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アクションゲームが苦手な人だってゲームは楽しめるさ!

 およそ1ヶ月前の5月末に『スーパーメトロイド』をプレイしていたら肩を痛めてしまって、7月25日発売の『レゴシティ』までは「アクションゲーム禁止令」を自分に出して体を安静にすることにしました(※1)

(※1:そうは言っても、『すれちがいシューティング』だけはすれちがいが勿体ないから消化していますけど)



 そこには一つ、思惑がありまして……
 自分は今までたくさんの人の「アクションゲームが苦手なんです」「アクションゲームがマトモにプレイできないんです」という声を見てきました。私自身はアクションゲームは基本的に好きですけど、たまには「アクションゲームが苦手な人」の視点に立ってみるのもイイんじゃないかと思ったのです。

 「アクションゲーム禁止令」というのは、『マリオ』とか『メトロイド』といった「アクションゲーム」とジャンルが書かれたゲームだけを禁止するんじゃなくて。「反射神経を使った」「激しい動き」「タイミングに合わせてボタンを押す」などの要素のあるゲームをことごとく禁止していって、何が残るんだろうという話です。
 アクションゲームが苦手な人からすると、遊べるゲームがほとんどないんだ!みたいなことになるのかもな―――と。



 全然そんなことなかった。

 アクションゲームを封印しても、「ゲーム」ってものすごくたくさんあるんです。
 『シンデレライフ』と『トモダチコレクション』で1ヶ月吹っ飛んだので、残りの1ヶ月ではリストアップしてあった「アクションゲームが苦手な人でも遊べそう」で「私が前々から遊びたかったゲーム」を全部消化するのは絶対に不可能だろうってくらいたくさんありました。2年くらいはアクションゲーム封印してもゲームに困らなさそうです。



 よくよく考えてみたら当然の話で……
 日本国内で社会現象クラスでヒットしたゲームを考えれば、『ドラクエ』も『FF』も『ポケモン』も『たまごっち』も『どうぶつの森』も『パズドラ』も「アクションゲームが苦手な人でも遊べるゲーム」なんです。ゲーム会社の人達だってバカじゃないから、「アクションゲームが苦手な人もゲームを遊びたいんだ」と分かっていて、そういう人に向けてもちゃんとゲームを作っているのです(※2)

(※2:もちろん『マリオ』とか『モンハン』とか大ヒットしているアクションゲームもあるんで、「ヒットするためにはアクションゲームじゃダメなんだ」って話ではありませんよ。念のため)



 ただ、ゲームって実際に遊んでみないと「アクションゲームが苦手な人でも遊べるゲームかどうか」が分からないという一つ目の難点があります。
 ゲーム会社の人も、ゲーム雑誌の人も、ゲーム屋さんの人も、ゲームについてブログやTwitterで熱く語る人も、「アクションゲームが苦手ではない人」が多いので……軽はずみに「アクションゲームが苦手な人でも遊べますよ!」と言っちゃいます。その言葉を信じて買ってみたら、マトモにプレイできなくて、二度とその言葉を信用しなくなる『狼少年』状態がよく起こります。

 DSとかWiiでよくあった光景ですよね。
 従来のゲームを遊べなかった人が『脳トレ』や『Wii Sports』を「これなら自分でも遊べる!」とゲーム機ごと買ったのに、従来のゲームにタッチペン操作やWiiリモコンの操作を足しただけで「カンタン操作だから誰にでも遊べるよ!」と売っていたメーカーは猛省をオ願イシヤッス。

 実際、私も「アクションゲームが苦手なお母さまに『レギンレイヴ』おすすめですよ。あれは実はアクションゲームが苦手な人でも遊べるんですよ」とオススメされたことがありますもの。実際に買ってまず自分でプレイしてビックリ。どこをどう捉えるとアレを「アクションゲームが苦手な人でも遊べる」って言えるんだ。



 んで、二番目の難点は一番目の難点とも共通するのですが……
 人によって「何がアクションゲームっぽい要素」なのかが違うってのもあるんですよね。

 例えば、『FF4』以降の「アクティブタイムバトル」を「アクション要素」と言う人もいます。
 自分は「タイミングを合わせてボタンを押す」のが超苦手なので、『みんなのゴルフ』を「激ムズアクションゲーム」だと思っているんですけど、恐らく世間一般的には「誰でも遊べるカジュアルなパーティゲーム」くらいの認識だろうなと思っています。
 「反射神経がないのでマリオの1-1もクリアできないんですよー」と言っている人が『テトリス』なら1時間ぶっ通しで遊んでいるとかもあります。

(関連記事:アクティブ・タイム・バトル(ATB)は“アクション要素”なのか?




 「アクションゲームが苦手な人」というラベルを貼り付けちゃうと、その瓶に押しこめた人達は全員同じような理由でアクションゲームが苦手なんだろうなと勘違いしてしまいがちなんですが……「アクションゲームが苦手な理由」って、人それぞれちがうんですよ。


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○ 「コマンドバトル式RPG」なら遊べる!
 まずは鉄板どころから。
 シューティングゲームやアクションゲームが大人気だった80年代中盤に『ドラゴンクエスト』が社会現象を起こして、「アクションゲームが苦手な人でも時間さえかければ遊べるゲームがある!」という空気が生まれました。
 『ドラゴンクエスト』の大ヒット以後も、スーファミ以降の『ファイナルファンタジー』シリーズの大ヒットや携帯ゲーム機の絶対王者『ポケットモンスター』、最近では『パズル&ドラゴンズ』など、日本のゲーム市場の中心には常に「アクションゲームが苦手な人でも遊べるRPG」がいたとも言えます。

 「普段は本を読まない人が読む本がベストセラー」論理で、“ゲームに慣れていない人でも遊べる”ことで「普段はゲーム遊ばないけど、この○○だけは遊ぶ」って人が多いのがこのジャンルですよね。『パズドラ』も、普段はゲームなんて遊ばない人でも遊ぶから超ヒットになっているのです。




 ただ……最近は画面写真やCMの映像を見ただけでは「コマンドバトルかどうか」がよく分からないRPGが多くなってしまいましたよね。言い換えると、画面写真やCMの映像を見ただけでは「アクションゲームが苦手な人でも遊べるかどうか」が分からないRPGが多いです。

 スーファミの時代ならば『ドラゴンクエスト』と『ゼルダの伝説』は画面写真を見るだけで「違うジャンルのゲームだ」と分かったのですが……CGで3D空間を作れるようになってしまった現在では、『ドラゴンクエスト』も『ゼルダの伝説』も画面写真だけだと同じようなゲームに見えるようになっちゃいましたよね。



 また、近年では「海外ではコマンドバトルが受けない」ということもあって、海外市場も狙わないと採算が取れない据置ゲーム機のRPGは「アクションバトル」の要素が入っていることも多いです。コマンドバトルの『ブルードラゴン』が海外では売れなかったことを受けて、アクションバトル要素の強い『ラストストーリー』を坂口さんが作ったという話もありましたしね。

(関連記事:アクションが苦手な人に向けたRPG『ラストストーリー』紹介


 先に書いた“人によって「何がアクションゲームっぽい要素」なのかが違う”こともあって――――同じRPGのことを、ある人はコメント欄に「まだこのゲームをアクションゲームだと思っているバカがいるんだな」と書き込み、またある人は他のサイトのレビューに「アクションゲームが苦手な人には難しいと思う」と書いていて。どっちを信じればいいんだよ!と言いたくなる時があります。




 ということで……
 かつては「アクションゲームが苦手な人でも遊べるジャンル」の鉄板だったRPGだけど、最近ではすっかり「狼少年」状態になっていて。『ドラクエ』とか『ポケモン』とか『パズドラ』とか、一部に人気が集中してしまうのは、人気シリーズや口コミで「これなら私でも遊べる」という安心感があるからじゃないかなと思うのです。

 『FF』も最新作はとうとうアクションバトルですしねー。
 据置機だと「コマンドバトルRPG」はますます数が少なくなっていくことと思われます。


 対照的に、国内では強い携帯機だと変わらず「コマンドバトルRPG」は元気ですよね。
 3DSだけでも『ドラクエ』『世界樹』『メガテン』『BDFF』に、『ポケモン』が加わる……時間泥棒ばかりなのでこれは逆に「今更参入しても売れないんじゃ…」と思われかねない(笑)。




○ 「テキスト式アドベンチャーゲーム」なら遊べる!
 順番的には前後してしまいますが……
 80年代中盤、それまでパソコンゲームとして人気だったアドベンチャーゲームが「コマンド選択方式」という手法を得て、家庭用のゲーム機(ファミコン等)に参入してきました。後に『ドラゴンクエスト』を大ヒットさせる堀井雄二さんの『ポートピア連続殺人事件』です。

 それ以降「アドベンチャーゲーム」というのは、紆余曲折色んなジャンルに分化していくのですが……「アクションゲームが苦手な人でも楽しめるジャンル」として現在でも根強い人気を維持しているジャンルだと言えると思います。


 横綱は何といっても『逆転裁判』シリーズ。
 アドベンチャーゲームとしては亜流だろうけど『レイトン教授』シリーズ。
 ノベルゲームや、“ギャルゲー”と呼ばれる恋愛アドベンチャーゲーム。
 脱出ゲームもアドベンチャーゲームの一種と考えると、スマホやタブレット端末用のアプリで恐ろしい数のアドベンチャーゲームが出ていると言えます。


 CiNGの破産や、ワークジャムが消息不明なことなど……
 今後が不安になるニュースも多かったここ数年のアドベンチャーゲームなんですけど、時代がどんなに変わろうとも息長く続いていくのがこのジャンルではないかなと思います。



 欠点があるとすると、他のゲームのジャンルと違って「1回遊び終わったらもう用済み」になりやすいジャンルなのでプレイヤーとしてはコストパフォーマンスが悪く、中古市場への戻りも深刻なジャンルではありますね。なので、『逆転裁判』シリーズは細かく値段を下げた廉価版を投入したり、『レイトン教授』はインターネット経由で「新しいナゾ」を配信したり、ダウンロード専売の道に進んだり、それぞれ中古対策をしているという現状です。


 また、「アクションゲームが苦手な人でも楽しめるジャンル」ではあるもののアクション要素を入れている作品もあって、例えば『はじまりの森』はアクション要素とも言えるミニゲームをクリアしないと話が進みませんし、『どきどき魔女神判』は各話のラストごとにアクションバトルに勝たないと話が進みません。

 アクションゲーム好きな私にとっては「良いアクセントになっている」ものも、アクションゲームが苦手な人にとっては挫折してしまうポイントだろうなーと。



 更に、「アクションゲームが苦手な人でも楽しめる」=「万人が楽しめる」ワケではありません。私の母はアクションゲーム苦手で、RPGとシミュレーションゲームは好きでしたが、アドベンチャーゲームだけは楽しめませんでした。“正解”を探して、決められたルートを進むだけなのがつらかったそうな。

(関連記事:母が『逆転裁判』を楽しめなかった理由




 更に更に、「アドベンチャーゲーム」という名前でも、名前は似ているけど全然別物の「アクションアドベンチャー」というジャンルもあります。『ゼルダの伝説』とか、今度出る『レゴシティ』とか、『トゥームレイダー』シリーズとかもそうですよね。
 そっちはバリバリ「アクションゲームの要素」が入っているので、「アクションゲームが苦手な人でも楽しめる」とは言えないという。そりゃジャンル名に「アクション」って入っていますしね(笑)。

(関連記事:アドベンチャーゲームってあんまり「冒険している!」感ないよね



○ 「シミュレーションゲーム」ならば遊べる!
 自分は「アドベンチャーゲーム」と「シミュレーションゲーム」は対極にあるジャンルだと思っています。同じように「アクションゲームが苦手な人でも楽しめる」ゲームなんですが、決められたルートを見つけるアドベンチャーゲームと、自分で道を作っていくシミュレーションゲーム。んで、その両方のイイとこどりなのがRPG。



 さて、シミュレーションゲーム。
 このジャンルは色んな作品が出ている割に、アクションゲームにおける『マリオ』とか、RPGにおける『ドラゴンクエスト』みたいな飛びぬけた代表作がないために、人によって「どういうゲームだとイメージしているか」が違うかも知れません。

 一言で言うと、「偉い人になってあれこれ命令するゲーム」です。
 軍隊の指揮官になる『ファミコンウォーズ』『ファイアーエムブレム』。
 市長になって町を作る『シムシティ』。
 戦国大名になって天下統一を目指す『信長の野望』。
 サッカーチームのオーナーや監督になる『サカつく』や『カルチョビット』。

 日本で一番売れたシミュレーションゲームは、恐らく200万本近くを売ったと言われるPSの『ダービースタリオン』ですね。馬主と調教師を合わせたような権限を持った主人公が、強い競走馬を育てていくゲームです。


 アドベンチャーゲームの項でも説明した“ギャルゲー”も、現在の多くはアドベンチャー寄りになってしまいましたが、実は『ときめきメモリアル』『プリンセスメーカー』『ラブプラス』などは恋愛シミュレーションゲームと言えるんですよね。
 『ときメモ』は自分を育成して学園ライフを楽しむゲームで、『プリンセスメーカー』は娘を育成してプリンセスを目指すゲームで、『ラブプラス』は自分とカノジョとの関係を育んでいくゲーム。これらを「偉い人」と呼べるのかは分かりませんが(笑)。


 さっき「日本で一番売れたシミュレーションゲームは『ダビスタ』」って書いたけど、ひょっとしたら『たまごっち』かも知れませんね。『たまごっち』がありなら『トモコレ』とか『シーマン』とか『なめこ』も育成シミュレーションか。『とびだせ どうぶつの森』も村長になるからシミュレーション……?



 このジャンル……
 コマンドを選ぶだけだから「反射神経」は要らないし、遊ぶ度に違う展開になるから「何周でも遊び続けられる」コストパフォーマンスの高さもあって、ウォーシミュレーション系を除けば「敵が出てこない」からノンビリ遊べるとも言えます。もっともっともっと「アクションゲームが苦手な人でも楽しめるゲーム」として認知されて欲しいなぁと思います。


(関連記事:母がシミュレーションゲームにハマった理由
(関連記事:ゲームにストーリーは必要だと思いますか?


 欠点としては、「マニアック」なイメージを持たれているというところでしょうか。
 いくらゲームとして「誰でも楽しめる」と言っても、対象に興味がないとどうしようもないですからね。サッカーに興味がない人が『カルチョビット』を楽しめるのか、歴史に興味がない人が『信長の野望』を楽しめるのか、女のコに興味がない人が『ラブプラス』を楽しめるのか―――――

 ハマるとものすごくハマれるんだけど、ハマれない人はハマれないジャンルとも言えますね。



 あと……シミュレーションゲームの中には、「リアルタイムに動く」リアルタイムストラテジー(RTS)というジャンルも入っていて。これはせわしなく動く状況に合わせて、コマンドを切り替えたりしなきゃならないんで、「アクションゲーム的な要素」とも言えるんですよね。

 いや、これはRTSに限った話でもないですね。
 例えば『カルチョビット』だと、リアルタイムに動く試合の中で選手交代をしなきゃならないし。『A列車』だとリアルタイムに動く時間の中で列車を動かしたり止めたりの指示をしなきゃなりません。ゲームによっては、完全に時間を止めてじっくり考えることが出来るゲームも多いのですが、実際にやってみないと「せわしないゲームなのか」が分からないという点ではRPGとあまり変わらない気もします。



○ 「アクションパズルじゃないパズルゲーム」ならば遊べる!
 “人によって「何がアクションゲームっぽい要素」なのかが違う”という話の続きなんですが……『テトリス』とか『ぷよぷよ』ってバリバリアクションゲームですよね。瞬時に判断して、指を素早く動かして、対戦だったら敵をやっつける――――

 でも、「私はアクションゲームが苦手で遊べないんですよー」と言っている女性が、『テトリス』や『ぷよぷよ』は普通に遊んでいることがありますよね?
 「次々と色んなステージが目まぐるしく変わるアクションゲーム」と、「ずっと同じことを続ける落ちモノパズルゲーム」の違いであって、実はアクション要素の有無は関係ないんじゃないかと思ったりします。『テトリス』は自分との戦いだけど、『マリオ』は「ステージをクリアしなきゃならない」という認識がある、みたいな。



 まぁ……その話は今日の記事には関係ないので置いておいて(笑)。
 『テトリス』や『ぷよぷよ』などの落ちモノパズルゲームや、『ラビ×ラビ』みたいな“敵”の出てくるアクションパズルゲームは―――急いでプレイしなければなりませんから「アクションゲームが苦手な人にはオススメしづらい」ところがあります。

 でも、パズルゲームの中には反射神経の要らない、じっくり考えて遊べるパズルゲームもありますよね。例えば『ピクロス』とか。『倉庫番』とかもそうかな。今大人気の『パズドラ』のパズル部分もそうですよね。時間制限がないからじっくりパズルを考えられる――――




 このジャンル……パッケージソフトではもう厳しいジャンルとなってしまっています。
 他のジャンルのゲームが時代とともに「実写のようなグラフィック」とか「プレイヤーの数ほどパターンが違う育成要素」とか「多彩なモードが入っている」といった進化をしていくのに対して、パズルゲームってあんまり進化の余地がないんですよね。だから、RPGやシミュレーションゲームのように5千円とか6千円のパッケージソフトでは売りにくい。
 『テトリス』にはオンライン対戦を付けられるけど、『ピクロス』にオンライン対戦を付けてもイミないでしょうし。

 なので、一部の人気シリーズを除けば、ダウンロード専売ソフトにシフトしつつあるジャンルだと言えます。ゲーム機用ソフトだけじゃなくて、スマホやタブレット用のアプリも含めれば、果てしない数のパズルゲームが出ていると思います。


 でも、あまりに出すぎていると、その中から「コレ!といった一本」を探すのが大変だという贅沢な悩みが……



○ 「“敵”の出ないゲーム」ならば遊べる!
 もはやジャンルでもなくなってしまったけれど(笑)。
 『どうぶつの森』って実はアクションゲームの要素はかなりあるんですよね。虫を取るのにも、魚を釣るのにも、反射神経が必要です。でも、「アクションゲームが苦手だからどうぶつの森は遊べない」とはなかなか言われません。それは、“敵”が出ないから――――


 『どうぶつの森』、『牧場物語』、『ファミリーフィッシング』、『ゴーバケーション』……これらのゲームには“敵”が出ません。“敵”が出ないということは、ゲームオーバーの概念がなく、「今までプレイしてきたのが全部消えてセーブしたところからやり直しだよー」という事態にはならないんです。

 いや、『どうぶつの森』や『牧場物語』で「春にしか取れないもの」を取り逃がしたら1年待たなきゃならないので、「セーブしたところからやり直し」どころの騒ぎではないんですが(笑)。「アクションゲームが苦手な人」からすると“敵”の存在は大きいそうなんですよね。ゲーム内に脅威があるのがイヤだ、と。


 なので、最近ではそういう“敵”の出ないゲームが人気のジャンルとなっています。
 やっていることはアクションゲームっぽい要素も多いのだけれど、“敵”が出ないだけでこんなに受け入れられる―――という。

(関連記事:『どうぶつの森』にある「アクションゲームとしての達成感」
(関連記事:釣りゲームは何故面白いのか。



 欠点は……
 この手のゲームは「作るのが大変」なので、待っていてもなかなか新作が出ないし、そもそも作ってくれる会社が少ないという点(笑)。『ファミリーフィッシング』と『ゴーバケーション』は不満点を改良した続編をWii Uででも出して欲しいんだけど、もし仮に作っていたとしても発売は再来年辺りだろうか……ゲームパッドだけで遊べる『ゴーバケ』やりたいのう。




○ 「アクションゲームが苦手な人でも遊べるアクションゲーム」ならば遊べる!
 もはや何が何やらですけど……
 「アクションゲームが苦手な人」がたくさんいることはゲームを作っている人だって分かっているのだから、そういう人に向けて作られた「アクションゲーム初心者向けのアクションゲーム」というものもあるんです。

 今日の記事で繰り返し書いていることですけど、「アクションゲームが苦手な理由」は人それぞれ違いますから、アクションゲームでありながら「苦手だと思われがちな理由」を潰したゲームというのがあるんです。


 さきほど書いた『どうぶつの森』なんかは分かりやすい形ですよね。
 “敵”が「苦手な理由」だという人に向けて、“敵”の出ないアクションゲーム。


 『星のカービィ』もアクションゲームとしてはかなりの異色なゲームです。
 ジャンプによるミスや、落下死でのゲームオーバーこそがアクションゲームが「苦手だと言われる理由」だと思い、ずっとプカプカ浮いていられるカービィが主人公という逆転の発想です。もちろん、ジャンプ以外の難しさはあるんで、自分は『カービィ』を「簡単なゲーム」とは思っていないんですけど。

 でも、「アクションゲーム苦手なんですけどカービィだけは出来るんです」という女性って結構いますよね。

(関連記事:ゲーマーは「独自路線」を望むのか、「今まで通り」を望むのか



 また、救済措置のあるアクションゲームもあります。
 「RPGの要素もあるのでアクションゲームが苦手な人でも安心して遊べます」という文言は典型的な『狼少年』だと思いますが、実際にレベル上げさえすればアクションゲームが苦手でもゴリ押し出来るというゲームはあります。
 『ルーンファクトリー3』は、アクションゲームが苦手で『Newマリオ』をワールド1でブン投げた母でも、ウンとレベル上げしてラスボス倒すのはもちろんその後もプレイし続けていました。推奨レベル30のところを60くらいまで上げてから挑むようなプレイスタイルでしたが(笑)。



 問題は、ここでも「実際にプレイしてみないと分からない」ということ。
 人によって「アクションゲームが苦手な理由」が違うので、メーカーが「これなら誰でも遊べるだろう!」と用意したイージーモードでも歯が立たないことがあります。というか、イージーモードで何とかなるような人なら、「アクションゲームが苦手なんです」なんて言わないでしょうしねぇ。

 「体験版」のあるゲームはまずはそれから試すのがイイと思うんですが……
 「体験版」は「体験版」で問題あるよねとも思っているので、自分としては何とも言いがたいところです。この話はまたの機会に気分が乗ったら書こうと思います。





 どんな分野だって饒舌なのは「詳しい人」です。
 「詳しくない人」が語ろうとすると「にわかは黙ってろ」と言われてしまうのがインターネットです。でも、「詳しくない人」にしか見えない世界があって、そういう人達の情報が役に立つ時もあるんです。


 自分は「アクションゲームが好き」という立場から、「アクションゲームが苦手な人」の立場に立ってオススメ出来るゲームを考えようとしました。もちろんそういう行為に意味はないとは言いませんけど、「アクションゲームが苦手な人」がもっともっと「私はアクションゲームが苦手だけどこのゲームはしっかり遊べて楽しかった!」と発言するようになった方が、想像で書いた私の記事なんかよりもよっぽど有益な情報ですよね。


 「アクションゲームが苦手な人でも楽しめるゲーム」がこれだけ出ているんだから、日本のゲーム業界の“中心にいる層”は「アクションゲームが苦手な人」と言うことすら出来ると思うんです。


 つーこって、「アクションゲームが苦手な人」の皆様。
 これから日本のゲーム業界を引っ張るのはきっとアナタ方なので、堂々と発言して、「このゲームが面白かったよ!」と情報発信していってください。


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| ゲーム雑記 | 18:06 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんにちは

周りのアクション苦手な人たちの話を聞いた感じだと、どうも多数のものが動いてるのが駄目な気がします。

落ちモノやどうぶつの森では落ちてくるモノや自キャラor獲物の動きのみに集中でもできますもの。
文中に出てるみんゴルもカーソルだけなんで手軽なイメージなんじゃないでしょうか?

逆にアクションと言わせるものは自キャラ・敵・地形・ギミックなど色々なものの動きを同時に把握しなければならないです。
これが人によって難しく感じるのではないかと。

いつぞ聞いた話と記事で思いつくところがあって書き込んでみました。

| ああああ | 2013/06/24 18:42 | URL |

RPGは「費やした時間がムダにならない」ジャンル目されているのも大きいですね。
自分としてはアクションゲームを1時間やって結局、いつもと同じ場所までしか進めなかったとしても、それを無駄な時間だなどとは思いませんが、そうは思わない人もいるでしょうし。
日本人が農耕民族であることとも関係ありそうです。

| 児斗玉文章 | 2013/06/26 12:24 | URL |

アクションが得意か否かは
マリオのBダッシュジャンプが出来るかどうかが
1つの分岐点になるのかと思っていたり

| 現実ゲーム | 2013/06/28 00:43 | URL |

ドラクエ4のボンモールの牢屋をアクションゲームと感じた(発汗量は常人のマリオ8-4に匹敵すると思う)私にDQ10のアクティブバトルは鬼門。

しっかし海外でアクションの苦手な人はものすごい惨めな思いしてるんだろうなあ。

| 太田卓也 | 2013/07/01 07:03 | URL |

ネットはアクションゲーム不得手な者に肩身狭いので思わず書き込んでしまいました。

アクションゲーム苦手ですが、記事は勿論、確かにコメントの
>多数のものが動いてるのが駄目
>マリオのBダッシュジャンプが出来るかどうか
は確かに駄目だと肯くことしきりでした。

ボタン操作も難しいです。
アナログスティックの倒す角度で歩く走るが変わってしまうのを失敗するのは当然(笑)。
ただでさえリアルタイムで進む情勢に付いていかない思考と反射神経なところにタイミング良く同時に押せと要求してきたりもしますが対応無理。
親指皮剥ける程頑張ったのに上手くいかないので情けなくなってくるレベル。
なので、『ラストストーリー』も一番最初の辺りで挫折してしまったんですよね……ボタン操作が無理で……。

最近はアクション要素持ちのゲームに興味を惹かれてしまうことが多いので体験版プレイしますが、全て撃沈中でもあります。

| 煮魚 | 2014/07/14 21:24 | URL | ≫ EDIT

『みんなのゴルフ』は5と6で体感要素を入れて劣化したのが難点。
3や4でもウルトラバックスピンは全然使わなかったし、むしろ使いこなせる人との差が出て不公平だと思ってたな。

| ああああ | 2014/07/19 04:33 | URL |

巷ではヌルいアクションと評判のGBA「アトムハートの秘密」ですら
攻略できない私は、アクションゲームにかなり向いてない。

| デビるもん | 2016/05/09 18:05 | URL | ≫ EDIT















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