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『とある科学の超電磁砲』アニメ、「2期からでも!」のススメ

 久々に「2期からでも!」の記事を書きます。
 『けいおん!』2期が始まる時にも書いたのですが、『けいおん!』が「基本的に1話完結」「全話通して観なくてもそれなりに楽しめる」作品なのに対して。
 『とある科学の超電磁砲』は「ガッツリ続きもの」「長いスパンでの伏線も結構多い」という作品なので、「1期を観ていなくても2期からでも楽しめるよ!」と言える自信はありません。だって私、まだ2期を観ていないから内容を知りませんし(笑)。



 でも、逆に考えると「1期はキッチリとストーリーがまとまって終わっている」「2期は新章からのスタート」なのだから、1期と2期を別物と考えて、2期から観るってのもアリなんじゃないかなぁと思えてきたのです。1期から3年もブランクがあるのでスタッフも「1期を観ていない人も多い」ということは分かっているでしょうし。

 自分は『とある科学の超電磁砲』の1期が大大大好きだったので、「1期も観てね!」と言いたい気持ちもあるんですけど、今から1期を観始めても1週間後の2期開始までに間に合うのは難しいでしょうし――――「2期からでも観てみようかな……」という人の背中を押す記事を書こうかなと思うのです。


 「2期を観てみたら面白かったから、1期も観てみようかな」って順番でもイイと思いますしね。なので、今日の記事は「なるべく1期のネタバレは書かない」ようにしますけど、「2期から観る上で知っておいた方が良さそうな事前情報」を書いていきますんで……
 本当に真っ更な状態で楽しみたいって人は読まない方がイイかもですね。「2期に間に合うように、今必死で1期を観ています!」なんて人はもってのほかだ!



 あ、ちなみに。
 テレビで放送しない地域の人でも、ネットでの無料配信があるみたいですよ。ニコニコ動画でのページはこちら。ニコニコ動画の使い方とかは私は詳しくないんで、各自で何とかしてください!


 あと、シリーズを全く観たことがない人に向けてなるべく噛み砕いて&ネタバレなく紹介する記事を目指すんで、シリーズファンの人からすると「なんでこのことを書かねえんだよ!バカかよ!」と思われることもあるかと思いますが御了承ください。




1.メインキャラクターは、4人の女子中学生
御坂美琴
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白井黒子
とある魔術の禁書目録II 白井黒子 通常版 (1/8スケール PVC塗装済み完成品)

初春飾利
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佐天涙子
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 学年も学校も違う4人の女子中学生がメインキャラです。
 美琴だけが中学2年生で、あとの3人が中学1年生だったかな。

 美琴と黒子は、学園都市でも有名な“優秀な人しか入学できない”お嬢様学校の常盤台中学の先輩・後輩で、寮では同じ部屋です。
 初春と佐天さんは平凡な中学校の同級生で親友同士。

 んで、黒子と初春は(後述します)“ジャッジメント”という組織に属していてコンビを組んでいて、その縁で4人は知り合って仲良し―――というそんなカンジです。美琴と佐天さんは「後輩の相棒の同級生」というなかなか遠い知り合いだったんだな、最初は。



 始めに断ってきますと、百合分は薄いです。
 「黒子→美琴」は同性愛的な関係性なのかも知れないけど、コメディタッチで面白おかしく描かれているので、ガチな百合展開とはちょっと違うと思います。女のコ同士で仲良くしている描写は多いけれど、友情ベースで、「仲間ってイイよね!」くらいのラインだと思われます。



2.ジャンルは「超能力バトル」
 Twitterでフォロワーさんがこのアニメの第1話だけを観て「学園女子捕物帖」と表現していて、すごく上手いなと思いました。正確に言い直すと「学園都市での女子捕物帖」かな。

 このアニメの舞台は、日本中から「超能力者(候補)」を集めて科学の力で研究している学園都市です。この世界では「超能力」というのは科学で研究されている「科学的なもの」なんですね。なので、この作品のキャラクターは中学生だろうが高校生だろうが、基本的にみんな親元を離れて寮暮らしや一人暮らしをしているんです。


 んで、日本中から「超能力者(候補)」を集めるとどうなるかと言うと……
 当然その中からは「そうだ!この力を悪いことに使おう!」と思っちゃう人が出てくるんですね。警察みたいな組織もあるにはあるんですが、彼らだけでは手に負えないので―――学生の中から、「悪いことをしている人達」を取り締まる人達を募集・特訓・選抜しているんです。それが風紀委員(ジャッジメント)。

 黒子と初春は中学1年生ながらジャッジメントとして、学園都市の平和を守っているのです。
 美琴と佐天さんはジャッジメントではないのですが、何か「友達がやっているから」とちょくちょくジャッジメントの支部に遊びに来る―――という(笑)。



 ということで、基本的な構造としては「悪いことをしている超能力者」を「正義の主人公達が超能力でやっつける」お話です。基本的には……ね。
 監督の長井さんは『とらドラ!』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『あの夏で待ってる』等、青春ラブコメに定評のある監督さんなのですが、バトル描写を見せるのもカッコよく、単純に「なんかすげーバトルアニメが観たいなあ」という人にもオススメです。



3.「レベル0」から「レベル5」に序列化される学生達
 さて、ここからが真髄です。
 ここまでの話だと、「可愛い女子中学生達が超能力で戦うだけのアニメ」と思われるかも知れませんし、「それは面白そうだ!」と思えたのならそれで全然構いません。


 でも、「それってその辺によくあるアニメだよね」と思った人がいるのなら、そうではないと声を大にして言いたいです。自分がどうしてこのアニメを、他の作品とは違って、わざわざ「2期からでも観ようぜ!」とオススメしているかというと―――この部分にこそ、自分が一番大切にしているものがあるからなんです。



 日本中から集められた「超能力者(候補)」達は、その能力が伸びるような授業を受けて、その能力によって「レベル0」「レベル1」「レベル2」「レベル3」「レベル4」「レベル5」という評価を受けます。この学園都市に集められた学生は“「超能力者(候補)」だから”集められた学生ですから、自分の存在価値が“評価”という形で突きつけられてしまうんです。

 ここで再びメインキャラ4人の話。
 私は先ほど、美琴と黒子の通う学校を“優秀な人しか入学できないお嬢様学校の常盤台中学”と書きました。これにはお嬢様ということもさることながら、この学校は「レベル3以上」でないと入学できないんです。つまり、超能力者としての優秀さによって通える学校まで変わってしまう世界なんです。


 この世界の中で、主人公の御坂美琴は最高ランクの「レベル5」。
 学園都市に7人しかいないスーパーエリートの一人なのです。だから有名人。初春や佐天さんも知り合う前から「常盤台のレベル5」と言っていたくらいの有名人なんです。

 黒子は「レベル4」。

 初春は「レベル1」。

 佐天さんは「レベル0」。



 仲良し4人組だけど、超能力者としての評価は「レベル5」の人もいれば「レベル0」の人もいるというのがこの作品の肝です。

 この作品世界では、学生はみんな一律の“超能力者”として優劣を評価されてしまう。
 でも、「レベル5」にはレベル5の物語があって、「レベル0」にはレベル0の物語があるよね―――という作品なのです。


 先ほど自分はこの作品を“「悪いことをしている超能力者」を「正義の主人公達が超能力でやっつける」お話”と敢えて書きました。でも、「悪いこと」って何ですか?「正義」って何ですか?「悪いことをしている人」だって生まれながらに悪人だったワケでもないし、「正義の主人公」だって常に正しいことをしているワケではありません。

 この作品を自分が大大大好きなのは―――「レベル5」の人間も、「レベル0」の人間も、「敵」も、「味方」も、みなそれぞれ必死に生きて悩んで苦しんでいる姿を描いたからなんです。カッチョ良いバトルアニメとしてのエンターテイメントと、「敵」も「味方」もちゃんと優しく描こうとした姿勢と、両方あるからこそのこのアニメなんです。




 現実世界の私達だって、みんなどこかに「レベル0」を抱えて生きているじゃないですか。
 例えば、勉強は「レベル5」だけど野球をやらせたら「レベル0」だとかさ。
 ルックスは「レベル5」だけどカラオケでマイクを持たせたら「レベル0」だとかさ。

 みんなどこかに劣等感を持っていて、どこかの分野に「勝てない自分」を経験しているじゃないですか。だから、「レベル5」にも「レベル0」にもちゃんとドラマがあるんだよと描いてくれるこのアニメは心に響くんです―――――




 というのは第1期の話なので。
 第2期もそうなるかは分かりませんけどね(笑)。

 でもきっと、第1期と同じメインスタッフの皆さんなのだから「勝てない自分」を大切に描いてくれるんじゃないかと期待しています。
 

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○ 余談
 さて……
 シリーズを全く観たことがない人は、ここから先は混乱するから今は読まなくてもイイです。ここまでの文章で「じゃあ2期からでも観ようかな!」と思ってもらえたのなら、それで私の目的は達成されました。ヤッターーー!



 ただ、そのおかげで2期から観始めて、「面白かった!」と思ってもらえたのなら。
 今後知っておいてもらった方がイイかもなーということを書きます。その時にまたこの記事を開いて読んでもらえたならって思います。



4.『とある魔術の禁書目録』って何?
 実はこっちが本編です。
 『とある科学の超電磁砲』という作品は、『とある魔術の禁書目録』という作品の外伝なんです。『とある魔術の禁書目録』に出てくる人気キャラクター御坂美琴を主人公にしたスピンオフ作品なんです。


 『とある魔術の禁書目録<インデックス>』は元々は小説で、アニメも第1期が2008年10月~2009年3月、第2期が2010年10月~2011年3月に放送されていて、つい最近の2013年2月にも劇場アニメ版が公開されました。
 主人公は上条当麻という男子高校生で、美琴達と同じように「超能力者(候補)」として学園都市で暮らしています。このキャラがインデックスを始めとした色んな美少女や美女と出会いつつ、世界を揺るがすような戦いをしていくのがこの作品で――――“たくさんいる美少女キャラ”の中の一人が御坂美琴なのです。


 『とある科学の超電磁砲<レールガン>』は、その御坂美琴を主人公にした漫画で。アニメ第1期は2009年10月~2010年3月まで放送されて、来週にアニメ第2期が始まるということです。
 こちらは前述した通り、美琴を始めとした女子中学生達が主人公で、どっちかというともっと生活感とか日常感の中でバトルが多いです。『ジョジョ』で言えば4部っぽいというか。この例えで伝わるのだろうか。



 『禁書目録』と『超電磁砲』は「同じ世界観の物語」なのだけど、前者は上条当麻視点の話で、後者は御坂美琴視点の話で―――基本的には交わらないんだけど、上条当麻も学園都市で生活しているのでたまにエンカウントして美琴とケンカになるという。


ヴァイスシュヴァルツ 【 上条 当麻 】 IDW10-011-U 《 とある魔術の禁書目録 》

↑ この人が上条当麻。


 例えて言うなら、『機動戦士ガンダム』と『機動戦士ガンダム0080』かな。
 二つとも別々の話なので、本編だけ観ても、外伝だけ観ても、もちろん楽しめるのだけど―――両方観てみると、「このシーンはここに繋がっているのか」とか「アイツらがあんなことになっている間にコイツらはこんなことをしているのか!」と分かるというか。


 なので、『禁書目録』を全く観ていなくても『超電磁砲』は楽しめます。
 というか……自分はもう既にどっちも観ちゃっているんで遅いんですけど、美琴視点の『超電磁砲』を楽しむには、当麻視点の『禁書目録』は観ていない方が、より美琴に近い気持ちで観られるんじゃないかと思うのです。『超電磁砲』2期が終わってから『禁書目録』を観始める―――でも良いと思いますしね。


 というか、『禁書目録』は……別に、自分はそんなに…だったりする……
 スタッフも違うし……スケールがデカ過ぎて手に負えないところが……





 そんな話はさておき。
 『とある科学の超電磁砲』2期は来週の4月12日から色んな局だったりネット配信だったりで放送開始します。放送情報はこちら。すげー楽しみだぜ!


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| アニメ雑記 | 17:57 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

自分は禁書の方はかなり嫌いです。レールガンが"捕物帖"だとするなら
禁書は"水戸黄門"、上条さんが学園都市内外を漫遊しながら目についた気に食わないものを
印籠代わりの説教とそげぶで打ちのめす話で。
スケールのデカい話を持ち出すわりにはそのテーマを突き詰めず「はい次」とばかりに
物語が展開してしまうのが性に合いません。
黄門様が悪代官を各地で懲らしめるけど武家社会の腐敗とか士農工商制の歪みとか
そもそも徳川家のあり方は、とか決して問わないのと同様ですかね。
具体例はネタバレに差し障るかもなので挙げませんが。
デカいテーマを持ち出すならそれを突き詰める、そうじゃないなら
それなりのスケールの描写を積み重ねて行って相応のものを描く。
そういう意味でレールガンの方はわりと嫌いじゃないです。

| shimole | 2013/04/06 22:32 | URL |















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