やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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叩かれるだけの知名度

 「ファン心理」としての話。
 自分が大好きなものがボロクソに叩かれているのを見かけたら、「世の中には色んな人がいるもんね」なんて達観した気持ちにはなれず、単純に落ち込んでしまうことが多いと思います。
 好きなものを嫌いと言われるのは、時として自分自身を嫌いと言われる以上に「世界の否定」と感じてしまいますからね。



 でも、「全てのものには賛否両論があるはずだ」という視点で考えれば、「否」の人にまで届いているのってすごく高い知名度とも言えるんですよね。「好きな人しか知らない」という段階を越えているワケですから。


 例えば「AKB48が嫌い」という意見―――

 ぶっちゃけほとんどのアイドルなんて「好きな人しか知らない」ものじゃないですか。
 「アイドルを好きな人達」だけがそのアイドルを知っていて、応援している。
 「アイドルに興味がない人達」は存在すら知らないのだから、嫌いようも叩きようもないのです。

 嫌いって言われるアイドルって、「アイドルを好きな人達」以外にも知られているという証明だと思うんですよ。


 確かAKB総選挙があった頃だったと思うんですけど……
 Twitterで流れてきたリツイートで「俺はAKBに興味がないからTVCMでAKBが出てきただけで胸糞悪くなる」みたいなことを書いているPOSTが流れてきました。自分は率直に驚いたんですね。自分はAKB48の顔を知らないので、CMを見ていてもどのCMに出ている女のコがAKB48なのか分かりませんもの(笑)。


 「興味がない」人でも、顔が分かる―――それはものすごい知名度だと思うんです。


 あ、一応。
 AKB48の人達の顔を知らないと書きましたけど、名前は結構知っています。ラジオっこなんで。漢字変換は自信がありませんけど、口頭で名前を言うだけならフルネームで10人くらいは言えると思います。ただ、顔を見る機会がないので、TVCMを見ても「このコはひょっとして……AKB48なのか……?」が分からないという(笑)。



 この話「AKB48」の例がアレだったら、「韓流アイドル」とかでもイイですよ。「お笑い芸人」とかでもイイですよ。「○○なんて嫌いだ!」と言われるくらいになったら、ファンとしては「そこまで来たかー」と誇らしく思っちゃってイイと思うんです。

 私の大好きなオテンキの江波戸邦昌さんなんて、話題にしている人すら見かけないですもん!
 というのは、逆に失礼だ!






 「FFの新作は叩かれる」とか「ガンダムの新作は叩かれる」とかも、近い話ですよね。
 ゲームやアニメなんて「ファンしか知らないけどファンからは熱烈に愛される」ものなんですが、知名度が上がると「ターゲット外」の人の目に触れられるからどうしたって「否」の人にぶつかる率が上がるという法則。もちろんそれがイヤだったら『FF』とか『ガンダム』の看板外せばイイだけなんで、それも込みでやっているワケなんですが。

 宮崎駿監督作品とかもそうですよね。
 「アニメなんか観ない」と言っている人にも観られる。結果「こんなに難解だと子どもには理解できない」とか叩かれる。宮崎さんの作品って『ナウシカ』の頃からそれなりに難解だったと思うんですけど、いつの間にか“日本中の老若男女が楽しめなければならない”ポジションに付いてしまっていたというか。


 最近では細田守監督作品とかもそうか。
 『時かけ』以前はよほどのアニメファンじゃなきゃ知らない人だった。でも、『時かけ』が口コミでロングヒットした。あの頃は純粋に「この映画!すごく面白かったから君も観なよ!」と、「賛」のファンがどんどん周りにも宣伝していったと思うんですけど―――そうすることでメジャー監督になって、色んな人が観るようになって、「否」の意見も目立つようになっていったという。
 ま、この辺は「ゲームの続編は楽しめない」自分の主義ともちょっと重なるところがあると思うんですけど、「ゲームの続編は楽しめない」が誰にも理解されたことがないんで詳しくは書きません(笑)。





 マイナーなバンドがどんどん売れていってしまう過程とかもそうだし、ひょっとしたらマイナーだったアイドルが有名になる過程とかもそうだし、好きな小説や漫画がアニメ化するって話もそうなんですけど……「賛」のファンだけで楽しんでいる頃が一番幸せだから、あんまり有名にならないで欲しいな、って思ってしまうファン心理ってありますよね。

 それはよく「エゴだよそれは」とか「オマエが知っている時点で十分有名だから」と否定される感情ですが、「あんまり有名にならないで欲しいな」って気持ちも分かるんですよ。有名になれば「否」の人の目にも触れられるし、そうすれば批判意見が増えるし、大好きなものが批判されるのは見たくないって気持ちもすごくよく分かります。

 コンテンツを提供する側からすれば、「たくさんの人に知られてからが勝負だ!」「否の人が如何に増えようとも賛のファンを増やすためには有名にならなければ!」って発想なんでしょうけどね。作り手と受け手にはそりゃギャップがあるだろう、と。





 ということで、みなさんもブログのコメント欄でボロックソに叩かれてたとしても、「お!いつもと違う読者にまで広がってるぞ!」と思うことにしましょう!


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