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Wii Uの新機能「MiiVerse」でゲームはこんなに面白くなれる!

 E3からもう1ヶ月が経ってしまい、世間の温度はすっかり冷めちゃっていると思うのですが……
 だからこそ今!「Wii Uすごそうじゃん!楽しみだね!」という記事を書きます!ただ単に当時は忙しくてブログ更新する余裕がなかっただけなんですけどね!


 Wii UのコンセプトはE3直前に行われた「ニンテンドーダイレクト プレE3」でお披露目され、ここで中心となって紹介されたのはWii Uの新機能「MiiVerse」でした。

 分かりやすく表現すると、「任天堂版Twitter」で。
 「短いメッセージ」や「スクリーンショット」や「手描きの絵」を自分のMiiとともに投稿して、他の人と情報を共有出来るというものでした。


 自分はこれ、「ゲームの根本」を変える力があると思っています。




 岩田社長の説明によると、「MiiVerse」には大きく分けて2種類があります。
 一つは「本体機能に組み込まれているため、全てのWii Uソフトに紐付けされているMiiVerse」です。

 映像から推察するしかないのですが、恐らくニンテンドー3DSソフトを遊んでいる際に「HOME」ボタンを押すとゲームが中断状態になり「インターネットブラウザ」や「ゲームメモ」が起動できるように、Wii Uソフトを遊んでいる際に「HOME」ボタンを押すことで「そのソフトを遊んでいる人のMiiVerseが閲覧・投稿できる」という仕様だと思われます。

 これはこれで楽しそうですし、「メニュー画面から今どんなゲームが遊ばれているか」がわらわら集まるMiiで分かるなんて仕様も早く見てみたいところなんですが。
 これは正直Twitterなどの既存の他社のサービスで出来ることかなと思っています。そういうのに慣れていない人でも出来るという良さはあるけど、これが劇的にゲームを面白くする機能だとは思いません。あくまで補助的なものだろうと。




 私が期待しているのは、「MiiVerse」の二つ目の使い方です。
 先ほど紹介した「ニンテンドーダイレクト プレE3」の動画の21分辺りに出てくる話です。

 「ゲームごとに専用のプログラムをすればHOMEメニューを介さずにゲームの中から直接MiiVerseを活用することも可能です」の部分です。


 この動画だと『NewスーパーマリオブラザーズU』でゴール直前にミスしてやられてしまったプレーヤーに、「同じような境遇の他のプレイヤーのメッセージ」が表示されているのが分かります。
 どうも特定条件を満たすと「MiiVerse」を入力することが可能になり、そのメッセージがインターネットを通り、同じ条件にあった他のプレイヤーに表示されるそうです。



 ここで見せられた例が「マリオでミスしてしまった時」だからピンと来ない人も多いでしょうが、
 使い方によっては大化けする機能だと私は思うのです。




 例えば『ドラゴンクエスト』のようなRPGの場合。
 長い長い洞窟を超えて、命カラガラ新しい町にたどり着いたー、というところで「MiiVerse」のメッセージをプレイキャラの見た目とセットで残せるようにしたら。後から来た人は、「いやー、あの洞窟は長くてしんどかったねー」と言っている他のプレイヤーを見ることが出来て、同じような境遇で冒険している人がこの世界には沢山いることを実感できるのです。


 例えば『ゴーバケーション』のような箱庭ゲームの場合。
 ハイスコアを出したプレイヤーが「MiiVerse」を残せるようにすれば、「バッティングで○○点も出したぜー!挑戦者求む!」と言ってくるキャラがそこに残り、自分以外にもこのリゾート地に来ている人がいるのだと実感できますよね。


 例えば『牧場物語』のようなシミュレーションゲームの場合。
 「1年目の秋の30日」のような特定の日付で「MiiVerse」を残せるようにすれば、同じ境遇のプレイヤーと情報交換することが出来ます。「○○の組み立て図が売りに出てた!」「牛を妊娠させた」「ティーナとの恋愛イベントが起こらない!」などなど。


 例えば『テレビの友チャンネル』のようなWiiチャンネルの場合。
 「この番組が楽しみ!」マークと一緒に「MiiVerse」を残せるようにすれば、自分と同じ番組を楽しみにしている人のメッセージを読むことが出来ます。




 例を挙げればキリがないくらい、色んな使い方が出来ると思うんです。
 「でも、“他の冒険者”を出すならMMOとかで充分じゃないの」と思う人がいるかも知れませんが、MMOのような「大規模同時接続のゲーム」にないメリットがものすごく沢山あるのです。



1.同時に接続しなくても“他者”の痕跡を見ることが出来る(プレイヤーのメリット)
 一つには「プレイヤーが遊ぶ時間帯」の話。
 Wii版の『街へいこうよ どうぶつの森』をプレイしていた際に、「自分が主にゲームをやっている時間」と「フレンド登録したみんながゲームをやっている時間」がズレているために苦労したことがありました。午前3時からゲームを始める自分と一緒にプレイしてくれる人なんていなかったんです。たぬきちの店も閉まってるしね!


 もう一つには「プレイヤーが遊ぶ時期」の話。
 発売から2年経ったWiiウェアのゲームを購入して一人用のモードをクリアして面白かったからオンライン協力プレイをしようと思ったら誰ともマッチングしなかった――――という話を以前に書きました。


 同時接続前提のゲームは「みんながやっている時間帯」に「みんながやっている時期」にプレイしないと楽しめない、言ってしまえば“窮屈な制限”があったのですが―――「MiiVerse」のような“メッセージが蓄積される”タイプの繋がりならば、この制限を取っ払うことが可能なのです。


2.サーバー管理費が安そう(メーカーのメリット)
 具体的な値段とかは知らん。「多分そう」くらいのカンジで読んでくださいな。
 MMOの場合は一人一人の膨大なデータをメーカー側(サーバー)が管理しなければならないので、膨大な費用がかかるって言われていますよね。そのため『ドラゴンクエスト10』ですらパッケージ代の他に月額1000円がかかりますし、月額課金をしないゲームは結構なアイテム課金を求められたりします。

 「MiiVerse」の場合はメッセージだけですし、ぶっちゃけ「全部のメッセージをサーバーに残す必要もない」と思うので(最新50以外は消える仕組みとかでもイイと思う)、メーカー側の負担はそれほどじゃないんじゃないかなぁと思われます。素人意見なので「多分そう」くらいで読んで欲しいですけど。



3.同じ進行度のプレイヤーと情報を共有できる(ネタバレ防止)
 一番重要だと思っているのはこれ。
 例に出した「ドラクエのようなRPGで、洞窟抜けて町にたどり着いたところでメッセージを残せる」仕様の場合、発売日に買って即行でクリアした人も、発売から2年後に購入して始めるような人も、「同じだけゲームを遊んだ状況」でそのメッセージは残せるんですよね。

 Twitterとか、本体に紐付けされた「MiiVerse」と違って、なのでネタバレしようがないんです。まぁ、2周目をプレイしている人がいたらネタバレされる可能性はあるか(笑)。


 みなさんは「れとげのまち」という企画をご存知でしょうか?
 この企画は「みんなで一緒に昔のゲームを遊ぼう!」というTwitterの企画で、自分も『ドラゴンクエスト』の回は参加したのですが―――この企画の何が面白いって、自分と同じ進行度の人の書き込みが読めるってとこなんです。

 進行度ごとに設定されたハッシュタグがあるため、そのハッシュタグで検索をすると……

 「竜王の城、何レベルで行ったらいいかな……」
 「みんなどこでレベル上げしてる?」
 「メタルスライムの経験値低いなっ!」

 みたいなPOSTが並んで、なんかそこに一体感が生まれるんですね。一体感だけじゃないか対抗心とかもある。「この人はレベル21で挑んだらしいから俺はレベル20で突入するぜ!」みたいな。


 「MiiVerse」はこれをゲーム内に組み込むことが出来るのです。
 MMOとか対戦ゲームだけではなくて、一人用のジャンルのゲーム(RPGとか2Dアクションとかアドベンチャーゲームとか)であってもオンラインで他者と繋がるメリットがある―――きっと一人用のジャンルのゲームも、これで面白くなれると思うのですよ。


 ねぇ?『ゼルダの伝説』はどう使ってきますかね……すっげー楽しみです。

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○ 非同時接続型オンラインゲームの魅力
 恐らくゲームに詳しい人は、ここまで読み進める間に何度もツッコミを入れていたことと思います。


 「別のその機能、Wii Uじゃなくても出来るよね」と。
 その通りです。というか、ここ数年間のゲーム業界の一種のトレンドでもあったと思います。


 『デモンズソウル』の“血痕”システム(先にプレイした人の死亡直前のプレイを見ることが出来る)、『ドラゴンズドグマ』の“ポーン”システム(他の人が作ったノンプレイキャラを貸し借り出来る)、『みんなで投票チャンネル』の“投票”システム(一定期間に集められた投票結果を一定期間中に見ることが出来る)――――

 どれも非同時接続型の機能で、「他の人のプレイの蓄積」が「今ゲームをプレイしている自分」に何らかの効果を与えてくれることになっています。そして、そういうゲームを得意として作っているのは日本の会社なんです。


 これは予算規模だとか市場規模だとかの制限のせいで「同時接続型のゲームを作りにくい」という消極的選択だったのかも知れませんが、逆に言うとこの分野では日本の会社に一日の長があるぞとも思いますし、日本のユーザーのライフスタイルにも溶け込みやすいぞとも思うのです。

 『ニコニコ動画』の“コメント”システム(先に動画を見た人のコメントが蓄積されて動画と一緒に再生される)が人気なのもその一環ですよね。




 ゲーム機にオンライン機能が付いて、MOだったりMMOだったり、ネット対戦機能とかネット協力プレイ機能とか、そういうものに魅力を感じる人は「ゲーム機にオンライン機能を付けるとこんなに面白いんだね!」と既に思っていると思うのですが。

 そうでない人も沢山いました。
 「オンラインでまで対戦したくない」「協力プレイはむしろ気を使ってしまう」「そもそも一緒の時間を共有しているのがつらい」「午前3時に起動しても誰もオンラインにいないや……」―――同時接続型のオンラインゲームに魅力を感じない(抵抗を感じる)人にも、魅力を感じてもらえる可能性がある、それが非同時接続型オンラインゲームだと思います。


 それをわざわざ本体機能の目玉して紹介されたからこそ、Wii Uが楽しみだなと思ったのです、はい。



 本体同時発売ソフト『ニンテンドーランド』にて、アトラクションの外でうろうろしているMiiは「実際にニンテンドーランドをプレイしたことのあるMii」になるそうで、これもまた非同時接続型オンラインゲームですよね。

 『ニンテンドーランド』にはそういう機能はないみたいですが、ゆくゆくは、そこら辺をうろうろしているMiiを(『ドラゴンズドグマ』のポーンのように)誘って一緒にアトラクションを対戦・協力プレイで遊べるようにしてくれたら面白いのになと思います。ハイスコアを出しているMiiほど強いとか、そのプレイ結果は後日元のプレイヤーに通知されるとか、ね。


 『ゴーバケーション2』頼ムーーーー!
 あのリゾート地を自分以外のプレイヤーがうろうろしてて、話しかけると一緒に遊べるとか最高じゃないか。あの世界をMMOにするなんかよりもよっぽど現実的で、よっぽど楽しそうだと思います。


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| ゲーム雑記 | 17:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

無題

ネットで話題を共有したい
でもネタバレが怖いというジレンマがあるんですよねえ

| 現実ゲーム | 2012/07/04 21:25 | URL | ≫ EDIT

>現実ゲームさん

>ネットで話題を共有したい でもネタバレが怖いというジレンマがあるんですよねえ

 すっげえ分かります。
 自分はゆったりとゲームを楽しみたいのですが、ストーリーメインのRPGを発売日に買ってもネタバレが怖い、けどみんなとそのゲームの話題はしたい、なのでさっさとクリアしなければという焦燥に駆られて楽しめなくなってしまうというジレンマ。この辺を解決してくれとMiiVerseには期待しています。

| やまなしレイ(管理人) | 2012/07/05 19:26 | URL | ≫ EDIT















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