やまなしなひび-Diary SIDE-

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「あ、俺ってテレビ番組が想定しているターゲットじゃないんだな」と思った瞬間

 誤解なきように。
 今日の記事の結論は「自分はもうテレビ番組が想定している“ターゲット層”ではないことを自覚してしまった」「だから文句を言うのは筋違いだ」というものです。


 テレビ局やテレビ番組を批判するつもりはありませんし、ましてや「自分が観たくなるようにテレビはこう変わるべきだ」と言うつもりはありません。女性向けファッション雑誌が自分のようなオッサンをターゲットにしていないからって文句を言う気は起こらないように、テレビ番組が私をターゲットにして作られていないからと言って文句を言う気はありません。

 また、「俺ってテレビなんか観ない変わり者なんだぜー」アピールをする気もありません。今時「テレビを観ない」くらいで変わり者になれるとも思っていません。本当に「他人とは違う俺」をアピールしたかったら、妊婦モノのエロ同人誌をいっぱい持っている話とかを記事に書きますよ!





 ここから本題です。
 7月から自分の大好きなタレントさんが看板のバラエティ番組が始まったので、毎週楽しみにして観ています。どのくらい楽しみにしているかというと、HDDレコーダーの毎週録画にセットして、放送終了後に観る時はその録画を、放送中に観る時は(テレビを直接ではなく)レコーダーに録画中の番組を「追っかけ再生」で観るくらい楽しみにしています。

 何故「追っかけ再生」で観ているかというと……
 自分はあまりにその番組を楽しみにしているから、一言一句を聞き逃したくないんです。でも、日本語を母国語としている自分が日本語で話している番組を観てても「今のフレーズ、微妙に聞き取れなかったな」というところが出てきてしまうので、その際にすぐさま巻き戻して聞き直したいからなんです。


 ドラマとか映画とかじゃなくて、バラエティ番組でもです。
 あまりに好きな番組だから会話の一つも聞き逃したくないんです。




 さて、こんな風に楽しみにしまくっていた番組。
 面白いのは面白いんですけど………「次回予告」などの「これから放送される内容のダイジェスト映像」をあまりに詳細に流すので、「もうこれ来週観なくていいんじゃないか……」と思ってしまうという不満点がありました。

 正確に言うと次回予告だけじゃないですね。
 第1回のラストに「次週はこんな内容です!」という予告が入ります、第2回の冒頭でも「今週はこんな内容です!」という予告が入ります、CMに入る前には「CMの後はこんな内容です!」という予告が入ります。予告本編予告CM本編予告本編予告CM本編予告……


 ヒロインが殺される度にタイムトラベルを繰り返しすぎて「もう何が現実だか分からない!」と追い詰められた主人公のように、「俺が今観ているのは“これから起こること”なのか“今起こっていること”なのか分からない!!」となってしまいます。今俺がいるのはどの時間軸だっ!!



 しかも、これがね……具体的には言いませんけど。
 「次週のオチの後」まできっちり予告で流しちゃうんですよ。例えて言うなら、「夢オチだったんだー!」というシーンは流石に予告で流しませんけど、「なーんだ。誰も死んでなかったんだ一安心」と笑っている主人公達を予告で流しているからバレバレ、みたいな。

 これは別にこの番組に限ったことではなくて……自分があまりテレビを観なくなった原因の一つです。
 予告本編予告CM本編予告本編予告CM本編予告……こういう番組、たくさんありますよね。
 「予告で流れたことが本当に起こるかどうかを確認してるだけ」だな、俺のしていることは、と気付いてからテレビを観てても楽しくなくなってしまったんです。



 そんな自分がスポーツの生中継ならテレビを観るのは、「予告のしようがない」からです。
 アニメなら観るのは、「(最後の提供クレジット直前の)次回予告さえ観なければよい」からです。

(関連記事:アニメの次回予告って観ます?




 だからずっと「テレビを作っている人はなんでこんなことをするんだろう」と疑問でしたし、不満だったんですが……でも、ふと気付いたんです。あ、テレビ番組って俺みたいにテレビの前に正座して「1秒も見逃さないぞ!」って人はターゲットにしていないんだ……と。

 テレビって毎週録画しているようなヘビーユーザーではなく、フラッとテレビ付けてチャンネル切り替えてたまたま観てくれたようなライトユーザーがメインターゲットなんですよね。だって、レコーダーで録画しても視聴率には反映されませんし、「追っかけ再生」は視聴率に反映されませんもの。

 まぁ、そもそも我が家に視聴率計る機器なんて置いたことないんですけど、それは置いといて(笑)。


 自分はレコーダーで録画した番組でも間のTVCMは観るようにしているのですが、普通の人はTVCMは飛ばして観るでしょうから、スポンサー企業としてはレコーダーで観ているような人が何人いようが意味はなく。フラッとテレビを付けた人がなるべく「この後も観よう」「来週も観よう」と思ってくれる作りじゃなきゃダメなんですよね。

 そう考えると、「予告」という形でダイジェスト映像が流れるのも分かる話です。
 面白いところの詰め合わせですし、「この後こういうことが起こるならちょっと観てみようかな」とチャンネルを切り替えられずに済みます。
 自分のような「俺この番組が超好きだから最初から最後まで目を離しません!」って人にとっては逆効果のネタバレ全開シーンですけど、“番組の入り口”としては大事なシーンなんですよね。



 だから、テレビ局やテレビ番組を批判する気はないのです。
 自分のライフスタイルと、テレビという形態のビジネスモデルが、ただ単に合っていないというだけなのです。




 ということで……
 自分がどうしているかというと、映像が「予告」に切り替わった瞬間に目をつむり耳をふさぎ大声で「アーアーアーアーアーアーアーアーアーアーアーアーアー」と叫び続けることにしました。
 一見すると奇行ですが、これによって「予告」で先のオチを知ってしまうこともなくなりますし、「奇行をする」というイベントに切り替えてしまうのでむしろ「予告」が楽しみになってきました。逆転の発想ですね!


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| ひび雑記 | 17:50 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

なるほど確かにそうですね。
広告屋さんもスポンサーに対し如何にして食いつかせるか工夫してますよということを示さないといけませんし、納得のいく話です。
ただ、パイを小さくしている行為だな、という気もしますし、本来なら緩慢な自殺ですよね。

| 児斗玉文章 | 2012/07/23 18:31 | URL |

>児斗玉文章さん

>ただ、パイを小さくしている行為だな、という気もしますし、本来なら緩慢な自殺ですよね。

 仰るとおり、これはテレビという「とてつもなく大勢が持っているメディア」だから成り立つ考え方ですよね。
 普通なら一人でも固定ファンを逃がさない方向に進むと思うんですけど、テレビは別に固定ファンがたくさんお金を払ってくるワケじゃないビジネスモデルですし。固定ファンを逃がしてでも新規層を取り込もうとするのは分かる話です。

| やまなしレイ(管理人) | 2012/07/23 20:40 | URL | ≫ EDIT

しゃべくり7とかそんな感じだなー

|   | 2012/07/24 19:03 | URL |

テレビのモニターしている人なら誰もが思うこと
①誰をターゲットにしているのか
②内輪ネタだけで修まっていないか
③それで本当に面白いと思っている?
です。
そこをつっつきすぎると二度目のモニターはありませんでしたが、ね
新規だけじゃ駄目。継続してみている人を放さない魅力があるかどうか、面白いかどうか、話題になるかどうか。
これらを無視して作ってたりする。特にバラエティー。
予告でネタばれしすぎるのは見る人がいない(視聴率が下がっていたんでしょう)
ターゲット外に置かれた人は見るのを辞めるのは不特定多数に情報発信しているところでは致命的なんですよね。固定ファンすらいなくなったフジテレビの視聴率とかね

| 兄さん | 2012/07/25 07:17 | URL |

勘違いしやすいけど、テレビ局のお客さんって視聴者じゃなくてスポンサー会社ですもんね。

| ああああ | 2012/07/25 15:29 | URL |

> さん

>しゃべくり7とかそんな感じだなー

 ゴールデンの番組だったらある程度そういう傾向はあるでしょうね。


>兄さんさん
>ターゲット外に置かれた人は見るのを辞めるのは不特定多数に情報発信しているところでは致命的なんですよね。

 ターゲットにした人を満足させられて、それでビジネスが回っているならそれでいいんじゃないかなと自分は思っています。


>ああああさん
>勘違いしやすいけど、テレビ局のお客さんって視聴者じゃなくてスポンサー会社ですもんね。

 正確に言うと「スポンサー会社さんがお客さんにしている層の視聴者」じゃないですかね。

| やまなしレイ(管理人) | 2012/07/25 19:52 | URL |

> 正確に言うと「スポンサー会社さんがお客さんにしている層の視聴者」じゃないですかね。
? 「正確に言うと」の意味がよくわからないですけど、テレビ局はスポンサーからお金もらって利益を得ているんだから、テレビ局のクライアントは(ペイ・パー・ビュー等は除き)スポンサー会社でしょう?
やまなしさんが仰るように、自分がターゲットじゃないからって文句を言うのはお門違いで、だったら見なきゃいいんですよって話ですよね。もともと「顧客」じゃないんだから。

| ああああ | 2012/07/26 10:22 | URL |

>ああああさん

>テレビ局はスポンサーからお金もらって利益を得ているんだから、テレビ局のクライアントは(ペイ・パー・ビュー等は除き)スポンサー会社でしょう?

 「クライアント」というイミで仰っていたのならその通りですけど。

 例えば漫画家さんが雑誌に漫画を描いた場合、原稿料を払っているのは「出版社」です。
 でも、漫画家さんにとっての「お客さん」は「その雑誌を読んでいる人」であって、お金を直接的にくれる「出版社」ではないですよね。どっちかというと“仲間”というか“お互いに利用しあう関係”というか。

| やまなしレイ(管理人) | 2012/07/26 20:17 | URL | ≫ EDIT

うーん、その例えは一体なんなんでしょうか。。「テレビ局&スポンサー」は「漫画家&出版社」のようなものだ、と?

漫画家のお客さんは、当然「読者」です。お金を払って単行本を買ってくれる読者、です。
雑誌掲載時の、出版社からの原稿料で食ってる漫画家なんてまずいません。
出版社も同じです。雑誌の売り上げで食ってる漫画雑誌などほとんどないのではないでしょうか。
某漫画誌の編集長などは、「雑誌は、単行本の広告」だと言う人もいます。
ですから、作品は当然お客さんである「読者」の方を向かざるを得ません。

ですがテレビ番組はスポンサーの方を向いて作られるものです。視聴者ウケしなければ観てもらえませんが、それで困るのは、スポンサーに損害が及ぶからです。

この2つは別のものです。同じものとして例えるにはいささか無理があるかと思います。

|   | 2012/07/26 22:15 | URL |

> さん

>雑誌掲載時の、出版社からの原稿料で食ってる漫画家なんてまずいません。

 じゃあ「ライターさん」ならどうでしょう?
 ―――みたいに「その例えがふさわしいか」って話になっちゃうとキリないんでやめましょう(笑)。

 私としては、「テレビ局は視聴者ではなくスポンサーのために番組を作っている」という意図でこの記事を書いたつもりはないので、「やまなしがそう書いた」と思われたくなかっただけです。
 あとはその人がどこをどう切り取って世界を見ているかというだけですから、人それぞれ違って当然でしょう。

| やまなしレイ(管理人) | 2012/07/26 22:55 | URL | ≫ EDIT

そもそも「ザッピング」をやらない人にとっては視聴率というのは理解できない話。

月曜の夜8時45分頃にチャンネルをTBSに変えてた人は少なくないだろけど、お銀の入浴シーンを狙ってチャンネル変える奴はニュータイプかと…

| 太田拓也 | 2012/07/28 06:54 | URL | ≫ EDIT

>太田拓也さん

>そもそも「ザッピング」をやらない人にとっては視聴率というのは理解できない話。

 地デジに変わって以降チャンネルの切り替えが遅くなったからザッピングはほとんどしなくなりましたね。逆にレコーダーの普及によって「見たい番組は必ず見る」がしやすくなって、テレビの楽しみ方は随分変わりました。なのに、ザッピング前提のこの手法で大丈夫?とは思いますね。

| やまなしレイ(管理人) | 2012/07/28 18:45 | URL | ≫ EDIT

ワシ自信の感覚で言うなら、正確には、民報が対象としている存在から外れているだけで、
ワシ自信、民報の番組は、殆ど見なくなり、対象としている存在でなくなっている。
だが、テレビ番組自体から離れたわけではない。
ドキュメンタリーのみを放送する、契約放送は、非常に面白く、
間違いなく、ワシのような存在を対象にしているのだろう。
最も自分の意志でその番組を選ぶから、結果手にその対象者になっているのだが。
あと民報でも、過去のアニメの再放送は見ているから、
単に、民報が現在流している対象とは異なる存在になったのだろう。

| ああああ | 2012/09/09 17:57 | URL |















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