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キンドル(Kindle)とは

 いよいよ日本でも始まりましたね、キンドル。
 長く電子書籍の話題を書き続けて来た私としては「ようやく本命が来たぞー!」と狂喜乱舞しているのですが、当然のことながらウチのブログを読んでいる人には「キンドルって何?」「電子書籍なんてよく分からないし…」と思っている人もいますよね。


 先日仲良くさせてもらっているTwitterのフォロワーの人が「キンドルってのが話題になっているけどiPhone5とどっちを買えばイイのだろう」と仰っていて、時間差があったのでそれを読んだ時にはもう遅かったんですけど、「キンドルとiPhoneは直接比べるものではないですよ!」と思ったので―――今後のためにも解説をしておこうかなと思います。

 「キンドルを全く知らない人」のためになるべく分かりやすく書くつもりです。



 かく言う自分も、キンドル端末はもちろんiPadもiPhoneもAndroidが使える端末も何も持っていないんですけどね!キンドルファイアHDは買うつもりですけど、キンドルペーパーホワイト3Gも気にはなっているので、購入した人の感想を待ってからにしようかなと思っています。



1.「キンドル」というのはサービスの名前です
 「キンドル」というのはネットショッピング大手のAmazonが行っている「電子書籍販売サービス」のことです。後で説明しますが、例えばニンテンドー3DSとかiPhone5みたいな「機械の名前」ではないと思ってください。


 Amazonはアメリカの会社なので「キンドル」というサービスもアメリカでは2007年から始まっていて、5年遅れでようやく日本でも「キンドル」が始まったということで私を始めとして多くの人が騒いでいるのです。
 これまでにもアメリカのサイトに接続して「キンドル」を利用していた人もいたんですけど……日本でちゃんと始まったのは、今回がようやくなんです。



 これがオープンしたキンドルストア(日本版)のサイトです。
 



 「キンドル」を利用するのに「キンドルという名前の付いた端末」は必ずしも必要ではありません。Amazonからキンドルを利用するための端末「キンドルペーパーホワイト」「キンドルファイア」が日本でも発売予定ですが、キンドル無料アプリをダウンロードすれば「iPhone」「iPod touch」「iPad」「Androidのスマートフォン」「AndroidのタブレットPC」でも利用が出来ます。

 「パソコン用のアプリはないの?」と思ったのですが……どうやらアメリカではパソコン用の無料ソフトも出ているみたいですね。日本ではまだ未定。
 個人的にはゲーム機なんかでも対応アプリが出るとイイんじゃないかとずっと言い続けているのですが、こちらは話題も出ていませんね。3DSが「レコチョク」に対応するのだから、Wii Uが「キンドル」に対応してもおかしくないと思っているんですけどね。



 閑話休題。
 日本ではまだ「キンドルペーパーホワイト」「キンドルファイア」が発売になっていないので、今の段階で「キンドル使ってみたー!」と言っている人はiPad等に無料アプリをダウンロードして利用している人が多いみたいですね。
 つまり「端末としてのキンドル」が発売される前に、「サービスとしてのキンドル」は始まっているのです。



 また、「色んな機械がキンドルに対応している」のを活かして、複数の機械を持っている人はそれらを同期することが出来ます。例えば、電車の中ではiPhoneで小説を読んで、家に帰ってからはiPadで続きを読む―――みたいなことが出来るのです。

 以前書いた「サイズが小さくならない漫画単行本――電子書籍の可能性」という記事でも大画面の利点が話題になりましたけど、いずれは「持ち歩く用の小型端末」と「家用の大型端末」を同期させて使うという読書スタイルが流行るかも知れませんね。



 漫画だと、iPhoneくらいのサイズだとちょっと厳しいんじゃないかと思うんですが……
 「キンドルファイア」や「Nexus7」など価格的にお手頃なタブレット端末も日本で発売されるので、漫画の電子書籍化が普及するのもようやく光が見えてきたかなと思うのです。




2.「キンドル」という名前の端末
 “「キンドル」を利用するのに「キンドルという名前の付いた端末」は必ずしも必要ではありません”とは先に書いた通りなのですが、Amazonでは「キンドルという名前の付いた端末」を発売しています(日本ではこれから発売)。

 理由は簡単で、Amazonが「キンドル」を始めた2007年はまだiPadなんか影も形もありませんでしたし、iPhoneも始まったばかりの時期です。「電子書籍を読むための端末」を自分達で用意するしかなかったんですね。



 今回日本で発売される「キンドルという名前の付いた端末」は、大きく分けて2種類です。



○ キンドルペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)、キンドルペーパーホワイト3G
 「大きく分けて2種類」だけど、その中でも更に2種類出るので気をつけて!

Kindle Paperwhite
Kindle Paperwhite
Kindle Paperwhite 3G
Kindle Paperwhite 3G

 アフィリンクを踏むと詳しい解説が読めますが、「アフィリンクだけは絶対に踏みたくない!」という人のために拙い解説を私がさせてもらいますと……「電子書籍を読む」ことに特化した端末です。iPhoneやiPad、後で紹介するキンドルファイアのように「何でも出来る」機械ではありません。画面は白黒(だったはず)。

 その分、価格は安いですし。
 E Ink スクリーンというものを使っているので、液晶よりも「本物の紙」のような画面になり、日差しなどで反射して画面が読めないみたいなことにはならないそうです。


 この2つの商品は基本的には同じ性能ですが、「3G」と付いている方だけ「3G接続」が使えます。
 「キンドルペーパーホワイト」「キンドルファイア」「キンドルファイアHD」の3機種は「Wi-Fi接続」のみなので、無線LAN環境が必要です。無線LAN環境がなければ、インターネットに繋がっているPCにUSB接続して購入する必要があるそうです。

 「キンドルペーパーホワイト3G」だけは「3G接続」が使えるので、外でも、無線LANを持っていない家でも電子書籍を買うことが出来ます。(3Gのカバーエリアはこちら
 しかも、接続は無料です。iPhoneのようなスマートフォンはもちろん、iPadやPS Vitaも3G接続するには月額課金やチャージが必要なのですが、「キンドルペーパーホワイト3G」の3G接続は無料です。ただし、基本的には「電子書籍を買う」ことしか出来ませんし、漫画のような大容量の本は3G接続では購入できないそうです(3GモデルでもWi-Fi接続すればもちろん買えます)。

 この辺が、自分が迷っている理由でもあって……
 基本的にはインターネットサーフィンとかは出来ないんですが、海外だとWikipediaやTwitterには接続できるって話なんですよね。ただ、日本のTwitter廃人の廃人っぷりは異常らしいんで、日本だとTwitterには接続できないかも(笑)。



 「3G」を付けると定価が4500円も上がるので難しいところですね。
 自分は基本漫画ばっか買うつもりなので漫画が買えない3G接続には興味がないのですが、無料でどこででもTwitterに接続できたら便利なので購入者のレビュー待ちにしようかなと。



○ キンドルファイア(Kindle Fire)、キンドルファイアHD
 大きく分けた2つ目。
 Androidを使ったタブレット端末で、iPadのライバル的な商品だと思えば分かりやすいと思います。「電子書籍を読む」以外にも色んなことに使えます。


Kindle Fire
Kindle Fire
Kindle Fire HD 32GB
Kindle Fire HD 32GB

 「HD」と付いている方が上位機種で、画面とかサウンドとか接続とかが凄いらしいです。
 値段はもちろん「HD」の方が上で、「HD」は更に16GBと32GBの2バージョンがあって値段が違いますね。

 比較表を見ると、「キンドルファイアHD」の16GB版が価格と性能のバランスが一番魅力的かなと思っています。値下げした後の3DSとほぼ同じ価格ですからね。USB充電がイヤな人は充電ケーブルも買わなくちゃならないけど……


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3.何故「キンドル」に期待をするのか

 Amazonに限らず、他の会社も「電子書籍」には力を入れています。
 しかしそれでも、「キンドル」が本命と思われていたのは何故か――――


 一つには「Amazonのブランド力」です。
 ウチのブログもそうですが、Amazonのアフィリエイトリンクを貼って商品を紹介しているブログはたくさんありますよね。「Amazonの商品を紹介する」ことと「Amazonで商品を買う」ことに慣れている人はたくさんいると思います。

 そうした人からすると、紹介する&される商品が「紙の本」から「電子書籍」に変わるだけなんです。

 氷菓 (角川文庫)
氷菓 (角川文庫)

 ↑ こんな風に。
 こちらはアニメ化もされた『氷菓』の原作小説のキンドル版、期間限定なのか紙の本より54%オフの220円で売られていますし。
 無料サンプルとして「冒頭部分を試し読みできます」とのことです。つか、あんまり話題になっていませんけど無料サンプルって「全く読んだことがない漫画」を買うかどうか判断するのにものすごく大きいトピックのような。ほら、エロ漫画とか「表紙が良かったから買ったのだけど中身は全然だった……」って人もいますし。

(関連記事:電子書籍は「試し読み」で化ける


 ちなみにオープン記念として11月1日以降、キンドル本のアフィリンクの紹介料率は10%ですって。
 いつまで続けてくれるか分かりませんけど、これは紹介する方としても久々にテンションの上がるニュースではないですか。





 また、キンドル ダイレクト・パブリッシングというサービスも始まります。
 これは以前から自分が書いてきた「個人が出版社を介さずとも電子書籍を発売できるサービス」のことで、これによって出版社からは見向きもされないような玉石混合の本がたくさん出てくると思います。自分も近い内に、電子書籍を発売しようと準備しているところです。だから、こんな記事まで書いてキンドルの解説をしているのだ!グハハハハハハ!


 マジメな話、「雑誌連載」という今までの枠には収められなかった才能が、これから先は出てくる可能性があると思います。私のことだという気はありませんよ(笑)。描き手としてはもちろん、一漫画読み手として、そういう作品に出会えることを期待しています。

(関連記事:電子書籍に向いている漫画、紙媒体に向いている漫画


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| ひび雑記 | 19:43 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

個人作家の作品が身近になるのはうれしいです
ところでなんでHDの方が軽いんでしょうね

| ああああ | 2012/10/29 21:15 | URL |

 紹介料率10%の話を聞いた時には、はたと感心してしまいました。さすがamazon、自分たちの強みをきっちり理解しています。

 当たり前っちゃ当たり前のことなんですが、でもこの戦略は盲点でした。

| kanata | 2012/10/30 01:34 | URL |

どもう

Amazonからやまなしレイオスのキンドルの漫画を期待しております!

| Chuck | 2012/10/31 10:20 | URL |















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