめの旅」と「すれちがい伝説」の2つに使えるのですが―――この内の「ピースあつめの旅」は「たくさんの人とすれちがっている人」に価値があるんです。たくさんすれちがっているとたくさんピースを持っているので、自分の持っていないピースがもらえる可能性が高い。

 ですが、「すれちがい伝説」は相手が3万人とすれちがった人だろうが今日3DSを買った人だろうが必ずレベル1から始まるのです。だから、必ず誰かの役に立てるんです。


 “ゲームが上手な人”に向けたオンラインモードと、“ゲームが下手な人”に向けたオンラインモードの話に似ていて――――“このゲームをすごく遊んでいる人”に価値があるモードと、“このゲームを始めたばかりの人”でも同じ価値があるモードを2つ用意しているのはナルホドよく考えているな、と。

 単に「すれちがい通信を使っておけばイイだろう」ではなくて、「こういう機能を仕込んでおけばこう遊んでもらえるにちがいないぞ!」と考えてあるワケで。こういうゲームはやっぱり強いなぁって思います。


(関連記事:『トモダチコレクション』が売れた理由から目を背けてはならない


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| ゲーム雑記 | 17:54 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

マリオ3Dランドもすれ違った人のクリアタイムが表示されるので、
自分はそれを抜くのに燃えましたね。
あれは確か自分の実力に近い人のタイムが1つだけ表示されるので、
なんとか抜けそうだと思っちゃうんですよ。
ランキングじゃないですけど、こっちのほうが自分は好みでしたねー

| ああああ | 2012/02/22 19:55 | URL |















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